JPH11355113A - 多段ニューロアンプ - Google Patents

多段ニューロアンプ

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JPH11355113A
JPH11355113A JP15822098A JP15822098A JPH11355113A JP H11355113 A JPH11355113 A JP H11355113A JP 15822098 A JP15822098 A JP 15822098A JP 15822098 A JP15822098 A JP 15822098A JP H11355113 A JPH11355113 A JP H11355113A
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neuro
amplifier
voltage
circuit
output
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JP15822098A
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English (en)
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Ichiro Imaizumi
市郎 今泉
Hiroshi Higuchi
浩 樋口
Nagaaki Shu
長明 周
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TAKATORI IKUEIKAI KK
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
TAKATORI IKUEIKAI KK
Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 複数のニューロアンプ回路22を直列に接続
した多段ニューロアンプの出力電圧誤差を小さくする。 【解決手段】 ニューロアンプ回路のリフレッシュ時の
リフレッシュ電圧と同じ電圧の補償電圧を生成する補償
電圧生成回路40と、奇数のニューロアンプにおける特
定のニューロアンプ回路の出力から補償電圧を減じる補
償手段とを備えた。前記特定のニューロアンプ回路は出
力電圧を所定の値に設定するリフレッシュ回路SWを有
し、補償手段は、補償電圧をニューロアンプ回路に入力
した状態でリフレッシュ回路SWにより出力電圧を所定
の値にしてもよい。補償回路は、リフレッシュ回路が特
定のニューロアンプ回路をリフレッシュした後に、入力
電圧をニューロアンプ回路に入力することが好ましい。
複数の奇数段ニューロアンプと、各奇数段ニューロアン
プに対して設けられた補償手段とを更に備え、複数の奇
数段ニューロアンプを直列に接続してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニューロアンプ回
路を多段接続した多段ニューロアンプに関し、特にLS
Iの製造ばらつきに起因して生じる誤差を補償すること
のできる多段ニューロアンプに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願の共同出願人である株式会社鷹山
は、アナログ/デジタル変換機を使用せずに直接アナロ
グ信号のまま復調を行うマッチトフィルタを、特許出願
(特願平9−46231他)において提案した。このマ
ッチドフィルタには、消費電力を低減するためにアナロ
グ式の反転増幅回路(ニューロアンプ回路と称する)が
使用されている。ニューロアンプ回路を使用したマッチ
トフィルタの消費電力は、デジタル方式のマッチドフィ
ルタの消費電力に比べて、例えば10分の1等のように
格段に低い。ニューロアンプ回路の構成は株式会社鷹山
による特許出願(特開平6−45839他)及び’97
ISSC Digest of Technical Pa
per TP6.5 Page100に記載されている。
【0003】図9は、従来の汎用的なニューロアンプ回
路の一例を示す。AIN1〜AINxはアナログ入力電
圧であり、AOUTは出力電圧である。VREFはリフ
レッシュ基準電圧であり、電源電圧VDDの1/2、つ
まり0.5VDDである。REFはリフレッシュ制御信
号である。/REFはリフレッシュ制御信号REFの反
転信号を表し、リフレッシュ制御信号REFがHigh
の時は、/REFはLowとなる。”/”は以下同様に
反転記号であることを表す。リフレッシュ基準電圧VR
EFは、2つの入力端子を有するマルチプレクサMUX
の入力端子11に接続され、アナログ入力電圧AIN
1、AIN2、...、AINxが、マルチプレクサM
UXの入力端子12に接続されている。マルチプレクサ
MUXの出力側の端子は、それぞれ入力コンデンサCi
1、Ci2、...、Cixを介してインバータ10の
入力端子に接続されている。
【0004】インバータ10の出力は、フィードバック
