JPH1143425A - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
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- JPH1143425A JPH1143425A JP9201202A JP20120297A JPH1143425A JP H1143425 A JPH1143425 A JP H1143425A JP 9201202 A JP9201202 A JP 9201202A JP 20120297 A JP20120297 A JP 20120297A JP H1143425 A JPH1143425 A JP H1143425A
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Abstract
の外的刺激で傷んだ皮膚や、しみ、そばかすを有する肌
を正常化する。 【解決手段】 本発明の皮膚外用剤は、水分と洗浄成分
と増粘成分又は水分とベース成分を除いた皮膚外用剤成
分として、キチンを85〜95%脱アセチル化したキト
サン0.8〜1.2重量%と、エラスチン4〜10重量
%と、プラセンタエキス4〜10重量%と、ヒアルロン
酸4〜25重量%と、コラーゲン9〜50重量%と、甘
草エキス0.05〜22重量%とを含み、これらの成分
の相乗効果を利用する。
Description
た洗顔剤、基礎化粧品、メークアップ製品、パック等に
適する皮膚外用剤に関するものである。
の外骨格、或いは菌、藻類の細胞壁などに存在するキチ
ンを部分アセチル化したキトサンは、保湿作用及び皮膚
保護作用に優れ、天然由来の高分子物質として皮膚外用
剤の原料に有望視されている。従来、この種のキトサン
を配合してなる皮膚外用剤として、キチンを脱アセチル
化した部分N−アセチル化キトサン、又は部分N−アセ
チル化キトサンオリゴ糖を有効成分とするメラニン色素
抑制剤が提案されている(特開平2−262504)。
このメラニン色素抑制剤は、人の皮膚のしみ、そばかす
等のメラニン色素の生成による黒色色素が皮膚表面に現
出する現象に関与する重要な酵素であるチロシナーゼを
阻害し、メラニン色素の生成を安全かつ有効に防止す
る。このためこのメラニン色素抑制剤を有効成分とする
化粧料や外用剤は、顕著に肌に美白効果を示し、また人
の皮膚上に現れる黒色色素の沈着を防止又は治療し、し
かも消炎性のある医療上の効果も示す特長がある。
色素抑制剤は、人の皮膚上に現れる軽微な黒色色素の沈
着を防止又は治療する効能があるが、その程度が著しい
場合の美白作用や、紫外線等の外的刺激で傷んだ皮膚を
正常化するには、不十分であった。本発明の目的は、日
焼けを抑制して美白効果が高く、紫外線等の外的刺激で
傷んだ皮膚や、しみ、そばかすを有する肌を正常化する
皮膚外用剤を提供することにある。
水分と洗浄成分と増粘成分又は水分とベース成分を除い
た皮膚外用剤成分として、キチンを85〜95%脱アセ
チル化したキトサン0.8〜1.2重量%と、エラスチ
ン4〜10重量%と、プラセンタエキス4〜10重量%
と、ヒアルロン酸4〜25重量%と、コラーゲン9〜5
0重量%と、甘草エキス0.05〜22重量%とを含む
ことを特徴とする皮膚外用剤である。牛や羊などの胎盤
から抽出されるプラセンタエキスを配合することによ
り、活性酸素除去作用を生じ、キトサンのメラニン色素
を抑制することによる皮膚の美白作用が増強される。ま
たキトサンとともにエラスチン、ヒアルロン酸及びコラ
ーゲンを配合することにより、皮膚の細胞に活性が賦与
される。更に甘草エキスを配合することにより皮膚の美
白と保湿の両作用を生じる。上記6成分の相乗効果によ
り、本発明の目的を達成し得る。
増粘成分又は水分とベース成分を除いた皮膚外用剤成分
として、上記請求項1に係る皮膚外用剤の成分に加え
て、アラントイン1〜10重量%と、ピロリドンカルボ
ン酸ナトリウム4〜25重量%と、混合植物エキス7〜
25重量%を含むことを特徴とする皮膚外用剤である。
アラトインを配合することにより、紫外線等による皮膚
の外的炎症の消炎作用を生じ、ピロリドンカルボン酸ナ
トリウムを配合することにより、皮膚の保湿作用が増強
される。また混合植物エキスを配合することにより、皮
膚細胞の活性化が増強され、皮膚の小じわが解消され
る。
載した混合植物エキスがアルニカ、キューカンバー、セ
イヨウキズタ、セイヨウニワトコ、ゼニアオイ、パリエ
