JPH1139441A - 電磁誘導型データキャリアシステム - Google Patents

電磁誘導型データキャリアシステム

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JPH1139441A
JPH1139441A JP9198720A JP19872097A JPH1139441A JP H1139441 A JPH1139441 A JP H1139441A JP 9198720 A JP9198720 A JP 9198720A JP 19872097 A JP19872097 A JP 19872097A JP H1139441 A JPH1139441 A JP H1139441A
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郁夫 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信距離に関係無く常に通信効率を最大に
し、データキャリア内に発生する過剰な電力発生を防止
する電磁誘導型データキャリアシステムを得る。 【解決手段】 高周波電力信号の給電及び送信データを
変調した高周波信号の送信と高周波信号の受信を行うた
めの給電用コイル16及び通信用コイル14を有するリ
ーダライタ10と、このリーダライタとは離隔して設け
られ、該リーダライタ側のコイルとの電磁誘導によって
該リーダライタからの上記高周波電力信号の受電及び上
記高周波信号の受信と該リーダライタに対する高周波信
号の送信を行うための受電用コイル21及び通信用コイ
ル26、これらコイルのインピーダンス整合を行うため
の整合回路として、上記リーダライタとの距離に応じた
電圧の印加に基づいて容量を変化させてコイルのインピ
ーダンス整合を可変にする可変容量ダイオード40dを
有する可変整合回路40を用いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リーダライタ
と、このリーダライタとの電磁誘導によって高周波電力
の受電と高周波信号の受信及び送信を行うデータキャリ
アとを備えた電磁誘導型データキャリアシステムに関す
るもので、特に、データキャリア側コイルの整合回路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の電磁誘導型データキャリア
システムを示す構成図である。図6において、10はリ
ーダライタを示し、このリーダライタ10には、データ
キャリア20への送信データを高周波信号に変換するリ
ーダライタ側変調回路11、データキャリア20からの
高周波信号を受信データに変換するリーダライタ側復調
回路12、リーダライタ側変調回路11及びリーダライ
タ側復調回路12とリーダライタ側通信用コイル14と
のインピーダンス整合を取るためのリーダライタ側整合
回路13、上記リーダライタ側通信用コイル14、キャ
リアから高周波電力を発生して供給するための給電回路
15、及びデータキャリア20へ該高周波電力信号を供
給するための上記給電用コイル16を備えている。
【0003】また、20はデータキャリアを示し、この
データキャリア20には、上記リーダライタ10の給電
用コイル16から供給される高周波電力信号を受けるた
めのデータキャリア側受電用コイル21、データキャリ
ア側受電用コイル21と整流回路23及びクロック再生
回路24とのインピーダンス整合を取るための受電部整
合回路22、上記受電用コイル21に発生した高周波電
力信号を上記整合回路22を介して受け整流する整流回
路23、上記受電用コイル21に発生した高周波電力信
号からクロックを再生するクロック再生回路24、上記
整流回路23で整流した電圧を定電圧化する定電圧化回
路25、データキャリア側通信用コイル26、データキ
ャリア側通信用コイル26とデータキャリア側復調回路
28及びデータキャリア側変調回路29とのインピーダ
ンス整合を取るためのデータキャリア側通信用整合回路
27、リーダライタ10からの高周波信号を上記通信用
コイル26及び上記整合回路27を介して受信して受信
データに変換する上記データキャリア側復調回路28、
リーダライタ10への応答データを高周波信号に変換す
る上記データキャリア側変調回路29、及び上記定電圧
化回路25から電源供給されると共に上記クロック再生
回路24からのクロックに基づいて動作し、上記復調回