コンデンサCfを介して、インバータ10の入力側にフ
ィードバックされている。またフィードバックコンデン
サCfに対して並列に、スイッチSWが設けらている。
制御信号REFが高レベル(H)のとき、スイッチSW
が閉じマルチプレクサMUXが反転制御信号/REFに
より端子11側に切り替わる。これによりフィードバッ
クコンデンサCfに蓄積されていた電荷が取り除かれる
ので、リフレッシュ基準電圧VREF入力時のインバー
タ10の出力AOUTが基準電圧(0.5VDD)に設
定される。リフレッシュ制御信号REFが低レベル
(L)のときは、スイッチSWが開きマルチプレクサM
UXが端子12側に切り替わる。リフレッシュ制御信号
REFを高レベルにしてインバータ10をリフレッシュ
してから、リフレッシュ制御信号REFを低レベルとし
てアナログ演算処理を行う。
【0005】インバータ10の入力電圧をAINk(k
=1,...,x)、出力電圧をAOUT、リフレッシ
ュ基準電圧をVREF、リフレッシュ時の出力電圧をV
ro、入力コンデンサCik及びフィードバックコンデ
ンサCfの容量を、同じくCik及びCfで表すと出力
電圧AOUTは次式で示される。
【数1】
【0006】式1において、AINを演算信号成分AI
N(AC)と直流バイアス成分AIN(DC)に分ける
と次式のようになる。 AIN = AIN(AC) + AIN(DC) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 式2
【0007】AIN(DC)=VREFとして使用する
ので、 AIN = AIN(AC) + VREF ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 式3
【0008】従って、式1及び式3から次式が得られ
る。
【数2】 ここでVREF=0.5VDDとすることにより、AI
N(AC)のダイナミックレンジを最も大きくすること
が出来る。このアナログ反転増幅回路を使用し、サンプ
ルホールド、加減算、乗算等のアナログ演算を行うこと
ができる。
【0009】図10は、入力電圧が一つの場合における
従来のニューロアンプ回路22の構成を示す。これは、
図9で示した従来の汎用的なニューロアンプ回路22に
おいて複数の入力電圧の数xを1にしたものに相当す
る。さて、各ニューロアンプ回路22はリフレッシュ時
において理想的にはリフレッシュ基準電圧VREFと同
一の電圧を出力する。しかしながら、半導体デバイスの
製造ばらつきや半導体デバイスの温度等により出力には
誤差が生じる。そこで、リフレッシュ時における実際の
出力電圧をVroとする。このニューロアンプ回路22
に入力電圧AINを加えたときの、ニューロアンプ回路
22の出力電圧AOUTは、次式で示される。 AOUT = -(AIN-VREF) + Vro = -AIN + VREF + Vro ............... 式5
【0010】図11は、図10のインバータ10の構成
例を示す。入力信号AINは、CMOSインバータ1
7、18及び20を経て反転して出力される。位相補償
抵抗14及びコンデンサ16は、インバータ10の発振
を防止する。インバータ10の構成は図10に記載の構
成に限らず、奇数段のCMOSインバータが直列に接続
されていればよい。
【0011】図12は、図10に記載のニューロアンプ
回路22を3段直列に接続した回路である。3段のニュ
ーロアンプ回路22が同一の半導体デバイスに格納され
ているとすると、各ニューロアンプ回路22の温度は概
ね同一であるから、これらは概ね同一の誤差を生じさせ
る。そこで各ニューロアンプ回路におけるリフレッシュ
時の出力電圧が等しくVroであるとすると、同図にお
いて、1段目の出力電圧AOUT1、2段目の出力電圧
AOUT2、及び3段目の出力電圧AOUT3はそれぞ
れ次式で表わされる。
【数3】
【0012】
【発明が解決しようとする課題】式6に示すように、図
12の1段目の出力AOUT1は、演算値「−AIN
(AC)」をVREF分オフセットした理想値(−AI
N(AC)+VREF)と誤差(Vro−VREF)と
の和となる。2段目の出力AOUT2は、演算値「AI
N(AC)」をVREF分オフセットした理想値とな
る。3段目の出力AOUT3は1段目の出力と同じ値と
なる。このように、多段アナログ反転増幅回路において
は、偶数段の出力には演算誤差は発生しないが、奇数段
の出力には(Vro−VREF)の演算誤差が発生す
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決することのできる多段ニューロアンプを提供すること
を目的とする。上記目的を達成するために、本発明によ
れば、入力電圧を反転して出力するニューロアンプ回路
が複数個直列に接続されており、ニューロアンプのリフ
レッシュ時において出力されるリフレッシュ電圧と同じ
電圧の補償電圧を生成する補償電圧生成回路と、奇数の
ニューロアンプにおける特定のニューロアンプ回路の出
力から補償電圧を減じる補償手段とを備えた。
