JPH11428A - 制動装置付き移動装置 - Google Patents

制動装置付き移動装置

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JPH11428A
JPH11428A JP9151918A JP15191897A JPH11428A JP H11428 A JPH11428 A JP H11428A JP 9151918 A JP9151918 A JP 9151918A JP 15191897 A JP15191897 A JP 15191897A JP H11428 A JPH11428 A JP H11428A
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brake
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    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C17/00Roller skates; Skate-boards
    • A63C17/12Roller skates; Skate-boards with driving mechanisms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C17/00Roller skates; Skate-boards
    • A63C17/01Skateboards

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  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン付きスケートボードなどの簡易な移
動装置に適した簡易で安全な制動装置付きの移動装置を
提供する。 【解決手段】 制動レバー51を握ると伝達経路60に
設けられたブレーキ63が解除されるようにする。これ
により、ブレーキ63でパーキングブレーキとしての機
能を発揮でき、さらに、移動装置からユーザーが落ちて
制動レバー51を放すと自動的にブレーキがかかるの
で、移動装置の暴走を未然に防止できる。このため、悪
路などを走破して楽しむのに適した制動装置付きの移動
装置を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制動装置を備えた
移動装置に関し、特に、自走式のスケートボードのよう
な簡易な移動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自転車やバイクのような簡易な移動装置
は手で操作可能なブレーキを備えており、操作レバーを
手で握ってブレーキをかけている。
【0003】ローラーに支持されたボード上に足を載せ
て乗員(ユーザー)が立って乗り、バランスを取りなが
ら適当な方向に移動できるスケートボードが知られてお
り、このスケートボードには手で操作可能なブレーキは
装着されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】スケートボードにエン
ジンなどの駆動装置を搭載して自走可能とし、平地でも
楽に移動できるようにした移動装置や、簡易な構成のフ
レームにエンジンを搭載して自走できるようにした移動
装置など、個人ベースの移動手段や、スポーツやレジャ
ー用の装置として使用可能な簡易な移動装置が開発され
つつある。これらの移動装置を安全に使用するためには
制動装置を設けることが望ましい。
【0005】そこで、本発明においては、これらの簡易
な移動装置に適した、簡易な構成で、安全性の高い制動
装置の付いた移動装置を提供することを目的としてい
る。さらに、乗員が体重の移動を誤ったり、操作ミスで
移動装置から離れざるをえないような状態になったとき
に暴走を未然に防止できる制動装置付きの移動装置を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の移動
装置においては、制動装置を制御可能な制御レバーであ
って、制御レバーを握ったときにブレーキが解除され、
制御レバーを放すとブレーキがかかる従来の自転車など
のブレーキレバーと反対に動作する制御レバーを設ける
ようにしている。すなわち、本発明の移動装置は、前後
に配置された複数の車輪と、これらの車輪によって支持
された少なくとも1人の乗員を搭載可能なフレーム体
