JPH1138584A - 感光材料振分装置 - Google Patents

感光材料振分装置

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JPH1138584A
JPH1138584A JP19704797A JP19704797A JPH1138584A JP H1138584 A JPH1138584 A JP H1138584A JP 19704797 A JP19704797 A JP 19704797A JP 19704797 A JP19704797 A JP 19704797A JP H1138584 A JPH1138584 A JP H1138584A
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Yoshiyuki Tsuzawa
義行 津澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カットシートの感光材料に露光を行い、露光済
の感光材料を現像装置に供給する画像記録装置に利用さ
れる感光材料振分装置であって、短いパス長で、低コス
トな小型かつ簡易な構成で、感光材料を画像記録装置内
で確実に複数列に振分けることができる感光材料振分装
置を提供する。 【解決手段】感光材料を載置して搬送する搬送手段と、
前記搬送手段上の所定位置に感光材料が搬送された後
に、この感光材料を搬送手段から持ち上げ、搬送手段に
よる搬送方向と直交する方向に振り分けて複数列とする
リフト振分手段とを有することにより、前記課題を解決
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料を露光し
て潜像を記録する画像記録装置に用いられる感光材料振
分装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】現在、ネガフィルム、リバーサルフィル
ム等の写真フィルム(以下、フィルムとする)に撮影さ
れた画像の印画紙等の感光材料への焼き付けは、フィル
ムの投影光を感光材料に入射して、この投影光で感光材
料を面露光する、いわゆる直接(アナログ)露光によっ
て行われている。
【0003】これに対し、近年では、デジタル露光を利
用する焼付装置、すなわち、フィルムに記録された画像
を光電的に読み取って、読み取った画像をデジタル信号
とした後、種々の画像処理を施して記録用の画像データ
とし、この画像データに応じて変調した記録光によって
感光材料を走査露光して画像(潜像)を記録し、現像処
理を施してプリント(写真)として出力するデジタルフ
ォトプリンタが実用化された。
【0004】デジタルフォトプリンタでは、フィルムを
光電的に読み取り、画像(信号)処理によって階調補正
等が行われて露光条件が決定される。そのため、画像処
理による複数画像の合成や画像分割等のプリント画像の
編集や、色/濃度調整、輪郭強調等の各種の画像処理も
自由に行うことができ、用途に応じて自由に処理したプ
リントを出力できる。また、プリント画像の画像データ
をコンピュータ等に供給することができ、また、フロッ
ピーディスク等の記録媒体に保存しておくこともでき
る。さらに、デジタルフォトプリンタによれば、従来の
直接露光によるプリントに比して、分解能、色/濃度再
現性等に優れた、より画質の良好なプリントが出力可能
である。
【0005】このようなデジタルフォトプリンタは、基
本的に、スキャナ(画像読取装置)と画像処理装置とを
有する入力機、および焼付装置(画像記録装置)と現像
機とを有する出力機より構成される。スキャナでは、フ
ィルムに撮影された画像の投影光をCCDセンサ等のイ
メージセンサで光電的に読み取り、フィルムの画像デー
タ(画像データ信号)として画像処理装置に送る。画像
処理装置は、この画像データに所定の画像処理を施し、
画像記録のための出力画像データ(露光条件)として焼
付装置に送る。焼付装置は、例えば、光ビーム走査露光
を利用する装置であれば、供給された画像データに応じ
て変調した光ビームを主走査方向に偏向すると共に、主
走査方向と直交する副走査方向に感光材料を走査搬送す
ることにより、光ビームによって感光材料を走査露光し
て潜像を形成し、また、バックプリントを記録する。現
像機では、露光済の感光材料に、所定の現像処理等を施
して、フィルムに撮影された画像が再生されたプリント
とする。
【0006】このようなデジタルフォトプリンタのみな
らず、通常の直接露光によるフォトプリンタにおいて
も、焼付装置では、未使用の感光材料はロール状に巻回
されて遮光性の筐体に収納されてマガジン化されてお
り、マガジンごと焼付装置に装填され、このマガジンか
ら引き出されて搬送され、露光等に供される。ここで、
通常のフォトプリンタでは、感光材料を途中で切断する
ことはなく、長尺なまま露光、バックプリントの記録、
現像処理、乾燥等を行い、最後に感光材料を所定長に切
断して1枚のプリントとする。
【0007】ところが、このように最後に感光材料を切
断する装置では、感光材料を露光する前あるいは露光時
に、各コマ(プリント一枚毎)の境目を示すためのコマ
情報(パンチ)を形成する必要がある。そのため、この
コマ情報を形成した部分の感光材料が無駄になってしま
い、また、パンチやセンサ等を有するコマ情報の形成手
段が必要となる。また、デジタル露光の焼付装置では、
ムラ等のない高画質な画像を記録するために、感光材料
の走査搬送を高精度かつ停止することなく行う必要があ
り、そのために、露光位置の上下流に感光材料のたわみ
(ループ)を形成しており、感光材料の搬送経路や搬送
制御が複雑になっている。そのため、このようなフォト
プリンタにおいては、感光材料をプリント一枚に対応し
て切断してカットシートとした後に、露光を行うことが
考えられ、また、アナログのフォトプリンタでは実用さ
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フォトプリ
ンタにおいては、一般的に、露光よりも現像処理の方が
時間がかかる。そのため、露光(画像入力)と現像処理
とを平行して連続的に行うと、現像処理が追いつかず、
徐々に、露光済の感光材料が未現像のまま溜ってしまう
ので、現像を律速として、露光作業を停止する必要が生
じる。感光材料を最後に切断するフォトプリンタでは、
露光部と現像装置との間にリザーバを設け、露光済の感
光材料を一時ここに収容することにより、現像処理を律
速としない連続的な露光を可能にして、効率のよい作業
を実現している。
【0009】他方、感光材料をカットシートとした後に
露光を行うフォトプリンタでは、露光済の感光材料をス
トッカ等に収容することで、作業効率の向上を図ること
はできるが、カットシートの場合には、露光順序(コマ
番号やソート)の管理、さらにはストッカ等からの感光
材料の排出等が困難になってしまう。そのため、感光材
料をカットシートとした後に露光を行うフォトプリンタ
では、現像装置に供給する露光済の感光材料を、搬送方
向と直交する方向(以下、横方向とする)に振り分け
