JPH1141595A - ビデオデコーダlsi - Google Patents

ビデオデコーダlsi

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JPH1141595A
JPH1141595A JP19615597A JP19615597A JPH1141595A JP H1141595 A JPH1141595 A JP H1141595A JP 19615597 A JP19615597 A JP 19615597A JP 19615597 A JP19615597 A JP 19615597A JP H1141595 A JPH1141595 A JP H1141595A
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JP
Japan
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data
bus
read
dma
sequencer
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JP19615597A
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Hiroshi Hatae
博 波多江
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】任意のデバイスと組み合わせ可能な高速動作の
ビデオデコーダLSI 【解決手段】PCIバス2に接続されたデバイス例えば
32から圧縮された画像データの読み出しをシーケンサ
20はマスタ動作モジュール26に指示し、データがF
IFOメモリ24に読み出されるごとに、シーケンサ2
0は、DMAブロック14にそれらのデータの転送を指
示し、DMAブロック14は、FIFOメモリ24内に
読み出されたデータをビデオブロック12の入力バッフ
ァに内部バス1を介して順次転送する。ビデオブロック
12では、この入力バッファにデータがあれば、それを
復号する。一方、シーケンサ20は上記DMAブロック
14によるデータ転送と並行して、マスタ動作モジュー
ル26に後続のデータの読み出しを指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PCIバス等の高
速な外部バスに接続して使用され、ビデオデータおよび
オーディオデータを復号するビデオ/オーディオデコー
ダ用の大規模集積回路(LSI)に関する。
【0002】
【従来の技術】最近注目されているビデオデコーダLS
Iは、圧縮画像をデコードして、圧縮前の画像を復元す
る。このデコーダLSIとしては、圧縮された静止画を
復元するのに使用されるものだけでなく、圧縮された動
画を復元するのに使用されるデコーダLSIも開発され
ている。後者のデコーダLSIとしては、いわゆるMP
EGデコーダLSIあるいはMPEG2デコーダLSI
が知られている。
【0003】この種のデコーダLSIは、パーソナルコ
ンピュータ(パソコン)等のコンピュータの画像記憶装
置、例えばCD−ROMと組み合わせて使用され始めて
いる。しかし、従来では、デコーダLSIは、CD−R
OM等の特定の画像記憶装置に特定のインタフェース回
路により接続され、その画像記憶装置専用のデコーダL
SIとして使用される。
【0004】パソコンでは、汎用の外部バスとして、P
CIバスが主として使用されている。ここでPCIバス
とは、Peripheral Component I
nterconnectバスの略で、PCI SIG
(Special Interest Group)とい
う業界標準団体で規格決定作業がなされている。例え
ば、「PCI内部・バス仕様書 製品版 第2.0版
1993.4.30」参照。従来PCIバスに何らかの
回路を接続する場合、PCIインターフェイスLSIを
介してその回路をPCIバスに接続する場合が多い。例
えば、interface、1997、3月号、第14
4頁から第148頁には、いくつかの製品が紹介されて
いる。また、PCIバス側と内部バス側との間のデータ
転送には(1)内部バス上のCPUが、PCIバス上の
メモリなどに対してリード/ライトするダイレクト・マ
スタ・モード(2)PCIバス側から内部バス上のメモ
リなどをリード/ライトとするダイレクト・スレーブ・
モード(3)DMAモードの3種の転送モードがあるこ
とが解説されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上記デコ
ーダLSIの利用の今後の拡大を考え、上記デコーダL
