JPH1138537A - シャッタ検査装置 - Google Patents

シャッタ検査装置

Info

Publication number
JPH1138537A
JPH1138537A JP9212632A JP21263297A JPH1138537A JP H1138537 A JPH1138537 A JP H1138537A JP 9212632 A JP9212632 A JP 9212632A JP 21263297 A JP21263297 A JP 21263297A JP H1138537 A JPH1138537 A JP H1138537A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
light receiving
inspected
unevenness
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9212632A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Haruyama
隆行 春山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP9212632A priority Critical patent/JPH1138537A/ja
Publication of JPH1138537A publication Critical patent/JPH1138537A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャッタ部組(部分組立て)の状態でもその
シャッタムラの判定を短時間に、簡単かつ確実に、しか
も数値的に判定する。 【解決手段】 一様な輝度分布を有する光束を被検査シ
ャッタ(1)に照射する光源装置(2)と、被検査シャ
ッタ(1)に対して光源装置(2)の反対側に配置さ
れ、被検査シャッタ(1)からの透過光を受光する2次
元的な受光領域を有する受光手段(3)と、受光手段
(3)の受光信号に基づいて被検査シャッタ(1)のシ
ャッタ速度ムラを検出するムラ検出手段(8)とを備え
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラのシャッタ
の露出ムラ検査用の検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラのフオーカルプレーンシャッタに
おいては、先幕と後幕が等速に走行してスリットが等幅
であれば、同―画面内の露出ムラは生じないはずであ
る。しかしながら、高速秒時(1/8000秒程度)の
露出になるとスリット幅が非常に狭くなり、シャッタ幕
のガタやアームの曲がり等のわずかな変化が露出ムラ
(アパチャー内の位置による濃度差)を引き起こす。こ
の露出ムラのことをシャッタムラと呼んでいる。
【0003】シャッタ幕の走行や露出秒時を測定する装
置として、従来よりシャッタ試験機がある。従来のシャ
ッタ試験機は、単数または複数のSPDまたはCCDラ
インセンサを受光素子として用いている。そのため、受
光素子の在る固定位置におけるシャッタ駆動時の透過光
量から求めた数値を、所定の数値と比較することによっ
て、巻速、秒時、およびシャッタムラの調整や判定を行
っている。
【0004】このような測定方法のため、巻速、秒時、
およびシャッタムラを調整しても、高速走行により生じ
るバウンドムラや、シャッタ幕エッジの微妙な凹凸によ
り円弧状に発生する円弧状ムラ等のシャッタムラを検出
することができなかった。このため、従来は、シャッタ
試験機での調整後に実写テストを行い、現像されたフィ
ルムを検査員が目視で判定を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のシャッタ試験機
では高速シャッタのシャッタムラが検査できないので実
写テストに頼っていたが、実写テストでは以下のような
欠点がある。
【0006】まず第1に、実写による判定のため、フィ
ルムを現像した後でないと判定ができず、検査に時間が
かかってしまう欠点がある。第2に、フィルムを撮影で
きるところまで組み立てないと検査ができないので、検
査後に調整が必要な場合は、再度の分解および組み立て
が必要となり、無駄な手間がかかる欠点がある。第3
に、判定を目視で行うため、検査員の個人差により判定
結果が変わるおそれがあり、さらに検査員の熟練を要す
る欠点がある。
