JPH1136145A - ロータ式オープンエンド精紡機のインナーロータ駆動装置 - Google Patents

ロータ式オープンエンド精紡機のインナーロータ駆動装置

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Publication number
JPH1136145A
JPH1136145A JP9185096A JP18509697A JPH1136145A JP H1136145 A JPH1136145 A JP H1136145A JP 9185096 A JP9185096 A JP 9185096A JP 18509697 A JP18509697 A JP 18509697A JP H1136145 A JPH1136145 A JP H1136145A
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JP
Japan
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shaft
rotor
drive shaft
rotation
permanent magnet
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Application number
JP9185096A
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English (en)
Inventor
Keiji Onoe
啓二 尾上
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インナーロータのシャフトをモータと簡単に
切り離して取り外すことを可能にし、磨耗による耐久性
の低下を防止する。 【解決手段】 アウターロータ5が第1端部に一体回転
可能に支持されたロータシャフト4は駆動ベルト6によ
り駆動される。インナーロータ9が第1端部に一体回転
可能に支持されたシャフト8が、ロータシャフト4に対
してベアリング7を介して相対回転可能に支持されてい
る。シャフト8の第2端部側にはモータ19が配設されて
いる。モータ19の駆動軸21の先端に第1の永久磁石26が
一体回転可能に固定されている。シャフト8の第2の端
部には第2の永久磁石29が一体回転可能に固定されてい
る。各永久磁石26,29は回転方向に沿って異なる磁極
(N極及S極)が交互に配置されている。駆動軸21の回
転に伴って両永久磁石26,29の吸引作用により駆動軸21
の回転がシャフト8に伝達される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は繊維集束部を有する
アウターロータ内に、前記繊維集束部から引き出された
糸を糸引出し通路の端部へ案内するインナーロータを前
記アウターロータと同軸線上に設けるとともに該アウタ
ーロータと独立して積極駆動可能にしたロータ式オープ
ンエンド精紡機のインナーロータ駆動装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】オープンエンド精紡機はリング精紡機に
比較して生産性が良い。ところが、オープンエンド精紡
機で紡出された糸(オープンエンド糸)は、リング精紡
機で紡出された糸に比較して糸強力が上がらないという
問題があった。
【0003】従来のオープンエンド糸の欠点を解消する
装置として、繊維集束部を有するアウターロータの内側
に、繊維集束部に集束された繊維束を引き出すための糸
道を備えるとともにアウターロータと独立して積極駆動
されるインナーロータを設けた装置(以下、ダブルロー
タ式オープンエンド精紡機と称す)が提案されている
(例えば、特開平5−44119号公報)。ダブルロー
タ式オープンエンド精紡機では品質の良い紡出糸を得る
には、アウターロータとインナーロータとの回転速度が
所定の関係で運転されることが望まれている。ダブルロ
ータ式オープンエンド精紡機で全錘のアウターロータ及
びインナーロータをそれぞれ独立したモータで駆動する
構成とすると、構造が複雑になるため、アウターロータ
は共通の駆動ベルトで駆動し、インナーロータを駆動す
るモータを各錘毎に設けたものが提案されている。
【0004】ロータ式オープンエンド精紡機では繊維集
束部に堆積した繊維の状態が紡出される糸の品質に影響
するため、繊維集束部の形状を糸の品種(番手)、原料
繊維の種類、例えば綿と合成繊維の違いや、同じ綿でも
葉カス、実カスなどのゴミの多少によって変えることが
好ましい。そして、従来は繊維集束部の形状の異なるロ
ータを複数種類準備しておき、原料繊維の種類に対応し
