JPH114108A - 誘電体共振器及びそれを用いたフィルタ、共用器、ならびに通信機装置 - Google Patents

誘電体共振器及びそれを用いたフィルタ、共用器、ならびに通信機装置

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JPH114108A
JPH114108A JP10036211A JP3621198A JPH114108A JP H114108 A JPH114108 A JP H114108A JP 10036211 A JP10036211 A JP 10036211A JP 3621198 A JP3621198 A JP 3621198A JP H114108 A JPH114108 A JP H114108A
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filter
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dielectric
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容平 石川
Toshiro Hiratsuka
敏朗 平塚
Tomiya Sonoda
富哉 園田
Shigeyuki Mikami
重幸 三上
Yutaka Ida
裕 井田
Kiyoshi Kanekawa
潔 金川
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    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
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    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/201Filters for transverse electromagnetic waves
    • H01P1/203Strip line filters
    • H01P1/20309Strip line filters with dielectric resonator
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    • HELECTRICITY
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    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P7/00Resonators of the waveguide type
    • H01P7/10Dielectric resonators

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入出力手段や外部回路等との結合が取りやす
い共振器及び広帯域な周波数特性を有するフィルタ、共
用器、通信機装置を提供する。 【解決手段】 誘電体基板2の両主面に多角形状の開口
部2c、2dを有する電極2a、2bを前記開口部2
c、2dが互いに対向するように形成し、誘電体基板2
を、誘電体基板2から間隔を隔てて互いに対向する金属
製の上導体ケース3と遮蔽導体6が形成された下導体ケ
ース4の間にスペーサ7を介して配置し、誘電体基板2
の対向する開口部2c、2d間を共振領域として、入出
力電極5a、5bに結合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波帯やミ
リ波帯等で使用される誘電体共振器、フィルタ、共用
器、通信機装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信システムの需要の急速
な増加およびマルチメディア化に対応して大容量で且つ
高速な通信システムが要求されている。このような通信
すべき情報量の拡大に伴って、マイクロ波帯からミリ波
帯へ使用周波数帯域が拡大されようとしている。このよ
うなミリ波帯でも、従来から知られている円柱形状の誘
電体からなるTE01δ モード誘電体共振器をマイクロ
波帯と同様に使用することが可能である。この時、TE
01δ モード誘電体共振器の共振周波数は円柱形状の誘
電体の外形寸法で決定されており、厳しい加工精度が必
要となっていたが、誘電体の外周と高さは研磨により設
定していたため、ミリ波帯になるとさらに厳密な精度が
必要であり、共振周波数に対して厳密な寸法に設定する
ことができなかった。
【0003】また、TE01δ モード誘電体共振器を複
数個、所定間隔を隔てて金属ケース内に配置することに
よって誘電体フィルタを構成した場合、金属ループ等の
入出力手段と誘電体共振器、または、誘電体フィルタと
誘電体共振器との結合は、相互間の距離によって決定さ
