JPH1141031A - 電圧制御発振器 - Google Patents

電圧制御発振器

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JPH1141031A
JPH1141031A JP9190253A JP19025397A JPH1141031A JP H1141031 A JPH1141031 A JP H1141031A JP 9190253 A JP9190253 A JP 9190253A JP 19025397 A JP19025397 A JP 19025397A JP H1141031 A JPH1141031 A JP H1141031A
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inductor
controlled oscillator
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capacitor
active element
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JP9190253A
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Hiroshi Ikematsu
寛 池松
Kenji Ito
健治 伊東
Yoji Isoda
陽次 礒田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/0006Printed inductances
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F21/00Variable inductances or transformers of the signal type
    • H01F21/12Variable inductances or transformers of the signal type discontinuously variable, e.g. tapped

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる発振周波数の電圧制御発振器を同一基
板を用いて構成可能にする。 【解決手段】 能動素子を用いた能動素子回路部と、こ
の能動素子回路部との接続点でのインピーダンスが所望
の発振周波数で並列共振となる共振器、上記能動素子回
路部と上記共振器との接続点と制御電圧端子との間に設
けられた90°移相器、及び上記制御電圧端子に接続さ
れたインダクタとバラクタダイオードとの直列接続体で
なる直列共振回路を有する同調回路部とをプリント基板
上に実装して構成されてなる電圧制御発振器において、
上記90°移相器として、インダクタとキャパシタから
なるローパスフィルタ型90°移相器13を用い、所望
の周波数で安定な発振が得られるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無線通信用送受
信機に使用されるマイクロ波帯の電圧制御発振器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】無線通信用送受信機に使用されるマイク
ロ波帯の電圧制御発振器においては、広い周波数同調範
囲と良好な位相雑音特性の双方が必要とされる。このよ
うな要求を実現するものとして、図14に示したような
電圧制御発振器が提案されている。図14は例えば19
94年信学秋季全大C−43に示されたような従来の電
圧制御発振器を示したものである。図14において、1
は発振素子として用いられる能動素子であるトランジス
タ、2はトランジスタ1のベース端子に接続されたイン
ダクタ、3は上記トランジスタ1のエミッタ端子に接続
されて所望の発振周波数で1/2波長の電気長を有する
1/2波長先端開放形共振器、4はマイクロストリップ
線路を用いたインピーダンス変成器形の90°移相器
で、発振周波数f0 でλg/4の電気長を有する。5は
バラクタダイオード、6はバラクタダイオード5と直列
共振回路部12を構成するインダクタを示し、この直列
共振回路部12は、上記共振器3及び上記90°移相器
4と共に同調回路部10を構成する。7は上記トランジ
スタ1のコレクタ端子と出力端子8との間に接続された
整合回路で、上記トランジスタ1及び上記インダクタ2
と共に能動素子回路部11を構成するもので、これら同
調回路部10及び能動素子回路部11はプリント基板上
に実装される。なお、9は制御電圧端子である。また、
1/2波長の電気長を有する先端開放形共振器3は、例
えば図15(a)に示すような同軸共振器3aや、図1
5(b)に示すようなマイクロストリップ共振器3bで
構成され、プリント基板上に実装される。
【0003】このような従来の構成による電圧制御発振
器においては、発振周波数におけるトランジスタ1のベ
ース端子から見たインピーダンスは誘導性、エミッタ端
子から見たインピーダンスは容量性となっており、図1
6に示す直流帰還形のコルピッツ発振回路と等価であ
る。このようなコルピッツ発振回路が発振するための条
件は、図14に示すトランジスタ1のエミッタ端子から
見た能動素子回路部11側の反射係数Γa(図14中に
図示)と、エミッタ端子から見た同調回路部10側の反
射係数Γr(図14中に図示)を用いて次の式(1)、
式(2)のように表せる。 |Γa|・|Γr|>1 (1) ∠Γa+∠Γr=2nπ (n:整数) (2)
【0004】また、図14に示したような電圧制御発振
