JPH1140212A - 電気自動車のバッテリ冷却方法および装置 - Google Patents

電気自動車のバッテリ冷却方法および装置

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JPH1140212A
JPH1140212A JP19757597A JP19757597A JPH1140212A JP H1140212 A JPH1140212 A JP H1140212A JP 19757597 A JP19757597 A JP 19757597A JP 19757597 A JP19757597 A JP 19757597A JP H1140212 A JPH1140212 A JP H1140212A
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JP
Japan
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battery
cooling
temperature
air
supplying
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Application number
JP19757597A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Echigoya
洋 越後谷
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な制御で、バッテリを所望の温度に確実に
維持するとともに、消費電力の削減を可能にする。 【解決手段】バッテリ冷却装置10は、通風路96をバ
ッテリ冷却路94に連通する連通路98と、この連通路
98を開閉する開閉手段100と、バッテリ90に外気
を供給する室外ファン102と、前記バッテリ90の近
傍温度を検出するバッテリ温度センサ104と、車室外
の温度を検出する外気温度センサ106と、前記検出さ
れたバッテリ90の近傍温度および車室外の温度に基づ
いて、前記室外ファン102による冷却制御と冷却媒体
回路16による冷却制御とを選択的に行う制御回路10
8とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両走行用モータ
に電力を供給するバッテリを冷却するための電気自動車
のバッテリ冷却方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】バッテリから走行用モータに電力を供給
し、前記モータを駆動制御することにより走行する電気
自動車が広く開発されている。この種の電気自動車で
は、バッテリの温度が高くなり過ぎると、所望の発電性
能を得ることができないため、従来から、前記バッテリ
を冷却すべく種々の工夫が施されている。
【0003】例えば、特開平8−40088号公報に開
示されている電気自動車の空調装置が知られている。こ
の従来技術では、送風機と、この送風機に吸入されるエ
アを外気、内気に切り換え自在なインテークドアと、前
記送風機によって送風されるエアを冷却自在なクーリン
グユニットと、このクーリングユニットを通過したエア
を加湿可能なサブコンデンサと、このサブコンデンサを
通過したエアを室外に導く室内用ダクトと、前記サブコ
ンデンサを通過したエアをバッテリを内装したバッテリ
フレームに導くべく、前記室内用ダクトから分岐したバ
ッテリダクトと、前記室内用ダクトとバッテリダクトと
の分岐位置において、エアを前記室内用ダクト側に、ま
たはバッテリダクト側に切り換え自在かつ切り換え開度
を調整自在なバッテリドアとを備えている。すなわち、
従来技術では、車室内の空調とバッテリを内装したバッ
テリフレーム内の空調とを、共通の空調装置を用いて行
うようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、バッテリの温度管理を車室内用の空調装
置により行うため、前記空調装置は、車室内の空調とと
もに前記バッテリを所定の温度範囲に維持すべくバッテ
リフレーム内の空調を行っている。これにより、空調装
置全体の消費電力が相当に増大するという問題が指摘さ
れている。
【0005】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、バッテリを所望の温度範囲に容易にかつ確実に維
持するとともに、消費電力の削減が容易に遂行可能な電
気自動車のバッテリ冷却方法および装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明に係る電気自動車のバッテリ冷却方法およ
び装置では、検出されたバッテリ近傍の温度および外気
温度に基づいて、送風手段による冷却と冷凍サイクルに
よる冷却とが選択的に行われる。その際、開閉手段を構
成する第1ダンパを介してダクト内と連通路とを連通す
るとともに、第2ダンパを介して送風手段が配設された
第1通路と第2通路とを閉塞することにより、冷凍サイ