【0007】本発明は、シャッタの高速化を背景に、上
記のような欠点を解決するためになされたもので、シャ
ッタ部組(部分組立て)の状態でもそのシャッタムラの
判定を短時間に、簡単かつ確実に、しかも数値的に判定
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、第1発明は、一様な輝度分布を有する光束を被検査
シャッタ(1)に照射する光源装置(2)と、被検査シ
ャッタ(1)に対して光源装置(2)の反対側に配置さ
れ、被検査シャッタ(1)からの透過光を受光する2次
元的な受光領域を有する受光手段(3)と、受光手段
(3)の受光信号に基づいて被検査シャッタ(1)のシ
ャッタ速度ムラを検出するムラ検出手段(8)とを備え
たことを特徴とする。
【0009】第2発明は、請求項1において、被検査シ
ャッタ(1)を駆動する駆動手段(6)と、受光手段
(3)の受光動作中に被検査シャッタ(1)の走行動作
が完了するように受光手段(3)と駆動手段(6)とを
制御する制御手段(8)とを更に備えることを特徴とす
る。
【0010】第3発明は、請求項1又は請求項2におい
て、ムラ検出手段(8)は、受光手段(3)内の第1受
光領域における受光信号と、第1受光領域とは異なる第
2受光領域における受光信号とを比較することによりシ
ャッタ速度ムラを検出することを特徴とする。
【0011】第4発明は、請求項1乃至請求項3におい
て、ムラ検出手段(8)は、受光手段(3)内の第1受
光領域における受光信号と、第1受光素子とは異なる第
2受光領域における受光信号との比が所定範囲内に有る
か否かに基づいて、シャッタ速度ムラを検出することを
特徴とする。
【0012】第5発明は、請求項3又は請求項4におい
て、被検査シャッタ(1)が円弧運動を行うフォーカル
プレーンシャッタであり、制御手段(8)は、受光領域
内の円弧運動の回転半径に対応する複数の位置における
受光手段の出力に基づいて、シャッタ速度ムラの有無を
判定することを特徴とする。
【0013】第6発明は、請求項5において、被検査シ
ャッタ(1)が円弧運動を行うフォーカルプレーンシャ
ッタであり、制御手段(8)は、受光領域内の円弧運動
の回転半径に対応する複数の位置における受光手段の出
力を受光領域内の異なる位置同士で比較することにより
シャッタ速度ムラの有無を判定することを特徴とする。
【0014】第7発明は、請求項3又は請求項4におい
て、被検査シャッタ(1)がフォーカルプレーンシャッ
タであり、制御手段(8)が、受光信号から、被検査シ
ャッタ(1)の開口画面端部に明部または暗部が有るか
否かにより、シャッタ速度ムラの有無を判定することを
特徴とする。
【0015】第8発明は、請求項1又は請求項2におい
て、受光手段(3)による受光信号を記憶する記憶手段
を更に備えることを特徴とする。
【0016】第9発明は、請求項1又は請求項2におい
て、受光手段(3)による受光信号に基づいて光源装置
(2)から被検査シャッタ(1)を透過した光束による
像を表示する表示手段を更に備えることを特徴とする。
【0017】第10発明は、請求項3又は請求項4にお
いて、被検査シャッタ(1)はフォーカルプレーンシャ
ッタであり、第1受光領域及び第2受光領域は、フォー
カルプレーンシャッタの走行方向に沿った領域であるこ
とを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0019】図1は、本発明によるシャッタ検査装置の
一実施例を示すブロック結線図である。
【0020】図1において、被検査シャッタ1の左側に
均―輝度を持つ光源2を配置する。被検査シャッタ1の
右側にCCDカメラ3を配置し、CCDカメラ3の焦点
を被検査シャッタ1の幕面に合わせる。
【0021】被検査シャッタ1は、シャッタ駆動手段6
によって駆動され、シャッタ駆動手段6はタイミング調
整手段7を介してパソコン8によって制御(図3参照)
される。CCDカメラ3は、フレーム蓄積モードおよび
インターレス走査方式に設定する。CCDカメラ3の1
フレームの間に被検査シャッタ1が動作するようタイミ
ング調整手段7を用いてタイミングを合わせる(図
2)。
【0022】タイミングを合わせた状態で被検査シャッ
タ1を動作させ、その時の画像をパソコン8内の画像記
憶手段10(画像メモリー)の記憶に格納する。これに
より、被検査シャッタ1が動作したときにフィルムに対
して露出される画像データを取り込むことができる。画
像記憶手段10に記憶された画像データは、画像処理手
