JPH1141095A - クロック生成回路 - Google Patents

クロック生成回路

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JPH1141095A
JPH1141095A JP10011847A JP1184798A JPH1141095A JP H1141095 A JPH1141095 A JP H1141095A JP 10011847 A JP10011847 A JP 10011847A JP 1184798 A JP1184798 A JP 1184798A JP H1141095 A JPH1141095 A JP H1141095A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 逓倍回路から正確な逓倍クロックが出力され
ず、温度等の変動に対する補正能力が低下し、ロックが
困難になるという課題があった。 【解決手段】 入力された入力クロックの所定逓倍数の
出力クロックを供給する逓倍回路40内で、外部からリ
セット信号が入力されるか、あるいは入力クロックの1
周期内にクロック生成回路20の出力クロックのパルス
数が所定逓倍数未満の時、カウンタ52を初期化してデ
ジタルディレイライン56の遅延動作を初期化し、初期
化直後の遅延時間を最小値に設定し、徐々に遅延時間を
増加して所望の逓倍数の出力クロックを生成するもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、低電圧下におい
ても制御可能な、ノイズに対する影響の少ない、正確で
確実に動作可能なクロック生成回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】位相同期ループ(PLL:Phase
Locked Loop)は、従来から広範囲の分野で
利用されている、入力クロックに同期した周期または逓
倍クロックを出力する回路である。最近のマイクロプロ
セッサの動作周波数は高く、例えば、数百MHzの高速
クロックで動作するのでPLLをマイクロプロセッサに
内蔵することは不可欠になっている。
【0003】従来のPLLは、電圧制御発信器(VC
O:Voltage ControlOscillat
or)の制御電圧を保持するキャパシタの電圧をチャー
ジポンプにより制御して発信周波数を制御するアナログ
型PLLであった。しかし、従来のアナログ型PLL
は、低電圧下での制御が困難であり、ノイズに弱く、ま
た動作が安定するまでのロック時間が長く、入力クロッ
クの供給が停止するとPLLの発信が停止し、再度動作
を開始するまでに長い時間を要するという課題があっ
た。
【0004】従来では、上記した課題を解決するため
に、様々な提案がなされている。例えば、以下に記載す
る文献1の従来技術では、デジタルディレイラインを用
いた周波数逓倍回路を開示している。 文献1:「A Portable Clock Mul
tiplier Generator Using D
igital CMOS StandardCell
s,Michel Comber他2名,IEEE J
ournalof Solid−State circ
uits,Vol.31,No.7,Jul.199
6」。
【0005】図8は、従来の周波数逓倍回路10の構成
を示すブロック図であり、図において、1はフリップフ
ロップ回路(Flip−Flop)、2は分周器(Di
vider)、3はコンパレータ、4は制御回路、6お
よび7はそれぞれ遅延回路である。また、図9は、図8
に示した従来の周波数逓倍回路10の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【0006】次に動作について説明する。図8に示した
従来の周波数逓倍回路10の動作において、デジタルデ
ィレイラインである遅延回路6,7の遅延時間の初期状
態によっては、図9のタイミングチャート内のタイミン
グT1からタイミングT2の間に示すように、フリップ
フロップ回路1からパルスが出力されない状態に落ちる
可能性がある。
【0007】この場合、入力クロックの立ち上がりエッ
ジ(タイミングT1)から、分周器2の出力信号Mをネ
ゲートするまでの遅延時間と、フリップフロップ回路1
の出力信号Aとしての逓倍クロック出力信号の4パルス
目の立ち下がり時刻(タイミングT1)から出力信号M
をアサートするまでの遅延時間の差によっては、図9に
示すタイミングT1からタイミングT2までのように、
入力クロックの1周期の間、出力信号Mがアサートされ
続けて正確な逓倍出力信号を出力できない状態が発生す
るという課題があった。
【0008】また、上記した従来技術である文献1に開
示された周波数逓倍回路10では、入力クロックと分周
器2の出力信号Mとの間の位相同期に関しては何も言及
されておらず、このためPLLの機能としては不十分な
ものとなっていた。
