JPH113582A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

Info

Publication number
JPH113582A
JPH113582A JP15330297A JP15330297A JPH113582A JP H113582 A JPH113582 A JP H113582A JP 15330297 A JP15330297 A JP 15330297A JP 15330297 A JP15330297 A JP 15330297A JP H113582 A JPH113582 A JP H113582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
vibration
additional mass
mass
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15330297A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Kishi
祐司 岸
Tomoki Hirata
知己 平田
Takashi Ishikawa
高司 石川
Hirobumi Taguchi
博文 田口
Kiyuuichirou Nagai
究一郎 長井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP15330297A priority Critical patent/JPH113582A/ja
Publication of JPH113582A publication Critical patent/JPH113582A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ディスク回転時の偏心質量により発生する遠心
力が装置の振動発生の主要因になっており、ディスクか
らの信号の読取り、書込み性能および騒音等、信頼性の
低化の原因にもなっていた。そこで、装置の置かれる方
向によらず、前記のような問題点を解決すべく、ディス
ク回転時の偏心質量により発生する遠心力をキャンセル
し、高速回転時においても高信頼性のディスク装置を提
供する。 【解決手段】メカシャーシ10に案内軸22に案内支持
される付加質量21、圧縮コイルばね25よりなる動吸
振器を設け、付加質量21、圧縮コイルばね25よりな
る系の共振周波数をディスク2の回転数に合わせた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク、磁気
ディスク等のディスク状媒体を用いて記録および/また
は再生を行う情報処理装置におけるディスクの駆動装置
に係り、特にディスクを高速に回転させた場合の装置の
安定性、信頼性を向上させるのに好適なディスク装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスク、磁気ディスク等のデ
ィスク状媒体(以下、ディスクと記す。)を用いた記録
および/または再生装置は、パーソナルコンピュータの
普及に伴い、大容量化、高密度記録化、アクセスの高速
化およびデータ転送レートの高速化の進展により急速に
発展している。その様な状況の中、例えばCD−ROM
装置を例にとると、データ転送レートの高速化に関して
は、更なる高速アクセスを実現するため、通常速(サス
テインの転送レート150kBytes/sec)に対
して2倍、4倍、8倍速に続いて12倍速、16倍速、
20倍速、24倍速と超高速化が進んでいる。
【0003】ディスクとしては回転させた場合にアンバ
ランスの生じないものが理想的であるが、現実はディス
ク成形時に発生する質量の偏りや、レーベル面の印刷に
よる質量の偏り、つまり偏心質量が多少なりとも発生す
る。ディスクが回転すると、この偏心質量により遠心力
が発生し、ディスクを駆動する装置に振動を発生させる
原因となる。この遠心力は回転数の2乗に比例して増加
することになるため、8倍速、12倍速、16倍速・・
・となるにつれて加速度的に増加する。またこのディス
ク高速回転化に伴い、装置に発生する振動も急激に増加
する。
【0004】ここで、例えば、特開平2−139758
に記載されている様に偏心質量のキャンセル機構を用い
る方法が考えられるが、遠心力のキャンセルに流体を用
いた場合、高速回転時、液体層を封じ込めている外壁面
に流体が貼付き、キャンセル効果が充分に得られない、
という問題がある。また、別な方法として、複数個の球
体を用いる手段があるが、外乱に敏感に反応し、球体同
士が衝突し暴れ出す、という問題もあった。
【0005】また、これらの方法は装置の水平置きには
有効であるが、縦置きの場合、流体や球体を使用する
と、ディスク停止時に流体、球体に重力が作用し、この
状態でディスクを回転させても、遠心力をキャンセルす
る事が困難である、という課題があった。
【0006】そのためディスクの高回転化に伴い、装置
全体が大きく振動し、同時にディスクからの信号のやり
取りをつかさどるピックアップも揺らされるため、信号
のやり取りも不安定になりやすくなり、また、振動が原