たロータを使用するようになっている。このことはダブ
ルロータ式オープンエンド精紡機においても同じであ
る。
【0005】ダブルロータ式オープンエンド精紡機では
インナーロータとアウターロータとを精度よく組付ける
必要があり、アウターロータを交換する際は予めアウタ
ーロータにインナーロータが組付けられているユニット
を交換するのが望ましい。駆動ベルトは複数錘共通でア
ウターロータのシャフト(回転筒)と直交する方向に走
行する状態に配設されているため、アウターロータにイ
ンナーロータが組付けられている状態で取り外すには、
支持円板と駆動ベルトとの間を通して取り出す必要があ
る。ところが、前記インナーロータをモータで駆動する
構成の前記従来装置では、インナーロータを支持するシ
ャフトの途中にモータが組付けられているため、モータ
が邪魔になってその状態のままアウターロータをインナ
ーロータとともに取り出すことはできない。
【0006】この問題を解消するため、特開平9−67
716号公報には、インナーロータを支持するシャフト
をアウターロータを支持する回転筒に相対回転可能かつ
軸方向への相対移動不能に支持し、しかもシャフトをモ
ータと切り離し可能に連結してモータにより駆動可能と
したダブルロータ式オープンエンド精紡機が開示されて
いる。この装置では図8に示すように、アウターロータ
を支持する回転筒(ロータシャフト)にインナーロータ
のシャフト51が軸受を介して回動可能に支持されてい
る。シャフト51は円筒状のカップリング52を介して
モータの駆動軸53に一体回転可能に連結されている。
駆動軸53の先端には扁平な嵌合部53aが形成されて
いる。カップリング52には溝52aが形成され、カッ
プリング52は溝52aに嵌合部53aが遊嵌された状
態で駆動軸53に一体回転可能に連結されている。従っ
て、シャフト51に駆動軸53から離間する方向(図8
の右方向)への力が作用すると、容易に駆動軸53との
連結状態が解除される。即ち、アウターロータを取り外
すことにより、インナーロータ及びシャフト51を同時
に簡単に取り外せる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来装置では、イ
ンナーロータをモータから切り離して取り外すことがで
きるため、紡出条件に対応したロータとの交換は簡単に
できる。しかし、モータの駆動軸53とインナーロータ
のシャフト51との連結が、扁平な嵌合部53aと溝5
2aとの遊嵌によりなされているため、モータの速度を
変更するときに、溝52aと嵌合部53aとの接触が一
時的に解除された後、再び接触する状態となる。アウタ
ーロータは複数錘共通のベルトにより駆動されるため、
その接圧の変動により回転速度が変動する。インナーロ
ータの回転速度はアウターロータの回転速度の変動に対
応して変更する必要があり、モータの回転速度はアウタ
ーロータの回転速度の変動に対応して変更される。その
結果、モータの速度変更が頻繁に行われることになり、
嵌合部53aと溝52aとの接触、離間が繰り返されて
接触部分が磨耗し易くなり耐久性が低下する。また、嵌
合部53aと溝52aとの間に隙間(ガタ)がある状態
では高速回転時にアンバランスが生じる。
【0008】嵌合部53aと溝52aとをガタがない状
態で嵌合させれば、前記接触、離間の繰り返しによる磨
耗は防止できる。しかし、その場合は、厳密な芯出しが
行われないと、シャフト51がいわゆる味噌スリ運動を
行う状態となって円滑な回転が阻害される。
【0009】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的はインナーロータのシャフトをモ
ータと簡単に切り離して取り外すことができ、磨耗によ
る耐久性の低下を防止できるロータ式オープンエンド精
紡機のインナーロータ駆動装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、開繊された状態で供給
された繊維が集束する繊維集束部を有するアウターロー
タ内に、前記繊維集束部から引き出された糸を糸引出し
通路の端部へ案内するインナーロータを前記アウターロ
ータと同軸線上に設けるとともに該アウターロータと独
立して積極駆動可能にしたロータ式オープンエンド精紡
機において、前記インナーロータが第1端部に一体回転
可能に支持されたシャフトを、前記アウターロータが第
1端部に一体回転可能に支持された回転筒を貫通する状
態で該回転筒に対して相対回転可能に支持し、該シャフ
トの第2端部に対してモータの駆動軸を対向させ、前記
シャフトの第2端部と前記駆動軸との間に磁力により非
接触状態で駆動軸の回転をシャフトに伝達する回転伝達
