JPH1135564A - アゾール−1−イルアルキルニトリル類の製造法 - Google Patents

アゾール−1−イルアルキルニトリル類の製造法

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Publication number
JPH1135564A
JPH1135564A JP9209751A JP20975197A JPH1135564A JP H1135564 A JPH1135564 A JP H1135564A JP 9209751 A JP9209751 A JP 9209751A JP 20975197 A JP20975197 A JP 20975197A JP H1135564 A JPH1135564 A JP H1135564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
compound
formula
ylalkyl
azole
Prior art date
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Pending
Application number
JP9209751A
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English (en)
Inventor
Naoya Yamamoto
直也 山本
Akira Kamioka
曉 上岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Nohyaku Co Ltd
Original Assignee
Nihon Nohyaku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nihon Nohyaku Co Ltd filed Critical Nihon Nohyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医薬、農薬、化学品等の中間体として有用な
アゾール−1−イルアルキルニトリル類の新規な製造法
の提供。 【解決手段】 式(II)の化合物を触媒量のジメチルホル
ムアミドの存在下に脱水反応することを特徴とする式
(I) のアゾール−1−イルアルキルニトリル類又はその
塩類の製造法。 【化1】 (式中、R1及びR2はH、(C1-6)アルキル、nは1〜3、
R3はH、ハロゲン、シアノ、ニトロ、(C1-6)アルキル、
ハロ(C1-6)アルキル、(C1-6)アルコキシ又はハロ(C1-6)
アルコキシから選択される1〜3個の置換基、XはC
H、N。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬、農薬、化学
品等の中間体として有用なアゾール−1−イルアルキル
ニトリル類の新規な製造法に関するものである。
【0002】
【従来技術】特開昭59−31764号公報、同60−
81171号公報、同61−165375号公報及びW
O94−06791号公報等にハロアセトニトリル類と
イミダゾール類又はトリアゾール類とを反応させて、ア
ゾール−1−イルアセトニトリル類を製造する方法が開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は工業的に
有利な新規なアゾール−1−イルアルキルニトリル類の
製造法を開発すべく、鋭意研究を重ねた結果、本発明を
完成させたものであり、本製造法によりアゾール−1−
イルアルキルニトリル類を高収率及び高純度で製造を可
能とした製造法を提供するものである。本発明の製造方
法による一般式(I) で表されるアゾール−1−イルアル
キルニトリル類は特開昭60−81171号公報等に記
載の農園芸用殺菌剤の原料化合物として有用な化合物で
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は一般式(II)
【化3】 (式中、R1 及びR2 は同一又は異なっても良く、水素
原子又は(C1-6)アルキル基を示し、nは1〜3の整数を
示し、R3 は同一又は異なっても良く、水素原子、ハロ
ゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハ
ロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基又はハロ(C
1-6)アルコキシ基から選択される1〜3個の置換基を示
し、XはCH又はNを示す。)で表される化合物を触媒
量のジメチルホルムアミドの存在下に脱水反応すること
により一般式(I)
【0005】
【化4】 (式中、R1 、R2 、R3 、n及びXは前記に同じ。)
で表されるアゾール−1−イルアルキルニトリル類又は
その塩類を製造する方法に関するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本製造法によるアゾール−1−イ
ルアルキルニトリル類は、例えば下記に図示する製造法
により製造することができる。
【化5】 (式中、R1 、R2 、R3 、n及びXは前記に同じ。) 一般式(II)で表される化合物を不活性溶媒及び触媒量の
ジメチルホルムアミドの存在下に脱水剤で脱水反応する
ことにより一般式(I) で表されるアゾール−1−イルア
ルキルニトリル類を製造することができる。本反応で使
用できる不活性溶媒は、本反応の進行を著しく阻害しな
いものであれば良く、例えばベンゼン、トルエン、キシ
レン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホ
ルム、四塩化炭素、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化
