JPH11354753A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH11354753A JPH11354753A JP10174125A JP17412598A JPH11354753A JP H11354753 A JPH11354753 A JP H11354753A JP 10174125 A JP10174125 A JP 10174125A JP 17412598 A JP17412598 A JP 17412598A JP H11354753 A JPH11354753 A JP H11354753A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電荷蓄積特性を向上させたDRAMメモリキ
ャパシタを備えた半導体装置を提供する。 【解決手段】 ストレージノード電極22の下層に形成
された第5の層間絶縁膜11を、ウエットエッチングに
よって除去して空隙領域23を形成し、この空隙領域2
3にセルプレート電極24及び誘電体膜17を形成する
ことにより、ストレージノード電極22の下部において
キャパシタ容量を増大させる。
ャパシタを備えた半導体装置を提供する。 【解決手段】 ストレージノード電極22の下層に形成
された第5の層間絶縁膜11を、ウエットエッチングに
よって除去して空隙領域23を形成し、この空隙領域2
3にセルプレート電極24及び誘電体膜17を形成する
ことにより、ストレージノード電極22の下部において
キャパシタ容量を増大させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に関し、特に、メモリキャパシタを備えた半
導体装置に適用して好適なものである。
の製造方法に関し、特に、メモリキャパシタを備えた半
導体装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】DRAM等に代表される半導体メモリに
おいては、近時における半導体装置の高集積化によりメ
モリセルのキャパシタ面積がより縮小化している。そし
て、面積の縮小化により所望のキャパシタ容量を得るこ
とが困難となっている。
おいては、近時における半導体装置の高集積化によりメ
モリセルのキャパシタ面積がより縮小化している。そし
て、面積の縮小化により所望のキャパシタ容量を得るこ
とが困難となっている。
【0003】このような状況下において、キャパシタ容
量を増加させるために、キャパシタの電極形状の改良が
行われている。例えば、主にCOB構造のDRAMに適
用されるクラウン形状のキャパシタでは、下部電極の周
縁部にフィン状の突出部を設け、この突出部によりキャ
パシタ容量を増大させている。
量を増加させるために、キャパシタの電極形状の改良が
行われている。例えば、主にCOB構造のDRAMに適
用されるクラウン形状のキャパシタでは、下部電極の周
縁部にフィン状の突出部を設け、この突出部によりキャ
パシタ容量を増大させている。
【0004】また、例えば特開平7−288313号公
報や特開平9−64299号公報には、キャパシタの電
極に凹凸部を形成して容量を増加させる方法が記載され
ている。
報や特開平9−64299号公報には、キャパシタの電
極に凹凸部を形成して容量を増加させる方法が記載され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−288313号公報や特開平9−64299号公報
に記載されたメモリキャパシタにおいては、キャパシタ
の実効面積を増大させることができるものの、下部電極
が誘電体膜によって覆われる領域は、あくまでも下部電
極の上部だけであり、実効面積の拡大にも限界があっ
た。
7−288313号公報や特開平9−64299号公報
に記載されたメモリキャパシタにおいては、キャパシタ
の実効面積を増大させることができるものの、下部電極
が誘電体膜によって覆われる領域は、あくまでも下部電
極の上部だけであり、実効面積の拡大にも限界があっ
た。
【0006】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、キャパシタの下部電極の表面積
を有効に用いることにより、電荷蓄積特性を向上させた
半導体装置と、その製造方法を提供することにある。
に成されたものであり、キャパシタの下部電極の表面積
を有効に用いることにより、電荷蓄積特性を向上させた
半導体装置と、その製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
半導体基板上に、誘電体膜を介在させて対向する第1及
び第2の電極からなるキャパシタが構成された半導体装
置であって、前記半導体基板上にゲ−ト絶縁膜を介して
形成されたゲ−ト電極と、前記ゲート電極の両側におけ
る前記半導体基板の表面領域に形成された一対の不純物
拡散層とを有し、前記不純物拡散層の一方は前記第1の
電極と電気的に接続されるとともに、前記不純物拡散層
の他方は前記半導体基板の上層で延在する配線層に接続
されており、前記第1の電極は前記配線層よりも上層位
置に形成されており、前記誘電体膜及び前記第2の電極
の一部が、隣接し合う2つの前記配線層間における前記
第1の電極の下部に埋め込まれている。
半導体基板上に、誘電体膜を介在させて対向する第1及
び第2の電極からなるキャパシタが構成された半導体装
置であって、前記半導体基板上にゲ−ト絶縁膜を介して
形成されたゲ−ト電極と、前記ゲート電極の両側におけ
る前記半導体基板の表面領域に形成された一対の不純物
拡散層とを有し、前記不純物拡散層の一方は前記第1の
電極と電気的に接続されるとともに、前記不純物拡散層
の他方は前記半導体基板の上層で延在する配線層に接続
されており、前記第1の電極は前記配線層よりも上層位
置に形成されており、前記誘電体膜及び前記第2の電極
の一部が、隣接し合う2つの前記配線層間における前記
第1の電極の下部に埋め込まれている。
【0008】本発明の半導体装置の一態様例において、
前記配線層は絶縁膜により覆われており、前記第1の電
極の下面の一部が、前記配線層上の前記絶縁膜と当接し
ている。
前記配線層は絶縁膜により覆われており、前記第1の電
極の下面の一部が、前記配線層上の前記絶縁膜と当接し
ている。
【0009】本発明の半導体装置は、半導体基板上に、
誘電体膜を介在させて対向する第1及び第2の電極から
なるキャパシタが構成された半導体装置であって、前記
半導体基板上にゲ−ト絶縁膜を介して形成されたゲ−ト
電極と、前記ゲート電極の両側における前記半導体基板
の表面領域に形成された一対の不純物拡散層と、前記ゲ
−ト電極及び前記不純物拡散層上に形成された絶縁膜と
を有し、前記第1の電極が前記絶縁膜の上層に形成され
るとともに前記不純物拡散層の一方と電気的に接続され
ており、前記誘電体膜及び前記第2の電極の一部が、前
記第1の電極の下部に埋め込まれ、前記第1の電極の下
面の一部が前記絶縁膜と当接している。
誘電体膜を介在させて対向する第1及び第2の電極から
なるキャパシタが構成された半導体装置であって、前記
半導体基板上にゲ−ト絶縁膜を介して形成されたゲ−ト
電極と、前記ゲート電極の両側における前記半導体基板
の表面領域に形成された一対の不純物拡散層と、前記ゲ
−ト電極及び前記不純物拡散層上に形成された絶縁膜と
を有し、前記第1の電極が前記絶縁膜の上層に形成され
るとともに前記不純物拡散層の一方と電気的に接続され
ており、前記誘電体膜及び前記第2の電極の一部が、前
記第1の電極の下部に埋め込まれ、前記第1の電極の下
面の一部が前記絶縁膜と当接している。
【0010】本発明の半導体装置の一態様例において
は、前記第1の電極と前記不純物拡散層とを接続し、前
記第1の電極よりも幅狭に形成された接続部を有し、前
記誘電体膜及び前記第2の電極は前記接続部の周囲を含
む領域に埋め込まれている。
は、前記第1の電極と前記不純物拡散層とを接続し、前
記第1の電極よりも幅狭に形成された接続部を有し、前
記誘電体膜及び前記第2の電極は前記接続部の周囲を含
む領域に埋め込まれている。
【0011】本発明の半導体装置の一態様例において
は、前記第1の電極の周縁には上方への突出部が形成さ
れており、前記突出部と前記第2の電極が前記誘電体膜
を介して対向している。
は、前記第1の電極の周縁には上方への突出部が形成さ
れており、前記突出部と前記第2の電極が前記誘電体膜
を介して対向している。
【0012】本発明の半導体装置の一態様例において
は、少なくとも前記第1の電極の表層の一部に、半球状
のグレインからなる多結晶シリコン膜が形成されてい
る。
は、少なくとも前記第1の電極の表層の一部に、半球状
のグレインからなる多結晶シリコン膜が形成されてい
る。
【0013】本発明の半導体装置の製造方法は、半導体
基板の上層に形成された第1の絶縁膜上に、平行する複
数の配線層を形成する第1の工程と、前記配線層を覆う
ように第2の絶縁膜を形成する第2の工程と、前記第2
の絶縁膜上に第3の絶縁膜を形成する第3の工程と、前
記配線層上における前記第2の絶縁膜が露出するまで前
記第3の絶縁膜を平坦化する第4の工程と、前記配線層
間に埋め込まれた前記第3の絶縁膜、前記第3の絶縁膜
の下層における前記第2の絶縁膜及び前記第1の絶縁膜
の所定範囲を共に穿って、前記半導体基板に達する第1
の開孔を形成する第5の工程と、前記第2及び第3の絶
縁膜上に第1の導電膜を形成するとともに該第1の導電
膜により前記第1の開孔を充填する第6の工程と、前記
第1の開孔の両側の前記第2の絶縁膜上に跨がるように
前記第1の導電膜をパターニングして、前記開孔上にお
いて島状の電極を形成する第7の工程と、前記第3の絶
縁膜を除去して、前記電極の下部に空隙領域を形成する
第8の工程と、前記空隙領域における露出部位を含む前
記第1の電極の表面全域を覆うように誘電体膜を形成す
る第9の工程と、前記誘電体膜を覆うように第2の導電
