JPH1136864A - 内燃機関の冷却水循環装置 - Google Patents

内燃機関の冷却水循環装置

Info

Publication number
JPH1136864A
JPH1136864A JP19127997A JP19127997A JPH1136864A JP H1136864 A JPH1136864 A JP H1136864A JP 19127997 A JP19127997 A JP 19127997A JP 19127997 A JP19127997 A JP 19127997A JP H1136864 A JPH1136864 A JP H1136864A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
amount
temperature
internal combustion
combustion engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19127997A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Kobayashi
日出夫 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP19127997A priority Critical patent/JPH1136864A/ja
Publication of JPH1136864A publication Critical patent/JPH1136864A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却水に加える熱量を増やさなくても車室内
を一気に暖められるようにすること。 【解決手段】 エンジン1の冷却水循環通路5を流れる
冷却水を積極的に加熱する電気ヒータ9により加熱され
る冷却水の量をエンジン1がオーバクール状態のときに
は少なくとも減らす冷却水量制御手段21を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の冷却水
循環装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関は一定の温度範囲でうまく作動
するように作られているので、オーバヒートもまずいが
オーバクールも好ましくない。
【0003】オーバクールの状態では内燃機関全体の温
度が低いため、燃料が気化しにくかったり着火しにくか
ったり、あるいは、燃焼速度が低くなったりする。ま
た、内燃機関を構成する各部品のクリアランスは、想定
する温度範囲で丁度良くなるように設計してある。この
ため、その温度範囲から外れた低温状態では各部品間の
隙間が大きくなり過ぎて、例えば、シリンダとピストン
との関係で述べれば、両者の間の隙間から混合気や燃焼
ガスが吹き抜けてしまうため、適性な駆動トルクを内燃
機関が得られなくなる虞れがある。また、他の部品間に
あってもクリアランスが大きければ、回転部や摺動部等
で叩かれるような現象が起こり得る。
【0004】さらに、オーバクール状態ではエンジンオ
イルの温度が低いので、エンジンオイルの粘度が高くな
り、それだけフリクションが大きくなってしまう。以上
の理由からオーバクール状態では、内燃機関本来のパワ
ーやスロットルレスポンスは望めない。また、オーバク
ール状態で大きな負荷を掛ければ内燃機関を痛めること
にもなる。
【0005】一方、内燃機関は、燃料を燃焼させその熱
エネルギーの一部をクランクシャフトの回転力に変換し
て動力を得るものである。したがって、内燃機関は元々
熱エネルギーを有するものであるから、内燃機関は、こ
れを始動するだけでいずれ暖機状態にはなる。しかし、
寒冷時には、内燃機関自体が冷えきっているため、オー
バクール状態から暖機状態になるまでには時間を要す
る。
【0006】そこで、暖機を促進するために、例えば実
開昭59−14706号公報等では、本来は内燃機関を
冷却するのに用いている冷却水に排気ガスや電気ヒータ
の熱を積極的に加えるという技術を開示している。
【0007】しかしながら、急いで発車する場合を除
き、冷寒時にはドライバーはまず車室内を暖めたいと思
うものである。すなわち、寒い時には、内燃機関の暖機
