JPH11354576A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH11354576A
JPH11354576A JP16160998A JP16160998A JPH11354576A JP H11354576 A JPH11354576 A JP H11354576A JP 16160998 A JP16160998 A JP 16160998A JP 16160998 A JP16160998 A JP 16160998A JP H11354576 A JPH11354576 A JP H11354576A
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chip
substrate
gold electrode
electrode layer
side gold
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JP16160998A
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Toshio Saito
敏男 斎藤
Masayuki Sato
正幸 佐藤
Takashi Ishida
尚 石田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
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    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/151Die mounting substrate
    • H01L2924/153Connection portion
    • H01L2924/1531Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface
    • H01L2924/15311Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface being a ball array, e.g. BGA

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フリップチップ接続を行う半導体装置におい
て、接続部微細化および低コスト化を図るとともに、接
続信頼性を向上させる。 【解決手段】 半導体チップ1のパッド1aに接続して
配置されたチップ側金電極層2aと、基板側金電極層2
bが形成されたチップ支持基板3と、フリップチップ接
続を行う際に、半導体チップ1上のチップ側金電極層2
aと、チップ支持基板3上の基板側金電極層2bとの間
に配置されかつチップ側金電極層2aおよび基板側金電
極層2bとAu−Si共晶接合を行うAu−Si接着層
2cと、半導体チップ1と接続部2を封止した封止部
と、複数のピン部材5とからなり、チップ側金電極層2
aと基板側金電極層2bとその間にAu−Si接着層2
cとを配置したことにより、低温熱圧着によってフリッ
プチップ接続を行うことを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造技術に
関し、特に、フリップチップ接続の脱Pb化に適用して
有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に説明する技術は、本発明を研究、
完成するに際し、本発明者によって検討されたものであ
り、その概要は次のとおりである。
【0003】半導体チップの能動面(主面ともいう)
と、チップ支持基板のチップ搭載面とを対向させて配置
するフリップチップ接続では、その接続部にPb−Sn
バンプを用いている場合が多い。
【0004】なお、フリップチップ接続については、例
えば、日経BP社、1993年5月31日発行、香山
晋、成瀬邦彦(監修)、「実践講座VLSIパッケージ
ング技術(下)」、175〜177頁に記載されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記した技
術のフリップチップ接続においては、その接続部にPb
を含んだ導通部材(例えば、バンプなど)が用いられる
場合が多く、環境面においてPb材の使用は好ましくな
いことが問題とされる。
【0006】また、DRAM(Dynamic Random Access
Memory) などにおいては、その動作不良の発生を防ぐた
めに、α線を放出しにくい(Pbの純度が高い)低α−
Pb材を使用する場合があるが、前記低α−Pb材は、