クルのみによる冷却制御が行われる。一方、ダクト内と
連通路とを閉塞するとともに、第1通路と第2通路とを
連通することにより、送風手段のみによる冷却制御が行
われる。
【0007】従って、外気温度が低い場合には、送風手
段のみによりバッテリの冷却を行うことができ、冷凍サ
イクルを使用しないために消費電力を大幅に削減するこ
とが可能になる。一方、外気温度が相当に高い場合に
は、冷凍サイクルにより冷却された空気が供給されてバ
ッテリの冷却が行われるため、前記バッテリを外気温度
以下に確実に維持することができる。これにより、バッ
テリの発電機能を有効に維持するとともに、従来から使
用されている冷凍サイクルを利用して構成の簡素化が容
易に図られる。
【0008】ここで、バッテリ近傍の温度が、少なくと
も3つの温度範囲、すなわち、冷却不要な第1温度範
囲、送風冷却のみが必要な第2温度範囲、および冷凍サ
イクルによる冷却が必要な第3温度範囲のいずれに属す
るかが判断される。そして、このバッテリ近傍の温度の
判断結果と車室外の温度とに基づいて、送風手段による
冷却制御と冷凍サイクルによる冷却制御とが選択的に行
われる。従って、簡単な制御で、バッテリを所定の冷却
温度に容易かつ確実に維持することが可能になる。
【0009】また、バッテリが充電中か否かの判断が行
なわれている。これにより、走行中の他、特にバッテリ
が最も発熱する充電時においても、該バッテリの安定し
た冷却効果を得ることができる。
【0010】さらにまた、本発明では、検出されたバッ
テリ近傍の温度に基づいて、送風手段による冷却制御
と、該送風手段と共に冷凍サイクルによる冷却制御とが
選択的に行われる。このため、バッテリを所望の温度に
効率的に冷却することができる。
【0011】その際、検出温度が、少なくとも低温側の
第1温度範囲から高温側の第4温度範囲の4つ温度範囲
のいずれに属するかを判断し、送風手段のみによる冷
却、前記送風手段および室内ブロアによる冷却、並びに
前記送風手段および前記室内ブロアと共にコンプレッサ
による冷却が行われる。これにより、消費電力を有効に
低減するとともに、バッテリを確実に冷却して所望の発
電機能を維持することが可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係る電気自動車のバッテリ冷却装置10が適用される
車両用オートエアコン12の概略構成説明図である。
【0013】オートエアコン12は、車室内に温調およ
び湿調された空気を吹き出すダクト本体14と、このダ
クト本体14内を流れる空気と冷却媒体との間で熱交換
させることにより前記空気を冷却する冷却媒体回路(冷
凍サイクル)16と、前記ダクト本体14内を流れる空
気と温水との間で熱交換させることにより前記空気を加
熱する加熱媒体回路18と、前記ダクト本体14内に配
設されて冷風と温風とのエアミックス制御を行うエアミ
ックス手段20とを備える。
【0014】ダクト本体14は、車室内の前方側にイン
ストルメントパネル(図示せず)を介して配設されてお
り、このダクト本体14の上流側には、車室内の空気を
導入する内気導入口24と車室外の空気を導入する外気
導入口26とが、切り換えダンパ28を介して開閉自在
に設けられる。
【0015】ダクト本体14内には、切り換えダンパ2
8側に近接してブロア(室内ブロア)30が配設され、
このブロア30の下流側に冷却媒体回路16を構成する
エバポレータ(室内熱交換器)32が配設される。エバ
ポレータ32の下流側には、加熱媒体回路18を構成す
るヒータコア34が配設されるとともに、このヒータコ
ア34の入口側にエアミックス手段20が装着される。
エアミックス手段20は、エアミックスダンパ36を備
え、このエアミックスダンパ36がエアミックスモータ
38を介して開度0%の位置から開度100%の位置の
範囲内で任意の角度に回動自在である。
【0016】ダクト本体14の下流側には、電気自動車
のフロントウインドシールドの内面に向かって空気を吹
き出すデフ吹き出し口40と、乗員の頭部側に向かって
空気を吹き出すフェイス吹き出し口42と、乗員の足元
側に向かって空気を吹き出すフット吹き出し口44とが
設けられる。デフ吹き出し口40、フェイス吹き出し口
42およびフット吹き出し口44には、それぞれデフダ
ンパ46、フェイスダンパ48およびフットダンパ50
が回動自在に取り付けられている。
【0017】エバポレータ32は、内部に流入した冷却
媒体とブロア30からダクト本体14内に送られてくる
空気との間で熱交換させることにより、この冷却媒体を
蒸発気化させるとともに、前記空気を冷却する機能を有
する。このエバポレータ32を含む冷却媒体回路16
は、電動コンプレッサ52を備え、この電動コンプレッ
サ52の吸入口側と前記エバポレータ32の導出口側と
を繋ぐ低圧側の冷媒管路54aには、アキュムレータ5
6が介装される。
【0018】電動コンプレッサ52は、吸入口より内部
に吸入された冷却媒体(ガス冷媒)を圧縮して高温、高
圧の冷却媒体として吐出口側から冷媒管路54b側に吐
出する。アキュムレータ56は、冷却媒体を液冷媒とガ