器において、同調回路部10の等価回路は図17に示し
た回路で表される。所望の周波数において1/2波長の
電気長を有する先端開放形共振器3は、インダクタL
r、キャパシタCr、抵抗Grの並列共振回路として表
せる。また、バラクタダイオード5とインダクタ6とで
構成される直列共振回路部12は、インピーダンス変成
器形の90°移相器4によりインピーダンスが反転する
ため、90゜位相器の特性インピーダンスZtを用い
て、インダクタCj・Zt2、キャパシタLs/Zt2
抵抗Rs/Zt2の並列共振回路として表せる。したが
って、同調回路部10の共振周波数は、図中のLr、C
rによって決まる1/2波長先端開放形共振器3の共振
周波数と、直列共振回路12を構成するバラクタダイオ
ード5のキャパシタンスCj及びインダクタ6のインダ
クタンスLsによって決定される。また、制御電圧端子
9から与えられる制御電圧により、バラクタダイオード
5の接合容量が変化するため、図17に示すインダクタ
のインダクタンスCj・Zt2が変化し、同調回路部1
0全体の共振周波数も変化するので、発振周波数を電圧
制御することができる。ただし、このような条件が成立
するのは90゜移相器4での移相量が90゜となる周波
数近傍に限られる。
【0005】図18に発振条件を表す式(1)、式
(2)を図示する。図18に示す斜線部(|Γa|>1
の領域)に同調回路部10の反射係数Γrを表す線が含
まれる範囲で発振可能となる。また、トランジスタ1の
エミッタ端子から見た能動素子回路部11側の反射係数
Γaは、トランジスタ1のベース端子に接続されたイン
ダクタ2のインダクタンスLbにより、動作の中心周波
数が図19のように変化する。したがって、発振器を安
定に動作させるためには、インダクタンスLbの値を適
切に設定する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、マイクロ波
を用いた無線通信システムの一例として、衛星通信に対
する使用周波数は地域により様々な周波数が割り当てら
れている。例えばKu帯での受信周波数では、地域によ
り10.95GHz〜11.7GHz、11.7GHz〜
12.2GHz、12.25GHz〜12.75GHzな
どの周波数が割り当てられている。従って、受信機に使
用される局部発振器に対しても様々な周波数のものが要
求される。このような要求に対しては、共振器3として
図15(a)のように実装された同軸共振器3aのみを
交換または図15(b)のように実装されたマイクロス
トリップ共振器3bの共振器長を変えることにより対応
できれば、回路基板の共通化により低コスト化が図れ
る。また、衛星通信の様にシステムによる要求が多岐に
わたる場合、設計コスト削減のためにも回路基板の共通
化が重要である。
【0007】これに対し、図14に示すような従来の構
成による電圧制御発振器では、発振周波数を変更するた
めに、共振器3の交換のみならず、直列共振回路12の
共振周波数及び90°移相器4の中心周波数を変更する
必要がある。また、動作の安定化のため能動素子回路部
11の反射係数Γaが最大となる周波数を変化させるに
は、トランジスタ1のベース端子に接続されたインダク
タ2のインダクタンスを変更する必要がある。すなわ
ち、発振周波数の異なる電圧制御発振器を構成しようと
した場合、マイクロストリップ線路形90°移相器4の
パターン長、直列共振回路を構成するインダクタ6及び
トランジスタ1のベース端子に接続されたインダクタ2
のインダクタンスを個別に設定する必要があり、発振周
波数ごとに個別の基板が必要となる。このため、少量多
品種の電圧制御発振器を製造しようとした場合に、高コ
ストとなる問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、異なる発振周波数の電圧制御発
振器を同一基板を用いて構成可能とすることができる電
圧制御発振器を得ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電圧制御
発振器は、発振素子として能動素子を用いた能動素子回
路部と、この能動素子回路部との接続点でのインピーダ
ンスが所望の発振周波数で並列共振となる共振器、上記
能動素子回路部と上記共振器との接続点と制御電圧端子
との間に設けられた90°移相器、及び上記制御電圧端
子に接続されたインダクタとバラクタダイオードとの直
列接続体でなる直列共振回路を有する同調回路部とを基
板上に実装して構成されてなる電圧制御発振器におい
て、上記90°移相器として、インダクタとキャパシタ
からなるローパスフィルタ形90°移相器を用いたこと
を特徴とするものである。
【0010】また、上記ローパスフィルタ形90°移相
器のインダクタとして、部品交換によりインダクタンス
が変更可能なチップインダクタまたはプリント基板上の
パターンの切断や接続によりインダクタンスが変更し得
る可変インダクタを用いると共に、上記ローパスフィル
タ形90°移相器のキャパシタとして、部品交換により
キャパシタンスが変更可能なチップキャパシタ、機械的
にキャパシタンスを変化し得るトリマコンデンサまたは
バラクタダイオードのいずれかを用いたことを特徴とす
るものである。
【0011】また、他の発明に係る電圧制御発振器は、
発振素子として能動素子を用いた能動素子回路部と、こ
の能動素子回路部との接続点でのインピーダンスが所望
の発振周波数で並列共振となる共振器、上記能動素子回
路部と上記共振器との接続点と制御電圧端子との間に設
けられた90°移相器、及び上記制御電圧端子に接続さ
れたインダクタとバラクタダイオードとの直列接続体で