に優先して車室内を暖めたいと誰もが思うものである。
【0008】車室内を暖める装置としては、周知のよう
に内燃機関の熱エネルギーを利用した車輛用室内ヒータ
がある。車輛用室内ヒータでは前記冷却水を熱交換用媒
体として利用する。この冷却水は、内燃機関の冷却水通
路をウォータポンプによって循環され、この循環中に内
燃機関がその駆動によって本来持つ熱や冷却水通路の適
当な箇所での前記排気ガス利用による熱や電気ヒータの
熱を吸収して暖まる。そして、この暖められた冷却水の
持つ熱を車輛用室内ヒータにより熱交換して、温かい空
気を車輛用室内ヒータから流すことで車室内を暖める。
【0009】以上のことからわかるように、内燃機関に
含まれる冷却水は、冷却水通路を循環するため、冷却水
の全部が均一に暖められる。
【0010】
【本発明が解決しようとする課題】ところで、車輛用室
内ヒータによる熱交換によって、前記温められた冷却水
から車室内を暖めるための熱を得るには、冷却水がある
程度の温度にまで達している必要がある。
【0011】けれども、これまでの技術では、前記のよ
うに、内燃機関に含まれる冷却水を前記のように均一に
全部暖めるという構造であったため、車輛用室内ヒータ
による熱交換が可能な温度にまで冷却水を急速に暖め、
その結果、車室温度を一気に高めるということができな
かった。
【0012】車輛用室内ヒータの改良によってその性能
アップを図ることも可能であろうが限度がある。また、
排気ガスや電気ヒータの熱量が多めになるように排気ガ
スの量や電気ヒータの放熱量を設定しておけば、車室温
度も早く高められるばかりか内燃機関の暖機促進もでき
る。しかし、排気ガスの熱量を増やすといっても内燃機
関の始動時では排気ガスの熱量増加はあまり望めない。
また、電気ヒータの熱量の増加は、大型の電気ヒータを
使用することで可能であるが、消費電力が多くなり、ま
た車載性の問題もある。
【0013】本発明は、上記実情に鑑み為されたもので
あって、その解決しようとする課題は、冷却水に加える
熱量を増やさなくても車室内を一気に暖められるように
することを技術的課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明内燃機関の冷却水循環装置は、以下の構成と
した。
【0015】すなわち、本発明の内燃機関の冷却水循環
装置は、内燃機関の冷却水が循環する冷却水循環通路
と、この冷却水循環通路を流れる冷却水を積極的に加熱
する加熱手段と、この加熱手段によって加熱される前記
冷却水を熱源としかつ前記冷却水循環通路上に位置する
車輛用室内ヒータとを有する内燃機関の冷却水循環装置
に関する。そして、前記加熱手段によって加熱する冷却
水の量を前記内燃機関がオーバクール状態のときには少
なくとも減らす冷却水量制御手段を備えたことを特徴と
する。
【0016】本発明の内燃機関の冷却水循環装置では、
冷却水量制御手段が、加熱手段によって加熱される冷却
水の量を前記内燃機関がオーバクール状態のときには少
なくとも減らすようになっている。このため、加熱手段
の発熱量が冷却水量を減らさない場合も減らした場合も
一定であれば、冷却水の量が減った場合は、冷却水の温
度上昇量は高まる。例えば、加熱手段を電気ヒータとす
る。そして、その発熱量が2kWで、冷却水循環通路内
を流れる冷却水の量を毎分1リットルから半分の0.5
リットルに減らした場合、その温度上昇量は2倍にな
る。
【0017】一方、車輛用室内ヒータの一般的な性能と
して、車輛用室内ヒータを通過する冷却水の量と車輛用
室内ヒータから出る放熱量との関係において、冷却水の
量が一定であれば、冷却水と外気温の差に比例して車輛
用室内ヒータから出る放熱量も大きくなる。
【0018】これらのことから、加熱手段である電気ヒ
ータの発熱量を一定にして、冷却水の量を減らせば、そ
れだけ冷却水の温度は高まり、その分、この高まった冷
却水と外気温の差も大きくなる。その結果、車輛用室内
ヒータから出る放熱量も増えるため、車室内を一気に暖
められるようになる。
【0019】また、冷却水量制御手段は、冷却水循環通
路上に設けられるとともに、この冷却水量制御手段は、
前記冷却水の温度が、所定の温度よりも低い温度のとき
に閉弁しかつ前記冷却水の流れをそこで塞き止める感温
弁と、この感温弁によって塞き止められている冷却水の