ス冷媒とに分離してガス冷媒のみを電動コンプレッサ5
2に供給する機能を有する。
【0019】冷媒管路54bは、その先端側で冷媒管路
54c、54dに分岐するとともに、この冷媒管路54
cが冷媒管路54e、54fに分岐する。冷媒管路54
cには第1電磁弁60が設けられ、冷媒管路54fには
第2電磁弁62が設けられるとともに、この冷媒管路5
4fが冷媒管路54aに連結される。冷媒管路54eに
は、室外熱交換器64が配設され、この室外熱交換器6
4は、暖房運転時に低温、低圧の気液二相状態の冷却媒
体と室外ファン66により吹き付けられる外気とを熱交
換させて冷却媒体を蒸発気化させる一方、冷房運転時に
高温、高圧のガス冷媒と室外ファン66により吹き付け
られる外気とを熱交換させてガス冷媒を凝縮液化させる
機能を有する。
【0020】冷媒管路54dには、暖房用の第1キャピ
ラリチューブ70が設けられており、この冷媒管路54
dと冷媒管路54eとは、冷媒管路54gとして一体化
されてエバポレータ32の導入側に連結される。この冷
媒管路54gには、第3電磁弁68と冷房用の第2キャ
ピラリチューブ72とが並列されている。
【0021】加熱媒体回路18は、ヒータコア34に温
水を循環供給するための温水循環路74を備え、この温
水循環路74にウォータポンプ76および燃焼ヒータ7
8が配設される。温水循環路74の一部には、所定の長
さにわたって冷却媒体回路16の冷媒管路54bを囲繞
して二重管構造を有する外管部80が設けられ、前記冷
媒管路54bおよび前記外管部80により媒体熱交換器
82が構成される。この媒体熱交換器82は、電動コン
プレッサ52から吐出されて高温、高圧となった冷却媒
体が冷媒管路54bを流れる際、温水循環路74の外管
部80を通る加熱媒体としての温水と前記冷却媒体との
間で熱交換させることにより前記温水を加熱する機能を
有する。
【0022】図2に示すように、走行用モータ(図示せ
ず)に電気エネルギを供給するための複数のバッテリ9
0が、バッテリ収納ボックス92に収納されている。バ
ッテリ収納ボックス92には、バッテリ90を周回して
バッテリ冷却路94が形成される。
【0023】第1の実施形態に係るバッテリ冷却装置1
0は、ダクト本体14内の通風路96をバッテリ冷却路
94に連通する連通路98と、この連通路98を開閉自
在な開閉手段100と、バッテリ90に外気を供給する
室外ファン(送風手段)102と、バッテリ90の近傍
温度(TBATT)を検出するバッテリ温度センサ104
と、車室外の温度(外気温度)(Tam) を検出する外気
温度センサ106と、前記検出されたバッテリ90の近
傍温度(TBATT)および外気温度(Tam) に基づいて、
前記室外ファン102により該バッテリ90に外気を供
給して冷却する制御と冷却媒体回路16により前記バッ
テリ90に冷風を供給して冷却する制御とを選択的に行
う制御回路(制御手段)108とを備える。
【0024】連通路98は、ダクト本体14に対してエ
バポレータ32とヒータコア34との間に設けられる。
この連通路98は、車室外の空気を導入するための第1
通路110とバッテリ冷却路94に連なる第2通路11
2とに分岐するとともに、前記第1通路110に室外フ
ァン102が配設される。
【0025】開閉手段100は、通風路96と連通路9
8とを開閉自在な第1ダンパ114と、第1および第2
通路110、112を開閉して前記通風路96および前
記第1通路110をバッテリ冷却路94に選択的に連通
自在な第2ダンパ116とを備える。第1および第2ダ
ンパ114、116は、開閉動作のみを行うように構成
されているが、開閉位置の途上で所定の角度位置に配置
可能なように構成してもよい。
【0026】制御回路108は、CPU118を備えて
おり、このCPU118は、バッテリ温度センサ10
4、外気温度センサ106、エバポ温度センサ107お
よびセンサ群109等からそれぞれの検出温度が入力さ
れる。センサ群109は、例えば、日射センサ、水温セ
ンサ、内気センサおよび外気センサ等の各種センサを有
している。CPU118には、イグニッションスイッチ
120のON/OFF信号が入力されるとともに、電動
コンプレッサ52がインバータ122を介して接続され
る。
【0027】このように構成されるオートエアコン12
の動作について、以下に説明する。
【0028】先ず、運転モードが冷房運転、暖房運転、
除湿運転および送風運転の場合におけるそれぞれの冷却
媒体回路16の経路が、表1に示されている。
【0029】
【表1】
【0030】運転モードが冷房運転(冷凍サイクル)で
は、表1および図1に示すように、第1電磁弁60が開
放される一方、第2および第3電磁弁62、68が閉塞
される。このため、電動コンプレッサ52から吐出され
る冷却媒体は、冷媒管路54b、54c、第1電磁弁6
0、室外熱交換器64、冷媒管路54gを通って第2キ
ャピラリチューブ72に至り、エバポレータ32の内部
を通って冷媒管路54aからアキュムレータ56を介し
て前記電動コンプレッサ52に至る経路で循環する。
【0031】従って、電動コンプレッサ52から吐出さ