手段を設けた。
【0011】請求項2に記載の発明では、前記回転伝達
手段は前記駆動軸に一体回転可能に設けられるととも
に、回転方向に沿って異なる磁極が交互に配置された第
1の永久磁石と、前記シャフトの第2端部に一体回転可
能に設けられるとともに前記第1の永久磁石と所定間隔
をおいて対向して配置され、かつ回転方向に沿って異な
る磁極が交互に配置された第2の永久磁石とを備えてい
る。
【0012】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記シャフトと前記駆動軸との間に
は、互いに係合して前記駆動軸の回転を前記シャフトに
機械的に伝達可能な回転力伝達補助手段を備えた。
【0013】請求項4に記載の発明では、請求項2又は
請求項3に記載の発明において、前記回転筒はその回転
時に第2端部側へのスラスト力が加わる状態で支持円板
対により回転可能に支承されるとともに、該回転筒に圧
接された状態で回転筒と直交する方向に走行する駆動ベ
ルトにより駆動可能に構成され、前記シャフトは前記回
転筒を貫通する状態で回転筒に対して相対回転可能かつ
軸方向への相対移動不能に支持されるとともに、該シャ
フトは前記駆動軸との間に介在する耐磨耗性の優れた当
接部材を介して軸方向の位置決めが行われている。
【0014】請求項5に記載の発明では、請求項2又は
請求項3に記載の発明において、前記回転筒はボールベ
アリングを介して回転可能に支承されるとともに、該回
転筒に圧接された状態で回転筒と直交する方向に走行す
る駆動ベルトにより駆動可能に構成され、前記シャフト
は前記回転筒を貫通する状態で該回転筒に対して相対回
転可能かつ軸方向への相対移動不能に駆動軸側と所定の
隙間をおいて支持されている。
【0015】請求項1に記載の発明では、開繊された状
態で供給された繊維がアウターロータの繊維集束部に集
束される。繊維集束部に集束された繊維束は繊維集束部
からはぎ取られ、加撚されながらインナーロータを経て
糸引出し通路の端部へ案内される。インナーロータはア
ウターロータが第1端部に一体回転可能に支持された回
転筒を貫通するシャフトの第1端部に支持され、シャフ
トと一体回転する。シャフトはシャフトの第2端部とモ
ータの駆動軸との間に設けられた回転伝達手段を介して
回転される。回転伝達手段は駆動軸の回転を磁力により
非接触状態でシャフトに伝達する。
【0016】請求項2に記載の発明では、駆動軸に設け
られた第1の永久磁石と、シャフトの第2端部に設けら
れた第2の永久磁石との吸引作用により駆動軸の回転が
シャフトに伝達される。
【0017】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、第2の永久磁石に作用するトルクが
シャフトを回転させるのに必要なトルクより小さな状
態、例えば起動時に、回転力伝達補助手段により駆動軸
の回転がシャフトに機械的に伝達される。そして、シャ
フトの回転が定常状態になると回転力伝達補助手段は機
能しなくなって、両永久磁石の磁力によりシャフトが回
転される。
【0018】請求項4に記載の発明では、請求項2又は
請求項3に記載の発明において、前記回転筒はモータの
駆動軸側へ付勢された状態で回転され、シャフトもモー
タの駆動軸側へ付勢された状態で回転される。そして、
シャフトは駆動軸との間に介在する耐磨耗性の優れた当
接部材を介して軸方向の位置決めが行われるため、第1
及び第2の永久磁石の間隔が長期間にわたって所定の値
に保持され、回転力の伝達が安定する。
【0019】請求項5に記載の発明では、請求項2又は
請求項3に記載の発明において、前記回転筒はボールベ
アリングを介して所定の位置で回転される。シャフトは
駆動軸側と所定の隙間をおいて所定の位置で回転され
る。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、本発明を具体化した第1の
実施の形態を図1〜図3に従って説明する。図1に示す
ように、軸受1を介して互いに平行に配設された一対の
回転軸2の両端に支持円板3がそれぞれ一体回転可能に
支持されている。隣接する各1対の支持円板3により形
成される楔状凹部には回転筒としてのロータシャフト4
が、その外周面が各支持円板3の周面に接触する状態で
支承されている。ロータシャフト4の第1端部に、繊維
集束部5aを備えたアウターロータ5が一体回転可能に
支持されている。2対の支持円板3は回転時にロータシ
ャフト4に対して第2端部側へ向かうスラスト荷重を作
用させるように、回転軸2に対して若干傾斜した状態で
固定されている。2対の支持円板3間には複数錘共通の
駆動ベルト6がロータシャフト4を支持円板3に圧接す
