JPH1139626A - ディスク装置用サスペンション - Google Patents
ディスク装置用サスペンションInfo
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- JPH1139626A JPH1139626A JP9186649A JP18664997A JPH1139626A JP H1139626 A JPH1139626 A JP H1139626A JP 9186649 A JP9186649 A JP 9186649A JP 18664997 A JP18664997 A JP 18664997A JP H1139626 A JPH1139626 A JP H1139626A
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- JP
- Japan
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- outrigger
- flexure
- wiring
- suspension
- tongue
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- Granted
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-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/4806—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
- G11B5/4853—Constructional details of the electrical connection between head and arm
Landscapes
- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
できるようなディスク装置用サスペンションを提供す
る。 【解決手段】 サスペンション10は、ロードビーム1
1と、このロードビーム11によって支持されたフレキ
シャ12とを備えている。フレキシャ12にはタング部
20と、タング部20の両側に位置する一対のアウトリ
ガ部21が形成されている。タング部20にスライダが
支持される。フレキシャ12に配線部40を設けてい
る。配線部40はフレキシャ12上に形成された絶縁樹
脂層と、所定の薄膜パターンの導体層とを含んでいる。
配線部40のアウトリガ部21に沿う領域に中間可撓部
40aが設けられている。中間可撓部40aは、タング
部20およびアウトリガ部21から分離されかつタング
部20とアウトリガ部21との間の隙間27において宙
吊り状態となっている。
Description
ルコンピュータ等の情報処理装置に内蔵されるディスク
装置のスライダを支持するためのサスペンションに係
り、特に配線部等の改良に関する。
のヘッド部においては、高速で回転するディスク上をス
ライダが僅かに浮上した状態となり、スライダに内蔵さ
れたトランスジューサを介してディスクに対するデータ
の記録や再生を行うようにしている。このためスライダ
は、サスペンションによってディスクから浮上可能な状
態に支持されている。
開平5−282642号公報に記載されているように、
ロードビームに設けたジンバル(フレキシャとも呼ぶ)
にスライダを固定するものが公知である。図8に示す公
知のサスペンション1は、ロードビーム2の先端部に極
薄い金属板からなるフレキシャ3を固定し、フレキシャ
3に形成したタング部4によってスライダ5を支持する
ようにしている。
ている。タング部4はアウトリガ部6に対して2〜3°
以下の僅かなピッチ角で傾斜している。スライダ5の端
子7は配線部8に接続される。配線部8はフレキシャ3
に設けられており、配線部8の他端側に図示しない外部
リード線が接続される。
を構成する金属層の上にポリイミド等の合成樹脂からな
る絶縁層を成膜し、さらにその上に銅などからなる導体
層を形成し、導体層の上に必要に応じてポリイミド等の
合成樹脂からなる保護層を成膜している。上記導体層は
公知の成膜技術とエッチング等の食刻によってパターニ
ングされる。
護層に用いるポリイミドなどの合成樹脂は、温度変化や
吸湿あるいは脱湿などによって膨張あるいは収縮を伴っ
て変形するが、アウトリガ部のように薄く剛性が小さい
金属層に上記配線部が固定的に設けられている場合、配
線部が変形するとアウトリガ部等も変形してしまうこと
がある。タング部に固定されているスライダは、その固
定姿勢によってディスクからの浮上特性が大きく左右さ
れるため、上記のようにフレキシャが変形するとスライ
ダの固定姿勢も変化し、所望の浮上特性を得ることがで
きなくなる。
せるために曲げ加工をする場合、加工によって配線部に
引張り応力やねじれの応力が発生する。この応力は、加
工された形状を元に戻そうとする力として働くため、配
線部の剛性はタング部を精度良く曲げ加工する上で障害
となっている。特に、配線部の導体層に圧延銅のように
比較的剛性が高い金属が使われた場合に上記の問題が一
層顕著に現れる。
レキシャ等に及ぶことを防止ないし軽減でき、かつ、タ
ング部等の曲げ加工も高精度に行うことができるような
ディスク装置用サスペンションを提供することにある。
本発明のサスペンションは、請求項1に記載したよう
に、アウトリガ部の内側にタング部を有しこのタング部
