JPH1137726A - 厚みセンサ - Google Patents

厚みセンサ

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JPH1137726A
JPH1137726A JP19406197A JP19406197A JPH1137726A JP H1137726 A JPH1137726 A JP H1137726A JP 19406197 A JP19406197 A JP 19406197A JP 19406197 A JP19406197 A JP 19406197A JP H1137726 A JPH1137726 A JP H1137726A
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JP
Japan
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light
slit
position detector
light receiving
thickness sensor
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JP19406197A
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English (en)
Inventor
Izumi Adachi
泉 安達
Kazuoki Koike
一興 小池
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Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源から投射される光の空間的強度分布の非
一様性によらず、高精度、高速応答、かつ、入出力関係
の線形性が高い厚みセンサを提供する 【解決手段】 厚みセンサ10は、搬送路50に略平行
な光を投射する発光ダイオード12、下側が鋭角になっ
ているくさび状の受光面を有する第1のフォトダイオー
ド14aと、上側が鋭角になっているくさび状の受光面
を有する第2のフォトダイオード14bとを、絶縁体か
らなる分離層14cを介してそれぞれ9個ずつ交互に配
列した構造を有する2分割型半導体位置検出器14、ス
リット孔16aを有するスリット板16、鋼球22と押
しバネ24からなり、被測定対象52の厚みによってス
リット板16を上下に動かすことのできる駆動機構、及
び発光ダイオード12から投射される光の指向性を無く
すために、発光ダイオード12とスリット板16との間
に設けられた光拡散板18から主に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送されるシート
状の被測定対象の厚みを光学的に計測する、厚みセンサ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、紙などのシート状物体の厚み
を計測するセンサは、多数知られている。中でも、遮光
板やスリットなどを有する可動体を被測定対象に接触さ
せ、被測定対象の厚みによって遮光板やスリットが変位
した量を光学的に計測する方法は、構造が簡単で製造コ
ストも安いため、広く用いられている。
【0003】例えば、特開昭58−113704号公
報、特開平8−43035号公報には、被測定対象の厚
みによって変位する可動体に設けられたスリットや遮光
板と光路との位置関係により変化する受光光量を検出
し、被測定対象の厚みを計測する厚みセンサが開示され
ている。また、特開平8−43035号公報には、被測
定対象の厚みによって変位する可動体に投射光を通過さ
せるピンホールを備え、さらに受光素子として半導体位
置検出素子(PSD)を用いた厚みセンサが開示されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記受光光量
の変化により厚みを計測する厚みセンサにおいては、光
源から投射される光の空間的強度分布が一様ではない場
合は、計測誤差が非常に大きくなる。特に、光源にLE
Dなどを用いる場合、温度によって光の空間的強度分布
が変化し、計測誤差は大きくなる。
【0005】また、上記可動体にピンホールを備え、受
光素子としてPSDを用いた厚みセンサにおいては、受
光光量ではなく、PSDによって検出した位置信号から
厚みを求めているため、上記光の空間的強度分布の非一