【0009】一方、従来のデジタルディレイラインを用
いた位相同期回路とデジタルディレイラインを用いた図
8に示した周波数逓倍回路10を組み合わせたものがあ
る。
【0010】図10は、デジタルディレイラインを用い
た位相同期回路とデジタルディレイラインを用いた図8
に示した周波数逓倍回路10とを組み合わせた従来のク
ロック生成回路15を示すブロック図であり、図におい
て、10は図8に示した周波数逓倍回路、11は位相同
期回路、12は位相同期回路11を構成するデジタルデ
ィレイライン、13はデジタルカウンタ、そして14は
コンパレータである。
【0011】次に動作について説明する。周波数逓倍回
路10から出力される逓倍クロック出力信号(出力クロ
ック)は、位相同期回路11内のデジタルディレイライ
ン12へ入力され、デジタルディレイライン12から外
部へPLL出力信号が出力される。また、コンパレータ
14は、このPLL出力信号の位相と入力クロックとの
位相を比較し、比較結果をデジタルディレイライン12
へフィードバックして入力クロックとPLL出力信号と
の間の遅延を調整し両者の位相を一致させている。
【0012】しかしながら、図10に示す従来のクロッ
ク生成回路15の構成では、例えば、デジタルディレイ
ライン12の遅延時間が入力クロックの周期より長くな
ると、周波数逓倍回路10内のコンパレータ3、または
位相同期回路11内のコンパレータ14での比較結果に
より実施される周期または位相の補正がPLL出力信号
に反映されるまで多くの時間がかかり、このため、電圧
値、温度値等によるPLL出力信号のずれに対する補正
能力が悪くなるという課題があった。
【0013】図11は、図10に示すクロック生成回路
15の動作を示すタイミングチャートである。図11の
タイミングチャートに示すように、位相同期回路11内
のデジタルディレイライン12での遅延時間が、入力ク
ロックの2倍の遅延時間でロックしてしまった場合、タ
イミングT4で周波数逓倍回路10内のコンパレータ3
から出力された比較結果が、PLL出力信号として位相
同期回路11から出力されるのはタイミングT4からカ
ウントして入力クロックの2周期後となる。この場合、
補正能力は低下するのみならず、タイミングT5での不
正確なPLL出力信号により、不正確な遅延補正演算処
理が行われて正しくロックできないといった事態が発生
する危険性がある。
【0014】図12は、従来のデジタルディレイライン
12を示すブロック図であり、図において、17はデジ
タルディレイライン12を構成する複数の遅延素子、1
8は複数の遅延素子の中から1つを選択するセレクタで
ある。例えば、上記した文献1や文献2「Multif
requency Zero−Jitter Dela
y−Locked Loop(Avener Efen
dovich他3名:IEEE Journal of
Solid−State Circuits,Vo
l.29,No.1,JAN.1994」に開示の従来
のデジタルディレイライン12では、セレクタ18が遅
延素子17内の1つを選択して遅延時間を調整してい
た。
【0015】しかしながら、このような従来のデジタル
ディレイラインの構成では、デジタルディレイラインの
遅延が短い場合においても、全ての遅延素子17をスイ
ッチする必要があり、不必要に電力を消費するといった
課題があった。
【0016】図13は、従来の他のデジタルディレイラ
インを示す構成図である。図に示すように、従来の他の
デジタルディレイラインの構成では、消費電力を抑える
ため、入力取り込み位置を制御信号a,bを用いて制御
することで、各遅延素子を選択的に活性化させ所望の遅
延時間を得るものである。しかしながら、図13に示す
従来の他のデジタルディレイラインの構成では、クロッ
ク生成回路の動作中にカウンタ値が変化した場合、例え
ば、図13内のノードaからノードbへ入力位置がシフ
トした場合、図14に示すデジタルディレイラインの動
作を示すタイミングチャート内に示すタイミングT8で
の出力aに不定な電位が乗ってしまうという課題があっ
た。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のクロック生成回路においては、デジタルディレイライ
ンを用いたデジタルPLLにおいて、デジタルディレイ
ラインの初期状態では、周波数逓倍回路10の出力信号
である逓倍クロック出力信号が正確に出力されない場合
が発生し、また位相同期回路11内のデジタルディレイ
ライン12の初期状態によっては、周波数逓倍回路10
もしくは位相同期回路11内のコンパレータ3および1
4での比較結果に基づいて計算されたデジタルディレイ
ラインの遅延時間の変化がPLL出力信号に反映される
以前に、次の位相比較を実行し、温度や電圧の変動に対
する補正能力が低下し、位相ロックが困難になるという
課題があった。
【0018】さらに、デジタルディレイライン内の全て
の素子をスイッチングすると、無駄な電力を消費し、あ