コストが高いという問題がある。
【0007】本発明の目的は、接続部微細化および低コ
スト化を図るとともに、接続信頼性を向上させる半導体
装置およびその製造方法を提供することにある。
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0010】すなわち、本発明による半導体装置は、半
導体チップの表面電極に接続して配置されたチップ側金
電極層と、基板電極として基板側金電極層が形成された
チップ支持基板と、前記フリップチップ接続を行う際
に、前記半導体チップの前記チップ側金電極層と、前記
チップ支持基板の前記基板側金電極層との間に配置さ
れ、前記チップ側金電極層および前記基板側金電極層と
Au−Si共晶接合を行うAu−Si接着層とを有し、
前記チップ側金電極層と前記基板側金電極層との間に前
記Au−Si接着層を配置して、低温熱圧着によりフリ
ップチップ接続し得るものである。
【0011】したがって、フリップチップ接続を行う際
に、300〜400℃程度の低温で熱圧着を行うことが
可能になり、その結果、半導体チップのアルミニウム配
線などの配線パターンの信頼度を低下させずに半導体チ
ップとチップ支持基板との電気的接続を図ることができ
る。
【0012】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
基板電極として基板側金電極層が形成されたチップ支持
基板を準備する工程と、半導体チップの表面電極にチッ
プ側金電極層を電気的に接続させて形成する工程と、前
記半導体チップの前記チップ側金電極層と、前記チップ
支持基板の前記基板側金電極層との間にAu−Si接着
層を配置して前記半導体チップの主面と前記チップ支持
基板のチップ搭載面とを対向させて配置する工程と、低
温熱圧着によって、前記チップ側金電極層および前記基
板側金電極層とAu−Si接着層とをAu−Si共晶接
合させて前記半導体チップを前記チップ支持基板にフリ
ップチップ接続する工程とを有するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0014】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1による半導体装置の構造の一例を示す断面図、図
2、図3および図4は図1に示す半導体装置の製造方法
の一例を示す拡大部分断面図、図5は図1に示す半導体
装置の製造方法の一例を示す製造手順図である。
【0015】本実施の形態1の半導体装置は、フリップ
チップ接続が行われて製造されるものであり、ここで
は、前記半導体装置の一例として、PGA(Pin Grid A
rray)を取り上げて説明する。
【0016】図1から図4を用いて、図1に示すPGA
10の構成について説明すると、半導体チップ1の表面
電極であるパッド1aに接続して配置されたチップ側金
電極層2aと、基板電極として基板側金電極層2bが形
成されたチップ支持基板3と、前記フリップチップ接続
を行う際に、半導体チップ1上のチップ側金電極層2a
と、チップ支持基板3上の基板側金電極層2bとの間に
配置され、かつチップ側金電極層2aおよび基板側金電
極層2bとAu−Si共晶接合を行うAu−Si接着層
2cと、半導体チップ1と接続部2を封止した封止部4
と、外部端子である複数のピン部材5とからなり、チッ
プ側金電極層2aと基板側金電極層2bとその間にAu
−Si接着層2cとを配置したことにより、低温熱圧着
によってフリップチップ接続を行うことを可能にした構
造を有している。
【0017】すなわち、本実施の形態1のPGA10
は、フリップチップ接続の接続部2において、2つの金
電極層(チップ側金電極層2aと基板側金電極層2bの
こと)の間にAu−Si接着層2cを介在させることに
より、300〜400℃の低温熱圧着でAu−Si共晶
接合を行うものである。
【0018】ここで、Au−Si共晶接合は、AuとS
iとが共晶温度370℃で合金を形成することを利用し
た接合方法である。
【0019】なお、フリップチップ接続が行われる接続
部2は、半導体チップ1のパッド1aの数に応じて複数
個設けられている。
【0020】さらに、チップ側金電極層2aは、図2
(a)に示すように、半導体チップ1のパッド1aに蒸
着などによって形成されかつ電気的接続を行う金からな
る電極層であり、一方、基板側金電極層2bは、図3に
示すように、基板電極としてチップ支持基板3に形成さ
れかつ電気的接続を行う金からなる電極である。
【0021】前記Au−Si共晶接合を行うAu−Si
接着層2cは、本実施の形態1では、フリップチップ接
続を行う前に、図2(b)に示すように、半導体チップ
