JP2002162694A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002162694A
JP2002162694A JP2000357436A JP2000357436A JP2002162694A JP 2002162694 A JP2002162694 A JP 2002162694A JP 2000357436 A JP2000357436 A JP 2000357436A JP 2000357436 A JP2000357436 A JP 2000357436A JP 2002162694 A JP2002162694 A JP 2002162694A
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Japan
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photosensitive material
unit
suction
image forming
forming apparatus
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JP2000357436A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Tsuzawa
義行 津澤
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント能力の向上を図った画像形成装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 画像記録部16とプロセサ50との間に
配設された振分部18では、感光材料Aが複数列に振り
分けられ、画像記録部16とプロセサ50の処理速度差
を相殺することによって処理速度を向上させている。こ
の場合、大きなサイズの感光材料Aが供給されると、先
行する感光材料Aと干渉するおそれがある。そこで、先
行する感光材料A2が吸着ユニット92から開放されて
搬送されてから後続する感光材料A3の吸着を行ってい
る((B)→(C))。したがって、感光材料Aの干渉
を確実に回避しつつプリント能力の向上を図ることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料を露光し
て潜像を記録する画像形成装置等において、感光材料を
搬送方向と直交する横方向に振り分けて複数列とするシ
ート状感光材料の振分装置を有する画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル露光を利用する焼付装
置、すなわち、フィルムに記録された画像を光電的に読
み取って、読み取った画像をデジタル信号とした後、種
々の画像処理を施して記録用の画像データとし、この画
像データに応じて変調した記録光によって感光材料を走
査露光して画像(潜像)を記録し、現像処理を施してプ
リント(写真)として出力するデジタルフォトプリンタ
が実用化されている。
【0003】デジタルフォトプリンタでは、フィルムを
光電的に読み取り、画像(信号)処理によって階調補正
等が行われて露光条件が決定される。そのため、画像処
理による複数画像の合成や画像分割等のプリント画像の
編集や、色/濃度調整、輪郭強調等の各種の画像処理も
自由に行うことができ、用途に応じて自由に処理したプ
リントを出力できる。また、プリント画像の画像データ
をコンピュータ等に供給することができ、また、フロッ
ピー(登録商標)ディスク等の記録媒体に保存しておく
こともできる。さらに、デジタルフォトプリンタによれ
ば、従来の直接露光によるプリントに比して、分解能、
色/濃度再現性等に優れた、より画質の良好なプリント
が出力可能である。
【0004】このようなデジタルフォトプリンタは、基
本的に、スキャナ(画像読取装置)と画像処理装置とを
有する入力機、および焼付装置(画像記録装置)と現像
機とを有する出力機より構成される。スキャナでは、フ
ィルムに撮影された画像の投影光をCCDセンサ等のイ
メージセンサで光電的に読み取り、フィルムの画像デー
タ(画像データ信号)として画像処理装置に送る。画像
処理装置は、この画像データに所定の画像処理を施し、
画像記録のための出力画像データ(露光条件)として焼
付装置に送る。焼付装置は、例えば、光ビーム走査露光
を利用する装置であれば、供給された画像データに応じ
て変調した光ビームを主走査方向に偏向すると共に、主
走査方向と直交する副走査方向に感光材料を走査搬送す
ることにより、光ビームによって感光材料を走査露光し
て潜像を形成し、また、バックプリントを記録する。現
像機では、露光済の感光材料に、所定の現像処理等を施
して、フィルムに撮影された画像が再生されたプリント
とする。
【0005】ところで、フォトプリンタにおいては、一
般的に、露光よりも現像処理の方が時間がかかる。その
ため、露光(画像入力)と現像処理とを並行して連続的
に行うと、現像処理が追い付かず、徐々に、露光済の感
光材料が未現像のまま溜ってしまうので、現像を律速と
して、露光作業を停止する必要が生じる。
【0006】そこで、感光材料をカットシートとした後
に露光を行うフォトプリンタでは、現像装置に供給する
露光済の感光材料を、搬送方向と直交する方向(以下、
横方向とする)に振り分ける振分け装置を露光部と現像
部の間に配設し、搬送方向には重なる複数列として、現
像装置の処理能力の向上、例えば、2列であれば約2
倍、3列であれば約3倍の現像処理を可能にして、露光
と現像処理との速度差を相殺することが行われている。
【0007】具体的には、振分け装置では、搬送ベルト
によって露光部から現像部に搬送される感光材料を吸盤
によって吸着して搬送方向に直交する横方向に振り分け
ている。
【0008】なお、これらの振分けについては、感光材
料のサイズに応じて振分け列数などを決定して振分けを
制御するものが、例えば、特開平5−341488号公
報または特開平6−35162号公報(以下、従来例1
という)に開示されている。
【0009】また、感光材料を吸着して横方向に振り分
ける構成が、特開平11−38588号公報に(以下、
従来例2という)開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、感光材
料のサイズに応じて感光材料を振り分けている場合に、
プリント能力向上を図るために現像部側で感光材料を一
層稠密に配置しようとすると、先に振り分けられた感光
材料(先行感光材料)に後から振り分けられる感光材料
(後続感光材料)が衝突(干渉)するおそれがあった。
【0011】また、感光材料を振り分けるために吸着搬
送する場合には、感光材料を搬送ベルトから確実に離間
させるためには、感光材料のサイズに応じて吸着位置を
変更することが必要となり、制御が複雑化するおそれが
あった。
【0012】一方、デジタルフォトプリンタにおいて感
光材料排出時に行われるソート処理のために、振分け後
の先行感光材料と後続感光材料の先端差を所定値以上確
保するように制御する必要がある。
【0013】この感光材料の位置制御を簡単にするため
に、露光部から排出される感光材料の先端を基準として
所定位置を吸着すれば、振分け後の感光材料の先端差を
簡単に算出することができ、制御の簡略化が図れるよう
に考えられる。しかしながら、振分部に到達した感光材
料の先端位置は、感光材料のサイズによって異なるた
め、先端位置に基づいて吸着位置を演算したり、演算結
果に基づいて吸盤を位置決め制御する必要が生じ、コス
トアップになるという不都合があった。
【0014】そこで、本発明は、上記不都合を考慮し
て、プリント能力の向上を図った画像形成装置を提供す
ることを目的とする。また、本発明の他の目的は、振り
分け制御の簡略化を図った画像形成装置を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
露光部において露光された感光材料を現像部において現
像処理することによって感光材料に画像形成する画像形
成装置において、前記露光部から排出されたシート状の
感光材料を載置して前記現像部まで搬送する搬送ベルト
と、前記搬送ベルト上の前記感光材料を吸着し、前記搬
送ベルトの幅方向に振分けした振分け位置において当該
感光材料を開放した後、吸着位置に戻る吸着手段と、振
り分け時に前に搬送された感光材料と搬送ベルト上で重
ならないように、前に搬送された感光材料および当該感
光材料に続く感光材料の幅および長さに応じて前記露光
部から前記搬送ベルト上に供給されるシート状感光材料
の供給タイミングを制御する制御手段と、を備えること
を特徴とする。
【0016】請求項1記載の発明の作用について説明す
る。
【0017】シート状感光材料は、吸着手段によって幅
方向に振り分けられて複数列として現像部に挿入される
ため、現像部の処理速度が向上して画像処理効率が向上
する。
【0018】また、感光材料の処理速度を向上させるた
めに、現像部において複数列とされた感光材料を一層稠
密に配置することが図られている。具体的には、露光部
から振分部に供給される感光材料の供給間隔を短縮して
素早く振り分けることが考えられる。
【0019】しかしながら、例えば、振り分け部におい
て感光材料が2列に振り分けられる場合に、1枚前の感
光材料の長さが長いと、後続の感光材料を振り分ける際
に1枚前の感光材料の後端角に後続の感光材料の先端が