と、車輪の少なくとも1つの回転を制動可能な制動装置
と、制動装置を制御可能な制御レバーとを有し、この制
御レバーを握ると制動装置が解除されることを特徴とし
ている。従って、本発明の移動装置は、スケートボード
で体重移動に失敗したときなどのようにユーザーが移動
装置から離れざるを得なくなって乗員(ユーザー)が制
御レバーを放すと自動的にブレーキがかかるので、ユー
ザーに制御されない状態で移動装置が暴走するのを未然
に防止できる。従って、自走式のスケートボードなどの
ようなスポーツ性あるいはレジャー性の高い簡易な移動
装置や、悪路および急斜面などの走行を楽しむ移動装置
に適しており、より安全に走行を楽しむことができる。
【0007】また、ユーザーが制御レバーを放すと自動
的に制動装置が働くので、ユーザーが移動装置から離れ
た付近で移動装置は自動的に停止する。従って、移動装
置の回収が容易であり、追跡などのために無駄な労力を
かけずに済む。特に、3輪車や4輪車などの簡易型の移
動装置は、自転車などの2輪車と異なりの姿勢が安定し
ているのでユーザーが乗っていなくても自走する可能性
が高い。従って、本発明の制御レバーを放すと働く制動
装置(ブレーキシステム)を設けておくことにより、暴
走を未然に防止することができる。
【0008】さらに、本発明の移動装置は、制御レバー
から手を放すとブレーキがかかった状態となる制動装置
(ブレーキシステム)を採用しているので、斜面などに
おいても制御レバーを握らない限り動きだすことはな
く、パーキングブレーキとしても使用することができ
る。
【0009】本発明の制御レバーは、車輪の少なくとも
1つを駆動可能な駆動装置の調速制御用として使用する
ことも可能であり、この場合は、制御レバーを握ると駆
動装置の回転数が上昇するようにすることが望ましい。
これにより、制御レバーを握るとブレーキが解除されて
駆動装置の回転数が上昇するスタート時の一連の操作が
可能となる。また、制御レバーを放すと、駆動装置の回
転数が低下し、ブレーキがかかる停止時の一連の操作が
可能となる。さらに加速や減速は、制御レバーが適当な
位置になるように握ることによって制御することができ
る。従って、制御レバー1本で、加速、減速および停止
といった操作を全て行うことができ、簡易な移動装置に
適した制動装置および駆動装置の制御システムを形成で
きる。
【0010】制動装置は、個々の車輪に設けてももちろ
ん良いが、駆動装置から駆動力を車輪に伝達する伝達経
路に設置することも可能であり、できるだけ駆動装置に
近い位置に制動装置を配置することにより、車輪回りの
構成が複雑になるのを防止できる。また、制動装置を分
散させずに駆動装置の近くに配置できるので、これらを
一括した制御も行い易くなる。
【0011】傾斜面を走行する機会の多い移動装置など
には、ワンウェイクラッチを伝達経路に設置することが
有効であり、その場合は、制動装置に対し駆動装置の側
にワンウェイクラッチを設置し、制動装置の機能を阻害
しないようにすることが望ましい。また、制動装置に対
し駆動装置の側の伝達経路に遠心クラッチを設けること
により、制御レバーを握って駆動装置の回転数を上げた
ときにスムーズに駆動力を車輪に伝えることができる。
【0012】このような移動装置のフレーム体に足載部
を設けることにより、立ち乗りができ、乗員が体重を移
動することによってフレーム体の進行方向を制御するこ
とが可能となる。従って、制御レバーもフレーム体の上
方に延びたフレキシブルな部材により支持することによ
り、立ち乗りしたユーザーが自然な姿勢で制御レバーを
握り、ブレーキおよびエンジンの制御ができるようにす
ることが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1に、本発明に係る移動装置の
概要を示し、図2に本例の移動装置1にユーザーが乗っ
て走行する様子を示してある。さらに、図3に、本例の
移動装置1の概略構成を展開して示してある。本例の移
動装置1は、前後に配置された2組の車輪2aおよび2
b、3aおよび3bと、これらの車輪をそれぞれ接続す
るパイプ状のシャフト4および5と、これらのシャフト
4および5を接続するパイプ状のフレーム6とを備えて
おり、これら2本のシャフト4および5とフレーム6と
がほぼH字型に組み合わさってフレーム体7を形成して
いる。さらに、フレーム6には、ユーザー(乗員)が足
を載せて立って乗ることができる足載板10aおよび1
0bが取り付けられており、ユーザーが体重を移動する
ことによって方向を定めながら走行できるようになって