る状態でロータシャフト4と直交する方向に走行するよ
うに配設されている。そして、図示しない駆動モータに
より駆動ベルト6が駆動され、駆動ベルト6の走行によ
りロータシャフト4が回転駆動されるようになってい
る。なお、駆動ベルト6は、駆動ベルト6に沿って所定
間隔で配設された押圧ローラ(図示せず)によりロータ
シャフト4側へ押圧されている。
【0021】ロータシャフト4にはその内側両端にベア
リング7が嵌着固定され、ロータシャフト4を貫通する
シャフト8がベアリング7を介してロータシャフト4に
対して相対回転可能かつ軸方向への相対移動不能に支持
されている。シャフト8の第1端部にはインナーロータ
9がアウターロータ5内において一体回転可能に固定さ
れている。インナーロータ9には繊維集束部5aと対応
する位置から中央部の凹部に至る糸道9aが形成されて
いる。
【0022】アウターロータ5の開放側と対向する位置
に配設されたハウジング10には、ボス部11がアウタ
ーロータ5内に突出する状態に形成されている。ボス部
11の周面にはコーミングローラ(図示せず)により開
繊された繊維を、アウターロータ5内に案内する繊維輸
送通路12の一端が開口されている。ボス部11の中央
にはネーブル13が固定され、ネーブル13の中心には
紡出糸Yを巻取装置(図示せず)へ導くための糸引出し
通路14の一端が開口されている。糸引出し通路14の
一部を構成するヤーンパイプ15はネーブル13の中心
線と交差する状態で配設されている。また、ハウジング
10と対向する位置にはアウターロータ5を覆うケーシ
ング16がハウジング10の端面にOリング17を介し
て当接される状態で配設されている。ケーシング16は
パイプ18を介して負圧源(図示せず)に接続されてい
る。ハウジング10は図示しない支軸を中心に回動さ
れ、ケーシング16と対向する面が図1の時計方向に回
動され、アウターロータ5を軸方向に移動可能な状態に
ケーシング16が開放されるようになっている。
【0023】シャフト8の第2端部側にはモータ19が
配設されている。モータ19の筒状のハウジング20内
には駆動軸21がベアリング22を介して回転可能に支
持され、駆動軸21には永久磁石製の回転子23が一体
回転可能に固定されている。回転子23の外側にはコイ
ル24が配設されている。
【0024】図1及び図2に示すように、駆動軸21の
先端に支持ブロック25が一体回転可能に固定されてい
る。支持ブロック25には円環状の収容凹部25a(図
2に図示)が形成され、収容凹部25a内には回転伝達
手段を構成する円環状の第1の永久磁石26と、強磁性
体製(この実施の形態では鉄製)のリング27とが収容
されている。リング27は永久磁石の磁力を強める役割
を果たす。第1の永久磁石26は回転方向に沿って異な
る磁極(N極及S極)が交互に配置されている。この実
施の形態では図3に示すように、2個のN極及び2個の
S極が90°の位相差で配置された永久磁石が第1の永
久磁石26として使用されている。
【0025】シャフト8の第2端部には、支持ブロック
28が一体回転可能に固定されている。支持ブロック2
8はその外径がロータシャフト4の外径とほぼ同じに形
成されている。支持ブロック28には円環状の収容凹部
28a(図2に図示)が形成され、収容凹部28a内に
は回転伝達手段を構成する円環状の第2の永久磁石29
と、強磁性体製(この実施の形態では鉄製)のリング3
0とが収容されている。リング30は永久磁石の磁力を
強める役割を果たす。第2の永久磁石29は回転方向に
沿って異なる磁極(N極及S極)が交互に配置されてい
る。この実施の形態では第1の永久磁石26と同様に、
2個のN極及び2個のS極が90°の位相差で配置され
た永久磁石が第2の永久磁石29として使用されてい
る。
【0026】また、図2に示すように、支持ブロック2
8は駆動軸21側の端面がシャフト8の第2端部より駆
動軸21側に位置するようにシャフト8に固定され、支
持ブロック28にはシャフト8の第2端部より駆動軸2
1側に当接部材31が嵌合されている。当接部材31は
耐磨耗性の優れたセラミック製で、駆動軸21との当接
面が球面状に形成されている。
【0027】ロータシャフト4の近傍にはアウターロー
タ5の回転速度を検出するセンサ32が設けられてい
る。センサ32には例えば反射型のフォトセンサが使用
され、ロータシャフト4に設けられた反射板(図示せ
ず)の反射光に基づいてパルス信号を出力するようにな
っている。モータ19はインバータ33を介して制御装
置34に接続されている。コイル24にはインバータ3
3を介して目的の回転速度に対応する所定周波数の電圧
が供給される。モータ19を制御する制御装置34は、
