JP3780417B2 - 誘電体共振器、誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサ、および通信装置 - Google Patents

誘電体共振器、誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサ、および通信装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、誘電体板に複数の共振領域を構成してなる誘電体共振器、それを備えた誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサ、および通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、平面回路型の誘電体共振器装置が特許文献1に開示されている。その誘電体共振器装置においては、誘電体板の両面に、互いに対向する開口部を有する電極が設けられており、入出力部の共振器として作用する電極開口部が、誘電体板の対向する短辺側の各端面方向へそれぞれ延びるスロット状に形成されている。また、共振器は、共振器間の結合を磁界結合とした場合に、磁界方向と平行になる方向に直線的に並べられている。
【0003】
図13は、その共振器装置の構成を示している。ここで、2は誘電体板の上面に形成された電極開口部4a,4b,4cを有する電極である。この例は3段の共振領域を構成した例であり、両端の1,3段目は、短辺側で片側を開放させた電極開口部4a,4cによる共振器としている。2段目は、略矩形状の両端を終端させた電極開口部4bによる共振器としている。
【0004】
使用する共振周波数は、各共振器の長辺方向の長さをLで表した場合に、片側を開放させた場合に、L=約(2n−1)/4波長(nは1以上の整数)、略矩形状に両端を終端させた場合に、L=約n/2波長(nは1以上の整数)の関係となるように定まる。
【0005】
また、入出力端子に接続されている入出力結合用のプローブ11,12は、電極開口部4a,4cの開放端側に、その電極開口部による共振器の磁界に対し直角方向に設けられている。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−234008号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような構造の誘電体共振器装置は、全体に極めて小型軽量のフィルタとして用いることができる。ところが、図13の(A)に示した構造の装置で、同一周波数帯のシステムで、共振周波数foの異なったフィルタを設計する場合に、誘電体板の長辺寸法を変更しなければならない。例えば、図13の(B)に示すように、foを低くする場合に、電極開口部4a,4b,4cの長辺方向の長さLがL′に長くなることに伴い、誘電体板の長辺寸法も長くなって、フィルタの外形寸法が大きくなってしまう。結果、その入出力端子位置の変更が生じ、実装すべき回路基板上の実装パターンの共通化が図れないという問題が生じる。
なお、誘電体板寸法の変化を加味して、フィルタの外形寸法をあらかじめ大きめに設計しておけば共通化も可能であるが、小型化の要請に反する。
【0008】
この発明の目的は、共振周波数foの異なった誘電体共振器を構成する場合でも、外形寸法を大型化することなく、共通化できるようにした誘電体共振器を提供することにある。また、その誘電体共振器を備えた誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサ、および通信装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、略矩形状の誘電体板の両主面に、互いに対向する複数組の開口部を有する電極を備えて、前記誘電体板の前記互いに対向する開口部で挟まれたそれぞれの部分を主たる共振領域とする複数の共振器を構成した誘電体共振器において、複数の共振器のうち、外部との間でそれぞれ信号の入出力を行う共振器の共振領域を規制する開口部がそれぞれ略矩形状を成し、該開口部の少なくとも一辺が前記誘電体板の同一辺でそれぞれ開放していることを特徴とする。
【0010】