にスライダを固定するフレキシャと、上記フレキシャを
支持するロードビームと、上記フレキシャに形成された
樹脂層およびこの樹脂層によって覆われた薄膜パターン
の導体層を含みこの導体層の一端側に上記スライダの端
子に電気的に接続される端子部を設けた配線部とを具備
し、上記配線部の上記アウトリガ部に沿う領域に、上記
タング部およびアウトリガ部から分離された宙吊り状態
の中間可撓部を設けている。
間可撓部をアウトリガ部とタング部との間の隙間に沿っ
てアウトリガ部の内側に配設し、このサスペンションを
扱う際に中間可撓部に手などが触れにくくすれば、配線
部の損傷などを防ぐ上で有効となる。さらに好ましく
は、請求項3に記載したように配線部の先端側にコーナ
ー部を形成し、このコーナー部もタング部とアウトリガ
部との間の隙間に配して配線部を更に撓みやすくするこ
とも有効である。
部の一部に湾曲部を形成することにより、中間可撓部の
剛性を更に下げることも有効である。あるいは請求項5
に記載したように、配線部の導体層に圧延銅よりも剛性
の低いメッキ銅を用いることによって、配線部自体の剛
性をさらに下げてもよい。
て、図1〜図6に示すハードディスクドライブ装置(H
DD)用のサスペンション10を参照して説明する。図
5と図6に示すサスペンション10の一例は、ステンレ
ス鋼などの精密な薄板ばねからなるロードビーム11
と、ロードビーム11に固定された極薄い板ばねからな
るフレキシャ(flexure )12とを含んでいる。フレキ
シャ12は例えば18μm〜30μm前後のばね性のあ
る薄いステンレス鋼板からなり、レーザ溶接等によって
ロードビーム11に固定されることによって、ロードビ
ーム11に支持されている。
15が設けられており、ベースプレート15を介してロ
ードビーム11がキャリッジ(図示せず)に固定される
ようになっている。キャリッジは周知のポジショニング
用モータ(図示せず)によって駆動され、フレキシャ1
2の先端側がハードディスク等の記録媒体の所望トラッ
クまで移動できるようになっている。
ビーム11の軸線方向(長手方向)に延びており、その
先端部分に舌状のタング部20と、タング部20の左右
両側にフレキシャ12の長手方向に延びる一対のアウト
リガ部21とが形成されている。
は、フレキシャ12の幅方向に延びる連設部26を介し
てアウトリガ部21の前端に連なっている。すなわちタ
ング部20の周りには、エッチング等によって前端25
を残して食刻された平面視でコ字形をなす隙間27が形
成されている。この隙間27はタング部20とアウトリ
ガ部21との間、およびタング部20と連設部26との
間に存在している。
2〜3°以下のピッチ角θで傾斜するように曲げ加工さ
れている。タング部20の裏面はロードビーム11の先
端部11aに設けた凸部30に当接している。タング部
20にスライダ31(図6に示す)が固定される。スラ
イダ31には、磁電変換素子としてのトランスジューサ
(図示せず)が設けられている。
れている。この配線部40は、図3等に示すようにフレ
キシャ12を構成している金属層の表面に形成された厚
さ3〜20μm程度のポリイミド等の電気絶縁性の合成
樹脂からなる絶縁樹脂層41と、この絶縁樹脂層41の
上に形成された所定の薄膜パターンの導体層42と、導
体層42を覆うポリイミド等の合成樹脂からなる厚さ1
〜5μm程度の保護樹脂層43などを含んでいる。
g 等からなる合金)よりも小さいメッキ銅(ほぼ純粋な
銅)からなり、その厚さは3〜18μm程度である。こ
の導体層42はメッキ等の成膜プロセスとエッチングプ
ロセスなどを経て、所定形状にパターニングされてい
る。なお、導体層42の少なくとも一部を、必要に応じ
てニッケルあるいは金などで被覆することもある。
一の端子部45が設けられている。この端子部45は、
タング部20の前寄り部分において絶縁樹脂層41上に
導体層42と一体に形成され、スライダ31の端子46
に電気的に接続される。
レキシャ12の長手方向に延在し、ベースプレート15
の近傍に第二の端子部47が設けられている。第二の端
子部50は、ベースプレート15の近傍において絶縁樹
脂層41の表面に導体層42と一体に形成されている。
この端子部47に図示しない外部リード線が接続され
る。
領域は、図2等に示すようにタング部20およびアウト
リガ部21から分離された宙吊り状態の中間可撓部40
aとなっている。この中間可撓部40aは、隙間27を
エッチングする前に予めフレキシャ12上に配線部40
を形成しておき、エッチングによって隙間27を食刻し
たときに、配線部40の一部すなわち中間可撓部40a
が隙間27のところに宙吊り状態で残ることができるよ
うな位置にパターニングされている。
アウトリガ部21との間の隙間27に、アウトリガ部2
1に沿ってアウトリガ部21の内側に配されている。配
線部40の先端側には導体層42が端子部45の方向を
向くコーナー部40bが形成されている。このコーナー
部40bも、上記隙間27に宙吊り状態に配されてい
る。
0のアウトリガ部21に沿う領域にタング部20とアウ
トリガ部21とから分離した状態の中間可撓部40aと
コーナー部40bを設けているため、配線部40が樹脂
層41,43の吸脱湿や温度変化などによって変形して
も、その変形は宙吊り状態の中間可撓部40aとコーナ
ー部40bによって吸収される。
に配線部40の変形の影響が及ぶことが回避され、アウ
トリガ部21の変形が大幅に抑制されるとともに、タン
