JPH1137746A - 測定器 - Google Patents

測定器

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JPH1137746A
JPH1137746A JP9192407A JP19240797A JPH1137746A JP H1137746 A JPH1137746 A JP H1137746A JP 9192407 A JP9192407 A JP 9192407A JP 19240797 A JP19240797 A JP 19240797A JP H1137746 A JPH1137746 A JP H1137746A
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弘志 山城
Masashi Tsuboi
雅士 坪井
Toshiharu Ozeki
敏治 尾関
Hiroaki Kawada
洋明 川田
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Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B3/00Measuring instruments characterised by the use of mechanical techniques
    • G01B3/22Feeler-pin gauges, e.g. dial gauges

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐振動および耐衝撃性能の向上が可能な測定
器を提供する。 【解決手段】 本体ケース1にスピンドル11を変位可
能に設け、このスピンドル11の変位量を、本体ケース
1に基板33を介して固定された固定側検出素子32と
これにギャップGを介して対向配置された可動側検出素
子34(スピンドル11に固定したスケール35に形
成)を含む検出手段31によって検出する。両検出素子
32,34間のギャップGを許容値内に抑えるために、
スピンドル11側にギャップ拡大制限ピン41を、固定
側検出素子32にギャップ縮小制限フィルムを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定器本体にスピ
ンドルをその軸方向へ移動可能に支持し、このスピンド
ルの軸方向の変位量から被測定物の寸法などを測定する
測定器に関する。詳しくは、スピンドルの軸方向の変位
量を、測定器本体に固定された固定側検出素子およびこ
の固定側検出素子に所定のギャップを隔てて対向配置さ
れかつスピンドルに設けられた可動側検出素子を含む検
出手段によって、電気的信号として検出する構造の測定
器に関する。たとえば、ダイヤルゲージや直線変位測定
器などに利用できる。
【0002】
【背景技術】測定器本体と、この測定器本体に移動可能
に設けられたスピンドルと、前記測定器本体に固定され
た固定側検出素子およびこの固定側検出素子に所定のギ
ャップを隔てて対向配置されかつスピンドルに設けられ
た可動側検出素子を含み、両検出素子の相対移動変位量
を電気的信号として検出する検出手段とを備えた測定器
が知られている。
【0003】たとえば、測定器本体に移動可能に設けら
れたスピンドルの移動変位量を、測定器本体に設けられ
た固定側検出素子(投受光部や電極など)およびこれと
所定のギャップを隔てて対向配置されかつ前記スピンド
ルに設けられた可動側検出素子(光学格子や電極など)
を有する光学式、静電容量式などの検出手段によって電
気的信号として検出し、これを外部処理装置に送信、あ
るいは、測定器本体に設けられたデジタル表示器にデジ
タル表示するようにしたデジタル表示式ダイヤルゲージ
が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の測定器は、イ
ンラインなどでの使用が多いことから、耐久性が要求さ
れている。そこで、耐久性の向上を目的として、スピン
ドルの軸受部にストロークベアリング(複数のボールを
円筒状の保持筒で回転可能に保持したベアリング)が採
用された。しかし、このストロークベアリングの採用に
より、摺動するスピンドルの一箇所をストロークベアリ
ングのみで支持する片持ち構造となり、特に、スピンド
ルの移動ストロークが長い機種では固定側検出素子と可
動側検出素子との検出部での剛性が低くなった。
【0005】とくに、インラインでの使用では、振動や
衝撃が与えられることが多いことから、これらの振動や
衝撃によって、固定側検出素子と可動側検出素子とのギ
ャップが変動しやすい。固定側検出素子と可動側検出素