SIが一つの画像記憶装置に占有されるのではなく、い
ろいろの画像ソースに対して共用できることが望ましい
と考えるに至った。特に、上記デコーダLSIがいろい
ろのパソコン等のコンピュータにおける汎用の回路とし
て使用できることが望ましいと考えるに至った。上記デ
コーダLSIのより望ましい実施形態を検討した結果、
以下の条件を満たす上記デコーダLSIが望ましいと考
えるに至った。すなわち、上記デコーダLSIは、PC
Iバス等の高速のバスを介して画像記憶装置に接続でき
ることが望ましい。上記デコーダLSIを上記PCIイ
ンターフェイスLSIを介してバスに接続すると、この
LSIを介することによるデータ転送速度の劣化が生じ
る。従って、このようなインタフェースLSIを用いな
いで、デコーダLSIが直接バスに接続できることが望
ましい。
【0006】さらに、バスに接続される多くの汎用の画
像記憶装置、例えばCD−ROMは、PCIバスの仕様
に言うマスタになるための回路を通常有しない。したが
って、パソコンに使用する汎用のデコーダLSIはPC
Iバスでマスタになって動作できるならば、そのデコー
ダLSIはより多くの画像記憶装置に対して使用できる
点で望ましいことになる。しかも、上記デコーダLSI
がマスタとして動作できるようになれば、そのデコーダ
LSI内のデコードの進捗に併せて後続のデータを画像
記憶装置から読み出すことができ、そうでない場合に生
じる無駄な転送制御が不要となる。
【0007】さらに、上記デコーダLSI内で実行され
るデコード動作が、このデータ転送に関連して遅延され
ないことが望ましい。とくに、デコーダLSI内のデコ
ード動作を実行するビデオブロックでのデコード動作
と、バスを介した画像記憶装置からの後続の圧縮画像デ
ータの読み出しは通常は非同期で行われる。しかし、も
しビデオブロックに後続の画像データの読み出しの完了
をチェックさせると、それだけデコード動作が中断され
ることになる。従って、ビデオブロックがこのような、
読み出し完了のチェックを行わないで画像データに対す
るデコードを継続できることが望ましい。言い換える
と、ビデオブロックの関与なしに圧縮された画像データ
を次々とビデオブロックに供給できることが望ましい。
【0008】したがって、本発明の目的は、外部バスに
接続された画像記憶装置等の画像装置から圧縮画像を高
速に読み出し、復号するのに適したビデオデコーダLS
Iを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるビデオデコーダLSIには、内部バス
に接続され、圧縮画像データを復号するための復号回路
と、外部バスを介してそれに接続されたデバイスに圧縮
された画像データの読み出しを要求するためのデータ読
み出し要求モジュールと、上記データ読み出し要求モジ
ュールにより上記外部バスに読み出された画像データを
一時的に保持するデータバッファとが設けられる。
【0010】さらに、当該データバッファに保持された
データを上記復号回路に上記内部バスを介してDMA転
送するDMAブロックと、上記データ読み出し要求モジ
ュールによる上記外部バスを介したデータの読み出し
と、上記DMAブロックによる上記データバッファ内の
データのDMA転送とを繰り返し指示するシーケンサと
が設けられる。
【0011】本発明のより具体的な態様では、上記シー
ケンサは、上記DMAブロックによる上記バッファ内の
データの転送と並行してそのデータの後続のデータの読
み出しを上記データ読み出し要求モジュールに指示す
る。
【0012】本発明のさらに具体的な態様では、上記復
号回路と上記内部バスに接続された入力バッファがさら
に設けられ、上記DMAブロックは、当該データバッフ
ァに保持されたデータを上記入力バッファにDMA転送
する。さらに、上記復号回路は、上記入力バッファに保
持された復号すべきデータを順次復号する回路を有す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るビデオデコー
ダLSIを図面に示した実施の形態を参照してさらに詳
細に説明する。
【0014】<発明の実施の形態1>図1は、本発明に
係るビデオデコーダLSI16を使用するパソコンを示
す。ホストCPU34は、HOST−PCIブリッジ3
0を介してメインメモリ33およびPCIバス2に接続
され、このバスにはCD−ROM32および本発明に係
るビデオデコーダLSI16が接続されている。なお、
バスアービタは簡単化のために図示していない。また、
PCIバス2には、他の複数のデバイスが接続可能であ
るが、それらも簡単化のために図示されていない。ま
た、CD−ROM32に代えて他の画像記憶装置例えば