1のチップ側金電極層2a上に蒸着などによって積層し
て形成した電極接着層である。
【0022】また、チップ支持基板3は、パッケージ基
板とも呼ばれ、例えば、セラミックやガラスエポキシ樹
脂などによって形成された基板である。
【0023】さらに、半導体チップ1や複数の接続部2
を封止する封止部4は、エポキシ系の熱硬化性の封止用
樹脂などを用いて、モールド方法によって形成したもの
であるが、モールド方法だけでなく、例えば、ポッティ
ング方法によって形成してもよい。
【0024】次に、本実施の形態1のPGA10(半導
体装置)の製造方法を、図5に示す製造手順図に従って
説明する。
【0025】まず、半導体チップ1において、図5のス
テップS1に示すようにチップ側金電極層2aを形成す
る。
【0026】すなわち、図2(a)に示すように、半導
体チップ1の各パッド1a上に蒸着によってチップ側金
電極層2aを電気的に接続させて形成する。
【0027】さらに、図2(b)に示すように、予め、
半導体チップ1のチップ側金電極層2a上に、蒸着によ
ってAu−Si接着層2cを形成しておく(ステップS
2)。
【0028】なお、半導体チップ1のパッド1a上にチ
ップ側金電極層2aとAu−Si接着層2cを形成する
際には、例えば、デポ装置を用いて連続デポによってそ
れぞれの層を形成する。
【0029】一方、チップ支持基板3においては、基板
電極として基板側金電極層2bが形成されたチップ支持
基板3を準備する。
【0030】すなわち、図3に示すように、チップ支持
基板3において、半導体チップ1の各パッド1aに対応
した箇所に基板側金電極層2bを形成する(ステップS
3)。
【0031】なお、本実施の形態1の半導体装置は、P
GA10であるため、図3に示すように、チップ支持基
板3のチップ搭載面3aと反対側の面には、予め、複数
の外部端子であるピン部材5が設けられている。
【0032】続いて、図4に示すように、半導体チップ
1のチップ側金電極層2aと、チップ支持基板3の基板
側金電極層2bとの間にAu−Si接着層2cを配置し
て半導体チップ1の主面1bとチップ支持基板3のチッ
プ搭載面3aとを対向させて配置する。
【0033】この際、半導体チップ1上に形成したAu
−Si接着層2cとこれに対向するチップ支持基板3の
基板側金電極層2bとの位置合わせを行ってそれぞれを
配置する。
【0034】さらに、300〜400℃の低温で熱圧着
を行って、チップ側金電極層2aおよび基板側金電極層
2bとAu−Si接着層2cとをAu−Si共晶接合さ
せて半導体チップ1をチップ支持基板3にフリップチッ
プ接続する(ステップS4)。
【0035】その後、図5のステップS5に示すように
封止を行う。
【0036】本実施の形態1では、エポキシ系の熱硬化
性の封止用樹脂を用いてモールド方法によって封止を行
う。
【0037】これにより、半導体チップ1と接続部2の
封止を行うことができ、その結果、図1に示すPGA1
0が完成する。
【0038】本実施の形態1のPGA10(半導体装
置)およびその製造方法によれば、以下のような作用効
果が得られる。
【0039】すなわち、半導体チップ1のパッド1aに
チップ側金電極層2aを設けるとともに、チップ支持基
板3に基板側金電極層2bを設け、かつチップ側金電極
層2aと基板側金電極層2bとの間にAu−Si接着層
2cを介在させることにより、フリップチップ接続を行
う際に、300〜400℃程度の低温で熱圧着を行うこ
とが可能になる。
【0040】これにより、半導体チップ1のアルミニウ
ム配線などの配線パターンの信頼度を低下させずに半導
体チップ1とチップ支持基板3との電気的接続を図るこ
とができる。
【0041】さらに、Au−Si接着層2cを介在させ
ることにより、フリップチップ接続の接続部2の接続強
度を高めることができるため、フリップチップ接続の接
続信頼性を向上できる。
【0042】また、フリップチップ接続における接続部
材の主要成分をPbからAuにすることにより、Auの
方がPbよりも電気抵抗率が遙に小さく(例えば、Pb
の電気抵抗率は20.6μΩ・cmであり、Auの電気抵
抗率は1.59μΩ・cmである)、かつ引っ張り強度が
遙に大きい(例えば、Pb(6%鉱鉛)の引っ張り強さ
は2.9kg/mm2 であり、Auの引っ張り強さは13
kg/mm2 である)ため、接続部2の面積を小さくで
きる。
【0043】これにより、フリップチップ接続の微細化
を図ることができ、その結果、接続部2の高密度化を実
現できる。
【0044】また、フリップチップ接続における接続部
材の主要成分をPbからAuにすることにより、脱Pb
化を図ることができ、その結果、環境に対して悪影響を