水素類、酢酸エチル等のエステル類、アセトニトリル、
ベンゾニトリル等のニトリル類、メチルセロソルブ、ジ
エチルエーテル等の鎖状エーテル類、ジオキサン、テト
ラハイドロフラン等の環状エーテル類、スルホラン、ジ
メチルスルホン、ジメチルスルホキシド等を例示するこ
とができ、これらの不活性溶媒は単独で、又は2種以上
混合して使用することもできる。
【0007】本反応で使用する脱水剤としては、例えば
チオニルクロリド、五塩化リン、オキシ塩化リン等を使
用することができ、その使用量は一般式(II)で表される
化合物に対して等モル乃至過剰モルの範囲から適宜選択
して使用すれば良く、好ましくは等モル乃至2倍モルの
範囲である。本反応で使用するジメチルホルムアミドは
反応系に触媒量存在すれば良く、例えば一般式(II)で表
される化合物に対して1重量%モル〜30重量%モルの
範囲で存在すれば良く、好ましくは5〜15%重量モル
の範囲である。反応温度は室温〜使用する不活性溶媒の
沸点域の範囲から適宜選択すれば良く、好ましくは室温
〜80℃の範囲である。反応時間は、反応規模、反応温
度等により一定しないが、数分乃至48時間である。反
応終了後、目的物を含む反応系から常法により単離し、
必要に応じて精製操作等を行うことにより、目的物を製
造することができる。本製造法による一般式(I) で表さ
れるアゾール−1−イルアルキルニトリル類は塩類とし
て単離され、得られた塩類を塩基等で常法により、一般
式(I) で表されるアゾール−1−イルアルキルニトリル
類にすることができる。又、塩類をそのまま次の反応に
使用することもできる。
【0008】本製造法の原料化合物である一般式(II)で
表されるアセタミド類は以下に示す製法により製造する
ことができる。
【化6】 (式中、R1 、R2 、R3 、n及びXは前記に同じく
し、Halはハロゲン原子を示す。) 一般式(V) で表される化合物と一般式(IV)で表されるア
ゾール類とを反応させ、一般式(III) で表される化合物
とし、該化合物(III) を単離し又は単離せずしてアンモ
ニア水と反応させることにより、一般式(II)で表される
化合物を製造することができる。
【0009】以下に本発明の代表的な実施例を示すが、
本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1.1−イミダゾリルアセトニトリル塩酸塩の製
【化7】 500mlの4頸丸底フラスコに1−イミダゾリルアセ
タミド12.50g(0.10モル)及びクロロホルム
200mlを入れて懸濁させ、該懸濁液に塩化チオニル
17.8g(1.5当量)とジメチルホルムアミド20
mlを滴下し、攪拌下に内温50℃まで加熱し、50℃
で4時間反応を行った。反応終了後、反応系を冷却し、
析出した結晶を濾集し、クロロホルム100mlで洗浄
することにより13.28gの目的物を得た。 物性:融点 122─125℃ 収率: 93%
【0010】実施例2.1−イミダゾリルアセトニトリ
ルの製造
【化8】 アセトニトリル20mlにカリウム tertーブトキサイ
ド1.16gを懸濁させ、該懸濁液に1−イミダゾリル
アセトニトリル塩酸塩1.44gを徐々に加え、室温下
に1時間反応を行った。反応終了後、目的物を含む反応
液をセライトで濾過し、アセトニトリルで洗浄し、得ら
れた濾液を減圧濃縮することにより、ペースト状の目的
物1.24gを得た。 物性:ペースト状物 収率: 96% 得られた目的物はガスクロマトグラフィーにより標準物
質と同一であることを確認した。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年7月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【実施例】以下に本発明の代表的な実施例を示すが、本
発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1.1−イミダゾリルアセトニトリル塩酸塩の製
【化7】 500mlの4頸丸底フラスコに1−イミダゾリルアセ
タミド12.50g(0.10モル)及びクロロホルム
200mlを入れて懸濁させ、該懸濁液に塩化チオニル
17.8g(1.5当量)とジメチルホルムアミド20
mlを滴下し、攪拌下に内温50℃まで加熱し、50℃
で4時間反応を行った。反応終了後、反応系を冷却し、
析出した結晶を濾集し、クロロホルム100mlで洗浄
することにより13.28gの目的物を得た。 物性 融点 122−125℃ 収率: 93%

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(II) 【化1】 (式中、R1 及びR2 は同一又は異なっても良く、水素
    原子又は(C1-6)アルキル基を示し、nは1〜3の整数を
    示し、R3 は同一又は異なっても良く、水素原子、ハロ
    ゲン原子、シアノ基、ニトロ基、(C1-6)アルキル基、ハ
    ロ(C1-6)アルキル基、(C1-6)アルコキシ基又はハロ(C
    1-6)アルコキシ基から選択される1〜3個の置換基を示
    し、XはCH又はNを示す。)で表される化合物を触媒
    量のジメチルホルムアミドの存在下に脱水反応すること
    を特徴とする一般式(I) 【化2】 (式中、R1 、R2 、R3 、n及びXは前記に同じ。)
    で表されるアゾール−1−イルアルキルニトリル類又は
    その塩類の製造法。
JP9209751A 1997-07-19 1997-07-19 アゾール−1−イルアルキルニトリル類の製造法 Pending JPH1135564A (ja)

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