また、この発明の誘電体共振器は、前記信号の入出力を行う共振器以外の共振器の共振領域を規制する開口部の一辺が、前記信号の入出力を行う共振器の共振領域を規制する前記開口部の開放端と同一の前記誘電体板の同一辺で開放していることを特徴とする。
【0011】
また、この発明の誘電体共振器は、前記信号の入出力を行う共振器以外の共振器の共振領域を規制する前記開口部の互いに対向する両辺が前記誘電体板の互いに対向する両辺でそれぞれ開放していることを特徴とする
また、この発明の誘電体共振器は、前記信号の入出力を行う共振器以外の共振器の共振領域を規制する前記開口部は、該開口部の前記共振領域に生じる共振モードの磁界の向きに延びる略矩形状であることを特徴とする。
【0012】
また、この発明の誘電体共振器は、信号の入出力を行う共振器以外の共振器の開口部が、開放端をもたず、一部が面取りされた非回転対称の略正方形状または略円形状であることを特徴とする。
【0013】
また、この発明の誘電体フィルタは、上記いずれかの構造を有する誘電体共振器と、上面に、誘電体共振器の実装領域、誘電体共振器の信号の入出力を行う共振器に結合するストリップ線路および接地電極を形成し、下面に、誘電体共振器の下部から所定距離隔たった導体面を構成する接地電極を形成した入出力基板と、誘電体共振器の上面の電極を入出力基板の接地電極に接続する導電体部材と、誘電体共振器の上部から所定距離隔たった導体面を構成する第2の導電体部材とから構成したことを特徴とする。
【0014】
また、この発明の誘電体デュプレクサは、上記誘電体フィルタで、送信信号を通過させる送信フィルタ部および受信信号を通過させる受信フィルタ部をそれぞれ構成したことを特徴とする。
【0015】
さらに、この発明の通信装置は、上記誘電体フィルタまたは誘電体デュプレクサで、通信信号のフィルタ部を構成したことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
第1の実施形態に係る誘電体フィルタの構成を図1および図2を参照して説明する。
図1の(A)は誘電体フィルタに用いる誘電体共振器の平面図、(B)は誘電体フィルタの断面図である。図1において、1は矩形板形状の誘電体板である。この誘電体板1の両主面に電極2,3を設けている。電極2,3には、互いに対向する略矩形状の電極開口部4a,4b,5a,5bを形成している。6,7は誘電体共振器10から上下に所定距離隔たった導体面を構成する導電体板である。
【0017】
このような構造により、図1の(A)に示すように、誘電体板の互いに対向する電極開口部で挟まれた部分が主たる共振領域として、すなわち共振器として、作用する。
【0018】
図1の(A)において、実線の矢印は電界の向き、破線の矢印は磁界の向きを示している。このように、電極開口部で挟まれた誘電体板の部分が、矩形スロットモードの誘電体共振器として作用する。電極開口部4a,4b,5a,5bの開口部の一辺は、誘電体板1の同一辺側で開放している。したがって誘電体板中の使用周波数における1波長をλとしたとき、一端開放の(3/4)λ共振器として作用する。そして、隣接する2つの共振器は電界(容量性)結合する。
【0019】
図2は、図1に示した誘電体共振器を備えた誘電体フィルタの構造を示す斜視図である。ここで11,12は入出力プローブであり、誘電体共振器10の電極開口部の開放部分に近接配置している。また、13は外部導電体であり、誘電体共振器10の上下の導体面を成している。この外部導電体13は、誘電体共振器10および入出力プローブ11,12を含む全体を電磁界シールドしている。なお、図2では、六面体形状をなす外部導電体13の他の三面については省略している。
【0020】
このように誘電体共振器10と入出力プローブ11,12を配置したことにより、入出力プローブ11,12と誘電体共振器10のそれぞれの共振器とは磁界結合する。これにより、2段の共振器による帯域通過型フィルタとして作用する。
【0021】
このように電極の開口部の一辺を誘電体板1の同一辺側で開放させた形状としたことにより、共振器の共振周波数foの異なった誘電体共振器を構成する場合でも、同一寸法の誘電体板1を用い、その両主面に、磁界の方向の長さLの異なった電極開口部を設けるだけでよいので、全体の寸法を変更する必要が無く、構成部品の共用化および実装基板の電極パターンの標準化が図れる。
【0022】