グ部20のピッチ角θも正確なものとなる。フレキシャ
12のタング部20とアウトリガ部21付近以外の大部
分の領域は、厚さがフレキシャ12の数倍以上あるロー
ドビーム11によって補強された格好となっているた
め、配線部40に応力が生じても変形することはない。
ン10の配線部40が吸湿したときにタング部20のピ
ッチ角θがどのように変化するかについて実験を行った
ところ、ピッチ角変化量は約0.05deg と小さなもの
であることが確認された。これに対し従来(図8)のよ
うに配線部がアウトリガ部に固定されているものは、タ
ング部のピッチ角変化量が約0.3deg と大きく、配線
部の変形の影響が大きいことが確認された。すなわち本
実施形態のサスペンション10によれば、タング部20
のピッチ角変化が従来の約6分の1となり、タング部2
0の精度が大幅に改善されるようになった。
部40の一部を樹脂層41の一部によってアウトリガ部
21とつないだ比較例の場合は、配線部40が吸湿した
ときのタング部20のピッチ角変化が上記実施形態のサ
スペンション10の約4倍になることも確認された。
ィフネス(図6に示す矢印P方向の剛性)は0.72μ
N・m/deg 、ロールスティフネス(矢印R方向の剛
性)は1.22μN・m/deg であった。これに対し上
記比較例のピッチスティフネスは0.84μN・m/de
g 、ロールスティフネスが1.36μN・m/deg であ
った。つまり本発明のサスペンション10は、比較例に
比べて剛性を約10%ほど低くできることが判った。
を構成している金属層と配線部40とが分離しているた
め、タング部20にピッチ角θをつけるために曲げ加工
しても配線部40に生じる歪みが分散され、フレキシャ
12に及ぼす影響が大幅に減少する点でも有利である。
本実施形態のサスペンション10のピッチ角θのばらつ
きは、配線部40をアウトリガ部21に固定した場合の
ピッチ角θのばらつきと比較すると、約2分の1から3
分の1に減少することも確認された。
に弧状に湾曲した湾曲部50を設けることにより、配線
部40を更に撓みやすくすれば、配線部40の変形や応
力の影響がタング部20やアウトリガ部21に及ぶこと
を更に効果的に防ぐことができる。図7に示すサスペン
ション10の基本的な構成と作用効果は前記実施形態
(図1)と同様であるから、両者に共通の部位に共通の
符号を付して説明は省略する。
線部の変形や応力がアウトリガ部やタング部に及ぶこと
を低減でき、その結果、配線部が変形等を生じてもタン
グ部の角度変化等が小さくなり、スライダの固定姿勢も
安定化する。また配線部とアウトリガ部とが分離してい
るため、タング部にピッチ角をつけるなどの曲げ加工を
行っても配線部に局部的な高応力が生じることを回避で
き、配線部の信頼性を向上できるとともに、応力発生に
より形状を元に戻そうとする配線部からの力が小さくな
るため、タング部の加工精度が向上する。
スペンションの製造プロセスなどにおいてサスペンショ
ンを扱う際に、配線部の中間可撓部が手などに触れにく
くなり、配線部の損傷などを防ぐ上で有効である。そし
て請求項3に記載した発明によれば、配線部を更に撓み
やすくすることができる。請求項4に記載した発明によ
っても中間可撓部の剛性を更に下げることができる。
変化できるように低剛性であることが望ましいが、請求
項5に記載した発明によれば、配線部自体の剛性をさら
に下げることができ、配線部の剛性がフレキシャの剛性
に影響を与えることを抑制できるため、例えば左右方向
の剛性を落とさずにピッチスティフネスおよびロールス
ティフネスを下げることができるなど、サスペンション
の設計の自由度が広がる。
スペンションの一部の平面図。
図。
の平面図。
Claims (5)
- 【請求項1】アウトリガ部の内側にタング部を有しこの
タング部にスライダが固定されるフレキシャと、 上記フレキシャを支持するロードビームと、 上記フレキシャに形成された樹脂層およびこの樹脂層に
よって覆われた薄膜パターンの導体層を含みこの導体層
の一端側に上記スライダの端子に電気的に接続される端
子部を設けた配線部とを具備し、 上記配線部の上記アウトリガ部に沿う領域に、上記タン
グ部およびアウトリガ部から分離された宙吊り状態の中
間可撓部を設けたことを特徴とするディスク装置用サス
ペンション。 - 【請求項2】上記中間可撓部が上記アウトリガ部と上記
タング部との間の隙間に沿ってアウトリガ部の内側に配
されていることを特徴とする請求項1記載のディスク装
置用サスペンション。 - 【請求項3】上記配線部の上記端子部の近傍に、上記導
体層が上記端子部側を向くように方向を変えたコーナー
部を形成し、このコーナー部も上記タング部とアウトリ
ガ部との間の上記隙間に配したことを特徴とする請求項
2記載のディスク装置用サスペンション。 - 【請求項4】上記中間可撓部の一部に、湾曲した形状の
湾曲部を形成したことを特徴とする請求項2または3記
載のディスク装置用サスペンション。 - 【請求項5】上記配線部の導体層がメッキ銅からなるこ
とを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載
のディスク装置用サスペンション。
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Family
ID=16192282
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