れるため、高い位置精度で配置されることが必要であっ
た。
【0004】そこで本願出願人は特願平7−62625
号においてこれらの問題を解消した加工精度に優れた誘
電体共振器及び位置精度に優れた誘電体フィルタを提案
している。
【0005】上記出願に係る誘電体フィルタの基本的な
構成を図6に示す。図6は上記出願に係る誘電体フィル
タの分解斜視図である。
【0006】図6に示すように、誘電体フィルタ101
は、誘電体基板102と上下導体ケース103、104
から構成されている。
【0007】誘電体基板102は一定の比誘電率を有す
る基板であり、その一方主面には2つの所定寸法の円形
の開口部102cを除いて全面に電極102aが形成さ
れており、その他方主面には2つの所定寸法の円形の開
口部102dを除いて全面に電極102bが形成されて
いる。両主面の2つの開口部102c、102dは互い
に対向している。
【0008】上導体ケース103は、金属により形成さ
れており、下面開口の箱形形状をしている。また、上導
体ケース103は電極102aの開口部102c付近
で、誘電体基板102から間隔をおいて配置されてい
る。
【0009】下導体ケース104は、誘電体により形成
されており、上面開口の箱型形状で側面に鍔が突出した
形状となっている。また、下導体ケース104の内周面
には遮蔽導体106が形成されており、電極102bの
2つの開口部102dのうち両端の開口部102dに対
向する位置に入出力電極105a、105bが遮蔽導体
106と絶縁されて形成されている。入出力電極105
a、105bは下導体ケース104の側面に形成された
孔104a、104bから導出されている。
【0010】さらに、下導体ケース104内には、遮蔽
導体106が形成された下導体ケース104の内部底面
と誘電体基板102を一定の間隔に保つためのスペーサ
107が配置されている。このスペーサ107は、上下
導体ケース内103、104の電磁界を乱さないように
低誘電率の誘電体材料で形成される。
【0011】このような構造にすることで、電極102
a、102bの対向する2つの開口部102c、102
dに挟まれた部分付近の誘電体基板102に電磁界エネ
ルギーが閉じ込められて2つのTE010 モード共振器と
して働くため、2段の共振器を有する誘電体フィルタと
なる。
【0012】この構成により、共振領域を電極の開口部
の大きさで規定できるので、製造時にエッチング等の手
法を用いることができ、共振周波数に対する共振器の寸
法精度及び共振器間の位置精度を極めて正確に再現した
誘電体フィルタを作成することができるようになった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この誘
電体フィルタ101は、電磁界エネルギーの閉じ込め性
が非常に高いため、隣接する共振器間での結合が弱いも
のしか得られなかった。したがって、誘電体フィルタ1
01を構成した場合、隣接する共振器間の結合が弱いた
め、狭帯域のフィルタ特性しか得られなかった。
【0014】すなわち、誘電体基板102として、10
mm×6mm角、基板厚1mmで比誘電率24の誘電体
セラミック基板を用い、電極102a、102bに金を
用い、開口部102c、102dの直径を3.5mm、
隣接する開口部102c同士の距離または隣接する開口
部102d同士の距離(ギャップ)を0.1mm、上導
体ケース103の内側天井面から誘電体基板102の上
面までの距離を1mm、誘電体基板102の下面から下
導体ケース104の内側底面までの距離を1mmとし
て、中心周波数25GHzの誘電体フィルタ101を作
製したところ、その結合係数は1.5%未満で比通過帯
域幅が300MHz程度の狭帯域な帯域通過フィルタし
か得られなかった。
【0015】このようなフィルタを広帯域にするため
に、共振器間距離(隣接する開口部102c同士の距離
または隣接する開口部102d同士の距離、すなわち、
ギャップ)を小さくして結合係数を高くすることが可能
であるが、共振器間距離(ギャップ)を小さくすること
にも限界があり、実際に作成するには共振器間距離(ギ
ャップ)は0.01mmが限界であり、この場合でも結
合係数は2%程度であり、比通過帯域幅が400MHz
程度までしか得ることができなかった。
【0016】また、共振器間距離を小さくするというこ
とは、隣接する開口部102c同士の距離または隣接す
る開口部102d同士の距離を小さくすることであるか
ら、電極102aまたは電極102bのパターニングが
それだけ困難なものとなるという問題もあった。
【0017】また、入出力電極105a、105bと共
振器との外部結合も弱いため、必要な外部結合を取るた
めに、誘電体基板102の他方主面の電極102bに形
成された2つの開口部102dと誘電体ストリップ10
5a、105bとの位置関係を最適な位置に配置する必
要があり、この設計が困難であった。