るいはこの無駄な電力消費を防止するため、デジタルデ
ィレイラインの入力取り込み位置を制御して遅延時間を
調整する方式にすると、動作中にカウンタ値が変化する
場合に、デジタルディレイラインの出力にハザードが乗
って正確に位相ロックができないといった課題があっ
た。
【0019】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、クロック生成回路において、低電
圧でも容易に制御可能な、ノイズに対する影響が少な
く、ロック時間も短く入力クロックの供給が停止した場
合であっても必要とされるクロックを生成可能なデジタ
ルPLLを正確に動作させ、またジッタや精度等の性能
を向上できるクロック生成回路を得ることを目的とす
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明に係るクロック
生成回路は、逓倍回路が、入力されたクロック信号(以
下、入力クロックという)の所定逓倍数のクロック信号
を出力し(以下、逓倍回路から出力されたクロック信号
を出力クロックという)、リセット信号が入力される
か、あるいは入力クロックの1周期の間に前記出力クロ
ックのパルス数が所定逓倍数未満の場合に、逓倍回路の
動作を初期化し低電圧下でも確実に所望の逓倍数の出力
クロックをロックし、またカウンタの初期状態がいかな
る値であっても所望の逓倍数の出力クロックを高精度に
かつ確実に得るものである。
【0021】この発明に係るクロック生成回路は、逓倍
回路が出力クロックの周期または位相を段階的に遅延す
る第1の遅延回路および第1の遅延回路の遅延時間を設
定し制御する第1のカウンタを備え、クロック生成回路
の動作開始時あるいはリセット信号が入力された時に第
1の遅延回路の遅延時間が最小値となるように第1のカ
ウンタ内のカウンタ値を設定し、所望の逓倍数の出力ク
ロックを高精度にかつ確実に得るものである。
【0022】この発明に係るクロック生成回路は、第1
のカウンタのカウンタ値の更新は、第1の遅延回路の遅
延時間の変化が最小値となるような値にのみ更新され、
出力クロックのパルス幅を徐々に広げて行くことで、所
望の逓倍数の出力クロックを高精度でかつ正確に得るも
のである。
【0023】この発明に係るクロック生成回路は、逓倍
回路が、入力されたクロック信号の所定逓倍数のクロッ
ク信号を出力し(以下、出力クロックという)、出力ク
ロックの周期または位相を段階的に遅延する第1の遅延
回路および第1の遅延回路の遅延時間を設定し制御する
第1のカウンタを有し、位相同期回路が逓倍回路内の第
1の遅延回路から出力された出力クロックを入力し、出
力クロックを所定時間遅延させる第2の遅延回路および
第2の遅延回路の遅延時間を設定し制御する第2のカウ
ンタを有する。逓倍回路は、初期値が第1の値であり第
1のカウンタのカウンタ値が一定時間以内で変化しない
場合に第2の値が設定される第3のカウンタ(1ビット
のフリップフロップ)をさらに有する。第3のカウンタ
のカウンタ値が、第1の値から第2の値に変化した時、
第2の遅延回路の遅延時間が第1の遅延回路の遅延時間
と同じかあるいは少し長い遅延時間となるように第2の
カウンタのカウンタ値を設定して、逓倍回路がロックし
た後に位相同期回路での初期状態を逓倍回路の1周期分
かそれより少し大きくしてロックの精度を向上するもの
である。
【0024】この発明に係るクロック生成回路は、第1
の遅延回路および第2の遅延回路のそれぞれが互いに直
列に接続された複数個の遅延素子から構成され、第1の
遅延回路あるいは第2の遅延回路に対応した第1のカウ
ンタあるいは第2のカウンタから出力されるカウンタ値
の値に応じて複数の遅延素子のいずれかの遅延素子が選
択され、選択された遅延素子およびこれに隣接する遅延
素子により遅延時間が設定され制御されて誤動作を防止
し、またこの遅延回路を用いたクロック生成回路やDL
L(Dleay Locked Loop)の消費電力
を低減するものである。
【0025】この発明に係るクロック生成回路は、遅延
素子のそれぞれが、直列に接続されたn個のPMOST
rの組、および直列に接続されたn個のNMOSTrの
組とをさらに互いに直列に接続させて得られる回路を2
組並列に並べた構成を有する。n個のPMOSTrの組
とn個のNMOSTrの組との接点に隣接するPMOS
TrおよびNMOSTrのゲートを互いに接続した構成
を有することを特徴とするものである。
【0026】この発明に係るクロック生成回路は、第1
のカウンタおよび第2のカウンタのそれぞれはフリップ
フロップから構成され、第3のカウンタは1ビットのフ
リップフロップから構成されていることを特徴とするも
のである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
クロック生成回路20を示すブロック図であり、図にお
いて、21は位相同期ループ(Phase Locke
d Loop、以下、PLLという)、22は2相クロ