膜を形成して、前記空隙領域を埋め込む第10の工程と
を有する。
基板の上層に形成された第1の絶縁膜上に、平行する複
数の配線層を形成する第1の工程と、前記配線層を覆う
ように第2の絶縁膜を形成する第2の工程と、前記第2
の絶縁膜上に第3の絶縁膜を形成する第3の工程と、前
記配線層上における前記第2の絶縁膜が露出するまで前
記第3の絶縁膜を平坦化する第4の工程と、前記配線層
間に埋め込まれた前記第3の絶縁膜、前記第3の絶縁膜
の下層における前記第2の絶縁膜及び前記第1の絶縁膜
の所定範囲を共に穿って、前記半導体基板に達する第1
の開孔を形成する第5の工程と、前記第2及び第3の絶
縁膜上に第1の導電膜を形成するとともに該第1の導電
膜により前記第1の開孔を充填する第6の工程と、前記
第1の開孔の両側の前記第2の絶縁膜上に跨がるように
前記第1の導電膜をパターニングして、前記開孔上にお
いて島状の電極を形成する第7の工程と、前記第3の絶
縁膜を除去して、前記電極の下部に空隙領域を形成する
第8の工程と、前記空隙領域における露出部位を含む前
記第1の電極の表面全域を覆うように誘電体膜を形成す
る第9の工程と、前記誘電体膜を覆うように第2の導電
膜を形成して、前記空隙領域を埋め込む第10の工程と
を有する。
【0014】本発明の半導体装置の製造方法の一態様例
においては、前記第1の工程前に、前記半導体基板上に
ゲート絶縁膜、ゲート電極及び前記ゲート電極の両側の
前記半導体基板の表面領域に形成された一対の不純物拡
散層からなるMOSトランジスタを形成する第11の工
程と、前記MOSトランジスタを覆うように前記第1の
絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜を穿って前
記不純物拡散層の一方に達する第2の開孔を形成する第
12の工程とを更に有し、前記第1の工程において前記
複数の配線層のうちの1つにより前記第2の開孔を充填
させて、前記配線層と前記不純物拡散層の一方とを接続
し、前記第5の工程において、前記第1の開孔を前記不
純物拡散層の他方に達するように形成し、前記第6の工
程において、前記第1の導電膜と前記不純物拡散層の他
方を接続する。
においては、前記第1の工程前に、前記半導体基板上に
ゲート絶縁膜、ゲート電極及び前記ゲート電極の両側の
前記半導体基板の表面領域に形成された一対の不純物拡
散層からなるMOSトランジスタを形成する第11の工
程と、前記MOSトランジスタを覆うように前記第1の
絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜を穿って前
記不純物拡散層の一方に達する第2の開孔を形成する第
12の工程とを更に有し、前記第1の工程において前記
複数の配線層のうちの1つにより前記第2の開孔を充填
させて、前記配線層と前記不純物拡散層の一方とを接続
し、前記第5の工程において、前記第1の開孔を前記不
純物拡散層の他方に達するように形成し、前記第6の工
程において、前記第1の導電膜と前記不純物拡散層の他
方を接続する。
【0015】本発明の半導体装置の製造方法の一態様例
においては、前記第2の絶縁膜と前記第3の絶縁膜が別
材料からなる。
においては、前記第2の絶縁膜と前記第3の絶縁膜が別
材料からなる。
【0016】本発明の半導体装置の製造方法の一態様例
においては、前記第6の工程と前記第7の工程の間に、
前記第1の導電膜上に第4の絶縁膜を形成する第13の
工程を更に有し、前記第7の工程において、前記第4の
絶縁膜を前記第1の導電膜と同一の島状のパターンに形
成し、前記第7の工程と、前記第8の工程の間に、前記
島状のパターンの前記第4の絶縁膜及び前記電極の側面
を覆い前記電極と接続された導電膜からなる第1のサイ
ドウォールを形成する第14の工程を更に有し、前記第
8の工程において前記第3の絶縁膜とともに前記第4の
絶縁膜を除去して、前記電極の周縁部に前記第1のサイ
ドウォールからなる上方への突出部を形成する。
においては、前記第6の工程と前記第7の工程の間に、
前記第1の導電膜上に第4の絶縁膜を形成する第13の
工程を更に有し、前記第7の工程において、前記第4の
絶縁膜を前記第1の導電膜と同一の島状のパターンに形
成し、前記第7の工程と、前記第8の工程の間に、前記
島状のパターンの前記第4の絶縁膜及び前記電極の側面
を覆い前記電極と接続された導電膜からなる第1のサイ
ドウォールを形成する第14の工程を更に有し、前記第
8の工程において前記第3の絶縁膜とともに前記第4の
絶縁膜を除去して、前記電極の周縁部に前記第1のサイ
ドウォールからなる上方への突出部を形成する。
【0017】本発明の半導体装置の製造方法の一態様例
においては、前記第4の工程と前記第5の工程の間に、
前記第2の絶縁膜及び前記第3の絶縁膜上に第3の導電
膜を形成する第15の工程と、前記第3の絶縁膜上にお
いて前記第3の導電膜を穿って前記第3の絶縁膜を露出
させる第3の開孔を形成する第16の工程と、前記第3
の開孔における前記第3の導電膜の側壁を覆う導電膜か
らなる第2のサイドウォールを形成する第17の工程と
を更に有し、前記第5の工程において前記第3の導電膜
及び前記第2のサイドウォールをマスクとして前記第1
の開孔を形成し、前記第7の工程において、前記第1の
導電膜と共に前記第3の導電膜をパターニングして、前
記第1の導電膜、前記第3の導電膜及び前記第2のサイ
ドウォールからなる前記電極を形成する。
においては、前記第4の工程と前記第5の工程の間に、
前記第2の絶縁膜及び前記第3の絶縁膜上に第3の導電
膜を形成する第15の工程と、前記第3の絶縁膜上にお
いて前記第3の導電膜を穿って前記第3の絶縁膜を露出
させる第3の開孔を形成する第16の工程と、前記第3
の開孔における前記第3の導電膜の側壁を覆う導電膜か
らなる第2のサイドウォールを形成する第17の工程と
を更に有し、前記第5の工程において前記第3の導電膜
及び前記第2のサイドウォールをマスクとして前記第1
の開孔を形成し、前記第7の工程において、前記第1の
導電膜と共に前記第3の導電膜をパターニングして、前
記第1の導電膜、前記第3の導電膜及び前記第2のサイ
ドウォールからなる前記電極を形成する。
【0018】本発明の半導体装置の製造方法の一態様例
において、前記第2の絶縁膜の膜厚は、隣接する前記配
線層間の距離から前記第1の開孔の径を差し引いた長さ
の1/2よりも小さい。
において、前記第2の絶縁膜の膜厚は、隣接する前記配
線層間の距離から前記第1の開孔の径を差し引いた長さ
の1/2よりも小さい。
【0019】本発明の半導体装置の製造方法の一態様例
においては、前記第14の工程において、前記第1のサ
イドウォールを半球状のグレインからなる多結晶シリコ
ン膜により形成する。
においては、前記第14の工程において、前記第1のサ
イドウォールを半球状のグレインからなる多結晶シリコ
ン膜により形成する。
【0020】
【作用】本発明においては、メモリキャパシタの下部電
極上部のみならず、下部電極の下部及び不純物拡散層と
の接続部が誘電体膜に覆われている。そして、この部位
において、下部電極上から連なるように形成された上部
電極が誘電体膜を介して容量結合するため、微細化を妨
げることなくキャパシタ容量を増大させることができ
る。
極上部のみならず、下部電極の下部及び不純物拡散層と
の接続部が誘電体膜に覆われている。そして、この部位
において、下部電極上から連なるように形成された上部
電極が誘電体膜を介して容量結合するため、微細化を妨
げることなくキャパシタ容量を増大させることができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)先ず、本発明
の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図
3は本発明の第1の実施形態に係る高集積半導体装置
(DRAMメモリキャパシタ)の製造方法を工程順に示
す断面図である。図1はワードラインに垂直方向の概略
断面図、図2及び図3はビットラインに垂直方向の断面
図である。また、図4は図3(b)に示す工程におけ
る、ストレージノード電極上面を示す平面図である。
の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図
3は本発明の第1の実施形態に係る高集積半導体装置
(DRAMメモリキャパシタ)の製造方法を工程順に示
す断面図である。図1はワードラインに垂直方向の概略
断面図、図2及び図3はビットラインに垂直方向の断面
図である。また、図4は図3(b)に示す工程におけ
る、ストレージノード電極上面を示す平面図である。
【0022】先ず、図1(a)に示すように、p型シリ
コン半導体基板101の主表面に、予め必要な領域に必
要な不純物を導入した後、公知のLOCOS法を用いて
素子分離領域にフィールド酸化膜1を形成する。これに
より、素子活性領域16が画定される。
コン半導体基板101の主表面に、予め必要な領域に必
要な不純物を導入した後、公知のLOCOS法を用いて
素子分離領域にフィールド酸化膜1を形成する。これに
より、素子活性領域16が画定される。
【0023】次に、図1(b)に示すように、フィ−ル
ド酸化膜1によって画定された素子活性領域16表面を
熱酸化することによりゲート酸化膜2を形成し、リンを
ドープした多結晶シリコン膜3a、タングステンシリサ
イド膜3b、シリコン窒化膜3cを順に積層してこれら
の積層膜からなるゲート配線3を形成する。
ド酸化膜1によって画定された素子活性領域16表面を
熱酸化することによりゲート酸化膜2を形成し、リンを
ドープした多結晶シリコン膜3a、タングステンシリサ
イド膜3b、シリコン窒化膜3cを順に積層してこれら
の積層膜からなるゲート配線3を形成する。
【0024】次に、フィールド酸化膜1、ゲート配線3
をマスクにして砒素(As)又は燐(P)をイオン注入
することにより、素子活性領域16におけるゲート配線
3の両側のp型シリコン半導体基板101の表面領域
