JP7184060B2 - 電力監視制御装置、電力監視制御方法、および制御プログラム - Google Patents

電力監視制御装置、電力監視制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は電力監視制御装置、および電力監視制御方法に関する。
従来技術として、消費電力を制御するエネルギー管理装置が知られている。例えば、特許文献1には、発電装置により発生する余剰電力を売電するようになされ、所定期間における売電量の目標値に達しないと予測される場合に、複数の電気機器に関して設定されている優先順位にしたがって電力制限を行うエネルギー管理装置が開示されている。
国際公開2013/168814
しかしながら、余剰電力を自己託送する場合は、余剰電力は、予め設定された託送期間ごとの託送計画値通りに託送される必要がある。したがって、上述のような従来技術では余剰電力を自己託送する際に、電力を送り過ぎる超過インバランスを防ぐことができないという問題がある。
本発明の一態様は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、余剰電力を計画値通りに自己託送する電力監視制御装置の提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る電力監視制御装置は、電力の自己託送の監視制御を行う電力監視制御装置であって、自己託送された電力の積算値である託送実績値を特定する実績値特定部と、所定の託送期間の期間内における前記託送実績値が、前記託送期間ごとの託送計画値より低く設定された実績値上限閾値に達したか否かを判定する実績値判定部と、前記託送期間の期間内における前記託送実績値が、前記実績値上限閾値に達した場合に、対象機器の託送抑制制御を行う制御部と、を備え、前記託送抑制制御は、太陽光発電装置または発電機の出力抑制、蓄電池の充電、あるいは負荷の消費電力の増加を含む。
上記構成によれば、前記電力監視制御装置は、託送抑制制御により自己託送される電力を低減させ所定値以下になるように前記対象機器を制御することができる。そのため、前記電力監視制御装置は、予め設定される前記託送計画値に比べて電力を送り過ぎる超過インバランスを防ぐことができる。したがって、前記電力監視制御装置は、余剰電力を計画値通りに自己託送することができる。
また、前記電力監視制御装置は、予め設定されている前記託送抑制制御の優先順位に従って、複数の電力機器から前記対象機器を選択する選択部を備えてもよい。
上記構成によれば、前記電力監視制御装置は、自己託送される電力を制御することが容易な前記電力機器から順に制御を行うことができる。
また、前記実績値判定部は、前記託送期間の期間内における前記託送実績値が前記実績値上限閾値に達していないとき、前記託送実績値が、前記託送期間ごとに設定された託送促進ラインより下回っているか否かを判定し、前記制御部は、前記託送期間の期間内における前記託送実績値が前記実績値上限閾値に達していないとき、前記託送実績値が、託送促進ラインより下回った場合に、対象機器の託送促進制御を行い、前記託送促進制御は、前記太陽光発電装置または前記発電機の出力促進、前記蓄電池の放電、あるいは前記負荷の消費電力の減少を含んでもよい。
上記構成によれば、前記電力監視制御装置は、託送促進制御により自己託送される電力を増大させ所定値以上になるように前記対象機器を制御することができる。そのため、前記電力監視制御装置は、予め設定される前記託送計画値に比べて電力が不足する不足インバランスを防ぐことができる。したがって、前記電力監視制御装置は、余剰電力を計画値通りに自己託送することができる。
また、前記電力監視制御装置は、予め設定されている前記託送促進制御の優先順位に従って、複数の電力機器から前記対象機器を選択する選択部を備えてもよい。
上記構成によれば、前記電力監視制御装置は、自己託送される電力を制御することが容易な前記電力機器から順に制御を行うことができる。
また、前記制御部は、前記対象機器の前記託送抑制制御として、前記太陽光発電装置の出力抑制を行ってもよい。
上記構成によれば、例えば高価な蓄電池の容量を大きくせずとも、託送実績値の調整を行うことができる。
また、前記制御部は、前記対象機器の託送抑制制御を行うことにより、自己託送される電力を所定値以下に抑制してもよい。
上記構成によれば、託送実績値が託送計画値を超える(または大きく超える)ことを防止することができる。
また、前記電力監視制御装置は、前記託送期間における太陽光発電量の予測値および負荷消費電力量の予測値を用いて、該託送期間における前記託送計画値を決定する計画値決定部であって、該託送期間において、消費電力を調整可能な負荷が稼働予定であれば、該負荷が停止予定である場合よりも、前記託送計画値を高くする前記計画値決定部を備えてもよい。
上記構成によれば、前記電力監視制御装置は、予め前記自己託送計画を立案することができる。
また、前記電力監視制御装置は、消費電力を調整可能な前記負荷が稼働予定である前記託送期間において、前記制御部は、前記託送実績値が前記上限閾値に達するまで、該負荷の消費電力を低減させ、前記託送実績値が前記上限閾値に達すると、該負荷の消費電力を増加させてもよい。
上記構成によれば、前記電力監視制御装置は、調整可能な負荷の消費電力を低減させ託送計画値を高くすることができる。そのため、前記電力監視制御装置は、託送抑制制御により抑制される電力量を低減させることができる。また、前記託送抑制制御を行う場合、前記電力監視制御装置は、優先的に負荷を制御することができる。
また、前記電力監視制御装置は、前記託送期間における予測日射量の情報と、前記託送期間より前の期間における、前記太陽光発電装置が設置された設置地点の周囲の雲の情報とを取得する情報取得部と、前記託送期間より前の期間における、前記太陽光発電装置が設置された設置地点の周囲の雲の動きから、該託送期間における前記設置地点の雲の量を推測する雲量推測部と、前記託送期間における予測日射量と、該託送期間における前記設置地点の推測された雲の量とを用いて、該託送期間における太陽光発電量を予測する発電量予測部と、前記託送期間における太陽光発電量の予測値を用いて、該託送期間における前記託送計画値を決定する計画値決定部とを備えてもよい。
上記構成によれば、前記電力監視制御装置は、前記託送期間における予測日射量と、該託送期間における前記設置地点の推測された雲の量とを用いることで、適切に太陽光発電量の予測値を予測することができる。そのため、蓄電池および発電機などの付帯設備を省略することができる。