段9によって画像処理(後述)が行われる。画像処理さ
れた結果は、検査員の確認のためにモニターCRT(画
像表示手段)11に表示される。なお、画像記憶手段1
0が磁気記録装置等の場合には、記憶した画像データを
後日に再現して、シャッタムラの有無の判定を行うこと
もできる。
【0023】画像記憶手段10に取り込まれた画像デー
タは、有効ピクセルを例えば512×512画素とし、
その中で被検査シャッタの画角のある位置の座標を図3
(a)のように(SX、SY)〜(EX、EY)とす
る。
【0024】次に、パソコン8による制御の例を図4の
フローチャートにより説明する。プログラムがスタート
すると、まず被検査シャッタ全開状態に設定する(ステ
ップS1)。次いで、画像データ取り込みと記憶を行
い、基準データとする(ステップS2)。ステップS1
〜S2で、基準データと被検査シャッタ1を駆動した時
の透過光像の画像データとで、各画素毎にデータの差分
をとる事により、均一輝度面(光源2)の輝度不均一さ
の補正を行う事ができる。これを行うとCCDカメラ3
のエリアセンサの感度ムラの補正も同時に行う事ができ
る。
【0025】ステップS3では、被検査シャッタ1を所
定の高速秒時で駆動する。ステップS4では、画像デー
タの取り込み、記憶、基準データとの差分の計算を行
う。その結果は記億しておいて、以降の演算の為の画像
データとする。ステップS5では、各種演算、例えば図
5(a)のムラ検出、図5(b)の円弧状ムラ検出、図
5(c)のバウンド検出が行われる。なお、これらのム
ラ検出、円弧状ムラ検出、バウンド検出については後述
する。ステップS6では、演算結果による良否の判定を
行い、プログラムを終了する。
【0026】図5(a)のムラ検出を行うときの、パソ
コン8の動作を図6のフローチャートで説明する。ムラ
検出は、図3(b)のように、画像データは座標によっ
て4つの領域に区切って演算してムラの有り無しを検出
している。
【0027】ステップS11では、縦合計[50]を計
算する。即ち、(SX+5O、SY)から(SX+5
O、EY)までのY方向の各画素データの総和を計算す
る。ステップS12では、縦合計[80]を計算する。
即ち、(SX+8O、SY)から(SX+8O、EY)
までのY方向の各画素データの総和を計算する。ステッ
プS13では、縦合計[250]を計算する。即ち、
(SX+25O、SY)から(SX+25O、EY)ま
でのY方向の各画素データの総和を計算する。ステップ
S14では、縦合計[280]を計算する。即ち、(S
X+28O、SY)から(SX+28O、EY)までの
Y方向の各画素データの総和を計算する。なお、ここで
使用したX座標50、80、250、280は実験に基
づくものであり、これらの値に限定されるものではな
い。
【0028】ステップS15では、次のデータ1、デー
タ2、データ3、およびデータ4を計算する。 データ1=縦合計[50]/縦合計[250] データ2=縦合計[250]/縦合計[50] データ3=縦合計[80]/継合計[280] データ4=縦合計[280]/縦合計[80]
【0029】ステップS16では、データ1、データ
2、データ3、およびデータ4が各々規格値よりも小さ
かったら不良とする。規格値(例えば、O.9 )は、
実際に写真に撮ってそのネガより判断した良品限界サン
プル(被検査シャッタ1)を本検査装置にかけて求め
る。
【0030】次に、図5(b)の円弧状ムラを検出する
例について、図7〜図9に従って説明する。
【0031】被検査シャッタ1は、その機種に特定の円
弧運動をするので、擬似的に発生させた円弧状ムラの軌
跡の座標から被検査シャッタ1の羽根の軌跡の半径を求
める。この半径によりY座標に対するX方向シフト量を
求め、円弧状の画像濃度の総和を求める。この計算をS
XからEXまで行い、円弧状のヒストグラムデータを作
成する。このヒストグラムデータに非連続点があれば円
弧状ムラが発生していると判定する。まず、円弧状軌跡
の半径の求め方について図7により説明する。
【0032】円弧状ムラは、シャッタ羽根幕端にキズあ
るいはバリなどが付いていたときに、シャッタ羽根が円
弧状に運動する軌跡によって生じるムラである。その円
弧の回転半径は同一機種であれば個体差は非常に小さ
く、回転半径を固定値として扱って良いことが経験上分
かっている。機種毎に1台のデータを取れば、データを
そのまま使えるため、毎回円弧半径のデータ取りを行う
必要はない。このため、予め求めた回転半径の円弧状の
ムラがX軸上のどこに現れるかを検査すればよい。