衝突(干渉)するおそれがあった。
【0020】そこで、本願発明では、制御手段におい
て、前に露光部に向かって搬送された感光材料およびそ
の感光材料に続く感光材料のサイズ(長さおよび幅)に
基づいてシート状の感光材料を露光部から振分部に送り
込む供給タイミングを制御している。
【0021】具体的には、制御手段が感光材料の長さが
長いと判断して露光部から搬送ベルトに対する感光材料
の供給タイミングを遅らせることによって、後続の感光
材料が搬送ベルト上の振り分け位置に到達するタイミン
グを遅らせて干渉を防止する。
【0022】したがって、振分部に対する感光材料の供
給タイミングの間隔を狭めて処理速度の向上を図った場
合でも、感光材料の干渉を確実に防止して良好に振り分
けることができる。
【0023】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、感光材料の後端が前記露光部の所定位置を
通過したことを検出する検出手段と、前記検出手段が検
出した前記感光材料の後端を基準にして当該感光材料の
所定位置を前記吸着手段が吸着することを特徴とする。
【0024】請求項2記載の作用について説明する。
【0025】制御手段は、振分部において振り分けられ
た感光材料がどの程度の間隔で現像部に進入したかを正
確に把握する必要がある。このためには、感光材料の先
端を基準にして制御する方法と、感光材料の後端を基準
にして制御する方法が考えられる。感光材料の先端側の
所定位置を吸着して振り分けるためには、感光材料が露
光部から搬送ベルト上に完全に到達した後に行うが、感
光材料のサイズによって先端到達位置が異なるため、そ
のたびに吸着位置を求め、当該吸着位置に吸着手段を位
置決め制御する必要が生ずる。
【0026】これに対して、感光材料が露光部から完全
に排出された後の後端到達位置は、感光材料のサイズに
拘わらず一定である。したがって、感光材料の後端を基
準にした場合には、感光材料の吸着位置を求める制御が
簡略化されると共に吸着手段も固定することができ構成
が簡略化される。
【0027】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、吸着手段は、搬送ベルト上の同一
位置で感光材料を吸着することを特徴とする。
【0028】請求項3記載の発明の作用について説明す
る。
【0029】吸着手段が搬送ベルト上の同一位置で感光
材料を吸着することにより、感光材料のサイズに応じて
吸着手段を移動させる、あるいは吸着手段を多数備える
必要がなくなり、構造および制御が簡略化される。
【0030】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項記載の発明において、吸着手段は、感光材料
の後端側のみを吸着することを特徴とする。
【0031】請求項4記載の発明の作用について説明す
る。
【0032】感光材料を完全に搬送ベルトから離間させ
ることなく、所定位置のみを吸着して搬送することによ
って、吸着手段の構成(例えば吸盤の個数)を簡略化す
ることができる。なお、感光材料の後端側を吸着してい
るため、当該感光材料の振分け時に吸着されている感光
材料の後端側の下部に次の感光材料の先端が進入可能と
なり、現像部において感光材料を一層稠密に配置でき、
感光材料の処理速度が一層向上する。
【0033】請求項5記載の本発明は、請求項1〜4の
いずれか1項記載の発明において、前記搬送ベルトにお
ける感光材料の搬送速度は、現像部における感光材料の
搬送速度よりも高いことを特徴とする。
【0034】請求項5記載の発明の作用について説明す
る。
【0035】吸着手段によって振り分けられた感光材料
は、吸着手段から開放された後、現像部に進入するま
で、搬送ベルトによって現像部における搬送速度よりも
高い速度で搬送されるため、現像部に進入した感光材料
との間隔を詰めることができる。すなわち、現像部にお
ける感光材料の配置を一層稠密にすることができ、感光
材料の処理速度を向上させることができる。
【0036】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれか1項記載の発明において、前記搬送ベルトは、そ
れぞれ独立駆動制御可能な複数のベルトから構成される
ことを特徴とする。
【0037】請求項6記載の発明の作用について説明す
る。
【0038】搬送ベルト上で複数列に振り分けられた感
光材料は、それぞれ個別に駆動制御されるベルト上に載
置搬送されるため、各ベルトの速度調整によって同時に
現像部に進入させることが可能である。具体的には、現
像部の端部に設けられたニップローラに先端が同時にニ
ップされることにより、均等にニップ圧がかかり、先端
しみ込み等を防止することができる。
【0039】請求項7記載の発明は、露光部において露
光された感光材料を現像部において現像処理することに
よって感光材料に画像形成する画像形成装置において、
前記露光部から排出されたシート状の感光材料を最下層
に積層するスタッカと、最先に積層された感光材料を吸
着し、前記感光材料の幅方向に振分け前記現像部に進入
させて当該感光材料を開放した後、吸着位置に戻る吸着
手段と、を備えることを特徴とする。
【0040】請求項7記載の発明の作用について説明す
る。
【0041】露光部により潜像が形成された感光材料を
スタッカに積層すると共に、最先にスタッカに積層され
た感光材料から吸着手段によって吸着して幅方向に振り
分けしつつ現像部に搬送することによって、感光材料の
振り分けを使用スペースを減少させながら振り分けを達
成することができる。
【0042】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]本発明の第1実施
形態に係る画像形成装置について、添付の図面を参照し
て説明する。先ず、画像形成装置について全体説明を行
ない、後で、要部である振分部について詳細に説明す
る。
【0043】(画像形成装置の全体構成)画像形成装置
10は、図1に示すように、前述のデジタルフォトプリ
ンタの焼付装置として用いられる装置であって、長尺な
感光材料を作成するプリントに応じた所定長に切断して
カットシートとした後に、バックプリントの記録(裏印
字)およびデジタルの走査露光を行い、露光済の感光材
料Aを本発明の振分装置によって必要に応じて複数列に
振り分けて、プロセサ(現像装置)50に供給する装置
である。
【0044】このような画像形成装置10は、感光材料
供給部12と、バックプリントを記録するプリンタ14
と、記録(露光)位置Xにおいて感光材料Aを露光する
画像記録部16と、露光済の感光材料Aを複数列に振り
分ける振分部18とを有して構成される。なお、画像形
成装置10においては、図示した部材以外にも、搬送ロ
ーラ等の感光材料Aの搬送手段や搬送ガイド、センサ等
の各種の部材が、必要に応じて配置されている。
【0045】画像形成装置10において、感光材料供給
部12(以下、供給部12とする)は、装填部20、2
2と、引き出しローラ対24、26と、カッタ28、3
0とを有して構成される。
【0046】装填部20、22は、記録面を外側にして
ロール状に巻回された長尺な感光材料Aを遮光性の筐体
に収納してなるマガジン32を備える。両装填部20、
22に装填されるマガジン32には、通常、サイズ
(幅)、面種(シルクやマット等)、仕様(厚さやベー
スの種類等)等、互いに種類の異なる感光材料Aが収納
される。なお、画像形成装置10のサイズや構成等に応
じて、装填可能なマガジン32の数は1個であっても3
個以上であってもよい。
【0047】引き出しローラ対24および26は、装填
部20、22に装填されたマガジン32に収納される感
光材料Aを引き出して搬送する。この搬送は、対応する
カッタ28、30より下流に搬送された感光材料Aが作
成するプリントに応じた長さになった時点で停止し、次
いで、カッタ28、30が作動して、感光材料Aを切断
して所定長のカットシートとする。なお、カッタは、複
数の装填部で1つのものを共用してもよい。
【0048】なお、後で詳細に説明するが、振分部18
において先行する感光材料Aと後続する感光材料Aが干
渉しないように、制御部146が引き出しローラ24、
26による感光材料Aの引き出しタイミング(間隔)を
制御している。
【0049】装填部22のマガジン32から引き出さ
れ、カッタ30によって所定長に切断された感光材料A
は、多数の搬送ローラ対で構成される第1搬送部34お
よび第2搬送部36によって、他方、装填部20のマガ
ジン32から引き出され、カッタ28によって切断され
た感光材料Aは第2搬送部36によって、共に、上方に
搬送された後に右方向に搬送されて、記録面を上にして
画像記録部16(走査搬送手段42)に搬送される。
【0050】第2搬送部36の途中には、プリンタ14
が配置される。プリンタ14は、感光材料Aの非記録面
(非乳剤面=裏面)に、写真の撮影日、プリント焼付
日、コマ番号、フィルムID番号(符号)、撮影に使用
したカメラのID番号、フォトプリンタのID番号等の
各種の情報、いわゆるバックプリントを記録(裏印字)
するものである。したがって、感光材料Aは、第2搬送
部36によって搬送されつつプリンタ14によってバッ
クプリントを記録される。バックプリントを記録するプ
リンタ14としては、インクジェットプリンタ、ドット
インパクトプリンタ、熱転写プリンタ等、公知のフォト
プリンタに用いられるバックプリントのプリンタが例示