れた高温、高圧のガス冷媒は、室外熱交換器64で放熱
されて液化し、この液冷媒が第2キャピラリチューブ7
2の内部を流れることにより減圧されて気液二相状態の
冷媒となる。この冷媒は、エバポレータ32の内部で蒸
発することによって、このエバポレータ32を通過する
空気を冷却する。
【0032】次いで、第1の実施形態に係る電気自動車
のバッテリ冷却方法について、図3に示すフローチャー
トを参照しながら以下に説明する。
【0033】先ず、制御回路108を構成するCPU1
18では、バッテリ温度センサ104、外気温度センサ
106、エバポ温度センサ107およびセンサ群109
からそれぞれの検出温度が入力される(ステップS
1)。そして、ステップS2に進んで、イグニッション
スイッチ120がOFFされているか否か、すなわち、
バッテリ90が充電中であるか否かが判断される。バッ
テリ90が充電中であると判断されると(ステップS2
中、YES)、バッテリ温度センサ104を介して検出
されたバッテリ90の近傍温度(TBATT)がいずれの温
度範囲に属するかが判断される(ステップS3)。
【0034】その際、バッテリ90の近傍温度
(TBATT)に対応して、図4に示すように、第1温度範
囲T1 から第3温度範囲T3 が予め設定されている。第
1温度範囲T 1 (α℃以下)は、冷却不要な温度範囲で
あり、第2温度範囲T2 (α℃〜β℃)は、室外ファン
102のみによる冷却が必要な温度範囲であり、第3温
度範囲T3 (β℃以上)は、冷凍サイクルである冷却媒
体回路16による冷却が必要な温度範囲である。
【0035】そこで、ステップS3において、バッテリ
90の近傍温度(TBATT)がα℃以下と判断されると
(ステップS3中、NO)、ステップS4に進んで冷却
制御が行われない。一方、バッテリ90の近傍温度(T
BATT)がα℃以上であると判断されると(ステップS3
中、YES)、ステップS5に進む。
【0036】ステップS5では、バッテリ90の近傍温
度(TBATT)が第3温度範囲T3 にあるか否か、外気温
度センサ106から検出された外気温度(Tam)がこの
第3温度範囲T3 に属するか否かが判断される。そし
て、バッテリ90の近傍温度(TBATT)および外気温度
(Tam) が、いずれも第3温度範囲T3 に属する(冷風
必要温度であるβ℃以上)と判断されると(ステップS
5中、YES)、ステップS6に進んで冷凍サイクル制
御が行われる。
【0037】冷凍サイクル制御では、表2および図5に
示すように、開閉手段100を構成する第1ダンパ11
4が開放位置に、第2ダンパ116が閉鎖位置に、それ
ぞれ配置されるとともに、電動コンプレッサ52および
ブロア30が駆動される。このため、ブロア30を介し
てダクト本体14内に導入されるエアは、エバポレータ
32を通過する際に冷却された後、このダクト本体14
内の通風路96から連通路98を介して第2通路112
に送られ、バッテリ冷却路94を通ってバッテリ90を
冷却する。
【0038】これにより、例えば、外気温度(Tam)が
40℃であり、バッテリ90の放熱量が2kWである
際、ブロア30の風量が400lm3 /hで、エバポレ
ータ32の吐気温度が10℃以下であれば、前記バッテ
リ90の冷却後における空気温度を、略25℃程度に維
持することが可能になる。
【0039】
【表2】
【0040】一方、ステップS5において、バッテリ9
0の近傍(TBATT)温度や外気温度(Tam) がβ℃以下
であると、ステップS7に進んで室外ファン制御が行わ
れる。この室外ファン制御では、表2および図6に示す
ように、第1ダンパ114が閉鎖位置に、第2ダンパ1
16が開放位置に、それぞれ配置されるとともに、室外
ファン102のみがONされる。従って、ダクト本体1
4の通風路96が連通路98から遮断される一方、第1
通路110が第2通路112を介してバッテリ冷却路9
4に連通し、室外ファン102を介してこのバッテリ冷
却路94に外気が導入されてバッテリ90の冷却が行わ
れる。
【0041】このように、第1の実施形態では、外気温
度(Tam) が第3温度範囲T3 に属する際には、電動コ
ンプレッサ52およびブロア30が駆動され、エバポレ
ータ32を介して冷却された空気がバッテリ冷却路94
に送られてバッテリ90を冷却する。これにより、特に
充電中であって相当に高温となり易いバッテリ90は、
外気温度(Tam) に影響されることがなく、所望の温度
に確実に維持され、発電機能の低下を阻止することがで
きる。
【0042】一方、外気温度(Tam) が第2温度範囲T
2 に属する際には、電動コンプレッサ52およびブロア
30は駆動されずに、室外ファン102のみが駆動さ
れ、外気(Tam) がバッテリ冷却路94に送られてバッ
テリ90の冷却が行われる。このため、比較的低温の外
気を冷却風として有効に利用することが可能になり、オ
ートエアコン12の消費電力を有効に削減することがで
きるという効果が得られる。
【0043】ところで、イグニッションスイッチ120
がONされている、すなわち、電気自動車が走行中であ