子とのギャップが変動すると、信号処理回路などにおい
てミスカウントが発生し、安定した高精度な測定が実現
できないという問題がある。このようなことから、耐振
動/耐衝撃性能が高い測定器が望まれている。
【0006】本発明の目的は、このような従来の課題を
解決すべくなされたもので、耐振動および耐衝撃性能の
向上をはかり、信頼性の向上が可能な測定器を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の測定器は、測定
器本体と、この測定器本体に移動可能に設けられたスピ
ンドルと、前記測定器本体に固定された固定側検出素子
およびこの固定側検出素子に所定のギャップを介して対
向配置されかつ前記スピンドルに設けられた可動側検出
素子を含み、両検出素子の変位量を電気的信号として検
出する検出手段とを有する測定器において、前記測定器
本体およびスピンドルのいずれか一方には、前記可動側
検出素子が固定側検出素子から離れる方向へ変位したと
き、前記測定器本体およびスピンドルのいずれか他方に
当接して前記ギャップが拡がるのを制限するギャップ拡
大制限部材が設けられていることを特徴とする。
【0008】このような構成によれば、振動や衝撃など
によって、たとえば、スピンドルが傾き、可動側検出素
子が固定側検出素子から離れる方向へ変位しようとする
と、ギャップ拡大制限部材が一時的に測定器本体および
スピンドルのいずれか他方に当接してギャップが拡がる
のを制限するから、ギャップを許容値内に保持すること
ができる。よって、振動や衝撃などに対しても、可動側
検出素子と固定側検出素子とのギャップを許容値内に保
持することができるから、つまり、耐振動および耐衝撃
性能を向上させることができるから、信頼性の向上に寄
与できる。
【0009】ここで、ギャップ拡大制限部材としては、
測定器本体およびスピンドルのいずれか一方に一体的に
突出成形してもよいが、たとえば、スピンドルにギャッ
プ拡大制限ピンを測定器本体に所定の隙間を隔てて設け
るようにするとよい。このようにすれば、ギャップ拡大
制限ピンをスピンドルや測定器本体とは別体として形成
し、これをスピンドルに接着固定、あるいは、圧入固定
するだけでよいから、簡単に構成できる。
【0010】また、本発明の測定器は、測定器本体と、
この測定器本体に移動可能に設けられたスピンドルと、
前記測定器本体に固定された固定側検出素子およびこの
固定側検出素子に所定のギャップを介して対向配置され
かつ前記スピンドルに設けられた可動側検出素子を含
み、両検出素子の変位量を電気的信号として検出する検
出手段とを有する測定器において、前記固定側検出素子
および可動側検出素子のいずれか一方には、前記可動側
検出素子が固定側検出素子に接近する方向へ変位したと
き、いずれか他方に接して前記ギャップが狭まるのを制
限するギャップ縮小制限部材が設けられていることを特
徴とする。
【0011】このような構成によれば、振動や衝撃など
によって、たとえば、スピンドルが傾き、可動側検出素
子が固定側検出素子に接近する方向へ変位しようとする
と、ギャップ縮小制限部材が一時的に固定側検出素子お
よび可動側検出素子のいずれか他方に当接してギャップ
が狭まるのを制限するから、ギャップを許容値内に保持
することができる。よって、振動や衝撃などに対して
も、可動側検出素子と固定側検出素子とのギャップを許
容値内に保持することができるから、つまり、耐振動お
よび耐衝撃性能を向上させることができるから、信頼性
の向上に寄与できる。
【0012】ここで、ギャップ縮小制限部材としては、
固定側検出素子および可動側検出素子のいずれか一方に
ピンや突起を一体的、あるいは、別体として設けてもよ
いが、たとえば、固定側検出素子の可動側検出素子と対
向する面の周囲に沿ってギャップ縮小制限フィルムを設
けるようにするとよい。このようにすれば、固定側検出
素子を基板に封止樹脂を介して実装するような場合、ギ
ャップ縮小制限フィルムが封止樹脂のダムとしての機能
をも兼ねることができる。また、固定側検出素子の表面
にカバーガラスを装着するような場合、ギャップ縮小制
限フィルムがカバーガラスと可動側検出素子を有する部
材、たとえば、スケールとの接触を防ぎ、カバーガラス
を保護する役割を果たすことができる。
【0013】また、本発明の測定器は、測定器本体と、
複数のボールを保持筒で回転可能に保持したストローク
ベアリングを介して前記測定器本体に移動可能に設けら
れたスピンドルと、前記測定器本体に固定された固定側
検出素子およびこの固定側検出素子に所定のギャップを
介して対向配置されかつ前記スピンドルに設けられた可
動側検出素子を含み、両検出素子の変位量を電気的信号
