JPH113917A - 積層体の保管方法および品質安定化積層体の製造方法 - Google Patents

積層体の保管方法および品質安定化積層体の製造方法

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JPH113917A
JPH113917A JP9154869A JP15486997A JPH113917A JP H113917 A JPH113917 A JP H113917A JP 9154869 A JP9154869 A JP 9154869A JP 15486997 A JP15486997 A JP 15486997A JP H113917 A JPH113917 A JP H113917A
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adhesive
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JP9154869A
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Shigeo Moriyama
栄夫 森山
Yuuko Tanaka
有子 田中
Kotaro Sugita
公太郎 杉田
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Toray Industries Inc
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/50Tape automated bonding [TAB] connectors, i.e. film carriers; Manufacturing methods related thereto
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/38Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal
    • H05K3/386Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal by the use of an organic polymeric bonding layer, e.g. adhesive

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  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は半導体集積回路を実装する際に用いら
れる,テープオートメーテッドボンディング(TAB)
方式のパターン加工テープ,ボールグリッドアレイ(B
GA)パッケージ用インターポーザー等の半導体接続用
基板を作成するために適した接着剤付きテープおよびプ
リント回路用基板(FPC:フレキシブル・プリンテッ
ド・サーキット)の保護に用いられるカバーレイフィル
ムの保管方法を提供する。 【解決手段】有機絶縁性フィルム上に、接着剤層および
保護フィルム層を有する積層体を5℃以下の温度で保管
することを特徴とする積層体の保管方法並びに有機絶縁
性フィルム上に、接着剤層および保護フィルム層を有す
る積層体を5℃以下の温度で保管することを特徴とする
品質安定化積層体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は積層体の保管方法お
よび品質安定化積層体の製造方法に関し、特に、半導体
集積回路を実装する際に用いられる、テープオートメー
テッドボンディング(TAB)方式のパターン加工テー
プ、ボールグリッドアレイ(BGA)パッケージ用イン
ターポーザー等の半導体接続用基板を作成するために適
した接着剤付きテープおよびプリント回路用基板(FP
C:フレキシブル・プリンテッド・サーキット)の保護
に用いられるカバーレイフィルムの保管方法および品質
安定化テープまたはフィルムの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、TAB用テープは、ポリイミド
フィルム等の可撓性を有する有機絶縁性フィルム上に、
接着剤層および保護フィルム層として離型性を有するポ
リエステルフィルム等を積層した3層構造より構成され
ている。
【0003】TAB用テープは、(1) スプロケットおよ
びデバイス孔の穿孔、(2) 銅箔との熱ラミネートおよび
接着剤の加熱硬化、(3) パターン形成(レジスト塗布、
エッチング、レジスト除去)、(4) スズまたは金−メッ
キ処理などの加工工程を経て、接続用基板であるTAB
テープ(パターンテープ)に加工される。図1にパター
ンテープの形状を示す。図2に半導体装置の一態様の断
面図を示す。パターンテープのインナーリード部6を、
半導体集積回路8の金バンプ10に熱圧着(インナーリ
ードボンディング)し、半導体集積回路を搭載する。次