また、前記情報取得部は、衛星から得られた雲の分布情報を取得してもよい。
また、前記情報取得部は、前記設置地点の周囲の上空を地上から撮影した画像を取得してもよい。
また、前記託送期間における予測日射量を用いて、該託送期間における太陽光発電量を予測する発電量予測部と、過去の期間の太陽光発電量の予測値と、該過去の期間の太陽光発電量の実績値との差に基づいて、前記託送期間における太陽光発電量の予測値を修正する予測修正部と、前記託送期間における修正された太陽光発電量の予測値を用いて、該託送期間における前記託送計画値を決定する計画値決定部とを備えてもよい。
上記構成によれば、前記電力監視制御装置は、過去の期間の太陽光発電量の予測値と、該過去の期間の太陽光発電量の実績値との差に基づくことにより、適切に自己託送計画値を決定することができる。
前記予測修正部は、前記託送期間の予想天気に対応する天気であった過去の期間を特定し、特定された該過去の期間の太陽光発電量の予測値と、該過去の期間の太陽光発電量の実績値との差に基づいて、前記託送期間における太陽光発電量の予測値を修正してもよい。
上記構成によれば、前記電力監視制御装置は、天候急変を考慮して、適切に自己託送計画値を決定することができる。そのため、前記電力監視制御装置は、天候急変などによる不足インバランスを防ぐことができる。また、前記電力監視制御装置は、天候急変を考慮した仕組みにより太陽光発電量の出力抑制を低減することができる。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る電力監視制御方法は、電力の自己託送の監視制御を行う電力監視制御方法であって、自己託送された電力の積算値である託送実績値を特定する実績値特定ステップと、所定の託送期間の期間内における前記託送実績値が、前記託送期間ごとの託送計画値より低く設定された実績値上限閾値に達したか否かを判定する実績値判定ステップと、前記託送期間の期間内における前記託送実績値が、前記実績値上限閾値に達した場合に、対象機器の託送抑制制御を行う抑制制御ステップと、を含み、前記託送抑制制御は、太陽光発電装置または発電機の出力抑制、蓄電池の充電、あるいは負荷の消費電力の増加を含む。
また、前記電力監視制御方法は、前記実績値判定ステップでは、前記託送期間の期間内における前記託送実績値が前記実績値上限閾値に達していないとき、前記託送実績値が、前記託送期間ごとに設定された託送促進ラインより下回っているか否かを判定し、前記託送期間の期間内における前記託送実績値が前記実績値上限閾値に達していないとき、託送実績値が、前記託送促進ラインより下回った場合に、対象機器の託送促進制御を行う促進制御ステップを含み、前記託送促進制御は、前記太陽光発電装置または前記発電機の出力促進、前記蓄電池の放電、あるいは前記負荷の消費電力の減少を含んでもよい。
本発明の各態様に係る電力監視制御装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを前記電力監視制御装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより前記電力監視制御装置をコンピュータにて実現させる電力監視制御装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明の一態様によれば、余剰電力を計画値通りに自己託送することができる。
本発明の実施形態1に係る自己託送システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る託送実績値の時間変化の例を示す図である。 本発明の実施形態1に係る電力監視制御装置の動作例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る託送実績値の時間変化の例を示すグラフである。 本発明の実施形態2に係る電力監視制御装置の動作例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態3に係る自己託送システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態3に係る電力監視制御装置の動作例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態4に係る自己託送システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態4に係る電力監視制御装置の動作例を示すフローチャートである。 所定の託送期間において、負荷の消費電力の調整を行った場合の託送実績値の時間変化の例を示すグラフである。
〔実施形態1〕
(構成例)
図1は、本発明の一実施形態に係る自己託送システム100の構成を示すブロック図である。自己託送システム100は、第1事業所50の発電装置により発生する余剰電力を、送電網51を通して、第2事業所52へ供給するシステムである。典型的には、自己託送システム100は、第1事業所50が送る電力と第2事業所52が受け取る電力とを一致させる(送電網51からの実質の受電電力を0にする)同時同量監視制御が求められる。そのため、自己託送システム100は、所定の託送期間ごとに、託送実績値を託送計画値に一致させることを要求される。なお、託送実績値とは、瞬時電力(kW)である託送電力を、所定の託送期間で積算して得られる積算電力量(kWh)である。また、託送計画値とは、所定の託送期間ごとに予め設定される託送電力量の目標値である。所定の託送期間は、送電網51の管理事業者(電力事業者)との契約によって異なるが、典型的には30分である。
第1事業所50は、太陽光発電装置1と、パワーコンディショナ2と、発電機3と、蓄電池4と、負荷5と、電力量計6と、電力監視制御装置10とを備える。第1事業所50は、発電装置である太陽光発電装置1および発電機3によって自家発電を行う。なお、発電機3および蓄電池4は省略してもよい。
太陽光発電装置1は、太陽光エネルギーに基づいて発電し、パワーコンディショナ2を介して、蓄電池4、負荷5、または送電網51に電力を供給する。ここで、太陽光発電装置1の発電量は、天候等の自然環境によって変動する。そのため、仮に自己託送システム100の同時同量監視制御を行わなかった場合、太陽光発電装置1の発電量の変動は、予め設定される託送計画値に比べて電力を送り過ぎる超過インバランス、あるいは電力が不足する不足インバランスを引き起こし得る。したがって、自己託送システム100は、太陽光発電装置1の発電量の変動に対応して、同時同量監視制御を行う必要がある。