される。また、プリンタ14は、いわゆるAPS(Advan
ced PhotoSystem) に対応して、2行以上の印字を可能
に構成するのが好ましい。
【0051】また、第2搬送部36のプリンタ14下流
の搬送ローラ対36Aおよび搬送ローラ対36Bの間
は、ループ形成部38となっている。すなわち、第2搬
送部36における感光材料Aの搬送速度は、ループ形成
部38の下流の搬送ローラ対36B以降は画像記録部1
6(走査搬送手段42)における走査搬送速度と同速度
で、ループ形成部38の上流の搬送ローラ対36A以前
はそれより高速に設定されており、第2搬送部36を搬
送される感光材料Aは、ループ形成部38において、上
下流の搬送速度差によって、図中点線で示すように、そ
のサイズに応じたループを形成する。画像形成装置10
においては、これにより、短いパス長でプリンタ14と
画像記録部16とを分離し、露光時における感光材料A
の高精度な走査搬送を実現している。
【0052】画像記録部16は、露光ユニット40と走
査搬送手段42とで構成され、走査搬送手段42によっ
て感光材料Aを所定の記録位置Pに保持して矢印Y方向
に走査搬送しつつ、画像データ(記録画像)に応じて変
調し、走査搬送方向と直交する主走査方向(図1および
図2において紙面と垂直方向、図3の矢印X方向)に偏
向した記録光Lを露光ユニット40から射出して、記録
位置Pに入射することにより、感光材料Aを2次元的に
走査露光して潜像を記録する。なお、図示例の画像記録
部16においては、感光材料Aの主走査方向の中心が所
定位置となるようにサイドレジスト(エッジ位置規制)
を行い、センターを基準として露光が行われる。
【0053】露光ユニット40は、例えば、レーザビー
ム等の光ビームを記録光Lとして用いる公知の光ビーム
走査装置であって、感光材料Aの赤(R)露光、緑
(G)露光および青(B)露光のそれぞれに対応する光
ビームを射出する光源、前記光源から射出された光ビー
ムをデジタルの画像データに応じて変調するAOM(音
響光学変調器)等の変調手段、変調された光ビームを主
走査方向に偏向するポリゴンミラー等の光偏向器、主走
査方向に偏向された光ビームを記録位置P上の所定位置
に所定のビーム径で結像させるfθ(走査)レンズ光路
調整用のミラー等を有して構成される。
【0054】PDP(プラズマディスプレイ)アレイ、
ELD(エレクトロルミネセントディスプレイ)アレ
イ、LED(発光ダイオード)アレイ、LCD(液晶デ
ィスプレイ)アレイ、DMD(デジタルマイクロミラー
デバイス)アレイ、レーザアレイ等の、走査搬送方向と
直交する方向に延在する各種の発光アレイや空間変調素
子アレイ等を用いるデジタルの露光手段でもよい。
【0055】一方、走査搬送手段42は、記録位置P
(走査線)を挟んで配置される一対の搬送ローラ対4
4、46と、感光材料Aをより正確に記録位置Pに保持
するための露光ガイド52(図2参照)とから構成さ
れ、感光材料Aを記録位置Pに保持しつつ、主走査方向
と直交する副走査方向に感光材料Aを走査搬送する。こ
こで、記録光Lである光ビームは主走査方向に偏向され
ているので、感光材料Aは、画像データに応じて変調さ
れている記録光Lによって2次元的に走査露光され、潜
像が記録される。なお、走査搬送手段としては、感光材
料Aを記録位置Pに保持しつつ搬送する露光ドラムと、
記録位置Pを挟んで露光ドラムに当接する2本のニップ
ローラとを用いる走査搬送手段等でも良い。
【0056】画像記録部16の下流には、振分部18が
配置されている。振分部18は、画像記録部16の走査
搬送手段42から排出された感光材料Aを受け取って走
査搬送方向(矢印Y方向)と同方向に搬送すると共に、
必要に応じて、感光材料Aを搬送方向と直交する方向
(すなわち主走査方向(矢印X方向)に対応、以下、横
方向とする)に振り分けて複数列として、ガイドベルト
49を介してプロセサ50に感光材料Aを供給(プロセ
サエントリー)する搬送ローラ対48に搬送するもので
ある。露光と現像処理とでは、一般的に現像処理の方が
時間がかかるが、画像形成装置10においては、振分部
18において感光材料Aを横方向に振り分けて、プロセ
サ50で処理される感光材料Aを、搬送方向には重なる
(以下、オーバーラップという)複数列にすることによ
り、プロセサ50の処理能力を2列であれば約2倍、3
列であれば約3倍として、露光と現像処理との速度差を
相殺する。
【0057】振分部18は、図2に示すように、基本的
に、感光材料Aの搬送手段であるベルトコンベア70
と、振分装置72とを有して構成される。画像記録部1
6で露光された感光材料Aは、ベルトコンベア70に排
出・載置されて搬送され、所定位置まで搬送されると、
振分装置72によって持ち上げられ、下流側斜め横方向
に搬送されて振り分けられ、再度ベルトコンベア70に
載置され、そのまま搬送されて搬送ローラ対48に供給
される。このような振分部18のベルトコンベア70と
振分装置72は、センター基準で露光を行う画像記録部
16(走査搬送手段42)の直下流に、横(主走査)方
向の中心(以下、単に中心とする)を一致して配置され
る。
【0058】振分装置72は、図2〜図6に示すよう
に、基本的に、下部基板88、上部基板90(図3〜図
6では省略)、中心線(後述する補助ベルトコンベア8
0)を挟んで配置される搬送方向(矢印Y方向)に向か
って右側(以下、右側とする)の第1吸盤ユニット92
ならびに左側の第2吸盤ユニット94、第1吸盤ユニッ
ト92に係合する第1パドル96、第2吸盤ユニット9
4に係合する第2パドル98、および両パドルを回動さ
せる駆動手段100(図3〜図6では省略)を有して構
成される。振分部18の振分装置72は、各吸盤ユニッ
ト92、94で感光材料Aを吸着保持して持ち上げ、右
側の第1吸盤ユニット92を下流側右斜め外方向に移動
させることにより、また、左側の第2吸盤ユニット94
を下流側左斜め外方向に移動させることにより、感光材
料Aを横方向に搬送して感光材料Aを2列あるいは3列
の複数列に振り分ける。
【0059】下部基板88および上部基板90は、第1
吸盤ユニット92ならびに第2吸盤ユニット94の移動
基板となるものであり、基本的に同様の平面形状を有す
る板材で、スペーサやステー等を用いた公知の手段で所
定の間隔を開けて互いに平行に保持・固定されている。
下部基板88および上部基板90には、図3〜図6に示
すように、右側の第1吸盤ユニット92を案内する長尺
な案内孔102A、102B、および左側の第2吸盤ユ
ニット94を案内する長尺な案内孔104A、104B
が、振分装置72による感光材料Aの振分け方向すなわ
ち各吸盤ユニットの移動方向に延在して形成される。後
述するが、両吸盤ユニット92、94は、ベルトコンベ
ア70による搬送方向に配列された2つの吸盤を有する
ものであり、各案内孔は、個々の吸盤に対応する。した
がって、案内孔102A、102B、および案内孔10
4Aと104Bは、共に、横方向の位置を一致してベル
トコンベア70による搬送方向に離間して互いに平行に
形成される。また、図示例においては、案内孔102と
案内孔104は、中心線に対して互いに対称に形成され
る。
【0060】なお、吸盤ユニット92、94の移動案内
手段は、図示例のような長孔に限定されず、例えば、ガ
イドレールやパイプ等を用いて吸盤ユニットを案内して
もよい。また、下部基板88および上部基板90には、
これ以外にも、駆動手段100の各部材等を支持するた
めの孔部や部材等を有する。
【0061】感光材料Aを右斜め下流に搬送して振り分
ける第1吸盤ユニット92は、吸盤106A、106
B、保持軸108A、108B、および連結部材110
を有して構成される。他方、感光材料Aを左斜め下流に
搬送して振り分ける第2吸盤ユニット94は、吸盤11
2A、112B、保持軸114A、114B、および連
結部材116を有して構成される。前述のように、振分
装置72は、各吸盤ユニット92、94で感光材料Aを
吸着保持し、感光材料Aを左右に搬送して複数列とす
る。したがって、中心線上に配置される後述する補助ベ
ルトコンベア80の幅、および案内孔102および案内
孔104の上流側の横方向の位置は、振り分けを行う最
小サイズの感光材料Aを各吸盤ユニットの吸盤が吸着可
能なように設定される。
【0062】すなわち、図9に示すように、全ての種類
(サイズ)の感光材料A(A1〜A4)を吸着可能なよ
うに、後述する吸盤106A、106B、112A、1
12Bが後端側センター寄りで吸着するように構成され
ている。すなわち、いずれのサイズの感光材料Aに対し
ても後端から一定距離(後端基準)の所定位置を吸着す
るように構成されている。
【0063】また、露光はセンター基準で行われ、両吸
盤ユニットは補助ベルトコンベア80を挟んで配置され
るので、第1吸盤ユニット92は感光材料Aの右側を、
第2吸盤ユニット94は同左側を、それぞれ吸着保持す
る結果となる。両吸盤ユニットは、配置位置が異なる以
外は、基本的に同じ構成を有するので、以下の説明は、
第1吸盤ユニット92を代表例として行う。
【0064】保持軸108Aは下部基板88および上部
基板90の案内孔102Aに、他方の保持軸108Bは
案内孔102Bに、それぞれ、公知の方法で、案内孔1
02A、102Bの延在方向に移動自在に保持される。
すなわち、吸盤ユニット92は、案内孔102A、10
2Bに案内されて感光材料Aの搬送方向に移動する。保
持軸108Aの下端部分には吸盤106Aが、保持軸1
08Bの下端部分には吸盤106Bが、それぞれ昇降自