ると判断されると(ステップS2中、NO)、ステップ
S8に進んでバッテリ90の近傍温度(TBATT)が第1
温度範囲T1 に属するか否かの判断が行われる。次い
で、ステップS9からステップS11において、前述の
ステップS5〜ステップS7と同様に、冷凍サイクル制
御または室内ファン制御が行われ、バッテリ90の冷却
作業が遂行される。
【0044】図7は、本発明の第2の実施形態に係る電
気自動車のバッテリ冷却装置140の概略構成説明図で
ある。なお、第1の実施形態に係るバッテリ冷却装置1
0と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その
詳細な説明は省略する。
【0045】このバッテリ冷却装置140では、ダクト
本体14内の通風路96をバッテリ冷却路94に連通す
る連通路142を有しており、この連通路142に開閉
手段144が配設される。開閉手段144は、通風路9
6と連通路142とを開閉自在なダンパ146を備え、
このダンパ146は、開放位置と閉塞位置とに揺動自在
である。なお、ダンパ146を開放位置と閉塞位置との
間の所定の角度位置に配置可能なように構成してもよ
い。バッテリ冷却路94の排出口148には、室外ファ
ン(送風手段)150が配設されている。
【0046】次に、このように構成されるバッテリ冷却
装置140の基本的な動作について、図8に示すフロー
チャートおよび図9に示す温度範囲に基づいて、以下に
説明する。バッテリ90の近傍温度(TBATT)が属する
か否かの判断が行われる温度範囲は、少なくとも低温側
の第1温度範囲T1a(α1℃以下)、第2温度範囲T 2a
(α1℃〜β1℃)、第3温度範囲T3a(β1℃〜γ1
℃)および高温側の第4温度範囲T4a(γ1℃以上)の
4つに設定される。
【0047】 第1温度範囲T1aは、バッテリ90の冷却
が不要な温度範囲であり、第2温度範囲T2aは、室外フ
ァン150のみにより前記バッテリ90の冷却を行う温
度範囲であり、第3温度範囲T3aは、前記室外ファン1
50およびブロア30により前記バッテリ90の冷却を
行う温度範囲であり、第4温度範囲T4aは、前記室外フ
ァン150、前記ブロア30とともに電動コンプレッサ
52を駆動して該バッテリ90の冷却を行う温度範囲で
ある。これらの制御モードが、表3に示されている。
【0048】
【表3】
【0049】そこで、先ず、CPU118で各センサ値
の読み込みが行われた後(ステップS21)、ステップ
S22に進んでバッテリ90の近傍温度(TBATT)が第
1温度範囲T1aに属するか否かが判断される。バッテリ
90の近傍温度(TBATT)がα1℃以上であると(ステ
ップS22中、NO)、このバッテリ90の近傍温度
(TBATT)がβ1℃より低いか否か、すなわち、第2温
度範囲T2aに属するか否かの判断が行われる(ステップ
S23)。ここで、バッテリ90の近傍温度(T BATT
が第2温度範囲T2aに属すると判断されると(ステップ
S23中、YES)、ステップS24に進み、室外ファ
ン制御が行われる。
【0050】室外ファン制御は、表3に示すように、開
閉手段144を構成するダンパ146が開放された状態
で、室外ファン150が駆動される。これにより、外気
がダクト本体14から連通路142を介してバッテリ冷
却路94に送られ、バッテリ90がこの外気によって冷
却される。
【0051】一方、バッテリ90の近傍温度(TBATT
がβ1℃以上であると判断されると(ステップS23
中、NO)、ステップS25に進んで、このバッテリ9
0の近傍温度(TBATT)が第3温度範囲T3aに属する
か、第4温度範囲T4aに属するかの判断が行われる。バ
ッテリ90の近傍温度(TBATT)が第3温度範囲T3a
属すると判断されると(ステップS25中、YES)、
ステップS26に進んで、室外ファン+ブロア制御が行
われる。
【0052】室外ファン+ブロア制御は、表3に示すよ
うに、ダンパ146が開放された状態で、室外ファン1
50およびブロア30が駆動される。このため、バッテ
リ90には、前述した室外ファン制御に比べて大きな風
量の外気が導入され、前記バッテリ90が急速に冷却さ
れる。
【0053】バッテリ90の近傍温度(TBATT)が第4
温度範囲T4aに属すると判断されると(ステップS25
中、NO)、ステップS27に進んで室外ファン+冷凍
サイクル制御が行われる。この制御は、表3に示すよう
に、ダンパ146が開放された状態で、室外ファン15
0、ブロア30とともに電動コンプレッサ52が駆動さ
れる。従って、ブロア30を介してダクト本体14内に
導入される外気は、エバポレータ32を通過する際に冷
却された後、連通路142からバッテリ冷却路94に導
入され、室外ファン150の駆動に伴ってバッテリ90
に対して大きな風量で供給される。
【0054】このように、第2の実施形態では、バッテ
リ90の近傍温度(TBATT)が第1温度範囲T1aから第
4温度範囲T4aのいずれに属するかを判断し、第1温度
範囲T1aでは冷却を行わず、第2温度範囲T2aでは室外
ファン150のみによる冷却を行い、第3温度範囲T3a
