JPH1141831A - 電力貯蔵装置、及び電力貯蔵装置の運転方法 - Google Patents

電力貯蔵装置、及び電力貯蔵装置の運転方法

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JPH1141831A
JPH1141831A JP9202567A JP20256797A JPH1141831A JP H1141831 A JPH1141831 A JP H1141831A JP 9202567 A JP9202567 A JP 9202567A JP 20256797 A JP20256797 A JP 20256797A JP H1141831 A JPH1141831 A JP H1141831A
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Yuji Kawagoe
祐司 川越
Tetsuyoshi Hidaka
鉄義 日▲高▼
Kazumi Nakada
和美 中田
Osamu Suzuki
修 鈴木
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Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
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N T T FACILITIES KK
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】二次電池の放電量を適切に制御する技術を提供
する。 【解決手段】この電力貯蔵装置1では、夜間に電力を貯
蔵し、昼間に放電する二次電池12の放電量を計画的に
設定し、負荷15が実際に使用する電力量を測定し、許
容範囲よりも乖離している場合に、二次電池の放電量を
変更すると共に計画上の放電量を修正する。二次電池1
2の貯蔵電力を有効に使用しながら商用電源11の負担
を均一にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二次電池に貯蔵さ
れた電力を負荷に供給し、商用電源の負担を軽くする電
力貯蔵装置、及びその運転方法にかかり、特に、負荷の
電力使用量を測定しながら二次電池の放電量を制御する
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】大規模ビルや工場等の電力使用量が大き
い設備では、昼間の特定の時刻にピーク的に電力を使用
し、夜間はほとんど使用しない場合が多い。
【0003】しかしながら電力供給設備は、使用ピーク
に応じた規模を必要とするため、ピーク時以外は稼働し
ないものも多く、そのため、設備費と維持管理の手間は
大きな負担となっている。
【0004】そこで近年では、電力使用量が少なく、金
額も安価な夜間に二次電池を充電し、電力使用量が大き
い昼間に二次電池から負荷に電力を供給し、商用電源か
らの電力供給量を平均化しようとする試みが成されてい
る。
【0005】しかし、負荷が使用する電力量は、その日
の外気温度や負荷の使用状況等の電力使用条件によって
変動する。例えば、外気温度が低い冬季と高い夏期とを
比較した場合や、平日と休日とを比較した場合には、1
日の電力使用量の推移は大きく異なることが知られてい
る。
【0006】そのため、過去の実際の電力使用条件と実
際に使用した電力量との関係に基き、将来の電力使用条
件を入力すると、その日の負荷の電力使用推移を予測で
きる技術が開発されており、そのような技術によって二
次電池の放電を計画的に行う電力貯蔵装置が提案されて
いる。
【0007】その電力貯蔵装置を図9の符号101に示
して説明する。電力貯蔵装置101は、二次電池112
と制御装置113とを有しており、制御装置113には
電力測定装置114が接続されており、該電力測定装置
114によって負荷115が使用する電力を測定できる
ように構成されている。
【0008】制御装置113は、電力使用量の少ない夜
間には、商用電源111によって二次電池112を充電
し、二次電池112に所定量の電力を貯蔵させており、
他方、電力使用量の多い昼間には、過去1年分の電力使
用実績とその日の電力使用条件から負荷115の電力使
用推移を予測して放電量を計画的に設定し、その計画に
従って商用電源111と二次電池112とから電力を供
給している。
【0009】この場合、商用電源111の昼間の負担
が、ピーク的にならないようにするために、計画した放
電量は、負荷115の使用電力がピークとなる時間帯
に、二次電池112からの電力供給量をできるだけ多く
なるように設定されている。
【0010】例えば、図8を参照し、負荷115の使用