路28からの受信データに基づいて該受信データに応答
する応答データを出力するデータ処理回路30を備えて
いる。
【0004】次に、図6に示す電磁誘導型データキャリ
アシステムの動作について説明する。リーダライタ10
は、常に、給電回路15を通じ給電用コイル16から高
周波電力信号を放射している。また、送信データをリー
ダライタ側変調回路11、リーダライタ側整合回路1
3、リーダライタ側通信用コイル14を通じて一定間隔
で送信している。
【0005】このリーダライタ10に対し、データキャ
リア20が接近すると、データキャリア20は、上記給
電用コイル16から放射している高周波電力信号を、受
電用コイル21、受電部整合回路22、整流回路23、
定電圧化回路25を通じて動作電力としてデータ処理回
路30に供給すると共に、受電用コイル21、受電部整
合回路22、クロック再生回路24を通じて該クロック
再生回路24で得られるクロックをデータ処理回路30
に供給する。
【0006】これにより、データ処理回路30は、リー
ダライタ側通信用コイル14から一定間隔で送信されて
いる高周波信号は、データキャリア側通信用コイル2
6、データキャリア側通信用整合回路27、データキャ
リア側復調回路28を通じて受信データとして受信し、
リーダライタ10の送信データであることが認識され、
データ処理回路10より応答データが出力される。この
応答データをデータキャリア側変調回路29、データキ
ャリア側通信用整合回路27、データキャリア側通信用
コイル26を通じて高周波信号として出力する。
【0007】リーダライタ10は、リーダライタ側通信
用コイル14、リーダライタ側整合回路13、リーダラ
イタ側復調回路12を介して受信データとして受信し、
データキャリア20を認識することができる。この一連
の動作をリーダライタ10からデータキャリア20が離
れたり、リーダライタ10とデータキャリア20間を遮
断する等によりデータキャリア20への電力供給が動作
レベル以下になるまで繰り返す。
【0008】また、図7は他の従来例による電磁誘導型
データキャリアシステムを示す構成図である。図7にお
いて、図6に示す構成と同一部分は同一符号を付してそ
の説明は省略する。図7に示す構成では、リーダライタ
10側の構成は図6に示す構成と変わらないが、データ
キャリア20側の構成として、図6に示す受電用コイル
21及び受電部整合回路22が省略されていて、通信用
コイル26及び通信用整合回路27がデータキャリア側
通信兼受電用コイル26及びデータキャリア側通信兼受
電用整合回路27としてその機能を兼用するようになっ
ている。
【0009】次に、図7に示す電磁誘導型データキャリ
アシステムの動作について説明する。リーダライタ10
は、常に、給電回路15を通じ給電用コイル16から高
周波電力信号を出力している。これに一定間隔で送信デ
ータをリーダライタ側変調回路11を通して高周波の電
力信号に変調をかけて出力している。
【0010】このリーダライタ10にデータキャリア2
0が接近すると、データキャリア20は、リーダライタ
10側の給電用コイル16から放射している高周波電力
信号を、データキャリア側通信兼受電用コイル26、デ
ータキャリア側通信兼受電用整合回路27、整流回路2
3、定電圧化回路25を通じて動作電力としてデータ処
理回路30に供給する。また、データキャリア側通信兼
受電用コイル26、データキャリア側通信兼受電用整合
回路27、クロック再生回路24を通じてデータ処理回
路30にクロックを供給する。
【0011】これにより、リーダライタ10側の給電用
コイル16から高周波電力信号内に一定間隔で変調し送
信されている送信データは、データキャリア側通信兼受
電用コイル26、データキャリア側通信兼受電用整合回
路27、データキャリア側復調回路28を通じて受信デ
ータとなり、データ処理回路30に受信データが入力さ
れ、データ処理回路30にてリーダライタ10の送信デ
ータであることが認識され、データ処理回路30より応
答データが出力される。この応答データをデータキャリ
ア側変調回路29、データキャリア側通信兼受電用整合
回路27、データキャリア側通信兼受電用コイル26を
通じて高周波信号として出力される。これをリーダライ
タ側通信用コイル14、リーダライタ側整合回路13、
リーダライタ側復調回路12で受信データとして受信
し、リーダライタ10側でデータキャリア20を認識す