太陽光発電装置1は、直流電力を発電する。そのため、パワーコンディショナ2は、太陽光発電装置1から受け取った直流電力を交流電力に変換する。また、パワーコンディショナ2は、交流電力を蓄電池4、負荷5、または送電網51に供給する。
発電機3は、例えば、プロパンガスまたは軽油等の化石燃料に基づいて発電し、蓄電池4、負荷5、または送電網51を通して第2事業所52に電力を供給する。発電機3は、品質が安定している燃料を用いて発電する。そのため、発電機3の発電量は、天候等の自然環境によって変動せず、制御可能である。
蓄電池4は、同時同量監視制御に基づいて、充放電を行う。つまり、蓄電池4は、太陽光発電装置1または発電機3で発電された電力を一時的に蓄える。あるいは、蓄電池4は、負荷5または送電網51に電力を供給する。
電力量計6は、第1事業所50と送電網51とを接続する送電線に接続される。電力量計6は、第1事業所50から送電網51へ自己託送される託送電力および送電網51から第1事業所50へ送られる受電電力を計測する。
<電力監視制御装置10>
電力監視制御装置10は、情報取得部11と、実績値特定部12と、記憶部13と、実績値判定部14と、選択部15と、制御部16と、電力判定部17とを備える。電力監視制御装置10は、自己託送計画に基づき同時同量監視制御を行う。つまり、電力監視制御装置10は、託送実績値を託送計画値に一致させるように、電力の自己託送の監視制御を行う。
雨天時などにおいては、太陽光発電装置1の発電量が大きく低下してしまうことを考慮し、託送計画値は予測される余剰電力量に対して低めに設定される。そのため、仮に同時同量監視制御を行わなかった場合、自己託送システム100は特に、予め設定される託送計画値に比べて電力を送り過ぎる超過インバランスが生じやすい。したがって、上記超過インバランスを防ぐために、電力監視制御装置10は、託送実績値が託送計画値に近づくと、託送電力を低減させ、託送電力が所定値以下になるように電力機器を制御する託送抑制制御を行う。ここで、所定値は実質的に0でもよい。託送抑制制御は、例えば、太陽光発電装置1または発電機3の出力抑制、蓄電池4の充電、あるいは負荷5の消費電力の増加である。
図2は、所定の託送期間において、託送抑制制御を行った場合の託送実績値の時間変化の例を示すグラフである。横軸は託送期間の残り時間(分)を示す。ここでは1つの託送期間は30分間である。残り30分の時点が当該託送期間の開始を示し、残り0分の時点が当該託送期間の終了を示す。例えば、13時0分~13時30分が1つの託送期間であり、13時30分~14時0分が次の託送期間である。縦軸は託送実績値(kWh)を示す。電力監視制御装置10は、託送実績値が託送期間ごとの託送計画値より低く設定された実績値上限閾値に達したとき、託送抑制制御を行う。図2の例では、時刻taで、託送実績値が実績値上限閾値に達している。また、時刻tbで、託送電力(kW)が所定値を下回っている。つまり、電力監視制御装置10は、託送期間の開始時から時刻taまで自己託送を継続している。電力監視制御装置10は、時刻taから時刻tbまで託送抑制制御により託送電力を低減させている。電力監視制御装置10は、時刻tbから託送期間の終了時まで託送抑制制御により託送電力を所定値以下としている。
(動作例)
以下に、本発明の一実施形態に係る電力監視制御装置10の動作例について説明する。以下では、図3を参照して、電力監視制御装置10による託送抑制制御の動作例を説明する。
情報取得部11は、託送電力を示す情報を電力量計6から取得する(S1)。情報取得部11は、託送電力を示す情報を実績値特定部12および電力判定部17に出力する。
実績値特定部12は、情報取得部11で得られる託送電力を所定の託送期間で積算することにより、託送実績値を特定する(S2)。実績値特定部12は、託送実績値の時間経過を実績値判定部14に出力する。また、実績値特定部12は、所定の託送期間ごとの託送実績値の時間変化を示すグラフを表示装置(図示せず)に出力して、表示させてもよい。
記憶部13は、予め決定される自己託送計画、つまり所定の託送期間ごとの託送計画値を記憶する。記憶部13は、例えば、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ等の補助記憶装置である。
実績値判定部14は、所定の託送期間ごとの託送計画値を、記憶部13から取得する。実績値判定部14は、所定の託送期間の期間内における託送実績値が、実績値上限閾値に達したか否かを判定する(S3)。実績値判定部14は、託送実績値が実績値上限閾値に達していないと判定した場合には(S3でNo)、自己託送を継続する旨の信号を制御部16に出力する。実績値判定部14は、託送実績値が実績値上限閾値に達していると判定した場合には(S3でYes)、電力機器の抑制制御を開始する旨の信号を選択部15に出力する。
選択部15において、抑制制御時に電力機器の抑制制御を行う優先順位が予め設定されている。選択部15は、電力機器の抑制制御を開始する旨の信号を、実績値判定部14から取得したとき、優先順位に従って、複数の電力機器から第1対象機器を選択する(S4)。例えば、選択部15は、託送電力が所定値を下回るまで、発電機3、蓄電池4、太陽光発電装置1、および負荷5の順に、複数の電力機器から対象機器を選択する。選択部15は、第1対象機器の抑制制御を開始する旨の信号を制御部16に出力する。
制御部16は、自己託送を継続する旨の信号を、実績値判定部14から取得したとき、抑制制御は行わず、自己託送を継続する(S7)。制御部16は、第1対象機器の抑制制御を行う旨の信号を、選択部15から取得したとき、第1対象機器に対する抑制制御を開始する(S5)。つまり、制御部16は、託送期間の期間内における託送実績値が、実績値上限閾値に達した場合に、第1対象機器の託送抑制制御を行う。制御部16は、各対象機器の出力を制御する(指示を出力する)。
各電力機器には、電力の出力範囲が設定されている。制御部16は、第1対象機器の出力を、第1対象機器の出力範囲において託送電力を最小とする出力とする。託送電力を最小とする出力としたとき、制御部16は、第1対象機器の抑制制御を終了する旨の信号を選択部15に出力する。選択部15は、第1対象機器の抑制制御を終了する旨の信号を、制御部16から取得したとき、優先順位に従って、複数の電力機器から第2対象機器を選択する。以下、第2対象機器に関して、第1対象機器と同様の動作を行う。なお、制御部16は、対象機器が負荷である場合、負荷への電力の入力を、負荷の入力範囲において託送電力を最小とする入力とする。