センサ32からの出力信号に基づいて、アウターロータ
5の回転速度を演算し、その回転速度に基づいて、イン
バータ33に制御信号を出力する。
【0028】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。紡出運転時には駆動ベルト6を介して各錘の
アウターロータ5が駆動される。アウターロータ5の回
転速度に基づいてモータ19が所定速度で駆動され、イ
ンナーロータ9がアウターロータ5と同方向にアウター
ロータ5の回転速度に対応する所定の回転速度で回転駆
動される。インナーロータ9は繊維集束部5aからの繊
維束のはぎ取り速度(アウターロータ5の回転速度より
若干速い)で回転する。この状態でコーミングローラの
作用により開繊されて繊維輸送通路12からアウターロ
ータ5内に送り込まれた開繊繊維がアウターロータ5の
内壁面に付着するとともに内壁面に沿って滑動し、最大
内径部である繊維集束部5aに集束される。繊維集束部
5aに集束された繊維束は引出しローラ(図示せず)に
よりヤーンパイプ15を経て引出される糸Yと繋がって
おり、糸Yの引出しに伴い繊維集束部5aからはぎ取ら
れ、加撚されながら糸Yとして引出される。糸Y及び繊
維束に加わる撚りはヤーンパイプ15の端部を始点とし
て繊維集束部5aまで伝わる。この状態で繊維集束部5
aからはぎ取られた繊維束が、インナーロータ9を経て
糸引出し通路14へと導かれる。
【0029】各錘のアウターロータ5は共通の駆動ベル
ト6により駆動される。制御装置34はセンサ32の出
力信号に基づいてアウターロータ5の回転速度を演算
し、その回転速度に対応するインナーロータ9の回転速
度を演算する。そして、その回転速度でインナーロータ
9を回転させるための指令信号をインバータ33に出力
する。インバータ33は制御装置34からの指令信号に
従ってモータ19を駆動制御する。
【0030】モータ19が駆動されると、駆動軸21と
ともに第1の永久磁石26が回転する。駆動軸21及び
シャフト8が停止状態では両永久磁石26,29はN極
とS極とが対峙する状態にあるが、駆動軸21とともに
第1の永久磁石26が回転すると、対峙していたN極と
S極とがずれるため、第2の永久磁石29を第1の永久
磁石26と同方向に回転させるトルクが発生する。そし
て、シャフト8は駆動軸21と非接触状態で回転され
る。第2の永久磁石29を回転させるトルクの大きさ
は、両永久磁石26,29の位相のずれ量によって変化
し、両磁極が90°の間隔で設けられたこの実施の形態
では、両永久磁石26,29のずれ角度が45°のと
き、前記トルクが最大となる。また、トルクは両永久磁
石26,29の隙間の大きさによっても変化し、隙間が
小さい方が大きくなる。
【0031】この実施の形態では以下の効果を有する。 (イ) モータ19の駆動軸21の回転が非接触状態で
磁力を介してシャフト8側に伝達されるため、従来の機
械的な係合作用で回転伝達を行うカップリングを使用し
た場合に比較して、磨耗や損傷の心配がない。
【0032】(ロ) 磁力を介してトルクを伝達する回
転伝達手段として、回転方向に沿って異なる磁極が交互
に配置された第1及び第2の永久磁石26,29を対向
配置する構成が採用されているため、構成が簡単にな
る。
【0033】(ハ) 非接触状態でトルクの伝達が行わ
れるため、駆動軸21とシャフト8との厳密な芯出しを
しなくてもシャフト8が円滑に回転する。 (ニ) シャフト8は駆動軸21側へ付勢された状態で
回転可能に支持され、駆動軸21との間に介在して駆動
軸21に当接する耐磨耗性の優れた当接部材31を介し
て軸方向の位置決めが行われる。従って、第1及び第2
の永久磁石26,29の間隔が長期間にわたって所定の
値に保持され、トルクの伝達が安定する。
【0034】(ホ) 当接部材31の駆動軸21との当
接面が球面状に形成されているため、駆動軸21とシャ
フト8とが相対回動する際の摩擦抵抗が小さくなる。 (ヘ) シャフト8に固定された支持ブロック28の外
径がロータシャフト4の外径とほぼ同じに形成されてい
る。従って、アウターロータ5の交換時にロータシャフ
ト4とともにシャフト8が軸方向に移動されるとき、支
持ブロック28が支持円板3及び駆動ベルト6に引っ掛
かり難く、作業が容易となる。
【0035】(第2の実施の形態)次に第2の実施の形
態を図4及び図5に従って説明する。この実施の形態で
はシャフト8と駆動軸21との間に、互いに係合して駆
動軸21の回転をシャフト8に機械的に伝達可能な回転
力伝達補助手段を備えている点が第1の実施の形態と異
なっている。第1の実施の形態と同一部分は同一符号を
付して詳しい説明を省略する。