いで、封止樹脂9による樹脂封止工程を経て半導体装置
が作成される。このような半導体装置をテープキャリア
パッケージ(TCP)型半導体装置と称する。TCP型
半導体装置は、他の部品を搭載した回路基板等とアウタ
ーリード7を介して接続(アウターリードボンディン
グ)され、電子機器への実装がなされる。
【0004】最終的にTABテープは、パッケージ内部
に残留するため、絶縁性、耐熱性、銅箔との接着性、寸
法安定性、平面性が要求される。
【0005】近年、電子機器の小型化、高性能化、高密
度実装化に伴い、それらに搭載される半導体デバイスの
高機能化、高集積化、スリム化が進んでいる。このため
半導体デバイスの電極およびTABリードのピッチの微
細化は急速に進行しており、接着剤の絶縁性、接着力、
平滑性や微細加工性がこれまでにも増して重要になって
きた。このような観点から、従来のTAB用テープの接
着剤にはエポキシ樹脂および/またはフェノール樹脂と
ポリアミド樹脂の混合組成物が主として用いられてきた
(特開平2−143447号公報、特開平3−2170
35号公報)。
【0006】電子機器の小型化、高密度実装化に伴いフ
レキシブルプリント基板(FPC)の役割も重要になっ
てきた。特に、フレキシブルプリント基板の保護を目的
として、一般に用いられているカバーレイフルムへの高
密度実装化に対する要求が大きい。要求特性の大きなも
のは信頼性であり、特に半田耐熱性、耐湿信頼性、屈曲
耐久性などが挙げられる。
【0007】これらの要求特性を満足するためには、接
着剤特性はもちろんのこと接着剤の保管方法が重要であ
る。TAB用接着剤付きテープおよびカバーレイフィル
ムの接着剤層は未硬化の状態にあり、この硬化状態を適
切な範囲内で管理する必要がある。これは、接着剤の硬
化状態が接着剤の吸水率、流動性に深く関係するもので
あり、吸水率が高ければラミネート、後硬化工程での発
泡の原因となり、保管において接着剤の硬化が進行し流
動性が低下しすぎると十分な接着力が得られず半田耐熱
性、耐湿信頼性が低下する。
【0008】これらの問題に対して、現在、TAB用接
着剤付きテープやカバーレイフィルムは使用期限を厳密
に管理するだけでなく、ラミネート直前に真空乾燥して
用いられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の方法は
効果はあるものの、工程が複雑になるばかりか電子機器
の小型化、薄型化に伴う、急速なTABリードの微細化
対応には十分でなかった。
【0010】本発明はこのような問題点を解決し、加工
性および信頼性に優れた積層体を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題を
解決するため、積層体の保管方法について鋭意検討した
結果、次の発明に到達した。
【0012】すなわち、本発明は、有機絶縁性フィルム
上に、接着剤層および保護フィルム層を有する積層体を
5℃以下の温度で保管することを特徴とする積層体の保
管方法並びに有機絶縁性フィルム上に、接着剤層および
保護フィルム層を有する積層体を5℃以下の温度で保管
することを特徴とする品質安定化積層体の製造方法であ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のTAB用接着剤付きテー
プおよびカバーレーフィルムは、基本構成が絶縁性フィ
ルム、接着剤および保護フィルムがこの順に積層された
ものである。
【0014】本発明に使用される保護フィルムは、防塵
あるいは取り扱い性の目的から使用されるものであって
特に限定されないが、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リフェニレンサルファイド、ポリエチレン、ポリプロピ
レンなどが挙げられる。なかでも、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリエチレンサルファイドはパンチィング性
に適しているため好ましく用いられる。保護フィルムの
好ましい厚みは、10〜100μm、さらに好ましくは
20〜75μmである。
【0015】本発明の絶縁フィルムとしては、ポリイミ
ドフィルム、ポリエーテルイミドフィルム、芳香族ポリ
アミドフィルムなどのいわゆる耐熱性フィルム、あるい
はフレキシブルエポキシ/ガラスクロスなどの複合材料
などが使用できる。かかる材料の中でも、耐熱性、絶縁
性の観点からポリイミドフィルムが好ましく用いられ
る。絶縁フィルムの好ましい厚みは、12.5〜250
μm、さらに好ましくは20〜133μmである。
【0016】また、本発明で使用される絶縁フィルムの
少なくとも接着剤を積層される面が、コロナ放電処理、
低温プラズマ処理など目的に応じた易接着処理が施され
ていることが好ましい。
【0017】本発明の接着剤層は通常未硬化状態で供さ
れ、ラミネート後に加熱、加圧、電場、磁場、紫外線、