電力判定部17は、情報取得部11から託送電力を示す情報を取得する。電力判定部17は、情報取得部11から取得した託送電力が所定値を下回ったか否かを判定する(S6)。例えば、電力判定部17は、託送期間の終了まで託送し続けても託送実績値が託送計画値を超えない電力を、所定値として設定してもよい。電力判定部17は、所定値を実質的に0に設定してもよい。電力判定部17は、託送電力が所定値を下回っていないと判定した場合には、託送電力の低減を継続する旨の信号を制御部16に出力する。電力判定部17は、託送電力が所定値を下回っていると判定した場合には、託送電力の低減を終了する旨の信号を制御部16に出力する。制御部16は、託送電力の低減を終了する旨の信号を電力判定部17から取得したとき、託送期間の終了時まで抑制制御により託送電力を所定値以下とする。
優先順位に沿った対象機器の託送抑制制御の例を説明する。例えば、制御部16は、発電機3の発電電力(出力)を低減する。例えば、発電機3の出力範囲が350kW~700kWに設定されている。発電機3は、通常時は700kWで稼働しているが、制御部16は、発電機3に、出力を最低の350kWに抑制するよう制御する(指示を出力する)。
それでも託送電力が所定値を下回らない場合、次に、制御部16は、第2対象機器として選択された蓄電池4の出力を低減する。例えば、制御部16は、蓄電池4からの放電電力を低減する、または、充電電力を増加させる。例えば、蓄電池4の出力範囲は、-150kW(充電)~250kW(放電)である。
それでも託送電力が所定値を下回らない場合、次に、制御部16は、第3対象機器として選択された太陽光発電装置1の出力を低減する。例えば、太陽光発電装置1の出力範囲は、0~100%である。例えば、太陽光発電装置1が、100%の出力で発電可能な状態であっても、制御部16は、太陽光発電装置1からの出力を段階的に抑制するよう、パワーコンディショナ2に指示を出力する。パワーコンディショナ2は、制御部16の指示に従って、太陽光発電装置1からの出力を制限する。
それでも託送電力が所定値を下回らない場合、次に、制御部16は、第3対象機器として選択された負荷5の消費電力を増大させる。例えば負荷5が空調機器である場合、空調機器の温度または風量を調節して、消費電力を増大させる。
制御部16は、各対象機器の託送抑制制御を行うことにより、自己託送される電力を所定値以下に抑制する。制御部16は、対象機器の出力を徐々に低減してゆき、自己託送される電力が所定値以下になった場合、その時点の該対象機器の出力(出力範囲の下限より高い出力)を維持させてもよい。
(効果)
本実施形態の電力監視制御装置10によれば、ある託送期間において託送実績値が実績値上限閾値に達すると、託送抑制制御により自己託送される電力を低減させ所定値以下になるように前記対象機器を制御することができる。そのため、電力監視制御装置10は、予め設定される託送計画値に比べて電力を送り過ぎる超過インバランスを防ぐことができる。したがって、電力監視制御装置10は、余剰電力を計画値通りに自己託送することができる。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
自己託送システム100および電力監視制御装置10の構成は、図1に示すものと同じである。ここでは、電力監視制御装置10が、不足インバランスを防ぐために託送促進制御を行う例について説明する。
仮に同時同量監視制御を行わなかった場合、天候等の自然環境によって太陽光発電装置1の発電量が大きく低下してしまうとき、自己託送システム100は、予め設定される託送計画値に比べて電力が不足する不足インバランスが生じる。上記不足インバランスを防ぐために、電力監視制御装置10は、託送電力を増大させ、所定値(電力上限閾値)以上になるように電力機器を制御する託送促進制御を行う。託送促進制御は、例えば、太陽光発電装置1または発電機3の出力促進、蓄電池4の放電、あるいは負荷5の消費電力の減少させる制御である。
図4は、所定の託送期間において、託送促進制御を行った場合の託送実績値の時間変化の例を示すグラフである。図2と同様に、横軸は託送期間の残り時間(分)を示す。縦軸は託送実績値(kWh)を示す。図4の例では、実線が託送実績値の時間変化を表し、点線が託送促進ラインを表す。ここで、託送促進ラインとは、電力量と時刻とのグラフにおいて、時間と共に増加し、期間終了の所定時間前に、託送計画値に達するラインである。電力監視制御装置10は、託送実績値が実績値上限閾値に達しておらず、託送促進ラインを下回ったとき、託送促進制御を行う。図5の例では、託送促進ラインは直線であり、託送終了時から10分前に実績値上限閾値に達するように設定される。託送促進ラインの傾きは、ユーザによって電力上限閾値以上の値に設定される。ここで電力上限閾値は、太陽光発電装置1の出力を考慮しない場合における、太陽光発電装置1を除く電力機器の出力範囲内での託送電力の実質的な最大値であることが好ましい。例えば、ユーザは、発電機3と蓄電池4との合計の最大出力を電力上限閾値とし、電力上限閾値以上の値(電力)を託送促進ラインの傾きとして、電力監視制御装置10に設定してもよい。
図4に示す場合、時刻tcで託送実績値が託送促進ラインを下回っており、時刻tdで託送電力が電力上限閾値に達している。つまり、電力監視制御装置10は、託送期間の開始時から時刻tcまで自己託送を継続している。電力監視制御装置10は、時刻tcから時刻tdまで託送促進制御により託送電力を増大させている。電力監視制御装置10は、時刻tdから時刻teまで託送抑制制御により託送電力を電力上限閾値以上としている。
なお、託送促進制御中に託送実績値が実績値上限閾値に達した場合は、電力監視制御装置10は託送抑制制御を優先させる。図5の例では、時刻teで託送実績値が実績値上限閾値に達している。つまり、時刻teに託送促進制御から上述の託送抑制制御に切り替わる。
(動作例)
以下に、本発明の実施形態2に係る電力監視制御装置10の動作例について説明する。以下では、図5を参照して、電力監視制御装置10による託送促進制御の動作例を説明する。
S1~S7は実施形態1の動作例と同様である。ただしS3において、実績値判定部14がNOと判定した場合は、S10に進む。
