JPH1139763A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JPH1139763A
JPH1139763A JP9209802A JP20980297A JPH1139763A JP H1139763 A JPH1139763 A JP H1139763A JP 9209802 A JP9209802 A JP 9209802A JP 20980297 A JP20980297 A JP 20980297A JP H1139763 A JPH1139763 A JP H1139763A
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JP
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disk
main body
lever
apparatus main
plunger
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JP9209802A
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Inventor
Mitsunori Nakamura
光典 中村
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロック機構におけるロック動作およびその解除
を迅速に行なうことができ、ロック機構の設置スペース
を小さくすることができる。 【解決手段】本発明のディスク装置は、装置本体と、装
置本体に対し移動可能なディスクトレーと、ディスクト
レーを装置本体内に収納した状態に保持するロック機構
9とを有する。ロック機構9は、ソレノイド91と、コ
イルバネ93と、プランジャ92の先端部に係合し、強
磁性体よりなるロックレバー94と、装置本体側に形成
されたピン99とで構成されている。ソレノイド91へ
通電されると、プランジャ92は磁石化され、その肩部
921が係止部96を磁気的に吸着し、この吸着状態を
維持しつつ、プランジャ92が収縮し、これに追従して
ロックレバー94がソレノイド91側へ引き寄せられる
ように回動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクを再生
または記録/再生するディスク装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】CD−ROM、CD−R等の光ディスク
を再生、または記録/再生するディスク装置が知られて
いる。このようなディスク装置は、パソコン等のコンピ
ュータ装置に搭載されているが、近年普及しつつあるノ
ート型パソコンのような小型のラップトップのパソコン
に対しては、ディスク装置も小型化、薄型化が図られて
いる。
【0003】このようなディスク装置は、箱状の装置本
体に対し、光ディスクの装填位置と排出位置とを移動可
能なディスクトレーを有し、該ディスクトレーを装置本
体内に収納した状態で、ディスクトレーに設置されたデ
ィスク回転駆動機構によりディスクを高速で回転しつ
つ、同じくディスクトレーに設置された光学ヘッドおよ
びその駆動機構により光ディスクに記録された情報を読
み取り、再生するものである。この場合、ディスクトレ
ーの装置本体に対する移動は、主に手動で行われ、ディ
スクトレーを装置本体内に装填し、光ディスクの再生が
可能な状態では、ロック機構が作動してディスクトレー
をその位置に保持する。
【0004】従来のロック機構の構成を図14に示す。
ロック機構600は、ソレノイド601と、ソレノイド
601のプランジャ602の外周に設置されたコイルバ
ネ604と、プランジャ602の先端部に形成された頭
部603に板片606にて係合するロックレバー605
と、装置本体側に形成されたピン609とで構成されて
いる。
【0005】コイルバネ604は、プランジャ602が
伸長する方向にプランジャ602を付勢している。
【0006】ロックレバー605は、ソレノイド601
のプランジャ602の伸縮動作に連動して作動するもの
で、その基端側がヒンジ607によりディスクトレーに
対し回動可能に支持されている。そして、ロックレバー
605の先端部には、ピン609に係合し得るフック6
08が形成されている。
【0007】このようなロック機構600によるロック
の解除は、図14の(a)、(b)および(c)に示す
順序で作動する。
【0008】すなわち、図14(a)に示すように、ソ
レノイド601が非作動状態では、コイルバネ93の弾
性力(付勢力)によりプランジャ602が伸長状態とさ
れ、ロックレバー605は、そのフック608がピン6
09に係止し、ロックされた状態となっている。このと
き、頭部603と板片606との間には、隙間Dが形成
されている。
【0009】図14(b)に示すように、ソレノイド6
01へ通電され、励磁されると、プランジャ602がコ
イルバネ604の付勢力に抗して収縮し、まず、頭部6
03が隙間Dに相当する距離移動して、板片606に当
接する。
【0010】次いで、図14(c)に示すように、プラ
ンジャ602がさらに収縮し、頭部603およびこれに
係止している板片606を介してロックレバー605が
ソレノイド601側へ引っ張られ、ロックレバー605
がヒンジ607を中心に図13中反時計回りに回動す
る。これにより、フック608がピン609から外れ、
ロックが解除される。
【0011】しかしながら、このような構成のロック機
構600では、隙間Dは、プランジャ602の遊びであ
り、図14の(a)から(b)に至る動作、すなわち頭