いる。
【0014】本例の移動装置1の後方のシャフト5に
は、30〜50cc程度の小型のガソリンエンジン30
が搭載されており、このエンジン30の回転力が駆動ベ
ルト40を介して後方の車輪3bに伝達され、エンジン
30の駆動力によって移動装置1が自走できるようにな
っている。さらに、エンジン30の上方には、フレキシ
ブルチューブや他のコイル状に巻かれた金属製の部材な
どによってフレキシブルに可動する支持部材50が延び
ており、その先端に制御用のレバー50が取り付けら
れ、ユーザーがフレーム6に立ち乗った状態でエンジン
30の操作ができるようになっている。
【0015】これらのシャフト4および5の中央部に接
続された前後に延びたフレーム6は、中央部6aが水平
に延びたパイプ状の部材で形成され、その前後の端6b
および6cが水平な中央部6aからほぼ45度の角度で
鉛直上方に向かって傾きシャフト4および5に繋がる接
続部分となっている。従って、図4に本例の移動装置1
の側方断面で示してあるように、フレーム6はシャフト
4および5に対し下方に位置して重心が低く安定したフ
レーム体7を構成できるようになっている。また、フレ
ーム6に対しシャフト4および5を上方にセットできる
ので、フレーム体の重心を高くせずに径の大きな車輪を
装着することが可能であり、凹凸の乗り越え性が良く、
細かな凹凸にそれほど左右されずに悪路でも走行できる
ようになっている。
【0016】フレーム6の中央部6aの前後に取り付け
られた2枚の足載板10aおよび10bには、適当な位
置にユーザー70の脚部71をホールドできるホルダー
12を取り付けられるようになっており、このため、ホ
ルダー12を適当な角度で装着できる位置に取り付け孔
11が用意されている。従って、各ユーザーは、自己の
操作に適した角度でホルダー12を足載板10aおよび
10bに取り付け、そのホルダー12の内部に脚部71
をセットして搭乗することができる。そして、足載台1
0aおよび10bに立ち乗った状態で、左右あるいはそ
の他の適当な方向に自己の体重を移動(シフト)して、
フレーム6およびシャフト4および5に印加される荷重
バランスを調整するができ、これによって適当な方向に
移動装置1の進行方向を変えられるようになっている。
【0017】このため、本例の移動装置1は、フレーム
6の動きをシャフト4および5にスムーズに伝達できる
ように弾性的な動きを行う接合部20aおよび20bを
介して接続されており、シャフト4および5が体重のシ
フトに伴って適当な角度で旋回できるようになってい
る。フレーム6をシャフト4および5に接続する本例の
接合部20aおよび20bは同じ構造が採用されてお
り、フレーム6の左右にバネ21とダンパー(ショック
アブソーバー)22が配置され、これらを介してシャフ
ト4および5とフレーム6が接続されている。従って、
フレーム6の足載板10aおよび10bに乗ったユーザ
ーが体重を左右に動かしてフレーム6が捩じられると、
ほぼ45度方向に延びたフレーム6の接続部分6bが旋
回し、これに伴ってバネ21の一方が縮み他方が延び
る。そして、これらのバネ21の力に呼応してシャフト
4および5は荷重された側(体重のかけられ側)に寄る
ように旋回し、所望の方向にフレーム体7の進行方向を
制御することができる。このように、本例の移動装置1
は、スケートボードやスノーボードと同様に体重を移動
することにより進行方向を変えることできる。さらに、
体重の移動に伴うバネ21の揺れ戻しはダンパー22に
よって防止することができ、左右にカーブが連続する場
合でもスムーズに方向を変えることができる。
【0018】この接合部20aおよび20bは、路面の
凹凸などによる衝撃を吸収する機能も果たしており、バ
ネ21とダンパー22との組合せによって柔軟に、そし
て、揺れが少ないように吸収できる。従って、悪路や段
差、さらにカーブする場所を走行しても足載板10aお
よび10bに立ち乗っているユーザーに対する影響は少
なく、安定した走行を楽しむことができる。これらのバ
ネ21およびダンパー22の特性は、バネ21およびダ
ンパー22を取り付けるボルト25で調整することがで
き、フレーム6と接合部20aおよび20bの接続状態
も、フレーム6の先端を接合部20aおよび20bに取
り付ける部分にゴムパッキンなどの慴動部材を入れて調
整することができる。従って、本例の移動装置1の走行
特性は、調整用のボルト25などを動かすことによって
調整することが可能であり、ユーザーの好みや路面の状