て、搬送方向には重なる複数列として、現像装置の処理
能力の向上、例えば、2列であれば約2倍、3列であれ
ば約3倍の現像処理を可能にして、露光と現像処理との
速度差を相殺することが行われている。ところが、この
ような振り分けを行う振分装置を配置すると、感光材料
の搬送経路長さ(パス長)が長くなり、装置の大型化お
よびコストアップを免れることができない。
【0010】振り分けは、露光等の処理に影響を与えな
いように行う必要がある。例えば、最も汎用されるLサ
イズのプリントで1時間当たり1800枚の作成能力が
要求される装置であれば、2秒に1枚の間隔でプリント
の作成(露光)を行う必要があり、振分装置では、それ
に応じて、搬入される露光済感光材料の受取り、振り分
け、次の露光済感光材料の受取り準備を済ませる必要が
ある。これに対応するために、従来の振分装置では、装
置を、高速搬送部、振り分け部、および現像装置への供
給のための調速部の3ブロックに分け、高速搬送部にお
いて露光部から搬入された感光材料を高速で搬送して振
り分け部に供給することで、次の感光材料との間隔を開
いて振り分けのための時間を確保し、振り分け部では、
例えば搬送手段ごと横方向に移動する等の方法で感光材
料を横方向に振り分けて調速部に搬送し、調速部で、現
像に対応する速度で搬送して現像装置に感光材料を供給
している。そのため、振分装置を有さない場合に比し
て、感光材料のパス長が非常に長くなってしまい、装置
の大型化やコストアップを生じてしまう。
【0011】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決することにあり、カットシートの感光材料に露光、
好ましくはデジタルの走査露光を行い、露光済の感光材
料を現像装置に供給する画像記録装置(焼付装置)に利
用される感光材料振分装置であって、短いパス長で、小
型かつ簡易な構成で、しかも低コストで、露光済の感光
材料を画像記録装置内で確実に複数列に振分けることが
できる感光材料振分装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、所定長の感光材料を露光して潜像を記録
し、露光済の感光材料を現像装置に供給する画像記録装
置に用いられる感光材料振分装置であって、感光材料を
載置して搬送する搬送手段と、前記搬送手段上の所定位
置に感光材料が搬送された後に、この感光材料を搬送手
段から持ち上げ、搬送手段による搬送方向と直交する方
向に振り分けて複数列とするリフト振分手段とを有する
ことを特徴とする感光材料振分装置を提供する。
【0013】また、前記画像記録装置における感光材料
の露光が感光材料を走査搬送手段によって搬送しつつ行
う走査露光で、前記搬送手段が、前記走査搬送手段の搬
送方向下流の直後に配置されるのが好ましい。
【0014】さらに、前記搬送手段が、搬送方向下流に
向かって下方に傾斜するのが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の感光材料振分装置
について、添付の図面に示される好適実施例を基に、詳
細に説明する。
【0016】図1に、本発明の感光材料振分装置を利用
する画像記録装置の概略図が示される。図1に示される
画像記録装置10(以下、記録装置10とする)は、前
述のデジタルフォトプリンタの焼付装置として用いられ
る装置であって、長尺な感光材料を作成するプリントに
応じた所定長に切断してカットシートとした後に、バッ
クプリントの記録(裏印字)およびデジタルの走査露光
を行い、露光済の感光材料Aを本発明の感光材料振分装
置によって必要に応じて複数列に振り分けて、プロセサ
(現像装置)50に供給する装置である。
【0017】このような記録装置10は、感光材料供給
部12と、バックプリントを記録するプリンタ14と、
記録(露光)位置Xにおいて感光材料Aを露光する画像
記録部16と、露光済の感光材料Aを複数列に振り分け
る本発明の感光材料振分装置18(以下、振分装置18
とする)とを有して構成される。なお、記録装置10に
おいては、図示した部材以外にも、搬送ローラ等の感光
材料Aの搬送手段や搬送ガイド、センサ等の各種の部材
が、必要に応じて配置されている。
【0018】記録装置10において、感光材料供給部1
2(以下、供給部12とする)は、装填部20および2
2と、引き出しローラ対24および26と、カッタ28
および30とを有して構成される。
【0019】装填部20および22は、記録面を外側に
してロール状に巻回された長尺な感光材料Aを遮光性の
筐体に収納してなるマガジン32が装填される部位であ
る。両装填部20および22に装填されるマガジン32
には、通常、サイズ(幅)、面種(シルクやマット
等)、仕様(厚さやベースの種類等)等、互いに種類の
異なる感光材料Aが収納される。なお、記録装置10の
サイズや構成等に応じて、装填可能なマガジン32の数
は1個であっても3個以上であってもよい。
【0020】引き出しローラ対24および26は、装填
部20および22に装填されたマガジン32に収納され
る感光材料Aを引き出して搬送する。この搬送は、対応
するカッタ28および30より下流に搬送された感光材
料Aが作成するプリントに応じた長さになった時点で停
止し、次いで、カッタ28および30が作動して、感光
材料Aを切断して所定長のカットシートとする。なお、
カッタは、複数の装填部で1つものを共用してもよい。
【0021】装填部22のマガジン32から引き出さ
れ、カッタ30によって所定長に切断された感光材料A
は、多数の搬送ローラ対で構成される第1搬送部34お
よび第2搬送部36によって、他方、装填部20のマガ
ジン32から引き出され、カッタ28によって切断され
た感光材料Aは第2搬送部36によって、共に、上方に
搬送された後に右方向に搬送されて、記録面を上にして
画像記録部16(走査搬送手段42)に搬送される。
【0022】第2搬送部36の途中には、プリンタ14
が配置される。プリンタ14は、感光材料Aの非記録面
(非乳剤面=裏面)に、写真の撮影日、プリント焼付
日、コマ番号、フィルムID番号(符号)、撮影に使用
したカメラのID番号、フォトプリンタのID番号等の
各種の情報、いわゆるバックプリントを記録(裏印字)
するもので、感光材料Aは、第2搬送部36によって搬
送されつつプリンタ14によってバックプリントを記録
される。バックプリントを記録するプリンタ14として
は、インクジェットプリンタ、ドットインパクトプリン
タ、熱転写プリンタ等、公知のフォトプリンタに用いら
れるバックプリントのプリンタが例示される。また、プ
リンタ14は、いわゆる新写真システム(Advanced Phot
o System) に対応して、2行以上の印字が可能に構成す
るのが好ましい。
【0023】また、第2搬送部36のプリンタ14下流
の搬送ローラ対36aおよび搬送ローラ対36bの間
は、ループ形成部38となっている。すなわち、第2搬
送部36における感光材料Aの搬送速度は、ループ形成
部38の下流の搬送ローラ対36b以降は画像記録部1
6(走査搬送手段42)における走査搬送速度と同速度