DVDあるいはメインメモリ33、あるいは他のRA
M、ROM等のメモリなどの種々のデバイスを使用する
こともできる。なお、本実施の形態では、簡単化のため
に、CD−ROM32に圧縮された画像データのみが保
持され、音声データは保持されていないものと仮定す
る。
【0015】デコーダLSI16は一つの半導体チップ
上に形成され、画像圧縮信号を復号するビデオブロック
12、その復号動作に使う係数等のデータを保持するメ
モリ10、PCIインターフェイスブロック17と、そ
のブロック17とビデオブロック12の間でデータを転
送するDMA(Direct Memory Acces
s)ブロック14を有する。これらは、データのリード
かライトかを識別するためのデータライト信号dwri
te用の信号線3、内部データバス4、内部アドレスバ
ス5からなる内部バス1により接続されている。この内
部バス1のアービタも簡単化のために図示していない。
ビデオブロック12は画像表示用のモニタ35に接続さ
れている。なお、図では、ビデオデコーダLSI16が
PCIバス2に直接接続されているかのように図示され
ているが、実際には通常のLSIがそうであるように、
ビデオデコーダLSI16は適当なボードに搭載され、
そのボードのコネクタを介してPCIバス2に接続され
ている。
【0016】PCIインターフェイスブロック17は、
内部バス1とPCIインターフェイスブロック17の間
で信号を中継する内部バスインターフェイスモジュール
18、CD−ROM32から読み出されたデータあるい
はビデオブロック12から供給されたデータを一時的に
保持する先入れ先出し(FIFO)メモリ24、シーケ
ンサ20、ターゲットモジュール22、マスタモジュー
ル26、コンフィギュレーションモジュール28から構
成されている。ここで、シーケンサ20は、ビデオブロ
ック12から要求されたデータ転送の実行を制御するよ
うに、DMAブロック14、マスタモジュール26を制
御する。マスタモジュール26はPCIバスの規格に従
ってデータの転送の要求元(マスタ)として動作する回
路である。ターゲットモジュール22はPCIバスの規
格に従ってデータ転送の要求先として動作する回路であ
り、これらは、それぞれ公知の回路によりもしくはそれ
を変形することにより容易に実現される。なお、コンフ
ィギュレーションモジュール28はPCIバスの規格で
決められている、コンフィギュレーションデータを格納
する複数のレジスタからなる。ここでコンフィギュレー
ションデータは、PCIバス2を動作させるための設定
データであり、ホストCPU34がターゲットモジュー
ル22を介してセットする。セットされたデータは、マ
スタモジュール26により使用される。
【0017】本実施の形態では、PCIインターフェイ
スブロック17がビデオブロック12と同じLSI上に
形成され、さらに、そこに含まれたマスタモジュール2
6は、ビデオブロック12からのデータ読み出し要求に
応答して、PCIバス2を介して、それに接続された装
置、例えばCD−ROM32からビデオブロック12に
より要求された圧縮されたデータを読み出し、シーケン
サ20は、DMAブロック14と協同して上記読み出さ
れたデータをビデオブロック12に供給するように構成
されている点に特徴がある。この結果、ビデオブロック
12は、すでに読み出された圧縮されたデータのデコー
ドを実行する間、後続の圧縮されたデータが現にこのL
SI16に読み出されたか否かのチェックをする必要が
ない。
【0018】図2において、ビデオブロック12は、内
部データバス4から転送された画像圧縮信号を一時的に
格納する入力バッファ86、圧縮信号を復号する圧縮信
号復号部80、復号した画像信号を一時格納する出力バ
ッファ84、内部アドレスバス5と線3上のライト信号
dwriteを監視して出力バッファ84と入力バッフ
ァ86を制御するアドレスデコード部88、圧縮信号復
号部80からのデータ転送要求に応じて、転送すべきデ
ータのアドレスおよびデータを読み出すのか書き込むか
を指示するライト信号dwriteをそれぞれ内部アド
レスバス5、制御線3に出力する制御部82から構成さ
れている。
【0019】図3に示すように、内部バスインターフェ
イスモジュール18の内部には、アドレスレジスタ30
0、ステータスレジスタ400、デコード回路40およ
びANDゲート42,44,46,47が設けられてい
る。デコード回路40は、内部アドレスバス5上のアド
レスと制御線3上のライト信号dwriteを監視し、
内部バスインターフェイスモジュール18の内部を制御
する。
【0020】図4に示すように、FIFOメモリ24の