態に合わせてセットすることができる。
【0019】図5に、本例の移動装置1に装着されたエ
ンジン30の周囲の構成を模式的に示してある。本例の
移動装置1は、ガソリンエンジン30が採用され、その
エンジン30がサポート板31によって後方のシャフト
5に支持されている。このエンジン30の回転力は、回
転数が上昇すると繋がる遠心クラッチ61と、前方への
駆動力のみ伝達するワンウェイクラッチ62と、ディス
クブレーキ63と、駆動ベルト40とを備えた伝達装置
60を介してシャフト5の一方の車輪3bに伝達され
る。これら遠心クラッチ61、ワンウェイクラッチ6
2、ディスクブレーキ63、駆動ベルト40、および駆
動ベルト40を回転駆動するプーリー41を備えた伝達
装置(伝達経路)60もサポート板32によって後方の
シャフト5に支持されている。さらに、このシャフト5
をエンジン30の排気口39と接続して消音用マフラー
として使用できるようになっており、シャフト5に設け
られた接続口5aとエンジンの排気口39がビニールパ
イプ38によって接続されている。シャフト5には細い
内管5bが挿入されており、チャンバーとしての機能が
付加され、消音効率が上げられている。
【0020】このように、本例の移動装置1は、エンジ
ン30および伝達系統60が共に後方のシャフト5に取
り付けられ、後方のシャフト5の車輪3bを動力輪とし
て駆動できるようにしている。従って、フレーム6に乗
ったユーザーが体重を移動してシャフト5が旋回する
と、車輪3bと共にエンジン30および伝達系統60も
シャフト5に追従して動き、車輪3bとエンジン30お
よび伝達系統60との相対的な位置関係は変わらないの
で、車輪3bに対しエンジン30の駆動力を安定して伝
達することができる。また、車輪3bに取り付けられた
受動プーリー42に駆動ベルト40を装着して車輪3b
を回転駆動するようにしているので、車輪3bとシャフ
ト5はベアリング8を介して極めてシンプルに接続する
ことが可能であり、シャフト5自体はドライブシャフト
のように回転駆動する必要がない。従って、シャフト5
にエンジン30および伝達系統60を搭載することが可
能であり、また、シャフト5とフレーム6とを上述した
ような接合部20bで繋いで、シンプルで操作感が良
く、軽く、低コストのフレーム体7を構成することがで
きる。
【0021】さらに、本例の移動装置1は、ブレーキ6
3を車輪3bへ設けるのではなく、伝達経路60のワン
ウェイクラッチ62からの動力を駆動ベルト40に伝達
する経路に設けてある。従って、車輪3bの周囲の構成
をシンプルに保ったまま制動機能を付加できており、操
作性能を犠牲にすることなく、低コストで安全な移動装
置1を提供することができる。すなわち、駆動装置に近
い動力の伝達経路60にブレーキ63(制動装置)を配
置することにより、フレーム体7、車輪回りなどにブレ
ーキ装置やワイヤーを新たに配置することなく制動機能
を付加することが可能である。従って、このような動力
伝達系統に制動装置を装着する手法は、本例の移動装置
1のような簡易な移動装置に適している。本例に限ら
ず、スケートボード自体にエンジンユニットをアドオン
したような簡易型の移動装置においても、付加するエン
ジンユニット側の伝達経路に制動装置を設けることが可
能であり、簡単に制動機能を用いることができる。ま
た、ワンウェイクラッチ62の下流側にブレーキを設け
ることにより、確実に車輪3bを制動することができ、
伝達経路60にワンウェイクラッチと制動装置を共存さ
せることも可能である。
【0022】本例の移動装置1のディスクブレーキ63
の操作は、エンジン30の上方にフレキシブル部材50
によって支持された制御レバー51からブレーキパッド
64に延びた制御ワイヤー52を介して行われるように
なっている。制御レバー51を放した状態ではブレーキ
63が働いて停止し、制御レバー51を握るとブレーキ
63が開放されて車輪3bが動きだすようになってい
る。従って、ユーザーが制御レバー51を操作しない限
りブレーキ63は外れず、勝手に移動装置1が動きだす
ことがない。また、斜面などに単に置いてもフレーム体
7が自らは動きださないので、本例のブレーキ63はパ
ーキングブレーキとしての機能も備えている。また、操
作しないかぎりブレーキ63が働くので、ブレーキの欠
け忘れも防止できる。さらに、フレーム6に立ち乗りし
ているユーザーがバランスを崩したり操作を誤って、移
動装置1を離脱する際に制御レバー51から手を放すと
制御ワイヤー52が開放され、ブレーキパッド64がバ