部603が隙間Dに相当する距離移動する動作は、無駄
な動作である。そのため、迅速なロック解除動作ができ
ないという欠点がある。また、このような隙間D(遊
び)があるため、ロック機構600に広い設置スペース
を必要とするという欠点もある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ロッ
ク機構におけるロック動作およびその解除を迅速に行な
うことができ、また、ロック機構の設置スペースを小さ
くすることができるディスク装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(6)の本発明により達成される。
【0014】(1) 光ディスクに記録された情報を再
生する機能を有するディスク装置であって、装置本体
と、前記装置本体に対し移動可能なディスクトレーと、
前記ディスクトレーを前記装置本体内に収納した状態に
保持するロック機構とを有し、前記ロック機構は、前記
ディスクトレーに対し変位可能に支持された第1の部材
と、前記装置本体に設置され、前記第1の部材に係合し
得る第2の部材と、前記第1の部材と前記第2の部材と
が係合状態と非係合状態とになるよう前記第1の部材を
変位させる駆動手段とを有してなり、少なくとも前記第
1の部材を前記係合状態から前記非係合状態へ変位させ
る際に、前記駆動手段の可動部の移動に対し、前記第1
の部材が時間差を生じることなく追従するよう構成した
ことを特徴とするディスク装置。
【0015】(2) 光ディスクに記録された情報を再
生する機能を有するディスク装置であって、装置本体
と、前記装置本体に対し移動可能なディスクトレーと、
前記ディスクトレーを前記装置本体内に収納した状態に
保持するロック機構とを有し、前記ロック機構は、前記
ディスクトレーに対し変位可能に支持されたレバーと、
前記装置本体に設置され、前記レバーに係合し得るピン
と、前記レバーと前記ピンとが係合状態と非係合状態と
になるよう前記レバーを変位させるソレノイドとを有し
てなり、少なくとも前記レバーを前記係合状態から前記
非係合状態へ変位させる際に、前記ソレノイドのプラン
ジャーの移動に対し、前記レバーが時間差を生じること
なく追従するよう構成したことを特徴とするディスク装
置。
【0016】(3) 前記レバーは、強磁性体で構成さ
れ、励磁されて磁石化した前記プランジャーに前記レバ
ーが吸着されることにより、前記レバーの前記プランジ
ャーに対する追従動作が得られる上記(2)に記載のデ
ィスク装置。
【0017】(4) 前記プランジャーは、肩部と、前
記肩部より先端側の頭部とを有し、前記肩部にて前記レ
バーを吸着する上記(3)に記載のディスク装置。
【0018】(5) 前記レバーは、一端部を中心に回
動し、他端部に前記ピンと係合し得るフックを有するも
のであり、前記フックが前記ピンと係合する方向に付勢
されている上記(2)ないし(4)のいずれかに記載の
ディスク装置。
【0019】(6) 前記ソレノイドが作動不能となっ
たとき、前記ロック機構のロックを解除して前記ディス
クトレーを排出する非常排出手段を備える上記(2)な
いし(5)のいずれかに記載のディスク装置。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のディスク装置を添
付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明のディスク装置の実施例の
外観を示す斜視図、図2は、本発明のディスク装置の分
解斜視図、図3、図4および図5は、それぞれ本発明の
ディスク装置におけるディスクトレーの裏面の構造を示
す底面図、図6は、本発明のディスク装置においてディ
スクトレーが収納された状態を示す平面図、図7は、本
発明のディスク装置においてディスクトレーが引き出さ
れた状態を示す平面図、図8および図9は、それぞれ、
ディスクトレーの排出機構の構成を示す斜視図、図10
および図11は、それぞれ、ロック機構の構成を拡大し
て示す平面図、図12は、光学ヘッドの移動を案内する
ガイド棒の構成を示す斜視図、図13は、半導体チップ
に装着された放熱部材の構成を示す斜視図である。
【0022】なお、本明細書では、図2中の左上方およ
び図3〜図7中の上方を「後」または「後方」、図2中
の右下方および図3〜図7中の下方を「前」または「前
方」として説明する。
【0023】図1に示すように、本発明のディスク装置
1は、音楽用CD、CD−ROM、CD−R、CD−R
W等の光ディスクに記録された情報を再生する機能(ま
たは記録/再生する機能)を有する装置であって、例え
ばノート型パソコンに代表されるラップトップパソコン
のようなコンピュータ装置500の本体に対し着脱自在
なものである。そのため、ディスク装置1は、その全体
形状が扁平で比較的薄型のものである。ディスク装置1
は、コンピュータ装置500の本体の収納空間501内
に装填されると、電力の供給がなされ、作動することが
可能となる。
【0024】図2に示すように、ディスク装置1は、主
に、装置本体(ケーシング)2と、装置本体2の上部を
覆う天板(蓋体)3と、光ディスク(図示せず)を載置
し、装置本体2に対し前後方向(水平方向)に移動する
ディスクトレー4と、ディスクトレー4に設置されたド
ライブユニット5と、ディスクトレー4を前方へ押圧し
て排出する排出機構8と、ディスクトレー4の装置本体
2への収納状態を保持するロック機構9と、ディスクト
レー4の前方正面に設置された前板(フロントベゼル)
10と、ディスクトレー4の裏面を覆う底板(裏蓋)1
1と、ディスクトレー4を光ディスクの装填位置(以下