【0018】本発明は、これらの問題点を鑑みてなされ
たもので、入出力手段等との結合が取りやすい共振器及
び結合係数3%以上の広帯域な特性を有するフィルタを
提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に係る
誘電体共振器は、誘電体基板と、前記誘電体基板の両主
面に形成される電極と、前記電極に形成される多角形状
の開口部と、前記誘電体基板から間隔を隔てて配置され
る上下導体と、前記開口部付近に形成される共振領域
と、を有している。
【0020】このように誘電体基板の両主面の電極に形
成された開口部を多角形状にしたことにより、従来の円
形開口部の場合に生じていたTE010 モードとは異なる
スロットモードの電磁界が生じる。
【0021】また、請求項2に係る誘電体共振器、請求
項6に係るフィルタ、請求項11に係る共用器、請求項
16に係る通信機装置は、前記開口部の形状を矩形とし
ている。
【0022】これにより、矩形を構成する一辺からこれ
に平行な他の一辺に向かって生じる電界を有するモー
ド、すなわち矩形スロットモードが生じる。このとき、
誘電体基板の上下面で同じ電界方向の矩形スロットモー
ドが生じる。
【0023】さらに、請求項3に係る誘電体共振器、請
求項7に係るフィルタ、請求項12に係る共用器、請求
項17に係る通信機装置は、開口部の隅部の一つが他の
隅部と異なっている。
【0024】これにより、垂直に交差する2つの矩形ス
ロットモードを結合させることができる。
【0025】請求項4に係る誘電体共振器、請求項8に
係るフィルタ、請求項13に係る共用器、請求項18に
係る通信機装置は、開口部の隅部が面取りされた形状と
なっている。
【0026】これにより、開口部の隅部に生じる電流集
中を緩和する事ができる。
【0027】請求項5に係るフィルタは、誘電体基板
と、前記誘電体基板の両主面に形成される電極と、前記
電極に形成される多角形状の開口部と、前記誘電体基板
から間隔を隔てて配置される上下導体と、前記開口部付
近に形成される共振領域と、前記共振領域に結合する入
出力手段とを有している。
【0028】これにより、外部結合が大きいフィルタが
得られる。
【0029】請求項9に係る共用器は、少なくとも第1
のフィルタと第2のフィルタを有し、前記第1のフィル
タは、誘電体基板と、前記誘電体基板の両主面に形成さ
れる電極と、前記電極に形成される多角形状の開口部
と、前記誘電体基板から間隔を隔てて配置される上下導
体と、前記開口部付近に形成される共振領域と、前記共
振領域に結合する入出力手段とを有し、前記第2のフィ
ルタは、誘電体基板と、前記誘電体基板の両主面に形成
される電極と、前記電極に形成される多角形状の開口部
と、前記誘電体基板から間隔を隔てて配置される上下導
体と、前記開口部付近に形成される共振領域と、前記共
振領域に結合する入出力手段とを有し、前記第1のフィ
ルタの入出力手段のうちの一つと第2のフィルタの入出
力手段のうちの一つとを接続した共通の入出力手段を有
している。
【0030】これにより、外部結合が大きい共用器が得
られる。
【0031】請求項10に係る共用器は、第1のフィル
タの誘電体基板と第2のフィルタの誘電体基板とに同一
の誘電体基板を用いている。
【0032】このように同一誘電体基板上に第1のフィ
ルタと第2のフィルタを形成したので、第1のフィルタ
及び第2のフィルタの誘電体基板両主面の電極の開口部
を、一度にパターニングすることができる。
【0033】請求項14に係る通信機装置は、少なくと
も共用器と送信回路及び受信回路とアンテナとを有し、
前記共用器は、誘電体基板と、前記誘電体基板の両主面
に形成される電極と、前記電極に形成される多角形状の
開口部と、前記誘電体基板から間隔を隔てて配置される
上下導体と、前記開口部付近に形成される共振領域と、
前記共振領域に結合する入出力手段とを有する送信フィ
ルタと、誘電体基板と、前記誘電体基板の両主面に形成
される電極と、前記電極に形成される多角形状の開口部
と、前記誘電体基板から間隔を隔てて配置される上下導
体と、前記誘電体基板の前記開口部に挟まれた部分に形
成される共振領域と、前記共振領域に結合する入出力手
段とを有する受信フィルタと、前記第1のフィルタの入
出力手段のうちの一つと第2のフィルタの入出力手段の
うちの一つとを接続した共通入出力手段とからなり、前
記送信フィルタに送信回路が接続され、前記受信フィル
タに受信回路が接続され、前記共通入出力手段にアンテ
ナが接続されている。
【0034】これにより、広帯域に送受信できる通信機
装置を得ることができる。
【0035】請求項15に係る通信機装置は、送信フィ
ルタの誘電体基板と受信フィルタの誘電体基板とに同一
の誘電体基板を用いている。
【0036】このように同一誘電体基板上に送信フィル
タと受信フィルタを形成したので、送信フィルタ及び受
信フィルタの誘電体基板両主面の電極の開口部を、一度
にパターニングすることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を説明する。図1に示すように、誘電体フィルタ1は、
両主面に電極を形成した誘電体基板2と上下導体ケース
3、4から構成されている。
【0038】誘電体基板2は、一定の比誘電率を有する
基板であり、その一方主面には2つの矩形状の開口部2
cを有する電極2aが形成され、その他方主面には2つ
の矩形状の開口部2dを有する電極2bが形成されてい
る。この開口部2c、2dは互いに対向するように配置
されている。
【0039】上導体ケース3は、金属により形成されて
おり、下面開口の箱形形状をしている。また、上導体ケ
ース3は、電極2aの開口部2c付近で誘電体基板2か
ら一定の間隔が生じるように下面開口の凹部が形成され
ている。
【0040】下導体ケース4は、誘電体により形成され
ており、上面開口の箱型形状で側面に鍔が突出した形状
となっている。また、下導体ケース4の内周面には遮蔽
導体6が形成されており、電極2bの2つの開口部2d
に対向する位置にそれぞれ入出力電極5a、5bが遮蔽
導体6と絶縁されて形成されている。入出力電極5a、
5bは下導体ケース4の側面に形成された孔4a、4b
から外方に導出されている。
【0041】さらに、下導体ケース4内には、遮蔽導体
6が形成された下導体ケース4の内部底面と誘電体基板
2を一定の間隔に保つためのスペーサ7が配置されてい
る。このスペーサ7は、上下導体ケース3、4内の電磁
界を乱さない位置に配置され、誘電体または金属で形成
される。
【0042】このように誘電体基板2の両主面の電極2
a、2bの開口部2c、2dの形状を矩形にすると、矩
形を構成する四辺のうち互いに対向する2辺の間に生じ
る電界を有するスロットモードを利用することが可能と
なり、このスロットモードでは磁界が開口部2cの上及
び開口部2dの下に広がるため、隣接する共振器同士の
結合や入出力電極等の入出力手段との結合を強くするこ
とができる。
【0043】この効果を確認するために、誘電体基板2
として、5.9mm×3.9mm角、基板厚0.6m
m、比誘電率24の誘電体セラミック基板を用い、電極
2a、2bに金を用い、開口部2c、2dを1.2mm
×1.6mmの長方形に形成し、上導体ケース103の
内側天井面から誘電体基板2の電極2aまでの距離1m
mにし、下導体ケース104の内側底面から誘電体基板
2の電極2bでの距離を1mmとして、中心周波数25
GHzのフィルタを作成した。この時、利用するスロッ
トモードとしては、開口部2c、2dの1.6mmの長
辺間を伝搬する電界を有するスロットモードを利用して
いる。なお、1.2mmの短辺間を伝搬するスロットモ
ードは、長辺間を伝搬するスロットモードよりも中心周
波数が高くなるため、ここでは利用していない。この周
波数差は磁界と平行な方向の寸法に差があるためであ
る。
【0044】このフィルタの共振器間距離(隣接する開
口部2c同士の距離または隣接する開口部2d同士の距
離、すなわち、ギャップ)を変化させて、その結合の強
さの変化を見た結果、共振器間距離0.5mmで1.7
5%、共振器間距離0.1mmで8.24%、共振器間
距離0.05mmで10.7%、共振器間距離0.02
mmで12.8%の強い結合度が得られた。
【0045】また、比通過帯域幅はそれぞれ共振器間距
離0.5mmで300MHz、共振器間距離0.1mm
で1500MHz、共振器間距離0.05mmで200
0MHz、共振器間距離0.02mmで2500MHz
というように従来に比べて、広帯域なフィルタを得るこ
とができる。
【0046】また、従来の円形開口部からなるTM010
モード共振器と比べると、同じ誘電率で同じ基板厚の誘
電体基板を用いて同じ中心周波数の共振器を作成した場
合、従来のTE010 モード共振器が直径3.5mmの円
形開口部が必要であったのに対して、本発明のスロット
モード共振器では1.2mm×1.6mmの長方形開口
部で良いので、平面方向の面積が約1/5と小さくなっ
ている。すなわち、本発明の構造は、同じ周波数であれ
ば従来の構造に比べて小型化が可能である。
【0047】次に、第2の実施の形態について図2を用
いて説明する。なお、図1で説明した第1の実施形態と
同じ部分には同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0048】本実施の形態では、第1の実施形態と比べ
て、矩形の開口部の隅部に丸みをつけた点で異なる。
【0049】すなわち、図2に示すように、誘電体フィ
ルタ11では、誘電体基板12の両主面に形成された電
極12a、12bの開口部12c、12dの形状を、R
面取り加工を施したような隅部を丸めた矩形状としてい
る。なお、本発明でいう面取りとは、実際に角を削り落
とす加工をいうのではなく、電極に形成された穴である
開口部それ自体の形状が丸みを帯びた形状になっている
ことをいう。