ネなどの力によって働き自動的にブレーキがかかる。従
って、本例の移動装置1は、制御されない状態で移動装
置1が暴走するのを未然に防止できるので、スポーツや
レジャー用品として使用しても安全であり、悪路や急な
斜面などの不安定な状態になりやすい場所でも安心して
走行を楽しむことができる。さらに、ユーザーがバラン
スを崩すなどの原因により移動装置1から離れると、そ
の地点の近傍で移動装置1はブレーキが働いて停止する
ので移動装置1の回収も容易である。
【0023】このように、本例の制動装置63は、握る
とブレーキが開放される制御レバー51を採用すること
により、通常の停止あるいは減速する機能と、パーキン
グブレーキとしての機能と、さらに、非常用ブレーキと
しての機能を兼ね備えることができる。1つの制動シス
テムでこれらの機能をカバーできるので、ブレーキシス
テムを簡易化することが可能であり、簡易な移動装置に
適した低コストで高機能のブレーキシステムを実現する
ことができる。もちろん、ディスクブレーキを2重化す
るなどの処理により信頼性をさらに高めることも可能で
ある。
【0024】制御レバー51から延びた制御ワイヤー5
2は、エンジン30の調速制御機構であるスロットルコ
ントロールレバー35にも接続されており、制御レバー
51を握るとエンジン30の回転数が上昇し、一方、制
御レバー51を放すとエンジンの回転数が低下するよう
になっている。従って、本例の移動装置1は、制御レバ
ー51を握ると、ブレーキ63が開放されると共にエン
ジン30の回転数が上昇し、遠心クラッチ61が繋がっ
て動力が車輪3bに伝達される。このため、移動装置1
が動きだす。一方、制御レバー51を放すと、エンジン
30の回転数が低下して遠心クラッチ61が離れて動力
が車輪3bに伝達されなくなり、ブレーキ63が働いて
移動装置1は停止する。従って、ユーザーが移動装置か
ら投げ出されたような場合には、制御レバー51から手
を放すことによって、自動的にエンジン30の出力が低
下しブレーキ63が働くので、確実に移動装置を停止さ
せることができる。
【0025】本例の移動装置1は、上述したように、伝
達経路60に制動装置(ブレーキ)63が設置されてお
り、エンジン30とブレーキ63が接近して配置されて
いる。従って、これらを1つの制御レバーから共通した
制御経路をそれぞれの近傍まで設置できるので、1つの
制御レバーで連動した制御をするのに適した配置となっ
ている。例えば、本例のように制御レバー51に繋がっ
た1つの制御ワイヤー52でブレーキ63とエンジンの
スロットルコントロールレバー35を接続し、簡単な機
構でこれらを制御レバー51で連動して制御することが
できる。もちろん、適当なリンクなどを介してブレーキ
63とエンジン30の制御機構を接続することも可能で
ある。さらに、エンジン30および伝達経路60を制動
機構63も含めてユニット化できるので、追設(アドオ
ン)可能な動力ユニットとして提供することも可能であ
り、これらを制御レバー51で一括制御できるのでアド
オンされた動力ユニットの制御も非常に簡単である。
【0026】図6に、本例のブレーキシステム(制動装
置、制動システム)における制御レバー51の操作量に
対するブレーキ63およびエンジン30の応答を模式的
に示してある。制御レバー51が操作されていないと
き、すなわち、ユーザーが移動装置1に乗っていないと
き、あるいは、制御レバー51を握っていてもレバーに
力が入っていないときは、100%の制動力が得られる
ようになっている。そして、制御レバー51の操作量を
増すと、徐々にブレーキ63の制動力が減少する。一
方、エンジン30は、制御レバー51が操作されていな
いときはアイドリング状態であり、遠心クラッチ61に
よって伝達経路60に動力が伝達されないようになって
いる。そして、制御レバー51の操作量を増すと、エン
ジン30の回転数が上昇し、適当な操作量のところで遠
心クラッチ61が繋がり伝達経路60に動力が伝達され
る。
【0027】さらに制御レバー51の操作量を増すと、
ブレーキ63の制動力が0%になり、その後は制御レバ
ー51を操作量に応じてエンジン30の出力が増すの
で、適当な速度で移動装置1を駆動することができる。
このように、制御レバー51の握り量(操作量)によっ
て、ブレーキ63の効き具合やエンジン30の回転数
(エンジン出力)を自由に制御することができ、本例の
移動装置1は制御レバー51だけでアクセルおよびブレ
ーキ系統の簡単が操作できる。従って、一方の手をエン