ック生成回路、23,24および37はインバータ、2
7はゲート制御のインバータからなるクロックドライ
バ、34,35,36はこの実施の形態1のクロック生
成回路20で生成されたクロック信号を供給される外部
回路である。クロック生成回路20は、PLL21、2
相クロック生成回路22、インバータ23,24および
クロックドライバ27から構成されている。
【0028】次に動作について説明する。この発明の実
施の形態1のクロック生成回路20内のPLL21は、
入力されたクロック信号(以下、入力クロックという)
の4逓倍のクロック信号としてのPLL出力信号(以
下、PLL出力という)を出力する。このPLL出力信
号は、2相クロック生成回路22で2相ノンオーバラッ
プ信号P1G,P2Gとなる。この2相ノンオーバラッ
プ信号P1G,P2Gは、各ブロックのクロックドライ
バ27を介して外部回路34,35,36へ供給され
る。クロックドライバ27の出力信号P1C,P2Cは
外部回路34へ出力され、クロックドライバ27の出力
信号P1B,P2Bは外部回路35へ出力され、そして
クロックドライバ27の出力信号P1A,P2Aは外部
回路36へ出力される。
【0029】例えば、外部回路34の出力状態が変化し
ない場合(即ち、外部回路34が動作していない場
合)、クロックドライバの出力信号P1C,P2Cは常
にロウレベル(Lレベル)に固定され、外部回路34へ
出力される。また、外部回路35の出力状態が変化しな
い場合(即ち、外部回路35が動作していない場合)、
クロックドライバの出力信号P1B,P2Bは常にロウ
レベル(Lレベル)に固定され、外部回路35へ出力さ
れる。同様に、外部回路36の出力状態が変化しない場
合(即ち、外部回路36が動作していない場合)、クロ
ックドライバの出力信号P1A,P2Aは常にロウレベ
ル(Lレベル)に固定され外部回路36へ出力される。
PLL21は、クロック入力とインバータ37の出力で
ある制御信号P1Pとの位相が一致するように、その出
力(以下、PLL出力という)を制御する機能を備えて
いる。
【0030】図2は、図1に示したクロック生成回路2
0内のPLL21の構成を示すブロック図であり、PL
L21は逓倍回路40(以下、逓倍部40という)およ
び位相同期回路41(以下、位相同期部41という)の
2つの部分から構成されている。
【0031】以下、PLL21を構成する逓倍部40お
よび位相同期部41に関して詳細に説明する。逓倍部4
0は、入力クロックの4逓倍クロックを生成する機能を
備えている。この実施の形態1では、逓倍部40は4逓
倍クロックを生成するが、この発明はこれに限定される
ことなく、例えば、2逓倍クロック、6逓倍クロック、
8逓倍クロック等、所定の逓倍クロックを生成するPL
Lでもよい。
【0032】次に逓倍部40の動作について説明する。
図3は、PLL21の動作を示すタイミングチャートで
ある。図2に示す逓倍部40において、太線で示したル
ープはリングオシレータ100を示している。逓倍部4
0は、この太線で示されたリングオシレータ100で生
成された4逓倍クロックを位相同期部41へ出力する。
但し、このリングオシレータ100は、制御信号DL−
ACTがネゲートされている間は、強制的にLレベルに
設定され、制御信号DL−STATがアサートされてい
る間は、強制的にHレベルに設定される。
【0033】図3のタイミングチャートに示されるよう
に、制御信号DL−ACTは、入力クロックの立ち上が
りエッジでアサートされ(例えば、タイミングT1
0)、4逓倍出力の4パルス目の立ち下がりエッジでネ
ゲートされる(例えば、タイミングT11)。
【0034】デジタルディレイライン(第1の遅延回
路)56は、96個の遅延素子(例えば、セレクタ)が
直列に接続されて構成されており、遅延時間を96段階
に調整可能である。例えば、10ビットのカウンタ(第
1のカウンタ)52の上位7ビットで、デジタルディレ
イライン56の遅延時間を制御する。制御信号PLL−
resetがアサートされた時のカウンタ52の初期値
は1であり、これはデジタルディレイライン56の遅延
時間を最小値に制御する。カウンタ52は、入力クロッ
クの2周期毎に1つカウントアップされる。
【0035】入力クロックの立ち上がりエッジとDL−
OUTの立ち下がりエッジの位相が一致した時点(即
ち、タイミングT12の次の入力クロック立ち上がりタ
イミングT13)で、カウンタ52のカウントアップが
停止する。このように、カウンタ52は、デジタルディ
レイライン56の遅延時間を最小値から除々に大きく設
定できるので、誤って3逓倍や2逓倍でロックすること
なく、従来例で説明したように、分周器からの出力信号
がアサートされ続けて、正確な逓倍出力信号が出力でき
ないといった状態を避けることができる。
【0036】例えば、入力クロックの立ち上がり時に、
制御信号DL−ACTがアサートされ続けた場合、入力
クロックの1周期の間に4逓倍出力が4パルス出ていな