【0036】図4に示すように、シャフト8の先端には
円筒状のカップリング35が一体回転可能に固定され、
支持ブロック28はカップリング35に対して一体回転
可能に嵌合固定されている。カップリング35の先端側
には一対の係合部36が対称位置に突設されている。係
合部36は第2の永久磁石29のS極の中央と対向する
ように配設されている。シャフト8はカップリング35
の筒部のほぼ中央まで挿通された状態で固定され、シャ
フト8の先端面に当接する状態で当接部材31がカップ
リング35に嵌合されている。
【0037】駆動軸21はその先端がカップリング35
の係合部36と対応する位置まで延出されるとともに、
先端に形成された孔を貫通する状態で係合ピン37が固
定されている。図5(a)に示すように、係合ピン37
は駆動軸21の静止状態において、その両端が第2の永
久磁石29のN極の中央と対向するように配設されてい
る。係合部36及び係合ピン37が駆動軸21の回転を
シャフト8に機械的に伝達可能な回転力伝達補助手段を
構成する。
【0038】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。起動時や停止時にはアウターロータ5の速度
が急激に変化するため、インナーロータ9の回転速度を
アウターロータ5の回転速度変化に対応して変更するた
めには大きなトルクが必要となる。そのトルクを両永久
磁石26,29の磁力だけで確保するには永久磁石を大
きくする必要があり、磁石の重量が増加してモータ19
に加わる負荷が大きくなる。その結果、モータ19を大
型化する必要がある。しかし、この実施の形態では、第
2の永久磁石29に作用するトルクがシャフト8を回転
させるのに必要なトルクより小さな状態では、回転力伝
達補助手段(係合部36及び係合ピン37)を介して駆
動軸21の回転がシャフト8に機械的に伝達される。従
って、両永久磁石26,29の磁力は、オープンエンド
精紡機の定常運転状態において、駆動軸21の回転をシ
ャフト8に伝達できる強さでよくなる。
【0039】より詳しく説明すると、インナーロータ9
の静止状態においては、図5(a)に示すように、係合
ピン37は係合部36と係合しない位置に保持されてい
る。この状態でオープンエンド精紡機の運転が開始され
ると、駆動ベルト6を介してアウターロータ5が駆動さ
れる。そして、アウターロータ5の回転速度に対応した
速度でモータ19が駆動される。モータ19の駆動によ
り駆動軸21とともに第1の永久磁石26が回転され、
第1の永久磁石26及び第2の永久磁石29のN極とS
極とが回転方向にずれて第2の永久磁石29に対するト
ルクが発生する。起動時にはアウターロータ5の速度変
化が大きく、第2の永久磁石29をその速度変化に対応
する速度で回転させるトルクが得られないと、図5
(b)に示すように、係合ピン37が係合部36と係合
する状態となる。そして、駆動軸21の回転が係合ピン
37及び係合部36を介してシャフト8に機械的に伝達
される。従って、永久磁石の磁力により必要な大きさの
トルクが得られなくても、駆動軸21とシャフト8とが
一体的に回転される。
【0040】そして、アウターロータ5の回転速度変化
の小さな定常運転状態になると、駆動軸21の回転速度
と第2の永久磁石29に作用するトルクとがバランスし
て、図5(c)に示すように係合ピン37と係合部36
との係合が解除された状態となる。そして、回転力伝達
補助手段は機能しなくなって、シャフト8は両永久磁石
26,29の磁力により回転される。従って、アウター
ロータ5の回転速度変化に追従するようにモータ19の
回転速度が変更されても、係合部36と係合ピン37と
が係合しない状態でシャフト8が駆動される。
【0041】また、停止時にもアウターロータ5の速度
変化が大きくなり、モータ19の減速度に第2の永久磁
石29が追随できなくなる。しかし、その場合も係合ピ
ン37と係合部36との係合により、シャフト8が駆動
軸21と一体的に回転され、アウターロータ5と同期し
て停止される。
【0042】この実施の形態では第1の実施の形態の
(ロ)〜(ヘ)の効果の他に次の効果を有する。 (ト) 第2の永久磁石29に作用するトルクがシャフ
ト8を回転させるのに必要なトルクより小さな状態、例
えば起動時に、回転力伝達補助手段(係合ピン37及び
係合部36)により駆動軸21の回転がシャフト8に機
械的に伝達される。従って、永久磁石26,29を大型
化せずに、常にインナーロータ9をアウターロータ5に
同期して回転駆動することができる。
【0043】(チ) 定常運転状態では係合ピン37と
係合部36とは非係合状態に保持され、両永久磁石2
6,29の磁力によりシャフトが回転される。従って、