様性に起因する誤差は小さくなる。しかし、半導体位置
検出素子としてPSDを用いているため、応答速度が遅
く、また、分解能も悪い。
【0006】また、上記従来技術のいずれの厚みセンサ
も、その構成から明らかなように、被測定対象の厚みに
対して、出力値(検出光量、PSDの出力など)の線形
性が低い。従って、被測定対象の厚みに比例した出力値
を得るためには、コンピュータ等を用いて、リニア補正
テーブルを作成し、出力値を変換しなくてはならない。
その結果、センサシステム全体の構成が複雑で高価にな
ってしまい、また、ソフトウェアを介することから、応
答速度が著しく遅くなる。
【0007】本発明は、上記問題点を解決し、光源から
投射される光の空間的強度分布の非一様性による誤差が
小さく、応答速度が速く、かつ、入出力関係の線形性が
高い厚みセンサを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の厚みセンサは、くさび型の受光面を有する
第1の半導体受光素子と、くさび型の受光面を有する第
2の半導体受光素子とを、少なくともそれぞれ1つ以上
ずつ、くさびの鋭角がそれぞれ逆に配置されるように、
特定の配列方向に交互に配列して受光面を形成した2分
割型半導体位置検出器と、半導体位置検出器の受光面に
光を投射する光源と、光源から投射された光のうち、上
記の配列方向と平行な線状のスリット光を半導体位置検
出器の受光面に通過させるスリット孔を有するスリット
板と、被測定対象の厚みに応じて、スリット板を上記の
配列方向と垂直方向に駆動する駆動機構とを備えたこと
を特徴としている。
【0009】被測定対象の厚みに応じて、スリット孔を
有するスリット板を駆動させることにより、半導体位置
検出器の受光面に入射するスリット孔の位置が変化す
る。従って2分割半導体位置検出素子で上記スリット孔
の位置を検出することにより、被測定対象の厚みが計測
できる。また、受光素子として2分割半導体位置検出器
を用いていることにより、PSDを用いる場合などと比
較して応答速度の速い出力信号が得られる。
【0010】また、半導体受光素子の配列方向と平行な
線状のスリット光の光強度を、くさび形の受光面を有す
る受光素子を複数個重ねた2分割型半導体位置検出器で
検出することにより、隣り合った各一対の受光素子(第
1の半導体受光素子と第2の半導体受光素子)の範囲で
は、光の空間的強度分布が近似的に均一とみなせる。よ
って、光の空間的強度分布の非一様性に基づく誤差が低
減でき、線形性の高い出力信号が得られる。
【0011】また、本発明の厚みセンサは、光源とスリ
ット板との間に、光拡散板をさらに備えたことを特徴と
してもよい。
【0012】光拡散板を備えることにより、光源から投
射された光の指向性を無くすことが可能となり、その結
果、スリット板が多少光軸方向に移動しても、スリット
孔を通過した光が半導体位置検出装置に到達する位置の
ずれが小さくなり、スリット板の前後へのぶれによる計
測誤差が小さくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係る厚みセン
サについて図面を参照して説明する。図1は、本発明の
実施形態に係る厚みセンサの構成図である。厚みセンサ
10は、光源である発光ダイオード12、2分割型半導
体位置検出器14、スリット孔16aを有するスリット
板16、及び光拡散板18から主に構成されており、筐
体20内に納められている。また、筐体20は搬送路5
0と一定の距離を保った状態で、搬送路50に固定され
ている。
【0014】光源である発光ダイオード12は、搬送路
50に略平行な光軸を持つ投射光を投射できるような向
きをもって、筐体20に固定されている。
【0015】2分割型半導体位置検出器14は、発光ダ
イオード12から投射された光を受光できるように、発
光ダイオード12に対向した位置に、アッセンブリ基板
21を介して筐体20に固定されている。また、本実施
形態で用いる2分割型半導体位置検出器14の受光面
は、特公平6−7052号公報において開示されている
ように、図2に示すような構造になっている。すなわ
ち、下側が鋭角になっているくさび状の受光面を有する
第1のフォトダイオード14aと、上側が鋭角になって
いるくさび状の受光面を有する第2のフォトダイオード
14bとを、絶縁体からなる分離層14cを介してそれ
ぞれ9個ずつ交互に配列した構造になっている。また、