実績値判定部14は、所定の託送期間の期間内における託送実績値が、託送促進ラインを下回ったか否かを判定する(S10)。実績値判定部14は、託送実績値が託送促進ラインを下回っていないと判定した場合には(S10でNo)、自己託送を継続する旨の信号を制御部16に出力する。実績値判定部14は、託送実績値が託送促進ラインを下回ったと判定した場合には(S10でYes)、電力機器の促進制御を開始する旨の信号を選択部15に出力する。
選択部15において、促進制御時に電力機器の促進制御を行う優先順位が予め設定されている。選択部15は、電力機器の促進制御を開始する旨の信号を、実績値判定部14から取得したとき、優先順位に従って、複数の電力機器から第1対象機器を選択する(S11)。選択部15は、第1対象機器の促進制御を開始する旨の信号を制御部16に出力する。
制御部16は、第1対象機器の促進制御を行う旨の信号を、選択部15から取得したとき、第1対象機器に対する促進制御を開始する(S12)。つまり、制御部16は、託送期間の期間内における託送実績値が、託送促進ラインを下回った場合に、第1対象機器の託送促進制御を行う。
各電力機器には、電力の出力範囲が設定されている。制御部16は、第1対象機器の出力を、第1対象機器の出力範囲において託送電力を最大とする出力とする。託送電力を最大とする出力としたとき、制御部16は、第1対象機器の促進制御を終了する旨の信号を選択部15に出力する。選択部15は、第1対象機器の促進制御を終了する旨の信号を、制御部16から取得したとき、優先順位に従って、複数の電力機器から第2対象機器を選択する。以下、第2対象機器に関して、第1対象機器と同様の動作を行う。
例えば、選択部15は、託送電力が電力上限閾値に達するまで、発電機3、蓄電池4、負荷5、および蓄電池4aの順に、複数の電力機器から対象機器を選択する。なお、制御部16は、対象機器が負荷である場合、負荷への電力の入力を、負荷の入力範囲において託送電力を最大とする入力とする。
電力判定部17は、情報取得部11から託送電力を示す情報を取得する。電力判定部17は、情報取得部11から取得した託送電力が電力上限閾値に達したか否かを判定する(S13)。電力判定部17は、託送電力が電力上限閾値に達していないと判定した場合には、託送電力の増大を継続する旨の信号を制御部16に出力する。電力判定部17は、託送電力が電力上限閾値に達していると判定した場合には、託送電力の増大を終了する旨の信号を制御部16に出力する。制御部16は、託送電力の増大を終了する旨の信号を電力判定部17から取得したとき、対象機器の抑制制御を行う旨の信号を取得するまで促進制御により託送電力を電力上限閾値以上とする。
また、電力判定部17は、託送電力が電力上限閾値に達していると判定した場合には、託送実績値が実績値上限閾値に達するまで託送実績値を監視する旨の信号を実績値判定部14に出力する。実績値判定部14は、託送促進制御中における託送実績値が、実績値上限閾値に達したか否かを判定する(S14)。実績値判定部14は、託送実績値が実績値上限閾値に達していないと判定した場合には、託送実績値が実績値上限閾値に達していると判定するまで促進制御を継続する(S15)。実績値判定部14は、託送実績値が実績値上限閾値に達していると判定した場合には、S4に進む。
優先順位に沿った対象機器の託送促進制御の例を説明する。抑制制御とは逆に、託送促進制御では、制御部16は、促進の優先順位にしたがって、対象機器の出力を徐々に低減する。託送電力が電力上限閾値以上になると、制御部16は、該対象機器の出力を維持する。これにより、電力監視制御装置10は、予め設定される託送計画値に比べて託送する電力が不足する不足インバランスを防ぐことができる。したがって、電力監視制御装置10は、電力を計画値通りに自己託送することができる。
〔実施形態3〕
本発明の実施形態3について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(構成例)
図6は、本発明の実施形態3に係る自己託送システム101の構成を示すブロック図である。自己託送システム101における第1事業所53は、電力監視制御装置30を含む。本発明の実施形態3に係る電力監視制御装置30は、情報取得部11と、実績値特定部12と、記憶部13と、実績値判定部14と、選択部15と、制御部16と、電力判定部17と、気象情報取得部21と、発電量予測部22と、負荷予測部23と、調整負荷予測部24と、計画値決定部25と、計画値通知部26と、雲量推測部31とを備える。なお、本発明の実施形態3において、雲量推測部31または調整負荷予測部24は省略してもよい。電力監視制御装置30は、予め自己託送計画を立案し、送電網51の管理事業者へ送信する。電力監視制御装置30は、上記自己託送計画に基づき同時同量監視制御を行う。
雨天時などにおいては、太陽光発電装置1の発電量が大きく低下してしまうことを考慮し、電力監視制御装置30は、太陽光発電量の予測値および負荷消費電力量の予測値から求められる余剰電力の予測値に係数(0.0<係数<1.0)をかけた託送計画値を使用している。そのため、太陽光発電装置1が予測通りの発電を行った場合、電力監視制御装置30は、余剰電力量を託送計画値に合うようにするため上述の託送抑制制御を行う。電力監視制御装置30は、このような託送抑制制御により抑制される電力量を低減させるために、調整可能な負荷の消費電力を低減させ託送計画値を高くする制御を行う。
(動作例)
以下に、本発明の実施形態3に係る電力監視制御装置30の動作例について説明する。以下では、図7を参照して、電力監視制御装置30による自己託送計画の決定に関する動作例を説明する。
気象情報取得部21は、気象予測情報等を外部(例えば気象庁のウェブサイト)から取得する。気象情報取得部21は、例えば、託送期間における予測日射量の情報を外部から取得する(S20)。気象情報取得部21は、託送期間における予測日射量の情報を発電量予測部22に出力する。
気象情報取得部21は、例えば、託送期間より前の期間における、太陽光発電装置1が設置された設置地点の周囲の雲の情報を取得する(S21)。なお、気象情報取得部21は、周囲の雲の情報として、衛星から得られた雲の分布情報を取得してもよい。また、気象情報取得部21は、周囲の雲の情報として、設置地点の周囲の上空を地上から撮影した画像を取得してもよい。気象情報取得部21は、周囲の雲の情報を雲量推測部31に出力する。
雲量推測部31は、周囲の雲の情報を気象情報取得部21から取得する。雲量推測部31は、託送期間より前の期間における太陽光発電装置1が設置された設置地点の周囲の雲の動きから、該託送期間における設置地点の雲の量を推測する(S22)。雲量推測部31は、推測した雲の量に関する情報を発電量予測部22に出力する。なお、本発明の実施形態3においてS21とS22とは省略してもよい。