在に保持される。また、保持軸108A、108Bの上
端には、各吸盤106A、106Bで感光材料Aを吸着
保持するための、真空ポンプ等に接続される吸引ホース
(図示省略)が接続されている。さらに、吸盤106
A、106Bは、連結部材110で連結されて、ベルト
コンベア70による搬送方向に配列された状態で互いに
固定され、第1吸盤ユニット92が構成される。
【0065】このような第1吸盤ユニット92には、感
光材料Aを吸着して持ち上げるための、吸盤106A、
106Bの昇降手段が配置されている。吸盤106の昇
降手段には特に限定はなく、例えば、スプリング等を用
いて両吸盤106を上方に付勢して保持軸108に保持
しておき、連結部材110を中央部が下方に凹となる形
状として、その上に下部基板88の下面を押すエアシリ
ンダ等を配置して、このシリンダによる下部基板88下
面の押圧/不押圧によって吸盤106を昇降する手段が
例示される。なお、吸盤の昇降手段はこれに限定はされ
ず、例えば、吸盤を支軸に固定して支軸を昇降する方
法、下部基板88もしくは下部基板88と上部基板90
の両者を昇降する方法、ベルトコンベア70(および補
助ベルトコンベア80)を昇降させる方法、吸盤(吸盤
ユニット)から離れた位置に支点を設けて揺動や回動に
よって昇降させる方法等が例示される。さらに、昇降駆
動源はシリンダ以外にも、カムやリンク機構を利用して
行ってもよい。
【0066】下部基板88の上面には、図3に示すよう
に、第1パドル96および第2パドル98が配置され
る。両パドル96、98は、共に、支軸118に互いに
独立して回動自在に軸支され、かつ後述するスプリング
132により互いに近接する方向に付勢されている板材
である。なお、支軸118の中心Zは、中心線上(すな
わち搬送の中心線上)に位置している。第1パドル96
の第2パドル98と逆側端部近傍には長孔120が形成
される。この長孔120に、保持軸108Bが挿通して
長手方向に移動自在に係合することにより、右側の第1
吸盤ユニット92と第1パドル96とが係合される。こ
の第1パドル96上面の第2パドル98側の端部近傍に
は棒状のストッパ122が、その外側には係合部材12
4が、それぞれ固定される。さらに、支軸118近傍で
第2パドル98と重ならない位置には、棒状のピン96
Aが第1パドル96と垂直に固定される。
【0067】他方、第2パドル98の第1パドル96と
逆側の端部近傍には長孔126が形成される。この長孔
126に、保持軸114Bが挿通して長手方向に移動自
在に係合することにより、左側の第2吸盤ユニット94
と第2パドル98とが係合される。また、第2パドル9
8の第1パドル96側の端部近傍には、長孔128が形
成され、第1パドル96のストッパ122および係合部
材124が長手方向に移動自在に挿入される。さらに、
支軸118近傍で第1パドル96のピン96Aと支軸1
18を挟んで対向する位置には、棒状のピン98Bが第
2パドル98と垂直に固定される。
【0068】さらに、第2パドル98の第1パドル96
と逆側の端部近傍には、係合部材130が固定され、第
1パドル96の係合部材124との間で、両パドルを近
接する方向に付勢するスプリング132が巻きかけられ
ている。したがって、駆動手段100が第1パドル96
を反時計方向に回動することにより、スプリング132
を介して引っ張られて第2パドル98も同方向に回動
し、駆動手段100が第2パドル98を時計方向に回動
することにより、スプリング132を介して引っ張られ
て第1パドル96も同方向に回動する。
【0069】駆動手段100は、図2に示すように、駆
動源である双方向回転が可能なモータ134、モータ1
34の回転軸に固定されるギヤ136、ギヤ136に噛
合する減速ギヤ138、減速ギヤ138に噛合し支軸1
18に軸支されるギヤ140、およびギヤ140に固定
され支軸118に回転自在に軸支される円筒状の回動部
材142を有して構成される。上部基板90や下部基板
88には、これらを配置するための貫通孔や支軸が設け
られている。なお、モータ134のギヤ136から減速
ギヤ138への回転伝達は、噛合ではなくタイミングベ
ルトを用いて行ってもよい。
【0070】回動部材142の側面には、各パドルのピ
ン96Aおよびピン98Bに係合する高さで、径方向に
突出した回動ピン142A、142Bが設けられる。し
たがって、モータ134を駆動して回動部材142を反
時計方向に回転することにより、回動ピン142Aが第
1パドル96のピン96Aを押動して第1パドル96を
反時計方向に回動させ、これに係合する第1吸盤ユニッ
ト92を案内孔102A、102Bに沿って移動させる
ことができる。また、回動部材142を時計方向に回転
することによって、回動ピン142Bが第2パドル98
のピン98Bを押動して第2パドル98を時計方向に回
動させ、これに係合する第2吸盤ユニット94を案内孔
104A、104Bに沿って移動させることができる。
また、スプリング132の作用により、回動部材142
によって回動力を与えられないパドルも同方向に回動す
る。
【0071】以下、図3〜図6を参照して、第1吸盤ユ
ニット92および第2吸盤ユニット94の移動について
説明する。図3は、後述する感光材料Aを3列に振り分
ける際の一状態を示し、第1吸盤ユニット92が感光材
料Aを搬送した位置、第2吸盤ユニット94がベルトコ
ンベア70上の感光材料Aを吸着保持する位置(以下、
この位置をホームポジションとする)にある。この状態
からモータ134が回転して回動部材142を時計方向
に回転すると、スプリング132の圧縮方向への弾性作
用によってピン96Aが追従して時計方向に回動する。
すなわち、第1パドル96が時計方向に回動して、第1
パドル96の長孔120に係合する第1吸盤ユニット9
2(吸盤106A、106B)が案内孔102に案内さ
れて左上流方向に移動する(図4参照)。
【0072】この状態で回動ピン142Bと第2パドル
98のピン98Bとが係合し、さらに回動部材142が
時計方向に回転することにより、回動ピン142Bがピ
ン98Bを押動して、第2パドル98を時計方向に回動
させる。これにより、第2パドル98の長孔126に係
合する第2吸盤ユニット94(吸盤112A、112
B)が案内孔104A、104Bに案内されて左下流方
向に移動する(図5参照)。ここで、スプリング132
の圧縮によって弾性作用による回動力が第1パドル96
に伝達されなくなるが、第1パドル96はスプリング1
32を介して第2パドル98に引っ張られて時計方向に
回動し、第1吸盤ユニット92が案内孔102に案内さ
れて左上流方向に移動してホームポジションに至る(図
5参照)。
【0073】さらに、モータ134の駆動によって回動
部材142を時計方向に回転させて回動ピン142Bに
よってピン98Bを押圧して第2パドル98を回動させ
ると、スプリング132の弾性力に抗して、第2吸盤ユ
ニット94が案内孔104の最下流側に移動する(図6
参照)。この時点でモータ134が停止して、回動部材
142の回動が停止する。なお、モータ134の制御
は、パルス制御等の公知の方法によって行えばよい。こ
こで、ホームポジションに位置する第1吸盤ユニット9
2は案内孔102に係止されて、これ以上移動せず、第
2パドル98の回動に応じてスプリング132が伸張す
る。
【0074】また、図6に示す状態から、駆動手段10
0のモータ134を逆転することにより、回動部材14
2が反時計方向に回転し、これにより前述の動作とは逆
に、図6→図5→図4→図3の順で、各パドル96、9
8が反時計方向に回動して各吸盤ユニット92、94を
右方向に移動させる。すなわち、回動部材142の反時
計方向の回転により、図5に示すように第2パドル98
がスプリング132等の作用によって反時計方向に回動
して第2吸盤ユニット94が右上流方向に移動し、ま
た、回動ピン142Aとピン96Aとが係合する。さら
に回動部材142が回転すると図4に示すように、第1
パドル96が回動されて第1吸盤ユニット92が右下流
方向に移動し、第2パドル98がスプリング132を介
して引かれてホームポジションに至る。さらに回動部材
142が回転すると、図3に示すように、第1パドル9
6の回動によって第1吸盤ユニット92が最下流側に移
動し、モータ134が停止する。なお、ホームポジショ
ンに至った第2吸盤ユニット94は、案内孔104に係
止されて、これ以上移動しない。
【0075】なお、振分装置72においては、全ての振
り分けを第1吸盤ユニット92および第2吸盤ユニット
94を図3および図6に示す最下流位置まで移動して行
うのに限定はされない。例えば、3列に振り分けを行う
場合には、両吸盤ユニット92、94を図3および図6
に示す最下流位置まで移動し、2列に振り分ける際に
は、両吸盤ユニット92、94の移動を図4および図5
に示す位置、すなわち、感光材料Aを保持しない吸盤ユ
ニットがホームポジションに戻る時点までとしてもよ
い。これにより、より迅速な振り分けが可能になる。な
お、吸盤ユニットの移動量の制御や調整は、モータの駆
動制御によって行えばよい。
【0076】すなわち、後の作用の説明で一層明らかに
なるが、この振分装置72によれば、2つの吸盤ユニッ
ト(リフトユニット)を交互に使用して、一方の吸盤ユ
ニットによる感光材料Aを搬送と同期して、他方の吸盤
ユニットをホームポジションに移動して、次の感光材料
Aの吸着保持の準備を整えることができ、かつ、ホーム
ポジションで吸着保持した感光材料Aを持ち上げること