放射線、超音波、等から選ばれる少なくとも1種以上の
エネルギー印加により硬化、架橋可能なものであれば特
に限定されないが、中でも熱硬化性の接着剤が好まし
い。
【0018】本発明の接着剤層は、エポキシ樹脂を含有
せしめることが好ましい。エポキシ樹脂は1分子内に2
個以上のエポキシ基を有するものであれば特に制限され
ないが、ビスフェノールF、ビスフェノールA、ビスフ
ェノールS、ジヒドロキシナフタレン、ジシクロペンタ
ジエンジフェノール、ジシクロペンタジエンジキシレノ
ール等のジグリシジルエーテル、エポキシ化フェノール
ノボラック、エポキシ化クレゾールノボラック、エポキ
シ化トリスフェニロールメタン、エポキシ化テトラフェ
ニロールエタン、エポキシ化メタキシレンジアミン、脂
環式エポキシ、等が挙げられる。エポキシ樹脂の添加量
は接着剤層の好ましくは2〜20重量%、さらに好まし
くは4〜15重量%で、熱可塑性樹脂100重量部に対
して3〜70重量部である。
【0019】本発明の接着剤層は、熱可塑性樹脂を含有
させることが好ましい。熱可塑性樹脂は軟化温度を制御
するのに有効であり、接着力、可撓性、熱応力の緩和、
低吸水性による絶縁性の向上等の機能を有する。熱可塑
性樹脂の添加量は接着剤層の、好ましくは30〜60重
量%、さらに好ましくは35〜55重量%である。
【0020】熱可塑性樹脂としては、アクリロニトリル
−ブタジエン共重合体(NBR)、アクリロニトリル−
ブタジエンゴム−スチレン樹脂(ABS)、スチレン−
ブタジエン−エチレン樹脂(SEBS)、アクリル、ポ
リビニルブチラール、ポリアミド、ポリエステル、ポリ
イミド、ポリアミドイミド、ポリウレタン等公知のもの
が例示される。また、これらの熱可塑性樹脂は後述のフ
ェノール樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂との反応
が可能な官能基を有していてもよい。具体的には、アミ
ノ基、カルボキシル基、エポキシ基、水酸基、メチロー
ル基、イソシアネート基、ビニル基、シラノール基等で
ある。これらの官能基により熱硬化性樹脂との結合が強
固になり、耐熱性が向上するので好ましい。熱可塑性樹
脂として銅箔との接着性、可撓性、絶縁性の点からポリ
アミド樹脂が好ましく、種々のものが使用できる。特
に、接着剤層に可撓性を持たせ、かつ低吸水率のため絶
縁性にすぐれる、炭素数が36であるジカルボン酸(い
わゆるダイマー酸)を含むものが好適である。ダイマー
酸を含むポリアミド樹脂は、常法によるダイマー酸とジ
アミンの重縮合により得られるが、この際にダイマー酸
以外のアジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸等のジカ
ルボン酸を共重合成分として含有してもよい。ジアミン
はエチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ピペラ
ジン等の公知のものが使用でき、吸湿性、溶解性の点か
ら2種以上の混合でもよい。
【0021】本発明において、接着剤層にフェノール樹
脂を添加することにより、一層絶縁信頼性、耐薬品性、
接着剤層の強度を向上させることができる。
【0022】フェノール樹脂としては、ノボラック型フ
ェノール樹脂、レゾール型フェノール樹脂等の公知のフ
ェノール樹脂がいずれも使用できる。たとえば、フェノ
ール、クレゾール、p−t−ブチルフェノール、ノニル
フェノール、p−フェニルフェノール等のアルキル置換
フェノール、テルペン、ジシクロペンタジエン等の環状
アルキル変性フェノール、ニトロ基、ハロゲン基、シア
ノ基、アミノ基等のヘテロ原子を含む官能基を有するも
の、ナフタレン、アントラセン等の骨格を有するもの、
ビスフェノールF、ビスフェノールA、ビスフェノール
S、レゾルシノール、ピロガロール等の多官能性フェノ
ールからなる樹脂が挙げられる。 中でも、レゾール型
フェノール樹脂は絶縁抵抗低下時間が向上させる効果が
あるのでより好適である。
【0023】フェノール樹脂の添加量は接着剤層の好ま
しくは35重量%を越え、60重量%未満、さらに好ま
しくは40〜50重量%で、熱可塑性樹脂100重量部
に対して60〜200重量部である。35重量%以下で
は絶縁性が低下するので好ましくなく、60重量%以上
では接着力が低下するので、いずれも好ましくない。
【0024】本発明の接着剤層にエポキシ樹脂およびフ
ェノール樹脂の硬化剤および硬化促進剤を添加すること
は何等制限されない。たとえば、芳香族ポリアミン、三
フッ化ホウ素トリエチルアミン錯体等の三フッ化ホウ素
のアミン錯体、2−アルキル−4−メチルイミダゾー
ル、2−フェニル−4−アルキルイミダゾール等のイミ
ダゾール誘導体、無水フタル酸、無水トリメリット酸等
の有機酸、ジシアンジアミド、トリフェニルフォスフィ
ン、ジアザビシクロウンデセン等公知のものが使用でき
る。添加量は接着剤層100重量部に対して0.1〜1
0重量部であると好ましい。
【0025】以上の成分以外に、接着剤の特性を損なわ