なる直列共振回路を有する同調回路部とを基板上に実装
して構成されてなる電圧制御発振器において、上記90
°移相器として、プリント基板上のパターンの切断や接
続によりパターン長が変更可能で所望の周波数で移相量
が90°となるマイクロストリップ線路形90°移相器
を用いたことを特徴とするものである。
【0012】また、上記直列共振回路のインダクタとし
て、部品交換によりインダクタンスが変更可能なチップ
インダクタまたはプリント基板上のパターンの切断や接
続によりインダクタンスが変更し得る可変インダクタを
用いたことを特徴とするものである。
【0013】また、上記直列共振回路として、該直列共
振回路のインダクタとバラクタダイオードとの直列接続
体にさらにキャパシタを直列接続した回路とし、上記直
列共振回路のキャパシタとして、部品交換によりキャパ
シタンスが変更可能なチップキャパシタまたは機械的に
キャパシタンスが変化し得るトリマコンデンサを用いた
ことを特徴とするものである。
【0014】また、上記直列共振回路として、該直列共
振回路のインダクタとバラクタダイオードとの直列接続
体の上記インダクタにさらにキャパシタを並列接続した
回路とし、上記直列共振回路のキャパシタとして、部品
交換によりキャパシタンスを変更可能なチップキャパシ
タまたは機械的にキャパシタンスが変化し得るトリマコ
ンデンサを用いたことを特徴とするものである。
【0015】また、上記能動素子回路部として、トラン
ジスタまたは電界効果トランジスタでなる能動素子と、
部品交換によりインダクタンスが変更可能なチップイン
ダクタまたはプリント基板上のパターンの切断や接続に
よりインダクタンスを可変し得る可変インダクタでなる
インダクタとを備え、上記トランジスタのベース端子ま
たは上記電界効果トランジスタのゲート端子を上記イン
ダクタを介して接地したことを特徴とするものである。
【0016】また、上記能動素子回路部として、トラン
ジスタまたは電界効果トランジスタでなる能動素子と、
インダクタと部品交換によりキャパシタンスを変更可能
なチップキャパシタあるいは機械的にキャパシタンスを
変化し得るトリマコンデンサとを直列接続した直列共振
回路とを備え、トランジスタのベース端子あるいは電界
効果トランジスタのゲート端子を上記直列共振回路を介
して接地したことを特徴とするものである。
【0017】また、上記能動素子回路部として、トラン
ジスタまたは電界効果トランジスタでなる能動素子と、
インダクタと部品交換によりキャパシタンスを変更可能
なチップキャパシタあるいは機械的にキャパシタンスを
変化し得るトリマコンデンサとを並列接続した並列共振
回路とを備え、トランジスタのベース端子あるいは電界
効果トランジスタのゲート端子を上記並列共振回路を介
して接地したことを特徴とするものである。
【0018】また、基板上のパターンの切断や接続など
により容易にパターン長が変化し得る高インピーダンス
線路でなるバイアス回路と、部品交換によりキャパシタ
ンスが変更可能なチップキャパシタまたは機械的にキャ
パシタンスを変化し得るトリマコンデンサでなる直流成
分阻止用のキャパシタとをさらに備えたことを特徴とす
るものである。
【0019】さらに、上記可変インダクタまたは上記高
インピーダンス線路は、あらかじめ梯子形あるいは田の
字形の形状を有するパターンでなり、パターンを切断す
ることにより所望の電気長に設定可能にしたことを特徴
とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態を図につい
て説明する。図1はこの発明の実施の形態1による電圧
制御発振器の一構成例である。図1において、図14に
示す従来例と同一部分は同一符号を付してその説明は省
略する。新たな符号として、13はローパスフィルタ形
の90°移相器を表し、14は90°移相器を構成する
インダクタを、15a、15bは90°移相器を構成す
るキャパシタを示す。
【0021】本実施の形態1に係る電圧制御発振器にお
いて、基本的な動作原理は図14に示す従来例の電圧制
御発振器と同様である。また、本実施の形態1に係る電
圧制御発振器では、ローパスフィルタ形の90°移相器
13の特性インピーダンスZtは、インダクタ14のイ
ンダクタンスをLt、キャパシタ15a、15bのキャ
パシタンスをCtとすると、次の式(3)のように表せ
る。 Zt=√(Lt/Ct) (3)
【0022】発振器を広帯域化する場合には、1/2波
長先端開放形共振器3と直列共振回路12との結合を密
とするために、ローパスフィルタ形の90°移相器13
の特性インピーダンスZtを低インピーダンスとする必
要がある。このような場合、図14に示す従来例の構成
による電圧制御発振器では、マイクロストリップ形の9
0°移相器4の線路幅を太くする必要があり、大形とな
る。一方、本実施の形態1の場合には、式(3)よりキ
ャパシタンスCtを大としてインダクタンスLtを小と
すればよい。したがって、従来例の構成と比較して小形
化できるという利点がある。
【0023】また、本構成による電圧制御発振器では、
インダクタ14やキャパシタ15a、15bを用いるた
め、チップ部品などの交換可能な回路素子を使用するこ
とができ、同一の基板を用いて定数変更により発振周波
数を変更できる利点がある。また、共振器3としては、
1/2波長の電気長を有する先端開放形共振器に限ら
ず、n/2波長(n=1,2,3,・・・)の先端開放
形共振器または(2n+1)/4波長 (n=0,1,
2,・・・)の先端短絡形共振器を用いてもよい。ま
た、ローパスフィルタ形90°移相器13として、図1