【0050】このような構成にすると、開口部12c、
12dの内周部分である電極12a、12bの開口部側
縁端部に流れる電流が開口部の角の部分に集中すること
がなくなり、無負荷Qを向上させることができる。
【0051】なお、本実施の形態では開口部の形状を隅
部を丸めたR面取り形状にすることにより、隅部への電
界の集中を緩和したが、これに限るものではなく、例え
ば、開口部の隅部をC面取り形状にすることにより、開
口部を略八角形状にしても、R面取り形状程ではない
が、同様の効果が得られる。
【0052】次に、第3の実施の形態について図3を用
いて説明する。なお、図1で説明した第1の実施形態と
同じ部分には同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0053】本実施の形態では、第1の実施形態と比べ
て、開口部の形状を正方形の4つの隅部のうち一つをC
面取り形状にした略五角形状に形成し、開口部間をつな
ぐ結合線路22eを形成した点で異なる。
【0054】すなわち、図6に示すように、誘電体基板
22は、一定の比誘電率を有する基板であり、その一方
主面には正方形の4つの隅部のうち一つをC面取り形状
にした略五角形状の開口部22cを2つ有する電極22
aが形成され、その他方主面には正方形の4つの隅部の
うち一つをC面取り形状にした略五角形状の開口部22
dを2つ有する電極22bが形成されている。この開口
部22c、22dは互いに対向するように配置されてい
る。
【0055】本実施の形態では開口部22c、22dの
形状を正方形にすることにより、対向する1つの共振器
を二重モード共振器としている。すなわち、正方形の場
合、これを構成する4つの辺の長さが等しいため、2組
の対向する辺間に生じるスロットモードは同じ中心周波
数を有している。この時、正方形の4つの隅部のうち1
つを他の3つの隅部とは異なる形状にすることにより、
2組の対向する辺間に生じるスロットモードを結合させ
ることができる。ここでは、正方形の4つの隅部のうち
1つを面取り形状にすることで他の隅部と形状を異なら
せている。
【0056】さらに、図3に示すように、誘電体基板2
2の上面、すなわち、電極22aが形成されている側の
面には、コプレナー線路からなる結合線路22eが2つ
の開口部22cをつなぐように開口部22c間に形成さ
れている。誘電体基板22の下面、すなわち、電極22
bが形成されている側の面には、コプレナー線路からな
る結合線路22fが2つの開口部22dをつなぐように
開口部22d間に形成されている。結合線路22eと結
合線路22fは誘電体基板22を挟んで対向している。
【0057】このような結合線路22e、22fによ
り、一方の開口部22cと一方の開口部22dが構成す
る一方の共振器と、他方の開口部22cと他方の開口部
22dが構成する他方の共振器とを結合させている。
【0058】すなわち、誘電体フィルタ21は、高周波
信号が入出力電極5aに入力され、入出力電極5aが、
この入出力電極5aと間隔をおいて対向する開口部22
dを有する共振器と磁界結合する。この時、入出力電極
5aと磁界結合するスロットモードは入出力電極5aの
伸長方向に平行な電界を有するスロットモード(以下、
第1のスロットモードと呼ぶ。)である。第1のスロッ
トモードは同じ共振器内で入出力電極5aの伸長方向に
垂直な電界を有するスロットモード(以下、第2のスロ
ットモードと呼ぶ。)と結合する。そして、第2のスロ
ットモードは結合線路22e、22fを介して、隣接す
る共振器において第2のスロットモードと同方向の電界
を有するスロットモード(以下、第3のスロットモード
と呼ぶ。)と電界結合する。この第3のスロットモード
は、隣接する共振器において第3のスロットモードの電
界と垂直な方向に電界を有するスロットモード(以下第
4のスロットモードと呼ぶ。)と結合する。この第4の
スロットモードは入出力電極5bと磁界結合し、出力さ
れる。
【0059】このように動作することによって、第1〜
第4のスロットモードを利用した4段のフィルタを作成
することができる。
【0060】なお、本実施形態では、コプレナー線路に
より共振器間の結合を強くしたがこれに限るものではな
く共振器間にスロットや誘電体等を介在させることによ
り、共振器間の結合を強くしてもよい。また、本実施の
形態では、結合線路は両面に形成しているが、結合が本
実施形態よりも弱くてもよい場合は、片面のみに形成し
ても良い。
【0061】次に第4の実施の形態に係る共用器31に
ついて図4を用いて説明する。
【0062】すなわち、図4に示すように、誘電体基板
32は、一定の比誘電率を有する基板であり、その一方
主面には正方形の4つの隅部のうち一つをC面取り形状
にし、他の隅部をR面取り形状にした略五角形状の開口
部32cを2つ有する電極32aが形成され、その他方
主面には正方形の4つの隅部のうち一つをC面取り形状