に、低濃度不純物拡散層18を形成する。
をマスクにして砒素(As)又は燐(P)をイオン注入
することにより、素子活性領域16におけるゲート配線
3の両側のp型シリコン半導体基板101の表面領域
に、低濃度不純物拡散層18を形成する。
【0025】その後、減圧CVD法によりシリコン窒化
膜を成膜し、異方性エッチングを施すことによりシリコ
ン窒化膜からなるサイドウォール4を形成する。これに
より、ゲート配線3がサイドウォール4によって覆われ
る。
膜を成膜し、異方性エッチングを施すことによりシリコ
ン窒化膜からなるサイドウォール4を形成する。これに
より、ゲート配線3がサイドウォール4によって覆われ
る。
【0026】次に、フィールド酸化膜1、ゲート配線
3、サイドウォール4をマスクにして、砒素(As)又
は燐(P)をイオン注入して、素子活性領域16に自己
整合的にn+ 型のソース/ドレイン領域5を形成する。
3、サイドウォール4をマスクにして、砒素(As)又
は燐(P)をイオン注入して、素子活性領域16に自己
整合的にn+ 型のソース/ドレイン領域5を形成する。
【0027】次に、図1(c)に示すように、減圧CV
D法によりシリコン酸化膜からなる膜厚100nm程度
の第1の層間絶縁膜6を形成する。そして、常圧化学気
相成長法により、BPSG膜からなる膜厚600nm程
度の第2の層間絶縁膜7を形成して、リフローすること
により平坦化する。その後、ゲート配線3のシリコン窒
化膜3cをストッパー膜として、化学機械研磨(CM
P)法により第2の層間絶縁膜7を平坦化する。
D法によりシリコン酸化膜からなる膜厚100nm程度
の第1の層間絶縁膜6を形成する。そして、常圧化学気
相成長法により、BPSG膜からなる膜厚600nm程
度の第2の層間絶縁膜7を形成して、リフローすること
により平坦化する。その後、ゲート配線3のシリコン窒
化膜3cをストッパー膜として、化学機械研磨(CM
P)法により第2の層間絶縁膜7を平坦化する。
【0028】次に、減圧CVD法で膜厚100nm程度
のシリコン酸化膜からなる第3の層間絶縁膜8を形成す
る。これにより、第1の層間絶縁膜6、第2の層間絶縁
膜7及び露出したシリコン窒化膜3cが覆われる。
のシリコン酸化膜からなる第3の層間絶縁膜8を形成す
る。これにより、第1の層間絶縁膜6、第2の層間絶縁
膜7及び露出したシリコン窒化膜3cが覆われる。
【0029】次に、第3の層間絶縁膜8上に、図示せぬ
フォトレジストの塗布後、縮小露光法にてフォトレジス
トからなるビットコンタクトバターンを形成し、このビ
ットコンタクトパターンをマスクにして第3の層間絶縁
膜8、第2の層間絶縁膜7、第1の層間絶縁膜6、ゲー
ト酸化膜2を異方性ドライエッチング法、例えば平行平
板型エッチング装置を用いてエッチングする。これによ
り、ゲート配線2上のシリコン窒化膜3c、シリコン窒
化膜からなるサイドウォール4に対して自己整合され
た、p型シリコン半導体基板101に到達するビットコ
ンタクト21を形成する。ここで、ビットコンタクト2
1はp型シリコン半導体基板101に形成されたソース
/ドレイン領域5に到達する。
フォトレジストの塗布後、縮小露光法にてフォトレジス
トからなるビットコンタクトバターンを形成し、このビ
ットコンタクトパターンをマスクにして第3の層間絶縁
膜8、第2の層間絶縁膜7、第1の層間絶縁膜6、ゲー
ト酸化膜2を異方性ドライエッチング法、例えば平行平
板型エッチング装置を用いてエッチングする。これによ
り、ゲート配線2上のシリコン窒化膜3c、シリコン窒
化膜からなるサイドウォール4に対して自己整合され
た、p型シリコン半導体基板101に到達するビットコ
ンタクト21を形成する。ここで、ビットコンタクト2
1はp型シリコン半導体基板101に形成されたソース
/ドレイン領域5に到達する。
【0030】通常、BPSG膜等のシリコン酸化膜のド
ライエッチングにおいてはCF系ガスが用いられるが、
フッ素(F)はシリコン酸化膜とシリコン窒化膜の双方
に対してエッチング性を有しているので、シリコン酸化
膜にのみフッ素(F)が供給されるようにしないとシリ
コン窒化膜に対するエッチング選択比をとることができ
ない。
ライエッチングにおいてはCF系ガスが用いられるが、
フッ素(F)はシリコン酸化膜とシリコン窒化膜の双方
に対してエッチング性を有しているので、シリコン酸化
膜にのみフッ素(F)が供給されるようにしないとシリ
コン窒化膜に対するエッチング選択比をとることができ
ない。
【0031】本実施形態においては、ビットコンタクト
21の形成の際、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜のエ
ッチング選択比を出すために、エッチングガスにCOガ
スを混合している。これにより、シリコン窒化膜上にエ
ッチング保護膜としてCF膜を堆積させて、最も選択性
が低下する45度の傾斜部分のシリコン窒化膜(サイド
ウォール4)に対しても選択比17以上を実現すること
ができる。
21の形成の際、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜のエ
ッチング選択比を出すために、エッチングガスにCOガ
スを混合している。これにより、シリコン窒化膜上にエ
ッチング保護膜としてCF膜を堆積させて、最も選択性
が低下する45度の傾斜部分のシリコン窒化膜(サイド
ウォール4)に対しても選択比17以上を実現すること
ができる。
【0032】次に図1(d)に示すように、減圧CVD
法により膜厚60nm程度のリンをドープした多結晶シ
リコン膜9aを形成し、連続してスパッタ法またはCV
D法により膜厚200nm程度のタングステンシリサイ
ド膜9bを形成し、減圧CVD法により膜厚200nm
程度のシリコン窒化膜9cを形成する。
法により膜厚60nm程度のリンをドープした多結晶シ
リコン膜9aを形成し、連続してスパッタ法またはCV
D法により膜厚200nm程度のタングステンシリサイ
ド膜9bを形成し、減圧CVD法により膜厚200nm
程度のシリコン窒化膜9cを形成する。
【0033】次に、シリコン窒化膜9c上に縮小露光法
により図示せぬフォトレジストからなるビット配線パタ
ーンを形成し、これをマスクにシリコン窒化膜9cを平
行平板型エッチング装置を用いてパターニングする。そ
の後、フォトレジストを除去する。
により図示せぬフォトレジストからなるビット配線パタ
ーンを形成し、これをマスクにシリコン窒化膜9cを平
行平板型エッチング装置を用いてパターニングする。そ
の後、フォトレジストを除去する。
【0034】ここで、微細なビット配線パターンの形成
には、図示せぬ反射防止膜、化学増幅型レジストを塗布
し、KrFエキシマレーザー光線リソグラフィー技術を
用いた露光、現像を行い、化学増幅型レジストをマスク
にドライエッチングにて反射防止膜をエッチングする。
には、図示せぬ反射防止膜、化学増幅型レジストを塗布
し、KrFエキシマレーザー光線リソグラフィー技術を
用いた露光、現像を行い、化学増幅型レジストをマスク
にドライエッチングにて反射防止膜をエッチングする。
【0035】そして、反射防止膜によって、露光時の下
地タングステンシリサイド膜9bからの反射光を防止
し、ハレーション等によるビット配線パターンの細りや
欠けを防ぐことができる。
地タングステンシリサイド膜9bからの反射光を防止
し、ハレーション等によるビット配線パターンの細りや
欠けを防ぐことができる。
【0036】次に、図2(a)に示すように、パターニ
ングされたシリコン窒化膜9cをマスクとして、誘導結
合型エッチング装置を用いてドープした多結晶シリコン
膜9a、タングステンシリサイド膜9bを第3の層間絶
縁膜8をストッパーとしてエッチングし、ビット配線9
を形成する。
ングされたシリコン窒化膜9cをマスクとして、誘導結
合型エッチング装置を用いてドープした多結晶シリコン
膜9a、タングステンシリサイド膜9bを第3の層間絶
縁膜8をストッパーとしてエッチングし、ビット配線9
を形成する。
【0037】次に、図2(b)に示すように、減圧CV
D法によりシリコン窒化膜からなる膜厚100nm程度
の第4の層間絶縁膜10を形成し、同じく減圧CVD法
によりシリコン酸化膜からなる膜厚600nm程度の第
5の層間絶縁膜11を形成する。
D法によりシリコン窒化膜からなる膜厚100nm程度
の第4の層間絶縁膜10を形成し、同じく減圧CVD法
によりシリコン酸化膜からなる膜厚600nm程度の第
5の層間絶縁膜11を形成する。
【0038】その後、ビット配線9上のシリコン窒化膜
からなる第4の層間絶縁膜10をストッパー膜として、
化学機械研磨(CMP)法により第5の層間絶縁膜11
を研磨して平坦化する。
からなる第4の層間絶縁膜10をストッパー膜として、
化学機械研磨(CMP)法により第5の層間絶縁膜11
を研磨して平坦化する。
【0039】次に、図2(c)に示すように、化学機械
研磨(CMP)法により平坦化された第5の層間絶縁膜
11、第4の層間絶縁膜10上に減圧CVD法により膜
厚100nm程度の多結晶シリコン膜12aを形成す
る。
研磨(CMP)法により平坦化された第5の層間絶縁膜
11、第4の層間絶縁膜10上に減圧CVD法により膜
厚100nm程度の多結晶シリコン膜12aを形成す
る。
【0040】次に多結晶シリコン膜12a上に、縮小露
光法にて図示せぬフォトレジストからなるストレージノ
ードコンタクトホールパターンを形成し、これをマスク
に多結晶シリコン膜12aを誘導結合型エッチング装置
を用いてエッチングして、下層の第5の層間絶縁膜11
を露出させるホールを形成する。その後、マスクとして
用いた図示せぬフォトレジストを除去する。
光法にて図示せぬフォトレジストからなるストレージノ
ードコンタクトホールパターンを形成し、これをマスク
に多結晶シリコン膜12aを誘導結合型エッチング装置
を用いてエッチングして、下層の第5の層間絶縁膜11