一部を迂回させて前記加熱手段へ通す迂回路とを有する
ようにしてもよい。
【0020】感温弁としては、低温閉弁サーモスタット
が適用できる。迂回路としては、感温弁が閉じたときに
冷却水が感温弁を通らずに別のルートを通って電気ヒー
タへ至らしめられる通路であればよい。そして、迂回路
の形成場所としては、感温弁とは別物として設けてもよ
いが、例えば感温弁の一部である弁に設けた小穴とし、
感温弁自体が閉弁しているときにこの小穴を介して冷却
水がそこから電気ヒータに向けて流れる構造のものとし
てもよい。
【0021】また、迂回路は、ここを通る一部の冷却水
がその後電気ヒータから受ける熱量と、この熱量を含ん
だ一部の冷却水が前記車輛用室内ヒータによって熱交換
される結果車輛用室内ヒータから放出される放熱量とが
等しくなるように、迂回路を通る冷却水の量を絞れるも
のであれば何でもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】
〈装置の全体構成〉以下、本発明の実施の形態を添付し
た図面に基いて説明する。
【0023】図1に示すように、エンジン1は、エンジ
ン本体3の内部に形成した図示しないウォータジャケッ
トを含み、かつエンジン本体3の冷却水を循環させる冷
却水循環通路5を有している。なお、ここで述べている
冷却水循環通路5は、エンジン1のオーバヒートを防止
するためのラジエータ等を含む、図示しない冷却系に係
る冷却水通路とは、別の冷却水通路である。
【0024】冷却水循環通路5は、エンジン1の冷却水
出口1aと冷却水入口1bとを図1に示すように環状に
結んでいる。また、冷却水循環通路5には、冷却水入口
1b側に位置し冷却水を循環する循環元としてのウォー
タポンプ7と、冷却水出口1a側に位置しウォータポン
プ7によって流される冷却水を加熱する加熱手段として
の電気ヒータ9と、この電気ヒータ9とウォータポンプ
7との間で電気ヒータ9側に位置し、電気ヒータ9によ
って加熱された冷却水を熱源とする車輛用室内ヒータ1
1とを有しており、それらの各々を冷却水が通過するよ
うになっている。
【0025】なお、車輛用室内ヒータ11には、図示し
ない送風機が設けられており、この送風機によって車輛
用室内ヒータ11から車室内に暖かい風が吹き出される
ようになっている。
【0026】冷却水出口1aには、冷却水循環通路5を
包み込むような例えば筒状をしたハウジング13が取り
付けられており、このハウジング13に電気ヒータ9お
よび感温弁としての低温閉弁サーモスタット15が取り
付けられている。
【0027】低温閉弁サーモスタット15は支持板17
によってハウジング13と同軸にハウジング13内に取
り付けられており、支持板17には小穴19が形成され
ている。そして、低温閉弁サーモスタット15は、エン
ジン1がオーバクール状態のときに閉弁し、エンジンが
暖まって冷却水温度が所定温度になると開弁するように
なっている。
【0028】そして、低温閉弁サーモスタット15は、
これが閉弁状態にあるときにはそこで冷却水を塞き止め
る。そして、塞き止められている冷却水の一部は、小穴
19を通って電気ヒータ9に向かって流れる。
【0029】エンジン1の始動後、やがてエンジン1が
熱を持ち、冷却水温度が所定温度以上になると低温閉弁
サーモスタット15は開弁し、それまで小穴19を通っ
て電気ヒータ9に向かって流れていた冷却水は、小穴1
9を通る代わりに低温閉弁サーモスタット15を通るよ
うになる。この結果、それまで塞き止められていた冷却
水が電気ヒータ9に向かってたくさん流れるようにな
る。
【0030】逆にエンジン1が停止して冷たくなって行
き、その結果、冷却水の温度が所定の温度よりも下がる
と、前記のように、低温閉弁サーモスタット15が閉弁
し、冷却水の一部が小穴19を通るようになる。
【0031】したがって、小穴19は、エンジン1が冷
えている場合にのみ冷却水の一部を低温閉弁サーモスタ
ット15の代わりに通す迂回路であり、その大きさは、
エンジン出力や排気量等のエンジン性能等のいくつかの
要因によって異なる。
【0032】このように、低温閉弁サーモスタット15
と小穴19とは、冷却水の流量をエンジン1の温度が高
いか低いかで制限するものであるので、これらを合わせ