に示す例では3素子のローパスフィルタ形90°移相器
を示しているが、3素子以上の多素子のものを用いても
よい。
【0024】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2による電圧制御発振器の構成例である。図2におい
て、図1と同一部分は同一符号を付してその説明は省略
する。新たな符号として、16はローパスフィルタ形の
90°移相器13を構成する可変インダクタ、17a、
17bは同様に90°移相器13を構成する可変キャパ
シタ、18は直列共振回路12を構成するインダクタで
ある。
【0025】本実施の形態2に係る電圧制御発振器にお
いては、下記の(1)〜(3)方法により、同一の基板
を用いて発振周波数の異なる電圧制御発振器を構成する
ことが可能である。 (1)共振器3を異なる共振周波数のものに交換する。 (2)ローパスフィルタ形の90°移相器13に使用す
る可変インダクタ16として、図3(a)に示すように
部品交換により定数変更可能なチップインダクタ16a
や、図3(b)に示すようにパターンの切断や接続によ
りインダクタンスを変更できるパターンインダクタ16
bを用いるとともに、可変キャパシタ17a,17bと
して、図3(a),(b)に示すように部品交換により
定数変更可能なチップキャパシタ17a,17bやトリ
マコンデンサなどキャパシタンスを容易に変更できる素
子を用いる。 (3)直列共振回路12を構成する可変インダクタ18
を、上述したのと同様にして部品交換により定数変更可
能なチップインダクタや、パターンの切断や接続により
インダクタンスを可変できるインダクタとすることで直
列共振回路12の共振周波数を変更する。
【0026】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3による電圧制御発振器の構成例を示す。図4におい
て、図2に示す実施の形態2と同一部分は同一符号を付
してその説明は省略する。新たな符号として、19a、
19bはローパスフィルタ形の90°移相器13に用い
るバラクタダイオードである。
【0027】本実施の形態3に係る電圧制御発振器にお
いては、ローパスフィルタ形の90°移相器13に用い
るキャパシタをバラクタダイオード19a、19bとす
ることにより、部品交換等をすることなく電気的に移相
量を調整することができる。
【0028】実施の形態4.図5(a)、(b)にこの
発明の実施の形態4による電圧制御発振器の構成例を示
す。図5(a)、(b)において、図2及び図4に示す
実施の形態2及び3と同一部分は同一符号を付してその
説明は省略する。新たな符号として、20は発振周波数
0 でλg/4の電気長を有し、U字形でなりパターン
長が可変なマイクロストリップ線路形の90°移相器
で、例えば図5(b)に示すように、マイクロストリッ
プ線路のパターンを切除して金属パターンを貼り付ける
ことで、所望の発振周波数で移相量を90゜となるよう
にするものである。きある。
【0029】本実施の形態4に係る電圧制御発振器にお
いては、90°移相器を、パターンの切断及び接続によ
りパターン長の変更が可能なマイクロストリップ線路形
の90°移相器20とすることにより、所望の発振周波
数で90゜移相器の移相量が90゜となるようにするこ
とができる。
【0030】実施の形態5.図6はこの発明の実施の形
態5による電圧制御発振器の構成例を示す。図6におい
て、図1及び図5に示す実施の形態1及び4と同一部分
は同一符号を付してその説明は省略する。新たな符号と
して、21aは直列共振回路部12のインダクタ6とバ
ラクタダイオード5との直列接続体にさらに直列接続さ
れてなる可変キャパシタである。
【0031】本実施の形態5に係る電圧制御発振器にお
いては、インダクタ6と直列に接続された可変キャパシ
タ21aとして、チップキャパシタやトリマコンデンサ
などキャパシタンスを容易に変更できるキャパシタを接
続することにより、プリント基板上のパターンカット等
を伴わずに同調回路部10の共振周波数を変更すること
ができる。
【0032】実施の形態6.図7はこの発明の実施の形
態6による電圧制御発振器の構成例を示す。図7におい
て、図1及び図5に示す実施の形態1及び4と同一部分
は同一符号を付してその説明は省略する。新たな符号と
して、21bは直列共振回路部12のバラクタダイオー
ド5に直列接続されたインダクタ6にさらに並列接続さ
れてなる可変キャパシタである。
【0033】本実施の形態6に係る電圧制御発振器は、
インダクタ6に並列に接続されたキャパシタ21bを、
チップキャパシタやトリマコンデンサなどキャパシタン
スを容易に変更できるキャパシタとすることにより、プ
リント基板上のパターンカット等を伴わずに同調回路1
0の共振周波数を変更することができる。
【0034】実施の形態7.図8にこの発明の実施の形
態7による電圧制御発振器の構成例を示す。図8におい
て、図14に示す従来例及び図1ないし図7に示す実施
の形態1ないし6と同一部分は同一符号を付してその説
明は省略する。新たな符号として、22は能動素子回路
部11内の能動素子としてのトランジスタ1のベース端
子(あるいは電界効果トランジスタのゲート端子)に接
続された可変インダクタである。
【0035】本実施の形態に係る電圧制御発振器におい
ては、可変インダクタ22として、トランジスタ1のベ
ース端子(あるいは電界効果トランジスタのゲート端
子)にチップインダクタのような交換可能な素子や、プ
リント基板上のパターンの切断や接続によりインダクタ
ンスを可変できるインダクタを接続することで、能動素