アウターロータ5の速度変動に追随してインナーロータ
9の速度が変更される際に、係合ピン37と係合部36
との接触、離間の繰り返しが回避され、磨耗や損傷の心
配がない。
【0044】なお、本発明は前記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば、次のように具体化してもよ
い。 ○ ロータシャフト4を駆動軸21側に付勢する状態で
回転可能に支持する構成に代えて、所定位置で回転可能
に支持する。即ち、支持円板3で支持する構成に代え
て、図6に示すように、ロータシャフト4をボールベア
リング38を介して支持ブラケット39に支持する。ま
た、シャフト8を駆動軸21と所定の隙間をおいた状態
となるようにロータシャフト4に支持する。ボールベア
リング38には耐磨耗性に優れたセラミックボールを使
用したものが使用される。この場合、スラスト方向の軸
受を設ける必要がなく、構造が簡単になる。
【0045】○ 回転力伝達手段を構成する両永久磁石
26,29の磁極の数は4個に限らず、2N個(Nは自
然数)であればよい。また、必ずしも両永久磁石26,
29の磁極の数は同じでなくてもよい。しかし、両永久
磁石26,29の磁極の数を同じにした方が、トルクを
伝達する際の安定性が高まる。
【0046】○ 図7に示すように、回転力伝達補助手
段を構成するカップリング35を駆動軸21側に一体回
転可能に固定し、カップリング35の係合部36と係合
する係合ピン37をシャフト8側に設ける構成とする。
この場合も第2の実施の形態と同様な効果を奏する。
【0047】○ 回転力伝達手段として永久磁石を使用
する構成に代えて、電磁継手(電磁クラッチ)と同様な
構成のものを設けてもよい。 ○ ロータシャフト4を駆動軸21側に付勢した状態で
支持する支持円板3を使用する構成において、モータ1
9のハウジング20とシャフト8との間に非接触型のス
ラスト軸受を設けてもよい。非接触型のスラスト軸受と
しては、例えば、特開平9−67716号公報に開示さ
れた圧縮空気の噴射を利用した構成のものや、永久磁石
の同じ磁極(例えばN極)を対向する状態で固定する構
成のものがある。
【0048】○ 当接部材31を駆動軸21側の支持ブ
ロック25に嵌合固定したり、支持ブロック25,28
の両方に嵌合固定してもよい。前記各実施の形態から把
握できる請求項記載以外の技術的思想(発明)につい
て、以下にその効果とともに記載する。
【0049】(1) 請求項3に記載の発明において、
前記回転力伝達補助手段は、前記シャフトと前記駆動軸
の一方に設けられた第1の係合部と、他方に設けられた
第2の係合部とからなり、各係合部は前記永久磁石の互
いに異なる磁極と対向する位置に設けられている。この
場合、両係合部はアウターロータが定常運転状態となっ
たとき自動的に係合が確実に解除される。
【0050】(2) 請求項2〜請求項5のいずれか一
項に記載の発明において、第1及び第2の永久磁石の極
数を同じ数にする。この場合、両永久磁石の極数が異な
る場合に比較して、トルクを伝達する際の安定性が高ま
る。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項5
に記載の発明によれば、インナーロータのシャフトをモ
ータと簡単に切り離して取り外すことができ、従来の機
械的な係合作用で回転伝達を行うカップリングを使用し
た場合に比較して、磨耗による耐久性の低下を防止でき
る。
【0052】請求項2に記載の発明では、磁力を介して
トルクを伝達する回転伝達手段として、回転方向に沿っ
て異なる磁極が交互に配置された第1及び第2の永久磁
石を対向配置する構成が採用されているため、構成が簡
単になる。
【0053】請求項3に記載の発明では、第2の永久磁
石に作用するトルクがシャフトを回転させるのに必要な
トルクより小さな状態で、回転力伝達補助手段により駆
動軸の回転がシャフトに機械的に伝達される。従って、
永久磁石を大型化せずに、常にインナーロータをアウタ
ーロータに同期して回転駆動することができる。
【0054】請求項4に記載の発明では、シャフトは駆
動軸側へ付勢された状態で回転可能に支持され、駆動軸
との間に介在して駆動軸に当接する耐磨耗性の優れた当
接部材を介して軸方向の位置決めが行われる。従って、
第1及び第2の永久磁石の間隔が長期間にわたって所定
の値に保持され、トルクの伝達が安定する。
【0055】請求項5に記載の発明では、スラスト方向
の軸受を設ける必要がなく、構造が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態のオープンエンド精紡機の
概略断面図。
【図2】 回転力伝達手段の断面図。