ない範囲で酸化防止剤、イオン捕捉剤などの有機、無機
成分を添加することは何ら制限されるものではない。
【0026】本発明は、積層体を5℃以下、さらに好ま
しくは0℃以下で保管することが重要である。保管温度
が5℃より高い場合には、使用可能期間が著しく短くな
るばかりか、場合によってはラミネート不良の原因とな
り十分な接着力が得ず、信頼性低下の原因となる。
【0027】TAB用接着剤付きテープおよびカバーレ
イフィルム 本発明に使用される梱包用フィルムは、可撓性を有する
公知のフィルムであれば特に限定されないが、透湿度3
0g/m2以下のフィルムが好ましく、さらには10g
/m2以下のフィルムが好ましい。梱包用フィルムの好
ましい具体例としては、ポリエチレンフィルム、ポリプ
ロピレンフィルム、ナイロンとポリエチレンの積層物、
すなわちナイロン/ポリエチレン積層物などが挙げられ
る。中でも、透湿性とハンドリングの点でナイロン/ポ
リエチレン積層物が好ましい。
【0028】梱包材の厚みは、特に限定されないが、2
0μm以上、好ましくは40μm以上、さらに好ましく
は60μm以上である。
【0029】本発明は真空梱包するとさらに効果的であ
る。本発明の冷蔵あるいは冷凍保管において、梱包内部
の結露を防止できるため、TAB用接着剤付きテープお
よびカバーレイフィルムのラミネート工程での発泡を抑
制することができる。
【0030】次に半導体用接着剤付きテープの製造方法
について説明する。
【0031】可撓性を有する絶縁性フィルムに、上記接
着剤組成物を溶剤に溶解した塗料を塗布、乾燥する。接
着剤層の膜厚は5〜25μとなるように塗布することが
好ましい。乾燥条件は、100〜200℃、1〜5分で
ある。溶剤は特に限定されないが、トルエン、キシレ
ン、クロルベンゼン等の芳香族系とメタノール、エタノ
ール、プロパノール等のアルコール系の混合が好適であ
る。このようにして得られたフィルムに保護フィルムを
ラミネートし、最後に35〜158mm程度にスリット
する。また、保護フィルムに上記接着剤組成物を塗布、
乾燥し、任意の幅にスリットした後に絶縁性フィルムと
ラミネートする方法でもよく、接着剤層と絶縁性フィル
ムの幅を異なるようにする場合に好適である。
【0032】同時に本発明では、かくして保管すること
によって、品質安定化積層体を製造できる。
【0033】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
【0034】なお、実施例中は次の方法により評価し
た。
【0035】(1)外観検査 TAB用接着剤付きテープおよびカバーレイフィルムの
保護フィルムを除去し,25μm電解銅箔と接着剤面を
130℃,3kg/cm,1m/minの条件でラミネ
ートした。エアーオーブン中で,80℃×3時間,10
0℃×5時間,150℃×5時間の条件で接着剤の後硬
化を行い,銅箔付きTABテープを得た。得られた銅箔
付きTABテープの銅箔面を全面エッチィングし,発泡
等の外観検査を顕微鏡(×20)で行った。
【0036】(2)レジンフロー TAB用接着剤付きテープおよびカバーレイフィルムを
35mm×150mmにカットし,その中央部に3mm
φの穴を穿孔機で開ける。次いで,圧力5〜50kg/
cm2,温度100〜160℃の条件FPC用銅箔の光
沢面にプレス機で圧着した。そのサンプルの穴からにじ
み出した接着剤の長さを測長器で読みとり,数値をレジ
ンフローとした。
【0037】(3)接着力 TAB用接着剤付きテープおよびカバーレイフィルムの
保護フィルムを除去し,25μm電解銅箔と接着剤面を
130℃,3kg/cm,1m/minの条件でラミネ
ートした。エアーオーブン中で,80℃×3時間,10
0℃×5時間,150℃×5時間の条件で接着剤の後硬
化を行い,銅箔付きTABテープを得た。得られた銅箔
付きTABテープの銅箔面をエッチィングし,銅箔幅2
mmのパターンを加工した。その銅箔パターンを90°
方向に50mm/minの速度で剥離し,接着力を測定
した。
【0038】(4)カール TAB用接着剤付きテープおよびカバーレイフィルム
は,幅35mm×300mmにカット,カバーレイフィ
ルムは幅83mm×155mmにカットし,23℃/5
5%RHの環境下2時間放置した後,平坦な台上に整置
し4隅の浮き上がり高さを測定し,その平均値をカール
量とした。
【0039】参考例1(TAB用接着剤付きテープの作
成) 〈接着剤組成〉 ポリアミド樹脂(ヘンケル社製ナイロン”MACROM
ELT”6900):100重量部 エポキシ樹脂(油化シェル社製“EP828”):50
重量部 フェノール樹脂(大日本インキ社製”TD−262
5”):75重量部 ヘプタデシルイミダゾール:5重量部 を、濃度30重量%となるようにメタノール/モノクロ
ルベンゼン混合溶液に40℃で攪拌、溶解して接着剤溶
液を作成した。
【0040】この接着剤溶液をバーコータで、厚さ75
μmのポリイミドフィルム(宇部興産製”ユーピレック