単に「装填位置」と言う)と光ディスクの排出位置(以
下単に「排出位置」と言う)とに移動するためのガイド
レール機構12と、弾性部材13と、放熱部材18とで
構成されている。以下、これらの構成について詳細に説
明する。
【0025】装置本体2は、金属板をプレス成形等によ
り所定に変形させて形成された筐体で構成されている。
装置本体2内の後部付近には、本ディスク装置1の諸動
作を制御する等のための回路が形成された回路基板21
が設置されている。
【0026】回路基板21上には、半導体チップ22お
よび23が搭載されている。半導体チップ22はデコー
ダICであり、CD−ROMデータデコード処理やホス
トインターフェイス制御等を行うものである。また、半
導体チップ23はDSP(デジタルシグナルプロセッ
サ)用ICであり、光ディスクからの信号を読取るため
のサーボ制御やEFM復調信号処理等を行うものであ
る。
【0027】また、回路基板21の後端部には、ディス
ク装置1をコンピュータ装置500の本体に装填したと
き、コンピュータ装置500側の各端子と接続するため
のコネクタ24が、装置本体2の後面に露出して設置さ
れている。このコネクタ24を介してディスク装置1内
の各部へ信号や電力が供給される。
【0028】このような装置本体2の上部には、天板3
が例えばビス止めにより装着され、装置本体2と天板3
との間に、ディスクトレー4を収納する空間が形成され
る。また、ディスクトレー4の前面および裏面には、そ
れぞれ、前板10および底板11が例えばビス止めによ
り固定されている。
【0029】なお、天板3および底板11は、それぞ
れ、装置本体2と同様に、金属板をプレス成形等により
所定に変形させてなる板状部材であり、ディスクトレー
4および前板10は、それぞれ、樹脂材料で成形された
ものである。
【0030】ディスクトレー4は、浅い凹状のディスク
収納部41を有しており、光ディスク(図示せず)は、
このディスク収納部41に収納され、後述するディスク
保持機構54に保持された状態で搬送される。なお、デ
ィスクトレー4は、光ディスクをディスク収納部41に
収納したとき、光ディスクの一部がディスク収納部41
からはみ出すような形状をなしている。排出位置にある
ディスクトレー4に対し、この光ディスクのはみ出し部
分を手で把持して光ディスクの着脱を行うことができ
る。
【0031】ディスクトレー4には、ドライブユニット
5が設置されている。ドライブユニット5は、基台51
と、該基台51に搭載されたディスク回転駆動手段とで
構成されている。ディスク回転駆動手段は、光ディスク
を回転駆動するスピンドルモータ52と、該スピンドル
モータ52のローターに固定されたターンテーブル53
と、該ターンテーブル53の中心部に設置されたディス
ク保持機構54とで構成されている。
【0032】スピンドルモータ52は、高速回転可能な
ものであり、例えば光ディスクを200〜6400rpm
程度で定速回転することができる。
【0033】ディスク保持機構54は、120°間隔で
配置され、径方向外方へ向かって付勢されている3つの
爪部材541を有し、これらの爪部材541が光ディス
クの中心開口の縁部に係合、圧接されて光ディスクを保
持する。
【0034】また、ドライブユニット5には、光学ヘッ
ド(ピックアップ)6と、該光学ヘッド6を光ディスク
の半径方向に駆動する光学ヘッド移動機構7とが搭載さ
れている。
【0035】光学ヘッド6は、対物レンズ61と、該対
物レンズを光軸方向(フォーカシング)および光ディス
クの半径方向(トラッキング)に駆動するアクチュエー
タ62と、レーザ光源と、集光光学系と、ビームスプリ
ッタ(またはハーフミラー)と、情報検出用およびフォ
ーカシング信号、トラッキング信号検出用の受光素子
と、これらを支持する支持部材63とを備え、光ディス
クの記録面へ照射されたレーザ光の反射光を、対物レン
ズ、ビームスプリッタ(またはハーフミラー)等を介し
て受光素子へ導く構成のものである(図12参照)。
【0036】対物レンズ61は、基台51に形成された
開口511を介してディスク収納部41に露出し、光デ
ィスクの記録面と対面する。
【0037】支持部材63は、例えばダイキャストで製
造されるような金属材料で構成され、その一端側に、ガ
イド棒76を挿通する孔641が形成された一対の摺動
部64を有している。また、支持部材63の他端側に
は、基台51の側壁内側に形成されたガイドレール51
2に係合し、このガイドレール512に沿って摺動する
摺動部65が形成されている。
【0038】光学ヘッド移動機構7は、正転/逆転可能
なモータ71と、該モータの回転軸に固定されたウォー
ム72と、該ウォーム72に噛合する大径ギア73と、
大径ギア73に固定されかつ同軸で回転する小径ギア7
4と、支持部材63に固定され、小径ギア74と噛合す
るラックギア75と、支持部材63の移動経路を規定す
るガイド棒76とで構成されている。
【0039】なお、ディスク装置1の薄型化を図るため
に、大径ギア73および小径ギア74は、その厚さが比
較的薄いものが用いられる。そのため、これらに所定の
応力が作用すると、両ギアの回転軸に対する軸振れを生
じ易くなる。しかしながら、本実施例では、後述する弾
性部材13または14を設けたことにより、このような
大径ギア73および小径ギア74の軸振れが防止され、
よって、小径ギア74がラックギア75へ噛み込むこと
が防止される。
【0040】モータ71が駆動すると、その回転力がウ
ォーム72、大径ギア73、小径ギア74およびラック
ギア75に順次伝達され、支持部材63がガイド棒76
に沿って光ディスクの半径方向に移動する。この場合、