【0014】ここで、前記特定のニューロアンプ回路は
出力電圧を所定の値に設定するリフレッシュ回路を有
し、補償手段は、補償電圧をニューロアンプ回路に入力
した状態でリフレッシュ回路により出力電圧を所定の値
にしてもよい。補償回路は、リフレッシュ回路が特定の
ニューロアンプをリフレッシュした後に、入力電圧をニ
ューロアンプ回路に入力することが好ましい。
【0015】補償電圧発生回路とニューロアンプとが、
同じ構成のインバータを有してもよい。複数の奇数段ニ
ューロアンプと、各奇数段ニューロアンプに対して設け
られた補償手段とを更に備え、複数の奇数段ニューロア
ンプが直列に接続してもよい。
【0016】発明の実施形態の一例としては、前記特定
のニューロアンプ回路が、入力端子に入力された電圧を
反転して出力端子に出力するインバーターと、インバー
タの出力を入力にフィードバックするフィードバックコ
ンデンサと、フィードバックコンデンサと並列に設けら
れたスイッチと、入力端子に接続された入力コンデンサ
と、選択された信号を入力コンデンサを介して入力端子
に与える2入力1出力マルチプレクサとを有し、補償電
圧生成回路の出力が2入力の1つに接続されており、2
入力の他方及び出力端子を用いて複数のニューロアンプ
回路が直列に接続されており、補償手段は、スイッチを
閉じると共にマルチプレクサが補償電圧生成回路の出力
を選択してインバータの入力に与えることにより、出力
電圧を所定の値にする。
【0017】また補償電圧生成回路は、入力および出力
が接続されたインバータを有することが好ましい。更に
補償電圧生成回路は直列に接続された3段のインバータ
を有し、3段のインバータの入力および出力が接続され
ていてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】1.実施例1 図1は、多段ニューロアンプの第1の構成例を示す。本
実施例では、ニューロアンプ回路22が3段直列に接続
されている。先ず、リフレッシュ基準電圧VREFが1
段目及び3段目のニューロアンプ回路22に入力され、
次に入力電圧AINが1段目のニューロアンプ回路22
に入力される。ニューロアンプ回路22の構成は図10
と同様なので説明を省略する。このとき1段目のニュー
ロアンプ回路22の出力電圧AOUT1は次式で表され
る。 AOUT = -(AIN - VREF) + Vro = (-AIN(AC) + VREF) + (Vro-VREF) ............. 式7
【0019】各ニューロアンプ回路22に含まれるイン
バータ10(図11参照)は、半導体デバイスの製造ば
らつきや温度による誤差を生じさせる。そこで、リフレ
ッシュ時におけるニューロアンプ回路22と論理的に同
一の回路構成を有する補償電圧発生回路40を、各ニュ
ーロアンプ回路22と同一の半導体チッブに搭載する。
すると補償電圧発生回路40の出力には、各ニューロア
ンプ回路22と概ね同一の誤差が生じる。このためリフ
レッシュ時におけるニューロアンプ回路22の出力電圧
の理想値をVREF、実際の出力をVroとすると、補
償電圧発生回路40も、リフレッシュ時におけるニュー
ロアンプ回路22の実際の出力電圧Vroと概ね同一の
電圧(補償電圧)を出力する。
【0020】2段目のニューロアンプ回路22をリフレ
ッシュする時に、この補償電圧発生回路40から出力さ
れた補償電圧Vroを2段目のニューロアンプ回路22
に入力する。そしてリフレッシュの後に1段目のニュー
ロアンプ回路22の出力電圧AOUT1を2段目のニュ
ーロアンプ回路22に入力する。このとき、2段目のニ
ューロアンプ回路22の出力電圧AOUT2は次式で表
される。
【数4】 すなわち、2段目のニューロアンプ回路22は、演算値
「AIN(AC)」がVREF分オフセットした理想値
(AIN(AC)+VREF)と、誤差(Vro−VR
EF)との和を出力する。
【0021】3段目のニューロアンプ回路22のリフレ
ッシュ時にはリフレッシュ基準電圧VREFが入力さ
れ、リフレッシュ後に2段目のニューロアンプ回路22
の出力電圧AOUT2が入力される。このとき3段目の
ニューロアンプ回路22の出力電圧AOUT3は次式で
表される。 AOUT3 = -(AOUT2 - VREF) + Vro = -((AIN - VREF + Vro) - VREF) + Vro = -AIN + 2VREF = -AIN(AC) + VREF .......................... 式9
【0022】即ち、3段目のニューロアンプ回路22の
出力は演算値「−AIN(AC)」がVREF分オフセ
ットした値(−AIN(AC)+VREF)となる。従
って、3段目のアナログ反転増幅回路の出力からはMO
S特性の製造ばらつきによる演算誤差をキャンセルする
ことができる。図1に示す多段ニューロアンプは、1入
力のニューロアンプ回路22を3段直列に接続してい
る。しかしながら、図9に示す様な、複数の入力を加
算、増幅、反転して出力する加算増幅回路を直列に接続
した場合にも、加算増幅回路の一つに補償電圧を入力す