電力の予測値が、符号L1で示すグラフのように得られ
た場合には、商用電源111が供給する電力を、符号W
Kで示す一定値とし、それ以上の電力変動分PBを二次電
池112に負担させればよい。
【0011】逆に、商用電源111が供給する電力WK
は、二次電池112の1日の放電量PBが夜間に貯蔵し
た電力量と等しくなるように設定すればよい。
【0012】ところが、負荷115の実際の電力使用量
2と前述の予測値L1との間には誤差が生じるため、例
えば商用電源111と二次電池112とが、設定された
計画に従って電力を供給しても、実際に負荷115が使
用する電力に不足する場合がある。このような場合に
は、電力測定装置114によって負荷115が使用する
電力を測定し、その測定値に基いて制御装置113が二
次電池112の放電量を増加させ、商用電源111にピ
ーク的な電力負担が生じないようにされている。
【0013】しかしながら、二次電池112の電力貯蔵
能力には限りがあるため、二次電池112から供給する
電力量が、常に計画を超えて推移した場合には、二次電
池112の貯蔵電力が、予定よりも早く減少してしま
う。その結果、負荷115の使用電力が多い時間帯に二
次電池112の電力貯蔵量がゼロになってしまうことが
あり、極端な場合には、二次電池112が午前中のうち
に放電しきってしまうと、午後0時や午後2時等の電力
使用のピーク時には、負荷115が使用する電力の全量
を商用電源111から供給することになってしまう。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の不都合を解決するために創作されたものであり、その
目的は、二次電池の放電量を適切に制御する技術を提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明装置は、負荷の電力使用量が少
ない時間帯に、商用電源からの電力供給によって所定電
力が貯蔵される二次電池と、前記二次電池の電力供給量
と商用電源の電力供給量を制御する制御装置とを有し、
前記制御装置は、前記負荷の電力使用状況を予測して放
電量を計画的に設定し、前記負荷の電力使用量が多い時
間帯には、前記計画した放電量に従って前記商用電源と
前記二次電池とから前記負荷に電力を供給させるように
構成された電力貯蔵装置であって、前記負荷の電力使用
量を測定する電力測定装置が設けられ、前記制御装置
は、前記電力測定装置の測定結果が前記計画した放電量
よりも所定範囲を超えて乖離していた場合には、その測
定結果から前記負荷が所定期間内に使用する電力量を算
出し、前記計画した放電量を超えた電力量を前記二次電
池に負担させるように構成されたことを特徴とする。
【0016】この場合、請求項2記載の発明装置のよう
に、前記二次電池に残存する貯蔵電力量に基き、前記所
定期間後の前記計画を修正するように構成することがで
きる。
【0017】他方、請求項3記載の発明方法は、負荷の
電力使用量が少ない時間帯に商用電源から電力を供給し
て二次電池に所定電力を貯蔵させ、負荷の電力使用量が
多い時間帯では、前記負荷の電力使用状況を予測して放
電量を計画的に設定し、該計画に基いて前記二次電池と
前記商用電源とから前記負荷に電力を供給するように構
成された電力貯蔵装置を運転する運転方法であって、前
記商用電源と前記二次電池とから前記負荷に電力を供給
する際に、前記負荷の使用電力を測定し、その測定結果
が許容範囲を超えて前記計画した放電量から乖離してい
た場合には、測定結果から前記負荷が所定期間内に使用
する電力量を算出し、前記計画した放電量を超えた電力
を前記二次電池に負担させることを特徴とする。
【0018】この請求項3記載の運転方法の場合には、
請求項4記載の発明方法のように、前記二次電池に残存
する貯蔵電力量に基き、前記所定期間後の計画を修正す
ることができる。
【0019】上述した本発明の構成によれば、負荷の電
力使用量が少ない時間帯に、商用電源から二次電池に電
力を供給しているので、電力使用量が多い昼間になる前
に、二次電池に所定電力を貯蔵させることが可能になっ
ている。
【0020】そして、二次電池の電力供給量と商用電源
の電力供給量を制御する制御装置によって、予め負荷の
電力使用状況を予測させ、その予測値に基いて放電量を
計画的に設定させ、その計画に基いて商用電源と二次電
池とを運転するようにすると、負荷の電力使用量が多い
時間帯には二次電池の放電量を多くして商用電源の負担
を軽くし、負荷の電力使用量が少ない時間帯には二次電
池の放電量を少なくして二次電池の貯蔵電力を節約する
ことが可能となる。
【0021】この場合、負荷の実際の電力使用量と、計
画によって供給される電力量との間には誤差が生じるの
で、負荷が実際に使用する電力を測定して誤差を求め、