ジンおよびブレーキの操作に使い、他方の手を体重のシ
フトや体のバランスを取るためなどに利用できるので、
体重をシフトしながら走行方向を制御する本例のような
移動装置には特に適している。また、制御レバー51は
立ち乗りしたときに手で保持できる適当な高さにフレキ
シブルな部材50によって支持されているので、ユーザ
ーは制御レバー51を握りながら立った状態で体重を移
動することが可能であり、さらに、制御レバー51もあ
る程度の範囲で自由に動かせるので、楽な姿勢で移動装
置1を自由に制御することができる。また、制御レバー
51は、その荷重がフレキシブル部材50によって支持
されているので、腕の負担も少なく、疲労も軽減でき
る。
【0028】このような制御レバーを用いたブレーキお
よびアクセルの操作は、本例のような体重シフトを伴う
簡易な移動装置に限らず、他の移動装置においても有用
である。例えば、ハンドル操作で走行方向を定める移動
装置においては、上述した制御レバーをハンドルに装着
しておけば、片手でブレーキ、アクセルおよび走行方向
の制御を行うことができる。また、制御レバーとブレー
キおよびアクセルの応答特性は図6に示したものに限定
されることはなく、操作量に対しブレーキおよびアクセ
ルの特性もリニアに変化するものに限られない。図6で
は、制動力と駆動力が同時に得られる領域を設けてスム
ーズな発進が行い易いようにしてあるが、このような領
域を無くすことももちろん可能であり、ワンウェイクラ
ッチを用いて斜面を滑走する場合などには適している。
この他にも制動レバーの操作量に対するブレーキおよび
エンジンの応答特性は自由に変えることができる。
【0029】このように、本例の移動装置1は、スケー
トボードやスノーボードと同様に体重移動によって走行
方向を自由に制御でき、また、制御レバー51によって
駆動力および制動力を制御することができる。従って、
平面や上り傾斜でも体重を移動しながら自由に走行する
ことができる。さらに、制御レバー51が開放されると
ブレーキが働くシステムを採用しているので、急な傾斜
や悪路、あるいは荒れ地などの不安定な場所をスポーツ
やレジャー的に乗り回しても移動装置1が暴走すること
はなく、そのような場所でも安全に走行を楽しむことが
できる。従って、本例の移動装置1は、冬季にスノーボ
ードを楽しむユーザーなどが夏季に楽しめるレジャー用
装置あるいはスポーツ用装置として利用できる。また、
足載板10aおよび10bに立って乗り適当な距離を楽
に移動でき、小型で収納場所や移動場所を取らず、さら
に安全で簡単にブレーキおよびエンジンを操作できる制
御レバーを採用してるので遊園地や空港ビル内などの適
当な広さのエリア内を移動する個人ベースや少人数ベー
スの輸送手段などとしても広く利用することができる。
【0030】なお、本例ではエンジンが搭載された移動
装置を例に説明しているが、液体燃料を燃焼するタイプ
のエンジンの変わりにバッテリーなどの電源で動作する
モーターを駆動装置とする移動装置に対しても本発明を
適用できることはもちろんである。また、本例は、パイ
プ状のシャフトおよびフレームが組み合わされたフレー
ム体を用いた移動装置を例にしているが、板状の部材を
主にフレーム体が構成されたスケートボードにエンジン
をマウントしたような移動装置であってももちろん良
い。さらに、立ち乗りタイプの移動装置に限らず、シー
トが搭載されたフレーム体を備えた移動装置にも本発明
を適用することも可能である。さらに、1人用の移動装
置に限らず、複数人が乗車可能な移動装置にも本発明を
適用できる。また、駆動装置が搭載されていない移動装
置に対しても本例のブレーキシステムは効果が高い。
【0031】また、伝達経路も本例に限定されることは
なく、駆動ベルトの変わりにドライブシャフトを用いた
伝達経路などを備えた移動装置にも本発明を適用するこ
とができる。さらに、伝達経路からワンウェイクラッチ
を除くことも可能であり、また、遠心クラッチの変わり
に同等の制御を行う装置を用いることも可能である。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の移動装
置は、制御レバーを握ると解除される制動装置を採用し
ており、移動装置を停止するために利用できると共に、
パーキングブレーキとして利用することができる。従っ
て、本発明の移動装置は、制御レバーを操作しないかぎ
り動かないので安全であり、また、ブレーキのかけ忘れ
も防止できる。さらに、荒れ地などを乗り回した際に移