として検出する検出手段とを有する測定器において、前
記スピンドルは、前記ストロークベアリングを複数個直
列配列した支持構造を介して、前記測定器本体に移動可
能に支持されていることを特徴とする。
【0014】このような構成によれば、スピンドルは、
ストロークベアリングを複数個直列配列した支持構造を
介して、測定器本体に移動可能に支持されているから、
つまり、ベアリングスパンを従来の支持構造に比べ約2
倍にできるから、支持構造の剛性を向上させることがで
きる。よって、耐振動および耐衝撃性能を向上させるこ
とができるから、信頼性の向上に寄与できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は本実施形態の直線変位測定
器の正面図、図2は図1の横断面図である。これらの図
に示すように、本実施形態の直線変位測定器は、測定器
本体としての縦長箱状の本体ケース1と、この本体ケー
ス1の下部壁にステム2を介して軸方向(図1の上下方
向)へ移動可能に設けられたスピンドル11と、このス
ピンドル11の移動変位量を検出する検出手段31とか
ら構成されている。
【0016】前記スピンドル11は、一端(図1の下
方)に被測定物に当接する球状の測定子12を有し、か
つ、中間部分が前記ステム2内にストロークベアリング
13を複数(2個)スピンドル11の軸方向に沿って直
列に配列した支持構造を介して移動可能に支持されてい
る。従って、ベアリングスパンは1つのストロークベア
リング13からなる支持構造に比べ、2倍になってい
る。各ストロークベアリング13は、図3および図4に
示すように、所定長さの円筒状の保持筒14と、この保
持筒14の周囲壁に形成された複数の収納孔内に回転可
能に収納保持された複数のボール15とから構成されて
いる。
【0017】前記スピンドル11の他端(測定子12と
は反対側端)には、2本の止めねじ21を介してスケー
ルホルダ22が固定されている。前記スケールホルダ2
2には、その略全長に亘って可動側検出素子34を有す
る板状のスケール35がスピンドル11の軸と平行に固
定されているとともに、一端側(スピンドルの支持構造
側)に回り止めピン23が、他端側(スピンドル11の
支持構造側とは反対側)にスプリング係止ピン24がそ
れぞれ突設されている。
【0018】前記回り止めピン23は、前記本体ケース
1内の側壁にスピンドル11の軸方向に沿って形成され
たガイド溝3内に摺動自在に挿入されている。これによ
り、スピンドル11は、回転規制された状態で、軸方向
へ移動できるようになっている。前記スプリング係止ピ
ン24には、一端が前記本体ケース1に突設されたスプ
リング係止ピン4に係止されたスプリング5の他端が係
止されている。これにより、スピンドル11は、図1中
下方(つまり、本体ケース1からスピンドル11が突出
する方向)へ常時付勢されている。
【0019】前記検出手段31は、前記本体ケース1内
に前記スピンドル11の軸方向に沿って固定されかつ固
定側検出素子32を有する基板33と、この基板33の
固定側検出素子32に所定のギャップGを介して対向配
置された前記可動側検出素子34を有するスケール35
とから構成されている。ここでは、固定側検出素子32
としては投受光IC、可動側検出素子34としては光学
格子で、両検出素子32,34の相対移動変位量を光電
的に検出する光学式検出手段を構成している。
【0020】前記検出手段31において、固定側検出素
子32と可動側検出素子34とのギャップGが変動する
と、信号処理回路でミスカウントが発生し、安定した高
精度な測定が実現できない。そこで、本実施形態におい
ては、固定側検出素子32と可動側検出素子34とのギ
ャップGを許容値内に保つために、スケールホルダ17
の他端側(検出手段31側)にギャップ拡大制限部材と
してのギャップ拡大制限ピン41が設けられているとと
もに、前記固定側検出素子32の可動側検出素子34と
対向する面の周囲に沿ってギャップ縮小制限部材として
のギャップ縮小制限フィルム42(図5参照)が設けら
れている。
【0021】前記ギャップ拡大制限ピン41は、前記可
動側検出素子34が固定側検出素子32から離れる方向
へ変位したとき、つまり、スピンドル11が図2中下方
へ変位したとき、前記本体ケース1の背面壁1Aに当接
して前記ギャップGが拡大するのを制限するようになっ
ている。このとき、ギャップGの変動方向におけるギャ
ップ拡大制限ピン41と本体ケース1の背面壁1Aとの
隙間は、通常時、予め設定された所定値、具体的には
0.1mmに設定されている。たとえば、ギャップ拡大
制限ピン41と本体ケース1の背面壁1Aとの間に0.