により、次の感光材料Aの搬入を妨害することもない上
に、感光材料Aを持ち上げて搬送するので、搬送すなわ
ち振り分けをベルトコンベア70等から独立して高速で
行うことができる。したがって、本発明の振分装置によ
れば、前述のように、2秒に1枚等の高速でのプリント
作成(露光)にも十分に対応して、迅速かつ確実な振り
分けを、短いパス長で行うことができる。しかも、本発
明の振分装置は、このような2つの吸盤ユニットの移動
すなわち感光材料Aの振り分けを、1個のモータで、吸
盤ユニットを案内する案内板および2枚のパドルを用い
た簡易な構成で達成しており、しかも、モータの制御等
によって振り分け幅も容易に変更することが可能であ
る。
【0077】ベルトコンベア70は、図2に示すよう
に、2つのローラ74、76と、両ローラ74、76に
巻きかけられるエンドレスベルト78と、図示しない駆
動源とを有して構成される公知のベルトコンベアであ
る。ベルトコンベア70は、露光を終了した感光材料A
を受け取って載置搬送し、振分装置72によって搬送
(振り分け)された感光材料Aを受け取り、載置搬送し
てプロセサエントリを行う搬送ローラ対48に供給す
る。搬送ローラ対48は、感光材料Aをニップしてプロ
セサ50に進入させるものであって、プロセサ50と同
速度で感光材料Aを搬送する。
【0078】画像形成装置10においては、走査搬送手
段42(搬送ローラ対46)と搬送ローラ対48との間
隔は、画像形成装置10が対象とする搬送方向の最大サ
イズのプリントに応じて、それよりも長く取る必要があ
るので、ベルトコンベア70は、それに応じて両者との
間での感光材料Aのやり取りを安定して行えるように、
位置および搬送長が設定される。一方、走査搬送手段4
2と搬送ローラ対48との間隔があまり長いと、パス長
の延長による装置コストやサイズの増大につながるの
で、両者の間隔は、それを加味して決定している。ま
た、ベルトコンベア70の横方向のサイズ(幅)は、プ
リントの幅方向の最大サイズや感光材料の振り分け列数
等に応じて、感光材料Aを安定かつ確実に搬送できる幅
とすればよい。
【0079】本実施形態の振分部18においては、好ま
しい態様として、ベルトコンベア70は下流に向かって
下るように傾斜を有している。このような構成とするこ
とにより、感光材料Aが通常有するカール(巻き癖)に
起因する引っ掛かりや感光材料Aの座屈等を防止して、
走査搬送手段42からの感光材料Aの受け入れ、および
プロセサ50への感光材料Aの供給をより円滑かつ安定
して行うことが可能になる。なお、この角度には特に限
定はないが、あまり角度が大きいとベルトコンベア70
に載置された感光材料Aが滑り落ちてしまうので、5°
〜30°程度とするのが好ましい。
【0080】ベルトコンベア70の搬送速度は、プロセ
サ50(搬送ローラ対48)の搬送速度より高く設定さ
れている。これによって搬送ローラ対48にニップされ
たことによってプロセサ50の搬送速度で搬送される感
光材料に後続する感光材料がベルトコンベア70の搬送
によってその差を縮める(感光材料A同士のオーバーラ
ップ量を増加させる)ことができ、プロセサ50の搬送
路内に感光材料Aをより稠密に配置することができる。
【0081】また、ベルトコンベア70の搬送速度は、
画像記録部16の走査搬送速度よりも若干高速であるの
が好ましい。これにより、感光材料Aがベルトコンベア
70に載置(接触)された際の走査搬送に与える影響
を、より確実に排除することができる。具体的には、走
査搬送速度のバラツキやベルトコンベア70による搬送
の安定性等を考慮して、走査搬送速度の2%〜10%増
し程度が好ましい。
【0082】本実施形態の振分部18においては、前述
のように、ベルトコンベア70上方の中心線上には、細
い補助ベルトコンベア80が配置される。補助ベルトコ
ンベア80は、ローラ82、84と、両ローラに巻きか
けられるエンドレスベルト86とから構成されるもので
あり、ベルトコンベア70と同速度で駆動する。この補
助ベルトコンベア80は、ベルトコンベア70と共に感
光材料Aを挟持搬送するものではなく、ベルトコンベア
70に対して若干の間隔を開けて配置されている。すな
わち、補助ベルトコンベア80は、感光材料Aのカール
を押さえ、ベルトコンベア70による搬送および振分装
置72による感光材料Aの吸着保持を補助すると共に、
感光材料Aのプロセサエントリーの安定性向上を図るも
のである。なお、ベルトコンベア70と補助ベルトコン
ベア80との間隔には特に限定はないが、両者の間隔が
あまり狭いと露光中の感光材料Aの走査搬送に影響を与
えると共に、感光材料Aの斜行を招き、逆に広すぎると
補助ベルトコンベア80を配置する意味がなくなると共
に、プロセサエントリーの安定性向上の効果も得られな
くなってしまうので、両者の間隔は、4mm〜20mm程度
とするのが好ましい。
【0083】また、感光材料Aを2列あるいは3列に振
り分けた場合に、振分け後の感光材料Aのカールを抑制
すると共に、プロセサエントリーの安定性を確保するた
めに、補助ベルトコンベア80と平行に一対の補助ベル
トコンベア81A、81Bが設けられている(図3参
照)。補助ベルトコンベア81A、81Bは、ローラ8
5およびローラ84に巻きかけられたエンドレスベルト
87A、87Bである。
【0084】ベルトコンベア70は、感光材料Aを載置
して搬送する。他方、走査搬送手段42やプロセサ50
に感光材料Aを供給する搬送ローラ対48(あるいはプ
ロセサ50内の搬送手段)は、感光材料Aを挟持搬送す
るのが通常である。したがって、露光中の感光材料Aが
走査搬送手段42から排出されて一部がベルトコンベア
70に載置されても、感光材料Aの搬送速度は走査搬送
手段42に支配されており、ベルトコンベア70の搬送
速度と走査搬送速度とが異なっていても、露光中の感光
材料Aの走査搬送速度に影響を与えることはないので、
走査搬送手段42の直後に振分部18を配置することが
できる。他方、感光材料Aが走査搬送手段42から開放
されると、ベルトコンベア70は、その搬送速度で感光
材料Aを搬送して搬送ローラ対48に供給する。ここ
で、プロセサエントリーを行う搬送ローラ対48の搬送
速度は、プロセサ50における搬送速度と同速であり、
ベルトコンベア70等の画像形成装置10内での搬送速
度よりも低速であるが、ベルトコンベア70による搬送
であれば、感光材料Aが搬送ローラ対48に挟持された
時点で、搬送速度は搬送ローラ対48に支配されるの
で、露光済の感光材料Aを円滑かつ安全にプロセサ50
に供給することができる。
【0085】すなわち、振分部18は、振分装置72
と、感光材料Aを載置して搬送するベルトコンベア70
とを組み合わせ、ベルトコンベア70上で振分装置72
によって振り分けを行うことにより、直線的でパス長の
短い搬送経路の小型かつ簡易な構成の低コストな装置
で、走査搬送およびプロセサ50での感光材料Aの搬送
に影響を与えることなく、円滑かつ安定して画像記録部
16からプロセサ50まで感光材料Aを搬送し、さら
に、その間で、高速のプリント作成にも対応して、迅速
かつ確実に複数列に感光材料Aを振り分けることを実現
している。
【0086】また、画像形成装置10には、図10に示
すように、制御部146が備えられており、複数配置さ
れたセンサからの出力信号に基づいてマガジン32から
の感光材料Aの引き出し(供給)タイミングや後述する
振り分け制約等に基づいて感光材料Aの振分を行なう。
【0087】ここで、図10および図11を参照してセ
ンサの配置について説明する。図10は、画像記録部1
6および振分部18に対するセンサの配置を説明する平
面模式図であり、図11は側面模式図である。
【0088】画像形成装置10には、図10および図1
1に示すように、画像記録部16において搬送ローラ対
44よりも露光位置側において感光材料Aの後端を検出
する第1センサ150と、振分部18の搬送方向下流端
部、すなわち、感光材料Aの後端が通過することにより
感光材料Aが搬送ローラ対48に挟持されてプロセサ速
度で搬送されていることを確認するための第2センサ1
51A〜151Cが配置されている。第2センサ151
A〜151Cは、図11に示すように、2列あるいは3
列に感光材料Aが振り分けられた場合にも、それぞれの
感光材料Aが確実に検出できるように横方向の3位置に
配置されている。また、第2センサ151A〜151C
は、感光材料Aのサイズに拘わらず感光材料Aが搬送ロ
ーラ対48にニップされていることを確実に検出するた
めに、搬送ローラ対48の位置から最小サイズの感光材
料Aの長さよりも近い位置に配置されている。
【0089】(全体構成の作用)このような全体構成と
された画像形成装置10の作用について先ず、説明す
る。
【0090】このような振分装置72を用いる振分部1
8は、両吸盤ユニットによる感光材料Aの横方向への搬
送、あるいはこれに、感光材料Aの横方向への搬送を行
わない素通しを組み合わせ、感光材料Aを2列あるいは
3列に振り分ける。以下、図7および図8を参照して、
振分部18に対する感光材料Aの供給タイミングを一定
とした場合の一具体例について説明する。
【0091】図7および図8において、矢印で示す領域
が、振分部18と、振分部18の上流の画像記録部16
(走査搬送手段42)と、振分部18の下流のプロセサ
エントリーを行う搬送ローラ対48とを示す。また、図
に示す縦線は、振分部18の上下流における搬送速度を
模式的に示すものである。具体的には、一例として、振