て冷却水量制御手段21ということにする。
【0033】そして、冷却水循環通路5と、ウォータポ
ンプ7と、電気ヒータ9と、車輛用室内ヒータ11と、
冷却水量制御手段21とからなるものが、この実施の形
態に係るエンジン1の冷却水循環装置Aである。 〈実施形態の作用効果〉次にこのような構成のエンジン
1の冷却水循環装置Aについての作用効果を図2〜図5
のグラフを参照しながら順次説明する。
【0034】エンジン1の冷却水循環装置Aでは、オー
バクール状態のときには、冷却水量制御手段21によっ
て、電気ヒータ9によって加熱される冷却水の量が減る
ようになっている。このため、電気ヒータ9の発熱量が
一定であれば、冷却水の量が減った場合は、減った分だ
け冷却水の温度上昇量は高まる。
【0035】図2は、電気ヒータ9による水温上昇量と
一分当たりの冷却水流量との関係を電気ヒータ9の発熱
量が3kW、2kWおよび1kWのときの各場合につい
て示すグラフである。これらのグラフのうち、例えば発
熱量が2kWのグラフを例として先程の冷却水の温度上
昇量について説明すれば、冷却水循環通路5内を流れる
冷却水の量が毎分1リットルであったものを半分の0.
5リットルに減らすと、水温上昇量が30゜Cから60
゜Cに上がっていることがわかる。すなわち、冷却水量
が半分に減った分、冷却水の温度昇量は2倍になってい
ることがわかる。
【0036】また、図3は、車輛用室内ヒータ11を通
過する冷却水の量と車輛用室内ヒータ11から出る放熱
量との関係を冷却水温と外気温の差ΔTが120゜C、
60゜C、30゜Cおよび15゜Cのときについて示す
グラフである。これらのグラフのうち例えば、ΔTが6
0゜Cを例として説明すれば、冷却水温と外気温の差Δ
Tが60゜Cあれば、冷却水循環通路5内を流れる冷却
水の量が毎分0.5リットルの場合には、車輛用室内ヒ
ータ11から出る放熱量はおよそ2kWであることがわ
かる。
【0037】そして、図2で述べた説明と図3で述べた
説明から考えて、冷却水循環通路5を毎分0.5リット
ルで流れる冷却水を発熱量2kWの電気ヒータ9で60
゜Cの温度上昇量に至るまで暖めた後、この暖められた
冷却水を車輛用室内ヒータ11に通すと、この冷却水が
電気ヒータ9から受けた熱エネルギー、すなわち、電気
ヒータ9の発熱量が、車輛用室内ヒータ11から出る放
熱量と等しく、およそ2kWであることがわかる。
【0038】すなわち、電気ヒータ9の発熱量を一定に
して冷却水の量を減らせば、それだけ冷却水の温度は高
まり、冷却水の外気温との差も大きくなるので、車輛用
室内ヒータ11から出る放熱量も増えることがわかる。
【0039】また、図3の各グラフ線と交差する直線矢
印aは、電気ヒータ9の発熱量Qdを全て車輛用室内ヒ
ータ11で放熱可能な冷却水の最大水量値をすぐに見分
けるための線である。なお、最大水量値を見分けるよう
にしているのは熱交換用媒体である冷却水の量が多い程
熱交換率が高まるためである。
【0040】直線矢印aの求め方について述べる。例え
ば、電気ヒータ9の発熱量Qdを仮に2kWとし、電気
ヒータ9を流れる冷却水の量を毎分2リットルとする。
この場合、電気ヒータ9によって暖められる冷却水の温
度上昇量は図2から15゜Cであることがわかる。
【0041】次に、冷却水温と外気温の差ΔTが15゜
Cでかつ車輛用室内ヒータ11に毎分2リットルで冷却
水を流すとすると、その場合に車輛用室内ヒータ11か
ら出る放熱量は、図3から0.9kWであることがわか
る。
【0042】これらのことから発熱能力が2kWの電気
ヒータ9で毎分2リットルで流れる冷却水を暖めても、
この暖められた冷却水では、それと等しい熱量を車輛用
室内ヒータ11から放熱することができないことがわか
る。
【0043】換言すれば、発熱能力Qdが2kWの電気
ヒータ9を用いてその発熱量に等しい熱量を車輛用室内
ヒータ11から放熱するには、冷却水の量をもっと少な
くしなければならないことがわかる。なお、ここで、注
意することは、エンジンの始動直後は、外気温が極端に
低かったり高かったりしない限り、エンジンの冷却水温
度は外気温とほぼ等しいということである。したがっ
て、ΔTは電気ヒータ9による冷却水の温度上昇にほぼ
等しいため、ここでは外気温は考慮しない。
【0044】次に、冷却水の量をもっと少なくしてΔT