で、ループ形成部38の上流の搬送ローラ対36a以前
はそれより高速に設定されており、第2搬送部36を搬
送される感光材料Aは、ループ形成部38において、上
下流の搬送速度差によって、図中点線で示されるよう
に、そのサイズに応じたループを形成する。図示例の記
録装置10においては、これにより、短いパス長でプリ
ンタ14と画像記録部16とを分離し、露光時における
感光材料Aの高精度な走査搬送を実現している。
【0024】画像記録部16は、露光ユニット40と走
査搬送手段42とで構成され、走査搬送手段42によっ
て感光材料Aを所定の記録位置Xに保持して矢印y方向
に走査搬送しつつ、画像データ(記録画像)に応じて変
調し、走査搬送方向と直交する主走査方向(図1および
図2紙面と垂直方向、図3矢印x方向)に偏向した記録
光Lを露光ユニット40から射出して、記録位置Xに入
射することにより、感光材料Aを2次元的に走査露光し
て潜像を記録する。なお、図示例の画像記録部16にお
いては、感光材料Aの主走査方向の中心が所定位置とな
るようにサイドレジスト(エッジ位置規制)を行い、セ
ンターを基準として露光が行われる。
【0025】露光ユニット40は、例えば、レーザビー
ム等の光ビームを記録光Lとして用いる公知の光ビーム
走査装置であって、感光材料Aの赤(R)露光、緑
(G)露光および青(B)露光のそれぞれに対応する光
ビームを射出する光源、前記光源から射出された光ビー
ムをデジタルの画像データに応じて変調するAOM(音
響光学変調器)等の変調手段、変調された光ビームを主
走査方向に偏向するポリゴンミラー等の光偏向器、主走
査方向に偏向された光ビームを記録位置X上の所定位置
に所定のビーム径で結像させるfθ(走査)レンズ光路
調整用のミラー等を有して構成される。あるいは、PD
P(プラズマディスプレイ)アレイ、ELD(エレクト
ロルミネセントディスプレイ)アレイ、LED(発光ダ
イオード)アレイ、LCD(液晶ディスプレイ)アレ
イ、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)アレ
イ、レーザアレイ等の、走査搬送方向と直交する方向に
延在する各種の発光アレイや空間変調素子アレイ等を用
いるデジタルの露光手段でもよい。
【0026】一方、走査搬送手段42は、記録位置X
(走査線)を挟んで配置される一対の搬送ローラ対44
および46と、感光材料Aをより正確に記録位置Xに保
持するための露光ガイド52(図2参照)とから構成さ
れ、感光材料Aを記録位置Xに保持しつつ、主走査方向
と直交する副走査方向に感光材料Aを走査搬送する。こ
こで、記録光Lである光ビームは主走査方向に偏向され
ているので、感光材料Aは、画像データに応じて変調さ
れている記録光Lによって2次元的に走査露光され、潜
像が記録される。なお、走査搬送手段としては、感光材
料Aを記録位置Xに保持しつつ搬送する露光ドラムと、
記録位置Xを挟んで露光ドラムに当接する2本のニップ
ローラとを用いる走査搬送手段等も例示される。
【0027】画像記録部16の下流には、振分装置18
が配置されている。振分装置18は、本発明の感光材料
振分装置であって、画像記録部16の走査搬送手段42
から排出された感光材料Aを受け取って走査搬送方向
(矢印y方向)と同方向に搬送すると共に、必要に応じ
て、感光材料Aを搬送方向と直交する方向(すなわち主
走査方向(矢印x方向)に対応、以下、横方向とする)
に振り分けて複数列として、プロセサ50に感光材料A
を供給(プロセサエントリー)する搬送ローラ対48に
搬送するものである。前述のように、露光と現像処理と
では、一般的に現像処理の方が時間がかかるが、振分装
置18は、感光材料Aを横方向に振り分けて、プロセサ
50で処理される感光材料Aを、搬送方向には重なる
(以下、オーバーラップとする)複数列にすることによ
り、プロセサ50の処理能力を2列であれば約2倍、3
列であれば約3倍として、露光と現像処理との速度差を
相殺する。
【0028】図2に振分装置18の側面図を、図3に同
平面図(一部省略)を、それぞれ示す。振分装置18
は、基本的に、感光材料Aの搬送手段であるベルトコン
ベア70と、リフト振分手段であるリフト搬送装置72
とを有して構成される。画像記録部16で露光された感
光材料Aは、ベルトコンベア70に排出・載置されて搬
送され、所定位置まで搬送されると、リフト搬送装置7
2によって持ち上げられ、下流側斜め横方向に搬送され
て振り分けられ、再度ベルトコンベア70に載置され、
そのまま搬送されて搬送ローラ対48に供給される。こ
のような振分装置18は、センター基準で露光を行う画
像記録部16(走査搬送手段42)の直下流に、横(主
走査)方向の中心(以下、単に中心とする)を一致して
配置される。
【0029】ベルトコンベア70は、感光材料Aを載置
して搬送する。他方、走査搬送手段42やプロセサ50
に感光材料Aを供給する搬送ローラ対48(あるいはプ
ロセサ50内の搬送手段)は、感光材料Aを挟持搬送す
るのが通常である。従って、露光中の感光材料Aが走査
搬送手段42から排出されて一部がベルトコンベア70
に載置されても、感光材料Aの搬送速度は走査搬送手段
42に支配されており、ベルトコンベア70の搬送速度
と走査搬送速度とが異なっていても、露光中の感光材料
Aの走査搬送速度に影響を与えることはないので、走査
搬送手段42の直後に振分装置18を配置することがで
きる。他方、感光材料Aが走査搬送手段42から開放さ
れると、ベルトコンベア70は、自身の搬送速度で感光
材料Aを搬送して搬送ローラ対48に供給する。ここ
で、プロセサエントリーを行う搬送ローラ対48の搬送
速度は、プロセサ50における搬送速度と同速であり、
通常、ベルトコンベア70等の記録装置10内での搬送
速度よりも低速であるが、ベルトコンベア70による搬
送であれば、感光材料Aが搬送ローラ対48に挟持され
た時点で、搬送速度は搬送ローラ対48に支配されるの
で、露光済の感光材料Aを円滑かつ安全にプロセサ50
に供給することができる。
【0030】加えて、リフト搬送装置72によって、ベ
ルトコンベア70上の感光材料Aを持ち上げて横方向に
搬送して振り分けるので、ベルトコンベア70の搬送速
度等によらない迅速な振り分け(振り分けのための感光
材料Aの搬送)が可能であり、また、先に搬入された感
光材料Aは、振り分けのために持ち上げられているた
め、次の感光材料Aがベルトコンベア70に搬入される
ことを妨害することがないので、走査搬送手段42等か
ら連続的に感光材料Aをベルトコンベア70に受け取っ
て、振り分けを行うことができる。
【0031】すなわち、本発明の感光材料振分装置は、
感光材料Aを載置して搬送するベルトコンベア70と、
感光材料を持ち上げて振り分けるリフト振分手段とを組
み合わせ、ベルトコンベア70上でリフト振分手段によ
って振り分けを行うことにより、前述のような高速搬送
部や調速部を不要にして、直線的でパス長の短い搬送経
路の小型かつ簡易な構成の低コストな装置で、走査搬送
およびプロセサ50での感光材料Aの搬送に影響を与え
ることなく、円滑かつ安定して記録部16からプロセサ