モータ71の回転方向により、支持部材63は、光ディ
スクの回転中心に接近する方向または回転中心から遠ざ
かる方向に移動する。
【0041】ガイド棒76は、その両端部にて基台51
に固定されている。このガイド棒76には、その外周に
螺旋状の溝77が形成されている。この溝77を設けた
ことにより、次のような効果が生じる。
【0042】支持部材63の摺動部64の孔641内に
は、部品点数削減のために滑り軸受けの嵌入を省略して
いるで、ガイド棒76との摺動によりバリや摩耗粉が発
生することがあるが、この場合でも、発生したバリ等が
溝77内に逃げるので、バリの噛み込みにより摺動部6
4のガイド棒76に対する摺動性が低下すること、すな
わち摺動抵抗の増大を防止することができる。この場
合、溝77が螺旋状に形成されていると、バリ等の発生
部位にかかわらず、そのバリ等を溝77内に確実に取り
込むことができるという利点がある。
【0043】このように、光学ヘッド6は、ガイド棒7
6に沿って常に円滑に摺動することができるので、光デ
ィスクの再生や記録に際し、誤動作の発生をより確実に
防止することができる。
【0044】溝77の深さは、特に限定されないが、ガ
イド棒76の最大外径の16〜33%程度であるのが好
ましく、23%程度であるのがより好ましい。溝77の
深さが浅過ぎると、前述したようなバリ等を十分に収納
することができず、また、溝77の深さが深過ぎると、
ガイド棒76の強度が低下する。
【0045】なお、溝77の形状は、図示のものに限ら
ず、例えば、ガイド棒76の長手方向と平行に形成され
た少なくとも1本の溝でもよい。また、このような直線
状の溝と螺旋状の溝とを組み合わせたものでもよい。
【0046】基台51の前方の側壁内側には、支持部材
63が光ディスクの回転中心から最も遠い位置(以下
「遠位端」と言う)に達したとき(図4に示す状態)、
ラックギア75の端部が当接するマット状の弾性部材
(緩衝部材)13が設置されている。これにより、支持
部材63が遠位端に到達したとき、その衝撃や圧縮力を
弾性部材13が吸収するので、前記衝撃や圧縮力の反作
用により小径ギア74がラックギア75へ噛み込むこと
(特に過剰に噛み込んで復帰が困難となること。以下同
じ。)や、大径ギア73がウォーム72に噛み込むこと
が防止される。
【0047】弾性部材13としては、例えば、天然ゴ
ム、イソプレンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、
スチレン−ブタジエンゴム、ブチルゴム等の各種ゴム
や、各種熱可塑性エラストマーで構成されたものが挙げ
られる。また、弾性部材13は、スポンジ、不織布のよ
うな多孔質体で構成されていてもよい。
【0048】なお、このような弾性部材13は、支持部
材63が光ディスクの回転中心に最も接近した位置に到
達したとき、ラックギア75の他方の端部または支持部
材63が当接するような箇所に設置されていてもよい。
この場合には、支持部材63が光ディスクの回転中心に
最接近したとき、前記と同様のギアの噛み込み防止効果
が得られる。
【0049】図5は、弾性部材の他の構成を示してい
る。同図に示す弾性部材14は、支持部材63が遠位端
に到達したとき、支持部材63に当接する板バネ141
を備えるものである。この板バネ141は、前記弾性部
材13と同様の機能を発揮する。
【0050】この弾性部材14は、例えば銅、銅合金、
ステンレス鋼のような金属材料で構成され、導電性を有
している。そして、弾性部材14は、弾性を有する板バ
ネ状をなす端子部142および143を有している。
【0051】このうち、一方の端子部142は、基台5
1の金属部分と接触し、他方の端子部143は、ディス
クトレー4に金属製の底板11を装着したとき、その底
板11の内面と接触する。これにより、光学ヘッド6の
アクチュエータ62等は、支持部材63、弾性部材1
4、底板11およびこれに接触する装置本体2を介して
グラウンド(アース)に接続され、スピンドルモータ5
2は、基台51の金属部分、弾性部材14、底板11お
よびこれに接触する装置本体2を介して、グラウンド
(アース)に接続され、ノイズの発生や誤動作の防止に
寄与する。
【0052】このような弾性部材14を用いた場合、ア
ース接続のための導電性部材を兼ねることができるの
で、部品点数の減少が図れるという利点がある。
【0053】以上のようなドライブユニット5は、3つ
のゴムブッシュ55を介してディスクトレー4に装着さ
れている。ドライブユニット5が振動を生じた場合で
も、これらのゴムブッシュ55がその振動を吸収し、制
振効果、騒音低減効果を発揮する。
【0054】ディスクトレー4の裏面の前方部には、ロ
ック機構9が設置されている。このロック機構9は、ソ
レノイド(駆動手段)91と、ソレノイド91のプラン
ジャ92の外周に設置されたコイルバネ93と、プラン
ジャ92の先端部に係合するロックレバー(第1の部
材)94と、装置本体2側に形成されたピン(第2の部
材)99とで構成されている。
【0055】コイルバネ93は、プランジャ92が伸長
する方向にプランジャ92を付勢している。
【0056】ロックレバー94は、ソレノイド91のプ
ランジャ92の伸縮動作に連動(追従)して作動するも
ので、その基端側がヒンジ98によりディスクトレー4
に対し回動可能(変位可能)に支持されている。そし
て、ロックレバー94の先端部には、ピン99に係合し
得るフック95が形成され、ヒンジ98による回動中心
とフック95との中間位置には、プランジャ92の先端
部が係止する板状の係止部96が立設されている。ま
た、ロックレバー94のヒンジ98による回動中心より