ではこの室外ファン150とブロア30とによる冷却を
行い、さらに第4温度範囲T4aでは前記室外ファン15
0および前記ブロア30に加えて電動コンプレッサ52
による冷却制御が行われる。
【0055】このため、バッテリ90の近傍温度(T
BATT)が相当に高い場合に、冷凍サイクルである冷却媒
体回路16が駆動される一方、このバッテリ90の近傍
温度(TBATT)が比較的低い際には、室外ファン150
とブロア30とが駆動され、さらに前記バッテリ90の
近傍温度(TBATT)がかなり低い際には、前記室外ファ
ン150のみが駆動される。これにより、第1の実施形
態と同様の効果が得られる他、オートエアコン12の消
費電力をより一層低減することができる。
【0056】次いで、第2の実施形態に係るバッテリ冷
却方法の詳細について、図10〜図12に示すフローチ
ャートを参照して、以下に説明する。
【0057】先ず、各センサ等の入力が行われた後(ス
テップS31)、エアコンの作動要求があると(ステッ
プS32中、YES)、ブロア30および電動コンプレ
ッサ52がONされる(ステップS33およびS3
4)。そして、ステップS35において、バッテリ90
の近傍温度(TBATT)がα1℃以上であると判断される
と(ステップS35中、NO)、ダンパ146が開放さ
れて室外ファン150がONされる(ステップS36お
よびS37)。
【0058】一方、バッテリ90の近傍温度(TBATT
が第1温度範囲T1aに属すると判断されると(ステップ
S35中、YES)、室外ファン150がOFFされて
ダンパ146が閉塞される(ステップS38およびS3
9)。バッテリ90の冷却が不要だからである。
【0059】ステップS32でエアコンの作動要求がな
い場合には、図11中、ステップS40に進んでブロア
30の作動要求の有無が判断される。ブロア30の作動
要求があると(ステップS40中、YES)、ステップ
S41に進んで前記ブロア30がONされた後、バッテ
リ90の近傍温度(TBATT)が冷却不要な温度か否かの
判断が行われる。
【0060】ここで、バッテリ90の近傍温度
(TBATT)が冷却を必要とする温度であると判断される
と(ステップS42中、NO)、ステップS43および
ステップS44に進んで、このバッテリ90の近傍温度
(TBATT)が第2温度範囲T2a〜第4温度範囲T4aのい
ずれに属するかが判断される。バッテリ90の近傍温度
(TBA TT)が第4温度範囲T4aに属すると判断されると
(ステップS43中、NOおよびステップS44中、N
O)、ダンパ146が開放されるとともに、室外ファン
150および電動コンプレッサ52が駆動される(ステ
ップS45〜S47)。
【0061】バッテリ90の近傍温度(TBATT)が第2
および第3温度範囲T2a、T3aに属すると判断される
と、ステップS48からステップS50に進む。これに
より、電動コンプレッサ52がOFFされ、ダンパ14
6が開放されるとともに、室外ファン150のみがON
される。
【0062】一方、ステップS42でバッテリ90の近
傍温度(TBATT)が第1温度範囲T 1aに属すると判断さ
れると(ステップS42中、YES)、電動コンプレッ
サ52がOFFされた後(ステップS51)、室外ファ
ン150がOFFされるとともに、ダンパ146が閉塞
される(ステップS52およびS53)。
【0063】また、ステップS40でブロア30の作動
要求がないと判断されると、図12中、ステップS54
に進んでバッテリ90の近傍温度(TBATT)が冷却を要
する温度か否かが判断される。バッテリ90の近傍温度
(TBATT)が冷却を要する温度であると(ステップS5
4中、NO)、ステップS55以降に進んでこのバッテ
リ90の近傍温度(TBATT)が第2温度範囲T2a〜第4
温度範囲T4aのいずれに属するかが判断される。
【0064】バッテリ90の近傍温度(TBATT)が第4
温度範囲T4aに属すると判断されると(ステップS55
中、NOおよびステップS56中、NO)、ステップS
57からステップS60に進む。このため、ダンパ14
6が開放されるとともに、室外ファン150、ブロア3
0および電動コンプレッサ52がONされる。
【0065】バッテリ90の近傍温度(TBATT)が第3
温度範囲T3aに属すると判断されると(ステップS56
中、YES)、ステップS61からステップS64に進
む。従って、電動コンプレッサ52がOFFされ、ダン
パ146が開放されるとともに、室外ファン150およ
びブロア30がONされる。
【0066】さらに、バッテリ90の近傍温度
(TBATT)が第2温度範囲T2aに属すると判断されると
(ステップS55中、YES)、ステップS65からス
テップS68に進む。これにより、電動コンプレッサ5
2およびブロア30がOFFされ、ダンパ146が開放
されて室外ファン150のみがONされる。
【0067】さらにまた、バッテリ90の近傍温度(T
BATT)が冷却不要な第1温度範囲T 1aであれば(ステッ
プS54中、YES)、ステップS69からステップS
72に進んで、電動コンプレッサ52、ブロア30およ