50まで感光材料Aを搬送し、かつ、その間で確実に複
数列に感光材料Aを振り分ける振分装置を実現してい
る。
【0032】ベルトコンベア70は、2つのローラ74
および76と、両ローラに張架されるエンドレスベルト
78と、図示しない駆動源とを有して構成される、公知
のベルトコンベアである。記録装置10においては、走
査搬送手段42(搬送ローラ対46)と搬送ローラ対4
8との間隔は、記録装置10が対象とする搬送方向の最
大サイズのプリントに応じて、それよりも長く取る必要
があるので、ベルトコンベア70は、それに応じて両者
との間での感光材料Aのやり取りを安定して行えるよう
に、位置および搬送長が設定される。なお、走査搬送手
段42と搬送ローラ対48との間隔があまり長いと、パ
ス長の延長による装置コストやサイズの増大につながる
ので、両者の間隔は、それを加味して決定するのが好ま
しい。また、ベルトコンベア70の横方向のサイズ
(幅)は、プリントの幅方向の最大サイズや感光材料の
振り分け列数等に応じて、感光材料Aを安定かつ確実に
搬送できる幅とすればよい。
【0033】図示例の振分装置18においては、好まし
い態様として、ベルトコンベア70は下流に向かって下
るように傾斜を有している。このような構成とすること
により、感光材料Aが通常有するカール(巻き癖)に起
因する引っ掛かりや感光材料Aの座屈等を防止して、走
査搬送手段42からの感光材料Aの受け入れ、およびプ
ロセサ50への感光材料Aの供給をより円滑かつ安定し
て行うことが可能になる。なお、この角度には特に限定
はないが、あまり角度が大きいとベルトコンベア70に
載置された感光材料Aが滑り落ちてしまうので、5°〜
30°程度とするのが好ましい。
【0034】ベルトコンベア70の搬送速度は、記録装
置10の処理能力や走査搬送速度等に応じて適宜決定す
ればよいが、走査搬送速度よりも若干高速であるのが好
ましい。これにより、感光材料Aがベルトコンベア70
に載置(接触)された際の走査搬送に与える影響を、よ
り確実に排除することができる。具体的には、走査搬送
速度のバラツキやベルトコンベア70による搬送の安定
性等を考慮して、走査搬送速度の2%〜10%増し程度
とするのが好ましい。
【0035】図示例の振分装置18においては、ベルト
コンベア70上方の中心線上には、細い補助ベルトコン
ベア80が配置される。補助ベルトコンベア80は、ロ
ーラ82および84と、両ローラに張架されるエンドレ
スベルト86とを有して構成されるものであり、ベルト
コンベア70と同速度で駆動する。この補助ベルトコン
ベア80は、ベルトコンベア70と共に感光材料Aを挟
持搬送するものではなく、ベルトコンベア70に対して
若干の間隔を開けて配置されている。すなわち、補助ベ
ルトコンベア80は、感光材料Aのカールを押さえ、ベ
ルトコンベア70による搬送およびリフト搬送装置72
による感光材料Aの吸着保持を補助すると共に、感光材
料Aのプロセサエントリー安定性の向上を図るものであ
る。なお、ベルトコンベア70と補助ベルトコンベア8
0との間隔には特に限定はないが、両者の間隔があまり
狭いと露光中の感光材料Aの走査搬送に影響を与えると
共に、感光材料Aの斜行を招き、逆に広すぎると補助ベ
ルトコンベア80を配置する意味がなくなると共に、プ
ロセサエントリーの安定性向上の効果も得られなくなっ
てしまうので、両者の間隔は、4mm〜20mm程度とする
のが好ましい。
【0036】リフト搬送装置72は、基本的に、下部基
板88、上部基板90(図3〜図6では省略)、中心線
すなわち補助ベルトコンベア80を挟んで配置される搬
送方向(矢印y方向)に向かって右側(以下、右側とす
る)の第1吸盤ユニット92ならびに左側の第2吸盤ユ
ニット94、第1吸盤ユニット92に係合する第1パド
ル96、第2吸盤ユニット94に係合する第2パドル9
8、および両パドルを回動させる駆動手段100(図3
〜図6では省略)を有して構成される。振分装置18に
おいては、このリフト搬送装置72の各吸盤ユニットで
感光材料Aを吸着保持して持ち上げ、右側の第1吸盤ユ
ニット92を下流側右斜め外方向に移動して、また、左
側の第2吸盤ユニット94を下流側左斜め外方向に移動
して、感光材料を横方向に搬送して感光材料Aを2列あ
るいは3列の複数列に振り分ける。
【0037】下部基板88および上部基板90は、第1
吸盤ユニット92ならびに第2吸盤ユニット94の移動
基板となるものであり、基本的に同じ平面形状を有し、
スペーサやステー等を用いた公知の手段で所定の間隔を
開けて互いに平行に保持・固定されている。下部基板8
8および上部基板90には、リフト搬送装置72による
感光材料Aの搬送方向に延在して、右側の第1吸盤ユニ
ット92を案内する長尺な案内孔102aならびに10
2b、および左側の第2吸盤ユニット94を案内する長
尺な案内孔104aならびに104bが形成される。後
述するが、両吸盤ユニットは、ベルトコンベア70によ
る搬送方向に配列される2つの吸盤を有するものであ
り、各案内孔は、個々の吸盤に対応する。従って、案内
孔102aと102b、および案内孔104aと104
bは、共に、横方向の位置を一致してベルトコンベア7
0による搬送方向に離間して互いに平行に形成される。
また、図示例においては、案内孔102と案内孔104
は、中心線に対して互いに対称に形成される。
【0038】なお、吸盤ユニットの移動案内手段は、図
示例のような長孔に限定はされず、例えば、ガイドレー
ルやパイプ等を用いて吸盤ユニットを案内してもよい。
また、下部基板88および上部基板90には、これ以外
にも、駆動手段100の各部材等を指示するための孔部
や部材等を有する。
【0039】感光材料Aを右斜め下流に搬送して振り分
ける第1吸盤ユニット92は、吸盤106aならびに1
06b、保持軸108aならびに108b、および連結
部材110を有して構成される。他方、感光材料Aを左
斜め下流に搬送して振り分ける第2吸盤ユニット94
は、吸盤112aならびに112b、保持軸114aな
らびに114b、および連結部材116を有して構成さ
れる。前述のように、リフト搬送装置72は、各吸盤ユ
ニットで感光材料Aを吸着保持し、感光材料Aを左右に
搬送して複数列とする。従って、前述の補助ベルトコン
ベア80の幅、および案内孔102および案内孔104
の上流側の横方向の位置は、振り分けを行う最小サイズ
の感光材料Aを各吸盤ユニットの吸盤が吸着可能なよう
に設定される。また、露光はセンター基準で行われ、両
吸盤ユニットは中心線上に配置される補助ベルトコンベ
ア80を挟んで配置されるので、第1吸盤ユニット92
は感光材料Aの右側を、第2吸盤ユニット94は同左側
を、それぞれ吸着保持する結果となる。両吸盤ユニット
は、配置位置が異なる以外は、基本的に同じ構成を有す
るので、以下の説明は、第1吸盤ユニット92を代表例
として行う。
【0040】保持軸108a(114a)は下部基板8
8および上部基板90の案内孔102a(104a)
に、他方の保持軸108b(114b)は案内孔102
b(104b)に、それぞれ、公知の方法で、案内孔1
