JPH114139A - フィルタ回路 - Google Patents
フィルタ回路Info
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- JPH114139A JPH114139A JP15560497A JP15560497A JPH114139A JP H114139 A JPH114139 A JP H114139A JP 15560497 A JP15560497 A JP 15560497A JP 15560497 A JP15560497 A JP 15560497A JP H114139 A JPH114139 A JP H114139A
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Abstract
ら構成される抵抗両終端LC梯子型フィルタ回路におい
て、終端抵抗動作を行う回路と直列リアクタンス動作を
行う回路の接続点に形成される寄生容量による不要な時
定数の発生をなくし、良好なフィルタ特性を得る。 【解決手段】 抵抗動作を行う電圧制御電流源と直列−
並列変換動作を行う2つの電圧制御電流源とを1つの電
圧制御電流源2で構成し、終端抵抗がフィルタを構成す
る並列コンデンサ10と接続されるようにすることによ
り、容量値を寄生容量分だけ小さくするか、または相互
コンダクタンス値を調整することにより、フィルタ特性
に対する寄生容量の影響を相殺することができ、フィル
タ特性のずれを低減することができる。
Description
しくはIC化に適したアクティブフィルタ回路に関する
ものである。
して、通過域内においてリアクタンス素子に対する素子
感度が低いという特徴を持つ抵抗両終端LC梯子型フィ
ルタ回路を原形フィルタとし、これを電圧制御電流源と
コンデンサにより構成し、リアクタンス素子に対して低
感度であるという特徴を受け継ぐ方法がある。
RUMMENACHER andVAN RUYMBE
KE、”Integrated Selectivit
yfor Narrow−Band FM IF Sy
stem” IEEEJournal of Soli
d−State Circuits、vol.25、n
o.3、pp.757−760、June 1990)
に記載されたフィルタ回路がある。
梯子型バンドパスフィルタ回路を、電圧制御電流源によ
る抵抗回路と、2つの電圧制御電流源と並列コンデンサ
による並列インダクタ回路と、並列コンデンサと上記の
並列インダクタ回路を4つの電圧制御電流源で構成され
た直列−並列変換回路で変換した直列リアクタンス回路
を用いて構成している。
図である。図7において、入力電圧Vrと入力電流Ir
の関係から以下の関係式が成り立つので、この回路は並
列抵抗として動作する。 Ir=Vr・gm Vr/Ir=1/gm =R ∴gm=1/R ・・・(1)
の説明図である。図8において、入力電圧Vlと入力電
流Ilの関係より以下の関係式成り立つので、この回路
は並列インダクタとして動作する。 Il=(Vl・gm・sC)・gm =Vl・gm2 /sC Vl/Il=sC/gm2 =sL ∴C=L・gm2 ・・・(2)
サ、インダクタ)として動作する回路の説明図である。
図9において、入力電圧Vlc1と入力電流Ilc1の
関係より以下の関係式成り立つ、 Ilc1=Vlc1・gm・Z・gm =Vlc1・gm2 ・Z Vlc1/Ilc1=1/(Z・gm2 ) =(1/gm2 )・(sCla+(gm2 /sCca)) =(1/sCa)+sLa ∴C1a=La・gm2 、Cca=Ca ・・・(3) ただし、l/Z=sCla+(gm2 /sCca) また、出力電圧Vlc2と出力電流Ilc2についても
同様であるので、この回路は直列リアクタンス回路とし
て動作する。
来のフィルタ回路の変換方法を用いて、終端抵抗と直列
リアクタンス回路が接続される場合、寄生容量による不
要な時定数が発生して、フィルタ特性にずれが発生して
しまうという問題を有していた。
力側終端抵抗と直列リアクタンス素子が接続される4次
T型抵抗両終端LC梯子型バンドパスフィルタ回路につ
いて説明する。
ドパスフィルタ回路を示す。図2において、入力側終端
抵抗を並列抵抗とするために、入力信号を電圧から電流
に変換すると図3に示す回路になる。入力電圧Vinと
入力電流Iinの関係は以下のようになる。 Iin=Vin/R1 ・・・(4)
明した変換方法を用いて電圧制御電流源とコンデンサで
構成すると、図10に示すブロック図になる。図10に
おいて、101〜111は相互コンダクタンスがgm
(もしくは−gm)である電圧制御電流源、112〜1
15はコンデンサ、116は入力端子、117は出力端
子、118は寄生容量Cpである。
れる寄生容量はコンデンサ112〜115の容量値を寄
生容量分だけ小さくするか、相互コンダクタンス値を調
整することにより、フィルタ特性に対する寄生容量の影
響を相殺することができるが、入力側終端抵抗と直列リ
アクタンス回路の接続点(電圧制御電流源102、10
4の出力と電圧制御電流源103の入力の接続点)と基
準電位点との間に形成される寄生容量の影響を相殺する
ことはできず、フィルタ特性にずれが発生してしまうと