因で装置を揺らすため、装置を構成している部材間の隙
間で衝突が起こり、振動のみならず大きな騒音も発生し
てしまうという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
ディスク駆動方法においては、ディスク回転時に偏心質
量による振動が発生するため、ディスクからの信号の読
取り、書込み性能および騒音等、信頼性の低化の原因に
もなっていた。
【0008】本発明の目的は、上記課題を鑑み、装置の
置かれる方向によらず、また、偏心質量の無いディスク
は勿論のこと、偏心質量のあるディスクを使用した場合
でもディスク回転時の偏心質量により発生する振動をキ
ャンセルし高速回転時においても、高信頼性のディスク
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決するために、ディスクを回転駆動するスピンドルモ
ータが取付けられたメカシャーシに、動吸振器を設け
る。
【0010】動吸振器としては、メカシャーシに固定す
る支持板に、付加質量を貫通し、該付加質量を案内軸の
軸方向に移動可能に保持する案内軸を取付け、弾性体を
案内軸と同軸に配置し、該弾性体の一端が該支持板に固
定され、他端が付加質量に固定する。
【0011】弾性体と付加質量からなる系の共振周波数
はディスク回転数に合わせる。
【0012】また、動吸振器を前記メカシャーシのスピ
ンドルモータに対して記録再生するためのピックアップ
がない側に配置する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施例につい
て図面を用いて説明する。図1は本発明による光ディス
ク装置の構成説明図、図2は光ディスク装置を示す説明
図である。
【0014】まず構成について図1、2を用いて説明す
る。図2において1は光ディスク装置であり、情報記録
媒体であるディスク2を挿入する挿入口3を備えてい
る。
【0015】次に図1を用いて本発明による光ディスク
装置の構成について説明する。
【0016】10はメカシャーシであり、ディスク2を
回転駆動するスピンドルモータ11が固定されている。
【0017】12はディスク2に対して記録再生するピ
ックアップであり、駆動軸15に案内保持されるととも
にガイド軸18に保持される。
【0018】駆動軸15は、メカシャーシ10に対して
回転自在に保持され、一端には駆動軸15を回転駆動す
るためのモータ17が同軸に固定されている。また、駆
動軸15にはピックアップ12と係合する螺旋状の溝1
6が切られている。ガイド軸18は、メカシャーシ10
に駆動軸15と平行に固定される。ピックアップ12は
モータ17の回転方向によりディスク2の半径方向であ
る矢印C、D方向に移動する。
【0019】23、24は支持板であり、案内軸22を
保持する。また、支持板23、24はメカシャーシ10
に固定されている。
【0020】21は付加質量であり、案内軸22が貫通
しており、付加質量21は案内軸22に案内され矢印
E,F方向に移動可能となっている。
【0021】25は弾性体である圧縮コイルばねであ
り、案内軸22に対して同軸に配置され、一端は付加質
量21に固定され、他端は支持板23に固定されてい
る。また、圧縮コイルばね25と付加質量21からなる
系の共振周波数はディスク2の回転数に合わせてある。
【0022】30は防振脚であり、防振脚30を介して
メカシャーシ10を光ディスク装置1内に取付けるもの
であり、メカシャーシ10に伝達される外部振動を低減
するものである。
【0023】次に動作の説明をする。
【0024】モータ17が回転すると駆動軸15は回動
する。これによりピックアップ12は駆動軸15の溝1
6と係合しているため、モータ17の回転方向により矢
印C方向、D方向に移動する。
【0025】ディスク2が回転すると偏心質量がない場
合、ディスク2が回転することにより生じる振動は特に
発生せず、メカシャーシ10は振動しないため、付加質
量21も振動しない。したがって偏心質量がない場合、
付加質量21がメカシャーシ10を振動させることはな
い。
【0026】ディスク2に偏心質量があった場合、ディ
スク2が回転すると偏心質量に遠心力が生じる。ディス
ク2はスピンドルモータ11に保持されているため、ス
ピンドルモータ11にはその遠心力が作用し、振動を生
ずる。この振動はスピンドルモータ11が固定されてい
るメカシャーシ10に伝達される。遠心力による振動は
ディスク2の回転から生ずるため、遠心力による振動の
周波数はディスク2の回転数となる。
【0027】支持板23はメカシャーシ10に固定され
ているため、当然メカシャーシ10とともに振動する。
圧縮コイルばね25は一端は支持板23に、他端は付加
質量21に固定されているため、メカシャーシ10の振
動は圧縮コイルばね25を介して付加質量21に伝達さ
れ、付加質量21は案内軸22により定まる方向に振動
する。圧縮コイルばね25と付加質量21からなる系の
共振周波数をディスク2の回転数に合わせてあるため、
共振する。このとき、メカシャーシ10の振動が付加質
量21に伝達されるのと同様に付加質量21の振動がメ