02の延在方向に移動自在に保持される。すなわち、各
吸盤ユニットは、対応する案内孔に案内されて感光材料
Aの搬送方向に移動する。保持軸108aの下端部分に
は吸盤106a(112a)が、保持軸108bの下端
部分には吸盤108b(112b)が、それぞれ昇降自
在に保持される。また、保持軸108の上端には、各吸
盤106で感光材料Aを吸引保持するための、真空ポン
プ等に接続される吸引ホース(図示省略)が接続されて
いる。さらに、吸盤106aおよび106bは、連結部
材110(116)で連結されて、ベルトコンベア70
による搬送方向に配列された状態で互いに固定され、第
1吸盤ユニット92が構成される。
【0041】このような第1吸盤ユニット92には、感
光材料Aを吸着して持ち上げるための、吸盤106aお
よび106bの昇降手段が配置されている。吸盤106
の昇降手段には特に限定はなく、例えば、スプリング等
を用いて両吸盤106を上方に付勢して保持軸108に
保持しておき、連結部材110を中央部が下方に凹とな
る形状として、その上に下部基板88の下面を押すエア
シリンダ等を配置して、このシリンダによる下部基板8
8下面の押圧/不押圧によって吸盤106を昇降する手
段が例示される。なお、本発明の振分装置において、吸
盤の昇降手段はこれに限定はされず、例えば、吸盤を支
軸に固定して支軸を昇降する方法、下部基板88もしく
は下部基板88と上部基板90の両者を昇降する方法、
ベルトコンベア70(および補助ベルトコンベア80)
を昇降する方法、吸盤(吸盤ユニット)から離れた位置
に支点を設けて揺動や回動によって昇降する方法等が例
示される。さらに、昇降駆動源はシリンダ以外にも、カ
ムやリンク機構を利用して行ってもよい。
【0042】下部基板88の上面には、第1パドル96
および第2パドル98が配置される。両パドルは、共
に、横方向の中心(搬送の中心線上)に中心Zを有する
支軸118に、互いに独立して回動自在に軸支され、か
つ後述するスプリング132により互いに近接する方向
に付勢されている板材である。図3に示されるように、
第1パドル96の第2パドル98と逆側端部近傍には長
孔120が形成される。この長孔120に、前記保持軸
108bが挿通して長手方向に移動自在に係合すること
により、右側の第1吸盤ユニット92と第1パドル96
とが係合される。この第1パドル96上面の第2パドル
98側の端部近傍には棒状のストッパ122が、その外
側には係合部材124が、それぞれ固定される。さら
に、支軸118近傍で第2パドル98と重ならない位置
には、棒状のピン96aが第1パドル96と垂直に固定
される。
【0043】他方、第2パドル98の第1パドル96と
逆側の端部近傍には長孔126が形成される。この長孔
126に、前記保持軸114bが挿通して長手方向に移
動自在に係合することにより、左側の第2吸盤ユニット
94と第2パドル98とが係合される。また、第2パド
ル98の第1パドル96側の端部近傍には、長孔128
が形成され、前記第1パドル96のストッパ122およ
び係合部材124が、共に長手方向に移動自在に挿入さ
れる。さらに、支軸118近傍で第1パドル96のピン
96aと支軸118に対して対向する位置には、棒状の
ピン98bが第2パドル98と垂直に固定される。
【0044】さらに、第2パドル98の第1パドル96
と逆側の端部近傍には、係合部材130が固定され、第
1パドル96の係合部材124との間で、両パドルを近
接する方向に付勢するスプリング132が張架されてい
る。従って、駆動手段100が第1パドル96を半時計
方向に回動することにより、スプリング132を介して
引っ張られて第2パドル98も同方向に回動し、駆動手
段10が第2パドル98を時計方向に回動することによ
り、スプリング132を介して引っ張られて第1パドル
96も同方向に回動する。
【0045】駆動手段100は、駆動源である双方向回
転が可能なモータ134、モータ134の回転軸に固定
されるギヤ136、ギヤ136に噛合する減速ギヤ13
8、減速ギヤ138に噛合し支軸118に軸支されるギ
ヤ140、およびギヤ140に固定され支軸118に回
転自在に軸支される円筒状の回動部材142を有して構
成される。上部基板90や下部基板88には、これらを
配置するための貫通孔や支軸が設けられている。なお、
モータ134のギヤ136から減速ギヤ138への回転
伝達は、噛合ではなくタイミングベルトを用いて行って
もよい。
【0046】回動部材142の側面には、各パドルの前
記ピン96aおよびピン98bに係合する高さで、直径
を延長するように突出して、回動ピン142aおよび1
42bが設けられる。従って、モータ134を駆動して
回動部材142を反時計方向に回転することにより、回
動ピン142aによって第1パドル96のピン96aを
押動して、第1パドル96を反時計方向に回動して、こ
れに係合する第1吸盤ユニット92を案内孔102に沿
って移動することができ、逆に回動部材142を時計方
向に回転することによって、回動ピン142bによって
第2パドル98のピン98bを押動して、第2パドル9
8を時計方向に回動して、これに係合する第2吸盤ユニ
ット94を案内孔104に沿って移動することができ
る。また、前記スプリング132の作用により、回動部
材142によって回動力を与えられないパドルも同方向
に回動する。
【0047】以下、図3〜図6を参照して、第1吸盤ユ
ニット92および第2吸盤ユニット94の移動について
説明する。図3に示される状態は、後述する感光材料A
を3列に振り分ける際の1動作で、第1吸盤ユニット9
2は感光材料Aを搬送した位置、第2吸盤ユニット94
はベルトコンベア70上の感光材料Aを吸着保持する位
置(以下、この位置をホームポジションとする)にあ
る。この状態からモータ134が回転して回動部材14
2を時計方向に回転すると、回動ピン142aおよび第
1パドル96のピン96a、ならびにスプリング132
の作用で、第1パドル96が時計方向に回動して、第1
パドル96の長孔120に係合する第1吸盤ユニット9
2(吸盤106aおよび106b)が案内孔102に案
内されて左上流方向に移動して、図4に示される状態と
なる。
【0048】図4に示される状態になった時点で回動ビ
ン142bと第2パドル98のピン98bとが係合し、
さらに回動部材142が時計方向に回転すると、回動ピ
ン142bがピン98bを押動して、第2パドル98が
時計方向に回動する。これにより、図5に示されるよう
に、第2パドル98の長孔126に係合する第2吸盤ユ
ニット94(吸盤112aおよび112b)が案内孔1
04に案内されて左下流方向に移動する。ここで、回動
ビン142bとピン98bとが係合した時点(図4の時
点)で、第1パドル96には回動部材142による回動
力は伝達されなくなるが、第1パドル96はスプリング
132を介して第2パドル98に引っ張られ、同様に時
計方向に回動し、第1吸盤ユニット92が案内孔102
に案内されて左上流方向に移動して図5に示されるよう
にホームポジションに至る。
【0049】さらに回動部材142が時計方向に回転し