分部18の上流側は走査搬送速度である80mm/sec に
対応して各線の間隔は80mmを示し、振分部18の下流
側は搬送ローラ対48(プロセサ50)の搬送速度であ
る28.3mm/sec に対応して各線の間隔は28.3mm
を示す。すなわち、感光材料Aは、1秒で縦線の間隔だ
け搬送される。なお、この例では、振分部18のベルト
コンベア70の搬送速度は84mm/sec で、(搬送)長
さは、いわゆるワイド4つ切(254mm×381mm)に
対応して15インチである。すなわち、画像形成装置1
0が対応する最大サイズがワイド4つ切である。
【0092】さらに、図7、図8においては、第1吸盤
ユニット92および第2吸盤ユニット94は中心に一点
鎖線が示された長方形で、感光材料Aは白抜きの長方形
で示し、感光材料Aを吸着保持している吸盤ユニットは
斜線を付加してある。なお、図7および図8において
は、第1吸盤ユニット92および第2吸盤ユニット94
のホームポジションを同じ位置に書いているが、実際に
は、両吸盤ユニットは、中心線を挟んで配置されるもの
であり、そのホームポジションは中心線に対して対称の
位置にあるのは前述のとおりである。
【0093】図7は、振分部18によって感光材料Aを
3列に振り分ける作用を模式的に示した図であり、図示
例の画像形成装置10においては、一例として、Lサイ
ズのプリントを連続的に作成する際には、約2秒に1枚
の割合で露光を行いすなわち感光材料Aが露光点を通過
し、感光材料Aを3列に振り分けてプロセサ50に供給
する。
【0094】図7の例では、最初は第1吸盤ユニット9
2がホームポジションに位置し、第2吸盤ユニット94
が左下流側に移動した状態となっている(図6参照)。
aに示すように、最初の感光材料Aが吸盤ユニットのホ
ームポジションに対応する位置に搬送される(以下、
「ホームポジションに搬送される」とする)と、振分部
18のベルトコンベア70が停止して、bに示すよう
に、昇降手段が作用して第1吸盤ユニット92(吸盤1
06A、106B)が降下してこの感光材料Aを吸着し
て保持し、次いで、昇降手段が作用して第1吸盤ユニッ
ト92が上昇し、感光材料Aを持ち上げる。なお、ベル
トコンベア70が停止しても、画像記録部16における
露光すなわち走査搬送手段42による走査搬送(80mm
/sec)は、約2秒に1枚の露光速度に対応して連続的に
行われているので、bやdに示すように、ホームポジシ
ョンの感光材料Aと次の感光材料Aの間隔は詰まり、先
端がホームポジションに至るが、その時点では既に前の
感光材料A(A1)の後端側は持ち上げられている(図
15参照)ので、次の感光材料A(A2)は前の感光材
料A(A1)の後端側の下に潜るように搬送され、走査
搬送や振り分けに影響を与えることなく、円滑に搬入さ
れる。
【0095】第1吸盤ユニット92が上昇すると、ベル
トコンベア70が駆動し、また、モータ134が駆動し
て回動部材142を反時計方向に回転して第1パドル9
6を反時計方向に回動し、cに示すように、第1吸盤ユ
ニット92が右下流方向に移動して感光材料Aを搬送す
ると共に、第2吸盤ユニット94がホームポジションに
移動する(図3の状態)。図示例では、この時点で2枚
目の感光材料Aがホームポジションに搬送されており、
ベルトコンベア70が停止し、昇降手段が両吸盤ユニッ
トを降下し、dに示すように、第1吸盤ユニット92が
1枚目の感光材料Aを開放してベルトコンベア70に載
置し、同時に、第2吸盤ユニット94が2枚目の感光材
料Aを吸着し、次いで、両吸盤ユニットが上昇する。次
いで、ベルトコンベア70が駆動すると共にモータ13
4が回動部材142を時計方向に回転し、eに示すよう
に、第1吸盤ユニット92がホームポジションに移動
し、第2吸盤ユニット94が左下流方向に移動して感光
材料Aを搬送する。図示例では、この間に、1枚目の感
光材料Aはベルトコンベア70によって搬送(84mm/
sec)されて、搬送ローラ対48に至り、以降はプロセサ
50における搬送速度(28.3mm/sec)で搬送され
る。
【0096】次いで、ベルトコンベア70が停止して、
第2吸盤ユニット94が降下し、fに示すように2枚目
の感光材料Aを開放してベルトコンベア70に載置し、
次いで上昇し、ベルトコンベア70が駆動する。ここ
で、図示例の振分部18で3列の振り分けを行う際に
は、2枚の感光材料Aを右および左に振り分けたら、次
の感光材料Aは振り分けを行わず、そのまま、素通しし
てベルトコンベア70によって中心線上を搬送する。し
たがって、e〜gでは、第1吸盤ユニット92は何の動
作もせず、3枚目の感光材料Aは、そのままベルトコン
ベア70によって搬送される。
【0097】gに示すように、4枚目の感光材料Aがホ
ームポジジョンに搬送されるとベルトコンベア70が停
止する。なお、走査搬送速度よりもベルトコンベア70
による速度のほうが速いので、3枚目の感光材料Aは完
全にホームポジジョンから移動している。次いで、hに
示すように、第1吸盤ユニット92が降下して4枚目の
感光材料Aを吸着し、上昇し、ベルトコンベア70が駆
動する。これらの間に、2枚目の感光材料Aは搬送ロー
ラ対48に至る。また、ベルトコンベア70は停止/駆
動を繰り返すが、ベルトコンベア70と搬送ローラ対4
8(プロセサ50)との搬送速度差によって、プロセサ
50にエントリされた感光材料Aはオーバーラップされ
る。これ以降は、i〜kに示すように、同様に、各吸盤
ユニットの移動、吸着や開放、感光材料Aの搬入等によ
って右方向への振り分け、左方向への振り分け、素通し
が順次繰り返して行われ、感光材料Aが3列に振り分け
られる。
【0098】一方、図8は、振分部18によって感光材
料Aを2列に振り分ける作用を模式的に示す図である。
画像形成装置10においては、一例として、102〜1
52までのサイズは、感光材料Aを2列に振り分けてプ
ロセサ50に供給する。なお、図示例では、先のLサイ
ズより感光材料Aの間隔が若干広くなっている。
【0099】図8に示す例でも、最初は第1吸盤ユニッ
ト92がホームポジションに位置し、第2吸盤ユニット
94が左下流側に移動した状態となっている。なお、こ
の例では、2列に振り分けを行う際には、各吸盤ユニッ
トの移動は、案内孔102、104の最下流までではな
く、図4および図5に示す位置までであり、すなわち、
最初は、図5に示す状態となっている。図8のaに示す
ように、最初の感光材料Aがホームポジションに搬送さ
れると、振分部18のベルトコンベア70が停止して、
bに示すように、昇降手段が作用して第1吸盤ユニット
92が降下してこの感光材料Aを吸着して保持し、次い
で、第1吸盤ユニット92が上昇し、感光材料Aを持ち
上げる。
【0100】第1吸盤ユニット92が上昇すると、ベル
トコンベア70が再駆動すると共に、モータ134が回
動部材142を反時計方向に回転し、cに示すように、
第1吸盤ユニット92が右下流方向に移動して感光材料
Aを搬送すると共に、第2吸盤ユニット94がホームポ
ジションに移動する(図4の状態)。これらの移動が終
了すると、ベルトコンベア70が停止して、第1吸盤ユ
ニット92が降下して感光材料Aを開放してベルトコン
ベア70上に載置し、次いで、第1吸盤ユニット92が
上昇してベルトコンベア70が駆動する。
【0101】2枚目の感光材料Aがホームポジションに
搬送されると、ベルトコンベア70が停止し、dに示す
ように、第2吸盤ユニット94が降下して感光材料Aを
吸着し、次いで上昇して、ベルトコンベア70が駆動す
る。次いで、モータ134が回動部材142を時計方向
に回転し、eに示すように、第2吸盤ユニット94が左
下流方向に移動して感光材料Aを搬送すると共に、第1
吸盤ユニット92がホームポジションに移動する。これ
らの移動が終了すると、ベルトコンベア70が停止し
て、第2吸盤ユニット94が降下して感光材料Aを開放
してベルトコンベア70上に載置し、次いで上昇してベ
ルトコンベア70が駆動し、fに示すように、3枚目の
感光材料Aがホームポジションに搬入される。以降、f
〜kに示すように、感光材料Aのホームポジションへの
搬送に応じて、ベルトコンベア70の停止/再駆動、各
吸盤ユニットの移動、吸着や開放によって右方向への振
り分けおよび左方向への振り分け繰り返して行われ、感
光材料Aが2列に振り分けられる。また、3列の例と同
様に、ベルトコンベア70と搬送ローラ対48との搬送
速度差によって、プロセサ50にエントリされた感光材
料Aはオーバーラップされる。
【0102】以上の例では吸盤ユニットによる感光材料
Aの吸着および開放時には、より確実な動作を実施する
ためにベルトコンベア70を停止しているが、本発明は
これに限定はされず、可能であれば、ベルトコンベア7
0を駆動したまま吸着等を行ってもよい。
【0103】また、前述のように、ベルトコンベア70
による搬送は、プロセサエントリーを行う搬送ローラ対
48よりも高速であり、以上の例では、その速度差でプ
ロセサ50内における感光材料Aを十分にオーバーラッ
プさせられるので、振分部18で複数列にされた時点で
は感光材料Aがオーバーラップしていない。しかしなが
ら、プロセサ50内を搬送される感光材料Aのオーバー
ラップが大きい程、プロセサ50の処理能力は向上す
る。したがって、感光材料Aは、振分部18のベルトコ
ンベア70上で複数列にされた時点で、既にオーバーラ
ップしているように振り分けを行ってもよい。ただし、
いずれの場合でも、現像や乾燥等の処理を終えた感光材