を露出させるホールを形成する。その後、マスクとして
用いた図示せぬフォトレジストを除去する。
【0041】次に、膜厚100nm程度の多結晶シリコ
ン膜を形成し、異方性ドライエッチングにてエッチバッ
クを行うことにより、多結晶シリコン膜12aのホール
側壁に多結晶シリコン膜からなるサイドウォール12b
を形成する。これにより、多結晶シリコン膜12a,1
2bによってストレージノードコンタクトホール形成の
際のマスクが形成される。
ン膜を形成し、異方性ドライエッチングにてエッチバッ
クを行うことにより、多結晶シリコン膜12aのホール
側壁に多結晶シリコン膜からなるサイドウォール12b
を形成する。これにより、多結晶シリコン膜12a,1
2bによってストレージノードコンタクトホール形成の
際のマスクが形成される。
【0042】このように、多結晶シリコン膜12aのホ
ール側壁にサイドウォール12bを形成することによっ
て、ホール径を縮小して微細化を図ることができる。
ール側壁にサイドウォール12bを形成することによっ
て、ホール径を縮小して微細化を図ることができる。
【0043】次に、図2(d)に示すように、多結晶シ
リコン膜12a、多結晶シリコン膜からなるサイドウォ
ール12bをマスクとして第5の層間絶縁膜11、第4
の層間絶縁膜10、第3の層間絶縁膜8、第2の層間絶
縁膜7、第1の層間絶縁膜6、ゲート酸化膜2を異方性
ドライエッチング法、例えば平行平板型エッチング装置
を用いてエッチング除去し、p型シリコン半導体基板1
01に到達するストレージノードコンタクトホール20
を形成する。ここで、ストレージノードコンタクトホー
ル20は、ビット配線9と接続されていないソース/ド
レイン領域5に到達する。
リコン膜12a、多結晶シリコン膜からなるサイドウォ
ール12bをマスクとして第5の層間絶縁膜11、第4
の層間絶縁膜10、第3の層間絶縁膜8、第2の層間絶
縁膜7、第1の層間絶縁膜6、ゲート酸化膜2を異方性
ドライエッチング法、例えば平行平板型エッチング装置
を用いてエッチング除去し、p型シリコン半導体基板1
01に到達するストレージノードコンタクトホール20
を形成する。ここで、ストレージノードコンタクトホー
ル20は、ビット配線9と接続されていないソース/ド
レイン領域5に到達する。
【0044】次に、図3(a)に示すように、減圧CV
D法により膜厚100nm程度のリンをドープした多結
晶シリコン膜13を形成し、ストレージノードコンタク
トホール5を充填する。これにより、多結晶シリコン膜
13とp型シリコン半導体基板101のソース/ドレイ
ン領域5が接続される。
D法により膜厚100nm程度のリンをドープした多結
晶シリコン膜13を形成し、ストレージノードコンタク
トホール5を充填する。これにより、多結晶シリコン膜
13とp型シリコン半導体基板101のソース/ドレイ
ン領域5が接続される。
【0045】そして、減圧CVD法により膜厚500n
m程度のシリコン酸化膜14を形成しリフローを行い、
シリコン酸化膜14上に縮小露光法にて図示しないフォ
トレジストからなるノードパターンを形成する。
m程度のシリコン酸化膜14を形成しリフローを行い、
シリコン酸化膜14上に縮小露光法にて図示しないフォ
トレジストからなるノードパターンを形成する。
【0046】そして、このフォトレジストをマスクとし
てシリコン酸化膜14を異方性ドライエッチング法、例
えば平行平板型エッチング装置を用いてエッチングし、
連続して多結晶シリコン膜13、ストレージノードコン
タクトホール形成の際にマスクとして用いた多結晶シリ
コン膜12aを誘導結合型エッチング装置を用いてエッ
チングし、その後フォトレジストを除去する。
てシリコン酸化膜14を異方性ドライエッチング法、例
えば平行平板型エッチング装置を用いてエッチングし、
連続して多結晶シリコン膜13、ストレージノードコン
タクトホール形成の際にマスクとして用いた多結晶シリ
コン膜12aを誘導結合型エッチング装置を用いてエッ
チングし、その後フォトレジストを除去する。
【0047】次に、図3(b)に示すように、減圧CV
D法で膜厚80nm程度のリンをドープした多結晶シリ
コン膜を形成し、異方性ドライエッチングにてエッチバ
ックを行いノードパターンに形成したシリコン酸化膜1
4、多結晶シリコン膜12a,13の側壁のみにサイド
ウォール15を形成する。
D法で膜厚80nm程度のリンをドープした多結晶シリ
コン膜を形成し、異方性ドライエッチングにてエッチバ
ックを行いノードパターンに形成したシリコン酸化膜1
4、多結晶シリコン膜12a,13の側壁のみにサイド
ウォール15を形成する。
【0048】その後、シリコン窒化膜からなる第4の層
間絶縁膜10をストッパー膜として、ウェットエッチン
グを施すことにより、ノードパターンに形成したシリコ
ン酸化膜14、シリコン酸化膜からなる第5の層間絶縁
膜11を除去する。以上により多結晶シリコン膜12
a、サイドウォール12b、多結晶シリコン膜13及び
サイドウォール15から構成されるクラウン型のストレ
ージノード電極22が完成する。
間絶縁膜10をストッパー膜として、ウェットエッチン
グを施すことにより、ノードパターンに形成したシリコ
ン酸化膜14、シリコン酸化膜からなる第5の層間絶縁
膜11を除去する。以上により多結晶シリコン膜12
a、サイドウォール12b、多結晶シリコン膜13及び
サイドウォール15から構成されるクラウン型のストレ
ージノード電極22が完成する。
【0049】そして、ストレージノード電極22の下層
において第5の層間絶縁膜11がエッチング除去される
ため、ストレージノード電極22の下層には空隙領域2
3が形成されることになる。そして、ストレージノード
電極22の下面の端部がビット配線9を覆う第4の層間
絶縁膜10上に位置し、ストレージノード電極22とソ
ース/ドレイン領域5との接続部22a(多結晶シリコ
ン膜13から成る)は空隙領域23を貫通する。このよ
うに、ストレージノード電極22の両端が第4の層間絶
縁膜10により支持されているため、電極の倒れを抑止
することが可能である。
において第5の層間絶縁膜11がエッチング除去される
ため、ストレージノード電極22の下層には空隙領域2
3が形成されることになる。そして、ストレージノード
電極22の下面の端部がビット配線9を覆う第4の層間
絶縁膜10上に位置し、ストレージノード電極22とソ
ース/ドレイン領域5との接続部22a(多結晶シリコ
ン膜13から成る)は空隙領域23を貫通する。このよ
うに、ストレージノード電極22の両端が第4の層間絶
縁膜10により支持されているため、電極の倒れを抑止
することが可能である。
【0050】図4は、図3(b)の状態の平面図を示し
ている。このように、ストレージノード電極22は、隣
接するビット配線9上に跨がるように位置しており、空
隙領域23は隣接するビット配線9間に形成される。
ている。このように、ストレージノード電極22は、隣
接するビット配線9上に跨がるように位置しており、空
隙領域23は隣接するビット配線9間に形成される。
【0051】この後、図3(c)に示すように、ONO
膜からなる誘電体膜17を成膜する。ここで誘電体膜1
7は、図4に示す上面に露出した第4の層間絶縁膜10
及びストレージノード電極22の表面のみならず、空隙
領域23内の第4の層間絶縁膜10の表層及びストレー
ジノード電極22を覆うように形成される。
膜からなる誘電体膜17を成膜する。ここで誘電体膜1
7は、図4に示す上面に露出した第4の層間絶縁膜10
及びストレージノード電極22の表面のみならず、空隙
領域23内の第4の層間絶縁膜10の表層及びストレー
ジノード電極22を覆うように形成される。
【0052】そして、減圧CVD法により、リンをドー
プした多結晶シリコン膜からなるセルプレート電極24
を形成する。これにより、ストレージノード電極22、
誘電体膜17及びセルプレート電極24からなるDRA
Mのメモリキャパシタが完成する。
プした多結晶シリコン膜からなるセルプレート電極24
を形成する。これにより、ストレージノード電極22、
誘電体膜17及びセルプレート電極24からなるDRA
Mのメモリキャパシタが完成する。
【0053】ここで、CVD法により形成したセルプレ
ート電極24は空隙領域23を充填するため、ストレー
ジノード電極22の上層のみならず下層においても、セ
ルプレート電極24とストレージノード電極22が誘電
体膜17を介して容量結合することになり、キャパシタ
の実効面積を拡大することができる。
ート電極24は空隙領域23を充填するため、ストレー
ジノード電極22の上層のみならず下層においても、セ
ルプレート電極24とストレージノード電極22が誘電
体膜17を介して容量結合することになり、キャパシタ
の実効面積を拡大することができる。
【0054】また、図3(c)に示すように、ストレー
ジノード電極22とソース/ドレイン領域5との接続部
22aにおいても、誘電体膜7を介して多結晶シリコン
膜13とセルプレート電極24が容量結合するため、キ
ャパシタの実効面積をより拡大することが可能である。
ジノード電極22とソース/ドレイン領域5との接続部
22aにおいても、誘電体膜7を介して多結晶シリコン
膜13とセルプレート電極24が容量結合するため、キ
ャパシタの実効面積をより拡大することが可能である。
【0055】以上説明したように第1の実施形態によれ
ば、ストレージノード電極22の下層に形成された第5
の層間絶縁膜11を、ウエットエッチングによって除去
して空隙領域23を形成し、この空隙領域23において
もセルプレート電極24を誘電体膜7を介してストレー
ジノード電極22と容量結合させるため、セルの微細化
を損なうことなくキャパシタの実効面積を拡大すること
ができる。
ば、ストレージノード電極22の下層に形成された第5
の層間絶縁膜11を、ウエットエッチングによって除去
して空隙領域23を形成し、この空隙領域23において
もセルプレート電極24を誘電体膜7を介してストレー