て第2パドル98を回動すると、図6に示されるよう
に、第2吸盤ユニット94は案内孔104の最下流側に
移動する。この時点でモータ134が停止して、回動部
材142の回動が停止する。なお、モータ134の制御
は、パルス制御等の公知の方法によって行えばよい。こ
こで、ホームポジションに位置する第1吸盤ユニット9
2は案内孔102に係止されて、これ以上移動せず、第
2パドル98の回動に応じてスプリング132が伸張す
る。
【0050】また、図6に示される状態から、駆動手段
100のモータ134を先と逆転することにより、回動
部材142が反時計方向に回転し、これにより前述の動
作とは逆に、図6→図5→図4→図3の順で、各パドル
が反時計方向に回動して各吸盤ユニットを右方向に移動
する。すなわち、回動部材142の反時計方向の回転に
より、図5に示されるように第2パドル98がスプリン
グ132等の作用によって反時計方向に回動して第2吸
盤ユニット94が右上流方向に移動し、また、回動ピン
142aとピン96aとが係合する。さらに回動部材1
42が回転すると図4に示されるように、第1パドル9
6が回動されて第1吸盤ユニット92が右下流方向に移
動し、第2パドル98がスプリング132を介して引か
れてホームポジションに至る。さらに回動部材142が
回転すると、図3に示されるように、第1パドル96の
回動によって第1吸盤ユニット92が最下流側に移動
し、モータ134が停止する。なお、ホームポジション
に至った第2吸盤ユニット94は、案内孔104に係止
されて、これ以上移動しない。
【0051】なお、図示例の振分装置18においては、
全ての振り分けを第1吸盤ユニット92および第2吸盤
ユニット94を図3および図6に示される最下流位置ま
で移動して行うのに限定はされず、例えば、3列に振り
分けを行う場合には、両吸盤ユニットを図3および図6
に示される位置まで移動し、2列に振り分ける際には、
両ユニットの移動を図4および図5に示される位置、す
なわち、感光材料Aを保持しない吸盤ユニットがホーム
ポジションに戻る時点までとしてもよい。これにより、
より迅速な振り分けが可能になる。なお、吸盤ユニット
の移動量の制御や調整は、モータの駆動制御によって行
えばよい。
【0052】このようなリフト搬送装置72を用いる振
分装置18は、このような吸盤ユニットの移動により、
感光材料Aの横方向への搬送を繰り返し、あるいはこれ
に、感光材料Aの横方向への搬送を行わない素通しを組
み合わせ、感光材料Aを2列あるいは3列に振り分け
る。以下、図7および図8を参照して、この振り分けの
一具体例を説明する。
【0053】図7および図8において、振分装置18は
矢印で示される領域で、従って、その上流は画像記録部
16(走査搬送手段42)で、下流はプロセサエントリ
ーを行う搬送ローラ対48である。また、図に示される
縦線は、振分装置18の上下流における搬送速度を模式
的に示すものである。具体的には、一例として、振分装
置18の上流側は走査搬送速度である80mm/sec に対
応して各線の間隔は80mmを示し、振分装置18の下流
側は搬送ローラ対48(プロセサ50)の搬送速度であ
る28.3mm/secに対応して各線の間隔は28.3mm
を示す。すなわち、感光材料Aは、1秒で縦線の間隔だ
け搬送される。なお、この例では、振分装置18のベル
トコンベア70の搬送速度は84mm/sec で、(搬送)
長さは、いわゆるワイド4つ切(254mm×381mm)
に対応して15インチである。すなわち、記録装置10
が対応する最大サイズがワイド4つ切である。
【0054】さらに、両図においては、第1吸盤ユニッ
ト92および第2吸盤ユニット94は中心に一点鎖線が
示された長方形で、感光材料Aは白抜きの長方形で示
し、感光材料Aを吸着保持している吸盤ユニットは斜線
を付加してある。なお、図7および図8においては、第
1吸盤ユニット92および第2吸盤ユニット94のホー
ムポジションを同じ位置に書いているが、実際には、両
吸盤ユニットは、中心線を挟んで配置されるものであ
り、そのホームポジションは中心線に対して対象の位置
にあるのは前述のとおりである。
【0055】図7は、振分装置18によって感光材料A
を3列に振り分ける作用を模式的に示した図であり、図
示例の記録装置10においては、一例として、Lサイズ
のプリントを連続的に作成する際には、約2秒に1枚の
割合で露光を行い、すなわち感光材料Aが露光点を通過
し、感光材料Aを3列に振り分けてプロセサ50に供給
する。
【0056】図7に示される例では、最初は第1吸盤ユ
ニット92がホームポジションに位置し、第2吸盤ユニ
ット94が左下流側に移動した状態となっている(図6
の状態)。aに示されるように、最初の感光材料Aが吸
盤ユニットのホームポジションに対応する位置に搬送さ
れる(以下、「ホームポジションに搬送される」とす
る)と、振分装置18のベルトコンベア70が停止し
て、bに示されるように、昇降手段が作用して第1吸盤
ユニット92(その吸盤106aおよび106b)が降
下してこの感光材料Aを吸着して保持し、次いで、昇降
手段が作用して第1吸盤ユニット92が上昇し、感光材
料Aを持ち上げる。なお、ベルトコンベア70が停止し
ても、画像記録部16における露光すなわち走査搬送手
段42による走査搬送(80mm/sec)は、約2秒に1枚
の露光速度に対応して連続的に行われているので、bや
dに示されるように、ホームポジションの感光材料Aと
次の感光材料Aの間隔は詰まり、先端がホームポジショ
ンに至るが、その時点では、既に前の感光材料Aは持ち
上げられているので、次の感光材料Aは前の感光材料A
の下に潜るように搬送され、走査搬送や振り分けに影響
を与えることなく、円滑に搬入される。
【0057】第1吸盤ユニット92が上昇すると、ベル
トコンベア70が駆動し、また、モータ134が駆動し
て回動部材142を反時計方向に回転して第1パドル9
6を反時計方向に回動し、cに示されるように、第1吸
盤ユニット92が右下流方向に移動して感光材料Aを搬
送すると共に、第2吸盤ユニット94がホームポジショ
ンに移動する(図3の状態)。図示例では、この時点で
2枚目の感光材料Aがホームポジションに搬送されてお
り、ベルトコンベア70が停止し、昇降手段が両吸盤ユ
ニットを降下し、dに示されるように、第1吸盤ユニッ
ト92が1枚目の感光材料Aを開放してベルトコンベア
70に載置し、同時に、第2吸盤ユニット94が2枚目
の感光材料Aを吸着し、次いで、両吸盤ユニットが上昇
する。次いで、ベルトコンベア70が駆動すると共にモ
ータ134が回動部材142を時計方向に回転し、eに
示されるように、第1吸盤ユニット92がホームポジシ
ョンに移動し、第2吸盤ユニット94が左下流方向に移
動して感光材料Aを搬送する。図示例では、この間に、
1枚目の感光材料Aはベルトコンベア70によって搬送
(84mm/sec )されて、搬送ローラ対48に至り、以
降はプロセサ50における搬送速度(28.3mm/sec
)で搬送される。
【0058】次いで、ベルトコンベア70が停止して、
第2吸盤ユニット94が降下し、fに示されるように2