及ぼすことを低減できる。
【0045】さらに、フリップチップ接続における接続
部材の主要成分をPbからAuにすることにより、DR
AMなどにおいても低α−Pb材を使用しなくて済む。
【0046】その結果、フリップチップ接続の低コスト
化を図ることができる。
【0047】(実施の形態2)図6(a),(b),(c)
は本発明の実施の形態2の半導体装置の製造方法の一例
を示す拡大部分断面図、図7(a),(b) は本発明の実
施の形態2の半導体装置の製造方法の一例を示す拡大部
分断面図、図8は本発明の実施の形態2による半導体装
置の製造方法の一例を示す拡大部分断面図、図9は本発
明の実施の形態2による半導体装置の製造方法の一例を
示す製造手順図である。
【0048】本実施の形態2の半導体装置は、実施の形
態1のPGA10と同様に、フリップチップ接続が行わ
れて製造されるものであり、その全体の概略構造は、図
1に示すPGA10と同様であるため、完成品としての
半導体装置の構成は、図1に示すPGA10を用いて説
明する。
【0049】なお、本実施の形態2のPGA10の構成
において、実施の形態1のPGA10との相違点は、各
接続部2におけるAu−Si接着層2cの両側(半導体
チップ1側とチップ支持基板3側)に、金を含む合金の
接着層を配置させることである。
【0050】すなわち、本実施の形態2のPGA10
は、半導体チップ1のパッド1aに接続して配置された
チップ側金電極層2aと、チップ側金電極層2aに接続
して配置され、かつ金を含むチップ側Au−Cu接着層
2d(チップ側合金接着層)と、基板電極として基板側
金電極層2bが形成されたチップ支持基板3と、基板側
金電極層2bに接続して配置され、かつ金を含む基板側
Au−Cu接着層2e(基板側合金接着層)と、前記フ
リップチップ接続を行う際に、チップ側Au−Cu接着
層2dと基板側Au−Cu接着層2eとの間に配置さ
れ、チップ側Au−Cu接着層2dおよび基板側Au−
Cu接着層2eとAu−Si共晶接合を行うAu−Si
接着層2cとを有しており、チップ側Au−Cu接着層
2dと基板側Au−Cu接着層2eとの間に基板側Au
−Cu接着層2eを配置して、低温熱圧着によりフリッ
プチップ接続し得るものである。
【0051】したがって、本実施の形態2のPGA10
における接続部2は、図8に示すように、2つの金電極
層(チップ側金電極層2a、基板側金電極層2b)と3
つの接着層(Au−Si接着層2c、チップ側Au−C
u接着層2d、基板側Au−Cu接着層2e)とからな
る5層構造のものである。
【0052】ここで、本実施の形態2のPGA10にお
いても、チップ側金電極層2a、チップ側Au−Cu接
着層2dおよびAu−Si接着層2cは、フリップチッ
プ接続前に、予め、半導体チップ1のパッド1aにそれ
ぞれ蒸着などによって形成され、一方、基板側Au−C
u接着層2eは、チップ側と同様に、フリップチップ接
続前に、チップ支持基板3の基板側金電極層2bの上に
蒸着などによって形成される接着層である。
【0053】なお、本実施の形態2のPGA10のその
他の構造については、実施の形態1で説明したPGA1
0と同じであるため、その重複説明は省略する。
【0054】次に、本実施の形態2のPGA10の製造
方法を、図9に示す製造手順図に従って説明する。
【0055】まず、半導体チップ1において、図9のス
テップS6に示すようにチップ側金電極層2aを形成す
る。
【0056】すなわち、図6(a)に示すように、半導
体チップ1の各パッド1a上に蒸着によってチップ側金
電極層2aを電気的に接続させて形成する。
【0057】続いて、図6(b)に示すように、チップ
側金電極層2aに電気的に接続して配置されたチップ側
合金接着層であるチップ側Au−Cu接着層2dを蒸着
によって形成する(ステップS7)。
【0058】さらに、図6(c)に示すように、予め、
半導体チップ1のチップ側Au−Cu接着層2d上に、
蒸着によってAu−Si接着層2cを形成しておく(ス
テップS8)。
【0059】なお、半導体チップ1のパッド1a上にチ
ップ側金電極層2aとチップ側Au−Cu接着層2dと
Au−Si接着層2cとを形成する際には、例えば、デ
ポ装置を用いて連続デポによってそれぞれの層を形成す
る。
【0060】一方、チップ支持基板3においては、基板
電極として基板側金電極層2bが形成されたチップ支持
基板3を準備する。
【0061】すなわち、図7(a)に示すように、チッ
プ支持基板3において、半導体チップ1の各パッド1a
に対応した箇所に基板側金電極層2bを形成する(ステ
ップS9)。
【0062】続いて、図7(b)に示すように、基板側
金電極層2bに電気的に接続して配置された基板側合金