許容範囲を超えて計画よりも乖離していた場合には、将
来の使用状況を予測し、負荷が所定期間内に使用する電
力量を算出すると、計画を超える電力量を二次電池に負
担させることが可能になるので、負荷に供給される電力
を不足させずに、商用電源の負担を軽くすることができ
る。
【0022】しかし、二次電池は、前記所定期間内は計
画した供給量を超えて放電しているため、その分だけ予
定よりも電力の貯蔵量が減少する。従って、所定期間経
過後の計画を修正し、二次電池の電力貯蔵量が後で不足
しないようにしている。
【0023】
【発明の実施の形態】図1を参照し、符号1は図8に示
した電力貯蔵装置101と同様の電力貯蔵装置であり、
二次電池12と制御装置13とを有している。この電力
貯蔵装置1は、建築物に付属する設備を負荷15とする
ように構成されており、二次電池12には、ナトリウム
硫黄電池が採用されている。
【0024】電力貯蔵装置1には商用電源11が接続さ
れており、制御装置13は、その商用電源11と二次電
池12とを制御しながら、負荷15に電力を供給できる
ように構成されている。
【0025】制御装置13には、1日の気温変化や曜日
等の電力使用条件と、その条件下での負荷15の実際の
電力使用量が過去1年間に亘って記録されており、その
電力使用条件と実際の電力使用量との関係に基き、制御
装置13に、将来の1日分の電力使用条件が入力される
と、負荷15のその日の電力使用状況を予測できるよう
に構成されている。
【0026】制御装置13はその予測値に基いて、商用
電源11の負担ができるだけ平均化し、且つ、二次電池
12の貯蔵電力を効率よく使用できるように、二次電池
12の1日の放電量を計画的に設定している。
【0027】この電力貯蔵装置1の運転方法を図7のフ
ローチャートを用いて説明する。制御装置13は、電力
使用量が少ない夜間に商用電源11によって二次電池1
2を充電し、できるだけ多くの電力を貯蔵させておき、
負荷15が稼働し始める前に、当日の処理を開始する
(ステップS1)。
【0028】先ず、制御装置13は、当日の建築物内の
施設の使用状況の予定データを取得し(ステップS2)、
オンラインで入力される天気予報に基いて、気温変化等
の当日の複数時刻における気象予報データを取得し(ス
テップS3)、続いて、当日の曜日データを取得し(ステ
ップS4)、これらのデータを負荷15の1日の電力使用
条件とする。
【0029】その電力使用条件から負荷15の1日の電
力使用量の推移を予測し(ステップS5)、二次電池12
の貯蔵電力の範囲内で、負荷15の使用電力が大きい時
刻には二次電池12の放電量が多く、使用電力が小さい
時刻には少なくし、商用電源11の負担ができるだけ均
一になるように放電量を計画的に設定する。
【0030】設備が稼働し始め、負荷15の使用電力が
予測値通り推移し、負荷15の電力使用量が商用電源1
1の電力供給量を超え始めたところで、制御装置13は
二次電池12へ放電指令値を送信し、商用電源11と二
次電池12とから、計画に従った電力を供給させ始める
(ステップS7)。
【0031】この電力貯蔵装置1には、電力測定装置1
4が設けられており、制御装置13は、上述した計画に
従って負荷15に電力を供給すると共に、電力測定装置
14を動作させ、負荷15が実際に使用する電力を測定
する(ステップS8)。このとき、負荷15の電力使用量
が予測値よりも多い場合には、その分、商用電源11か
らの電力供給量を増加させ、少ない場合には、商用電源
11からの電力供給量を減少させる。
【0032】次に、電力使用量の測定結果に基き、負荷
15の電力使用量の変化を予測し、所定期間内の電力量
を算出する。電力使用量の変化の予測は、複数時刻の測
定値の平均と、各測定値を結ぶ傾きから求める。所定期
間内の電力使用量は、場合分けをして以下のように算出
する。
【0033】図2〜5は、横軸に時刻、縦軸に使用電力
の変動分をとったグラフであり、これらのグラフでは、
商用電源11が供給する電力のうち、計画により定めた
一定量を示す部分(図8では、符号WKに相当する部分)
は省略する。
【0034】図2は、時刻t1において、負荷15の実
際の使用電力WAが予測値よりも大きく、放電量の計画
に従った商用電源11の電力供給量と二次電池12の放
電量WPを合計した電力を超えていた場合である。時刻
1においては、予測値を超えて負荷15が使用した電
力(WA−WP)は、商用電源11に供給させる。
【0035】電力測定装置14による電力測定を行った
後、その測定値と予測値とを比較して差を求め(ステッ
プS9)、次いで、時刻t1及びそれ以前の複数時刻での
測定結果の平均と傾きから、時刻t1の30秒後の時刻
2における負荷15の使用電力量の予測値WBを求める