【0033】シャッタ羽根の軌跡の回転半径を求めるに
は、画面上に擬似的に発生させた円弧状ムラの軌跡の座
標を次のように取る(図7(a)参照)。円弧状ムラの
軌跡は、シャッタ幕端面に小さなキズを付けることによ
り疑似発生させられる。 円弧状ムラ左頂点X座標 CENTER_X 円弧状ムラ左頂点Y座標 CENTER_Y 円弧状ムラ上側X座標 UP_X 円弧状ムラ上側Y座標 UP_Y
【0034】これを図7(b)のように考える。まず、
A点(任意)の座標を確認する。次に、A点とx座標が
等しくなるB点の座標を確認する。y座標がAy+(B
y−Ay)/2となるC点の座標を確認する。A点、B
点、およびC点の座標確認は、画像処理メニューの中で
カーソル位置の座標を読み込むことによって実現され
る。
【0035】次に、xとyを、次式により求める。 x=Ax−Cx y=Cy−Ay
【0036】次に、角度a、b、およびcを次式により
求める(図7(b)参照)。 a=tan-1(y/x) b=180−90−a c=a−b=2tan-1(y/x)
【0037】次に、lとr(円弧の半径)を次式により
求める。即ち、円弧の半径rが求まる。 l=y×tan(c) r=l+x
【0038】次に、y座標に対するx座標のシフト量に
ついて図8により説明する。
【0039】シャッタ羽根は半径rの円弧運動をするの
で、補正量xは、 l=(r2−y21/2 x=r−l=r−(r2−y21/2
【0040】この補正量を有効画面のy軸上すべてに当
てはめると、 Sy r−(r2−(Cy−Sy)21/2 =a[0] Sy+1 r−(r2−(Cy−Sy+1)21/2 =a[1] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Cy 0 Cy+1 r−(r2−(Cy+1−Cy)21/2 =a[?] Cy+2 r−(r2−(Cy+2−Cy)21/2 =a[?] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ Ey r−(r2−(E−Cy)21/2 =a[n] により、a[0]〜a[n]が求まる。
【0041】上記より求めたx座標をシフト量で補正し
ながら、x座標それぞれの点に置いて縦方向に画素のデ
ータ(濃度値)を次式により合計することにより、円弧
に浴って濃度値のヒストグラムを作成する。なお次式の
左辺において、最初の項はy軸1番目の座標、2番目の
項はy軸2番目の座標、3番目の項はy軸n番目の座標
である。 (Sx+a[0],Sy)+(Sx+a[1],Sy+1)+・・・・・・+(S x+a[n],Ey)=data[0] (Sx+1+a[0],Sy)+(Sx+1+a[1],Sy+1)+・・・・ ・・・+(Sx+1+a[n],Ey)=data[1] (Sx+2+a[0],Sy)+(Sx+2+a[1],Sy+1)+・・・・ ・・・+(Sx+2+a[n],Ey)=data[2] ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (Sx+n+a[0],Sy)+(Sx+n+a[1],Sy+1)+・・・・ ・・・+(Sx+n+a[n],Ey)=data[n]
【0042】縦合計data[i]の前後の比較を行
う。この差が規格値LIMIT以上あり、UP_DN範
囲以内に発生した場合には、円弧状ムラ有りと判断す
る。なお、LIMIT=25、UP_DN=30であっ
てよい。UP_DNはx方向の幅を規定するもので、も
しx方向の幅が非常に広い円弧状ムラが有っても、写真
上では円弧状ムラの弊害となる可能性か低く、むしろム
ラとしての影響の方が大きい。
【0043】円弧状ムラ検出をパソコン8の動作として
まとめると図9に示すフローチャートとなる。図9にお
いて、ステップS21で変数iを0に初期化する。ステ
ップS22でX座標SX+iを定める。ステップS23
で予め求めておいた円弧の曲率に沿って縦合計を求め
る。ステップS24で変数iをインクリメントする。ス
テップSでは、i>EXであるか否かを判断する。ステ
ップS26では、data[i]と前後のデータdat
a[i−n]およびdata[i+n]で差分を計算す
る。nは1から予め決めた範囲(現状は30)まで計算
する。ステップS27では、上記差分が規格値以上なら
ば不良と判断してプログラムを終了する。規格値は、実
際に写真に撮ってそのネガより判断した良品限界サンプ
ル(シヤッター)を本検査装置にかけて求める(現状は
25としている)。