にし、他の隅部をR面取り形状にした略五角形状の開口
部32dを2つ有する電極32bが形成されている。こ
の開口部32c、32dは互いに対向するように配置さ
れている。
【0063】本実施の形態では開口部32c、32dの
形状を正方形にすることにより、対向する1つの共振器
を二重モード共振器としている。すなわち、正方形の場
合、これを構成する4つの辺の長さが等しいため、2組
の対向する辺間に生じるスロットモードは同じ中心周波
数を有している。この時、正方形の4つの隅部のうち1
つを他の3つの隅部とは異なる形状にすることにより、
2組の対向する辺間に生じるスロットモードを結合させ
ることができる。ここでは、正方形の4つの隅部のうち
1つをC面取り形状にし、他の隅部をR面取り形状にす
ることで形状を異ならせている。
【0064】さらに、図3に示すように、上導体ケース
33は、金属等により形成されており、下面開口の箱形
形状をしている。また、上導体ケース33は、電極32
aの開口部32c付近で誘電体基板32から一定の間隔
が生じるように下面開口の凹部が形成されている。
【0065】下導体ケース34は、誘電体により形成さ
れており、上面開口の箱型形状で側面に鍔が突出した形
状となっている。また、下導体ケース34の内周面には
遮蔽導体36が形成されており、電極32bの2つの開
口部32dに対向する位置にそれぞれ入出力電極35
a、35b、35cが遮蔽導体36と絶縁されて形成さ
れている。入出力電極35a、35b、35cは下導体
ケース34の側面に形成された孔34a、34b、34
cから外方に導出されている。
【0066】さらに、下導体ケース34内には、遮蔽導
体36が形成された下導体ケース34の内部底面と誘電
体基板32を一定の間隔に保つためのスペーサ37が配
置されている。このスペーサ37は、上下導体ケース3
3、34内の電磁界を乱さない位置に配置され、誘電体
または金属で形成される。
【0067】上記のように誘電体基板32の両主面の電
極32a、32bの開口部32c、32dの形状を矩形
にすると、矩形を構成する四辺のうち互いに対向する2
辺の間に生じる電界を有するスロットモードを利用する
ことが可能となり、このスロットモードでは磁界が開口
部32cの上及び開口部32dの下に広がるため、隣接
する共振器同士の結合や入出力電極等の入出力手段との
結合を強くすることができる。
【0068】また、開口部32c、32dの形状である
正方形の隅部の一つをC面取り形状にして他の隅部と形
状を異ならせたので、正方形の四辺のうち互いに対向す
る2辺の間で生じる2つのスロットモードを結合させる
ことができる。
【0069】さらに開口部32c、32bの形状である
正方形の残る三つの隅部をR面取り形状にしたので、開
口部32c、32dの内周部分である電極32a、32
bの開口部側縁端部に流れる電流が開口部の角の部分に
集中することがなくなり、無負荷Qを向上させることが
できる。
【0070】以下に、この共用器31の動作を説明す
る。すなわち、アンテナに接続される入出力電極35c
から受信信号が入力され、入出力電極35cが、この入
出力電極35cと間隔をおいて対向するの開口部32d
を有する共振器の一方と磁界結合する。この時、入出力
電極35cと磁界結合するスロットモードは入出力電極
35cの伸長方向に平行な電界を有するスロットモード
(以下、第1のスロットモードと呼ぶ。)である。第1
のスロットモードは同じ共振器内で入出力電極35cの
伸長方向に垂直な電界を有するスロットモード(以下、
第2のスロットモードと呼ぶ。)と結合する。そして、
第2のスロットモードは入出力電極35aと磁界結合
し、受信回路に出力される。
【0071】一方、送信回路に接続される入出力電極3
5bから送信信号が入力され、入出力電極35bが、こ
の入出力電極35bと間隔をおいて対向するの開口部3
2dを有する共振器と磁界結合する。この時、入出力電
極35bと磁界結合するスロットモードは入出力電極3
5bの伸長方向に平行な電界を有するスロットモード
(以下、第3のスロットモードと呼ぶ。)である。第3
のスロットモードは同じ共振器内で入出力電極35bの
伸長方向に垂直な電界を有するスロットモード(以下、
第4のスロットモードと呼ぶ。)と結合する。そして、
第4のスロットモードは入出力電極35cと磁界結合
し、アンテナに出力される。
【0072】このように動作することによって、第1、
第2のスロットモードを有する受信フィルタと第3、第
4のスロットモードを有する送信フィルタからなる共用
器となる。
【0073】なお、本発明では、入出力電極35aを受
信回路に、入出力電極35bを送信回路に接続したがこ
れに限るものではなく、入出力電極35aを送信回路
に、入出力電極35bを受信回路に接続してもよい。
【0074】また、送信フィルタを構成する誘電体基板
32両主面の電極32a、32bの開口部32c、32
dの大きさと受信フィルタを構成する誘電体基板32両