2分割型半導体位置検出器14は、第1の電極14d、
第2の電極14eを有しており、第1の電極14dから
は、各々の第1のフォトダイオード14aによって発生
した光電流の総和を、第2の電極14eからは、各々の
第2のフォトダイオード14bによって発生した光電流
の総和をそれぞれ外部に取り出せるようになっている。
2分割型半導体位置検出器14は、第1の電極14d、
第2の電極14eがそれぞれ上側、下側になるように、
筐体20に固定されており、また、2分割型半導体位置
検出器14の受光面以外の部分は、光の反射による影響
を低減するために、光吸収材(アパーチャ)で覆われて
いる。
【0016】発光ダイオード12と2分割型半導体位置
検出器14の間には、発光ダイオード12から投射され
た光の一部を2分割型半導体位置検出器14の受光面に
通過させるためのスリット孔16aを有するスリット板
16が設けられている。スリット板16及びスリット孔
16aの具体的な形状は図3に示すようになっている。
スリット板16は、2分割型半導体位置検出器14の受
光面全体を覆うための十分な面積を持っており、その中
心部に横長の長方形のスリット孔16aを有している。
【0017】スリット板16の下部は、L字型に折れ曲
がっており、このL字型に折れ曲がった部分を下から上
に、あるいは上から下に押すことによって、スリット板
16全体が上下(搬送路50に垂直方向)に動くことが
できる構造になっている。具体的には、スリット板16
のL字型に折れ曲がった部分は、筐体に上下動及び回転
可能に設置された鋼球22の上に載せられており、一
方、上部からは筐体20に設置された押しバネ24によ
って押さえつけられている。従って、搬送路50と鋼球
22との間に、被測定対象である紙などのシート52が
入ってくると、鋼球22がシート52によって押し上げ
られ、その結果、スリット板16も上に押し上げられ
る。これとは逆に、シート52が、搬送路50と鋼球2
2との間から取り除かれると、押しバネ24の弾性力に
よって、スリット板16及び鋼球22は下に押し下げら
れ、もとの位置に戻ることになる。
【0018】光拡散板18は、発光ダイオード12とス
リット板16との間に設けられており、発光ダイオード
12から投射された光を散乱させることができるように
なっている。
【0019】さらに、筐体20の上部には、発光ダイオ
ード12への電流供給、及び、2分割型半導体位置検出
器14によって得られた出力信号を外部に取り出すため
のコネクタ26が設けられている。
【0020】また、本実施形態に係る厚みセンサの回路
構成は図4に示すようになっている。発光ダイオード1
2は、LED駆動回路28によって発光する。また、2
分割型半導体位置検出器14の第1のフォトダイオード
14aによって発生した光電流、及び第2のフォトダイ
オード14bによって発生した光電流はそれぞれ、増幅
部30で増幅され、I/V変換部32によって電圧信号
に変換された後、ADコンバータ34に入力される。A
Dコンバータ34は、入力信号をAD変換した後、パソ
コン36に出力し、パソコン36は、ADコンバータ3
4の出力に基づき、変位を出力する。
【0021】続いて、本実施形態に係る厚みセンサの作
用について説明する。発光ダイオード12から投射され
た光は、光拡散板18によって散乱され、スリット板1
6のスリット孔16aを通過し、2分割型半導体位置検
出器14の受光面に達する。よって、2分割型半導体位
置検出器14の受光面には、スリット孔16aの位置に
対応した部分のみに光が入射することになる。特に、ス
リット孔16aは、横長の長方形であるので、2分割型
半導体位置検出器14の受光面のうち、スリット孔16
aの位置に対応した部分に、横長の線状のスリット光が
入射する。従って、2分割型半導体位置検出器14の出
力位置信号から、スリット板16のスリット孔16aの
上下方向の位置、つまり高さが検出できる。
【0022】ところで、搬送路50に、被測定対象であ
るシート52が搬送されていないときは、スリット板1
6、及び鋼球22は押しバネ24によって下に押し下げ
られているため、スリット孔16aは、特定の位置に固
定されている。しかし、搬送路50に一定の厚みを有す
るシート52が搬送されると、シート52によって鋼球
22が上に押し上げられ、それに伴い、スリット板16
も上に押し上げられる。従って、スリット孔16aの位
置はシート52の厚みの分だけ上に押し上げられる。よ