【0044】次に、バウンド検出(図5(c))を行う
場合のパソコン8の動作を図10および図11に示すフ
ローチャートで説明する。図10はバウンド検出の第1
の方法を、図11はバウンド検出の第2の方法を説明し
ている。
【0045】図10(第1の方法)では、画面下に明部
有りか無しかの検出をしている。まずステップS31で
X座標がSX+30、Y座標がSY+nで、nを1から
EYまで変化させて、縦方向の隣接画素データを比較す
る。ステップS32で、n番目の画素データをdata
[n]とすると、data[n]>data[n−1]
+S(Sは、規格値)であれば不良と判断する。規格値
は実際に写真に撮ってそのネガより判断した良品限界サ
ンプル(シャッタ)を本検査装置にかけて求める(現状
は20としている)。
【0046】ステップS33で、X座標がEX−30、
Y座標がSY+nで、nを1からEYまで変化させて、
縦方向の隣接画素データを比較する。ステップS34で
は、n番目の画素データをdata[n]とすると、d
ata[n]>data[n−1]+S(Sは、規格
値)であれば不良と判断してプログラムを終了する。規
格値は実際に写真に撮ってそのネガより判断した良品限
界サンプル(シャッタ)を本検査装置にかけて求める
(現状は20としている)。
【0047】図11(第2の方法)では、画面下に暗部
有りか無しかの検出をしている。まずステップS41で
座標(SX,SY)、(EX,SY)、(SX,E
Y)、(EX,EY)で囲まれた範囲の全画素データの
最大値Mを求める。ステップS42では、上記最大値M
により補正をかけるdata=data×150/Mと
する。補正をかける対象は、X=SX+30及びEX−
30の各々で、Y=EY一n(nはOがら40まで)と
する。ステップS43では、X座標がSX+30、Y座
標がEY−n(nは、0から40まで)の縦方向の隣接
画素データを比較する。ステップS44では、n番目の
画素データをdata[n]とすると、data[n+
1]>data[n]+S(Sは、規格値)が連続W画
素以上あれば不良と判断する。規格値は実際に写真に撮
ってそのネガより判断した良品限界サンプル(シャッ
タ)を本検査装置にかけて求める。現状は、Wを6、S
を3〜13としている。
【0048】ステップS45では、X座標がSX−3
O、Y座標がEY−n(nは、0から40まで)の縦方
向の隣接画素データを比較する。ステップS46では、
n番目の画素データをdata[n]とすると、dat
a[n+1]>data[n]+S(Sは、規格値)が
連続W画素以上あれば不良と判断する。規格値は実際に
写真に撮ってそのネガより判断した良品限界サンプル
(シャッタ)を本検査装置にかけて求める。現状は、W
を6、Sを3〜13としている。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明のシャッタ検査装
置によれば、従来の実写テストによる検査ではできなか
ったシャッタの部組状態での検査が可能となる。また、
従来のシャッタ試験機では検出できなかった高速シャッ
タのシャッタムラを画像としてとらえることが可能とな
る。
【0050】また、従来の実写テストによる検査では官
能検査であり検査員の熟練を要したのに対し、画像を演
算し数値による判定を行うため検査員の熟練が不要とな
り判定の再現性も向上させることが可能となる。また、
画像を記憶しておくことにより後日再び画像を再現して
みることが可能となる。また、検査装置の均―輝度面光
源の輝度不均―さを補正することができ、より正確なシ
ャッタムラの検査を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシャッタ検査装置の一実施例を示
すブロック結線図である。
【図2】本発明によるシャッタ検査装置の一実施例を示
すタイミングチャートである。
【図3】本発明によるシャッタ検査装置の一実施例を示
す概念図である。
【図4】本発明によるシャッタ検査装置の一実施例を示
すフローチャートである。
【図5】本発明によるシャッタ検査装置の一実施例を示
す概念図である。
【図6】本発明によるシャッタ検査装置の一実施例を示
すフローチャートである。
【図7】本発明によるシャッタ検査装置の一実施例を示
す概念図である。
【図8】本発明によるシャッタ検査装置の一実施例を示
す概念図である。
【図9】本発明によるシャッタ検査装置の一実施例を示
すフローチャートである。
【図10】本発明によるシャッタ検査装置の一実施例を
示すフローチャートである。