カシャーシ10に伝達される。また、メカシャーシ10
の振動と付加質量21の振動とは位相がずれており、付
加質量21の振動はメカシャーシ10の振動を打消すよ
うに働くためメカシャーシ10の振動の案内軸22の軸
方向成分を低減できる。
【0028】本実施例によれば、ディスク2に偏心質量
21による振動が低減でき、ピックアップ12による記
録再生に現れる影響を低減できる。偏心質量21がなけ
れば自発的に動作することはないため、また、偏心質量
21によるメカシャーシ10の振動を利用するため、偏
心質量による振動がなければ動作せず、ピックアップ1
2による記録再生に悪影響はない。
【0029】また、メカシャーシ10が振動すると、防
振脚を介して光ディスク装置自体が振動するが、メカシ
ャーシ10の振動を低減できるので、防振脚を介して伝
達される光ディスク装置自体の振動も低減できる。
【0030】また最近、装置を縦置きにして使用する場
合が増加しているが、本発明によれば、案内軸10によ
り付加質量21の移動方向は規制される構造なので、縦
置き横置きで付加質量21による圧縮コイルばね25の
伸縮はあれど、圧縮コイルばね25のばね係数が変化し
ないため、装置の安定性が変化することもない。
【0031】なお、本実施例はピックアップ12の移送
方向に垂直な方向の振動を吸収する場合についてのもの
であるが、それにこだわるものではなく、ピックアップ
12の移送方向、ディスク2の表面に垂直な方向に対し
て行なっても構わない。また、本実施例では光ディスク
装置1に適応した例を示したが、磁気ディスク等にも適
応できる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、付加質量等から構成す
る動吸振器を設けることにより、ディスクの偏心質量に
よる振動を低減でき、偏心質量がない場合に対しては影
響を及ぼさず、ディスクの安定した高速回転化を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ディスク装置の構成説明図であ
る。
【図2】本実施例の光ディスク装置を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
2…ディスク 11…スピンドルモータ 12…ピック
アップ 21…付加質量 22…案内軸 25…圧縮コイルばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 高司 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像情報メディア事業部内 (72)発明者 田口 博文 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内 (72)発明者 長井 究一郎 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所マルチメディアシステム開 発本部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報記録担体であるディスクを回転駆動す
    るスピンドルモータが固定され、前記ディスクに対して
    記録再生するピックアップが移動可能に設けられたメカ
    シャーシを備えたディスク装置において、前記メカシャ
    ーシに動吸振器を備えたことを特徴とするディスク装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のディスク装置において、前
    記動吸振器が付加質量と該付加質量を案内する案内軸と
    該案内軸を支持し、前記メカシャーシに固定するための
    支持板と弾性体を備え、該弾性体の一端が該支持板に固
    定され、他端が付加質量に固定されたことを特徴とする
    ディスク装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のディスク装置において、弾
    性体と付加質量からなる系の共振周波数がディスクの回
    転数に合わせてあることを特徴とするディスク装置。
  4. 【請求項4】請求項1のディスク装置において、前記動
    吸振器は、前記スピンドルモータに対して前記ピックア
    ップがない側に配置したことを特徴とするディスク装
    置。
JP15330297A 1997-06-11 1997-06-11 ディスク装置 Pending JPH113582A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15330297A JPH113582A (ja) 1997-06-11 1997-06-11 ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15330297A JPH113582A (ja) 1997-06-11 1997-06-11 ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH113582A true JPH113582A (ja) 1999-01-06