(ステップS10)。
【0036】そのときの予測値WBが、図2のように、
二次電池12の計画上の放電量WPと商用電源11が供
給する電力を合計した値に比べ、許容範囲を超えて大き
い場合には、制御装置13は、時刻t1から時刻t2まで
の間(30秒間)に、二次電池12に、計画上の放電量W
Pに加えて放電させる電力量WSを次式から求める(ステ
ップS11)。 WS = {(WA+WB)×0.5)/2−(WP×0.5) …(1)
【0037】時刻t1から時刻t2の間、電力量WSだけ
計画よりも多く放電する結果、二次電池12の電力貯蔵
量は、計画よりもその電力量WSの分だけ減少してしま
う。そこで、二次電池12に残存する貯蔵電力の再配分
を行うため、時刻t2以後の放電の計画を修正する(ステ
ップS12)。ここでは、計画を修正した結果、時刻t2
後は、二次電池12の当初の計画上の放電量WPは、符
号W'Pで示す放電量に変更されている。
【0038】このように、現在の放電量の修正と放電量
の計画の修正を行った後、ステップS7に戻り、制御装
置13が修正結果に基づく放電指令値を二次電池12に
送出し、負荷15に対し、商用電源11と二次電池12
とから電力を供給する。
【0039】図2に示した場合では、時刻t1と時刻t2
の両方で、負荷15が実際に使用した電力が、計画上の
放電量と商用電源11が供給する電力量を合計した値よ
りも、許容範囲を超えて大きかったが、それとは異な
り、図3に示すように、時刻t1での使用電力WAは、二
次電池12の計画上の放電量と商用電源11が供給する
電力を合計した値よりも小さく、時刻t2での予測値WB
が許容範囲を超えて大きい場合には、計画上の放電量W
Pを超えて二次電池12に放電させる電力量WSを次式か
ら求める。 WS = 1/4×{(WB−WP)/(WB−WA)}×(WB−WP) …(2) そして、図2の場合と同様に、その電力量WSの分だ
け、計画を修正し、時刻t2以後は、二次電池12の当
初の放電量WPを符号W'Pで示す放電量に変更する。
【0040】図4は、図2や図3の場合と異なり、時刻
1での使用電力WAと、その30秒後の時刻t2におけ
る予測値WBの両方が、計画上の放電量WPと商用電源1
1の供給電力を合計した値よりも少ない場合である。そ
の場合には、二次電池12を計画通りに放電させ(放電
量WP)、商用電源11の供給電力量を少なくする。従っ
て、時刻t2での二次電池12の貯蔵電力量は予定通り
であるので、計画の修正は行わない。
【0041】図5は、時刻t1の使用電力WAが計画上の
放電量WPと商用電源11の供給電力を合計した値より
も、許容範囲を超えて大きいが、30秒後の時刻t2
予測値WBは、合計した値よりも小さい場合である。こ
のときは、時刻t1から時刻t2の間の30秒間に、次
式、 WS = 1/4×{(WA−WP)/(WA−WB)}×(WA−WP) …(3) で表される電力量WSだけ二次電池12の放電量を増加
させればよい。増加して放電した電力量WSの分は、時
刻t2以後の計画を修正し、二次電池12の放電量を符
号W'Pで示す放電量に変更する。
【0042】以上のように、時刻t1から時刻t2までの
間は、修正した放電量の通り二次電池を放電させ、時刻
2において、負荷15の実際の使用電力量を測定し(ス
テップS8)、修正後の計画による商用電源11と二次電
池12の放電量と比較して差を求め(ステップS9)、時
刻t2から30秒後の時刻での電力使用量の予測値を求
める(ステップS10)。
【0043】修正後の計画による電力供給量と、予測値
との間に差がなかった場合には、修正した計画通り、商
用電源11と二次電池12によって負荷15に電力を供
給させる。
【0044】差があった場合には、二次電池12の放電
量を修正すると共に(ステップS11)、計画を再度修正す
る(ステップS12)。二次電池12の1日の稼働が終了す
る時刻になった場合には、放電を終了させ(ステップS
13)、翌日はステップS1から処理を再開する。
【0045】以上説明したように、本発明によれば、二
次電池12を計画に基いて放電させながら、負荷15が
実際に使用する電力を測定しており、負荷15の使用電
力が予測値を超えて大きくなった場合には、二次電池1
2からの放電量を増加させると共に、将来の計画を修正
しているので、商用電源11の負担が増加することがな
く、且つ、二次電池12の貯蔵電力が、電力貯蔵装置1
が稼働すべき時間帯にゼロになってしまうことはない。
【0046】なお、時刻t1と時刻t2の間の時刻t3
おいて、計画上の放電量W'Pの修正を再度行うこともで
きる。図6は、図3に示した場合に、予測値を求めた時
刻t2に達する前の時刻t3に、電力測定装置14によっ
て負荷15の実際の電力使用量を測定しており、そのと