動装置から落ちて制御レバーを放すと自動的にブレーキ
が作用し、また、エンジン出力も低下するようになって
いるので、移動装置を確実に停止することができ、暴走
を未然に防止することが可能である。このように、本発
明により、平坦な面や上り坂、さらには悪路などを走破
でき、安全に走行を楽しむことができる移動装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る立ち乗り式の移動装
置の外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示す移動装置に乗員(ユーザー)が乗っ
た状態を示す図である。
【図3】図1に示す移動装置の主な部材を展開して示す
展開斜視図である。
【図4】図1に示す移動装置を側方から見た断面図であ
る。
【図5】図1に示す移動装置のエンジンの周囲の構成を
模式的に示す図である。
【図6】制御レバーとブレーキおよびエンジンの応答の
概要を示す図である。
【符号の説明】
1 移動装置 2、3 車輪 4、5 シャフト 6 フレーム 7 フレーム体 8 ベアリング 10 足載台(ボード) 20 接合部 21 バネ 22 ダンパー 30 エンジン 40 駆動ベルト 50 制御レバーを支持するフレキシブル部材 51 制御レバー 52 制御ワイヤー 60 伝達装置 61 遠心クラッチ 62 ワンウェイクラッチ 63 ディスクブレーキ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後に配置された複数の車輪と、これら
    の車輪によって支持された少なくとも1人の乗員を搭載
    可能なフレーム体と、前記車輪の少なくとも1つの回転
    を制動可能な制動装置と、前記制動装置を制御可能な制
    御レバーとを有し、この制御レバーを握ると前記制動装
    置が解除されることを特徴とする制動装置付き移動装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記車輪の少なくと
    も1つを駆動可能な駆動装置を有し、前記制御レバーは
    前記駆動装置の調速制御も可能であり、前記制御レバー
    を握ると前記駆動装置の回転数が上昇することを特徴と
    する制動装置付き移動装置。
  3. 【請求項3】 前後に配置された複数の車輪と、これら
    の車輪によって支持された少なくとも1人の乗員を搭載
    可能なフレーム体と、前記車輪の少なくとも1つを伝達
    装置を介して駆動可能な駆動装置と、前記駆動装置から
    駆動力を伝達する伝達経路に設置された制動装置とを有
    することを特徴とする制動装置付き移動装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記制動装置に対し
    前記駆動装置の側の前記伝達経路にワンウェイクラッチ
    が設置されていることを特徴とする制動装置付き移動装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、前記制動装置および
    駆動装置を制御可能な制御レバーを有し、この制御レバ
    ーを握ると前記制動装置が解除され前記駆動装置の回転
    数が上昇することを特徴とする制動装置付き移動装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記制動装置に対し
    前記駆動装置の側の前記伝達経路に遠心クラッチが設置
    されていることを特徴とする制動装置付き移動装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
    前記フレーム体は、足載部を備えており、乗員が体重を
    移動することによって前記フレーム体の進行方向を制御
    可能であることを特徴とする制動装置付き移動装置。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、5または6のいずれかに
    おいて、前記フレーム体は、足載部を備えており、乗員
    が体重を移動することによって前記フレーム体の進行方
    向を制御可能であり、前記制御レバーは、前記フレーム
    体の上方に延びたフレキシブルな部材により支持されて
    いることを特徴とする制動装置付き移動装置。
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