ジノード電極22と容量結合させるため、セルの微細化
を損なうことなくキャパシタの実効面積を拡大すること
ができる。
【0056】また、ストレージノード電極22とソース
/ドレイン領域5とを接続する接続部22aも、空隙領
域23を充填する誘電体膜7及びセルプレート電極24
とともにキャパシタを構成するため、実効面積を更に拡
大することが可能である。
/ドレイン領域5とを接続する接続部22aも、空隙領
域23を充填する誘電体膜7及びセルプレート電極24
とともにキャパシタを構成するため、実効面積を更に拡
大することが可能である。
【0057】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態を図面に基づいて説明する。図5〜図7は本発
明の第2の実施形態に係る高集積半導体装置(DRAM
メモリキャパシタ)の製造方法を工程順に示す断面図で
ある。図5はワードラインに垂直方向の概略断面図、図
6及び図7はビットラインに垂直方向の断面図である。
また、図8は図7(b)に示す工程における、ストレー
ジノード電極上面を示す平面図である。
実施形態を図面に基づいて説明する。図5〜図7は本発
明の第2の実施形態に係る高集積半導体装置(DRAM
メモリキャパシタ)の製造方法を工程順に示す断面図で
ある。図5はワードラインに垂直方向の概略断面図、図
6及び図7はビットラインに垂直方向の断面図である。
また、図8は図7(b)に示す工程における、ストレー
ジノード電極上面を示す平面図である。
【0058】先ず、図5(a)に示すように、p型シリ
コン半導体基板101の主表面に、予め必要な領域に必
要な不純物を導入した後、公知のLOCOS法を用いて
素子分離領域にフィールド酸化膜1を形成する。これに
より、素子活性領域16が画定される。
コン半導体基板101の主表面に、予め必要な領域に必
要な不純物を導入した後、公知のLOCOS法を用いて
素子分離領域にフィールド酸化膜1を形成する。これに
より、素子活性領域16が画定される。
【0059】次に、図5(b)に示すように、フィ−ル
ド酸化膜1によって画定された素子活性領域16表面を
熱酸化することによりゲート酸化膜2を形成し、リンを
ドープした多結晶シリコン膜3a、タングステンシリサ
イド膜3b、シリコン窒化膜3cを順に積層してこれら
の積層膜からなるゲート配線3を形成する。
ド酸化膜1によって画定された素子活性領域16表面を
熱酸化することによりゲート酸化膜2を形成し、リンを
ドープした多結晶シリコン膜3a、タングステンシリサ
イド膜3b、シリコン窒化膜3cを順に積層してこれら
の積層膜からなるゲート配線3を形成する。
【0060】次に、フィールド酸化膜1、ゲート配線3
をマスクにして砒素(As)又は燐(P)をイオン注入
することにより、素子活性領域16におけるゲート配線
3の両側のp型シリコン半導体基板101の表面領域
に、低濃度不純物拡散層18を形成する。
をマスクにして砒素(As)又は燐(P)をイオン注入
することにより、素子活性領域16におけるゲート配線
3の両側のp型シリコン半導体基板101の表面領域
に、低濃度不純物拡散層18を形成する。
【0061】その後、減圧CVD法によりシリコン窒化
膜を成膜し、異方性エッチングを施すことによりシリコ
ン窒化膜からなるサイドウォール4を形成する。これに
より、ゲート配線3がサイドウォール4によって覆われ
る。
膜を成膜し、異方性エッチングを施すことによりシリコ
ン窒化膜からなるサイドウォール4を形成する。これに
より、ゲート配線3がサイドウォール4によって覆われ
る。
【0062】次に、フィールド酸化膜1、ゲート配線
3、サイドウォール4をマスクにして、砒素(As)又
は燐(P)をイオン注入して、素子活性領域16に自己
整合的にn+ 型のソース/ドレイン領域5を形成する。
3、サイドウォール4をマスクにして、砒素(As)又
は燐(P)をイオン注入して、素子活性領域16に自己
整合的にn+ 型のソース/ドレイン領域5を形成する。
【0063】次に、図5(c)に示すように、減圧CV
D法によりシリコン酸化膜からなる膜厚100nm程度
の第1の層間絶縁膜6を形成する。そして、常圧化学気
相成長法により、BPSG膜からなる膜厚600nm程
度の第2の層間絶縁膜7を形成して、リフローすること
により平坦化する。その後、ゲート配線3のシリコン窒
化膜3cをストッパー膜として、化学機械研磨(CM
P)法により第2の層間絶縁膜7を平坦化する。
D法によりシリコン酸化膜からなる膜厚100nm程度
の第1の層間絶縁膜6を形成する。そして、常圧化学気
相成長法により、BPSG膜からなる膜厚600nm程
度の第2の層間絶縁膜7を形成して、リフローすること
により平坦化する。その後、ゲート配線3のシリコン窒
化膜3cをストッパー膜として、化学機械研磨(CM
P)法により第2の層間絶縁膜7を平坦化する。
【0064】次に、減圧CVD法で膜厚100nm程度
のシリコン酸化膜からなる第3の層間絶縁膜8を形成す
る。これにより、第1の層間絶縁膜6、第2の層間絶縁
膜7及び露出したシリコン窒化膜3cが覆われる。
のシリコン酸化膜からなる第3の層間絶縁膜8を形成す
る。これにより、第1の層間絶縁膜6、第2の層間絶縁
膜7及び露出したシリコン窒化膜3cが覆われる。
【0065】次に、第3の層間絶縁膜8上に、図示せぬ
フォトレジストの塗布後、縮小露光法にてフォトレジス
トからなるビットコンタクトバターンを形成し、このビ
ットコンタクトパターンをマスクにして第3の層間絶縁
膜8、第2の層間絶縁膜7、第1の層間絶縁膜6、ゲー
ト酸化膜2を異方性ドライエッチング法、例えば平行平
板型エッチング装置を用いてエッチングする。これによ
り、ゲート配線2上のシリコン窒化膜3c、シリコン窒
化膜からなるサイドウォール4に対して自己整合され
た、p型シリコン半導体基板101に到達するビットコ
ンタクト21を形成する。ここで、ビットコンタクト2
1はp型シリコン半導体基板101に形成されたソース
/ドレイン領域5に到達する。
フォトレジストの塗布後、縮小露光法にてフォトレジス
トからなるビットコンタクトバターンを形成し、このビ
ットコンタクトパターンをマスクにして第3の層間絶縁
膜8、第2の層間絶縁膜7、第1の層間絶縁膜6、ゲー
ト酸化膜2を異方性ドライエッチング法、例えば平行平
板型エッチング装置を用いてエッチングする。これによ
り、ゲート配線2上のシリコン窒化膜3c、シリコン窒
化膜からなるサイドウォール4に対して自己整合され
た、p型シリコン半導体基板101に到達するビットコ
ンタクト21を形成する。ここで、ビットコンタクト2
1はp型シリコン半導体基板101に形成されたソース
/ドレイン領域5に到達する。
【0066】通常、BPSG膜等のシリコン酸化膜のド
ライエッチングにおいてはCF系ガスが用いられるが、
フッ素(F)はシリコン酸化膜とシリコン窒化膜の双方
に対してエッチング性を有しているので、シリコン酸化
膜にのみフッ素(F)が供給されるようにしないとシリ
コン窒化膜に対するエッチング選択比をとることができ
ない。
ライエッチングにおいてはCF系ガスが用いられるが、
フッ素(F)はシリコン酸化膜とシリコン窒化膜の双方
に対してエッチング性を有しているので、シリコン酸化
膜にのみフッ素(F)が供給されるようにしないとシリ
コン窒化膜に対するエッチング選択比をとることができ
ない。
【0067】本実施形態においては、ビットコンタクト
21の形成の際、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜のエ
ッチング選択比を出すために、エッチングガスにCOガ
スを混合している。これにより、シリコン窒化膜上にエ
ッチング保護膜としてCF膜を堆積させて、最も選択性
が低下する45度の傾斜部分のシリコン窒化膜(サイド
ウォール4)に対しても選択比17以上を実現すること
ができる。
21の形成の際、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜のエ
ッチング選択比を出すために、エッチングガスにCOガ
スを混合している。これにより、シリコン窒化膜上にエ
ッチング保護膜としてCF膜を堆積させて、最も選択性
が低下する45度の傾斜部分のシリコン窒化膜(サイド
ウォール4)に対しても選択比17以上を実現すること
ができる。
【0068】次に図5(d)に示すように、減圧CVD
法により膜厚60nm程度のリンをドープした多結晶シ
リコン膜9aを形成し、連続してスパッタ法またはCV
D法により膜厚200nm程度のタングステンシリサイ
ド膜9bを形成し、減圧CVD法により膜厚200nm
程度のシリコン窒化膜9cを形成する。
法により膜厚60nm程度のリンをドープした多結晶シ
リコン膜9aを形成し、連続してスパッタ法またはCV
D法により膜厚200nm程度のタングステンシリサイ
ド膜9bを形成し、減圧CVD法により膜厚200nm
程度のシリコン窒化膜9cを形成する。
【0069】次に、シリコン窒化膜9c上に縮小露光法
により図示せぬフォトレジストからなるビット配線パタ
ーンを形成し、これをマスクにシリコン窒化膜9cを平
行平板型エッチング装置を用いてパターニングする。そ
の後、フォトレジストを除去する。
により図示せぬフォトレジストからなるビット配線パタ
ーンを形成し、これをマスクにシリコン窒化膜9cを平
行平板型エッチング装置を用いてパターニングする。そ
の後、フォトレジストを除去する。
【0070】ここで、微細なビット配線パターンの形成
には、図示せぬ反射防止膜、化学増幅型レジストを塗布
し、KrFエキシマレーザー光線リソグラフィー技術を
用いた露光、現像を行い、化学増幅型レジストをマスク
にドライエッチングにて反射防止膜をエッチングする。
には、図示せぬ反射防止膜、化学増幅型レジストを塗布
し、KrFエキシマレーザー光線リソグラフィー技術を
用いた露光、現像を行い、化学増幅型レジストをマスク
にドライエッチングにて反射防止膜をエッチングする。