いと逓倍回路40は判断し、制御信号PLL−rset
をアサートし、カウンタ52をリセットさせる。これに
より、電源投入直後等の初期状態においてPLL21の
動作が不安定な場合においても、確実にPLL21の動
作をリセットできる。また、制御信号PLL−rese
tは、外部から供給される外部リセット信号によって
も、アサート可能である。この外部リセット信号は、チ
ップ外部の装置から供給されるリセット入力や、電源投
入時にアサートされるパワーオンリセット信号等から生
成される。
【0037】図4は、ディレイ微調整回路の構成を示す
回路図であり、図において、59はディレイ微調整回路
(第1の遅延回路)、75および76は遅延素子であ
る。
【0038】次に、ディレイ微調整回路59の動作につ
いて説明する。ディレイ微調整回路59は、DL−CN
T生成回路57から出力される制御信号DL−CNTが
Hレベルの時、遅延素子75の1段分の遅延を追加す
る。これにより、デジタルディレイライン56での遅延
時間の微調整を行う。DL−CNT生成回路57から出
力される制御信号DL−CNTを、入力クロックのサイ
クルの途中で切り替えることで、同一入力クロックサイ
クル内で4逓倍出力の一部のパルス幅を遅延素子1段分
広げることができる。
【0039】DL−CNT生成回路57は、10ビット
のカウンタ52の下位3ビット値とパルスカウンタ40
0の出力C1〜C7の値に基づいて制御信号DL−CN
Tを生成する。
【0040】図5は、逓倍部40内のカウンタ52の下
位3ビット値、各種の制御信号DL−CNT、C1〜C
8、DL−ACT、およびディレイ微調整回路59から
出力される4逓倍出力の関係を示したタイミングチャー
トである。図5のタイミングチャートに示すように、1
0ビットのカウンタ52の下位3ビット値が0の時は、
ディレイ微調整回路59から出力される4逓倍出力の全
てのパルスが同一パルス幅を有している。そして、カウ
ンタ52の下位3ビット値が、例えば1から7へと増加
してゆくにつれて、ディレイ微調整回路59内の遅延素
子1段の遅延時間幅を持つパルスが、ディレイ微調整回
路59から4逓倍出力として出力される。
【0041】カウンタ52のカウンタ値が、入力クロッ
ク数でカウントして20サイクル以上停止した場合、ロ
ック検出回路(第3のカウンタ)60はロック検出信号
を出力する。このロック検出信号がアサートされた場合
でも、周囲の温度、電圧、その他の要因により、入力ク
ロックの立ち上がりエッジと制御信号DL−OUTの立
ち下がりエッジの位相がずれた場合は、そのずれに応じ
てカウンタ52のカウンタ値を1つ毎増加/減少させ位
相のずれを解消する。但し、一旦、ロック検出信号がア
サートされたら、制御信号PLL−resetがカウン
タ52へ入力されない限りこのロック検出信号はネゲー
トされない。
【0042】次に、PLL21内の位相同期部41の動
作について説明する。図6は、位相同期部41の動作を
示すタイミングチャートである。位相同期部41内で
は、逓倍部40から出力された4逓倍出力を、位相同期
部41内に組み込まれた2つのデジタルディレイライン
(第2の遅延回路)69および71で所定時間遅延さ
せ、入力クロックの位相と制御信号P1Pの位相を一致
させる動作を行う。位相同期部41はリセット直後は動
作せず、逓倍部40内のロック検出回路60からロック
検出信号がアサートされるとその動作を開始する。
【0043】位相同期部41内のカウンタ(第2のカウ
ンタ)65は、上位5ビット値でデジタルディレイライ
ン69を、下位3ビット値でデジタルディレイライン7
1の動作を制御する。デジタルディレイライン71は、
逓倍部40内のデジタルディレイライン56内で用いら
れている遅延素子を8個直列に接続した構成を有する。
デジタルディレイライン69は、デジタルディレイライ
ン71内の各遅延素子の約6〜8倍(この範囲は、温
度、電圧、プロセス変動等に基づいて変動する)の遅延
時間を有する遅延素子が32個直列に接続された構成を
有する。
【0044】位相同期部41では、デジタルディレイラ
イン69が入力クロックの位相と制御信号P1Pの位相
を大まかに合わせ、次に、デジタルディレイライン71
が両者の位相を詳細に調整する。
【0045】カウンタ65の初期値として、ロック検出
回路60から出力されたロック検出信号がアサートされ
た時の、逓倍部40内のカウンタ52のカウンタ値がセ
ットされる。入力クロックの立ち上がりエッジと制御信
号P1Pの立ち上がりエッジの位相差により、カウンタ
65のカウンタ値を1つ増加減少させ、両者の位相が一
致したところで、カウンタ65のカウント動作は停止す
る。但し、一旦、カウント動作が停止した場合でも、温
度、電圧、その他の影響で入力クロックの位相と制御信
号P1Pの位相がずれた場合は、ずれの大きさに応じて
カウンタ65のカウンタ値を1つ毎増加減少させ、両者
の位相を一致させる。
【0046】逓倍部40内のカウンタ52のカウンタ値