図3は、第2の実施形態に係る誘電体共振器の平面図である。この例では、誘電体板1の両主面に、互いに対向する3つの開口部を有する電極を形成している。図3において2は、誘電体板の上面に形成した、開口部4a,4b,4cを有する電極である。この例では、両端の電極開口部4a,4cを、電極開口部の配列方向を向く辺でも開放させている。また、それに合わせて共振器の電界方向の寸法wを略1/2として、図1に示した場合と同様の共振周波数を得ている。
このような構造によれば、誘電体板1の電極開口部の配列方向の寸法を短縮化できる。
【0023】
図4は、第3の実施形態に係る誘電体共振器の構成を示す平面図である。(A)に示す例では、誘電体板1の両主面に互いに対向する3つの開口部を有する電極を設けている。図中2は、開口部4a,4b,4cを有する上面の電極である。このように電極開口部を配列することによって共振器の多段化が図れる。
【0024】
図4の(B)に示す例でも、誘電体板1の両主面に、互いに対向する3つの開口部を有する電極を設けているが、電極開口部の中央の開口部4bおよびそれに対向する開口部は、どの辺も誘電体板1の辺で開放せずに終端させている。このような構造により、信号入出力を行う共振器以外の共振器と入出力プローブ等との間での不要な結合を抑制することができる。
【0025】
図5は、第4の実施形態に係る誘電体共振器の構成を示す平面図である。(A)に示す例では、誘電体板1の両主面に、互いに対向する4つの開口部を有する電極を設けている。4a,4b,4c,4dは誘電体板1の上面に形成した電極2の開口部である。
【0026】
図5の(A)に示す例では、信号の入出力を行う共振器以外の共振器を構成する電極の開口部4b,4c、およびそれらに基板を挟んで対向する電極の開口部は、それぞれ略正方形状をなし、それぞれの1つの角部を面取りしたような形状としている。図中実線の矢印は電界の向きを示している。このように開口部4b,4c部分の共振器は、縦方向と横方向に電界が向く、TE110モードの2重モード共振器として作用する。また、開口部の角部を面取りしたような形状としたことにより、その90°回転対称性が崩れ、2重モードの縮退関係が解かれ、結果的に結合した2段の共振器として作用する。したがって、開口部4b部分は2段目と3段目の共振器、開口部4c部分は4段目と5段目の共振器として作用する。
【0027】
開口部4aは1段目、4dは6段目の共振器としてそれぞれ作用する。そして、1段目と2段目、5段目と6段目はそれぞれ電界(容量性)結合する。3段目と4段目の共振器は磁界(誘導性)結合する。また2段目と5段目の共振器は電界(容量性)結合により飛び結合する。
【0028】
図5の(B)に示す例では、信号の入出力を行う共振器以外の共振器を構成する電極の開口部4b,4cと、それに対向する電極開口部を、一部が面取りされた円形状としている。この場合には、この2つの電極開口部部分に、誘電体板1の長手方向に電界が向くHE110xモードと、誘電体板1の短辺方向に電界が向くHE110yモードの、2重モード共振器としてそれぞれ作用する。
【0029】
次に、第5の実施形態に係る誘電体フィルタの構成を図6および図7を参照して説明する。
図6は誘電体フィルタの分解斜視図、図7はその組立て途中の状態を順に示す図である。図6および図7において、10は、図4の(A)に示したものと同様構造の誘電体共振器である。20は誘電体共振器10を載置する入出力基板である。この入出力基板20の基材は絶縁性基板であり、誘電体共振器を実装する面(図における上面)に、入出力プローブとしてのストリップ線路22,23を形成している。また、入出力基板20の上面には接地電極24を設けている。但し、誘電体共振器10の実装面(下面)側の電極の開口部が接地電極に接しないように、電極開口部21a,21b,21cを形成している。入出力基板20の下面には、略全面の接地電極を形成している。この下面の接地電極と上面の接地電極24との間を電気的に接続するために、内面に導体膜を設けた複数のスルーホール導体26を形成している。
【0030】
また、入出力基板20の下面には、ストリップ線路22に対してスルーホールを介して導通する引出し電極を設けていて、それを入出力基板20の端面に形成した入出力端子25に引き出している。すなわち、図中の25は、ストリップ線路22に導通する入出力端子である。同様に、入出力基板20の図における右後方の端面には、ストリップ線路23に導通する、もう一つの入出力端子を形成している。