いう問題を有していた。
で、終端抵抗と直列リアクタンス回路が接続されるよう
な抵抗両終端LC梯子型フィルタ回路を、電圧制御電流
源とコンデンサにより構成しても、寄生容量の影響を相
殺することができ、フィルタ特性のずれを低減すること
ができる優れたフィルタ回路を提供することを目的とす
る。
成するために、複数の電圧制御電流源と複数のコンデン
サから構成される抵抗両終端LC梯子型フィルタ回路に
おいて、入力側終端抵抗回路とこの入力側終端抵抗回路
に接続される直列−並列変換回路とを1つの電圧制御電
流源で構成したものであり、これにより、寄生容量の影
響を相殺することができ、フィルタ特性のずれを低減す
ることができる優れたフィルタ回路が得られる。
は、複数の電圧制御電流源と複数のコンデンサから構成
される抵抗両終端LC梯子型フィルタ回路において、入
力側終端抵抗回路とこの入力側終端抵抗回路に接続され
る直列−並列変換回路とを1つの電圧制御電流源で構成
したことを特徴とするフィルタ回路であり、寄生容量の
影響を相殺し不要な時定数の発生を抑えることができ、
フィルタ特性のずれを低減できるという作用を有する。
T型抵抗両終端LC梯子型フィルタ回路を原型フィルタ
とする請求項1記載のフィルタ回路であり、IC化に適
したフィルタ回路を実現できるという作用を有する。
から図6を参照して説明する。 (実施の形態)図1は本発明の実施の形態におけるフィ
ルタ回路の構成を示すブロック図である。図1におい
て、1〜9は相互コンダクタンスがgm(もしくは−g
m)である電圧制御電流源、10〜13はコンデンサ、
14は入力端子、15は出力端子である。
いて、どのようにして4次T型抵抗両終端LC梯子型バ
ンドパスフィルタ回路を電圧制御電流源とコンデンサで
構成するのかを、図2から図6を参照して説明する。ま
ず、図2に4次T型抵抗両終端LC梯子型バンドパスフ
ィルタ回路を示す。図2において入力信号を電圧から電
流に変換すると図3に示す回路になる。このとき、図3
の回路の各岐路の関係式は次のようになる。 I1=Iin−I2、V1=R1・I1 I2=I3、V2=I2/sC1 I3=V3/sL1、V3=V1−V2−V4 I4=V4/sL2、V4=V5 I5=I3−I4−I6、V5=I5/sC2 I6=V6/R2、V6=V5 ・・・(5)
すと図4に示すようになる。さらに、式(5)から以下
の関係式が成り立つ。 V3=V1−V2−V4 =R1・I1−R1・I3−V5 =R1・Iin−R1・I3−(I3/sC1)−V5 ・・・(6) I5=I3−I4−I6 =I3−(V4/sL2)−(V6/R2) =I3−(V5/sL2)−(V5/R2) ・・・(7)
5に示すシグナルフローグラフのように変換できる。こ
こで、各岐路において加算器や分配器を用いずにフィル
タ回路を構成できるようにするために、信号の加算点が
電流、信号の分配点が電圧となるように、V3(電圧)
→gm・V3(電流)、I3(電流)→I3/gm(電
圧)とし、電圧制御電流源とコンデンサでフィルタ回路
を構成し、かつ伝達関数が変化しないように相互コンダ
クタンスがgmである電圧制御電流源を挿入すると次の
関係式のようになる。 V3=R1・Iin−R1・I3−(I3/sC1)−V5 gm・V3=gm・(R1・Iin−R1・gm・(I3/gm) −gm((I3/gm)/sC1)−V5) =gm・(1・gm)・Iin −gm・(1/gm)gm・(I3/gm) −gm・gm((I3/gm)/sC1)−gm・V5 =Iin−gm・(I3/gm) −gm(1/sC1)・gm・(I3/gm)−gm・V5 ・・・(8) ただし、R1=1/gm I3=(V3/sL1) (I3/gm)=(1/gm)・(1/gm)・(gm・V3/sL1) =(gm・V3/(sL1・gm2 ) ・・・(9) I5=I3−(V5/sL2)−(V5/R2) =(I3/gm)・gm −gm(V5/(sL2・gm2 ))・gm−gm・V5 ・・・(10) ただし、R2=1/gm
から図5は図6に示すシグナルフローグラフのように変
換できる。図6を電圧制御電流源とコンデンサで実現す
ると図1に示すブロック図のようになる。ここで、図1
におけるコンデンサ10〜13の値は以下の関係式のよ
うになる。 Cl1=L1・gm2 、Cc1=C1 Cc2=C2、Cl2=L2・gm2 ・・・(11)
アクタンス回路とが接続される場合、寄生容量による不
要な時定数が発生してフィルタ特性にずれが発生してし
まうのに対して、本発明の実施の形態によるフィルタ回
路は、終端抵抗がフィルタを構成する並列コンデンサと
接続されるので、容量値を寄生容量分だけ小さくする
か、または相互コンダクタンス値を調整することによ
り、フィルタ特性に対する寄生容量の影響を相殺し、フ
ィルタ特性のずれを低減できるという点で優れた効果が
得られる。
ば、抵抗動作を行う電圧制御電流源と直列−並列変換動
作を行う2つの電圧制御電流源を1つの電圧制御電流源
で構成し、終端抵抗がフィルタを構成する並列コンデン
サと接続されるようにすることにより、容量値を寄生容
量分だけ小さくするか、または相互コンダクタンス値を
調整することにより、フィルタ特性に対する寄生容量の
影響を相殺し、フィルタ特性のずれを低減することがで