を初期値として設定する意味は、位相同期部41の動作
が開始された時、位相を早くする(カウンタ値を減算す
る)場合と、位相を遅くする(カウンタ値を加算する)
場合の、いずれの方向に動作させても確実に同期するエ
ッジを得るため、あらかじめ半周期分の遅延時間を持た
せたことや、位相同期部41がロックした場合のデジタ
ルディレイライン69の遅延時間を入力クロックの1周
期以内に設定させ、確実にロックを行い高いロック性能
を得るためである。仮に、位相同期部41のデジタルデ
ィレイライン69の遅延時間が2周期以上でロックしよ
うとすると、逓倍部40内のカウンタ52又は位相同期
部41内のカウンタ65の値の変化が制御信号P1Pに
乗せられる以前に次の位相比較を実行することになるの
で、ロック動作が困難になりロック性能が低下すること
になる。
【0047】次に、逓倍部40内や位相同期部41内に
組み込まれているデジタルディレイライン56,69,
71について説明する。図7は、デジタルディレイライ
ン56,69,71のそれぞれの構成を示す回路図であ
り、図において、各遅延素子n(n=0,...y,y
−1,...,n−1,n)は、直列に接続された2つ
のPMOSTrおよび直列に接続された2つのNMOS
Trがさらに直列に接続されて得られる回路を2組並列
に並べた構成を有する。PMOSTrの組とNMOST
rの組とを直列に接続する直列接続点は、各遅延素子の
出力ノードと次段の遅延素子との間に設けられた出力イ
ンバータに接続されている。各遅延素子には入力として
入力パルスを入力する入力ノードがある。逓倍部40内
のデジタルディレイライン56は、この遅延素子を96
個(即ち、n=95)直接に接続した構成を有し、位相
同期部41内のデジタルディレイライン71は、遅延素
子を8個(n=7)直列に接続した構成を、またデジタ
ルディレイライン69は遅延素子を32個(n=31)
直列に接続した構成を有している。
【0048】次に、デジタルディレイラインの動作につ
いて説明する。カウンタ52,65から出力されるカウ
ンタ値により、各デジタルディレイライン56,69,
71内の所定の遅延素子が制御信号 ̄WL(n)により
選択され、選択された遅延素子の入力ノードn(n=
0,...y,y+1,...,n−1,n)から制御
信号としての入力パルスが入力される。
【0049】このように、入力パルスの入力位置を変え
ることにより、デジタルディレイライン56,69,7
1の遅延時間を調整する。入力位置を変える方式は、出
力位置を変えてデジタルディレイラインの遅延時間を変
化させる従来の方式と比較すると、特に高周波を用いる
場合にスイッチングするトランジスタ数を減少できるか
らである。
【0050】カウンタ52,65の各カウンタ値がyの
場合、制御信号 ̄WL(y)が入力される遅延素子yの
入力ノードyを介して入力パルスが遅延素子y内に入力
されるが、この場合、2つの制御信号、即ち制御信号 ̄
WL(y)および制御信号 ̄WL(y+1)がアサート
されるので、遅延素子yと遅延素子y+1との2ヶ所か
ら入力パルスが取り込まれるため、従来例で説明した図
14のタイミングチャート内のタイミングT7からタイ
ミングT8間に示すような出力aに不定な電位が乗る状
態を確実に回避できる。
【0051】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、デジタルディレイラインの遅延時間をカウンタで設
定し、外部から供給されるリセット信号あるいは入力ク
ロックの1周期の間に逓倍回路から出力される逓倍出力
のパルス数が所望の逓倍数未満の場合、デジタルディレ
イラインの遅延時間を設定するカウンタのカウンタ値を
リセットし、リセット直後のデジタルディレイラインの
遅延時間が最小値となるようなカウンタ値に設定し、そ
の後、徐々にデジタルディレイラインの遅延時間を増加
するので、低電圧下でも制御が容易で、確実に所望の逓
倍数で出力クロックをロックでき、またカウンタの初期
状態がいかなる場合においても確実に正確な逓倍クロッ
クを供給できる。さらに、デジタルディレイラインはカ
ウンタで指定された遅延素子と隣接する遅延素子の2箇
所から入力パルスを供給するので誤動作を防止でき、ま
た消費電力を低減するとともに温度や電圧等の変動に対
する補正能力を向上できる。
【0052】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、逓倍
回路は入力されたクロック信号(入力クロック)の所定
逓倍数のクロック信号を出力し(出力クロック)、リセ
ット信号が入力されるか、あるいは入力クロックの1周
期の間に前記出力クロックのパルス数が所定逓倍数未満
の場合に逓倍回路の動作を初期化するように構成したの
で、低電圧下であっても確実に所望の逓倍数の出力クロ
ックをロックでき、またカウンタの初期状態がいかなる
値であっても、所望の逓倍数の出力クロックを高精度で