【0031】
図6において、30は、誘電体共振器10の上面側の電極を入出力基板20の接地電極に導通させるためのアースカバー(第1の導電体部材)である。また31は、入出力基板20の上部に被せて、誘電体共振器10の上部の導体面を構成するキャップ(第2の導電体部材)である。
【0032】
まず、図7の(A)に示すように、入出力基板20の上面に誘電体共振器10を実装する。次に、(B)に示すように、アースカバー30を実装する。これによりアースカバー30を介して、誘電体共振器10の上面電極を入出力基板20の接地電極に導通させる。
その後、(C)に示すように、キャップ31を入出力基板20の接地電極に電気的且つ機械的に取りつける。
【0033】
このようにして、入出力基板20の上部に誘電体共振器10、ストリップ線路22,23、および上部の導体面を構成する。また、入出力基板20の下面側の接地電極を、誘電体共振器10の下部から所定距離隔たった導体面として作用させる。
【0034】
次に、第6の実施形態に係る誘電体フィルタの構成を、図8を参照して説明する。
図8の(A)は誘電体フィルタに用いる誘電体共振器の平面図、(B)は誘電体フィルタの断面図である。図8において、1は矩形板形状の誘電体板である。この誘電体板1の両主面に電極2,3を設けている。電極2,3には、互いに対向する略矩形状の電極開口部4a,4b,5a,5bを形成している。6,7は誘電体共振器10から上下に所定距離隔たった導体面を構成する導電体板である。
【0035】
このような構造により、図8の(A)に示すように、誘電体板の互いに対向する電極開口部で挟まれた部分が主たる共振領域として、すなわち共振器として、作用する。
【0036】
図8の(A)において、実線の矢印は電界の向き、破線の矢印は磁界の向きを示している。このように、電極開口部で挟まれた誘電体板の部分が、矩形スロットモードの誘電体共振器として作用する。図1に示した例と異なり、電極開口部4a,4b,5a,5bは、それぞれの互いに対向する辺を誘電体板1の互いに対向する辺で開放させている。したがって誘電体板1中の使用周波数における1波長をλとしたとき、両端開放の(1/2)λ共振器として作用する。そして、隣接する2つの共振器は電界(容量性)結合する。この2つの共振器にそれぞれ磁界結合する手段を誘電体板1の一方の長辺に沿って設けることによって2段の共振器を備えた帯域通過フィルタとして作用する。
【0037】
このように、電極開口部の互いに対向する両辺を誘電体板の互いに対向する両辺でそれぞれ開放させたことにより、誘電体板1に対して電極パターンが対称形に配置される。その結果、スプリアスモードが励振され難く、スプリアスモードの発生が抑制でき、スプリアスモードによる特性悪化を効果的に防止できる。また、誘電体板に形成する電極の寸法精度は、マザー基板から誘電体板を分断する際の寸法精度によって決定され、電極パターンの直接的な形成精度には因らないので、パターン形成精度の低い、例えば厚膜印刷法によって形成しても、電気的特性のばらつきを抑えることができる。さらに、共振器部分には電極による短絡面が無いため、電流密度が低く、無負荷Qの高い誘電体共振器を構成することができる。
【0038】
また、このように電極の開口部を誘電体板1の同一辺で開放させた形状としたことにより、共振器の共振周波数foの異なった誘電体共振器を構成する場合でも、長辺方向寸法が同一の誘電体板を用い、その両主面に、磁界の方向の長さLを定めるだけでよいので、実装基板の電極パターンの標準化が図れる。
【0039】
次に、第7の実施形態に係る誘電体フィルタの構成を、図9を参照して説明する。
図9は誘電体フィルタに用いる誘電体共振器の平面図である。図9において、10は矩形板形状の誘電体板1の両主面に電極を設けて構成した誘電体共振器である。2は上面側の電極である。この電極2には矩形状の電極開口部4a,4b,4cを形成している。下面側にはこの電極2に対向する、パターンが面対称の電極を形成している。
【0040】