料A(仕上りプリント)がプロセサ50から排出される
際に、前後の感光材料Aの差(プロセサ50からの排出
手段がニップローラ等の挟持搬送等の場合は後端の差)
が余り小さいと、集積装置や仕分け装置の構成等によっ
ては、感光材料Aを露光順に集積するのが困難になって
しまう場合もあるので、振分部18による感光材料Aの
振り分けは、この点を考慮して行う必要がある。
【0104】振分部18によって搬送された感光材料A
は、前述のように、搬送ローラ対48によってプロセサ
50に供給され、発色現像、漂白定着、水洗等の現像処
理を施された後、乾燥されて、(仕上り)プリントとし
て排出される。
【0105】(要部の説明)感光材料Aの振分は、上述
のように行なうのであるが、振分部18の大きさは、画
像形成装置10の小型化を図るために最小限の大きさに
抑制されている。この場合に、上述のように供給タイミ
ングを一定にして感光材料Aのサイズ(幅)に応じて振
分けを行なうと、以下に示すような干渉を生ずることな
る。
【0106】以下、画像記録部16から振分部18に一
定間隔のタイミングで感光材料Aを供給して良好に振り
分けられる場合、良好に振り分けられない場合、さらに
本発明に係る振分制御を用いることによって振り分けた
場合について図12〜図14の振分模式図を参照して順
に説明する。なお、各図において黒丸(●)は吸盤の感
光材料吸着を、白丸(○)は吸盤の感光材料非吸着(開
放)を示す。
【0107】本実施形態に係る画像形成装置10では、
感光材料Aを振り分ける場合には、以下のように行な
う。
【0108】すなわち、図12(A)に示すように、吸
盤ユニット94の吸盤112A、112B(以下、吸盤
ユニット94と省略する場合がある)が振り分けた感光
材料A1を開放するタイミングで、吸盤ユニット92の
吸盤106A、106B(以下、吸盤ユニット92と省
略する場合がある)がホームポジションに到達した感光
材料A2を吸着する。続いて、開放された感光材料A1
は、ベルトコンベア70によってプロセサ50(搬送ロ
ーラ対48)側に搬送される。一方、感光材料A2は吸
盤ユニット92によって右側に振り分けられ、続く感光
材料A3がホームポジションに到達する(図12(B)
参照)。この際、感光材料A2の後端は、感光材料A3
の先端よりも搬送方向下流側に位置するため、両者が干
渉(衝突)することはない。以下、感光材料A2を開放
すると共に感光材料A3を吸着して振り分け、さらに感
光材料A4がホームポジションに到達する(図12
(C)参照)。この際、感光材料A3と同列に振り分け
られた感光材料A1は、すでにプロセサ50内部に進入
しており、感光材料A3の先端が感光材料A1の後端に
干渉(衝突)するおそれはない。
【0109】しかしながら、感光材料Aのサイズ(特に
長さ)が大きくなった場合、上述のように振り分けられ
た感光材料A1の開放とホームポジションに到達した感
光材料A2の吸着を同時に行なうと、感光材料Aの長さ
が大きいため、感光材料A2の先端が感光材料A1の後
端に干渉(衝突)する(図13(A)、斜線部分参
照)。
【0110】以下、感光材料A2と感光材料A3が同様
に干渉する(図13(B)、斜線部分参照)と共に、振
分部18の長さが小型化のために限定されているために
搬送ローラ対48に挟持された(プロセサ50の搬送速
度で搬送されている)感光材料A1の後端に振り分けら
れた感光材料A3の先端が干渉する(図13(C)、斜
線部分参照)。
【0111】そこで、本願発明では、以下のようにして
上述の干渉を回避させている。すなわち、図14(A)
に示すように、先行する感光材料A1が吸盤ユニット9
4から開放されベルトコンベア70によって所定距離搬
送されたタイミングで、後続の感光材料A2がホームポ
ジションに到達し、吸盤ユニット92によって吸着され
る。したがって、感光材料A2がホームポジションに到
達した時点で感光材料A1は開放位置から搬送方向下流
側に移動しているため、両者の干渉を回避することがで
きる。
【0112】続いて、感光材料A2を振り分けた時点に
おいて、感光材料A1は先端が搬送ローラ対48に挟持
されてプロセサ50の搬送速度によって搬送されてい
る。この際、ホームポジションには、後続の感光材料A
3が到達していない(図14(B)参照)。
【0113】さらに、感光材料A2が吸盤ユニット92
から開放され、ベルトコンベア70によって搬送方向下
流側に搬送される。この状態で感光材料A3はホームポ
ジションに到達して吸盤ユニット94に吸着される(図
14(C)参照)。このように感光材料Aのサイズに応
じて吸着と開放のタイミングをずらすことによって、振
り分け(開放)時に後続の感光材料A3が感光材料A2
の後端と干渉することを回避できる。
【0114】この後、感光材料A3が左側に振り分けら
れるが、左側の列を先行する感光材料A1は既にプロセ
サ50の内部に挿入しており、振分部18において干渉
することはない。
【0115】このように、制御部146が感光材料Aの
サイズに応じて画像記録部16から振分部18への感光
材料Aの供給タイミングを変更することによって、すな
わち、振分部18における感光材料Aの吸着・開放のタ
イミングをずらすることによって、振分部18における
感光材料Aの干渉を確実に回避することができる。な
お、露光位置における搬送速度は一定であるため、制御
部146はマガジン32から感光材料Aを引き出す供給
タイミングを変更することによって調整している。
【0116】具体的には、制御部146が感光材料Aを
後端基準で制御しているため、第1センサ150が感光
材料Aの後端を検出してから、所定時間後に第1センサ
150によって後続する感光材料Aの後端を検出するよ
うにマガジン32からの感光材料Aの引き出しタイミン
グ(ローラ対24、26の駆動タイミング)を制御して
振分部18に画像記録部16から排出される感光材料A
の供給タイミングを制御する。
【0117】なお、制御部146では、マガジン32か
ら引き出される感光材料Aのサイズだけではなく、その
感光材料Aに先行する感光材料A(振り分け列数n枚)
のサイズも考慮して引き出しタイミングを決定してい
る。したがって、供給タイミングの間隔を大きなサイズ
の感光材料Aに対応させて設定することなく、各感光材
料Aのサイズに対応させて最小限に設定できるため、感
光材料Aの処理速度が向上する。
【0118】また、振分部18において、感光材料Aは
振分後に吸盤ユニット92、94から開放された後搬送
ローラ対48にニップされるまで、すなわち第2センサ
151A〜151Cに検出されるまで搬送コンベア70
によってプロセサ50の搬送速度よりも高速に搬送され
ることによって、図13(C)に示すような干渉を確実
に回避すると共にプロセサ50において感光材料Aを一
層稠密に配置することができる。
【0119】さらに、制御部146は、感光材料Aを後
端基準で制御しているため、振分などの制御が簡略化さ
れた。すなわち、第1センサ150で感光材料Aの後端
が検出されてから所定時間後に搬送ベルトコンベア70
の駆動を停止させることによって、吸着位置(ホームポ
ジション)に感光材料Aを配置させることができる。こ
の場合、感光材料Aは、図9に示すように、サイズの拘
わらず後端が所定位置に揃えられた状態に配置されるこ
とになる。したがって、吸盤ユニット92(94)の吸
盤106A、106B(112A、112B)がセンタ
ー寄りで吸着すれば、同一位置で全てのサイズの感光材
料Aを吸着することができ、制御が簡略化することがで
きる。
【0120】また、感光材料Aの後端側のみ吸着して搬
送ベルトコンベア70上を摺動させながら振り分ける構
成としているため、感光材料Aのサイズに応じて吸着位
置の変更や吸盤の個数の増加を図る必要もなくなり、振
分の構成が簡略化される。
【0121】さらにまた、感光材料Aの後端側を吸着し
ているため、枚葉された感光材料Aの後端側の下部に次
の感光材料Aの先端を挿入することができ、感光材料A
の処理が一層効率化される。
【0122】なお、本実施形態に係る振分部18では、
ベルトコンベア70は、1枚のエンドレスベルト78で
構成したが、図16に示すように、3枚のエンドレスベ
ルト78A〜78Cでそれぞれ独立に駆動制御されるよ
うに構成してもよい。
【0123】このように構成することにより、例えば、
エンドレスベルト78A〜78Cの駆動速度を調節し
て、3列に振り分けられた感光材料A1〜A3のプロセ
サ50(搬送ローラ対48)に到達するタイミングを揃
えることができる。この結果、搬送ローラ対48による
ニップ力が均等に感光材料A1〜A3に作用して画質が
良好になるという利点が得られる。
【0124】[第2実施形態]次に、本発明の第2実施形
態に係る画像形成装置について説明する。第1実施形態
と同様の構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細
な説明を省略する。本実施形態と第1実施形態と異なる
のは、振分部18の構成のみなので該当部分のみを説明
する。
【0125】振分部18は、図17に示すように、画像
記録部16で露光された感光材料Aをガイド板150に
当接させてスタッカ152の底面152A側に進入させ
る構成である。スタッカ152では、各感光材料Aは先
端をスタッカ152の下面152Bに当てて先端を揃え
た状態で積層される。この場合、後から進入する感光材
料Aが底面152A側に配置されるため、最上面には最
先に進入した感光材料Aが位置することになる。
【0126】スタッカ152に積層された感光材料Aを