ス75S”)に約12μの乾燥厚さとなるように塗布
し、100℃、1分および160℃で5分間の乾燥を行
ない、TAB用接着剤付きテープを作成した。
【0041】参考例2(カバーレイフィルムの作成) 〈接着剤組成〉 NBRーC(日本合成ゴム製”PNR−1H”):10
0重量部 エポキシ樹脂(油化シェル社製”EP834”):80
重量部 エポキシ樹脂(油化シェル社製”EP5050”):1
00重量部 硬化剤(3,3’,5,5’−テトラメチル−4,4’
−ジアミノジフェニルメタン):7.3重量部 硬化剤(4,4’−ジアミノジフェニルスルホン):
7.1重量部 硬化促進剤(3フッ化ホウ素モノエチルアミン錯体):
0.3重量部 水酸化アルミニウム(昭和電工製”Hー43”):80
重量部 を,濃度30重量%となるようにDMF/MIBK混合
溶液に40℃で攪拌,溶解して接着剤溶液を作成した。
【0042】この接着剤をバーコータで,厚さ25μm
のポリイミドフィルム(東レデュポン製”カプトン10
0H”)に約35μの乾燥厚さとなるように塗布し,1
00℃,1分および160℃で5分間の乾燥を行ない,
カバーレイフィルムを作成した。
【0043】実施例1〜2 参考例1および2で作成したTAB用接着剤付きテープ
の評価結果,カバーレイフィルムの評価結果をそれぞれ
表1,表2に示した。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】表1,2の実施例および比較例から本発明
の保管方法で保管したTAB用接着剤付きテープ,カバ
ーレイフィルムは,加工性および接着力が安定している
ことがわかる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、TAB用接着剤付きテ
ープおよびカバーレイフィルムの品質を安定した状態で
長期保管することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の半導体用接着剤付きテープを加工し
て得られた,半導体集積回路搭載前の半導体接続用基板
(パターンテープ)の一態様の斜視図。
【図2】 本発明の半導体用接着剤付きテープを用いた
半導体装置(TCP)の一態様の断面図。
【符号の説明】
1 可撓性を有する絶縁性フィルム 2 接着剤 3 スプロケット孔 4 デバイス孔 5 半導体集積回路接続用の導体 6 インナーリード部 7 アウターリード部 8 半導体集積回路 9 封止樹脂 10 金バンプ 11 保護膜

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機絶縁性フィルム上に、接着剤層および
    保護フィルム層を有する積層体を5℃以下の温度で保管
    することを特徴とする積層体の保管方法。
  2. 【請求項2】積層体がTAB用接着剤付きテープまたは
    FPC用カバーレイフィルムである請求項1記載の積層
    体の保管方法。
  3. 【請求項3】保管温度が0℃以下である請求項1記載の
    積層体の保管方法。
  4. 【請求項4】積層体を透湿度30g/m2以下の梱包材
    で梱包して保管する請求項1記載の積層体の保管方法。
  5. 【請求項5】梱包材がナイロンとポリエチレンの積層体
    でかつ前記梱包材の厚みが40μm以上である請求項4
    記載の積層体の保管方法。
  6. 【請求項6】積層体を真空梱包する請求項1記載の積層
    体の保管方法。
  7. 【請求項7】接着剤層が熱硬化性の接着剤である請求項
    1記載の積層体の保管方法。
  8. 【請求項8】接着剤層がエポキシ樹脂を含有する請求項
    1記載の積層体の保管方法。
  9. 【請求項9】接着剤層が熱可塑性樹脂を含有する請求項
    1記載の積層体の保管方法。
  10. 【請求項10】熱可塑性樹脂がポリアミド樹脂である請
    求項9記載の積層体の保管方法。
  11. 【請求項11】熱可塑性樹脂が炭素数36のジカルボン
    酸を必須成分として含むポリアミド樹脂である請求項1
    0記載の積層体の保管方法。
  12. 【請求項12】有機絶縁性フィルム上に、接着剤層およ
    び保護フィルム層を有する積層体を5℃以下の温度で保
    管することを特徴とする品質安定化積層体の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1052454C (zh) * 1997-06-06 2000-05-17 中国石油化工总公司 高硅铝比丝光沸石的合成方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1052454C (zh) * 1997-06-06 2000-05-17 中国石油化工总公司 高硅铝比丝光沸石的合成方法

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