【図11】本発明によるシャッタ検査装置の一実施例を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 被検査シャッタ 2 光源(均―輝度面を持つもの) 3 CCDカメラ 4 レンズ 5 基台 6 シャッタ駆動手段 7 タイミング調整手段 8 パソコン 9 画像処理手段 10 画像記憶手段 11 モニターCRT(画像表示手段) 12 外光遮光用覆

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一様な輝度分布を有する光束を被検査シャ
    ッタに照射する光源装置と、 前記被検査シャッタに対して前記光源装置の反対側に配
    置され、前記被検査シャッタからの透過光を受光する2
    次元的な受光領域を有する受光手段と、 前記受光手段の受光信号に基づいて前記被検査シャッタ
    のシャッタ速度ムラを検出するムラ検出手段とを備えた
    ことを特徴とするシャッタ検査装置。
  2. 【請求項2】前記被検査シャッタを駆動する駆動手段
    と、 前記受光手段の受光動作中に前記被検査シャッタの走行
    動作が完了するように前記受光手段と前記駆動手段とを
    制御する制御手段とを更に備えることを特徴とする請求
    項1に記載のシャッタ検査装置。
  3. 【請求項3】前記ムラ検出手段は、前記受光手段内の第
    1受光領域における前記受光信号と、該第1受光領域と
    は異なる第2受光領域における前記受光信号とを比較す
    ることにより前記シャッタ速度ムラを検出することを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載のシャッタ検査装
    置。
  4. 【請求項4】前記ムラ検出手段は、前記受光手段内の第
    1受光領域における前記受光信号と、該第1受光素子と
    は異なる第2受光領域における前記受光信号との比が所
    定範囲内に有るか否かに基づいて、前記シャッタ速度ム
    ラを検出することを特徴とする請求項1乃至請求項3に
    記載のシャッタ検査装置。
  5. 【請求項5】前記被検査シャッタが円弧運動を行うフォ
    ーカルプレーンシャッタであり、 前記制御手段は、前記受光領域内の前記円弧運動の回転
    半径に対応する複数の位置における前記受光手段の出力
    に基づいて、前記シャッタ速度ムラの有無を判定するこ
    とを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のシャッタ
    検査装置。
  6. 【請求項6】前記被検査シャッタが円弧運動を行うフォ
    ーカルプレーンシャッタであり、 前記制御手段は、前記受光領域内の前記円弧運動の回転
    半径に対応する複数の位置における前記受光手段の出力
    を前記受光領域内の異なる位置同士で比較することによ
    り前記シャッタ速度ムラの有無を判定することを特徴と
    する請求項5に記載のシャッタ検査装置。
  7. 【請求項7】前記被検査シャッタがフォーカルプレーン
    シャッタであり、 前記制御手段が、前記受光信号から、前記被検査シャッ
    タの開口画面端部に明部または暗部が有るか否かによ
    り、シャッタ速度ムラの有無を判定することを特徴とす
    る請求項3又は請求項4に記載のシャッタ検査装置。
  8. 【請求項8】前記受光手段による前記受光信号を記憶す
    る記憶手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載のシャッタ検査装置。
  9. 【請求項9】前記受光手段による受光信号に基づいて前
    記光源装置から前記被検査シャッタを透過した光束によ
    る像を表示する表示手段を更に備えることを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載のシャッタ検査装置。
  10. 【請求項10】前記被検査シャッタはフォーカルプレー
    ンシャッタであり、 前記第1受光領域及び第2受光領域は、前記フォーカル
    プレーンシャッタの走行方向に沿った領域であることを
    特徴とする請求項3又は請求項4に記載のシャッタ検査
    装置。