【0071】そして、反射防止膜によって、露光時の下
地タングステンシリサイド膜9bからの反射光を防止
し、ハレーション等によるビット配線パターンの細りや
欠けを防ぐことができる。
地タングステンシリサイド膜9bからの反射光を防止
し、ハレーション等によるビット配線パターンの細りや
欠けを防ぐことができる。
【0072】次に、図6(a)に示すように、パターニ
ングされたシリコン窒化膜9cをマスクとして、誘導結
合型エッチング装置を用いてドープした多結晶シリコン
膜9a、タングステンシリサイド膜9bを第3の層間絶
縁膜8をストッパーとしてエッチングし、ビット配線9
を形成する。
ングされたシリコン窒化膜9cをマスクとして、誘導結
合型エッチング装置を用いてドープした多結晶シリコン
膜9a、タングステンシリサイド膜9bを第3の層間絶
縁膜8をストッパーとしてエッチングし、ビット配線9
を形成する。
【0073】次に、図6(b)に示すように、減圧CV
D法によりシリコン窒化膜からなる膜厚100nm程度
の第4の層間絶縁膜10を形成し、同じく減圧CVD法
によりシリコン酸化膜からなる膜厚600nm程度の第
5の層間絶縁膜11を形成する。
D法によりシリコン窒化膜からなる膜厚100nm程度
の第4の層間絶縁膜10を形成し、同じく減圧CVD法
によりシリコン酸化膜からなる膜厚600nm程度の第
5の層間絶縁膜11を形成する。
【0074】その後、ビット配線9上のシリコン窒化膜
からなる第4の層間絶縁膜10をストッパー膜として、
化学機械研磨(CMP)法により第5の層間絶縁膜11
を研磨して平坦化する。
からなる第4の層間絶縁膜10をストッパー膜として、
化学機械研磨(CMP)法により第5の層間絶縁膜11
を研磨して平坦化する。
【0075】次に、図6(c)に示すように、化学機械
研磨(CMP)法により平坦化された第5の層間絶縁膜
11、第4の層間絶縁膜10上に減圧CVD法により膜
厚100nm程度の多結晶シリコン膜12aを形成す
る。
研磨(CMP)法により平坦化された第5の層間絶縁膜
11、第4の層間絶縁膜10上に減圧CVD法により膜
厚100nm程度の多結晶シリコン膜12aを形成す
る。
【0076】次に多結晶シリコン膜12a上に、縮小露
光法にて図示せぬフォトレジストからなるストレージノ
ードコンタクトホールパターンを形成し、これをマスク
に多結晶シリコン膜12aを誘導結合型エッチング装置
を用いてエッチングして、下層の第5の層間絶縁膜11
を露出させるホールを形成する。その後、マスクとして
用いた図示せぬフォトレジストを除去する。
光法にて図示せぬフォトレジストからなるストレージノ
ードコンタクトホールパターンを形成し、これをマスク
に多結晶シリコン膜12aを誘導結合型エッチング装置
を用いてエッチングして、下層の第5の層間絶縁膜11
を露出させるホールを形成する。その後、マスクとして
用いた図示せぬフォトレジストを除去する。
【0077】次に、膜厚100nm程度の多結晶シリコ
ン膜を形成し、異方性ドライエッチングにてエッチバッ
クを行うことにより、多結晶シリコン膜12aのホール
側壁に多結晶シリコン膜からなるサイドウォール12b
を形成する。これにより、多結晶シリコン膜12a,1
2bによってストレージノードコンタクトホール形成の
際のマスクが形成される。
ン膜を形成し、異方性ドライエッチングにてエッチバッ
クを行うことにより、多結晶シリコン膜12aのホール
側壁に多結晶シリコン膜からなるサイドウォール12b
を形成する。これにより、多結晶シリコン膜12a,1
2bによってストレージノードコンタクトホール形成の
際のマスクが形成される。
【0078】このように、多結晶シリコン膜12aのホ
ール側壁にサイドウォール12bを形成することによっ
て、ホール径を縮小して微細化を図ることができる。
ール側壁にサイドウォール12bを形成することによっ
て、ホール径を縮小して微細化を図ることができる。
【0079】次に、図6(d)に示すように、多結晶シ
リコン膜12a、多結晶シリコン膜からなるサイドウォ
ール12bをマスクとして第5の層間絶縁膜11、第4
の層間絶縁膜10、第3の層間絶縁膜8、第2の層間絶
縁膜7、第1の層間絶縁膜6、ゲート酸化膜2を異方性
ドライエッチング法、例えば平行平板型エッチング装置
を用いてエッチング除去し、p型シリコン半導体基板1
01に到達するストレージノードコンタクトホール20
を形成する。ここで、ストレージノードコンタクトホー
ル20は、ビット配線9と接続されていないソース/ド
レイン領域5に到達する。
リコン膜12a、多結晶シリコン膜からなるサイドウォ
ール12bをマスクとして第5の層間絶縁膜11、第4
の層間絶縁膜10、第3の層間絶縁膜8、第2の層間絶
縁膜7、第1の層間絶縁膜6、ゲート酸化膜2を異方性
ドライエッチング法、例えば平行平板型エッチング装置
を用いてエッチング除去し、p型シリコン半導体基板1
01に到達するストレージノードコンタクトホール20
を形成する。ここで、ストレージノードコンタクトホー
ル20は、ビット配線9と接続されていないソース/ド
レイン領域5に到達する。
【0080】次に、図7(a)に示すように、減圧CV
D法により膜厚100nm程度のリンをドープした多結
晶シリコン膜13を形成し、ストレージノードコンタク
トホール5を充填する。これにより、多結晶シリコン膜
13とp型シリコン半導体基板101のソース/ドレイ
ン領域5が接続される。
D法により膜厚100nm程度のリンをドープした多結
晶シリコン膜13を形成し、ストレージノードコンタク
トホール5を充填する。これにより、多結晶シリコン膜
13とp型シリコン半導体基板101のソース/ドレイ
ン領域5が接続される。
【0081】そして、減圧CVD法により膜厚500n
m程度のシリコン酸化膜14を形成しリフローを行い、
シリコン酸化膜14上に縮小露光法にて図示しないフォ
トレジストからなるノードパターンを形成する。
m程度のシリコン酸化膜14を形成しリフローを行い、
シリコン酸化膜14上に縮小露光法にて図示しないフォ
トレジストからなるノードパターンを形成する。
【0082】そして、このフォトレジストをマスクとし
てシリコン酸化膜14を異方性ドライエッチング法、例
えば平行平板型エッチング装置を用いてエッチングし、
連続して多結晶シリコン膜13、ストレージノードコン
タクトホール形成の際にマスクとして用いた多結晶シリ
コン膜12aを誘導結合型エッチング装置を用いてエッ
チングし、その後フォトレジストを除去する。
てシリコン酸化膜14を異方性ドライエッチング法、例
えば平行平板型エッチング装置を用いてエッチングし、
連続して多結晶シリコン膜13、ストレージノードコン
タクトホール形成の際にマスクとして用いた多結晶シリ
コン膜12aを誘導結合型エッチング装置を用いてエッ
チングし、その後フォトレジストを除去する。
【0083】次に、図7(b)に示すように、CVD法
により温度570〜580度程度に設定して、膜厚80
nm程度のリンをドープした粗面多結晶シリコン膜21
を形成する。粗面多結晶シリコン膜21は半球状のグレ
インからなるため、表層に微細な凹凸が形成される。
により温度570〜580度程度に設定して、膜厚80
nm程度のリンをドープした粗面多結晶シリコン膜21
を形成する。粗面多結晶シリコン膜21は半球状のグレ
インからなるため、表層に微細な凹凸が形成される。
【0084】その後、異方性ドライエッチングにてエッ
チバックを行い、ノードパターンに形成したシリコン酸
化膜14、多結晶シリコン膜12a,13の側壁のみ
に、粗面多結晶シリコン膜21からなるサイドウォール
15’を形成する。異方性ドライエッチング後にもサイ
ドウォール15’の表面には凹凸は残存することとな
る。
チバックを行い、ノードパターンに形成したシリコン酸
化膜14、多結晶シリコン膜12a,13の側壁のみ
に、粗面多結晶シリコン膜21からなるサイドウォール
15’を形成する。異方性ドライエッチング後にもサイ
ドウォール15’の表面には凹凸は残存することとな
る。
【0085】その後、シリコン窒化膜からなる第4の層
間絶縁膜10をストッパー膜として、ウェットエッチン
グを施すことにより、ノードパターンに形成したシリコ
ン酸化膜14、シリコン酸化膜からなる第5の層間絶縁
膜11を除去する。以上により多結晶シリコン膜12
a、サイドウォール12b、多結晶シリコン膜13及び
サイドウォール15’から構成されるクラウン型のスト
レージノード電極22が完成する。
間絶縁膜10をストッパー膜として、ウェットエッチン
グを施すことにより、ノードパターンに形成したシリコ
ン酸化膜14、シリコン酸化膜からなる第5の層間絶縁
膜11を除去する。以上により多結晶シリコン膜12
a、サイドウォール12b、多結晶シリコン膜13及び
サイドウォール15’から構成されるクラウン型のスト
レージノード電極22が完成する。
【0086】そして、ストレージノード電極22の下層
において第5の層間絶縁膜11がエッチング除去される
ため、ストレージノード電極22の下層には空隙領域2
3が形成されることになる。そして、ストレージノード
電極22の下面の端部がビット配線9を覆う第4の層間
絶縁膜10上に位置し、ストレージノード電極22とソ
ース/ドレイン領域5との接続部22a(多結晶シリコ
ン膜13から成る)は空隙領域23を貫通する。このよ
うに、ストレージノード電極22の両端が第4の層間絶
縁膜10によって支持されているため、電極の倒れを抑
止することが可能である。
において第5の層間絶縁膜11がエッチング除去される
ため、ストレージノード電極22の下層には空隙領域2
3が形成されることになる。そして、ストレージノード
電極22の下面の端部がビット配線9を覆う第4の層間
絶縁膜10上に位置し、ストレージノード電極22とソ
ース/ドレイン領域5との接続部22a(多結晶シリコ
ン膜13から成る)は空隙領域23を貫通する。このよ
うに、ストレージノード電極22の両端が第4の層間絶