内部には、PCIバス2からLSI内部データバス4に
転送するデータを一時的に保持する4つのレジスタ11
0、108、106、104と、内部データバス4から
PCIバス2に転送するデータを一時的に保持する4つ
のレジスタ98、96、94、92から構成されてい
る。これらのレジスタのアクセスは、マスタ動作モジュ
ール26と内部バスインターフェイスモジュール18に
より制御される。
【0021】シーケンサ20は、図5に示すように、内
部データバス4からPCIバス2へのデータの転送を制
御するライトシーケンサ70と、PCIバス2から内部
データバス4へのデータの転送を制御するリードシーケ
ンサ72から構成されている。
【0022】以下に図1の装置の動作の詳細を説明す
る。図6は、ビデオブロック12がPCIバス2に接続
されたデバイスから圧縮されたデータを読み出し、これ
を復号するときの動作のフローチャートである。まず、
ビデオブロック12は、読み出すべきデータのアドレス
を指定する(ステップ160)。具体的には、図2にお
いて、制御部82は、内部バスインターフェイスモジュ
ール18内のアドレスレジスタ300に読み出しアドレ
スを設定するコマンドを内部バス1に送出する。すなわ
ち、このレジスタに割り当てられたアドレスを内部アド
レスバス5に送り出し、読み出しアドレスを内部データ
バス4に送り出し、制御線3に与えるライト信号dwr
iteを”H”にする。内部バスインターフェイスモジ
ュール18では、内部アドレスバス5にアドレスレジス
タ300のアドレスが出力され、制御線3上のライト信
号dwriteが”H”になると、デコード回路40の
出力信号線49が”H”となり、ANDゲート47によ
り、その時の内部データバス4上のアドレスがアドレス
レジスタ300に書き込まれる。以下では、この読み出
しアドレスは、CD−ROM32内の特定の読み出し開
始位置のアドレスであると仮定する。
【0023】図6に戻り、ビデオブロック12は、その
後読み出し開始を指示する(ステップ161)。具体的
には、制御部82は、内部バスインターフェイスモジュ
ール18内の読み出し開始レジスタ50に値1をセット
するコマンドを内部バス1に送出する。すなわち、この
レジスタに割り当てられたアドレスを内部アドレスバス
5に送り出し、第0ビットが1のデータを内部データバ
ス4に送り出し、制御線3に与えるライト信号dwri
teを”H”にする。内部バスインターフェイスモジュ
ール18では、内部アドレスバス5に読み出し開始レジ
スタ50のアドレスが出力され、制御線3上のライト信
号dwriteが”H”になると、デコード回路40の
出力信号線43が”H”となり、ANDゲート44によ
り、その時の内部データバス4上のデータの第0ビット
(今の例では値1)が読み出し開始レジスタ50に書き
込まれる。後に説明する書き込み開始レジスタ48、シ
ーケンサ終了レジスタ52のセットについても同様であ
る。それぞれのレジスタは、ANDゲート48,52を
介してデコーダ回路40によりセットされる。
【0024】このレジスタ50の出力は、読み出し開始
信号rstとしてシーケンサ20に供給され、後に説明
する方法でCD−ROM32からのデータの読み出しが
開始される。ビデオブロック12は、その後、デコード
を開始し、入力バッファ86にデータがあれば、そのデ
ータを圧縮信号復号部80に取り込み、デコード作業を
行い、モニタ35に出力する。一方で、入力バッファ8
6が一杯であるかどうかをチェックし(ステップ16
2)、一杯であれば、転送終了を指示する(ステップ1
64)。具体的には、内部バスインターフェイスモジュ
ール18内のシーケンサ終了レジスタ52に1をセット
する。このレジスタ52の出力は、シーケンサ終了信号
scfiとしてシーケンサ20に通知される。このよう
に、ビデオブロック12は、データの読み出しを要求
し、入力バッファ86にデータが転送され始めた後は、
読み出されたデータが入力バッファ86が一杯か否かを
チェックするだけでよく、デコード処理以外の大きな処
理を実行する必要がない。
【0025】図7は、リードシーケンサ72の状態遷移
図を示す。図8は、このシーケンサの動作のフローチャ
ートである。このシーケンサは、アイドルステート70
1、DMA転送ステート702、マスタ動作ステート7
03の3つのステートを持っている。電源投入後はアイ
ドルステートとなり(ステップ170)、読み出し開始
レジスタ50が”H”になるのを待っている(ステップ
172)。前述のように、読み出し開始レジスタ50
が”H”になると、マスタ動作ステートに遷移する。こ
のステートでは、マスタ動作モジュール26に読み出し