って、スリット孔16aの高さを2分割型半導体位置検
出器14によって検出することにより、シート52の厚
みを計測することが可能となる。
【0023】ここで、2分割型半導体位置検出器14に
よる、受光位置計測原理について説明する。まず、簡単
のため、下側が鋭角になっているくさび状の受光面を有
する第1のフォトダイオード14aと、上側が鋭角にな
っているくさび状の受光面を有する第2のフォトダイオ
ード14bとを一つずつ組み合わせた2分割型半導体位
置検出器14を用いて説明する。
【0024】図5は、下側が鋭角になっているくさび状
の受光面を有する第1のフォトダイオード14aと、上
側が鋭角になっているくさび状の受光面を有する第2の
フォトダイオード14bとを一つずつ組み合わせた2分
割型半導体位置検出器14の受光面を表した図である。
2分割型半導体位置検出器14の受光面は、2つのくさ
び状の受光面を組み合わせたため、全体として長方形に
なっている。
【0025】ここで、2分割型半導体位置検出器14の
受光面に、スリット光54が入射した場合を考える。ス
リット光54の幅は、2分割型半導体位置検出器14の
一辺の長さと比較して十分小さく、スリット光54は2
分割型半導体位置検出器14の長方形の受光面のうち1
辺に平行(図5においてはy軸に平行)に入射するもの
とする。このとき、第1の電極14dから取り出される
電流、つまり第1のフォトダイオード14aによって発
生した光電流をI1、第2の電極14eから取り出され
る電流、つまり第2のフォトダイオード14bによって
発生した光電流をI2、図5に示すx−y座標系を考え
たときのスリット光54の入射するx軸方向の位置を
x、スリット光54がxの位置に入射するときに、スリ
ット光54が第1のフォトダイオード14aと重なる部
分の長さをW(x)、スリット光54がxの位置に入射
するときに、スリット光54が第2のフォトダイオード
14bと重なる部分の長さをH(x)とすると、I1
2に関して式(1)、及び、式(2)が成り立つ。
【0026】
【数1】
【0027】
【数2】
【0028】ここで、第1のフォトダイオード14aと
第2のフォトダイオード14bの間隔をI、2分割型半
導体位置検出器14の受光面の辺のうち、スリット光5
4に平行な方の一辺の長さをWとすると、W(x)とH
(x)との間には、式(3)の関係が成立する。
【0029】
【数3】
【0030】従って、原点Oからx軸方向にxだけ離れ
た点でのW(x)、及び、H(x)は、式(4)、及
び、式(5)で表される。
【0031】
【数4】
【0032】
【数5】
【0033】ここで、Lは、2分割型半導体位置検出器
14の受光面の辺のうち、スリット光54に垂直な辺の
長さである。
【0034】また、2分割型半導体位置検出器14で生
成される全電流をI0とすると、
【0035】
【数6】 となるので、式(4)、式(5)、式(6)を式
(1)、式(2)に代入すると、I1、I2はそれぞれ式
(7)、式(8)で表される。
【0036】
【数7】
【0037】
【数8】
【0038】式(7)、式(8)からスリット光54の
x軸方向の位置xは、
【0039】
【数9】 の様に表せる。従って、全電流I0、及び、第1のフォ
トダイオード14aによって発生した光電流I1と第2
のフォトダイオード14bによって発生した光電流をI
2との差分を計測することによって、スリット光54の
入射位置が分かることになる。ここで、2分割型半導体
位置検出器14の受光面の幅、つまり、W(x)+H
(x)はxによらず一定であるため、I1+I2は一定と
なり、xはI1−I2に対して線形性を持った量として得
られる。また、スリット光の光強度が、時間的に変化す
る場合は、I1+I2が一定となるように光源の光量を制
御することにより、上記と同様にxはI1−I2に対して
線形性を持った量として得られることになる。
【0040】上記構成においては、スリット孔16aを
通過する光の強度、つまりスリット光54の強度が空間
的に一様であれば、I1−I2はxに対して理想的な直線
を描く。しかし、実際には、光源から投射された光は空
間的に一様ではなく、従ってスリット光54も空間的に
一様ではない。この場合の影響を図6を用いて説明す
る。図6(a)に示すスリット光が図6(b)に示すよ
うな空間強度分布を持っている場合に第1のフォトダイ
オード14aは、54a部分の面積に比例した光電流I