主面の電極32a、32bの開口部32c、32dの大
きさを異ならせることによって送信フィルタの通過帯域
と受信フィルタの通過帯域を異ならせるようにしてもよ
い。
【0075】次に、第5の実施の形態に係る通信機装置
41について図5を用いて説明する。図5に示すよう
に、通信機装置41はアンテナ42、伝送線路43、共
用器部44と受信回路45及び送信回路46から構成さ
れている。
【0076】共用器部44は受信フィルタ44aと送信
フィルタ44bから構成されており、受信フィルタ44
aの一方の入力端と送信フィルタ44bの出力端が共通
に接続されている。この共通に接続された入出力端が伝
送線路43を介してアンテナ42に接続され、高周波信
号を送受信している。また、受信フィルタ44aの出力
端は受信回路45に接続され、送信フィルタ44bの入
力端は送信回路46に接続されている。
【0077】共用器部44には、第4の実施の形態で説
明した共用器31を用いてもよいし、第1〜第3の実施
の形態で説明したフィルタ1、11、21を受信フィル
タ44aや送信フィルタ44bにそれぞれ用いてもよ
い。
【0078】なお、第1〜第5の実施の形態ではすべて
帯域通過フィルタを用いて説明したが、これに限るもの
ではなく、例えば、帯域阻止フィルタやトラップフィル
タ等にも本発明は適用できるものである。
【0079】
【発明の効果】以上のように、本発明では、開口部を多
角形状にしたことにより、従来の円形開口部の場合に生
じていたTE010 モードとは異なるスロットモードの電
磁界が生じるので、このスロットモードを利用すること
ができる。このスロットモードは、従来のTE010 モー
ドに比べると電磁界の広がりが大きいため、入出力手段
や他の共振器、あるいは別の回路と結合させる際に強い
結合を得ることができる。例えば、フィルタや共用器を
構成した場合、入出力手段との結合を強くすることがで
きる。特に、多段のフィルタや共用器を構成した場合、
共振器間の結合を強くすることができるので、広帯域な
周波数特性を有するフィルタや共用器を得ることができ
る。このように本発明の共振器、フィルタ、共用器は広
帯域な特性を有するので、通信機装置に好適であるま
た、本発明では、開口部の形状を矩形にしたことによ
り、矩形を構成する一辺からこれに平行な他の一辺に向
かって生じる電界を有するモード、すなわち、矩形スロ
ットモードが生じるので、このスロットモードを利用す
ることができる。矩形スロットモードは、4つの辺のう
ち対向する2辺間で生じるモードであり、その周波数は
磁界と平行な方向の寸法によって決定されるため、この
方向を規定するだけで容易に中心周波数を決定すること
ができる。
【0080】特に、開口部の隅部のうち1つを他の隅部
と異なる形状にすれば、多重モード共振器を作成するこ
とができる。1個の共振器を複数段の共振器として利用
することができるので、従来の円形の開口部や正方形以
外の多角形状の開口部に比べると半分の大きさで同等の
特性を有する誘電体フィルタ、共用器を得ることができ
る。
【0081】さらに、本発明では、開口部の隅部を面取
り形状にして隅部の電流を集中を緩和しているので、電
流の集中することによる損失が低減され、誘電体共振器
自体の無負荷Qを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を説明するための誘電体フィ
ルタの分解斜視図である。
【図2】第2の実施の形態を説明するための誘電体フィ
ルタの分解斜視図である。
【図3】第3の実施の形態を説明するための誘電体フィ
ルタの分解斜視図である。
【図4】第4の実施の形態を説明するための共用器の分
解斜視図である。
【図5】第5の実施の形態を説明するための通信機装置
のブロック図である。
【図6】本願出願人が先に提案した誘電体フィルタの分
解斜視図である。
【符号の説明】
1 誘電体フィルタ 2 誘電体基板 2a、2b 電極 3 上導体ケース 4 下導体ケース 4a、4b 孔 5a、5b 入出力電極 6 遮蔽導体 7 スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三上 重幸 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 井田 裕 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 金川 潔 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘電体基板と、前記誘電体基板の両主面に
    形成される電極と、前記電極に形成される多角形状の開
    口部と、前記誘電体基板から間隔を隔てて配置される上
    下導体と、前記開口部付近に形成される共振領域と、を
    有することを特徴とする誘電体共振器。
  2. 【請求項2】前記開口部の形状は矩形であることを特徴