要求readを供給し、PCIバス2を介してCD−R
OM32からのデータの読み出しを指示する(ステップ
174)。この後、リードシーケンサ72は、DMA転
送ステートに遷移し、マスタ動作モジュール26が与え
る終了通知信号pcifが”H”になるのを待つ(ステ
ップ176(図8))。
【0026】図9に示すように、マスタ動作モジュール
26は、電源投入時にはアイドル状態にあり(ステップ
190)、読み出し要求readが”H”になるのを待
っている(ステップ192)。前述のように、この要求
が”H”になると、PCIバス2に接続されたデバイス
からのデータの読み出しを開始する(ステップ19
4)。読み出すべきデータのアドレスは、内部バスイン
ターフェイスモジュール18内のアドレスレジスタ30
0から線20Aを介してマスタ動作モジュール26に供
給される。ここでは、このアドレスがCD−ROM32
に属するアドレスであると仮定している。したがって、
マスタ動作モジュール26は、PCIバス2に対して定
められた手順に従い、このCD−ROM32と交信し、
そのデバイスからデータを読み出す。なお、CD−RO
M32は、マスタ動作モジュールと交信するためのター
ゲット動作モジュール(図示せず)を内蔵し、このモジ
ュールは、PCIバス2上のアドレスがCD−ROM3
2に属するアドレスであるかを検出し、そうであるとき
には、マスタ動作モジュール26からの読み出し要求が
指定するデータをPCIバス2に送出する。
【0027】図10は、この時のデータ転送のタイムチ
ャートを示す。ここで、信号線のAD[31:0]、F
RAME#、IRDY#、TRDY#、DEVSEL#
はPCIバス2に送出される信号で、PCIバスの規格
で決められている信号である。ここで、信号AD[3
1:0]は、マスタ動作モジュール26が供給する読み
出しアドレスあるいはCD−ROM32が順次供給する
複数の読み出しデータを表す。本実施の形態では、一度
のデータ転送では、それぞれ32ビットからなる4つの
データがCD−ROM32から連続してPCIバス2に
読み出されるものと仮定している。FRAME#とIR
DY#は、マスタ動作モジュール26が供給し、TRD
Y#とDEVSEL#はCD−ROM32が供給する。
このデータ転送の間、マスタ動作モジュール26はそれ
ぞれのデータに転送に同期して、FIFOメモリ24に
それぞれのデータを取り込むことを指示する信号fwr
ite1を繰り返し供給する。図4において、FIFO
メモリ24では、4つのレジスタ110、108,10
6,104はシフトレジスタを構成し、信号fwrit
e1に応答して、PCIバス2上のデータを順次レジス
タ110が取り込み、取り込まれたデータは順次後続の
レジスタ108,106,104にシフトされる。
【0028】こうして4つのデータの取り込みが終了す
ると(ステップ196(図9))、マスタ動作モジュー
ル26は、終了通知信号pcifを”H”にし、リード
シーケンサ72に供給し(ステップ198(図9))、
アイドル状態に戻る(ステップ190(図9))。
【0029】すでにDMA転送ステートになっているリ
ードシーケンサ72は、終了通知信号pcifが”H”
になったのを検出すると、DMA転送要求dreqR
を”H”にし、DMAブロック14に出力する(ステッ
プ178(図8))。さらに、内部バスインターフェイ
スモジュール18からシーケンサ終了信号scfiが与
えられているか否かを判別し(ステップ180)、そう
でないときには、マスタ動作ステートに戻り、ステップ
174を再度実行する。こうして、後続のデータをCD
−ROM32からの読み出し動作がすでに説明した説明
した方法により起動される。なお、この後続のデータの
読み出しを要求するに当たり、マスタ動作モジュール2
6はPCIバス2にその後続のデータのアドレスを出力
するように、PCIバス2に送出するアドレスを更新す
る。
【0030】一方、DMAブロック14は、DMA転送
要求dreqRに応答して、FIFOメモリ24に読み
込まれた4つのデータをビデオブロック12の入力バッ
ファ86にDMA転送により転送する。この転送は、上
記PCIバス2による後続のデータの読み出し動作と並
行して行われる。図11は、このときのデータ転送のタ
イムチャートを示す。具体的には、DMAブロック14
は、内部バス1にFIFOメモリ24内のレジスタ10
4,106、108,110内のデータをこれらのレジ
スタの順に読み出す4つのコマンドを順次発行する。そ
れぞれのコマンドが指定するこれらのレジスタのアドレ
スを図11ではFIFOアドレス1、FIFOアドレス
2、FIFOアドレス3、FIFOアドレス4と示して