先端側近傍には、後述するピン部材20の先端が当接可
能な押圧部97が形成されている。
【0057】ソレノイド91を作動させるスイッチ91
1は、前板10の裏面に対面して設置されており、前板
10に形成されたイジェクトボタン101を押すことに
より、このスイッチ911がオンとなり、ソレノイド9
1へ通電されて励磁される。
【0058】ロックレバー94の構成材料は、鉄、ニッ
ケル、コバルトまたはこれらを主とする合金(例えば、
ステンレス鋼)のような強磁性体で構成されている。こ
の理由は、後に詳述する。
【0059】ピン99は、装置本体2の底板より立設さ
れている。このピン99は、一方の固定側ガイドレール
121の内側近傍であって、スライドレール123の摺
動およびディスクトレー4の移動を妨げない位置に形成
されている(図7参照)。
【0060】次に、ロック機構9の作用について説明す
る。ソレノイド91が非作動状態では、コイルバネ93
の弾性力(付勢力)によりプランジャ92が伸長状態と
され、これに伴い、プランジャ92の肩部921が係止
部96に係止していることから、ロックレバー94は、
ヒンジ98を中心に図3、図4中反時計回りに回動する
方向へ付勢されている。このとき、ディスクトレー4が
装置本体2内に収納されている状態(装填位置)では、
ロックレバー94のフック95がピン99に係止し、こ
の収納状態が保持(ロック)される(図10参照)。
【0061】なお、このロック状態に至る動作は、次の
通りである。ディスクトレー4を後方へ向けて押し込
み、装填位置へ移動させる際には、まず、フック95の
先端の傾斜面951がピン99に当接し、ピン99によ
り傾斜面951が押圧されつつピン99が傾斜面951
に沿って摺動し、ロックレバー94が時計回りに回動す
る。ピン99が傾斜面951の終端に至り、傾斜面95
1から外れると、コイルバネ93の付勢力によりロック
レバー94が再び反時計回りに回動し、フック95がピ
ン99に係止し、ロックされる。
【0062】以上のようなロック状態において、イジェ
クトボタン101を押すと、スイッチ911がオンとな
り、ソレノイド91へ通電されて励磁される。これによ
り、プランジャ92がコイルバネ93の付勢力に抗して
収縮し、プランジャ92の先端部(肩部921または頭
部922)およびこれに係止している係止部96を介し
てロックレバー94がソレノイド91側へ引っ張られ、
ロックレバー94がヒンジ98を中心に図3、図4中時
計回りに回動する。このロックレバー94の回動によ
り、フック95がピン99から外れ、ディスクトレー4
の収納状態のロックが解除される(図11参照)。
【0063】このとき、ロックレバー94の少なくとも
係止部96が強磁性体で構成されているので、ソレノイ
ド91へ通電されプランジャ92が励磁されたとき、プ
ランジャ92は磁石化され、その肩部921が係止部9
6を磁気的に吸着し、この吸着状態を維持しつつ、プラ
ンジャ92の収縮動作に追従してロックレバー94をソ
レノイド91側へ引き寄せるように作動する。
【0064】これにより、図14に示すような、プラン
ジャ602の頭部603が隙間Dに相当する距離移動し
た後に板片606に係止してロックレバー605を回動
させる場合に比べて、係止部96とプランジャ92との
遊びが皆無または極めて少なくなり、ロックレバー94
は、時間差を生じることなくプランジャ92の動きに追
従するので、動作に無駄がなくなるという利点がある。
その結果、より迅速なロック動作およびその解除動作が
可能となるとともに、ロック機構9の設置スペースを小
さくすることができる。
【0065】なお、誤って肩部921による係止部96
の吸着が外れた場合でも、頭部922が係止部96に係
止することとなるので、ロックの解除動作は、確実にな
される。
【0066】ディスクトレー4の裏面の後方部には、ス
ピンドルモータ52、モータ71、アクチュエータ6
2、ソレノイド91等の駆動制御や、光学ヘッド6の受
光素子で得られる信号の処理等を行うための回路が形成
された回路基板15が設置されている。
【0067】この回路基板15は、装置本体2に設置さ
れた回路基板21とフレキシブルプリント配線19を介
して電気的に接続されている。また、回路基板15は、
スピンドルモータ52、モータ71、ソレノイド91、
光学ヘッド6のアクチュエータ62、受光素子およびレ
ーザ光源とも、図示しない同様のフレキシブルプリント
配線を介して接続されている。
【0068】また、回路基板15には、半導体チップ1
6、17等の各種電子部品が搭載されている。
【0069】図3〜図5、図13に示すように、半導体
チップ17には、半導体チップ17の駆動により発生す
る熱を放熱するための放熱部材18が装着されている。
この放熱部材18は、例えば銅、銅合金、ステンレス
鋼、アルミニウムのような金属材料で構成され、高い熱
伝導性と導電性とを有している。
【0070】放熱部材18は、半導体チップ17の上面
に被せられる板状の本体部181と、本体部181から
下方へ折り曲げられて形成され、半導体チップ17のア
ース端子171に接触する一対の脚部183と、本体部
181の中央部に形成された開口182の縁部から該開
口182の中央部上方へ向かって延出する端子部184
とで構成されている(図13参照)。
【0071】端子部184は、弾性を有するバネ部材で
あり、ディスクトレー4に金属製の底板11を装着した
とき、その底板11の内面と接触する。これにより、回
路基板15上の半導体チップ17等は、放熱部材18、
底板11およびこれに接触する装置本体2を介してグラ
ウンド(アース)に接続され、ノイズの発生や誤動作の
防止に寄与する。