    とする請求項1記載の誘電体共振器。
  3. 【請求項3】前記開口部は、隅部の一つが他の隅部と異
    なることを特徴とする請求項1または請求項2記載の誘
    電体共振器。
  4. 【請求項4】前記開口部は、隅部が面取りされた形状で
    あることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項
    3記載の誘電体共振器。
  5. 【請求項5】誘電体基板と、前記誘電体基板の両主面に
    形成される電極と、前記電極に形成される多角形状の開
    口部と、前記誘電体基板から間隔を隔てて配置される上
    下導体と、前記開口部付近に形成される共振領域と、前
    記共振領域に結合する入出力手段と、を有することを特
    徴とするフィルタ。
  6. 【請求項6】前記開口部の形状は矩形であることを特徴
    とする請求項5記載のフィルタ。
  7. 【請求項7】前記開口部は、隅部の一つが他の隅部と異
    なることを特徴とする請求項5または請求項6記載のフ
    ィルタ。
  8. 【請求項8】前記開口部は、隅部が面取りされた形状で
    あることを特徴とする請求項5、請求項6または請求項
    7記載のフィルタ。
  9. 【請求項9】少なくとも第1のフィルタと第2のフィル
    タを有し、 前記第1のフィルタは、誘電体基板と、前記誘電体基板
    の両主面に形成される電極と、前記電極に形成される多
    角形状の開口部と、前記誘電体基板から間隔を隔てて配
    置される上下導体と、前記開口部付近に形成される共振
    領域と、前記共振領域に結合する入出力手段とを有し、 前記第2のフィルタは、誘電体基板と、前記誘電体基板
    の両主面に形成される電極と、前記電極に形成される多
    角形状の開口部と、前記誘電体基板から間隔を隔てて配
    置される上下導体と、前記開口部付近に形成される共振
    領域と、前記共振領域に結合する入出力手段とを有し、 前記第1のフィルタの入出力手段のうちの一つと第2の
    フィルタの入出力手段のうちの一つとを接続した共通の
    入出力手段を有することを特徴とする共用器。
  10. 【請求項10】前記第1のフィルタの誘電体基板と前記
    第2のフィルタの誘電体基板とが同一の誘電体基板であ
    ることを特徴とする請求項9記載の共用器。
  11. 【請求項11】前記開口部の形状は矩形であることを特
    徴とする請求項9または請求項10記載の共用器。
  12. 【請求項12】前記開口部は、隅部の一つが他の隅部と
    異なることを特徴とする請求項9、請求項10または請
    求項11記載の共用器。
  13. 【請求項13】前記開口部は、隅部が面取りされた形状
    であることを特徴とする請求項9、請求項10、請求項
    11または請求項12記載の共用器。
  14. 【請求項14】少なくとも共用器と送信回路及び受信回
    路とアンテナとを有し、 前記共用器は、誘電体基板と、前記誘電体基板の両主面
    に形成される電極と、前記電極に形成される多角形状の
    開口部と、前記誘電体基板から間隔を隔てて配置される
    上下導体と、前記開口部付近に形成される共振領域と、
    前記共振領域に結合する入出力手段とを有する送信フィ
    ルタと、誘電体基板と、前記誘電体基板の両主面に形成
    される電極と、前記電極に形成される多角形状の開口部
    と、前記誘電体基板から間隔を隔てて配置される上下導
    体と、前記誘電体基板の前記開口部に挟まれた部分に形
    成される共振領域と、前記共振領域に結合する入出力手
    段とを有する受信フィルタと、前記第1のフィルタの入
    出力手段のうちの一つと第2のフィルタの入出力手段の
    うちの一つとを接続した共通入出力手段とからなり、 前記送信フィルタに送信回路が接続され、前記受信フィ
    ルタに受信回路が接続され、前記共通入出力手段にアン
    テナが接続されたことを特徴とする通信機装置。
  15. 【請求項15】前記送信フィルタの誘電体基板と前記受
    信フィルタの誘電体基板とが同一の誘電体基板であるこ
    とを特徴とする請求項14記載の通信機装置。
  16. 【請求項16】前記開口部の形状は矩形であることを特
    徴とする請求項14または請求項15記載の通信機装
    置。
  17. 【請求項17】前記開口部は、隅部の一つが他の隅部と
    異なることを特徴とする請求項14、請求項15または
    請求項16記載の通信機装置。
  18. 【請求項18】前記開口部は、その隅部が面取りされた
    形状であることを特徴とする請求項14、請求項15、
    請求項16または請求項17記載の通信機装置。
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