1’を発生させ、第2のフォトダイオード14bは、5
4bの面積に比例した光電流をI2’を発生させる。こ
のとき、I1’、I2’は、
【0041】
【数10】
【0042】
【数11】 となる。ここで、I1,I2はそれぞれ、全体光量が等し
い状態で光が均一に照射された場合の第1のフォトダイ
オード14aによって発生した光電流、第2のフォトダ
イオード14bによって発生した光電流であり、Δi
は、光が不均一に照射されることにより第1のフォトダ
イオード14a、及び第2のフォトダイオード14bに
発生する光電流の変化分である。式(10)、式(1
1)から明らかなように、光が空間的に一様ではない時
は、I1’−I2’が式(12)で表され、その不均一度
に応じて大きな誤差成分(−2Δi)が発生する。この
誤差により、位置検出精度が著しく低下する。
【0043】
【数12】
【0044】そこで、本実施形態に係る厚みセンサは、
図2に示すように、くさび形の受光面を持つ第1のフォ
トダイオード14aと第2のフォトダイオード14bと
を交互に多数個配列して受光面を形成している。このよ
うな構成とした場合は、空間的な光強度の非一様性が問
題となるのは、一対の第1のフォトダイオード14aと
第2のフォトダイオード14bの間だけである。よっ
て、この幅を狭くして多数個並べることにより、図7
(b)に示すように、それぞれの一対の第1のフォトダ
イオード14aと第2のフォトダイオード14bの範囲
においては近似的に光強度の空間分布を一様にすること
ができる。その結果、位置検出誤差を小さく押さえるこ
とが可能となる。
【0045】次に、光拡散板18の作用について説明す
る。図8は光拡散板18を用いない場合の光の進路を示
した図である。発光ダイオード12を点光源と仮定する
と、発光ダイオード12から投射されスリット孔16a
を通過した光は、鋭い指向性を持つ。従って、スリット
孔16aが光軸方向にずれた場合、例えば図8に示すよ
うに、スリット板16がΔzだけ光源に近づいた場合
(図中点線の位置)は、2分割型半導体位置検出器14
の受光面に入射するスリット光の位置が、上方にΔxだ
けずれてしまい、大きな誤差となる。
【0046】そこで、本実施形態に係る厚みセンサにお
いては、発光ダイオード12とスリット板16との間
に、発光ダイオード12から投射された光を散乱させる
ことができるような光拡散板18を設けている。発光ダ
イオード12から投射され、光拡散板18によって散乱
された光は指向性が無くなる。よって、様々な方向から
の光がスリット孔16aを通過し、2分割型半導体位置
検出器14の受光面に入射するため、スリット板16の
光軸方向へのずれによる位置検出誤差が低減される。
【0047】続いて、本実施形態に係る厚みセンサの効
果について説明する。本実施形態に係る厚みセンサ10
は、受光素子として2分割半導体位置検出器14を用い
ていることにより、受光素子としてPSDを用いる場合
などと比較して応答速度の速い出力信号が得られる。
【0048】また、本実施形態に係る厚みセンサは、受
光素子として、第1のフォトダイオード14aと第2の
フォトダイオード14bとを交互に配列した2分割型半
導体位置検出器14を用い、スリット孔16aによっ
て、第1のフォトダイオード14aと第2のフォトダイ
オード14bとを配列した方向と平行な線状のスリット
光を2分割型半導体位置検出器14の受光面に入射さ
せ、その入射光強度から被測定対象52の厚みを計測す
ることにより、隣り合った各一対の受光素子(第1のフ
ォトダイオード14aと第2のフォトダイオード14
b)の範囲では、光の空間的強度分布が近似的に均一と
みなせるため、光の空間的強度分布の非一様性に基づく
誤差が低減でき、線形性の高い出力信号が得られる。
【0049】さらに、本実施形態に係る厚みセンサ10
は、発光ダイオード12とスリット板16との間に、光
拡散板18をさらに備えたことにより、光源から投射さ
れた光の指向性を無くすことが可能となり、その結果、
スリット板16が多少前後に移動しても、スリット孔1
6aを通過した光が2分割型半導体位置検出装置14に
到達する位置のずれが小さくなり、スリット板16の光
軸方向へのぶれによる計測誤差が小さくなる。
【0050】最後に、本実施形態の厚みセンサにおい
て、半導体位置検出器14は、下側が鋭角になっている
くさび状の受光面を有する第1のフォトダイオード14
aと、上側が鋭角になっているくさび状の受光面を有す