タリア、オランダカラシ、サボンソウ、ゴボウ、セー
ジ、レモン、オトリギソウ、ハマメリス、ブドウ葉及び
マロニエからなる群より選ばれた2種以上の植物のエキ
スである皮膚外用剤である。上記に例示する植物のエキ
スを混合したものが、皮膚細胞の活性化と皮膚の小じわ
の解消に効果的である。
水分と洗浄成分と増粘成分又は水分とベース成分を除い
た皮膚外用剤の成分のうち、0.8〜1.2重量%含ま
れる。脱アセチル化度が85%未満であったり、含有量
が0.8重量%未満では美白作用や皮膚細胞の活性化に
乏しく、1.2重量%を越えると皮膚障害が発生する恐
れがある。好ましくは0.9〜1.1重量%である。ま
たエラスチンは、水分と洗浄成分と増粘成分又は水分と
ベース成分を除いた皮膚外用剤の成分のうち、4〜10
重量%含まれる。4重量%未満では皮膚細胞の活性化に
乏しい。プラセンタエキスは、水分と洗浄成分と増粘成
分又は水分とベース成分を除いた皮膚外用剤の成分のう
ち、4〜10重量%含まれる。4重量%未満では活性酸
素除去作用又は美白作用に乏しく、10重量%を越える
と栄養過剰となり、にきび、吹出物を生じる恐れがあ
る。好ましくは6〜8重量%である。またヒアルロン酸
は、水分と洗浄成分と増粘成分又は水分とベース成分を
除いた皮膚外用剤の成分のうち、4〜25重量%含まれ
る。4重量%未満では皮膚細胞の活性化に乏しい。好ま
しくは6〜20重量%である。コラーゲンは、水分と洗
浄成分と増粘成分又は水とベース成分を除いた皮膚外用
剤の成分のうち、9〜50重量%含まれる。9重量%未
満では皮膚細胞の活性化に乏しく、50重量%を越える
と皮脂腺を閉塞し好ましくない。好ましくは15〜45
重量%である。甘草エキスは、水分と洗浄成分と増粘成
分又は水分とベース成分を除いた皮膚外用剤の成分のう
ち、0.05〜22重量%含まれる。好ましくは1〜1
5重量%である。0.05重量%未満では皮膚の美白と
保湿の両作用に乏しく、22重量%を越えるとべたつき
感が強くなりすぎる。
粘成分又は水分とベース成分を除いた皮膚外用剤の成分
のうち、1〜10重量%含まれる。1重量%未満では皮
膚の消炎作用に乏しく、10重量%を越えると副作用を
生じる恐れがある。好ましくは2〜6重量%である。ピ
ロリドンカルボン酸ナトリウムは、水分と洗浄成分と増
粘成分又は水分とベース成分を除いた皮膚外用剤の成分
のうち、4〜25重量%含まれる。4重量%未満では保
湿作用に乏しく、25重量%を越えるとべたつき感が強
くなりすぎる。好ましくは6〜20重量%である。混合
植物エキスは、水分と洗浄成分と増粘成分又は水分とベ
ース成分を除いた皮膚外用剤の成分のうち、7〜25重
量%含まれる。7重量%未満では皮膚細胞の活性化や皮
膚の小じわが解消されにくく、25重量%を越えると上
記成分との相乗効果を損う。好ましくは10〜23重量
%である。
ペースト状、粉末状、固体状などいろいろな形態を有す
る皮膚用化粧品に使用される。例示すれば、洗顔ジェ
ル、洗顔クリーム、洗顔ソープ等の洗顔剤や、化粧水、
乳液、アクネローション、ハンドクリーム、コールドク
リーム、モイスチャークリーム、エモリエントクリー
ム、制汗剤、制臭剤、ボディーローション等の基礎化粧
品や、アフターシェーブローション、シェービングクリ
ーム、ニキビ用品、サンタン製品、日焼け止め製品等の
皮膚保護化粧品や、おしろい、ファンデーション、口
紅、頬紅、アイメークアップ等のメークアップ製品等に
用いられる。
る。 <実施例1>次の表1に示す組成からなる洗顔ジェルを
用意した。キトサンはキチンを90%脱アセチル化した
ものを使用した。また混合植物エキスAは、アルニカ、
キューカンバー、セイヨウキズタ、セイヨウニワトコ、
ゼニアオイ、バリエタリアの混合エキスであり、混合植
物エキスBは、オランダカラシ、サボンソウ、ゴボウ、
セイヨウキズタ、セージ、レモンの混合エキスである。
また混合植物エキスCは、アルニカ、オトギリソウ、セ
イヨウキズタ、ハマメリス、ブドウ葉、マロニエの混合
エキスである。
含んでいない以外は実施例1と同一の、表2に示す組成
からなる市販の洗顔ジェルを比較例1とした。
焼けし、顔にしみの現れた男女8名からなる16人のモ
ニターを男女4名からなる8人のグループ2つに分け、
一方のグループのモニターには実施例1の洗顔ジェル
で、他方のグループのモニターには比較例1の洗顔ジェ
ルでそれぞれ洗顔して貰い、顔の症状を評価して貰っ
た。その結果を表3に示す。
ェルは、比較例1の洗顔ジェルと比べて、美白作用、紫