【図3】 永久磁石の正面図。
【図4】 (a)は第2の実施の形態の要部断面図、
(b)は部分断面図。
【図5】 作用を示す模式断面図であり、(a)は停止
状態、(b)は起動時、(c)は定常運転状態における
係合ピンと係合部の関係をそれぞれ示す。
【図6】 別の実施の形態の部分断面図。
【図7】 別の実施の形態のカップリングの取付状態を
示す断面図。
【図8】 従来装置の断面図。
【符号の説明】
3…支持円板、4…回転筒としてのロータシャフト、5
…アウターロータ、5a…繊維集束部、6…駆動ベル
ト、8…シャフト、9…インナーロータ、9a…糸道、
14…糸引出し通路、19…モータ、21…駆動軸、2
6…回転伝達手段を構成する第1の永久磁石、29…回
転伝達手段を構成する第2の永久磁石、31…当接部
材、35…回転力伝達補助手段を構成するカップリン
グ、36…同じく係合部、37…同じく係合ピン、Y…
糸。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開繊された状態で供給された繊維が集束
    する繊維集束部を有するアウターロータ内に、前記繊維
    集束部から引き出された糸を糸引出し通路の端部へ案内
    するインナーロータを前記アウターロータと同軸線上に
    設けるとともに該アウターロータと独立して積極駆動可
    能にしたロータ式オープンエンド精紡機において、 前記インナーロータが第1端部に一体回転可能に支持さ
    れたシャフトを、前記アウターロータが第1端部に一体
    回転可能に支持された回転筒を貫通する状態で該回転筒
    に対して相対回転可能に支持し、該シャフトの第2端部
    に対してモータの駆動軸を対向させ、前記シャフトの第
    2端部と前記駆動軸との間に磁力により非接触状態で駆
    動軸の回転をシャフトに伝達する回転伝達手段を設けた
    ロータ式オープンエンド精紡機のインナーロータ駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 前記回転伝達手段は前記駆動軸に一体回
    転可能に設けられるとともに、回転方向に沿って異なる
    磁極が交互に配置された第1の永久磁石と、前記シャフ
    トの第2端部に一体回転可能に設けられるとともに前記
    第1の永久磁石と所定間隔をおいて対向して配置され、
    かつ回転方向に沿って異なる磁極が交互に配置された第
    2の永久磁石とを備えている請求項1に記載のロータ式
    オープンエンド精紡機のインナーロータ駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記シャフトと前記駆動軸との間には、
    互いに係合して前記駆動軸の回転を前記シャフトに機械
    的に伝達可能な回転力伝達補助手段を備えた請求項2に
    記載のロータ式オープンエンド精紡機のインナーロータ
    駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記回転筒はその回転時に第2端部側へ
    のスラスト力が加わる状態で支持円板対により回転可能
    に支承されるとともに、該回転筒に圧接された状態で回
    転筒と直交する方向に走行する駆動ベルトにより駆動可
    能に構成され、前記シャフトは前記回転筒を貫通する状
    態で回転筒に対して相対回転可能かつ軸方向への相対移
    動不能に支持されるとともに、該シャフトは前記駆動軸
    との間に介在する耐磨耗性の優れた当接部材を介して軸
    方向の位置決めが行われている請求項2又は請求項3に
    記載のロータ式オープンエンド精紡機のインナーロータ
    駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記回転筒はボールベアリングを介して
    回転可能に支承されるとともに、該回転筒に圧接された
    状態で回転筒と直交する方向に走行する駆動ベルトによ
    り駆動可能に構成され、前記シャフトは前記回転筒を貫
    通する状態で該回転筒に対して相対回転可能かつ軸方向
    への相対移動不能に駆動軸側と所定の隙間をおいて支持
    されている請求項2又は請求項3に記載のロータ式オー
    プンエンド精紡機のインナーロータ駆動装置。
JP9185096A 1997-07-10 1997-07-10 ロータ式オープンエンド精紡機のインナーロータ駆動装置 Pending JPH1136145A (ja)

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