子回路部11の反射係数Γaが最大となる周波数を可変
できる。
【0036】実施の形態8.図9にこの発明の実施の形
態8による電圧制御発振器の構成例を示す。図9におい
て、図14に示す従来例及び図1ないし図7に示す実施
の形態1ないし6と同一部分は同一符号を付してその説
明は省略する。新たな符号として、23aは能動素子回
路部11のトランジスタ1のベース端子(あるいは電界
効果トランジスタのゲート端子)に接続されたインダク
タ2に直列接続された可変キャパシタである。
【0037】本実施の形態8に係る電圧制御発振器にお
いては、トランジスタ1のベース端子(あるいは電界効
果トランジスタのゲート端子)にインダクタ2とチップ
キャパシタやトリマコンデンサなどキャパシタンスを容
易に変更できる可変キャパシタ23aを直列接続して直
列共振回路を設けることにより、プリント基板上のパタ
ーンカット等を伴わずに能動素子回路部11の反射係数
Γaが最大となる周波数を可変できる。
【0038】実施の形態9.図10にこの発明の実施の
形態9による電圧制御発振器の構成例を示す。図10に
おいて、図14に示す従来例及び図1ないし図7に示す
実施の形態1ないし6と同一部分は同一符号を付してそ
の説明は省略する。新たな符号として、23bは能動素
子回路部11のトランジスタ1のベース端子(あるいは
電界効果トランジスタのゲート端子)に接続されたイン
ダクタ2に並列接続された可変キャパシタである。
【0039】本実施の形態9に係る電圧制御発振器にお
いては、トランジスタ1のベース端子(あるいは電界効
果トランジスタのゲート端子)に接続されたインダクタ
2とチップキャパシタやトリマコンデンサなどキャパシ
タンスを容易に変更できるキャパシタ23bとを並列接
続した並列共振回路を設けることにより、プリント基板
上のパターンカット等を伴わずに能動素子部11の反射
係数Γaが最大となる周波数を可変できる。
【0040】実施の形態10.図11はこの発明の実施
の形態10による電圧制御発振器の構成例を示す。図1
1において、図14に示す従来例及び図1ないし図10
に示す実施の形態1ないし9と同一部分は同一符号を付
してその説明は省略する。新たな符号として、24a〜
24cはバイアス回路用の高インピーダンス線路、25
a,25bはバイアス回路に用いる直流成分阻止用のキ
ャパシタである。
【0041】本実施の形態10に係る電圧制御発振器に
おいては、トランジスタ1との接続点でインピーダンス
開放となるようにバイアス回路としての高インピーダン
ス線路24の線路長及び直流阻止用キャパシタ25のキ
ャパシタンスを変化させることにより、異なる周波数で
基板上のバイアス回路のパターンを共通化できるように
したものである。
【0042】次に、図12はこの発明の上記実施の形態
2ないし10で使用するパターンの切断によってインダ
クタンスを可変できる可変インダクタおよび物理的な線
路長を可変できる高インピーダンス線路の構成例を示
す。図12において、26は可変インダクタ及び高イン
ピーダンス線路にあたる梯子形のパターン、27はパタ
ーンの切断位置である。
【0043】一般に、ガラスエポキシやテフロンなどの
誘電体材料を用いた厚膜基板においては、高インピーダ
ンス線路は0.2mm程度のパターン幅が用いられるた
め、銅箔等の材料を用いて接続することが困難である。
従って、あらかじめ、パターン間を梯子形に接続してお
き、所望の発振周波数に応じて切断して使用することに
より、工作の容易性が向上する。
【0044】また、図13は他の構成による可変インダ
クタ及び高インピーダンス線路の構成を示す。この構成
では、パターン間をあらかじめ田の字形に接続してお
き、所望の発振周波数に応じて切断して使用することに
よりインダクタ及び線路長を可変する。この場合、梯子
形のインダクタを用いる場合と比較して、微調整が可能
であるが、切断箇所は多くなる。
【0045】上述したように、この発明に係る電圧制御
発振器を要約すると次のようになる。すなわち、ローパ
スフィルタ形の90°移相器を用いることにより回路を
小形化することができる。また、同軸共振器などの共振
器を交換するとともに、バラクタダイオードと直列共振
回路を構成するインダクタのインダクタンスを変化さ
せ、さらに、マイクロストリップ線路形の90°移相器
のパターン長の変化あるいはローパスフィルタ形の90
°移相器のキャパシタ及びインダクタの定数を変化させ
ることにより、所望の周波数で90°の移相量となり、
同調回路部の共振周波数が変化する。
【0046】さらに、トランジスタのベース端子に接続
されるインダクタのインダクタンスを可変することによ
り、発振素子部の反射係数Γaの周波数特性を変化させ
ることができる。さらにまた、バイアス回路を構成する
高インピーダンス線路のパターン長と直流阻止用のキャ
パシタのキャパシタンスを変化させることにより、異な
る周波数においても高周波特性に影響のないバイアス回
路を構成できるようになる。
【0047】したがって、上記のように構成された電圧
制御発振器においては、低位相雑音特性と広い周波数同
調範囲を保持したままで、同一の基板上に発振周波数が
異なる電圧制御発振器を構成することができ、例えば、
衛星通信用送受信器においては様々なシステムに対応し
て少量多品種の電圧制御発振器が必要とされるが、この
様な様々な発振周波数の電圧制御発振器における開発時
間や設計コストを低減することができる。また、同一の
プリント基板で様々な発振周波数の電圧制御発振器を実
現することができるため、プリント基板の製造コストを
低減することができ、マイクロ波帯の電圧制御発振器の