きの時刻t3において、二次電池12の放電量を修正
し、時刻t3から時刻t2までの間に、更に、符号W"S
示す電力だけ、二次電池12の放電量を増加させてい
る。この場合、時刻t4以後の計画を修正し、二次電池
12の放電量を符号W"Pで示す電力にしている。
【0047】以上説明した実施例では、負荷15の電力
使用量が予測値を超えた場合にだけ、二次電池12の放
電量を増加させ、計画上の放電量を減少させていたが、
予測値を下回った場合には、二次電池の放電量を減少さ
せ、その分だけ計画上の放電量を増加させてもよい。
【0048】
【発明の効果】負荷が実際に使用する電力を測定しなが
ら二次電池を放電させているので、二次電池の負荷変動
に対する追随性がよい。二次電池が計画以上に放電した
放電量によって計画上の放電量を修正しているので、設
備の稼働中に二次電池の貯蔵電力がゼロになってしまう
ことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電力貯蔵装置の一実施形態を示すブロ
ック図
【図2】二次電池の放電量の修正方法の一例を説明する
ための図
【図3】2番目の例を説明するための図
【図4】3番目の例を説明するための図
【図5】4番目の例を説明するための図
【図6】5番目の例を説明するための図
【図7】本発明方法の運転方法を説明するためのフロー
チャート
【図8】負荷の使用電力を説明するためのグラフ
【図9】従来技術の電力貯蔵装置を説明するためのブロ
ック図
【符号の説明】
1……電力貯蔵装置 11……商用電源 12……
二次電池 13……制御装置 15……負荷 WP……計画上の二次電池の放電量 W'P……修正後
の計画上の放電量 WS……二次電池の放電量の増加
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日▲高▼ 鉄義 東京都港区芝浦三丁目4番1号 株式会社 エヌ・ティ・ティファシリティーズ内 (72)発明者 中田 和美 東京都港区芝浦三丁目4番1号 株式会社 エヌ・ティ・ティファシリティーズ内 (72)発明者 鈴木 修 埼玉県飯能市南町10番13号 新電元工業株 式会社飯能工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷の電力使用量が少ない時間帯に、商
    用電源からの電力供給によって所定電力が貯蔵される二
    次電池と、前記二次電池の電力供給量と商用電源の電力
    供給量を制御する制御装置とを有し、 前記制御装置は、前記負荷の電力使用状況を予測して放
    電量を計画的に設定し、前記負荷の電力使用量が多い時
    間帯には、前記計画した放電量に従って前記商用電源と
    前記二次電池とから前記負荷に電力を供給させるように
    構成された電力貯蔵装置であって、 前記負荷の電力使用量を測定する電力測定装置が設けら
    れ、 前記制御装置は、前記電力測定装置の測定結果が前記計
    画した放電量よりも許容範囲を超えて乖離していた場合
    には、その測定結果から前記負荷が所定期間内に使用す
    る電力量を算出し、前記計画した放電量を超えた電力を
    前記二次電池に負担させるように構成されたことを特徴
    とする電力貯蔵装置。
  2. 【請求項2】前記二次電池に残存する貯蔵電力量に基
    き、前記所定期間後の前記計画を修正するように構成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載の電力貯蔵装置。
  3. 【請求項3】負荷の電力使用量が少ない時間帯に商用電
    源から電力を供給して二次電池に所定電力を貯蔵させ、 負荷の電力使用量が多い時間帯では、前記負荷の電力使
    用状況を予測して放電量を計画的に設定し、該計画した
    放電量に基いて前記二次電池と前記商用電源とから前記
    負荷に電力を供給するように構成された電力貯蔵装置を
    運転する運転方法であって、 前記商用電源と前記二次電池とから前記負荷に電力を供
    給する際に、前記負荷の使用電力を測定し、その測定結
    果が前記計画した放電量よりも許容範囲を超えて乖離し
    ていた場合には、測定結果から前記負荷が所定期間内に
    使用する電力量を算出し、前記計画した放電量を超えた
    電力量を前記二次電池に負担させることを特徴とする電
    力貯蔵装置の運転方法。
  4. 【請求項4】前記二次電池に残存する貯蔵電力量に基
    き、前記所定期間後の放電量の計画を修正することを特
    徴とする請求項3記載の電力貯蔵装置の運転方法。
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