ることができる。
【0012】この一連の動作をリーダライタ10からデ
ータキャリア20が離れたり、リーダライタ10とデー
タキャリア20間を遮断する等によりデータキャリア2
0への電力供給が動作レベル以下になるまで繰り返す。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の電
磁誘導型データキャリアシステムにおいて、データキャ
リア側通信用コイル、受電用コイル、または通信兼受電
用コイルの整合回路の部品定数は、製品仕様によってリ
ーダライタ10とデータキャリア20との通信距離を決
め、その通信距離において通信効率が最大になるように
コイルの整合をとり、部品定数を決定していた。
【0014】そのため、従来のコイルの整合回路は、リ
ーダライタ10側のコイルとデータキャリア20側のコ
イルが一定以上の距離に近づくと、コイル同士が結合し
てコイルのインピーダンスが変化するため、整合が外れ
通信効率が落ちるか、最悪の場合、通信ができないとい
う問題点があった。
【0015】また、コイル同士が結合してコイルのイン
ピーダンスが変化し、整合が外れた場合、リーダライタ
10側の給電用コイル16から出力される高周波電力信
号の出力レベルが変動したり、データキャリア20側の
コイルに異常な電力が発生し、データキャリアが発熱し
たり、壊れるなどの問題点があった。
【0016】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、通信距離に関係無く、常に通信
効率を最大にすることができ、また、データキャリア内
に発生する過剰な電力の発生を防止できる電磁誘導型デ
ータキャリアシステムを得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電磁誘導
型データキャリアシステムは、高周波電力信号の給電及
び送信データを変調した高周波信号の送信と高周波信号
の受信を行うためのコイルを有するリーダライタと、こ
のリーダライタとは離隔して設けられ、該リーダライタ
側のコイルとの電磁誘導によって該リーダライタからの
上記高周波電力信号の受電及び上記高周波信号の受信と
該リーダライタに対する高周波信号の送信を行うための
コイル、このコイルのインピーダンス整合を行うための
整合回路を有するデータキャリアとを備えた電磁誘導型
データキャリアシステムにおいて、上記データキャリア
側の整合回路として、上記リーダライタとの距離に応じ
た電圧の印加に基づいて容量を変化させてコイルのイン
ピーダンス整合を可変にする可変容量ダイオードを有す
る可変整合回路を用いたことを特徴とするものである。
【0018】また、上記データキャリア側のコイルとし
て、上記リーダライタからの高周波電力信号の受電を行
うための受電用コイルと、上記リーダライタからの高周
波信号の受信と該リーダライタに対する高周波信号の送
信を行うための通信用コイルとを備え、上記可変整合回
路は、上記受電用コイルに発生した電力を整流すること
で得られる電位を制御信号とし、上記通信用コイルの上
記リーダライタ側コイルとの間のコイル結合によるイン
ピーダンスの変化に応じてインピーダンス整合を可変す
ることを特徴とするものである。
【0019】また、上記データキャリア側のコイルとし
て、上記リーダライタからの高周波電力信号の受電を行
うための受電用コイルと、上記リーダライタからの高周
波信号の受信と該リーダライタに対する高周波信号の送
信を行うための通信用コイルとを備え、上記可変整合回
路は、上記受電用コイルに発生した電力を整流すること
で得られる電位を制御信号とし、上記受電用コイルの上
記リーダライタ側コイルとの間のコイル結合によるイン
ピーダンスの変化に応じてインピーダンス整合を可変す
ることを特徴とするものである。
【0020】また、上記データキャリア側のコイルとし
て、上記リーダライタからの高周波電力信号の受電を行
うための受電用コイルと、上記リーダライタからの高周
波信号の受信と該リーダライタに対する高周波信号の送
信を行うための通信用コイルとを備え、上記可変整合回
路は、上記通信用コイルに発生した電力を整流すること
で得られる電位を制御信号とし、上記通信用コイルの上
記リーダライタ側コイルとの間のコイル結合によるイン
ピーダンスの変化に応じてインピーダンス整合を可変す
ることを特徴とするものである。