び室外ファン150がOFFされるとともに、ダンパ1
46が閉動される。
【0068】なお、第2温度範囲T2a〜第4温度範囲T
4aにおいて、室外ファン150およびブロア30の出力
をさらに細分化してしてもよい。これにより、消費電力
を有効に抑えることができ、一層経済的である。
【0069】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る電気自動車
のバッテリ冷却方法および装置では、検出されたバッテ
リの近傍温度および外気温度に基づいて、送風手段によ
る冷却と冷凍サイクルによる冷却とが選択的に行われ
る。このため、消費電力を有効に削減し得るとともに、
バッテリを所望の温度に確実に維持することができ、前
記バッテリの発電機能を確保することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電気自動車のバ
ッテリ冷却装置が適用される車両用オートエアコンの概
略構成説明図である。
【図2】前記第1の実施形態に係るバッテリ冷却装置の
概略説明図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るバッテリ冷却方
法を説明するフローチャートである。
【図4】前記第1の実施形態に係るバッテリ冷却方法に
おける判断基準である温度範囲の説明図である。
【図5】前記第1の実施形態に係るバッテリ冷却装置に
おいて、冷凍サイクルによる冷却制御の説明図である。
【図6】前記第1の実施形態に係るバッテリ冷却装置に
おいて、室外ファンによる冷却制御の説明図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る電気自動車のバ
ッテリ冷却装置の概略構成説明図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るバッテリ冷却方
法の基本的手順を示すフローチャートである。
【図9】前記第2の実施形態に係るバッテリ冷却方法に
おける判断基準である温度範囲の説明図である。
【図10】前記第2の実施形態に係るバッテリ冷却方法
を詳細に説明するフローチャートの前段部分である。
【図11】前記第2の実施形態に係るバッテリ冷却方法
を詳細に説明するフローチャートの中段部分である。
【図12】前記第2の実施形態に係るバッテリ冷却方法
を詳細に説明するフローチャートの後段部分である。
【符号の説明】
10、140…バッテリ冷却装置 12…オートエア
コン 14…ダクト本体 16…冷却媒体回
路 18…加熱媒体回路 30…ブロア 52…電動コンプレッサ 90…バッテリ 94…バッテリ冷却路 96…通風路 98、142…連通路 100、144…
開閉手段 102、150…室外ファン 104…バッテリ
温度センサ 106…外気温度センサ 108…制御回路 110、112…通路 114、116、
146…ダンパ 118…CPU 120…イグニッ
ションスイッチ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷房運転時に、冷却媒体をダクト内に配設
    された室内熱交換器に供給し、前記ダクト内を流れる空
    気を冷却して車室内に導出する冷凍サイクルを備えた電
    気自動車において、走行用モータに電力を供給するバッ
    テリを冷却するためのバッテリ冷却方法であって、 前記バッテリ近傍の温度を検出する工程と、 車室外の温度を検出する工程と、 前記検出されたバッテリ近傍の温度および車室外の温度
    に基づいて、前記バッテリに対応して配設された送風手
    段により該バッテリに外気を供給して冷却する制御と前
    記冷凍サイクルにより前記バッテリに冷風を供給して冷
    却する制御とを選択的に行う工程と、 を有することを特徴とする電気自動車のバッテリ冷却方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のバッテリ冷却方法におい
    て、前記検出されたバッテリ近傍の温度および車室外の
    温度が、いずれも所定の冷風必要温度より高いと判断さ
    れた際、前記冷凍サイクルに設けられたコンプレッサお
    よび室内ブロアを駆動して前記バッテリに冷風を供給す
    ることを特徴とする電気自動車のバッテリ冷却方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のバッテリ冷却方法
    において、前記バッテリ近傍の温度が、少なくとも冷却
    不要な第1の温度範囲、前記送風手段のみによる冷却が
    必要な第2温度範囲、および前記冷凍サイクルによる冷
    却が必要な第3温度範囲のいずれに属するかを判断する
    工程を有することを特徴とする電気自動車のバッテリ冷
    却方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載のバッテリ冷却方法におい
    て、前記バッテリが充電中か否かを判断する工程を有す