かつ確実に得ることができる効果がある。
【0053】この発明によれば、逓倍回路が、出力クロ
ックの周期または位相を段階的に遅延する第1の遅延回
路および第1の遅延回路の遅延時間を設定し制御する第
1のカウンタを備え、クロック生成回路の動作開始時あ
るいはリセット信号が入力された時に、第1の遅延回路
の遅延時間が最小値となるように第1のカウンタ内のカ
ウンタ値を設定するように構成したので、所望の逓倍数
の出力クロックを高精度でかつ確実に得ることができる
効果がある。
【0054】この発明によれば、第1のカウンタのカウ
ンタ値の更新が、第1の遅延回路の遅延時間の変化が最
小値となるような値にのみ更新されるように構成したの
で、出力クロックのパルス幅を徐々に広げて所望の逓倍
数の出力クロックを高精度でかつ正確に得ることができ
る効果がある。
【0055】この発明によれば、逓倍回路が、入力され
たクロック信号の所定逓倍数のクロック信号を出力し
(以下、出力クロックという)、出力クロックの周期ま
たは位相を段階的に遅延する第1の遅延回路および第1
の遅延回路の遅延時間を設定し制御する第1のカウンタ
を有し、位相同期回路が、逓倍回路内の第1の遅延回路
から出力された出力クロックを入力し、出力クロックを
所定時間遅延させる第2の遅延回路および第2の遅延回
路の遅延時間を設定し制御する第2のカウンタを有し、
逓倍回路は、初期値が第1の値であり第1のカウンタの
カウンタ値が一定時間以内で変化しない場合に第2の値
が設定される第3のカウンタ(1ビットのフリップフロ
ップ)をさらに有し、第3のカウンタのカウンタ値が、
第1の値から第2の値に変化した時、第2の遅延回路の
遅延時間が第1の遅延回路の遅延時間と同じかあるいは
少し長い遅延時間となるように第2のカウンタのカウン
タ値を設定するように構成したので、逓倍回路がロック
した後に位相同期回路での初期状態を逓倍回路の1周期
分かそれより少し大きくしてロックの精度を向上できる
効果がある。
【0056】この発明によれば、第1の遅延回路および
第2の遅延回路から構成され、第1の遅延回路および第
2の遅延回路のそれぞれは、互いに直列に接続された複
数個の遅延素子から構成され、第1の遅延回路あるいは
第2の遅延回路に対応した第1のカウンタあるいは第2
のカウンタから出力されるカウンタ値の値に応じて複数
の遅延素子のいずれかの遅延素子が選択され、選択され
た遅延素子およびこれに隣接する遅延素子により遅延時
間が設定され制御されるように構成したので、誤動作を
防止でき、またこれを組み込んだクロック生成回路やD
LL(Delay Locked Loop)の消費電
力を低減できる効果がある。
【0057】この発明によれば、遅延素子のそれぞれ
が、直列に接続されたn個のPMOSTrの組および直
列に接続されたn個のNMOSTrの組とをさらに互い
に直列に接続させて得られる回路を2組並列に並べた構
成を有し、n個のPMOSTrの組とn個のNMOST
rの組との接点に隣接するPMOSTrおよびNMOS
Trのゲートを互いに接続するように構成したので、ク
ロック生成回路の消費電力を低減できる効果がある。
【0058】この発明によれば、第1のカウンタおよび
第2のカウンタのそれぞれをフリップフロップで構成
し、第3のカウンタを1ビットのフリップフロップで構
成したので、低電圧でも容易に遅延回路の遅延時間を制
御できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるクロック生成
回路を示すブロック図である。
【図2】 図1に示したクロック生成回路内のPLLの
構成を示すブロック図である。
【図3】 PLLの動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図4】 ディレイ微調整回路の構成を示す回路図であ
る。
【図5】 逓倍部内のカウンタの下位3ビット値、各制
御信号およびディレイ微調整回路から出力される4逓倍
出力の関係を示したタイミングチャートである。
【図6】 位相同期部の動作を示すタイミングチャート
である。
【図7】 デジタルディレイラインの構成を示す回路図
である。
【図8】 従来の周波数逓倍回路の構成を示すブロック
図である。
【図9】 図8に示した従来の周波数逓倍回路の動作を
示すタイミングチャートである。
【図10】 デジタルディレイラインを用いた位相同期
回路とデジタルディレイラインを用いた図8に示した従
来の周波数逓倍回路を組み合わせた従来のクロック生成
回路を示すブロック図である。
【図11】 図10に示す従来のクロック生成回路の動
作を示すタイミングチャートである。
【図12】 従来のデジタルディレイラインを示すブロ
ック図である。
【図13】 従来の他のデジタルディレイラインを示す
構成図である。
【図14】 図13に示す従来のデジタルディレイライ
ンの動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