いる。DMAブロック14は、それぞれのコマンドの発
行のときに、線3に与えるライト信号dwriteをロ
ーにする。内部バスインターフェイスモジュール18内
のデコード回路40は、それぞれのコマンドに応答して
読み出し信号fread3,fread4,fread
5,fread6を順次上記4つのレジスタに供給す
る。こうして、これらのレジスタから順次4つのデータ
data1、data2、、、が内部バス1に読み出さ
れる。
【0031】DMAブロック14はそれぞれのコマンド
の発行の後で、かつ次のコマンドの発行の前に、現在発
行されたコマンドにより読み出されたデータをビデオブ
ロック12内の入力バッファ86の空き領域に書き込む
コマンドを発行する。入力バッファ86の大きさは、P
CIバス2を介して一度に転送される4つのデータの大
きさの合計より十分大きい大きさ例えば512バイトと
仮定する。このことは出力バッファ84についても同じ
である。図11には、これらの書き込みコマンドが指定
するアドレスの内の二つをビデオアドレス1、2と示し
ている。また、これらの書き込みコマンドの発行の時
に、制御線3に与えるライト信号dwriteは”H”
にされる。こうして、PCIバス2からFIFOメモリ
24に読み出された4つのデータがビデオブロック12
に転送される。
【0032】以上のようにして、CD−ROM32から
データが順次ビデオブロック12に読み出される。も
し、ビデオブロック12が読み出しの終了を決定した場
合には(ステップ164(図6))、内部バスインター
フェイスモジュール18に転送終了のコマンドを供給
し、アイドルステートに戻る。
【0033】ビデオブロック12が復号して得た画像デ
ータを、モニタ35に表示するのでなく、PCIバス2
に接続されたデバイス、例えばメインメモリ33に転送
するときには、そのデータの転送は、以下のようになさ
れる。ビデオブロック12の制御部82は、内部バス1
を介して内部バスインターフェイスモジュール18内の
レジスタ48に1をセットする。このレジスタの出力
は、書き込み開始信号wstとしてシーケンサ20に供
給される。図12はライトシーケンサ70の状態遷移図
であり、図13はその動作のフローチャートである。図
12,13と図7,8との比較より明らかなように、ラ
イトシーケンサ70の動作は、リードシーケンサ72の
動作に比べると、信号rst、dreqR、readに
代えてそれぞれ信号wst、dreqW、writeが
使用されるので、ライトシーケンサ70の動作の詳細は
省略し、以下に相違点のみを説明する。
【0034】DMAブロック14は、信号dreqWに
応答して、書き込むべきデータをビデオブロック12内
の出力バッファ84から読み出し、内部バスインターフ
ェイスモジュール18内のレジスタ92に順次書き込
む。レジスタ92,94,96,98もシフトレジスタ
を構成している。これらのレジスタへの書き込み信号f
write3は、内部バスインターフェイスモジュール
18内のデコード回路40により与えられる。
【0035】図14は、マスタ動作モジュール26のラ
イト時の動作のフローチャートである。この図と図9と
の比較から分かるように、信号readに代えて信号w
riteが使用されている。図15はこのライト時のP
CIバス2でのデータ転送のタイムチャートである。そ
の詳細説明は省略する。
【0036】以上から明らかなように、本実施の形態で
は、デコーダLSIが一つの画像記憶装置に占有される
のではなく、いろいろの画像ソースに対して共用でき
る。
【0037】特に、上記デコーダLSIがいろいろのパ
ソコン等のコンピュータにおける汎用の回路として使用
できる。マスタとして動作できないデバイスに対しても
使用できる。しかも、PCIバスから他のLSIを介す
ることなく高速にデータを読み出すことができる。
【0038】さらに、デコーダLSI内で実行されるデ
コード動作が、このデータ転送に関連して遅延されな
い。とくに、ビデオブロック12が復号すべきデータが
PCIバスからFIFOメモリ24に読み出されると、
このデータはビデオブロック12の介入を得ないでその
ビデオブロック12に直ちに供給される。したがって、
そのデータがPCIバスに読み出された後ビデオブロッ
ク12により復号されるまでの時間を減らすことができ
る。
【0039】なお、本実施の形態では、簡単化のため
に、CD−ROM32に圧縮された画像データのみが保
持され、圧縮された音声データは保持されていないもの
と仮定した。このCD−ROM32に圧縮された音声デ
ータが保持されている場合には、ビデオデコーダLSI
16にこの音声データを処理する回路を設けることも可
能である。あるいは、以下のように音声部分をホストC