【0072】また、半導体チップ17で発生した熱は、
放熱部材18へ伝達され、その本体部181から放散さ
れるが、その熱の一部は、端子部184を介して底板1
1へも伝達され、放散される。これにより、放熱効果、
すなわち半導体チップ17の冷却効率も向上する。
【0073】このように放熱部材18は、優れた放熱作
用を有するのみならず、アース接続を行うため等の電気
接点部材としての機能をも兼ね備えているため、部品点
数の削減に寄与する。
【0074】なお、本実施例において、半導体チップ1
7は、ドライバICであり、比較的発熱量が多いもので
あるため、このような放熱部材18を装着するのに適し
ているが、他の種類の半導体チップに同様の放熱部材1
8を装着してもよいことは、言うまでもない。
【0075】ディスクトレー4は、装置本体2に対し、
前後方向に装填位置と排出位置との間を移動(摺動)す
る。この移動は、ガイドレール機構12によりなされ
る。
【0076】図3および図7に示すように、ガイドレー
ル機構12は、一対の固定側ガイドレール121と、一
対の可動側ガイドレール122と、これらのガイドレー
ル121、122のそれぞれに対し摺動し得る一対のス
ライドレール123とで構成されている。
【0077】両固定側ガイドレール121は、それぞ
れ、装置本体2の対向する側壁の内側に固着されてい
る。この固定側ガイドレール121には、その長手方向
に沿って溝が形成されており、この溝内にスライドレー
ル123が挿入され、これにより、スライドレール12
3は、固定側ガイドレール121に対し摺動する。
【0078】スライドレール123には、その長手方向
に沿って溝が形成されている。両可動側ガイドレール1
22は、それぞれ、ディスクトレー4の対向する側方縁
部に凸条として形成されている。スライドレール123
の溝内には、可動側ガイドレール122が挿入され、こ
れにより、スライドレール123は、可動側ガイドレー
ル122に対し摺動する。
【0079】なお、両スライドレール123の後端に
は、ストッパ124が形成され、該ストッパ124の係
止により、スライドレール123の固定側ガイドレール
121に対する前方への移動限界を規制している。ま
た、一方のスライドレール123の途中には、ストッパ
125が形成され、該ストッパ125の係止により、可
動側ガイドレール122のスライドレール123に対す
る前方への移動限界を規制している。
【0080】以上のようなガイドレール機構12によ
り、ディスクトレー4は、その全体が装置本体2内に収
納された状態である装填位置(図6に示す状態)と、そ
の全体が装置本体2の前方側に排出された状態である排
出位置(図7に示す状態)との間を移動することができ
る。
【0081】装置本体2内後方の片方の側部には、ディ
スクトレー4の排出機構8が設置されている。この排出
機構8は、装置本体2の側板を折り曲げて形成した一対
の軸支持部81と、両軸支持部81に支持されたシャフ
ト82と、シャフト82の外周部に配置されたコイルバ
ネ(付勢部材)83と、シャフト82に挿通され、コイ
ルバネ83により前方へ付勢される係止部材84とで構
成されている。
【0082】両軸支持部81には、それぞれ、U字状の
溝811が形成されている。一方、シャフト82の両端
部には、それぞれ、その外径が縮径した縮径部が形成さ
れ、この縮径部が対応する溝811内に挿入または嵌入
されることにより、シャフト82が軸支持部81に支持
されている。
【0083】なお、シャフト82は、装置本体2から天
板3を除去した状態では、両軸支持部81に対し着脱自
在とされており、装置本体2に天板3をビス止めする
と、その天板3によりシャフト82が両溝811から離
脱することが阻止され、両軸支持部81に支持された状
態が保持される。このような構成とすることにより、排
出機構8の組み立てを容易に行うことができる。
【0084】係止部材84は、シャフト82が挿通され
る孔841と、装置本体2の中央側へ向けて突出する突
部842とを有している。突部842は、ディスクトレ
ー4の後部付近の片方の側部に形成された段差部42に
当接、係止する。
【0085】コイルバネ83は、その後端が一方の軸支
持部81に当接している。また、コイルバネ83の前端
は、係止部材84に当接し、係止部材84を前方へ付勢
する。ただし、係止部材84は、前方側の軸支持部81
に当接したところで停止し、それ以上前方へは移動しな
い。
【0086】ディスクトレー4を後方へ移動して装填位
置へ押し込む際には、段差部42と突部842との係合
により、係止部材84が後方へ押圧され、コイルバネ8
3の付勢力に抗して同方向へ移動する。ディスクトレー
4が装填位置へ接近し、該装填位置へ到達すると、ピン
99は、ロックレバー94の傾斜面951を経た後、フ
ック95に引っ掛かり、その状態が保持される。このと
き、コイルバネ83は、所定の長さまで圧縮され、その
弾性力により係止部材84を介してディスクトレー4を
前方へ付勢している(図6、図8参照)。
【0087】このようにディスクトレー4が装填位置に
あり、かつ、ディスク保持機構54に光ディスクが装
着、保持されているときには、スピンドルモータ52、
光学ヘッド6、光学ヘッド移行機構7等を作動させて光
ディスクの再生または記録を行うことができる。
【0088】イジェクトボタン101を押して前述した
ようにロック機構9のロックを解除すると、ロックレバ
ー94のフック95がピン99から外れる。これによ
り、ディスクトレー4は、コイルバネ83の付勢力によ
り係止部材84を介して押圧され、前方へ移動する。コ
イルバネ83が伸長し、係止部材84が前方側の軸支持
部81に当接するところまでディスクトレー4が移動す