きる。
次T型抵抗両終端LC梯子型バンドパスフィルタ回路と
し、これを電圧制御電流源とコンデンサで構成した例で
説明したが、より高次の偶数次T型抵抗両終端LC梯子
型バンドパスフィルタ回路についても同様に実施可能で
ある。また、片側接地の電圧制御電流源ではなく、入出
力が差動形式の電圧制御電流源を用いて、全差動型フィ
ルタ回路を構成しても同様に実施可能である。
端抵抗回路とこの入力側終端抵抗回路に接続される直列
−並列変換回路を1つの電圧制御電流源で構成すること
により、寄生容量の影響を相殺し、不要な時定数の発生
を抑えることができ、フィルタ特性のずれを低減できる
という効果が得られる。
成を示すブロック図
T型抵抗両終端LC梯子型バンドパスフィルタの回路図
スフィルタ回路の入力信号を電圧から電流に変換した回
路図
フロー図
フロー図
フロー図
の模式図
ンス回路を説明するための模式図
タンス回路を説明するための模式図
式図
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の電圧制御電流源と複数のコンデン
サから構成される抵抗両終端LC梯子型フィルタ回路に
おいて、入力側終端抵抗回路とこの入力側終端抵抗回路
に接続される直列−並列変換回路とを1つの電圧制御電
流源で構成したことを特徴とするフィルタ回路。 - 【請求項2】 偶数次T型抵抗両終端LC梯子型フィル
タ回路を原型フィルタとする請求項1記載のフィルタ回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15560497A JP3874887B2 (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | フィルタ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15560497A JP3874887B2 (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | フィルタ回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH114139A true JPH114139A (ja) | 1999-01-06 |
JP3874887B2 JP3874887B2 (ja) | 2007-01-31 |
Family
ID=15609663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15560497A Expired - Fee Related JP3874887B2 (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | フィルタ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3874887B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4504116A (en) * | 1981-06-21 | 1985-03-12 | Parker-Hannifin Corporation | Rearview mirror positionable by remote control |
US7009446B2 (en) | 2000-05-24 | 2006-03-07 | Oki Electric Industry Co.. Ltd. | Active filter circuit with reduced noise |
KR100702832B1 (ko) | 2005-12-06 | 2007-04-03 | 한국전자통신연구원 | 기생 캐패시턴스 성분에 의한 필터의 동작특성 왜곡을제거할 수 있는 필터 및 그 제작방법 |
-
1997
- 1997-06-12 JP JP15560497A patent/JP3874887B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4504116A (en) * | 1981-06-21 | 1985-03-12 | Parker-Hannifin Corporation | Rearview mirror positionable by remote control |
US7009446B2 (en) | 2000-05-24 | 2006-03-07 | Oki Electric Industry Co.. Ltd. | Active filter circuit with reduced noise |
KR100702832B1 (ko) | 2005-12-06 | 2007-04-03 | 한국전자통신연구원 | 기생 캐패시턴스 성분에 의한 필터의 동작특성 왜곡을제거할 수 있는 필터 및 그 제작방법 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3874887B2 (ja) | 2007-01-31 |
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