接着層である基板側Au−Cu接着層2eを基板側金電
極層2b上に蒸着によって形成する(ステップS1
0)。
【0063】さらに、図8に示すように、半導体チップ
1上のチップ側Au−Cu接着層2dと、チップ支持基
板3上の基板側Au−Cu接着層2eとの間にAu−S
i接着層2cを配置して半導体チップ1の主面1bとチ
ップ支持基板3のチップ搭載面3aとを対向させて配置
する。
【0064】この際、半導体チップ1上に形成したAu
−Si接着層2cとこれに対向するチップ支持基板3の
基板側Au−Cu接着層2eとの位置合わせを行ってそ
れぞれを配置する。
【0065】さらに、300〜400℃の低温で熱圧着
を行って、チップ側Au−Cu接着層2dおよび基板側
Au−Cu接着層2eとAu−Si接着層2cとをAu
−Si共晶接合させて半導体チップ1をチップ支持基板
3にフリップチップ接続する(ステップS11)。
【0066】その後、図9のステップS12に示すよう
に封止を行う。
【0067】これにより、半導体チップ1と接続部2の
封止を行うことができ、その結果、本実施の形態2のP
GA10が完成する。
【0068】本実施の形態2のPGA10およびその製
造方法によれば、以下のような作用効果が得られる。
【0069】すなわち、チップ側金電極層2aとAu−
Si接着層2cとの間にチップ側Au−Cu接着層2d
を介在させ、かつ、基板側金電極層2bとAu−Si接
着層2cとの間に基板側Au−Cu接着層2eを介在さ
せることにより、Auの応力(ヤング率E)>合金の応
力>Au−Siの応力の関係であるため、フリップチッ
プ接続を行った接続部2において、Au−Si接着層2
cに掛かる応力をチップ側Au−Cu接着層2dまたは
基板側Au−Cu接着層2eによって低減することがで
きる。
【0070】これにより、Au−Si接着層2cのクラ
ックマージンを向上させることができ、その結果、接続
部2の接続信頼性を向上できる。
【0071】なお、本実施の形態2のPGA10および
その製造方法によって得られるその他の作用効果につい
ては、実施の形態1で説明したものと同じであるため、
その重複説明は省略する。
【0072】(実施の形態3)図10は本発明の実施の
形態3の半導体装置の製造方法の一例を示す拡大部分断
面図、図11(a),(b) は本発明の実施の形態3の半
導体装置の製造方法の一例を示す拡大部分断面図、図1
2は本発明の実施の形態3による半導体装置の製造方法
の一例を示す拡大部分断面図、図13は本発明の実施の
形態3による半導体装置の製造方法の一例を示す製造手
順図である。
【0073】本実施の形態3の半導体装置は、実施の形
態1のPGA10と同様に、フリップチップ接続が行わ
れて製造されるものであり、その全体の概略構造は、図
1に示すPGA10と同様であるため、完成品としての
半導体装置の構成は、図1に示すPGA10を用いて説
明する。
【0074】ここで、本実施の形態3のPGA10の構
成において、実施の形態1のPGA10との相違点は、
チップ支持基板3の各基板電極が凹状に形成され、これ
により、各基板側金電極層2bも凹状に形成されている
ことである。
【0075】すなわち、本実施の形態3のPGA10
は、半導体チップ1のパッド1aに接続して配置された
チップ側金電極層2aと、基板電極として基板側金電極
層2bが凹状に形成されたチップ支持基板3と、フリッ
プチップ接続を行う際に、半導体チップ1のチップ側金
電極層2aとチップ支持基板3の基板側金電極層2bと
の間にチップ側金電極層2aを囲んで凹状に配置され、
かつチップ側金電極層2aおよび基板側金電極層2bと
Au−Si共晶接合を行うAu−Si接着層2cとを有
しており、チップ側金電極層2aと基板側金電極層2b
との間にチップ側金電極層2aを囲んで基板側Au−C
u接着層2eを配置して、低温熱圧着によりフリップチ
ップ接続し得るものである。
【0076】ここで、本実施の形態3のPGA10にお
いて、チップ側金電極層2aは、図10に示すように、
フリップチップ接続前に、予め、半導体チップ1のパッ
ド1aに蒸着などによって形成されるものであるが、一
方、チップ支持基板3側においては、図11に示すよう
に、フリップチップ接続前に、チップ支持基板3の凹状
の各基板電極の表面に基板側金電極層2bが形成され、
さらに、その上層にAu−Si接着層2cが、同じく蒸
着によって形成されている(埋め込まれている)。
【0077】したがって、フリップチップ接続前に、チ
ップ支持基板3の凹状に形成された各基板側金電極層2
bの凹部にAu−Si接着層2cが堆積されて形成され
ている。
【0078】なお、本実施の形態3のPGA10のその