【0021】また、上記データキャリア側のコイルとし
て、上記リーダライタからの高周波電力信号の受電と上
記リーダライタからの高周波信号の受信及び該リーダラ
イタに対する高周波信号の送信とを兼用する通信兼受電
用コイルを備え、上記可変整合回路は、上記通信兼受電
用コイルに発生した電力を整流することで得られる電位
を制御信号とし、該通信兼受電用コイルの上記リーダラ
イタ側コイルとの間のコイル結合によるインピーダンス
の変化に応じてインピーダンス整合を可変することを特
徴とするものである。
【0022】さらに、上記データキャリアは、上記リー
ダライタ側からの高周波信号の受信に応答して該リーダ
ライタ側に対する高周波信号を送信するための応答デー
タを出力すると共に、送信時のみハイレベルの送受切替
信号を出力するデータ処理回路を備え、上記可変整合回
路は、上記データ処理回路からの送受切替信号を制御信
号とし、送信時と受信時とでコイルの整合条件を可変す
ることを特徴とするものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る電
磁誘導型データキャリアシステムを示す構成図である。
図1において、図6及び図7に示す従来例と同一部分は
同一符号を付してその説明は省略する。新たな符号とし
て、31はアンプ、32は抵抗、40は可変整合回路を
示し、この可変整合回路40は、受電用コイル21、整
合回路22及び整流回路23を介して出力される電圧で
あるリーダライタ10との距離に応じて変化する電圧を
可変制御信号としてアンプ31及び抵抗32を介して入
力し、その電圧値を内蔵する可変容量ダイオードに印加
することで容量を変化させて通信用コイル26のインピ
ーダンス整合を可変するようにしている。
【0024】ここで、上記アンプ31は、上記整流回路
2から出力される可変制御電圧を後述する可変容量ダイ
オードの制御電圧内にレベルシフトするようになってお
り、抵抗32は、通信用コイル26と復調回路28との
間の信号線に対して上記アンプ31がハイインピーダン
スとなるように設けられており、さらに、上記可変整合
回路40は、通信用コイル26に直列に接続されてDC
カット兼整合微調整を行うコンデンサ40A,40B
と、コンデンサ40Aを介して通信用コイル26に並列
接続され、かつ上記抵抗32に直列接続されて後述する
可変容量ダイオードの整合時の容量不足分を補うための
コンデンサ40cと、このコンデンサ40cに並列接続
された可変容量ダイオード40dとを備えている。な
お、コイル形状によっては可変容量ダイオード40dを
データキャリア側通信用コイル26に対し直列に挿入す
る場合もある。
【0025】次に動作について説明する。リーダライタ
10は、常に、給電回路3を通じ給電用コイル16から
高周波の電力信号を放射している。また、送信データを
リーダライタ側変調回路11、リーダライタ側整合回路
13、リーダライタ側通信用コイル14を通じて一定間
隔で送信している。
【0026】このリーダライタ10に対しデータキャリ
ア20が接近すると、給電用コイル16から放射してい
る高周波の電力信号を、受電用コイル21、受電部整合
回路22、整流回路23、定電圧化回路25を通じてデ
ータキャリア20の動作電力としてデータ処理回路30
に供給される。また、受電用コイル21、受電部整合回
路22、整流回路23を通して出力される可変制御信号
は、リーダライタ10との距離が近距離では高い電圧で
あり、逆に遠距離では低い電圧となる。これをアンプ3
1及び抵抗32を介して可変整合回路40へ入力する。
【0027】このように、リーダライタ10との距離に
応じて可変整合回路40内の可変容量ダイオード40d
への印加電圧が変化し、それによって可変容量ダイオー
ド40dの容量が変化することで、可変整合回路40全
体としてコイルの整合の可変を実現している。リーダラ
イタ10とデータキャリア20との距離が近距離におい
ては、リーダライタ側通信用コイル14とデータキャリ
ア側通信用コイル26が結合を起こし、コイルのインピ
ーダンスが変化している。従って、コイルの整合自体も
距離により変化する。これを、可変整合回路40によ
り、コイルの整合の変化量分を可変することでコイル間
の結合によるインピーダンスの変化を相殺している。
【0028】すなわち、リーダライタ側通信用コイル1
4とデータキャリア側通信用コイル26が結合を起こし
場合、データキャリア側通信用コイル26のインピーダ