ると、ディスクトレー4の前端部分は、コンピュータ装
置500に装填された状態の装置本体2の前面から突出
する。この突出部分を手で把持し、ディスクトレー4を
前方へ引き出すことにより、ディスクトレー4を排出位
置まで移動させることができる(図7、図9参照)。そ
して、排出位置にあるディスクトレー4に対し、光ディ
スクの着脱、交換を行うことができる。
【0089】このような構成の排出機構8によれば、排
出機構8の各構成要素がディスクトレー4から独立して
おり、ディスクトレー4上に形成されていない。そのた
め、例えば、ディスクトレー4に引っ張りバネの端部を
固定するためのピンや螺子等を設ける必要がなく、よっ
て、構造が簡単であり、部品点数の削減が図れ、また、
組み立ても容易であり、設置スペースも小さい。また、
金属材料同士の摺動がないので、ディスクトレー4を前
方へ押し出す動作を円滑に行うことができる。
【0090】このようなディスク装置1では、例えばデ
ィスクトレー4が装填位置にあり、光ディスクを回転駆
動して再生または記録を行っている最中に、停電、電池
切れやその他の原因で電力の供給が遮断されたり、衝撃
が加わったりすると、イジェクトボタン101の操作に
よりソレノイド91を作動させてロック機構9のロック
を解除することができなくなることがある。この場合に
は、手動でロック機構9のロックを解除し、ディスクト
レー4を前方へ引き出すことが必要であり、本ディスク
装置1は、このようなディスクトレー4の非常排出を行
う非常排出手段を備えている。
【0091】この非常排出手段は、装置本体2の排出機
構8と反対側の側板の前端部付近に形成された孔25
と、ロックレバー94に形成された押圧部97とで構成
される(図3、図6参照)。孔25は、装置本体2の側
方からピン部材20を挿入するためのものであり、ディ
スクトレー4が装填位置にあるとき、押圧部97が対面
する位置に形成されている。
【0092】また、ディスク装置1をコンピュータ装置
500の本体に装填している状態では、孔25は、コン
ピュータ装置500の本体の収納空間501内に位置
し、コンピュータ装置500の表面には露出していな
い。
【0093】図3、図6、図11に示すように、ディス
クトレー4の非常排出を行う場合には、ピン部材20の
先端部を孔25に挿入し、ピン部材20の先端で押圧部
97を押圧する。これにより、ロックレバー94がヒン
ジ98を中心に図3、図4、図11中時計回りに回動
し、フック95がピン99から外れ、ロック機構9のロ
ックが解除される(図11参照)。このロックが解除さ
れると、前述したような排出機構8の作動により、ディ
スクトレー4の前端部分が装置本体2の前面から突出
し、この突出部分を手で把持して前方へ引き出すことに
より、ディスクトレー4を排出位置まで移動させること
ができる。
【0094】この非常排出手段の特徴は、ピン部材20
による操作を装置本体2の側方から行うことにある。す
なわち、装置本体2の側方から非常排出操作を行うため
には、ディスク装置1をコンピュータ装置500の本体
から取り出した状態(図1参照)で行う必要がある。デ
ィスク装置1へ電力を供給するための電源部(図示せ
ず)は、コンピュータ装置500の本体に内蔵されてい
るため、このようなディスク装置1を取り出した状態で
は、コネクタ24が外れ、ディスク装置1内の各部への
電力供給は、強制的に遮断されることとなる。従って、
スピンドルモータ52の駆動回転も停止され、光ディス
クが高速回転した状態でディスクトレー4が引き出され
ることが防止される。そのため、光ディスクを損傷する
こともない。
【0095】また、ロック機構9が、所定方向に付勢さ
れた回動可能なロックレバー94と、そのフック95に
係合するピン99とを備える構成であるため、前述した
手順によるディスクトレー4の非常排出を容易かつ確実
に行うことができる。
【0096】以上、本発明のディスク装置を図示の実施
例に基づいて説明したが、本発明は、これに限定される
ものではなく、本発明の各部の構成は、同様の機能を発
揮し得る任意の構成のものに置換することができる。
【0097】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のディスク装
置によれば、ロック機構における動作の無駄を省くこと
ができ、よって、ロック動作およびその解除動作を迅速
に行なうことができる。特に、磁気的な吸着によりなさ
れる場合には、動作の確実性が高い。
【0098】また、本発明によれば、ロック機構の設置
スペースを小さくすることができるので、装置の小型化
に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク装置の実施例の外観を示す斜
視図である。
【図2】本発明のディスク装置の分解斜視図である。
【図3】本発明のディスク装置におけるディスクトレー
の裏面の構造を示す底面図である。
【図4】本発明のディスク装置におけるディスクトレー
の裏面の構造を示す底面図である。
【図5】本発明のディスク装置におけるディスクトレー
の裏面の構造を示す底面図である。
【図6】本発明のディスク装置においてディスクトレー
が収納された状態を示す平面図である。
【図7】本発明のディスク装置においてディスクトレー
が引き出された状態を示す平面図である。
【図8】ディスクトレーの排出機構の構成を示す斜視図
である。
【図9】ディスクトレーの排出機構の構成を示す斜視図
である。
【図10】ロック機構の構成を拡大して示す平面図であ
る。
【図11】ロック機構の構成を拡大して示す平面図であ
る。
【図12】光学ヘッドの移動を案内するガイド棒の構成