1mmのシックネステープを挟んで、ギャップ拡大制限
ピン41をスケールホルダ22に接着したのち、シック
ネステープを取り除くことにより、ギャップ拡大制限ピ
ン41と本体ケース1の背面壁1Aとの隙間を0.1m
mに設定してある。
【0022】前記ギャップ縮小制限フィルム42は、前
記可動側検出素子34が固定側検出素子32に接近する
方向へ変位したとき、つまり、スピンドル11が図2中
上方へ変位したとき、スケール35の表面に接してギャ
ップGが縮小するのを制限するようになっている。ま
た、ギャップ縮小制限フィルム42は、図6に示すよう
に、固定側検出素子32を基板33に実装するときの封
止樹脂43のダムとしての機能(封止樹脂43が流れ出
ないようにするダムとしての機能)と、固定側検出素子
32の表面に装着されるカバーガラス44とスケール3
5とが直接接触するのを防ぐカバーガラスの保護機能と
を備えている。従って、ギャップ縮小制限フィルム42
の厚みは、カバーガラス44や封止樹脂43からスケー
ル35までの距離に対して、ギャップ縮小制限フィルム
42からスケール35までの距離が短くなるように、設
定されている。
【0023】従って、本実施形態によれば、スケールホ
ルダ22にギャップ拡大制限ピン41を設けたので、振
動や衝撃などによってスピンドル11が一時的に傾き、
可動側検出素子34が固定側検出素子32から離れる方
向へ変位しようとすると、ギャップ拡大制限ピン41が
一時的に本体ケース1の背面壁1Aに当接してギャップ
Gが拡大するのを制限するから、ギャップGを許容値内
に保持することができる。よって、振動や衝撃などに対
しても、可動側検出素子34と固定側検出素子32との
ギャップGを許容値内に保持することができるから、高
精度測定を実現できる。しかも、ギャップ拡大制限ピン
41は、スピンドル11の支持部から最も離れた位置、
つまり、検出手段31の近傍に設けられているから、可
動側検出素子34と固定側検出素子32とのギャップG
の変動を許容値内に確実に抑えることができる。
【0024】また、固定側検出素子32の周囲に沿って
ギャップ縮小制限フィルム42を設けたので、振動や衝
撃などによってスピンドル11が一時的に傾き、可動側
検出素子34が固定側検出素子32に接近する方向へ変
位しようとすると、可動側検出素子34がギャップ縮小
制限フィルム42に接してギャップGが縮小するのを制
限するから、ギャップGを許容値内に保持することがで
きる。よって、振動や衝撃などに対しても、可動側検出
素子34と固定側検出素子32とのギャップGを許容値
内に保持することができるから、高精度測定を実現でき
る。しかも、ギャップ縮小制限フィルム42は、固定側
検出素子32を基板33に実装するときの封止樹脂43
のダムとして利用できるから、別に封止樹脂43のダム
として機能する部材を設けなくてもよい。さらに、固定
側検出素子32の表面に装着されるカバーガラス44と
スケール35とが直接接触するのを防ぐこともできる。
【0025】また、スピンドル11を、ストロークベア
リング13を複数個直列配列した支持構造を介して支持
したので、つまり、ベアリングスパンを従来の支持構造
に比べ約2倍にできるから、支持構造の剛性を向上させ
ることができる。よって、耐振動/耐衝撃性能の向上が
はかれるから、高精度測定を実現できる。
【0026】なお、上記実施形態では、スケールホルダ
22の一端側(スピンドルの支持構造側)に回り止めピ
ン23を、他端側(スピンドル11の支持構造側とは反
対側)にスプリング係止ピン24をそれぞれ突設した
が、たとえば、図7および図8に示すように構成しても
よい。これは、回り止めピン23をスケールホルダ22
の他端側(スピンドル11の支持構造側とは反対側)に
突設するとともに、スプリング係止ピン24を兼ねた構
成とし、その回り止めピン23をガイドするガイド溝3
を本体ケース1の側壁上方に形成したものである。この
ようにした場合、スピンドル11の支持構造から最も離
れた端部で回り止めピン23とガイド溝3とでスピンド
ル11の摺動がガイドされているから、これによっても
ギャップGの変動を抑えることができる。この場合、ギ
ャップ拡大制限ピン41は、スケールホルダ22の一端
側に設けられている。
【0027】また、上記実施形態では、ギャップ拡大制
限部材として、スピンドル11や本体ケース1とは別体
として形成したギャップ拡大制限ピン41をスピンドル
11側のスケールホルダ22に突設したが、スケールホ
ルダ22に一体的に突起などを設けるようにしてもよ
い。さらに、配置についても、上記実施形態で述べたス
ケールホルダ22に限らず、本体ケース1側に設けるよ
うにしてもよい。
【0028】また、上記実施形態では、ギャップ縮小制
限部材として、ギャップ縮小制限フィルム42を用いた
が、突起やピンなどでもよい。突起やピンなどの場合、
固定側検出素子32の周囲に沿って設けなくてもよく、
所定間隔おきに設けるようにしてもよい。さらに、配置
についても、上記実施形態で述べた固定側検出素子32
側に限らず、スケール34の可動側検出素子34側であ
ってもよい。
【0029】また、上記実施形態では、ストロークベア
リング13を2個直列配列した支持構造としたが、3個
以上直列配列した支持構造でもよい。また、各ストロー