Family

ID=15559517

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15330297A Pending JPH113582A (ja) 1997-06-11 1997-06-11 ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH113582A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010035044A (ko) * 2000-11-22 2001-05-07 임경수 cd-rom drive의 성능향상을 위한 진동감쇠방안
EP1207532A2 (en) * 2000-11-15 2002-05-22 Samsung Electronics Co. Ltd. Dynamic vibration absorber for a disk player
KR100375226B1 (ko) * 2000-01-10 2003-03-08 엘지전자 주식회사 디스크 드라이브의 진동 저감 장치
KR100505637B1 (ko) * 2002-06-18 2005-08-03 삼성전자주식회사 흡진기를 채용한 디스크 드라이브
US7543314B2 (en) 2005-01-27 2009-06-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical disc drive having impact absorbing member
US7950028B2 (en) 2006-09-26 2011-05-24 Funai Electric Co., Ltd. Disk apparatus with improved optical pickup mount

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100375226B1 (ko) * 2000-01-10 2003-03-08 엘지전자 주식회사 디스크 드라이브의 진동 저감 장치
EP1207532A2 (en) * 2000-11-15 2002-05-22 Samsung Electronics Co. Ltd. Dynamic vibration absorber for a disk player
EP1207532A3 (en) * 2000-11-15 2003-01-22 Samsung Electronics Co. Ltd. Dynamic vibration absorber for a disk player
KR100419232B1 (ko) * 2000-11-15 2004-02-19 삼성전자주식회사 디스크 드라이브의 동흡진장치
US6859933B2 (en) 2000-11-15 2005-02-22 Samsung Electronics, Co., Ltd. Dynamic vibration absorber for a disk player
KR20010035044A (ko) * 2000-11-22 2001-05-07 임경수 cd-rom drive의 성능향상을 위한 진동감쇠방안
KR100505637B1 (ko) * 2002-06-18 2005-08-03 삼성전자주식회사 흡진기를 채용한 디스크 드라이브
US7185350B2 (en) 2002-06-18 2007-02-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Disk drive adopting vibration absorber
US7543314B2 (en) 2005-01-27 2009-06-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical disc drive having impact absorbing member
US7950028B2 (en) 2006-09-26 2011-05-24 Funai Electric Co., Ltd. Disk apparatus with improved optical pickup mount

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4812932A (en) Vibration proof supporting structure for disk-type information memory unit
US5483397A (en) Damping configuration for improved disk drive performance
JP3195213B2 (ja) 回転形情報記録再生装置
JPH11328944A (ja) 光ディスク再生装置
JPH113582A (ja) ディスク装置
US20010043425A1 (en) Disk speed profile method and device
JP3744199B2 (ja) ディスクドライブ装置
JPS59210572A (ja) バンド駆動アクチユエ−タ−を有するデイスク駆動装置の機械的ダンパ−
US6445549B1 (en) Magnetic disk drive
KR100468762B1 (ko) 하드 디스크 드라이브의 디스크 스택 조립체의 조립방법및 이를 위한 장치 및 이를 적용한 하드 디스크드라이브의 디스크에 대한 서보 정보 기록방법 및 기록기
JPH10247359A (ja) ディスク駆動装置
JP3355956B2 (ja) ディスク型記憶装置
JPH10208374A (ja) ディスク装置
JPH10241278A (ja) ディスク駆動装置
JPH10233086A (ja) 光ディスク装置
JP4182612B2 (ja) 情報記録媒体のドライブ装置
JP3198444B2 (ja) 回転円板形記憶装置
JP2789770B2 (ja) トランスジューサの位置決め装置
JPH09140089A (ja) モータ
JP2000295815A (ja) 自動平衡装置及びディスクドライブ装置
JP3895137B2 (ja) 磁気ディスク装置
JPH11144448A (ja) 装置振動低減構造を有する磁気または光ディスク装置
JPS63104282A (ja) 情報記録再生装置
JP2000308306A (ja) モータ及びディスクドライブ装置
JPH10255390A (ja) ディスク駆動装置