振り分ける振分機構154は、先端に吸盤156を備え
る支持棒158を伸縮自在に保持する保持部材160
と、回転軸162を介して保持部材160を矢印R方向
に回転自在とする支持部材164と、支持部材164を
支持する嵌合体166とシャフト168からなるボール
ネジ機構によって支持部材164が矢印Q方向に移動可
能に構成されると共に、シャフト168が嵌合体170
とシャフト172からなるボールネジ機構によって紙面
に垂直な方向に移動可能に構成されている。
【0127】すなわち、支持部材164が矢印Q方向お
よび紙面に垂直な方向に移動することによって吸盤15
6に吸着された感光材料Aを横方向に振り分ける構成と
されている。
【0128】振分機構154は、スタッカ152に積層
された最上段の感光材料Aに対して移動機構を用いて支
持部材164を所定位置に移動させ、保持部材160を
回転軸162を中心として回動させることにより感光材
料Aに対して垂直な姿勢とさせ、支持棒158を伸ばす
ことによって吸盤156を感光材料A上に当接させて吸
着する。感光材料Aを吸着後、支持棒158を縮め、保
持部材160を回転軸162を中心にして反時計回りに
回動させると共に、移動機構によって支持部材164を
搬送ローラ対48側に移動させると共に横方向に移動さ
せて振り分ける。ここで、吸盤156から感光材料Aを
開放することによって、感光材料Aは、ガイド板166
に案内されて搬送ローラ対48にニップされてプロセサ
50内に進入する。
【0129】このように構成することにより、スタッカ
152を鉛直姿勢に近い傾斜姿勢で配置して、吸盤15
6を反時計回りに回転させつつ、移動機構で振り分ける
ことによって、振分部18をコンパクトに形成すること
ができる。しかも、スタッカ152に一旦積層させる構
成をとったため、画像記録部16から進入する感光材料
Aによる干渉に配慮する必要がないという制御上のメリ
ットもある。
【0130】[第3実施形態]続いて、本発明の第3実施
形態に係る画像形成装置について図18を参照して説明
する。第1、第2実施形態と同様の構成要素には、同一
の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0131】本実施形態は、第2実施形態におけるスタ
ッカをベルトコンベア70と当接板174で構成したも
のである。
【0132】画像記録部16から排出された感光材料A
は、ガイド板150に案内されてベルトコンベア70上
に載置される。この場合、ガイド板150に案内された
感光材料Aは、すでにベルトコンベア70上に積層され
ている感光材料Aの最下部に進入する。ベルトコンベア
70によって搬送された感光材料Aは、当接板174に
当接することによって先端揃えされる。振分機構154
は、先端に吸盤156を設けられた支持棒158が伸縮
自在に支持される保持部材160がボールネジ機構によ
って矢印Q方向と紙面に垂直な方向に移動する構成であ
る。
【0133】したがって、振分機構154によって所定
位置に移動した保持部材160から支持棒158が伸び
て吸盤156がベルトコンベア70上に積層した最上段
の感光材料Aを吸着する。吸着後、支持棒158を縮
め、ボールネジ機構によって搬送ローラ対48側に移動
すると共に横方向に移動させることによって振り分け、
吸盤156から感光材料Aを開放して搬送ローラ対48
に挟持させる。
【0134】このように構成させることにより、第2実
施形態と同様の作用効果が得られる。
【0135】
【発明の効果】本発明に係る画像形成装置では、干渉を
確実に防止して感光材料を一層稠密に振分ることができ
る。したがって、画像形成装置の処理速度も一層向上さ
せることができる。また、感光材料の後端を基準として
振分制御を行なったため、振分制御を簡略化することが
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概
略説明図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の振
分部の概略側面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の振
分部の概略平面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の振
分部の概略平面図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の振
分部の概略平面図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の振
分部の概略平面図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係る振分部における振
分けの一例を説明する概念図である。
【図8】本発明の第1実施形態に係る振分部における振
分けの一例を説明する概念図である。
【図9】本発明の第1実施形態に係る振分部における吸
着位置の一例を説明する概略平面図である。
【図10】本発明の第1実施形態に係る振分部における
センサ配置を示す模式図である。
【図11】本発明の第1実施形態に係る振分部における
センサ配置を示す模式図である。
【図12】本発明の第1実施形態に係る振分部における
振分動作の一例を説明する概略平面図である。
【図13】本発明の第1実施形態に係る振分部における
振分動作の一例を説明する概念図である。
【図14】本発明の第1実施形態に係る振分部における
振分動作の一例を説明する概念図である。
【図15】本発明の第1実施形態に係る振分部における
感光材料の吸着状態を示す説明図である。
【図16】本発明の第1実施形態に係る振分部のバリエ
ーションを示す概略平面図である。
【図17】本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の
振分部の概略側面図である。
【図18】本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の
振分部の概略側面図である。
【符号の説明】
10…画像形成装置 16…画像記録部(露光部) 50…プロセサ(現像部) 70…ベルトコンベア(搬送ベルト) 106A、106B…吸盤(吸着手段) 112A、112B…吸盤(吸着手段) 150…第1センサ(検出手段) 154…制御部(制御手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光部において露光された感光材料を現
    像部において現像処理することによって感光材料に画像
    形成する画像形成装置において、 前記露光部から排出されたシート状の感光材料を載置し
    て前記現像部まで搬送する搬送ベルトと、 前記搬送ベルト上の前記感光材料を吸着し、前記搬送ベ
    ルトの幅方向に振分けした振分け位置において当該感光
    材料を開放した後、吸着位置に戻る吸着手段と、 振り分け時に前に搬送された感光材料と搬送ベルト上で
    重ならないように、前に搬送された感光材料および当該
    感光材料に続く感光材料の幅および長さに応じて前記露
    光部から前記搬送ベルト上に供給されるシート状感光材
    料の供給タイミングを制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 感光材料の後端が前記露光部において所
    定位置を通過したことを検出する検出手段と、 前記検出手段が検出した前記感光材料の後端を基準にし
    て当該感光材料の所定位置を前記吸着手段が吸着するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 吸着手段は、搬送ベルト上の同一位置で
    感光材料を吸着することを特徴とする請求項1または2
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 吸着手段は、感光材料の後端側のみを吸
    着することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送ベルトにおける感光材料の搬送
    速度は、現像部における感光材料の搬送速度よりも高い
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送ベルトは、それぞれ独立駆動制
    御可能な複数のベルトから構成されることを特徴とする
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 露光部において露光された感光材料を現
    像部において現像処理することによって感光材料に画像
    形成する画像形成装置において、 前記露光部から排出されたシート状の感光材料を最下層
    に積層するスタッカと、 最先に積層された感光材料を吸着し、前記感光材料の幅
    方向に振分け前記現像部に進入させて当該感光材料を開
    放した後、吸着位置に戻る吸着手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010072038A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Noritsu Koki Co Ltd 写真処理装置

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