図9において実線の矢印は電界の向きを示している。このような構造により、誘電体板1の互いに対向する電極開口部で挟まれた部分が主たる共振領域として、すなわち共振器として、作用する。電極開口部4a,4cとそれぞれに対向する下面の電極開口部は、それぞれの互いに対向する辺を誘電体板1の互いに対向する辺で開放させている。したがって、図8に示したものと同様に、両端開放の(1/2)λ共振器として作用する。また、電極開口部4bとそれぞれに対向する下面の電極開口部は、それぞれの一辺を誘電体板1の一辺で開放させている。したがって、この部分の共振器は、一方端開放、他方端短絡の(1/4)λ共振器として作用する。これら3つの共振器は隣接する共振器同士が電界(容量性)結合する。したがって、両側の2つの共振器にそれぞれ磁界結合する手段を誘電体板1の一方の長辺に沿って設けることによって3段の共振器を備えた帯域通過フィルタとして作用する。ここで、1段目の共振器と3段目の共振器の共振周波数は、主として誘電体板1の短辺方向の寸法L1によって定められ、2段目の共振器の共振周波数は、1段目と3段目の共振器とは独立して、電極開口部4bとそれに対向する下面側の電極開口部の長さL2によって定められる。
【0041】
この例の場合、2段目の共振器の共振周波数が異なった複数種の誘電体フィルタを、共通の誘電体板で構成できるので、構成部品の共用化および実装基板の電極パターンの標準化が図れる。
【0042】
次に、第8の実施形態に係る誘電体フィルタの構成を図10を参照して説明する 。
【0043】
図10の(A)は誘電体フィルタの分解斜視図、(B)はその組立て途中の状態を示す斜視図である。図10において、10は、図9に示した3段の共振器を構成した誘電体共振器において、すべての共振器を(1/2)λ共振器として構成した誘電体共振器である。各共振器の共振周波数は例えば26GHz帯の周波数である。20は誘電体共振器10を載置する入出力基板である。この入出力基板20の基材は絶縁性基板であり、誘電体共振器10を実装する面(図における上面)に、入出力プローブとしてのストリップ線路22,23を形成している。また、入出力基板20の上面には接地電極24を設けている。但し、誘電体共振器10の実装面(下面)側の電極の開口部が接地電極に接しないように、電極開口部21a,21b,21cを形成している。入出力基板20の下面には、略全面の接地電極を形成している。この下面の接地電極と上面の接地電極24との間を電気的に接続するために、内面に導体膜を設けた複数のスルーホール導体26を形成している。
【0044】
また、入出力基板20の下面には、ストリップ線路22に対してスルーホール導体を介して導通する引出し電極を設けていて、それを入出力基板20の端面に形成した入出力端子25に引き出している。すなわち、図中の25は、ストリップ線路22に導通する入出力端子である。同様に、入出力基板20の図における右後方の端面には、ストリップ線路23に導通する、もう一つの入出力端子を形成している。
【0045】
また、40は上部基板であり、入出力基板20をちょうど裏返したような構造を成す。この上部基板40の図における下面には、誘電体共振器10の上面側の電極2に接しないように電極開口部を形成している。その他の領域には接地電極を形成している。41は、上部基板40と入出力基板20との間に所定の間隙を保つための導電性または絶縁性の枠状のスペーサである。
【0046】
図10の(B)は、入力基板20の上面に誘電体共振器10を載置した状態を示している。このように、入出力基板20の上面に誘電体共振器10を実装した後、スペーサ41付きの上部基板40を電気的且つ機械的に取りつける。
【0047】
このようにして、入出力基板20の上部に誘電体共振器10、およびストリップ線路22,23を構成する。また、上部基板40の接地電極を誘電体共振器10の上部から所定距離隔たった導体面として作用させ、入出力基板20の下面側の接地電極を、誘電体共振器10の下部から所定距離隔たった導体面として作用させる。これにより、例えば26GHz帯の帯域通過フィルタを構成する。
【0048】
次に、第9の実施形態に係る誘電体デュプレクサの構成を、図11を参照して説明する。
図11は誘電体デュプレクサの分解斜視図である。ここで10TXは送信フィルタ部として用いる誘電体共振器、10RXは受信フィルタ部として用いる誘電体共振器である。20は、この2つの誘電体共振器10TX,10RXを実装する入出力基板である。この入出力基板20の上面には、誘電体共振器10TXの2つの共振器にそれぞれ結合するストリップ線路22TX,23TXと、誘電体共振器10RXの2つの共振器に結合するストリップ線路22RX,23RXとをそれぞれ形成している。また、図6に示した誘電体フィルタの場合と同様に、接地電極24を形成している。