クベアリング13の間に隙間をあけて配列してもよい。
【0030】また、上記実施形態では、光学式の検出手
段31を用いたが、静電容量式や磁気式などの検出手段
でもよい。また、上記実施形態では、ダイヤルゲージに
適用した例について説明したが、これに限らず、固定側
検出素子32と可動側検出素子34とでスピンドル11
の変位量を検出するタイプの測定器全般に適用すること
ができる。
【0031】
【発明の効果】本発明の測定器によれば、振動や衝撃が
ある使用環境の中でも、検出手段を構成する固定側検出
素子と可動側検出素子とのギャップを許容値内に抑える
ことができるから、耐振動性および耐衝撃性を向上させ
ることができ、信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す図である。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】同上実施形態におけるスピンドルの支持構造部
分を示す断面図である。
【図4】同上実施形態のストロークベアリングを示す斜
視図である。
【図5】同上実施形態の検出手段(固定側検出素子)部
分を示す図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示す図である。
【図8】図7の横断面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース(測定器本体) 11 スピンドル 13 ストロークベアリング 14 保持筒 15 ボール 31 検出手段 32 固定側検出素子 34 可動側検出素子 41 ギャップ拡大制限ピン(ギャップ拡大制限部材) 42 ギャップ縮小制限フィルム(ギャップ縮小制限部
材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川田 洋明 神奈川県川崎市高津区坂戸1−20−1 株 式会社ミツトヨ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定器本体と、この測定器本体に移動可
    能に設けられたスピンドルと、前記測定器本体に固定さ
    れた固定側検出素子およびこの固定側検出素子に所定の
    ギャップを介して対向配置されかつ前記スピンドルに設
    けられた可動側検出素子を含み、両検出素子の変位量を
    電気的信号として検出する検出手段とを有する測定器に
    おいて、 前記測定器本体およびスピンドルのいずれか一方には、
    前記可動側検出素子が固定側検出素子から離れる方向へ
    変位したとき、前記測定器本体およびスピンドルのいず
    れか他方に当接して前記ギャップが拡がるのを制限する
    ギャップ拡大制限部材が設けられていることを特徴とす
    る測定器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の測定器において、前記
    ギャップ拡大制限部材は、前記スピンドルに前記測定器
    本体に所定の隙間を隔てて設けられたギャップ拡大制限
    ピンであることを特徴とする測定器。
  3. 【請求項3】 測定器本体と、この測定器本体に移動可
    能に設けられたスピンドルと、前記測定器本体に固定さ
    れた固定側検出素子およびこの固定側検出素子に所定の
    ギャップを介して対向配置されかつ前記スピンドルに設
    けられた可動側検出素子を含み、両検出素子の変位量を
    電気的信号として検出する検出手段とを有する測定器に
    おいて、 前記固定側検出素子および可動側検出素子のいずれか一
    方には、前記可動側検出素子が固定側検出素子に接近す
    る方向へ変位したとき、いずれか他方に接して前記ギャ
    ップが狭まるのを制限するギャップ縮小制限部材が設け
    られていることを特徴とする測定器。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の測定器において、前記
    ギャップ縮小制限部材は、前記固定側検出素子の前記可
    動側検出素子と対向する面の周囲に沿って設けられたギ
    ャップ縮小制限フィルムであることを特徴とする測定
    器。
  5. 【請求項5】 測定器本体と、複数のボールを保持筒で
    回転可能に保持したストロークベアリングを介して前記
    測定器本体に移動可能に設けられたスピンドルと、前記
    測定器本体に固定された固定側検出素子およびこの固定
    側検出素子に所定のギャップを介して対向配置されかつ
    前記スピンドルに設けられた可動側検出素子を含み、両
    検出素子の変位量を電気的信号として検出する検出手段
    とを有する測定器において、 前記スピンドルは、前記ストロークベアリングを複数個
    直列配列した支持構造を介して、前記測定器本体に移動
    可能に支持されていることを特徴とする測定器。
JP19240797A 1997-07-17 1997-07-17 測定器 Expired - Fee Related JP3474402B2 (ja)

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