外線による皮膚の炎症、しみの回復作用において、優れ
ていた。
エモリエントクリームを用意した。キトサン、混合植物
エキスA、B及びCは実施例1と同じものを使用した。
含んでいない以外は実施例2と同一の、表5に示す組成
からなる市販のエモリエントクリームを比較例2とし
た。
エモリエントクリームを中高年の男女それぞれ5名から
なる10人のモニターに使用して貰った。比較例2のエ
モリエントクリームを先に30日間使用した後、次に実
施例2のエモリエントクリームを30日間使用して貰っ
た。その結果を表6に示す。
は実施例2及び比較例2とも同様に効果的であった。そ
れ以外の項目については実施例2の方が比較例2に比べ
て優れていた。
クリームパックを用意した。キトサン、混合植物エキス
A、B及びCは実施例1と同じものを使用した。
含んでいない以外は実施例3と同一の、表8に示す組成
からなる市販のクリームパックを比較例3とした。
クリームパックをそばかすの比較的多い色黒の男女それ
ぞれ10名からなる20人のモニターを男女5名からな
る10人のグループ2つに分け、一方のグループのモニ
ターには実施例3のクリームパックを、他方のグループ
のモニターには比較例3のクリームパックを使用して貰
い、顔を症状を評価して貰った。その結果を表9に示
す。
しみ、そばかすの解消作用、しっとり感、潤い感すべて
において、実施例3の方が比較例3に比べて優れてい
た。
は、キトサン、エラスチン、プラセンタエキス、ヒアル
ロン酸、コラーゲン、甘草エキス等の成分の相乗効果に
より、日焼けを抑制して美白効果が高く、紫外線等の外
的刺激で傷んだ皮膚や、しみ、そばかすを有する肌を正
常化する優れた効果を奏する。
Claims (3)
- 【請求項1】 水分と洗浄成分と増粘成分又は水分とベ
ース成分を除いた皮膚外用剤成分として、キチンを85
〜95%脱アセチル化したキトサン0.8〜1.2重量
%と、エラスチン4〜10重量%と、プラセンタエキス
4〜10重量%と、ヒアルロン酸4〜25重量%と、コ
ラーゲン9〜50重量%と、甘草エキス0.05〜22
重量%とを含むことを特徴とする皮膚外用剤。 - 【請求項2】 水分と洗浄成分と増粘成分又は水分とベ
ース成分を除いた皮膚外用剤成分として、キチンを85
〜95%脱アセチル化したキトサン0.8〜1.2重量
%と、エラスチン4〜10重量%と、プラセンタエキス
4〜10重量%と、ヒアルロン酸4〜25重量%と、コ
ラーゲン9〜50重量%と、甘草エキス0.05〜22
重量%と、アラントイン1〜10重量%と、ピロリドン
カルボン酸ナトリウム4〜25重量%と、混合植物エキ
ス7〜25重量%を含むことを特徴とする皮膚外用剤。 - 【請求項3】 混合植物エキスがアルニカ、キューカン
バー、セイヨウキズタ、セイヨウニワトコ、ゼニアオ
イ、パリエタリア、オランダカラシ、サボンソウ、ゴボ
ウ、セージ、レモン、オトリギソウ、ハマメリス、ブド
ウ葉及びマロニエからなる群より選ばれた2種以上の植
物のエキスである請求項2記載の皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9201202A JPH1143425A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9201202A JPH1143425A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 皮膚外用剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1143425A true JPH1143425A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16437048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9201202A Pending JPH1143425A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1143425A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-07-28 JP JP9201202A patent/JPH1143425A/ja active Pending
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