を示す斜視図である。
【図13】半導体チップに装着された放熱部材の構成を
示す斜視図である。
【図14】従来のロック機構の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 ディスク装置 2 装置本体 21 回路基板 22、23 半導体チップ 24 コネクタ 25 孔 3 天板 4 ディスクトレー 41 ディスク収納部 42 段差部 5 ドライブユニット 51 基台 511 開口 512 ガイドレール 52 スピンドルモータ 53 ターンテーブル 54 ディスク保持機構 541 爪部材 55 ゴムブッシュ 6 光学ヘッド 61 対物レンズ 62 アクチュエータ 63 支持部材 64 摺動部 641 孔 65 摺動部 7 光学ヘッド移動機構 71 モータ 72 ウォーム 73 大径ギア 74 小径ギア 75 ラックギア 76 ガイド棒 77 溝 8 排出機構 81 軸支持部 811 溝 82 シャフト 83 コイルバネ 84 係止部材 841 孔 842 突部 9 ロック機構 91 ソレノイド 911 スイッチ 92 プランジャ 921 肩部 922 頭部 93 コイルバネ 94 ロックレバー 95 フック 951 傾斜面 96 係止部 97 押圧部 98 ヒンジ 99 ピン 10 前板 101 イジェクトボタン 11 底板 12 ガイドレール機構 121 固定側ガイドレール 122 可動側ガイドレール 123 スライドレール 124、125 ストッパ 13、14 弾性部材 141 板バネ 142、143 端子部 15 回路基板 16、17 半導体チップ 171 アース端子 18 放熱部材 181 本体部 182 開口 183 脚部 184 端子部 19 フレキシブルプリント配線 20 ピン部材 500 コンピュータ装置 501 収納空間 600 ロック機構 601 ソレノイド 602 プランジャ 603 頭部 604 コイルバネ 605 ロックレバー 606 板片 607 ヒンジ 608 フック 609 ピン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクに記録された情報を再生する
    機能を有するディスク装置であって、 装置本体と、前記装置本体に対し移動可能なディスクト
    レーと、前記ディスクトレーを前記装置本体内に収納し
    た状態に保持するロック機構とを有し、 前記ロック機構は、前記ディスクトレーに対し変位可能
    に支持された第1の部材と、前記装置本体に設置され、
    前記第1の部材に係合し得る第2の部材と、前記第1の
    部材と前記第2の部材とが係合状態と非係合状態とにな
    るよう前記第1の部材を変位させる駆動手段とを有して
    なり、少なくとも前記第1の部材を前記係合状態から前
    記非係合状態へ変位させる際に、前記駆動手段の可動部
    の移動に対し、前記第1の部材が時間差を生じることな
    く追従するよう構成したことを特徴とするディスク装
    置。
  2. 【請求項2】 光ディスクに記録された情報を再生する
    機能を有するディスク装置であって、 装置本体と、前記装置本体に対し移動可能なディスクト
    レーと、前記ディスクトレーを前記装置本体内に収納し
    た状態に保持するロック機構とを有し、 前記ロック機構は、前記ディスクトレーに対し変位可能
    に支持されたレバーと、前記装置本体に設置され、前記
    レバーに係合し得るピンと、前記レバーと前記ピンとが
    係合状態と非係合状態とになるよう前記レバーを変位さ
    せるソレノイドとを有してなり、少なくとも前記レバー
    を前記係合状態から前記非係合状態へ変位させる際に、
    前記ソレノイドのプランジャーの移動に対し、前記レバ
    ーが時間差を生じることなく追従するよう構成したこと
    を特徴とするディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記レバーは、強磁性体で構成され、励
    磁されて磁石化した前記プランジャーに前記レバーが吸
    着されることにより、前記レバーの前記プランジャーに
    対する追従動作が得られる請求項2に記載のディスク装
    置。
  4. 【請求項4】 前記プランジャーは、肩部と、前記肩部
    より先端側の頭部とを有し、前記肩部にて前記レバーを
    吸着する請求項3に記載のディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記レバーは、一端部を中心に回動し、
    他端部に前記ピンと係合し得るフックを有するものであ
    り、前記フックが前記ピンと係合する方向に付勢されて
    いる請求項2ないし4のいずれかに記載のディスク装
    置。
  6. 【請求項6】 前記ソレノイドが作動不能となったと
    き、前記ロック機構のロックを解除して前記ディスクト
    レーを排出する非常排出手段を備える請求項2ないし5
    のいずれかに記載のディスク装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1327428C (zh) * 2002-07-06 2007-07-18 三星电子株式会社 光盘驱动器的托盘锁紧装置和使用该装置的光盘驱动器
CN102161164A (zh) * 2010-02-24 2011-08-24 日特机械工程株式会社 托盘输送装置以及托盘输送方法

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