ンスの変化量に対し、可変制御信号による可変容量ダイ
オード40cのインピーダンス変化量が負の変化量とな
って打ち消すようにしており、これにより、データキャ
リア側復調回路28及びデータキャリア側変調回路29
からデータキャリア側通信用コイル26を見た場合のイ
ンピーダンスに変化がないようにしている。
【0029】また、リーダライタ10とデータキャリア
20との距離が近距離において、リーダライタ側通信用
コイル14とデータキャリア側通信用コイル26が結合
を起こした場合、データキャリア側通信コイル26のイ
ンピーダンス変化量と可変制御信号による可変容量ダイ
オード40cのインピーダンス変化量とを合成すること
で、データキャリア側復調回路28及びデータキャリア
側変調回路29からデータキャリア側通信用コイル26
を見た場合のインピーダンスを意図的に可変することも
可能である。例えば遠距離の場合に整合が50Ωである
ものを、近距離では100Ωへとコイルのインピーダン
ス整合を意図的にコイルの任意の整合条件に可変するこ
ともできる。
【0030】上述したように、データキャリア20側の
整合回路に、リーダライタ10との距離に応じた電圧の
印加に基づいて容量が変化してコイルのインピーダンス
整合を可変にする可変容量ダイオード40dを付加し、
受電用コイル21に発生した電力を整流することで得ら
れる電位を制御信号とし、通信用コイル26のリーダラ
イタ側コイルとの間のコイル結合によるインピーダンス
の変化に応じてインピーダンス整合を可変するようにし
たので、通信距離に関係無く、常に通信効率を最大にす
ることができると共に、データキャリア内に発生する過
剰な電力の発生を防止できる。
【0031】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2に係る電磁誘導型データキャリアシステムを示す構
成図である。図2に示す実施の形態2に係る構成では、
上述した実施の形態1でデータキャリア側通信用整合回
路27の代わりに入れた可変整合回路40を受電部整合
回路22の代わりに入れたものである。
【0032】これにより、給電用コイル16と受電用コ
イル21のコイル間の結合によるインピーダンスの変化
を可変整合回路40によりコイルの整合の変化量分を可
変することでコイル間の結合によるインピーダンスの変
化を相殺している。また、実施の形態1と同様に、可変
整合回路40により距離に応じて意図する整合条件に可
変することも可能である。
【0033】この実施の形態2によれば、可変整合回路
40により、受電用コイル21に発生した電力を整流す
ることで得られる電位を制御信号とし、受電用コイル2
1の上記リーダライタ側コイルとの間のコイル結合によ
るインピーダンスの変化に応じてインピーダンス整合を
可変することで、通信距離に関係無く、常に通信効率を
最大にすることができると共に、データキャリア内に発
生する過剰な電力の発生を防止できる。
【0034】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3に係る電磁誘導型データキャリアシステムを示す構
成図である。図3において、図1に示す実施の形態1と
同一部分は同一符号を付してその説明は省略する。新た
な符号として、33と34はデータキャリア側通信用コ
イル26の出力の信号を分配して整流し可変整合回路4
0に対する可変制御信号を生成するためのコンデンサと
整流回路を示す。
【0035】この図3に示す実施の形態3に係る構成で
は、データキャリア側通信用コイル26の出力の信号を
分配し、整流回路23とは別に新たに設置した整流回路
33を通し、可変制御信号を生成しアンプ31及び抵抗
32を介して可変整合回路40に入力する。リーダライ
タ側通信用コイル14とデータキャリア側通信用コイル
26のコイル間の結合によるインピーダンスの変化を可
変整合回路40によりコイルの整合の変化量分を可変す
ることでコイル間の結合によるインピーダンスの変化を
相殺している。また、実施の形態1と同様に距離に応じ
て意図する整合条件に可変することも可能である。
【0036】従って、実施の形態3によれば、データキ
ャリア側通信用コイル26に発生した電力を整流するこ
とで得られた電位を制御信号にすることにより、データ
キャリア側通信用コイル26のコイル間の結合によるイ
ンピーダンスの変化に応じてインピーダンス整合を可変