    ることを特徴とする電気自動車のバッテリ冷却方法。
  5. 【請求項5】冷房運転時に、冷却媒体をダクト内に配設
    された室内熱交換器に供給し、前記ダクト内を流れる空
    気を冷却して車室内に導出する冷凍サイクルを備えた電
    気自動車において、走行用モータに電力を供給するバッ
    テリを冷却するためのバッテリ冷却方法であって、 前記バッテリ近傍の温度を検出する工程と、 前記検出されたバッテリ近傍の温度に基づいて、前記バ
    ッテリに対応して配設された送風手段のみにより該バッ
    テリに外気を供給して冷却する制御と前記送風手段と共
    に前記冷凍サイクルにより前記バッテリに冷風を供給し
    て冷却する制御とを選択的に行う工程と、 を有することを特徴とする電気自動車のバッテリ冷却方
    法。
  6. 【請求項6】請求項5記載のバッテリ冷却方法におい
    て、前記検出されたバッテリ近傍の温度が、予め設定さ
    れた2以上の温度範囲のいずれに属するかを判断する工
    程と、 前記検出温度が低温側の温度範囲に属する際、前記バッ
    テリに対応して配設された前記送風手段のみにより該バ
    ッテリに外気を供給して冷却する工程と、 前記検出温度が高温側の温度範囲に属する際、前記送風
    手段と共に前記冷凍サイクルに設けられた室内ブロアお
    よびコンプレッサを介して前記バッテリに冷風を供給し
    て冷却する工程と、 を有することを特徴とする電気自動車のバッテリ冷却方
    法。
  7. 【請求項7】請求項6記載のバッテリ冷却方法におい
    て、前記温度範囲を少なくとも低温側の第1温度範囲か
    ら高温側の第4温度範囲の4つに設定し、第1温度範囲
    では、前記バッテリの冷却が不要であり、第2温度範囲
    では、前記送風手段のみによる前記バッテリの冷却を行
    い、第3温度範囲では、前記送風手段および前記室内ブ
    ロアによる前記バッテリの冷却を行い、さらに第4温度
    範囲では、前記送風手段および前記室内ブロアと共に前
    記コンプレッサを介して前記バッテリの冷却を行うこと
    を特徴とする電気自動車のバッテリ冷却方法。
  8. 【請求項8】冷房運転時に、冷却媒体をダクト内に配設
    された室内熱交換器に供給し、前記ダクト内を流れる空
    気を冷却して車室内に導出する冷凍サイクルを備えた電
    気自動車において、走行用モータに電力を供給するバッ
    テリを冷却するためのバッテリ冷却装置であって、 前記ダクト内の通風路をバッテリ冷却路に連通する連通
    路と、 前記バッテリに対応して配設され、該バッテリに外気を
    供給する送風手段と、 前記連通路を開閉することにより、前記通風路から前記
    バッテリ冷却路に冷却された空気を供給する一方、前記
    通風路を閉塞して前記送風手段から前記バッテリ冷却路
    に外気を供給自在な開閉手段と、 前記バッテリ近傍の温度を検出するバッテリ温度センサ
    と、 車室外の温度を検出する外気温度センサと、 前記検出されたバッテリ近傍の温度および車室外の温度
    に基づいて、前記送風手段により該バッテリに外気を供
    給して冷却する制御と前記冷凍サイクルにより前記バッ
    テリに冷風を供給して冷却する制御とを選択的に行う制
    御手段と、 を備えることを特徴とする電気自動車のバッテリ冷却装
    置。
  9. 【請求項9】請求項8記載のバッテリ冷却装置におい
    て、前記連通路は、前記送風手段が配設される第1通路
    と、 前記バッテリ冷却路に連なる第2通路と、 を備え、 前記開閉手段は、前記通風路と前記連通路とを開閉自在
    な第1ダンパと、 前記第1通路と前記第2通路とを開閉自在な第2ダンパ
    と、 を備えることを特徴とする電気自動車のバッテリ冷却装
    置。
  10. 【請求項10】冷房運転時に、冷却媒体をダクト内に配
    設された室内熱交換器に供給し、前記ダクト内を流れる
    空気を冷却して車室内に導出する冷凍サイクルを備えた
    電気自動車において、走行用モータに電力を供給するバ
    ッテリを冷却するためのバッテリ冷却装置であって、 前記ダクト内の通風路をバッテリ冷却路に連通する連通
    路と、 前記バッテリに対応して配設され、該バッテリに外気を
    供給する送風手段と、 前記連通路を開閉することにより、前記通風路から前記
    バッテリ冷却路に冷却された空気を供給自在な開閉手段
    と、 前記バッテリ近傍の温度を検出するバッテリ温度センサ
    と、 前記検出されたバッテリ近傍の温度に基づいて、前記送
    風手段のみにより該バッテリに外気を供給して冷却する
    制御と前記送風手段と共に前記冷凍サイクルにより前記
    バッテリに冷風を供給して冷却する制御とを選択的に行
    う制御手段と、 を備えることを特徴とする電気自動車のバッテリ冷却装
    置。
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