記憶部13は、過去の日射量と太陽光発電量との関係を示す情報と、過去の負荷の消費電力量の実績と、託送期間における負荷運転スケジュールとを制御部16から取得し、記憶する。負荷運転スケジュールは、第1事業所53における少なくとも1つの負荷5の託送期間における運転予定(運転状態であるか停止状態であるか、または、運転強さ)を示す。運転強さは、運転による消費電力の大きさに対応する。
発電量予測部22は、託送期間における予測日射量の情報を気象情報取得部21から取得する。発電量予測部22は、過去の日射量と太陽光発電量との関係を示す情報を記憶部13から取得する。発電量予測部22は、託送期間における予測日射量の情報および過去の日射量と太陽光発電量との関係を示す情報から、託送期間における太陽光発電量を予測する(S23)。発電量予測部22は、推測した雲の量に関する情報を雲量推測部31から取得し、託送期間における予測日射量の情報および過去の日射量と太陽光発電量との関係を示す情報と推測した雲の量とを用いて、託送期間における太陽光発電量を予測してもよい。例えば、発電量予測部22は、託送期間における予測日射量の情報および過去の日射量と太陽光発電量との関係を示す情報から予測した託送期間における太陽光発電量に、推測した雲の量に応じて係数(0.0≦係数≦1.0)を乗じる。これにより、発電量予測部22は、託送期間における太陽光発電量の予測値を得る。発電量予測部22は、託送期間における太陽光発電量の予測値を計画値決定部25に出力する。
負荷予測部23は、過去の負荷の消費電力量の実績を記憶部13から取得する。負荷予測部23は、過去の負荷の消費電力量の実績(例えば託送期間と同じ時間帯の実績)から、託送期間における負荷消費電力量を予測する(S24)。負荷予測部23は、託送期間における負荷消費電力量の予測値を計画値決定部25に出力する。
調整負荷予測部24は、託送期間における負荷運転スケジュールを記憶部13から取得する。調整負荷予測部24は、負荷運転スケジュールから、消費電力を調整可能な負荷の調整可能電力量を予測する。つまり、調整負荷予測部24は、託送期間において消費電力を調整可能な負荷が稼働予定であれば、該負荷の調整可能電力量を予測する(S25)。消費電力を調整可能な負荷とは、例えば、予定より消費電力を低減させても問題が生じない負荷、または工場における生産への影響が少ない負荷(例えば空調機器、または屋外照明等)である。調整可能電力量とは、該負荷について、低減させても問題が生じない程度の電力量である。いずれの負荷が消費電力を調整可能な負荷であるかは、記憶部13に負荷運転スケジュールと関連付けて予め設定されている。また、該負荷の調整可能電力量も記憶部13に負荷運転スケジュールと関連付けて予め設定されている。調整負荷予測部24は、消費電力を調整可能な負荷の調整可能電力量を計画値決定部25に出力する。
計画値決定部25は、託送期間における太陽光発電量の予測値を発電量予測部22から取得する。計画値決定部25は、託送期間における負荷消費電力量の予測値を負荷予測部23から取得する。計画値決定部25は、消費電力を調整可能な負荷の調整可能電力量を調整負荷予測部24から取得する。計画値決定部25は、上記の情報から託送期間における託送計画値を決定する(S26)。計画値決定部25は、託送期間における託送計画値を記憶部13および計画値通知部26に出力する。
計画値決定部25は、例えば下記の関係により託送計画値を決定する:
[余剰電力の予測値]=[太陽光発電量の予測値]-[負荷消費電力量の予測値]
[係数]=[調整可能電力量を考慮しない場合の係数]+[調整可能電力量に対応する補正値]
[託送計画値]=[余剰電力の予測値]×[係数]。
調整可能電力量に対応する補正値により、係数の値が大きくなる。そのため、電力監視制御装置30は、調整可能電力量を考慮することで、託送計画値を高くすることが出来る。または、計画値決定部25は、例えば下記の関係により託送計画値を決定してもよい:
[余剰電力の予測値]=[太陽光発電量の予測値]-[負荷消費電力量の予測値]
[係数]=[調整可能電力量を考慮しない場合の係数]
[託送計画値]=[余剰電力の予測値]×[係数]+[調整可能電力量]。
この場合も、電力監視制御装置30は、調整可能電力量を考慮することで、託送計画値を高くすることが出来る。すなわち、電力監視制御装置30は、託送期間において、消費電力を調整可能な負荷が稼働予定であれば、該負荷が停止予定である場合よりも、前記託送計画値を高くする。
計画値通知部26は、託送期間における託送計画値を計画値決定部25から取得する。計画値通知部26は、託送計画値を外部(例えば送電網51の管理事業者)に通知する。計画値通知部26は、当日の自己託送計画を、例えば前日の12時までに、送電網51の管理事業者に通知する。
記憶部13は託送期間における託送計画値を計画値決定部25から取得し、記憶する。記憶部13から所定の託送期間ごとの託送計画値を取得した実績値判定部14は、消費電力を調整可能な負荷が稼働予定である託送期間において、託送実績値が、実績値上限閾値に達したか否かを判定する(S27)。実績値判定部14は、託送実績値が実績値上限閾値に達していないと判定した場合には、制御部16に託送実績値が実績値上限閾値に達するまで該負荷の消費電力を低減させる(S28)。実績値判定部14は、託送実績値が実績値上限閾値に達していると判定した場合には、制御部16に該負荷の消費電力を増加させる(S29)。つまり、電力監視制御装置30は、選択部15が第1対象機器として該負荷を選択することにより、託送抑制制御を行う。電力監視制御装置30は、必要に応じて、託送実績値が託送計画値を超えないように、各対象機器の託送抑制制御を行う。
図10は、所定の託送期間において、負荷の消費電力の調整を行った場合の託送実績値の時間変化の例を示すグラフである。横軸は時刻を示す。縦軸は託送実績値(kWh)を示す。託送期間の開始と共に、制御部16は、消費電力を調整可能な負荷を遮断(消費電力を低減)する。図10における斜めの直線は、運転予定であった負荷を停止させていること(負荷の調整)による託送実績値の増加を示す。この増加分だけ、電力監視制御装置30は、託送計画値を高めに見積もることができる。託送実績値が実績値上限閾値に達すると、制御部16は、該負荷を投入(消費電力を増加)する、すなわち運転状態にする。
〔実施形態4〕