ることにより、出力の誤差を小さくすることができる。
【0023】図2は、補償電圧発生回路40の構成例を
示す。ニューロアンプ回路22に使用している3段CM
OSインバータ又は1段インバータの入力端子及び出力
端子を接続することにより、ニューロアンプ回路22の
リフレッシュ時における回路と論理的に同一の回路を造
ることができ、補償電圧Vroを出力することができ
る。温度変化等によりMOS特性が変動した時であって
もインバータ42及びニューロアンプ回路22の出力は
同じ様に変動するので、MOSインバータ42の出力を
補償電圧Vroとして用いることができる。
【0024】図3は、補償電圧Vroを発生させる第2
の補償電圧発生回路を示す。インバータ42の出力側に
片側接地のコンデンサCLを接続し出力電圧を安定化
し、演算誤差防止用の補償電圧Vroを出力する。
【0025】図4は、電流供給能力を高めた第3の補償
電圧発生回路40を示す。並列に接続された各インバー
タ42から補償電圧を提供することにより、より多くの
電流をニューロアンプ回路22に提供することができ
る。同図においては、3個のインバータ42を用いてい
るが、更に多くのインバータ42を並列に接続してもよ
い。また、並列に設けたインバータ42の出力側に片側
接地のコンデンサを接続し出力電圧及び出力電流を安定
化してもよい。
【0026】図5は、図2〜4に示したインバータ42
の詳細な構成を示す。補償電圧発生回路40から出力さ
れる電流の消費量を小さくするために、本実施例では1
段のMOSインバータでインバータ42を構成してい
る。またインバータ42の入力及び出力をショートさせ
ることで補償電圧Vroを発生させる。
【0027】図6は、基準電圧発生回路44と電流増幅
回路48を設けた補償電圧発生回路40の例を示す。基
準電圧発生回路44が発生する基準電圧Vroの電流を
電流増幅回路48が増幅することにより、内部インピー
ダンスが小さい補償電圧Vroを生成する。供給する信
号線のインピーダンスが小さい場合は、図6に示す補償
電圧発生回路を複数個並列に設けることにより、更に安
定して補償電圧Vroを提供することができる。
【0028】2.実施例2 図7は、多段ニューロアンプの第2の実施例を示す。本
実施例では、奇数(2n+1)のニューロアンプ回路2
2が直列に接続されている。最後のニューロアンプ回路
22の出力AOUT2n+1を使用する場合は、偶数段
目のいずれかのニューロアンプ回路22におけるリフレ
ッシュ時の入力に補償電圧Vroを入力する。これによ
り、その後に配列された奇数段のニューロアンプ回路2
2の出力における誤差が小さくなり、MOS特性の製造
ばらつきによる演算誤差を補償することができる。
【0029】図8は、多段ニューロアンプにおいて、偶
数段と奇数段のニューロアンプ回路22の複数の出力電
圧を演算値として使用する場合の実施例を示す。仮に、
2段目のニューロアンプ回路22の出力電圧AOUT
2、5段目の出力電圧AOUT5、及び8段目の出力電
圧AOUT8を使用する場合を考える。この場合は8個
のニューロアンプを、前5個のニューロアンプ回路22
の組と、3個のニューロアンプ回路22の組とに分けて
考えることができる。これら奇数段のニューロアンプを
有する「組」が直列に接続されている。
【0030】まず、入力AINから2段目の出力電圧A
OUT2までには偶数のニューロアンプ回路22が設け
られているので、2段目の出力電圧AOUT2には誤差
が生じていなく、補償電圧を入力する必要がない。5段
目の出力電圧AOUT5の誤差は、4段目のニューロア
ンプ回路22のリフレッシュ電圧として補償電圧Vro
を入力することによって補償することができる。更に8
段目の出力電圧AOUT8の誤差は、7段目のニューロ
アンプ回路22のリフレッシュ電圧に補償電圧Vroを
入力することによって補償することができる。
【0031】以上の実施例においては、多段ニューロア
ンプを構成するニューロアンプ回路22を2種類の電圧
でリフレッシュした。しかしながら、複数のニューロア
ンプ回路22が異なる誤差を生じさせる場合には、それ
らの誤差に対応する複数の補償電圧生成回路を設けても
よい。これにより、多様なMOSの製造ばらつきによっ
て発生する演算出力電圧の誤差をキャンセルすることが
できる。直列に接続された複数のニューロアンプ回路2
2の駆動力が異なる場合であっても、MOSの製造ばら
つきによって生じるリフレツシュ時の出力電圧の変動は
ほぼ同じである。このため、本発明の実施例によれば、
誤差を補償することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、複数のニューロアンプ
回路22を直列に接続した場合において、出力電圧に生
じる誤差を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態にかかる多段ニューロアン
プの構成を示す。
【図2】 演算誤差防止用の補償電圧Vroを発生させ
る第1の補償電圧発生回路40を示す。