PU34に処理させることも可能である。すなわち、ホ
ストCPU34は、音声データと画像データをCD−R
OM32から読み出し、その内、画像データをメインメ
モリ33に書き込み、音声データをホストCPU34が
復号する。ビデオデコーダLSI16はこのメインメモ
リ33から画像データを先の実施の形態と同様に読み出
せばよい。
【0040】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば、外部バスに接続された画像ソースから圧縮された画
像を高速に読み出し、復号するのに適したビデオデコー
ダLSIが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るビデオデコーダLSIの全体の構
成図。
【図2】図1の装置に使用するビデオブロックの構成
図。
【図3】図1の装置に使用する内部バスインターフェイ
スモジュールの構成図。
【図4】図1の装置に使用するFIFOメモリの構成
図。
【図5】図1の装置に使用するシーケンサの構成図。
【図6】図1の装置に使用するビデオブロックのデータ
読み出し時の動作のフローチャート。
【図7】図5の装置に使用するライトシーケンサの状態
遷移図。
【図8】図5の装置に使用するリードシーケンサの動作
のフローチャート。
【図9】図1の装置に使用するマスタ動作モジュールの
データ読み出し時の動作のフローチャート。
【図10】図1の装置におけるデータ読み出し時のPC
Iバス上の信号のタイムチャート。
【図11】図1の装置におけるデータ読み出し時の内部
バス上の信号のタイムチャート。
【図12】図5の装置に使用するライトシーケンサの状
態遷移図。
【図13】図5の装置に使用するライトシーケンサの動
作のフローチャート。
【図14】図1の装置に使用するマスタ動作モジュール
のデータ書き込み時の動作のフローチャート。
【図15】図1の装置におけるデータ書き込み時のPC
Iバス上の信号のタイムチャート。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部バスと、 上記内部バスに接続され、圧縮画像データを復号するた
    めの復号回路と、 圧縮された画像データの読み出しを外部バスを介してそ
    れに接続されたデバイスに要求するためのデータ読み出
    し要求モジュールと、 上記データ読み出し要求モジュールによる読み出し要求
    により上記外部バスに読み出された画像データを一時的
    に保持するデータバッファと、 上記内部バスに接続され、当該データバッファに保持さ
    れたデータを上記復号回路に上記内部バスを介してDM
    A転送するDMAブロックと、 上記データ読み出し要求モジュールによる上記外部バス
    を介したデータの読み出しと、上記DMAブロックによ
    る上記データバッファ内のデータのDMA転送とを繰り
    返し指示するシーケンサとを有するビデオデコーダLS
    I。
  2. 【請求項2】上記シーケンサは、上記DMAブロックに
    よる上記バッファ内のデータの転送と並行してそのデー
    タの後続のデータの読み出しを上記データ読み出し要求
    モジュールに指示する請求項1記載のビデオデコーダL
    SI。
  3. 【請求項3】上記復号回路と上記内部バスに接続された
    入力バッファをさらに有し、 上記DMAブロックは、当該データバッファに保持され
    たデータを上記入力バッファにDMA転送する請求項1
    記載のビデオデコーダLSI。
  4. 【請求項4】上記復号回路は、上記入力バッファに保持
    された復号すべきデータを順次復号する回路を有する請
    求項3記載のビデオデコーダLSI。
  5. 【請求項5】上記外部バスはPCIバスである請求項1
    から4のいずれか一つに記載のビデオデコーダLSI。
JP19615597A 1997-07-22 1997-07-22 ビデオデコーダlsi Pending JPH1141595A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030021568A (ko) * 2001-09-06 2003-03-15 (주) 아이브이콤 피씨아이 버스 기반의 병렬 디지털 신호 처리를 위한피씨아이 버스 제어 장치
CN104717433A (zh) * 2015-03-27 2015-06-17 电子科技大学 一种用于视频流信号处理系统的分布式传输装置

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