低コスト化に資することができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、発振
素子として能動素子を用いた能動素子回路部と、この能
動素子回路部との接続点でのインピーダンスが所望の発
振周波数で並列共振となる共振器、上記能動素子回路部
と上記共振器との接続点と制御電圧端子との間に設けら
れた90°移相器、及び上記制御電圧端子に接続された
インダクタとバラクタダイオードとの直列接続体でなる
直列共振回路を有する同調回路部とを基板上に実装して
構成されてなる電圧制御発振器において、上記90°移
相器として、インダクタとキャパシタからなるローパス
フィルタ形90°移相器を用いたことにより、電圧制御
発振器を小形化するとともに部品交換等の簡易な手段に
より周波数変更を行うことができ、異なる発振周波数の
電圧制御発振器を同一基板を用いて構成可能とすること
ができる。
【0049】また、上記ローパスフィルタ形90°移相
器のインダクタとして、部品交換によりインダクタンス
が変更可能なチップインダクタまたはプリント基板上の
パターンの切断や接続によりインダクタンスが変更し得
る可変インダクタを用いると共に、上記ローパスフィル
タ形90°移相器のキャパシタとして、部品交換により
キャパシタンスが変更可能なチップキャパシタ、機械的
にキャパシタンスを変化し得るトリマコンデンサまたは
バラクタダイオードのいずれかを用いたことにより、異
なる周波数の電圧制御発振器を同一の基板上に構成でき
る。
【0050】また、他の発明に係る電圧制御発振器は、
発振素子として能動素子を用いた能動素子回路部と、こ
の能動素子回路部との接続点でのインピーダンスが所望
の発振周波数で並列共振となる共振器、上記能動素子回
路部と上記共振器との接続点と制御電圧端子との間に設
けられた90°移相器、及び上記制御電圧端子に接続さ
れたインダクタとバラクタダイオードとの直列接続体で
なる直列共振回路を有する同調回路部とを基板上に実装
して構成されてなる電圧制御発振器において、上記90
°移相器として、プリント基板上のパターンの切断や接
続によりパターン長が変更可能で所望の周波数で移相量
が90°となるマイクロストリップ線路形90°移相器
を用いたことにより、パターンの切断及び接続によりマ
イクロストリップ線路形の90°移相器の物理長を可変
し得ることができ、異なる周波数の電圧制御発振器であ
っても同一の基板上に構成できる。
【0051】また、上記直列共振回路のインダクタとし
て、部品交換によりインダクタンスが変更可能なチップ
インダクタまたはプリント基板上のパターンの切断や接
続によりインダクタンスが変更し得る可変インダクタを
用いたことにより、可変インダクタを用いて直列共振回
路の共振周波数を変化させることにより、異なる周波数
の電圧制御発振器であっても同一の基板上に構成でき
る。
【0052】また、上記直列共振回路として、該直列共
振回路のインダクタとバラクタダイオードとの直列接続
体にさらにキャパシタを直列接続した回路とし、上記直
列共振回路のキャパシタとして、部品交換によりキャパ
シタンスが変更可能なチップキャパシタまたは機械的に
キャパシタンスが変化し得るトリマコンデンサを用いた
ことにより、可変キャパシタを用いて直列共振回路の共
振周波数を変化させることにより、異なる周波数の電圧
制御発振器であっても同一の基板上に構成できる。
【0053】また、上記直列共振回路として、該直列共
振回路のインダクタとバラクタダイオードとの直列接続
体の上記インダクタにさらにキャパシタを並列接続した
回路とし、上記直列共振回路のキャパシタとして、部品
交換によりキャパシタンスを変更可能なチップキャパシ
タまたは機械的にキャパシタンスが変化し得るトリマコ
ンデンサを用いたことにより、可変キャパシタを用いて
直列共振回路の共振周波数を変化させることにより、異
なる周波数の電圧制御発振器であっても同一の基板上に
構成できる。
【0054】また、上記能動素子回路部として、トラン
ジスタまたは電界効果トランジスタでなる能動素子と、
部品交換によりインダクタンスが変更可能なチップイン
ダクタまたはプリント基板上のパターンの切断や接続に
よりインダクタンスを可変し得る可変インダクタでなる
インダクタとを備え、上記トランジスタのベース端子ま
たは上記電界効果トランジスタのゲート端子を上記イン
ダクタを介して接地したことにより、可変インダクタに
より能動素子回路部の反射係数が最大となる周波数を可
変できる。
【0055】また、上記能動素子回路部として、トラン
ジスタまたは電界効果トランジスタでなる能動素子と、
インダクタと部品交換によりキャパシタンスを変更可能
なチップキャパシタあるいは機械的にキャパシタンスを
変化し得るトリマコンデンサとを直列接続した直列共振
回路とを備え、トランジスタのベース端子あるいは電界
効果トランジスタのゲート端子を上記直列共振回路を介
して接地したことにより、可変キャパシタにより能動素
子回路部の反射係数が最大となる周波数を可変できる。
【0056】また、上記能動素子回路部として、トラン
ジスタまたは電界効果トランジスタでなる能動素子と、
インダクタと部品交換によりキャパシタンスを変更可能
なチップキャパシタあるいは機械的にキャパシタンスを
変化し得るトリマコンデンサとを並列接続した並列共振
回路とを備え、トランジスタのベース端子あるいは電界
効果トランジスタのゲート端子を上記並列共振回路を介
して接地したことにより、可変キャパシタにより能動素
子回路部の反射係数が最大となる周波数を可変できる。
【0057】また、基板上のパターンの切断や接続など