を大きくしてみる。すなわち、冷却水の量を毎分1リッ
トルとする。すると、図2の2kWのグラフからそのと
きの水温上昇は30゜Cであることがわかる。そして、
先程と同様、図3からΔTが30゜Cのグラフから冷却
水の量が毎分1リットルの場合には、車輛用室内ヒータ
11の放熱量は1.4kWであり、この場合でも発熱能
力が2kWの電気ヒータ9を用いてその発熱量Qdに等
しい熱量を車輛用室内ヒータ11から放熱することがで
きず、さらに冷却水の量を少なくしなければならないこ
とがわかる。
【0045】そこで、冷却水の量を下げて今度は毎分
0.5リットルの場合を図2のグラフから見る。する
と、そのときの水温上昇は60゜Cであることがわか
る。また、図3から冷却水の量が毎分0.5リットルで
ΔTが60゜Cの場合には、車輛用室内ヒータ11の放
熱量は1.9kWでほぼ2kWとなり、2kWの電気ヒ
ータ9を用いた場合に、その発熱量Qdに等しい熱量を
車輛用室内ヒータ11から放熱するに好適な設定条件
が、冷却水の量で毎分0.5リットルで、かつΔTが6
0゜Cであることがわかる。図2の2kWのグラフ線に
丸で囲った部分参照。
【0046】そして、前記のように、車輛用室内ヒータ
11の放熱量がいくらかをΔTと冷却水の量場合に応じ
てプロットしていけば直線矢印aとなる。このようにし
て直線矢印aを求める。
【0047】なお、ヒータ放熱量が2kWの場合では、
ヒータ放熱量が2kWの場合の横軸(図3の太い破線部
分)と矢印aとの交叉点が、電気ヒータ9の発熱量と車
輛用室内ヒータ11の放熱量とが(ほぼ)等しいという
条件を満足させ得る、電気ヒータ9を通過する冷却水の
最大通過量を示す点である。
【0048】一方、車輛用室内ヒータ11には、通常、
送風機が設けられている(図示せず)。そして、この送
風機によって車輛用室内ヒータ11から車室内に暖かい
風が吹き出されるようになっており、冷却水を暖める電
気ヒータ9の発熱量Qdが一定であると、送風量が高い
程、車輛用室内ヒータ11から出て来る熱風は暖かくな
い。これをグラフで示したものが図4である。図4は、
車輛用室内ヒータ11の吹出し温上昇量と電気ヒータ9
の発熱量との関係を車輛用室内ヒータ11の通過風量
が、150m3,200m3,250m3および300m3
のときについて示している。これらのグラフのうち、例
えば、車輛用ヒータの通過風量が150m 3のグラフを
例として説明すれば、発熱量2kWの電気ヒータの場
合、車輛用室内ヒータ11から出る吹出し温上昇量は4
0°Cであることがわかる(150m 3のグラフのうち
丸印で囲った部分参照)。
【0049】したがって、この場合、外気温がマイナス
10°Cであると、吹出し温上昇量の40°Cからマイ
ナス10°Cの外気温を引いた値30°Cがヒータ吹出
し温であるといえる。
【0050】図5に示す車輛用室内ヒータの吹出し温と
時間との関係を示すヒータ性能グラフにおいて、実線で
示すものが、この実施の形態に係るヒータ性能グラフで
あり、比較例として破線で示したものが、従来のヒータ
性能グラフである。
【0051】図5から、従来のヒータ性能グラフでは徐
々に車輛用室内ヒータの吹出し温が上昇しているのに対
し、この実施の形態に係るヒータ性能グラフによれば、
車輛用室内ヒータの吹出し温が短時間で一気に急上昇し
ていることがわかる。
【0052】このように、冷却水に加える熱量を増やさ
なくても、冷却水の量を絞ってその量を少なくした状態
で電気ヒータ9により冷却水を暖めれば、車室内を一気
に暖めることができる。
【0053】なお、小穴19の大きさを求めるためのフ
ローを図6に示す。まず、ステップ100で使用する電
気ヒータ9の発熱量Qdを決める。例えば、発熱量Qd
を2kWとする。
【0054】ステップ102で電気ヒータ9の発熱量Q
dに対する冷却水の量Gwと冷却水の温度上昇量ΔTと
の関係(図2参照)を次の(1)式から求める。 ΔT=Qd/Cp・Gw…………………………………………………(1) 但し、Cp:水の比熱 このΔTは、冷却水温と外気温との差でもある。
【0055】ステップ103で冷却水温と外気温の差Δ
T(例えば15゜C)のグラフ(図3参照)上の冷却水
の量Gwに対応する点をプロットする。これを他の冷却
水温と外気温の差ΔTについても前記のように順次プロ