本発明の実施形態4について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(構成例)
図8は、本発明の実施形態4に係る自己託送システム102の構成を示すブロック図である。自己託送システム102における第1事業所54は、電力監視制御装置40を含む。本発明の実施形態4に係る電力監視制御装置40は、情報取得部11と、実績値特定部12と、記憶部13と、実績値判定部14と、選択部15と、制御部16と、電力判定部17と、気象情報取得部21と、発電量予測部22と、負荷予測部23と、調整負荷予測部24と、計画値決定部25と、計画値通知部26と、雲量推測部31と予測修正部41とを備える。電力監視制御装置40は、予め自己託送計画を立案し、送電網51の管理事業者へ送信する。電力監視制御装置40は、上記自己託送計画に基づき同時同量監視制御を行う。
例えば、天候の急変などにより太陽光発電量の予測値が大きく外れると、電力監視制御装置は、託送実績値を託送計画値に一致させることができない。つまり、電力監視制御装置は、託送促進制御を十分に行うことができず、不足インバランスを発生させる可能性がある。上記不足インバランスを防ぐために、電力監視制御装置40は、過去の期間の太陽光発電量の予測値と、該過去の期間の太陽光発電量の実績値との差に基づいて、託送期間における太陽光発電量の予測値を修正し、自己託送計画を決定する。
(動作例)
以下に、本発明の実施形態4に係る電力監視制御装置40の動作例について説明する。以下では、図9を参照して、電力監視制御装置40による託送促進制御の動作例を説明する。
S20~S25、S27~S29は実施形態3の動作例と同様である。また、S31は実施形態3におけるS26を修正したものである。ただしS23の後、発電量予測部22は、託送期間における太陽光発電量の予測値を予測修正部41に出力し、S30に進む。
記憶部13は、太陽光発電量の予測値を発電量予測部22から取得し、記憶する。記憶部13は、太陽光発電量の実績値を実績値特定部12から取得し、記憶する。
予測修正部41は、過去の期間の太陽光発電量の予測値と、該過去の期間の太陽光発電量の実績値とを、記憶部13から取得する。予測修正部41は、託送期間における太陽光発電量の予測値を発電量予測部22から取得する。予測修正部41は、過去の期間の太陽光発電量の予測値と、該過去の期間の太陽光発電量の実績値との差に基づいて、託送期間における太陽光発電量の予測値を修正する(S30)。例えば、予測修正部41は、過去の複数の託送期間のそれぞれにおける、太陽光発電量の予測値と実績値との差を求める。予測修正部41は、複数の託送期間の太陽光発電量の予測値と実績値との差の中から、太陽光発電量の予測値と実績値との差の最大値を求める。予測修正部41は、過去の太陽光発電量の予測値と実績値との差の最大値を太陽光発電の最大容量で除した値を、さらに1から引いた値を、調整係数とする。予測修正部41は、未来の託送期間の太陽光発電量の予測値に調整係数を乗じた値を、該未来の託送期間の託送計画値とする。予測修正部41は、修正された太陽光発電量の予測値を計画値決定部25に出力する。
また、気象情報取得部21は、託送期間の予想天気を外部から取得し、予測修正部41は、託送期間の予想天気を気象情報取得部21から取得してもよい。予測修正部41は、託送期間の予想天気に対応する天気であった過去の期間を特定する。予測修正部41は、該過去の期間の太陽光発電量の予測値と、該過去の期間の太陽光発電量の実績値との差に基づいて、託送期間における太陽光発電量の予測値を修正する。
具体的には、予測修正部41は、過去の所定の期間における託送期間ごとの太陽光発電量の予測値と実績値との差の最大値を求める。予測修正部41は、予想天気に対応する天気であった過去の期間における託送期間ごとの予測値と実績値との差の最大値を求めてもよい。予測修正部41は、例えば天気(晴天、曇天、または雨天)毎に、下記の関係により調整係数(0≦調整係数≦1)を決定する:
[調整係数]=1.0-[過去の太陽光発電量の予測値と実績値との差の最大値]/[太陽光発電の最大容量]。
計画値決定部25は、上記の調整係数を基に託送期間における託送計画値を決定する(S31)。例えば、計画値決定部25は、託送期間の予想天気に対応する調整係数を用いる。計画値決定部25は、託送期間の予想天気が晴天であれば、晴天の調整係数を用いる。
[託送計画値]=[余剰電力の予測値]×[調整係数]。
電力監視制御装置40によれば、過去の期間の予測値と実績値との差(予測誤差)に基づいて、予測誤差を適切に見越した託送計画値を設定することができる。そのため、電力監視制御装置40は、託送期間において日射量予測が外れても、不足インバランスが発生する可能性を低減することができる。また、例えば、予想天気が晴天より曇天の方が予測誤差が大きくなる等、天気に応じて予測誤差の大きさは異なってくる。そのため、電力監視制御装置40は、天気に応じて調整係数を求めることにより、予想天気を考慮した託送計画値を設定することができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
電力監視制御装置10、30、40の制御ブロック(特に情報取得部11と、実績値特定部12と、記憶部13と、実績値判定部14と、選択部15と、制御部16と、電力判定部17と、気象情報取得部21と、発電量予測部22と、負荷予測部23と、調整負荷予測部24と、計画値決定部25と、計画値通知部26と、雲量推測部31と、予測修正部41)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、電力監視制御装置10は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 太陽光発電装置
2 パワーコンディショナ
3 発電機
4、4a 蓄電池
5 負荷
6 電力量計
10、30、40 電力監視制御装置
11 情報取得部
12 実績値特定部
13 記憶部
14 実績値判定部
15 選択部
16 制御部
17 電力判定部
21 気象情報取得部
22 発電量予測部
23 負荷予測部
24 調整負荷予測部
25 計画値決定部
26 計画値通知部
31 雲量推測部
41 予測修正部
50、53、54 第1事業所
51 送電網
52 第2事業所
100、101、102 自己託送システム

Claims (16)

  1. 電力の自己託送の監視制御を行う電力監視制御装置であって、