縁膜10によって支持されているため、電極の倒れを抑
止することが可能である。
【0087】図8は、図7(b)の状態の平面図を示し
ている。このように、ストレージノード電極22は、隣
接するビット配線9上に跨がるように位置しており、空
隙領域23は隣接するビット配線9間に形成される。
ている。このように、ストレージノード電極22は、隣
接するビット配線9上に跨がるように位置しており、空
隙領域23は隣接するビット配線9間に形成される。
【0088】この後、図7(c)に示すように、ONO
膜からなる誘電体膜17を成膜する。ここで誘電体膜1
7は、図4に示す上面に露出した第4の層間絶縁膜10
及びストレージノード電極22の表面のみならず、空隙
領域23内の第4の層間絶縁膜10の表層及びストレー
ジノード電極22を覆うように形成される。また、誘電
体膜17は、ストレージノード電極22を構成するサイ
ドウォール15’の表面の凹凸の形状に倣って形成され
る。従って、この凹凸により誘電体膜17の実効面積を
第1の実施形態に比して拡大することができる。
膜からなる誘電体膜17を成膜する。ここで誘電体膜1
7は、図4に示す上面に露出した第4の層間絶縁膜10
及びストレージノード電極22の表面のみならず、空隙
領域23内の第4の層間絶縁膜10の表層及びストレー
ジノード電極22を覆うように形成される。また、誘電
体膜17は、ストレージノード電極22を構成するサイ
ドウォール15’の表面の凹凸の形状に倣って形成され
る。従って、この凹凸により誘電体膜17の実効面積を
第1の実施形態に比して拡大することができる。
【0089】そして、減圧CVD法により、リンをドー
プした多結晶シリコン膜からなるセルプレート電極24
を形成する。これにより、ストレージノード電極22、
誘電体膜17及びセルプレート電極24からなるDRA
Mのメモリキャパシタが完成する。
プした多結晶シリコン膜からなるセルプレート電極24
を形成する。これにより、ストレージノード電極22、
誘電体膜17及びセルプレート電極24からなるDRA
Mのメモリキャパシタが完成する。
【0090】ここで、CVD法により形成したセルプレ
ート電極24は空隙領域23を充填するため、ストレー
ジノード電極22の上層のみならず下層においても、セ
ルプレート電極24とストレージノード電極22が誘電
体膜17を介して容量結合することになり、キャパシタ
の実効面積を拡大することができる。
ート電極24は空隙領域23を充填するため、ストレー
ジノード電極22の上層のみならず下層においても、セ
ルプレート電極24とストレージノード電極22が誘電
体膜17を介して容量結合することになり、キャパシタ
の実効面積を拡大することができる。
【0091】また、図7(c)に示すように、ストレー
ジノード電極22とソース/ドレイン領域5との接続部
22aにおいても、誘電体膜7を介して多結晶シリコン
膜13とセルプレート電極24が容量結合するため、キ
ャパシタの実効面積をより拡大することが可能である。
ジノード電極22とソース/ドレイン領域5との接続部
22aにおいても、誘電体膜7を介して多結晶シリコン
膜13とセルプレート電極24が容量結合するため、キ
ャパシタの実効面積をより拡大することが可能である。
【0092】以上説明したように第2の実施形態によれ
ば、ストレージノード電極22の下層に形成された第5
の層間絶縁膜11を、ウエットエッチングによって除去
して空隙領域23を形成し、この空隙領域23において
もセルプレート電極24を誘電体膜17を介してストレ
ージノード電極22と容量結合させるため、セルの微細
化を損なうことなくキャパシタの実効面積を拡大するこ
とができる。
ば、ストレージノード電極22の下層に形成された第5
の層間絶縁膜11を、ウエットエッチングによって除去
して空隙領域23を形成し、この空隙領域23において
もセルプレート電極24を誘電体膜17を介してストレ
ージノード電極22と容量結合させるため、セルの微細
化を損なうことなくキャパシタの実効面積を拡大するこ
とができる。
【0093】また、ストレージノード電極22とソース
/ドレイン領域5とを接続する多結晶シリコン膜13か
らなる接続部22aも、空隙領域23を充填する誘電体
膜17及びセルプレート電極24とともにキャパシタを
構成するため、実効面積を更に拡大することが可能であ
る。
/ドレイン領域5とを接続する多結晶シリコン膜13か
らなる接続部22aも、空隙領域23を充填する誘電体
膜17及びセルプレート電極24とともにキャパシタを
構成するため、実効面積を更に拡大することが可能であ
る。
【0094】また、第2の実施形態におけるサイドウォ
ール15’は粗面多結晶シリコン膜21をエッチングす
ることにより形成するため表面に凹凸を有しており、誘
電体膜17を介してセルプレート電極24と容量結合さ
せることにより、更にキャパシタの実効面積を拡大させ
ることが可能である。
ール15’は粗面多結晶シリコン膜21をエッチングす
ることにより形成するため表面に凹凸を有しており、誘
電体膜17を介してセルプレート電極24と容量結合さ
せることにより、更にキャパシタの実効面積を拡大させ
ることが可能である。
【0095】なお、上述した第1、第2の実施形態にお
いては、素子分離にLOCOS法により形成したフィ−
ルド酸化膜1を用いた例を示したが、他の素子分離方法
を用いても良い。
いては、素子分離にLOCOS法により形成したフィ−
ルド酸化膜1を用いた例を示したが、他の素子分離方法
を用いても良い。
【0096】図9は、第1の実施形態のDRAMメモリ
キャパシタの素子分離を、トレンチ型素子分離構造(S
TI)により行った例を示す。ここで、p型シリコン半
導体基板101に形成された溝25を絶縁膜19によっ
て埋め込むことにより、トレンチ型素子分離構造が構成
されている。
キャパシタの素子分離を、トレンチ型素子分離構造(S
TI)により行った例を示す。ここで、p型シリコン半
導体基板101に形成された溝25を絶縁膜19によっ
て埋め込むことにより、トレンチ型素子分離構造が構成
されている。
【0097】このようなトレンチ型素子分離構造におい
ては、LOCOS法によるフィ−ルド酸化膜のようにバ
ーズビーク等の問題が発生しないため、より微細化され
たDRAMメモリキャパシタを構成することが可能であ
る。
ては、LOCOS法によるフィ−ルド酸化膜のようにバ
ーズビーク等の問題が発生しないため、より微細化され
たDRAMメモリキャパシタを構成することが可能であ
る。
【0098】また、本発明はDRAMメモリキャパシタ
に限定されず、広くキャパシタ全般に適用することが可
能である。
に限定されず、広くキャパシタ全般に適用することが可
能である。
【0099】
【発明の効果】本発明によれば、キャパシタ電極の実効
面積を拡大して、メモリキャパシタの容量を増大させる
ことができる。従って、電気的特性を向上させた半導体
装置と、その製造方法を提供することができる。
面積を拡大して、メモリキャパシタの容量を増大させる
ことができる。従って、電気的特性を向上させた半導体
装置と、その製造方法を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係るDRAMメモリ
キャパシタの製造方法を工程順に示す概略断面図であ
る。
キャパシタの製造方法を工程順に示す概略断面図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るDRAMメモリ
キャパシタの製造方法を工程順に示す概略断面図であ
る。
キャパシタの製造方法を工程順に示す概略断面図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るDRAMメモリ
キャパシタの製造方法を工程順に示す概略断面図であ
る。
キャパシタの製造方法を工程順に示す概略断面図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るDRAMメモリ
キャパシタのストレージノード電極を示す概略平面図で
ある。
キャパシタのストレージノード電極を示す概略平面図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るDRAMメモリ
キャパシタの製造方法を工程順に示す概略断面図であ
る。
キャパシタの製造方法を工程順に示す概略断面図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るDRAMメモリ
キャパシタの製造方法を工程順に示す概略断面図であ
る。
キャパシタの製造方法を工程順に示す概略断面図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るDRAMメモリ
キャパシタの製造方法を工程順に示す概略断面図であ
る。
キャパシタの製造方法を工程順に示す概略断面図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るDRAMメモリ
キャパシタのストレージノード電極を示す概略平面図で
ある。
キャパシタのストレージノード電極を示す概略平面図で
ある。
【図9】本発明の第1の実施形態の変形例に係るDRA
Mメモリキャパシタを示す概略断面図である。
Mメモリキャパシタを示す概略断面図である。
1 フィ−ルド酸化膜 2 ゲート酸化膜 3 ゲート配線 3a 多結晶シリコン膜 3b タングステンシリサイド膜 3c シリコン窒化膜 4 サイドウォール(シリコン窒化膜) 5 ソース/ドレイン領域 6 第1の層間絶縁膜(シリコン酸化膜) 7 第2の層間絶縁膜(BPSG膜) 8 第3の層間絶縁膜(シリコン酸化膜) 9 ビット配線 9a 多結晶シリコン膜 9b タングステンシリサイド膜 9c シリコン窒化膜 10 第4の層間絶縁膜(シリコン窒化膜) 11 第5の層間絶縁膜(シリコン酸化膜) 12a 多結晶シリコン膜 12b サイドウォール(多結晶シリコン膜) 13 多結晶シリコン膜 14 シリコン酸化膜 15,15’ サイドウォール(多結晶シリコン膜) 16 素子活性領域 17 誘電体膜(ONO膜) 18 低濃度不純物拡散層 19 絶縁膜 20 ストレージノードコンタクトホール 21 ビットコンタクト 22 ストレージノード電極 22a 接続部 23 空隙領域 24 セルプレート電極 25 溝 101 p型シリコン半導体基板