ットして行き電気ヒータ9の発熱量Qdに対する車輛用
室内ヒータ11による放熱可能な最大の冷却水流量を求
める。
【0056】ステップ104でエンジン1のウォータポ
ンプ7の容量から車輛用室内ヒータ11による放熱量が
不足するエンジン1の低回転域でステップ103で求め
た冷却水の最大量になる小穴19の大きさを図示しない
演算式やマップを用いて適宜求める。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内燃機関
の冷却水循環装置によれば、内燃機関の冷却水循環通路
を流れる冷却水を積極的に加熱する加熱手段により加熱
される冷却水の量を内燃機関がオーバクール状態のとき
には少なくとも減らす冷却水量制御手段を備えたので、
冷却水に加える熱量を増やさなくても車室内を一気に暖
められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】・・・本発明の内燃機関の冷却水循環装置の概
略図
【図2】・・・電気ヒータによる水温上昇量と一分当た
りの冷却水流量との関係を電気ヒータの発熱量の違いに
応じて示すグラフ
【図3】・・・車輛用室内ヒータを通過する冷却水の量
と車輛用室内ヒータから出る放熱量との関係を水温と外
気温の差の違いに応じて示すグラフ
【図4】・・・車輛用室内ヒータの吹出し温上昇量と電
気ヒータの発熱量との関係を車輛用ヒータの通過風量の
違いに応じて示すグラフ
【図5】・・・ヒータ性能を従来技術と比較して示すグ
ラフ
【図6】・・・冷却水量制御手段の小穴の大きさを求め
るためのフローチャート
【符号の説明】
1…エンジン 1a…冷却水出口 1b…冷却水入口 3…エンジン本体 5…冷却水循環通路 9…電気ヒータ 7…ウォータポンプ 11…車輛用室内ヒータ 13…ハウジング 15…低温閉弁サーモスタット 17…支持板 19…小穴 21…冷却水量制御手段 A…エンジンの冷却水循環装置 ΔT…冷却水温と外気温との差(冷却水の温度上昇量) Qd…電気ヒータ9の発熱量 Gw…冷却水の量 Cp…水の比熱

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の冷却水が循環する冷却水循環
    通路と、この冷却水循環通路を流れる冷却水を積極的に
    加熱する加熱手段と、この加熱手段によって加熱される
    前記冷却水を熱源としかつ前記冷却水循環通路上に位置
    する車輛用室内ヒータとを有する内燃機関の冷却水循環
    装置において、 前記加熱手段によって加熱する冷却水の量を前記内燃機
    関がオーバクール状態のときには少なくとも減らす冷却
    水量制御手段を備えたことを特徴とする内燃機関の冷却
    水循環装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱手段は電気ヒータであることを
    特徴とする請求項1に記載の内燃機関の冷却水循環装
    置。
  3. 【請求項3】 前記冷却水量制御手段は、冷却水循環通
    路上に設けられるとともに、この冷却水量制御手段は、
    前記冷却水の温度が、所定の温度よりも低い温度である
    ときに閉弁しかつ前記冷却水の流れをそこで塞き止める
    感温弁と、この感温弁によって塞き止められている冷却
    水の一部を迂回させて前記加熱手段へ通す迂回路とを有
    することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    内燃機関の冷却水循環装置。
  4. 【請求項4】 前記迂回する冷却水が前記電気ヒータか
    ら受ける熱量と、この熱量を含んだ前記冷却水が前記車
    輛用室内ヒータによって熱交換されてこの車輛用室内ヒ
    ータから放熱される放熱量とが等しくなるように、前記
    迂回する冷却水の量を前記迂回路によって設定すること
    を特徴とする請求項3に記載の内燃機関の冷却水循環装
    置。