他の構造については、実施の形態1で説明したPGA1
0と同じであるため、その重複説明は省略する。
【0079】次に、本実施の形態3のPGA10の製造
方法を、図13に示す製造手順図に従って説明する。
【0080】まず、半導体チップ1において、図13の
ステップS13に示すようにチップ側金電極層2aを形
成する。
【0081】すなわち、図10に示すように、半導体チ
ップ1の各パッド1a上に蒸着によってチップ側金電極
層2aを電気的に接続させて形成する。
【0082】一方、チップ支持基板3においては、基板
電極として基板側金電極層2bが凹状に形成されたチッ
プ支持基板3を準備する。
【0083】すなわち、図11(a)に示すように、チ
ップ支持基板3において、凹状の各基板電極の表面に蒸
着などによって基板側金電極層2bを凹状に形成する
(ステップS14)。
【0084】さらに、図11(b)に示すように、チッ
プ支持基板3の凹状に形成された基板側金電極層2bの
凹部に、予め、蒸着によってAu−Si接着層2cを埋
め込んで形成しておく(ステップS15)。
【0085】続いて、図12に示すように、半導体チッ
プ1上のチップ側金電極層2aをチップ支持基板3の凹
状に形成された基板側金電極層2bの凹部に配置して半
導体チップ1の主面1bとチップ支持基板3のチップ搭
載面3aとを対向させて配置する。
【0086】この際、半導体チップ1のチップ側金電極
層2aとこれに対向するチップ支持基板3の基板側金電
極層2bとの位置合わせを行い、これにより、凹状の基
板側金電極層2bの凹部に埋め込まれたAu−Si接着
層2c上にチップ側金電極層2aが配置された状態とな
る。
【0087】さらに、300〜400℃の低温で熱圧着
を行って、これにより、凹状の基板側金電極層2bの凹
部において、チップ側金電極層2aをAu−Si接着層
2cによって囲んだ状態を形成しつつ、チップ側金電極
層2aおよび基板側金電極層2bとAu−Si接着層2
cとをAu−Si共晶接合させて半導体チップ1をチッ
プ支持基板3にフリップチップ接続する(ステップS1
6)。
【0088】その後、図13のステップS17に示すよ
うに封止を行う。
【0089】これにより、半導体チップ1と接続部2の
封止を行うことができ、その結果、本実施の形態3のP
GA10が完成する。
【0090】本実施の形態3のPGA10およびその製
造方法によれば、以下のような作用効果が得られる。
【0091】すなわち、チップ支持基板3の基板側金電
極層2bが凹状に形成されていることにより、この基板
側金電極層2bとチップ側金電極層2aとの間にAu−
Si接着層2cを介在させてフリップチップ接続を行っ
た際に、チップ側金電極層2aの周囲をAu−Si接着
層2cによって囲んで接続することができる。
【0092】これにより、チップ側金電極層2aとAu
−Si接着層2cとの接触面積を増やすことができるた
め、接続部2におけるそれぞれの層の接着性を向上させ
ることができる。
【0093】その結果、接続部2の接続信頼性を向上で
きる。
【0094】なお、本実施の形態3のPGA10および
その製造方法によって得られるその他の作用効果につい
ては、実施の形態1で説明したものと同じであるため、
その重複説明は省略する。
【0095】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態1〜3に基づき具体的に説明したが、本
発明は前記発明の実施の形態1〜3に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であ
ることは言うまでもない。
【0096】例えば、前記実施の形態1〜3において
は、半導体チップ1上に形成するチップ側金電極層2a
やチップ支持基板3上に形成する基板側金電極層2bを
蒸着によって形成する場合を説明したが、それぞれの前
記金電極層は、スタッドバンプ技術(ワイヤボンディン
グを利用したバンプ形成技術)によって形成してもよ
い。
【0097】さらに、チップ側金電極層2a、基板側金
電極層2b、チップ側Au−Cu接着層2d、基板側A
u−Cu接着層2eまたはAu−Si接着層2cは、め
っきコーティングなどによって形成してもよい。
【0098】なお、チップ側合金接着層や基板側合金接
着層は、Au−Cuの合金接着層の場合を説明したが、
前記合金接着層は、例えば、Au−Alの合金接着層な
どであってもよい。
【0099】また、図1に示すPGA10(半導体装
置)は、実施の形態2の構造と実施の形態3の構造とを
組み合わせた構造のものであってもよい。
【0100】すなわち、チップ支持基板3に凹状の基板
側合金接着層が形成され、かつこの凹状の基板側合金接