20 クロック生成回路、40 逓倍部(逓倍回路)、
41 位相同期部(位相同期回路)、52 カウンタ
(第1のカウンタ)、56 デジタルディレイライン
(第1の遅延回路)、59 ディレイ微調整回路(第1
の遅延回路)、60ロック検出回路(第3のカウン
タ)、65 カウンタ(第2のカウンタ)、69,71
デジタルディレイライン(第2の遅延回路)。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたクロック信号(以下、入力ク
    ロックという)の所定逓倍数のクロック信号を出力する
    逓倍回路(以下、逓倍回路から出力されたクロック信号
    を出力クロックという)を有し、外部からリセット信号
    が入力されるか、あるいは前記入力クロックの1周期の
    間に前記出力クロックのパルス数が前記所定逓倍数未満
    の場合に前記逓倍回路の動作を初期化することを特徴と
    するクロック生成回路。
  2. 【請求項2】 入力されたクロック信号(以下、入力ク
    ロックという)の所定逓倍数のクロック信号を出力する
    逓倍回路(以下、逓倍回路から出力されたクロック信号
    を出力クロックという)を有し、前記逓倍回路は、前記
    出力クロックの周期または位相を段階的に遅延する第1
    の遅延回路および前記第1の遅延回路の遅延時間を設定
    し制御する第1のカウンタを備え、クロック生成回路の
    動作開始時あるいは外部からリセット信号が入力された
    時に、前記第1の遅延回路の遅延時間が最小値となるよ
    うに前記第1のカウンタ内のカウンタ値を設定すること
    を特徴とするクロック生成回路。
  3. 【請求項3】 第1のカウンタのカウンタ値の更新は、
    第1の遅延回路の遅延時間の変化が最小値となるような
    値にのみ更新されることを特徴とする請求項2記載のク
    ロック生成回路。
  4. 【請求項4】 入力されたクロック信号(以下、入力ク
    ロックという)の所定逓倍数のクロック信号を出力し
    (以下、出力された所定逓倍数のクロック信号を出力ク
    ロックという)、前記出力クロックの周期または位相を
    段階的に遅延する第1の遅延回路および前記第1の遅延
    回路の遅延時間を設定し制御する第1のカウンタを有す
    る逓倍回路と、前記逓倍回路内の第1の遅延回路から出
    力された前記出力クロックを入力し、前記出力クロック
    を所定時間遅延させる第2の遅延回路および前記第2の
    遅延回路の遅延時間を設定し制御する第2のカウンタを
    有する位相同期回路を備え、前記逓倍回路は、初期値が
    第1の値であり第1のカウンタのカウンタ値が一定時間
    以内で変化しない場合に第2の値が設定される第3のカ
    ウンタをさらに有し、前記第3のカウンタのカウンタ値
    が前記第1の値から前記第2の値に変化した時、前記第
    2の遅延回路の遅延時間が前記第1の遅延回路の遅延時
    間と同じかあるいは少し長い遅延時間となるように前記
    第2のカウンタのカウンタ値を設定することを特徴とす
    るクロック生成回路。
  5. 【請求項5】 第1の遅延回路および第2の遅延回路を
    有し、前記第1の遅延回路および前記第2の遅延回路の
    それぞれは、互いに直列に接続された複数個の遅延素子
    から構成され、前記第1の遅延回路あるいは前記第2の
    遅延回路に対応した第1のフリップフロップあるいは第
    2のフリップフロップから出力されるカウンタ値に応じ
    て前記複数の遅延素子のいずれかの遅延素子が選択さ
    れ、前記選択された遅延素子およびこれに隣接する1つ
    の遅延素子により遅延時間が設定制御されることを特徴
    とするクロック生成回路。
  6. 【請求項6】 遅延素子のそれぞれは、直列に接続され
    たn個のPMOSTrの組および直列に接続されたn個
    のNMOSTrの組とをさらに互いに直列に接続させて
    得られる回路を2組並列に並べた構成を有し、前記2組
    の回路内の前記n個のPMOSTrの組と前記n個のN
    MOSTrの組との接点に隣接する前記PMOSTrお
    よび前記NMOSTrのゲートを互いに接続した構成を
    有することを特徴とする請求項5記載のクロック生成回
    路。
  7. 【請求項7】 第1のカウンタ、第2のカウンタのそれ
    ぞれは、フリップフロップから構成され、第3のカウン
    タは1ビットのフリップフロップから構成されているこ
    とを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか
    1項記載のクロック生成回路。
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