【図3】 補償電圧Vroを発生させる第2の補償電圧
発生回路40を示す。
【図4】 補償電圧Vroの電流供給能力を向上させた
第3の補償電圧発生回路を示す。
【図5】 図2から図4に示したインバータ42の詳細
な構成を示す。
【図6】 電流増幅回路を設けた補償電圧発生回路40
を示す。
【図7】 本発明の第2の実施例における多段ニューロ
アンプである。
【図8】 奇数段のニューロアンプの組が、複数組直列
に接続された多段ニューロアンプである。
【図9】 従来のニューロアンプ回路22の一例を示
す。
【図10】 従来の一入力のニューロアンプ回路22の
一例を示す。
【図11】 インバータ10の構成例を示す。
【図12】 図10のニューロアンプ回路22を3段直
列に接続した回路である。
【符号の説明】
10 インバータ 14 位相補償抵抗 16 コンデンサ 17 CMOSインバータ 18 CMOSインバータ 20 CMOSインバータ 22 ニューロアンプ 40 補償電圧発生回路 42 インバータ 44 電圧発生回路 48 電流増幅回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 周 長明 東京都世田谷区北沢3丁目5番18号 株式 会社鷹山内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電圧を反転して出力するニューロア
    ンプ回路が奇数個直列に接続された多段ニューロアンプ
    において、 前記ニューロアンプ回路のリフレッシュ時において前記
    ニューロアンプ回路の出力に生じるリフレッシュ電圧と
    同じ電圧の補償電圧を生成する補償電圧生成回路と、 前記奇数のニューロアンプ回路における特定のニューロ
    アンプ回路の出力を、前記補償電圧を用いて補償する補
    償手段とを備えたことを特徴とする多段ニューロアン
    プ。
  2. 【請求項2】 前記特定のニューロアンプ回路は出力電
    圧を所定の値に設定するリフレッシュ回路を有し、 前記補償手段は、前記補償電圧を前記ニューロアンプ回
    路に入力した状態で前記リフレッシュ回路により前記出
    力電圧を前記所定の値にすることを特徴とする請求項1
    に記載の多段ニューロアンプ。
  3. 【請求項3】 前記補償回路は、前記リフレッシュ回路
    が前記特定のニューロアンプ回路をリフレッシュした後
    に、前記入力電圧を前記ニューロアンプ回路に入力する
    ことを特徴とする請求項2に記載の多段ニューロアン
    プ。
  4. 【請求項4】 前記補償電圧発生回路と前記ニューロア
    ンプ回路とが、同じ構成のインバータを有することを特
    徴とする請求項1に記載の多段ニューロアンプ。
  5. 【請求項5】 前記奇数個のニューロアンプ回路の組を
    複数備え、 前記組のぞれぞれに対して前記補償手段が設けられてお
    り、 複数の前記組が直列に接続されたことを特徴とする請求
    項1に記載の多段ニューロアンプ。
  6. 【請求項6】 前記特定のニューロアンプ回路が、 入力端子に入力された電圧を反転して出力端子に出力す
    るインバーターと、 前記インバータの出力を入力にフィードバックするフィ
    ードバックコンデンサと、 前記フィードバックコンデンサと並列に設けられたスイ
    ッチと、 前記入力端子に接続された入力コンデンサと、 選択された信号を、前記入力コンデンサを介して前記入
    力端子に与える2入力1出力マルチプレクサとを有し、 前記補償電圧生成回路の出力が前記2入力の1つに接続
    されており、 前記2入力の他方及び前記出力端子を用いて複数の前記
    ニューロアンプ回路が直列に接続されており、 前記補償手段は、前記スイッチを閉じると共に前記マル
    チプレクサが前記補償電圧生成回路の出力を選択して前
    記インバータの入力に与えることにより、前記出力電圧
    を前記所定の値にすることを特徴とする請求項2に記載
    の多段ニューロアンプ。
  7. 【請求項7】 前記補償電圧生成回路は、入力および出
    力が接続されたインバータを有することを特徴とする請
    求項2に記載の多段ニューロアンプ。
  8. 【請求項8】 前記補償電圧生成回路は、直列に接続さ
    れた3段のインバータを有し、前記3段のインバータの
    入力および出力が接続されていることを特徴とする請求
    項2に記載の多段ニューロアンプ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10020728B2 (en) 2016-03-23 2018-07-10 Megachips Corporation Signal generation device and method for controlling output voltage of regulator

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