る第2のフォトダイオード14bとを、絶縁体からなる
分離層14cを介してそれぞれ9個ずつ交互に積み重ね
た構造であったが、これは9個ずつでなくてもよい。発
光ダイオード12の出力特性を考慮し、必要精度が得ら
れるのであれば、第1のフォトダイオード14aと第2
のフォトダイオード14bの組は9個より少なくてもよ
い。9個より少ない場合は、製造がより容易になる。一
方、第1のフォトダイオード14aと第2のフォトダイ
オード14bの組を9個より多くすることにより、受光
面に対して光強度の空間的非一様性の影響する範囲が小
さくなり、計測精度を上げることができる。
【0051】
【発明の効果】本発明の厚みセンサは、受光素子として
2分割半導体位置検出器を用いていることにより、PS
Dを用いる場合などと比較して応答速度の速い出力信号
が得られる。
【0052】また、半導体受光素子の配列方向と平行な
線状のスリット光の光強度を、くさび形の受光面を有す
る受光素子を複数個重ねた2分割型半導体位置検出器で
検出することにより、隣り合った各一対の受光素子(第
1の半導体受光素子と第2の半導体受光素子)の範囲で
は、光の空間的強度分布が近似的に均一とみなせるた
め、光の空間的強度分布の非一様性に基づく誤差が低減
でき、線形性の高い出力信号が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る厚みセンサの構成図で
ある。
【図2】本発明の実施形態に係る厚みセンサで用いる2
分割型半導体位置検出器の受光面の構成図である。
【図3】本発明の実施形態に係る厚みセンサで用いるス
リット板の平面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る厚みセンサの回路構成
図である。
【図5】2分割型半導体位置検出器の受光面の構成図で
ある。
【図6】2分割型半導体位置検出器に空間的に不均一な
スリット光が入射したときの様子を表した図である。
【図7】本発明の実施形態に係る厚みセンサの2分割型
半導体位置検出器に空間的に不均一なスリット光が入射
したときの様子を表した図である。
【図8】本発明の実施形態に係る厚みセンサにおいて、
スリット板の光軸方向のぶれによる誤差の様子を表した
図である。
【符号の説明】
10…厚みセンサ、12…発光ダイオード、14…2分
割型半導体位置検出器、14a…第1のフォトダイオー
ド、14b…第2のフォトダイオード、14c…分離
層、14d…第1の電極、14e…第2の電極、16…
スリット板、16a…スリット孔、18…光拡散板、2
0…筐体、21…アッセンブリ基板、22…鋼球、24
…押しバネ、28…LED駆動回路、30…増幅部、3
2…I/V変換部、34…ADコンバータ、36…パソ
コン、50…搬送路、52…被測定対象、54…スリッ
ト光

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 くさび型の受光面を有する第1の半導体
    受光素子と、 くさび型の受光面を有する第2の半導体受光素子とを、 くさびの鋭角がそれぞれ逆に配置されるように、特定の
    配列方向に交互に複数個ずつ配列して受光面を形成した
    2分割型半導体位置検出器と、 前記半導体位置検出器の受光面に光を投射する光源と、 前記光源から投射された光のうち、前記配列方向と平行
    な線状のスリット光を前記半導体位置検出器の受光面に
    通過させるスリット孔を有するスリット板と、 被測定対象の厚みに応じて、前記スリット板を前記配列
    方向と垂直方向に駆動する駆動機構と、を備えたことを
    特徴とする厚みセンサ。
  2. 【請求項2】 前記光源と前記スリット板との間に、光
    拡散板をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載
    の厚みセンサ。
JP19406197A 1997-07-18 1997-07-18 厚みセンサ Pending JPH1137726A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115143911A (zh) * 2022-09-06 2022-10-04 江苏科路电气有限公司 一种半导体器件测量装置

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