【0049】
入出力基板20の端面には、その下面を経由してストリップ線路22TX,(23TX,22RX),23RXにそれぞれ導通する入出力端子を形成している。図中の25TXは、ストリップ線路22TXに導通する送信信号出力用の入出力端子である。25ANTは、ストリップ線路23TX,22RXの接続部に導通するアンテナ端子としての入出力端子である。入出力基板20の図における右後方の端面には、ストリップ線路23RXに導通する受信信号出力用の入出力端子を形成している。
【0050】
30TX,30RXは、誘電体共振器10TX,10RXの上部に取りつけて、誘電体共振器10TX,10RXの上面の電極を接地させるアースカバーである。また31は入出力基板20の上部に取りつけるキャップである。
【0051】
この図11に示した各構成部品を、前述の誘電体フィルタの場合と同様にして組み立てることによって、送信フィルタ部と受信フィルタ部を備えた誘電体デュプレクサを構成する。
【0052】
図12は、第10の実施形態に係る通信装置の構成を示すブロック図である。ここで送受共用器として、図11に示した、送信フィルタ部と受信フィルタ部を備えた誘電体デュプレクサを用いる。その誘電体デュプレクサの送信信号入力端子に送信信号が入力されるように送信回路を接続し、誘電体デュプレクサの受信信号出力端子からの受信信号が受信回路に出力されるように受信回路を接続している。また、誘電体デュプレクサのアンテナ端子にアンテナを接続している。このようにして通信装置を構成する。
【0053】
【発明の効果】
この発明によれば、複数の共振器のうち、外部との間でそれぞれ信号の入出力を行う共振器の共振領域を規制する開口部がそれぞれ略矩形状を成し、該開口部の少なくとも一辺が誘電体板の同一辺でそれぞれ開放するように構成したことにより、共振周波数foの異なった共振器を構成する場合にも、誘電体板の長辺方向の寸法を変えることなく構成できるので、外形寸法を大型化することなく、部品の共通化が図れる。
【0054】
また、開口部の一辺を誘電体板の一辺で開放させることにより、入出力プローブや入出力プローブとしてのストリップ線路に対する磁界の広がりが大きくなり、強い外部結合が得られ、挿入損失が低減できる。
【0055】
また、この発明によれば、信号の入出力を行う共振器以外の共振器を構成する開口部も、信号の入出力を行う共振器の開口部と同じ、誘電体板の一辺で開放させることにより、3段以上の共振器を有して、共振周波数の異なった誘電体共振器を構成する場合にも、共振器の隣接方向である誘電体板の長辺方向の寸法を増大させることはなく、全体に小型化が図れる。
【0056】
また、この開口部の互いに対向する両辺を誘電体板の互いに対向する両辺でそれぞれ開放させることにより、誘電体板の電極パターンが誘電体板に対して対称となるので、スプリアスモードが励振され難く、スプリアスモードの発生が抑制できる。そのため、スプリアスモードによる特性悪化を効果的に防止できる。また、誘電体板に形成する電極の寸法精度は、マザー基板から誘電体板を分断する際の寸法精度によって決定されるので、パターン形成精度の低い電極形成方法が採用できるとともに、電気的特性のばらつきを抑えることができる。さらに、入出力を行う共振器部分には電極による短絡面が無いため、電流密度が低く無負荷Qの高い誘電体共振器を構成することができる。
【0057】
また、この発明によれば、信号の入出力を行う共振器以外の共振器の共振領域を規制する開口部を、該開口部の共振領域に生じる共振モードの磁界の向きに延びる略矩形状とすることによって、誘電体板の面積の利用効率が高まり、全体の小型化が図れる。また、隣接共振器間の結合が高められるので、フィルタの通過帯域の広帯域化が図れる。
【0058】
また、この発明によれば、信号の入出力を行う共振器以外の共振器を構成する開口部に開放端を設けずに、一部を面取りした非回転対称の略正方形状または略円形状にすることにより、共振器の多重化が図れ、その分、誘電体板の縮小化が図れ、小型軽量の誘電体共振器が得られる。
【0059】