枚目の感光材料Aを開放してベルトコンベア70に載置
し、次いで上昇し、ベルトコンベア70が駆動する。こ
こで、図示例の振分装置18で3列の振り分けを行う際
には、2枚の感光材料Aを右および左に振り分けたら、
次の感光材料Aは振り分けを行わず、そのまま、素通し
してベルトコンベア70によって中心線上を搬送する。
従って、e〜gでは、第1吸盤ユニット92は何の動作
もせず、3枚目の感光材料Aは、そのままベルトコンベ
ア70によって搬送される。
【0059】gに示されるように、4枚目の感光材料A
がホームポジジョンに搬送されるとベルトコンベア70
が停止する。なお、走査搬送速度よりもベルトコンベア
70による速度のほうが速いので、3枚目の感光材料A
は完全にホームポジジョンから移動している。次いで、
hに示されるように、第1吸盤ユニット92が降下して
4枚目の感光材料Aを吸着して、上昇し、ベルトコンベ
ア70が駆動し、回動部材142が第1パドル96を反
時計方向に回動し、iに示されるように第1吸盤ユニッ
ト92が右下流方向に感光材料Aを搬送すると共に、第
2吸盤ユニット94がホームポジションに移動する。ま
た、これらの間に、2枚目および3枚目の感光材料Aは
搬送ローラ対48に至り、5枚目の感光材料Aがホーム
ポジションに搬送される。また、ベルトコンベア70は
停止/駆動を繰り返すが、ベルトコンベア70と搬送ロ
ーラ対48(プロセサ50)との搬送速度差によって、
プロセサ50にエントリされた感光材料Aはオーバーラ
ップされる。これ以降は、j〜kに示されるように、同
様に、各吸盤ユニットの移動、吸着や開放、感光材料A
の搬入等によって右方向への振り分け、左方向への振り
分け、素通しが順次繰り返して行われ、感光材料Aが3
列に振り分けられる。
【0060】一方、図8は、振分装置18によって感光
材料Aを2列に振り分ける作用を模式的に示す図であ
る。図示例の記録装置10においては、一例として、1
02〜152までのサイズは、感光材料Aを2列に振り
分けてプロセサ50に供給する。なお、図示例では、先
のLサイズより感光材料Aの間隔が若干広くなってい
る。
【0061】図8に示される例でも、最初は第1吸盤ユ
ニット92がホームポジションに位置し、第2吸盤ユニ
ット94が左下流側に移動した状態となっている。な
お、この例では、2列に振り分けを行う際には、各吸盤
ユニットの移動は、案内孔102および104の最下流
までではなく、図4および図5に示される位置までであ
り、すなわち、最初は、図5に示される状態となってい
る。図8のaに示されるように、最初の感光材料Aがホ
ームポジションに搬送されると、振分装置18のベルト
コンベア70が停止して、bに示されるように、昇降手
段が作用して第1吸盤ユニット92が降下してこの感光
材料Aを吸着して保持し、次いで、第1吸盤ユニット9
2が上昇し、感光材料Aを持ち上げる。
【0062】第1吸盤ユニット92が上昇すると、ベル
トコンベア70が再駆動すると共に、モータ134が回
動部材142を反時計方向に回転し、cに示されるよう
に、第1吸盤ユニット92が右下流方向に移動して感光
材料Aを搬送すると共に、第2吸盤ユニット94がホー
ムポジションに移動する(図4の状態)。これらの移動
が終了すると、ベルトコンベア70が停止して、第1吸
盤ユニット92が降下して感光材料Aを開放してベルト
コンベア70上に載置し、次いで、第1吸盤ユニット9
2が上昇してベルトコンベア70が駆動する。
【0063】2枚目の感光材料Aがホームポジションに
搬送されると、ベルトコンベア70が停止し、dに示さ
れるように、第2吸盤ユニット94が降下して感光材料
Aを吸着し、次いで上昇して、ベルトコンベア70が駆
動する。次いで、モータ134が回動部材142を時計
方向に回転し、eに示されるように、第2吸盤ユニット
94が左下流方向に移動して感光材料Aを搬送すると共
に、第1吸盤ユニット92がホームポジションに移動す
る。これらの移動が終了すると、ベルトコンベア70が
停止して、第2吸盤ユニット94が降下して感光材料A
を開放してベルトコンベア70上に載置し、次いで上昇
してベルトコンベア70が駆動し、fに示されるよう
に、3枚目の感光材料Aがホームポジションに搬入され
る。3枚目の感光材料Aがホームポジションに搬入され
ると、ベルトコンベア70が停止して、gに示されるよ
うに第1吸盤ユニット92が感光材料Aを吸着保持して
上昇し、ベルトコンベア70が駆動して、次いで、hに
示されるように、回動部材142が反時計方向に回転し
て、第1吸盤ユニット92が感光材料Aを右下流方向に
搬送し、第2吸盤ユニット94がホームポジションに移
動する。
【0064】以降、i〜kに示される様に、感光材料A
のホームポジションへの搬送に応じて、ベルトコンベア
70の停止/最駆動、各吸盤ユニットの移動、吸着や開
放によって右方向への振り分けおよび左方向への振り分
け繰り返して行われ、感光材料Aが2列に振り分けられ
る。また、3列の例と同様に、ベルトコンベア70と搬
送ローラ対48との搬送速度差によって、プロセサ50
にエントリされた感光材料Aはオーバーラップされる。
【0065】以上の説明より明らかなように、図示例の
振り分け方法によれば、2つの吸盤ユニットを用いて、
これを交互に使用して振り分けを行うことにより、一方
の吸盤ユニットによる感光材料Aの搬送と同時に他方の
吸盤ユニットをホームポジションに移動して、次いで搬
入される感光材料Aの吸着保持を準備できると共に、前
述のように、先に搬入された感光材料Aは振り分けのた
めに持ち上げられているので、次の感光材料の搬入を妨
害することがない。そのため、約2秒に1枚の露光等に
対応して、迅速かつ連続的な振り分けを要求される場合
であっても、走査搬送等の上流側に影響を与えることな
く、連続的に感光材料を受け取り、迅速かつ確実に2列
あるいは3列に感光材料Aを振り分けて、プロセサ50
に供給することができる。しかも、図示例の装置は、こ
のような2つの吸盤ユニットを用いた感光材料Aの振り
分けを、1個のモータで、吸盤ユニットを案内する案内
板および2枚のパドルを用いた簡易な構成で達成してお
り、しかも、モータの駆動制御等によって振り分け幅も
容易に変更することが可能である。
【0066】以上の例では吸盤ユニットによる感光材料
Aの吸着および開放時には、より確実な動作を実施する
ためにベルトコンベア70を停止しているが、本発明は
これに限定はされず、可能であれば、ベルトコンベア7
0を駆動したま吸着等を行ってもよい。
【0067】また、前述のように、ベルトコンベア70
による搬送は、プロセサエントリーを行う搬送ローラ対
48よりも高速であり、以上の例では、その速度差でプ
ロセサ50内における感光材料Aを十分にオーバーラッ
プさせられるので、振分装置18で複数列にされた時点
では感光材料Aがオーバーラップしていない。しかしな
がら、プロセサ50内を搬送される感光材料Aのオーバ
ーラップが大きい程、プロセサ50の処理能力は向上す
る。従って、感光材料Aは、振分装置18のベルトコン
ベア70上で複数列にされた時点で、既にオーバーラッ