することができ、通信距離に関係無く、常に通信効率を
最大にすることができると共に、データキャリア内に発
生する過剰な電力の発生を防止できる。
【0037】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4に係る電磁誘導型データキャリアシステムを示す構
成図である。図4において、図1に示す実施の形態1と
同一部分は同一符号を付してその説明は省略する。新た
な符号として、35は受電と通信を兼用するデータキャ
リア側通信兼受電用コイルである。
【0038】図4に示す実施の形態4では、実施の形態
1に示すデータキャリア側受電用コイル21と整合回路
22を省略し、データキャリア側に受電と通信を兼用す
るデータキャリア側通信兼受電用コイル35を備え、こ
のデータキャリア側通信兼受電用コイル35に接続され
た可変整合回路40の出力を整流回路23により整流
し、アンプ31及び抵抗32を介して出力される可変制
御信号を上記可変整合回路40に入力するようにしてい
る。
【0039】従って、実施の形態4によれば、リーダラ
イタ側通信用コイル14及びリーダライタ側受電用コイ
ル16とデータキャリア側通信兼受電用コイル35との
コイル間の結合によるインピーダンスの変化を可変整合
回路40によりコイルの整合の変化量分を可変すること
でコイル間の結合によるインピーダンスの変化を相殺す
ることができる。また、実施の形態1と同様に距離に応
じて意図するコイルの整合条件に可変することもでき、
通信距離に関係無く、常に通信効率を最大にすることが
できると共に、データキャリア内に発生する過剰な電力
の発生を防止できる。
【0040】実施の形態5.図5はこの発明の実施の形
態5に係る電磁誘導型データキャリアシステムを示す構
成図である。図5において、図4に示す実施の形態4と
同一部分は同一符号を付してその説明は省略する。この
実施の形態5の構成では、データ処理回路30より送信
時のみハイレベルの送受切替信号を出力し、この送受切
替信号を制御信号としてアンプ31及び抵抗32を介し
て可変整合回路40に入力することで送信時と受信時で
コイルの整合条件を変えるようになっている。
【0041】すなわち、可変整合回路40は、受信待機
時及び受信時は受信周波数にインピーダンス整合が取れ
ている状態になっており、送信時にはデータ処理回路3
0からの制御信号により送信周波数に整合が取れる状態
にすることで、データ処理回路30からの送受切替信号
を制御信号とし、送信時と受信時とでコイルの整合条件
を可変するようになっており、通信距離に関係無く、常
に通信効率を最大にすることができると共に、データキ
ャリア内に発生する過剰な電力の発生を防止できる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る電磁誘導
型データキャリアシステムによれば、高周波電力信号の
給電及び送信データを変調した高周波信号の送信と高周
波信号の受信を行うためのコイルを有するリーダライタ
と、このリーダライタとは離隔して設けられ、該リーダ
ライタ側のコイルとの電磁誘導によって該リーダライタ
からの上記高周波電力信号の受電及び上記高周波信号の
受信と該リーダライタに対する高周波信号の送信を行う
ためのコイル、このコイルのインピーダンス整合を行う
ための整合回路を有するデータキャリアとを備えた電磁
誘導型データキャリアシステムにおいて、上記データキ
ャリア側の整合回路として、上記リーダライタとの距離
に応じた電圧の印加に基づいて容量を変化させてコイル
のインピーダンス整合を可変にする可変容量ダイオード
を有する可変整合回路を用いたので、コイルのインピー
ダンス整合を可変することができるので、通信距離に関
係無く、常に通信効率を最大にすることができ、また、
データキャリア内に発生する過剰な電力の発生を防止で
きる。
【0043】また、上記データキャリア側のコイルとし
て、上記リーダライタからの高周波電力信号の受電を行
うための受電用コイルと、上記リーダライタからの高周
波信号の受信と該リーダライタに対する高周波信号の送
信を行うための通信用コイルとを備え、上記可変整合回
路は、上記受電用コイルに発生した電力を整流すること
で得られる電位を制御信号とし、上記通信用コイルの上
記リーダライタ側コイルとの間のコイル結合によるイン
ピーダンスの変化に応じてインピーダンス整合を可変す