また、この発明によれば、信号の入出力を行うストリップ線路を形成した入出力基板を用いることにより、全体の部品点数を増すことなく小型軽量の誘電体フィルタが得られる。
【0060】
また、この発明によれば、単体の誘電体フィルタの場合と同様にして小型軽量の誘電体デュプレクサが構成でき、さらに実装基板の電極パターンを標準化して、小型かつ低コストな通信装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る誘電体フィルタの主要部の平面図および断面図
【図2】同誘電体フィルタの斜視図
【図3】第2の実施形態に係る誘電体共振器の平面図
【図4】第3の実施形態に係る誘電体共振器の平面図
【図5】第4の実施形態に係る誘電体共振器の平面図
【図6】第5の実施形態に係る誘電体フィルタの構成を示す分解斜視図
【図7】同誘電体フィルタの組立て手順を示す斜視図
【図8】第6の実施形態に係る誘電体共振器の平面図および断面図
【図9】第7の実施形態に係る誘電体共振器の平面図
【図10】第8の実施形態に係る誘電体フィルタの構成を示す分解斜視図
【図11】第9の実施形態に係る誘電体デュプレクサの構成を示す分解斜視図
【図12】第10の実施形態に係る通信装置の構成を示すブロック図
【図13】従来の誘電体フィルタの構成を示す図
【符号の説明】
1−誘電体板
2,3−電極
4,5−電極開口部
6,7−導電体板
10−誘電体共振器
11,12−入出力プローブ
13−外部導電体
20−入出力基板
21−電極開口部
22,23−ストリップ線路
24−接地電極
30−アースカバー(第1の導電体部材)
31−キャップ(第2の導電体部材)
25−入出力端子
26−スルーホール導体
40−上部基板
41−スペーサ

Claims (8)

  1. 略矩形状の誘電体板の両主面に、互いに対向する複数組の開口部を有する電極を備えて、前記誘電体板の前記互いに対向する開口部で挟まれたそれぞれの部分を主たる共振領域とする複数の共振器を構成した誘電体共振器において、
    前記複数の共振器のうち、外部との間でそれぞれ信号の入出力を行う共振器の共振領域を規制する前記開口部がそれぞれ略矩形状を成し、該開口部の少なくとも一辺が前記誘電体板の同一辺でそれぞれ開放していることを特徴とする誘電体共振器。
  2. 前記信号の入出力を行う共振器以外の共振器の共振領域を規制する前記開口部の一辺が、前記信号の入出力を行う共振器の共振領域を規制する前記開口部の開放端と同一の前記誘電体板の同一辺で開放していることを特徴とする請求項1に記載の誘電体共振器。
  3. 前記信号の入出力を行う共振器以外の共振器の共振領域を規制する前記開口部の互いに対向する両辺が前記誘電体板の互いに対向する両辺でそれぞれ開放していることを特徴とする請求項1に記載の誘電体共振器。
  4. 前記信号の入出力を行う共振器以外の共振器の共振領域を規制する前記開口部は、該開口部の前記共振領域に生じる共振モードの磁界の向きに延びる略矩形状であることを特徴とする請求項1、2または3に記載の誘電体共振器。
  5. 前記信号の入出力を行う共振器以外の共振器の共振領域を規制する前記開口部は、開放端が無く、一部が面取りされた非回転対称の略正方形状または略円形状であることを特徴とする請求項1に記載の誘電体共振器。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の誘電体共振器と、
    上面に、前記誘電体共振器の実装領域、前記誘電体共振器の前記信号の入出力を行う共振器に結合するストリップ線路、および接地電極が形成され、下面に、前記誘電体共振器の下部から所定距離隔たった導体面を構成する接地電極が形成された入出力基板と、
    前記誘電体共振器の上面の電極を前記入出力基板の前記接地電極に接続する第1の導電体部材と、
    前記誘電体共振器の上部から所定距離隔たった導体面を構成する第2の導電体部材と、から構成した誘電体フィルタ。
  7. 請求項6に記載の誘電体フィルタで、送信信号を通過させる送信フィルタ部、および受信信号を通過させる受信フィルタ部をそれぞれ構成した誘電体デュプレクサ。
  8. 請求項6に記載の誘電体フィルタ、または請求項7に記載の誘電体デュプレクサで、通信信号のフィルタ部を構成した通信装置。
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