プしているように振り分けを行ってもよい。ただし、い
ずれの場合でも、現像や乾燥等の処理を終えた感光材料
A(仕上りプリント)がプロセサ50から排出される際
に、前後の感光材料Aの差(プロセサ50からの排出手
段がニップローラ等の挟持搬送等の場合は後端の差)が
余り小さいと、集積装置や仕分け装置の構成等によって
は、感光材料Aを露光順に集積するのが困難になってし
まう場合もあるので、振分装置18による感光材料Aの
振り分けは、この点を考慮して行う必要がある。
【0068】なお、本発明の振分装置においては、リフ
ト振分手段は上記リフト搬送装置72に限定はされず、
ベルトコンベアに載置された感光材料Aを持ち上げて搬
送して振り分けることができるものであれば、各種の機
構が利用可能である。例えば、吸盤ユニットは1つであ
ってもよく、あるいは、3以上の吸盤ユニットを用いて
振り分けを行ってもよい。さらに、複数の吸盤ユニット
の個々に独立した移動機構を設けて振り分けを行っても
よい。また、吸盤ユニットの移動や上昇・降下方法とし
ても、リンクを利用する移動手段、カムを利用する移動
手段、ガイドレールやパイプを利用する移動手段、ギヤ
を用いる手段、ラックアンドピニオン、ねじ伝動、巻き
掛け伝動、シリンダーを利用する手段、これらを適宜組
み合わせた移動手段等、公知の方法が各種利用可能であ
る。
【0069】また、振り分け方法も上述の例に限定はさ
れず、例えば、左右いずれか1方向への振り分け、ある
いは、これに素通しを組み合わせて、感光材料Aを複数
列に振り分けてもよい。さらに、必要に応じて、右と左
の振り分けで、各吸盤ユニットによる下流方向への感光
材料Aの搬送距離を変えてもよい。
【0070】なお、振分装置18においては、すべての
感光材料Aを振り分けるのではなく、プロセサ50の幅
等に応じて複数列での処理ができない大きなサイズの場
合や、単発的な処理を行う場合には、振り分けを行わな
いで、単列のままプロセサ50に供給される。また、パ
ノラマサイズとLサイズの混在等の場合に、パノラマサ
イズは振り分けを行わずに素通しする等の制御を行って
もよい。さらに、ベルトコンベアの幅や搬送距離、プロ
セサの幅等に応じて各種の振り分けを行ってよく、例え
ば、Lサイズの振り分けを2列にしてもよく、102〜
152サイズを3列に振り分けてもよく、あるいは、よ
り大きなサイズを複数列に振り分けてもよい。
【0071】振分装置18によって搬送された感光材料
Aは、前述のように、搬送ローラ対48によってプロセ
サ50に供給され、発色現像、漂白定着、水洗等の現像
処理を施された後、乾燥されて、(仕上り)プリントと
して排出される。
【0072】以上、本発明の感光材料振分装置について
詳細に説明したが、本発明は以上の例に限定はされず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や
変更を行ってもよいのはもちろんである。例えば、図示
例の振分装置は画像記録部の下流に配置され、露光済の
感光材料を振り分けているが、例えば、画像記録部が複
数枚の感光材料を同時に露光できるもの等である場合に
は、本発明の振分装置を画像記録部の上流に配置して、
未露光の感光材料の振り分けに利用することも有効であ
る。
【0073】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明
は、カットシートの感光材料に露光を行い、露光済の感
光材料を現像装置に供給する画像記録装置(焼付装置)
に利用される感光材料振分装置であって、小型かつ簡易
な構成で、しかも低コストで、露光済の感光材料を画像
記録装置内で確実に複数列に振分けることができ、プロ
セサの処理能力の向上によるプリント作成のコストダウ
ンに加え、従来の振り分けを行う装置に比して、画像記
録装置のコストダウンも図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の感光材料振分装置を利用する画像記
録装置の一例を示す概念図である。
【図2】 本発明の感光材料振分装置の一例の概略側面
図である。
【図3】 図2に示される感光材料振分装置の概略平面
図である。
【図4】 図2に示される感光材料振分装置のリフト搬
送装置の概略平面図である。
【図5】 図2に示される感光材料振分装置のリフト搬
送装置の概略平面図である。
【図6】 図2に示される感光材料振分装置のリフト搬
送装置の概略平面図である。
【図7】 図2に示される感光材料振分装置による感光
材料の振り分けの一例を説明するための概念図である。
【図8】 図2に示される感光材料振分装置による感光
材料の振り分けの別の例を説明するための概念図であ
る。
【符号の説明】
10 (画像)記録装置 12 (感光材料)供給部 14 プリンタ 16 画像記録部 18 振分装置(感光材料振分装置) 20,22 装填部 24,26 引き出しローラ対 28,30 カッタ 32 マガジン 34 第1搬送部 36 第2搬送部 38 ループ形成部 40 露光ユニット 42 走査搬送手段 44,46,48 搬送ローラ対 50 プロセサ 70 ベルトコンベア 72 リフト搬送装置 74,76,82,84 ローラ 78,86 エンドレスベルト 80 補助ベルトコンベア 88 下部基板 90 上部基板 92 第1吸盤ユニット 94 第2吸盤ユニット 96 第1パドル 96a,98b ピン 98 第2パドル 100 駆動手段 102(102a,102b),104(104a,1
04b) 案内孔 106(106a,106b),112(112a,1
12b) 吸盤 108(108a,108b),114(114a,1
14b) 保持軸 110,116 連結部材 118 支軸 120,126,128 長孔 122 ストッパ 124,130 係合部材 132 スプリング 134 モータ 136,140 ギヤ 138 減速ギヤ 142 回動部材 142a,142b 回動ピン A 感光材料

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定長の感光材料を露光して潜像を記録
    し、露光済の感光材料を現像装置に供給する画像記録装
    置に用いられる感光材料振分装置であって、 感光材料を載置して搬送する搬送手段と、前記搬送手段
    上の所定位置に感光材料が搬送された後に、この感光材
    料を搬送手段から持ち上げ、搬送手段による搬送方向と
    直交する方向に振り分けて複数列とするリフト振分手段
    とを有することを特徴とする感光材料振分装置。
  2. 【請求項2】前記画像記録装置における感光材料の露光
    が感光材料を走査搬送手段によって搬送しつつ行う走査
    露光で、前記搬送手段が、前記走査搬送手段の搬送方向
    下流の直後に配置される請求項1に記載の感光材料振分
    装置。
  3. 【請求項3】前記搬送手段が、搬送方向下流に向かって
    下方に傾斜する請求項1または2に記載の感光材料振分
    装置。
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