JP9212632A 1997-07-23 1997-07-23 シャッタ検査装置 Pending JPH1138537A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9212632A JPH1138537A (ja) 1997-07-23 1997-07-23 シャッタ検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9212632A JPH1138537A (ja) 1997-07-23 1997-07-23 シャッタ検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1138537A true JPH1138537A (ja) 1999-02-12

Family

ID=16625883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9212632A Pending JPH1138537A (ja) 1997-07-23 1997-07-23 シャッタ検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1138537A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102508407A (zh) * 2011-11-04 2012-06-20 北京航空航天大学 一种全帧转移型ccd机械快门的时间特性检测装置
CN103676453A (zh) * 2012-09-11 2014-03-26 北京航天计量测试技术研究所 一种相机快门延时时间测量方法及其装置
CN103744161A (zh) * 2014-01-07 2014-04-23 中国科学院西安光学精密机械研究所 一种高精度自动调整像面装置及其调整方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102508407A (zh) * 2011-11-04 2012-06-20 北京航空航天大学 一种全帧转移型ccd机械快门的时间特性检测装置
CN103676453A (zh) * 2012-09-11 2014-03-26 北京航天计量测试技术研究所 一种相机快门延时时间测量方法及其装置
CN103744161A (zh) * 2014-01-07 2014-04-23 中国科学院西安光学精密机械研究所 一种高精度自动调整像面装置及其调整方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI242171B (en) Method and system for evaluating moving image quality of displays
CN103688530B (zh) 用于生成和评估图像的方法
JP4328333B2 (ja) ガラス瓶検査装置
JP4680640B2 (ja) 画像入力装置および画像入力方法
US7538750B2 (en) Method of inspecting a flat panel display
JPH1138537A (ja) シャッタ検査装置
JPH07270323A (ja) 塗装面状態検出装置および塗装面状態検出方法
JP3695120B2 (ja) 欠陥検査方法
JP2004108828A (ja) 画像入力方法、画像入力装置及び表面欠陥検査装置
JP3343445B2 (ja) Lcdパネル画質検査装置
JP2002333310A (ja) 塗油量分布測定装置及び塗油量分布測定方法
JP3770294B2 (ja) フィルム評価方法およびフィルム評価装置
JP2000121569A (ja) ロッド表面傷検査装置
JPH11166898A (ja) ロッド傷検査装置およびロッド傷検査方法
JP2000081368A (ja) Lcd パネル画質検査方法、lcd パネル画質検査装置及び画像取込方法
JPH08254499A (ja) 表示・外観検査装置
JP2007240468A (ja) ガラス瓶検査装置
KR100605226B1 (ko) 디지털 카메라 모듈의 이물질 검출 장치 및 방법
JP2005249946A (ja) 表示装置の欠陥検査装置
JPH08159984A (ja) パタンムラ検査装置
JP3755319B2 (ja) 主被写体検出装置およびそれを用いた機器
JPH10332534A (ja) レーザ光学系検査装置
JP2001319221A (ja) 検査方法及び装置
JP3604974B2 (ja) 画面検査方法
JPH0989537A (ja) 表面うねり検査装置