JP19127997A 1997-07-16 1997-07-16 内燃機関の冷却水循環装置 Pending JPH1136864A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19127997A JPH1136864A (ja) 1997-07-16 1997-07-16 内燃機関の冷却水循環装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19127997A JPH1136864A (ja) 1997-07-16 1997-07-16 内燃機関の冷却水循環装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1136864A true JPH1136864A (ja) 1999-02-09

Family

ID=16271922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19127997A Pending JPH1136864A (ja) 1997-07-16 1997-07-16 内燃機関の冷却水循環装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1136864A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011179454A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Toyota Motor Corp 車両の制御装置
JP2011231670A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Denso Corp 内燃機関冷却装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011179454A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Toyota Motor Corp 車両の制御装置
JP2011231670A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Denso Corp 内燃機関冷却装置
US8561580B2 (en) 2010-04-27 2013-10-22 Denso Corporation Engine cooling device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5887109B2 (ja) 車両の熱管理システム
US6374780B1 (en) Electric waterpump, fluid control valve and electric cooling fan strategy
US20090229543A1 (en) Cooling device for engine
JP6096492B2 (ja) エンジンの冷却装置
JP2004150277A (ja) 車両用熱交換器の通風装置およびその制御方法
JP2008248715A (ja) 自動車の電動ウォータポンプ制御装置及びこの制御装置を備えた自動車用空調システム
CN106150824A (zh) 发动机的暖机控制方法和装置
JPH0840049A (ja) 車両用空気調和装置
JPH11117739A (ja) 内燃機関の冷却水循環装置
JP4911127B2 (ja) 内燃機関の暖機制御システム
JP2001140644A (ja) 内燃機関の冷却装置
JPH1071837A (ja) 車両用内燃機関の冷却系装置
CN117167543A (zh) 温控流量阀、发动机冷却系统及车辆
JP2010096042A (ja) エンジン冷却装置
JP2000108645A (ja) 水冷エンジン車両の暖房装置
JP5801593B2 (ja) 車両用蓄熱式加温装置
JP3358360B2 (ja) 車両用エンジン暖機装置
JPH1136864A (ja) 内燃機関の冷却水循環装置
JPS5874824A (ja) 機関の冷却装置
JP4337214B2 (ja) 液冷式内燃機関の冷却装置
JP4797848B2 (ja) 車両用温度調節装置
JP3767027B2 (ja) 車両用内燃機関の冷却系装置
JPH09195768A (ja) エンジンの冷却装置
KR100384584B1 (ko) 자동차의 난방장치
JPH0814043A (ja) 内燃機関のウォーターポンプ制御装置