により容易にパターン長が変化し得る高インピーダンス
線路でなるバイアス回路と、部品交換によりキャパシタ
ンスが変更可能なチップキャパシタまたは機械的にキャ
パシタンスを変化し得るトリマコンデンサでなる直流成
分阻止用のキャパシタとをさらに備えたことにより、バ
イアス回路を構成する高インピーダンス線路の線路長を
可変とし、直流成分を阻止するキャパシタを可変キャパ
シタとすることで、異なる周波数の電圧制御発振器であ
ってもバイアス回路のパターンを共通化することができ
る。
【0058】さらに、上記可変インダクタまたは上記高
インピーダンス線路は、あらかじめ梯子形あるいは田の
字形の形状を有するパターンでなり、パターンを切断す
ることにより所望の電気長に設定可能にしたことによ
り、所望の発振周波数に応じて可変インダクタのインダ
クタンスまたは上記高インピーダンス線路の線路長を調
整することを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る電圧制御発振
器を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係る電圧制御発振
器を示す構成図である。
【図3】 図2のローパスフィルタ形90°移相器13
の実装図である。
【図4】 この発明の実施の形態3に係る電圧制御発振
器を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態4に係る電圧制御発振
器を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態5に係る電圧制御発振
器を示す構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態6に係る電圧制御発振
器を示す構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態7に係る電圧制御発振
器を示す構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態8に係る電圧制御発振
器を示す構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態9に係る電圧制御発
振器を示す構成図である。
【図11】 この発明の実施の形態10に係る電圧制御
発振器を示す構成図である。
【図12】 この発明の電圧制御発振器に使用する梯子
形のインダクタ及び高インピーダンス線路を示す構成図
である。
【図13】 この発明の電圧制御発振器に使用する田の
字形のインダクタ及び高インピーダンス線路を示す構成
図である。
【図14】 従来の電圧制御発振器を示す構成図であ
る。
【図15】 共振器の実装形態の一例を示す図である。
【図16】 直流帰還形のコルピッツ発振器の動作説明
図である。
【図17】 電圧制御発振器の同調回路部の等価回路を
示す説明図である。
【図18】 一般的な電圧制御発振器の発振条件を示す
説明図である。
【図19】 電圧制御発振器の能動素子回路部の動作を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 トランジスタ、2 インダクタ、5 バラクタダイ
オード、6 インダクタ、7 整合回路、8 出力端
子、9 制御電圧端子、10 同調回路部、11 能動
素子回路部、12 直列共振回路、13 ローパスフィ
ルタ形の90°移相器、14 インダクタ、15a,1
5b キャパシタ、16 可変インダクタ、17a,1
7b 可変キャパシタ、18 可変インダクタ、19
a,19b バラクタダイオード、20 マイクロスト
リップ形の90°移相器、21a,21b 可変キャパ
シタ、22 可変インダクタ、23a,23b 可変キ
ャパシタ、24a〜24c 高インピーダンス線路、2
5a,25b 可変キャパシタ、26 インダクタ及び
高インピーダンス線路のパターン、27 パターンカッ
トの位置。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振素子として能動素子を用いた能動素
    子回路部と、この能動素子回路部との接続点でのインピ
    ーダンスが所望の発振周波数で並列共振となる共振器、
    上記能動素子回路部と上記共振器との接続点と制御電圧
    端子との間に設けられた90°移相器、及び上記制御電
    圧端子に接続されたインダクタとバラクタダイオードと
    の直列接続体でなる直列共振回路を有する同調回路部と
    を基板上に実装して構成されてなる電圧制御発振器にお
    いて、上記90°移相器として、インダクタとキャパシ
    タからなるローパスフィルタ形90°移相器を用いたこ
    とを特徴とする電圧制御発振器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電圧制御発振器におい
    て、上記ローパスフィルタ形90°移相器のインダクタ
    として、部品交換によりインダクタンスが変更可能なチ
    ップインダクタまたはプリント基板上のパターンの切断
    や接続によりインダクタンスが変更し得る可変インダク
    タを用いると共に、上記ローパスフィルタ形90°移相
    器のキャパシタとして、部品交換によりキャパシタンス
    が変更可能なチップキャパシタ、機械的にキャパシタン
    スを変化し得るトリマコンデンサまたはバラクタダイオ
    ードのいずれかを用いたことを特徴とする電圧制御発振
    器。
  3. 【請求項3】 発振素子として能動素子を用いた能動素