るようにしたので、通信距離に関係無く、常に通信効率
を最大にすることができ、また、データキャリア内に発
生する過剰な電力の発生を防止できる。
【0044】また、上記データキャリア側のコイルとし
て、上記リーダライタからの高周波電力信号の受電を行
うための受電用コイルと、上記リーダライタからの高周
波信号の受信と該リーダライタに対する高周波信号の送
信を行うための通信用コイルとを備え、上記可変整合回
路は、上記受電用コイルに発生した電力を整流すること
で得られる電位を制御信号とし、上記受電用コイルの上
記リーダライタ側コイルとの間のコイル結合によるイン
ピーダンスの変化に応じてインピーダンス整合を可変す
るようにしたので、通信距離に関係無く、常に通信効率
を最大にすることができ、また、データキャリア内に発
生する過剰な電力の発生を防止できる。
【0045】また、上記データキャリア側のコイルとし
て、上記リーダライタからの高周波電力信号の受電を行
うための受電用コイルと、上記リーダライタからの高周
波信号の受信と該リーダライタに対する高周波信号の送
信を行うための通信用コイルとを備え、上記可変整合回
路は、上記通信用コイルに発生した電力を整流すること
で得られる電位を制御信号とし、上記通信用コイルの上
記リーダライタ側コイルとの間のコイル結合によるイン
ピーダンスの変化に応じてインピーダンス整合を可変す
るようにしたので、通信距離に関係無く、常に通信効率
を最大にすることができ、また、データキャリア内に発
生する過剰な電力の発生を防止できる。
【0046】また、上記データキャリア側のコイルとし
て、上記リーダライタからの高周波電力信号の受電と上
記リーダライタからの高周波信号の受信及び該リーダラ
イタに対する高周波信号の送信とを兼用する通信兼受電
用コイルを備え、上記可変整合回路は、上記通信兼受電
用コイルに発生した電力を整流することで得られる電位
を制御信号とし、該通信兼受電用コイルの上記リーダラ
イタ側コイルとの間のコイル結合によるインピーダンス
の変化に応じてインピーダンス整合を可変するようにし
たので、通信距離に関係無く、常に通信効率を最大にす
ることができ、また、データキャリア内に発生する過剰
な電力の発生を防止できる。
【0047】さらに、上記データキャリアは、上記リー
ダライタ側からの高周波信号の受信に応答して該リーダ
ライタ側に対する高周波信号を送信するための応答デー
タを出力すると共に、送信時のみハイレベルの送受切替
信号を出力するデータ処理回路を備え、上記可変整合回
路は、上記データ処理回路からの送受切替信号を制御信
号とし、送信時と受信時とでコイルの整合条件を可変す
るようにしたので、通信距離に関係無く、常に通信効率
を最大にすることができ、また、データキャリア内に発
生する過剰な電力の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す電磁誘導型デ
ータキャリアシステムの構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2を示す電磁誘導型デ
ータキャリアシステムの構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3を示す電磁誘導型デ
ータキャリアシステムの構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態4を示す電磁誘導型デ
ータキャリアシステムの構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態5を示す電磁誘導型デ
ータキャリアシステムの構成図である。
【図6】 従来例の電磁誘導型データキャリアシステム
を示す構成図である。
【図7】 他の従来例の電磁誘導型データキャリアシス
テムを示す構成図である。
【符号の説明】
10 リーダライタ、14 リーダライタ側通信用コイ
ル、16 リーダライタ側給電用コイル、20 データ
キャリア、21 データキャリア側受電用コイル、26
データキャリア側通信用コイル、30 データ処理回
路、35 データキャリア側受電兼通信用コイル、40
可変整合回路、40d 可変容量ダイオード。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波電力信号の給電及び送信データを
    変調した高周波信号の送信と高周波信号の受信を行うた