    自己託送された電力の積算値である託送実績値を特定する実績値特定部と、
    所定の託送期間の期間内における前記託送実績値が、前記託送期間ごとの託送計画値より低く設定された実績値上限閾値に達したか否かを判定する実績値判定部と、
    前記託送期間の期間内における前記託送実績値が、前記実績値上限閾値に達した場合に、対象機器の託送抑制制御を行う制御部と、を備え、
    前記託送抑制制御は、太陽光発電装置または発電機の出力抑制、蓄電池の充電、あるいは負荷の消費電力の増加を含む、電力監視制御装置。
  2. 予め設定されている前記託送抑制制御の優先順位に従って、複数の電力機器から前記対象機器を選択する選択部を備える請求項1に記載の電力監視制御装置。
  3. 前記実績値判定部は、前記託送期間の期間内における前記託送実績値が前記実績値上限閾値に達していないとき、前記託送実績値が、前記託送期間ごとに設定された託送促進ラインより下回っているか否かを判定し、
    前記制御部は、前記託送期間の期間内における前記託送実績値が前記実績値上限閾値に達していないとき、前記託送実績値が、託送促進ラインより下回った場合に、対象機器の託送促進制御を行い、
    前記託送促進制御は、前記太陽光発電装置または前記発電機の出力促進、前記蓄電池の放電、あるいは前記負荷の消費電力の減少を含む、請求項1に記載の電力監視制御装置。
  4. 予め設定されている前記託送促進制御の優先順位に従って、複数の電力機器から前記対象機器を選択する選択部を備える請求項3に記載の電力監視制御装置。
  5. 前記制御部は、前記対象機器の前記託送抑制制御として、前記太陽光発電装置の出力抑制を行う、請求項1から4のいずれか一項に記載の電力監視制御装置。
  6. 前記制御部は、前記対象機器の託送抑制制御を行うことにより、自己託送される電力を所定値以下に抑制する、請求項1から5のいずれか一項に記載の電力監視制御装置。
  7. 前記託送期間における太陽光発電量の予測値および負荷消費電力量の予測値を用いて、該託送期間における前記託送計画値を決定する計画値決定部であって、該託送期間において、消費電力を調整可能な負荷が稼働予定であれば、該負荷が停止予定である場合よりも、前記託送計画値を高くする前記計画値決定部を備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の電力監視制御装置。
  8. 消費電力を調整可能な前記負荷が稼働予定である前記託送期間において、前記制御部は、前記託送実績値が前記実績値上限閾値に達するまで、該負荷の消費電力を低減させ、前記託送実績値が前記実績値上限閾値に達すると、該負荷の消費電力を増加させる、請求項7に記載の電力監視制御装置。
  9. 前記託送期間における予測日射量の情報と、前記託送期間より前の期間における、前記太陽光発電装置が設置された設置地点の周囲の雲の情報とを取得する情報取得部と、
    前記託送期間より前の期間における、前記太陽光発電装置が設置された設置地点の周囲の雲の動きから、該託送期間における前記設置地点の雲の量を推測する雲量推測部と、
    前記託送期間における予測日射量と、該託送期間における前記設置地点の推測された雲の量とを用いて、該託送期間における太陽光発電量を予測する発電量予測部と、
    前記託送期間における太陽光発電量の予測値を用いて、該託送期間における前記託送計画値を決定する計画値決定部とを備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の電力監視制御装置。
  10. 前記情報取得部は、衛星から得られた雲の分布情報を取得する、請求項9に記載の電力監視制御装置。
  11. 前記情報取得部は、前記設置地点の周囲の上空を地上から撮影した画像を取得する、請求項9に記載の電力監視制御装置。
  12. 前記託送期間における予測日射量を用いて、該託送期間における太陽光発電量を予測する発電量予測部と、
    過去の期間の太陽光発電量の予測値と、該過去の期間の太陽光発電量の実績値との差に基づいて、前記託送期間における太陽光発電量の予測値を修正する予測修正部と、
    前記託送期間における修正された太陽光発電量の予測値を用いて、該託送期間における前記託送計画値を決定する計画値決定部とを備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の電力監視制御装置。
  13. 前記予測修正部は、
    前記託送期間の予想天気に対応する天気であった過去の期間を特定し、
    特定された該過去の期間の太陽光発電量の予測値と、該過去の期間の太陽光発電量の実績値との差に基づいて、前記託送期間における太陽光発電量の予測値を修正する、請求項12に記載の電力監視制御装置。
  14. 電力の自己託送の監視制御を行う電力監視制御方法であって、
    自己託送された電力の積算値である託送実績値を特定する実績値特定ステップと、
    所定の託送期間の期間内における前記託送実績値が、前記託送期間ごとの託送計画値より低く設定された実績値上限閾値に達したか否かを判定する実績値判定ステップと、
    前記託送期間の期間内における前記託送実績値が、前記実績値上限閾値に達した場合に、対象機器の託送抑制制御を行う抑制制御ステップと、を含み、
    前記託送抑制制御は、太陽光発電装置または発電機の出力抑制、蓄電池の充電、あるいは負荷の消費電力の増加を含む、電力監視制御方法。
  15. 前記実績値判定ステップでは、前記託送期間の期間内における前記託送実績値が前記実績値上限閾値に達していないとき、前記託送実績値が、前記託送期間ごとに設定された託送促進ラインより下回っているか否かを判定し、
    前記託送期間の期間内における前記託送実績値が前記実績値上限閾値に達していないとき、託送実績値が、前記託送促進ラインより下回った場合に、対象機器の託送促進制御を行う促進制御ステップを含み、
    前記託送促進制御は、前記太陽光発電装置または前記発電機の出力促進、前記蓄電池の放電、あるいは前記負荷の消費電力の減少を含む、請求項14に記載の電力監視制御方法。
  16. 請求項1から13のいずれか一項に記載の電力監視制御装置としてコンピュータを機能させるための電力監視制御プログラムであって、前記実績値特定部、前記実績値判定部、および前記制御部としてコンピュータを機能させるための電力監視制御プログラム。
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