Claims (13)
- 【請求項1】 半導体基板上に、誘電体膜を介在させて
対向する第1及び第2の電極からなるキャパシタが構成
された半導体装置であって、 前記半導体基板上にゲ−ト絶縁膜を介して形成されたゲ
−ト電極と、 前記ゲート電極の両側における前記半導体基板の表面領
域に形成された一対の不純物拡散層とを有し、 前記不純物拡散層の一方は前記第1の電極と電気的に接
続されるとともに、 前記不純物拡散層の他方は前記半導体基板の上層で延在
する配線層に接続されており、 前記第1の電極は前記配線層よりも上層位置に形成され
ており、 前記誘電体膜及び前記第2の電極の一部が、隣接し合う
2つの前記配線層間における前記第1の電極の下部に埋
め込まれていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記配線層は絶縁膜により覆われてお
り、 前記第1の電極の下面の一部が、前記配線層上の前記絶
縁膜と当接していることを特徴とする請求項1に記載の
半導体装置。 - 【請求項3】 半導体基板上に、誘電体膜を介在させて
対向する第1及び第2の電極からなるキャパシタが構成
された半導体装置であって、 前記半導体基板上にゲ−ト絶縁膜を介して形成されたゲ
−ト電極と、 前記ゲート電極の両側における前記半導体基板の表面領
域に形成された一対の不純物拡散層と、 前記ゲ−ト電極及び前記不純物拡散層上に形成された絶
縁膜とを有し、 前記第1の電極が前記絶縁膜の上層に形成されるととも
に前記不純物拡散層の一方と電気的に接続されており、 前記誘電体膜及び前記第2の電極の一部が、前記第1の
電極の下部に埋め込まれ、 前記第1の電極の下面の一部が前記絶縁膜と当接してい
ることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】 前記第1の電極と前記不純物拡散層とを
接続し、前記第1の電極よりも幅狭に形成された接続部
を有し、 前記誘電体膜及び前記第2の電極は前記接続部の周囲を
含む領域に埋め込まれていることを特徴とする請求項1
〜3のいずれか1項に記載の半導体装置。 - 【請求項5】 前記第1の電極の周縁には上方への突出
部が形成されており、 前記突出部と前記第2の電極が前記誘電体膜を介して対
向していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1
項に記載の半導体装置。 - 【請求項6】 半導体基板の上層に形成された第1の絶
縁膜上に、平行する複数の配線層を形成する第1の工程
と、 前記配線層を覆うように第2の絶縁膜を形成する第2の
工程と、 前記第2の絶縁膜上に第3の絶縁膜を形成する第3の工
程と、 前記配線層上における前記第2の絶縁膜が露出するまで
前記第3の絶縁膜を平坦化する第4の工程と、 前記配線層間に埋め込まれた前記第3の絶縁膜、前記第
3の絶縁膜の下層における前記第2の絶縁膜及び前記第
1の絶縁膜の所定範囲を共に穿って、前記半導体基板に
達する第1の開孔を形成する第5の工程と、 前記第2及び第3の絶縁膜上に第1の導電膜を形成する
とともに該第1の導電膜により前記第1の開孔を充填す
る第6の工程と、 前記第1の開孔の両側の前記第2の絶縁膜上に跨がるよ
うに前記第1の導電膜をパターニングして、前記開孔上
において島状の電極を形成する第7の工程と、 前記第3の絶縁膜を除去して、前記電極の下部に空隙領
域を形成する第8の工程と、 前記空隙領域における露出部位を含む前記第1の電極の
表面全域を覆うように誘電体膜を形成する第9の工程
と、 前記誘電体膜を覆うように第2の導電膜を形成して、前
記空隙領域を埋め込む第10の工程とを有することを特
徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記第1の工程前に、 前記半導体基板上にゲート絶縁膜、ゲート電極及び前記
ゲート電極の両側の前記半導体基板の表面領域に形成さ
れた一対の不純物拡散層からなるMOSトランジスタを
形成する第11の工程と、 前記MOSトランジスタを覆うように前記第1の絶縁膜
を形成する工程と、 前記第1の絶縁膜を穿って前記不純物拡散層の一方に達
する第2の開孔を形成する第12の工程とを更に有し、 前記第1の工程において前記複数の配線層のうちの1つ
により前記第2の開孔を充填させて、前記配線層と前記
不純物拡散層の一方とを接続し、 前記第5の工程において、前記第1の開孔を前記不純物
拡散層の他方に達するように形成し、 前記第6の工程において、前記第1の導電膜と前記不純
物拡散層の他方を接続することを特徴とする請求項6に
記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 前記第2の絶縁膜と前記第3の絶縁膜が
別材料からなることを特徴とする請求項6又は7に記載
の半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】 前記第6の工程と前記第7の工程の間
に、前記第1の導電膜上に第4の絶縁膜を形成する第1
3の工程を更に有し、 前記第7の工程において、前記第4の絶縁膜を前記第1
の導電膜と同一の島状のパターンに形成し、 前記第7の工程と、前記第8の工程の間に、前記島状の
パターンの前記第4の絶縁膜及び前記電極の側面を覆い
前記電極と接続された導電膜からなる第1のサイドウォ
ールを形成する第14の工程を更に有し、 前記第8の工程において前記第3の絶縁膜とともに前記
第4の絶縁膜を除去して、前記電極の周縁部に前記第1
のサイドウォールからなる上方への突出部を形成するこ
とを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の半
導体装置の製造方法。 - 【請求項10】 前記第4の工程と前記第5の工程の間
に、前記第2の絶縁膜及び前記第3の絶縁膜上に第3の
導電膜を形成する第15の工程と、 前記第3の絶縁膜上において前記第3の導電膜を穿って
前記第3の絶縁膜を露出させる第3の開孔を形成する第
16の工程と、 前記第3の開孔における前記第3の導電膜の側壁を覆う
導電膜からなる第2のサイドウォールを形成する第17
の工程とを更に有し、 前記第5の工程において前記第3の導電膜及び前記第2
のサイドウォールをマスクとして前記第1の開孔を形成
し、 前記第7の工程において、前記第1の導電膜と共に前記
第3の導電膜をパターニングして、前記第1の導電膜、
前記第3の導電膜及び前記第2のサイドウォールからな
る前記電極を形成することを特徴とする請求項6〜9の
いずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項11】 前記第2の絶縁膜の膜厚は、隣接する
前記配線層間の距離から前記第1の開孔の径を差し引い
た長さの1/2よりも小さいことを特徴とする請求項6
に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項12】 前記第14の工程において、前記第1
のサイドウォールを半球状のグレインからなる多結晶シ
リコン膜により形成することを特徴とする請求項9に記
載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項13】 少なくとも前記第1の電極の表層の一
部に、半球状のグレインからなる多結晶シリコン膜が形
成されていることを特徴とする請求項1又は3に記載の
半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10174125A JPH11354753A (ja) | 1998-06-05 | 1998-06-05 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10174125A JPH11354753A (ja) | 1998-06-05 | 1998-06-05 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11354753A true JPH11354753A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=15973101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10174125A Withdrawn JPH11354753A (ja) | 1998-06-05 | 1998-06-05 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11354753A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007201403A (ja) * | 2006-01-26 | 2007-08-09 | Hynix Semiconductor Inc | 半導体素子の製造方法 |
-
1998
- 1998-06-05 JP JP10174125A patent/JPH11354753A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007201403A (ja) * | 2006-01-26 | 2007-08-09 | Hynix Semiconductor Inc | 半導体素子の製造方法 |
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