    子回路部と、この能動素子回路部との接続点でのインピ
    ーダンスが所望の発振周波数で並列共振となる共振器、
    上記能動素子回路部と上記共振器との接続点と制御電圧
    端子との間に設けられた90°移相器、及び上記制御電
    圧端子に接続されたインダクタとバラクタダイオードと
    の直列接続体でなる直列共振回路を有する同調回路部と
    を基板上に実装して構成されてなる電圧制御発振器にお
    いて、上記90°移相器として、プリント基板上のパタ
    ーンの切断や接続によりパターン長が変更可能で所望の
    周波数で移相量が90°となるマイクロストリップ線路
    形90°移相器を用いたことを特徴とする電圧制御発振
    器。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の電
    圧制御発振器において、上記直列共振回路のインダクタ
    として、部品交換によりインダクタンスが変更可能なチ
    ップインダクタまたはプリント基板上のパターンの切断
    や接続によりインダクタンスが変更し得る可変インダク
    タを用いたことを特徴とする電圧制御発振器。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の電
    圧制御発振器において、上記直列共振回路として、該直
    列共振回路のインダクタとバラクタダイオードとの直列
    接続体にさらにキャパシタを直列接続した回路とし、上
    記直列共振回路のキャパシタとして、部品交換によりキ
    ャパシタンスが変更可能なチップキャパシタまたは機械
    的にキャパシタンスが変化し得るトリマコンデンサを用
    いたことを特徴とする電圧制御発振器。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかに記載の電
    圧制御発振器において、上記直列共振回路として、該直
    列共振回路のインダクタとバラクタダイオードとの直列
    接続体の上記インダクタにさらにキャパシタを並列接続
    した回路とし、上記直列共振回路のキャパシタとして、
    部品交換によりキャパシタンスを変更可能なチップキャ
    パシタまたは機械的にキャパシタンスが変化し得るトリ
    マコンデンサを用いたことを特徴とする電圧制御発振
    器。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の電
    圧制御発振器において、上記能動素子回路部として、ト
    ランジスタまたは電界効果トランジスタでなる能動素子
    と、部品交換によりインダクタンスが変更可能なチップ
    インダクタまたはプリント基板上のパターンの切断や接
    続によりインダクタンスを可変し得る可変インダクタで
    なるインダクタとを備え、上記トランジスタのベース端
    子または上記電界効果トランジスタのゲート端子を上記
    インダクタを介して接地したことを特徴とする電圧制御
    発振器。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし6のいずれかに記載の電
    圧制御発振器において、上記能動素子回路部として、ト
    ランジスタまたは電界効果トランジスタでなる能動素子
    と、インダクタと部品交換によりキャパシタンスを変更
    可能なチップキャパシタあるいは機械的にキャパシタン
    スを変化し得るトリマコンデンサとを直列接続した直列
    共振回路とを備え、トランジスタのベース端子あるいは
    電界効果トランジスタのゲート端子を上記直列共振回路
    を介して接地したことを特徴とする電圧制御発振器。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし6のいずれかに記載の電
    圧制御発振器において、上記能動素子回路部として、ト
    ランジスタまたは電界効果トランジスタでなる能動素子
    と、インダクタと部品交換によりキャパシタンスを変更
    可能なチップキャパシタあるいは機械的にキャパシタン
    スを変化し得るトリマコンデンサとを並列接続した並列
    共振回路とを備え、トランジスタのベース端子あるいは
    電界効果トランジスタのゲート端子を上記並列共振回路
    を介して接地したことを特徴とする電圧制御発振器。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    電圧制御発振器において、基板上のパターンの切断や接
    続などにより容易にパターン長が変化し得る高インピー
    ダンス線路でなるバイアス回路と、部品交換によりキャ
    パシタンスが変更可能なチップキャパシタまたは機械的
    にキャパシタンスを変化し得るトリマコンデンサでなる
    直流成分阻止用のキャパシタとをさらに備えたことを特
    徴とする電圧制御発振器。
  11. 【請求項11】 請求項2、4、7または10のいずれ
    かに記載の電圧制御発振器において、上記可変インダク
    タまたは上記高インピーダンス線路は、あらかじめ梯子
    形あるいは田の字形の形状を有するパターンでなり、パ
    ターンを切断することにより所望の電気長に設定可能に
    したことを特徴とする電圧制御発振器。
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