    めのコイルを有するリーダライタと、 このリーダライタとは離隔して設けられ、該リーダライ
    タ側のコイルとの電磁誘導によって該リーダライタから
    の上記高周波電力信号の受電及び上記高周波信号の受信
    と該リーダライタに対する高周波信号の送信を行うため
    のコイル、このコイルのインピーダンス整合を行うため
    の整合回路を有するデータキャリアと を備えた電磁誘導型データキャリアシステムにおいて、 上記データキャリア側の整合回路として、上記リーダラ
    イタとの距離に応じた電圧の印加に基づいて容量を変化
    させてコイルのインピーダンス整合を可変にする可変容
    量ダイオードを有する可変整合回路を用いたことを特徴
    とする電磁誘導型データキャリアシステム。
  2. 【請求項2】 上記データキャリア側のコイルとして、
    上記リーダライタからの高周波電力信号の受電を行うた
    めの受電用コイルと、上記リーダライタからの高周波信
    号の受信と該リーダライタに対する高周波信号の送信を
    行うための通信用コイルとを備え、上記可変整合回路
    は、上記受電用コイルに発生した電力を整流することで
    得られる電位を制御信号とし、上記通信用コイルの上記
    リーダライタ側コイルとの間のコイル結合によるインピ
    ーダンスの変化に応じてインピーダンス整合を可変する
    ことを特徴とする請求項1記載の電磁誘導型データキャ
    リアシステム。
  3. 【請求項3】 上記データキャリア側のコイルとして、
    上記リーダライタからの高周波電力信号の受電を行うた
    めの受電用コイルと、上記リーダライタからの高周波信
    号の受信と該リーダライタに対する高周波信号の送信を
    行うための通信用コイルとを備え、上記可変整合回路
    は、上記受電用コイルに発生した電力を整流することで
    得られる電位を制御信号とし、上記受電用コイルの上記
    リーダライタ側コイルとの間のコイル結合によるインピ
    ーダンスの変化に応じてインピーダンス整合を可変する
    ことを特徴とする請求項1記載の電磁誘導型データキャ
    リアシステム。
  4. 【請求項4】 上記データキャリア側のコイルとして、
    上記リーダライタからの高周波電力信号の受電を行うた
    めの受電用コイルと、上記リーダライタからの高周波信
    号の受信と該リーダライタに対する高周波信号の送信を
    行うための通信用コイルとを備え、上記可変整合回路
    は、上記通信用コイルに発生した電力を整流することで
    得られる電位を制御信号とし、上記通信用コイルの上記
    リーダライタ側コイルとの間のコイル結合によるインピ
    ーダンスの変化に応じてインピーダンス整合を可変する
    ことを特徴とする請求項1記載の電磁誘導型データキャ
    リアシステム。
  5. 【請求項5】 上記データキャリア側のコイルとして、
    上記リーダライタからの高周波電力信号の受電と上記リ
    ーダライタからの高周波信号の受信及び該リーダライタ
    に対する高周波信号の送信とを兼用する通信兼受電用コ
    イルを備え、上記可変整合回路は、上記通信兼受電用コ
    イルに発生した電力を整流することで得られる電位を制
    御信号とし、該通信兼受電用コイルの上記リーダライタ
    側コイルとの間のコイル結合によるインピーダンスの変
    化に応じてインピーダンス整合を可変することを特徴と
    する請求項1記載の電磁誘導型データキャリアシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 上記データキャリアは、上記リーダライ
    タ側からの高周波信号の受信に応答して該リーダライタ
    側に対する高周波信号を送信するための応答データを出
    力すると共に、送信時のみハイレベルの送受切替信号を
    出力するデータ処理回路を備え、上記可変整合回路は、
    上記データ処理回路からの送受切替信号を制御信号と
    し、送信時と受信時とでコイルの整合条件を可変するこ
    とを特徴とする請求項1記載の電磁誘導型データキャリ
    アシステム。
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