着層においてフリップチップ接続される際に、Au−S
i接着層2cの両側にチップ側Au−Cu接着層2dと
基板側Au−Cu接着層2eとが配置されるものであ
る。
【0101】したがって、その際の接続部2は、基板側
から順に、凹状の基板側金電極層2b、基板側Au−C
u接着層2e、Au−Si接着層2c、チップ側Au−
Cu接着層2dおよびチップ側金電極層2aの5層構造
となる。
【0102】また、前記実施の形態1〜3では、半導体
装置がPGA10の場合について説明したが、前記半導
体装置は、半導体チップ1が接続部2を介してチップ支
持基板3にフリップチップ接続されるものであれば、図
14の他の実施の形態に示すように、外部端子として複
数の半田ボール6が設けられたBGA11などであって
もよい。
【0103】さらに、図1に示すPGA10や図14に
示すBGA11において、封止部4は、封止用樹脂を用
いた樹脂封止に限定されるものではなく、例えば、キャ
ップ部材などによって封止されるものであってもよい。
【0104】なお、半導体チップ1や接続部2の封止に
ついては、必ずしも行われなくてもよいが、信頼性向上
のために封止する方が好ましい。
【0105】また、前記実施の形態1〜3および前記他
の実施の形態においては、半導体装置として、チップ支
持基板3に半導体チップ1を搭載する構造のものについ
て説明したが、半導体チップ1を図示しない半導体ウェ
ハに置き換えた構造の半導体装置としてもよい。
【0106】この場合の前記半導体装置は、半導体集積
回路が形成された複数の半導体チップ1を有する前記半
導体ウェハをチップ支持基板3に搭載する構造のもので
あり、その際にも、前記半導体ウェハとチップ支持基板
3とが前記実施の形態1〜3で説明した接続部2と同じ
構造の接続部2によって電気的に接続されていればよ
い。
【0107】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0108】(1).半導体チップの表面電極にチップ
側金電極層を設けるとともに、チップ支持基板に基板側
金電極層を設け、かつチップ側金電極層と基板側金電極
層との間にAu−Si接着層を介在させることにより、
フリップチップ接続を行う際に、300〜400℃程度
の低温で熱圧着を行うことが可能になる。これにより、
配線パターンの信頼度を低下させずに半導体チップとチ
ップ支持基板との電気的接続を図ることができる。さら
に、接続部の接続強度を高めることができ、その結果、
フリップチップ接続の接続信頼性を向上できる。
【0109】(2).フリップチップ接続における接続
部材の主要成分をPbからAuにすることにより、Au
の方がPbよりも電気的抵抗率が遙に小さくかつ引っ張
り強度が遙に大きいため、接続部の面積を小さくでき
る。これにより、フリップチップ接続の微細化を図るこ
とができ、その結果、接続部の高密度化を実現できる。
【0110】(3).フリップチップ接続における接続
部材の主要成分をPbからAuにすることにより、脱P
b化を図ることができ、その結果、環境に対して悪影響
を及ぼすことを低減できる。
【0111】(4).フリップチップ接続における接続
部材の主要成分をPbからAuにすることにより、DR
AMなどにおいても低α−Pb材を使用しなくて済む。
その結果、フリップチップ接続の低コスト化を図ること
ができる。
【0112】(5).チップ側金電極層とAu−Si接
着層との間にチップ側合金接着層を、かつ、基板側金電
極層とAu−Si接着層との間に基板側合金接着層を介
在させることにより、フリップチップ接続を行った接続
部において、Au−Si接着層のクラックマージンを向
上させることができ、その結果、接続部の接続信頼性を
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による半導体装置の構造
の一例を示す断面図である。
【図2】(a),(b)は図1に示す半導体装置の製造方
法の一例を示す拡大部分断面図である。
【図3】図1に示す半導体装置の製造方法の一例を示す
拡大部分断面図である。
【図4】図1に示す半導体装置の製造方法の一例を示す
拡大部分断面図である。
【図5】図1に示す半導体装置の製造方法の一例を示す
製造手順図である。
【図6】(a),(b),(c)は本発明の実施の形態2の
半導体装置の製造方法の一例を示す拡大部分断面図であ
る。
【図7】(a),(b) は本発明の実施の形態2の半導体
装置の製造方法の一例を示す拡大部分断面図である。
【図8】本発明の実施の形態2による半導体装置の製造
方法の一例を示す拡大部分断面図である。
【図9】本発明の実施の形態2による半導体装置の製造
方法の一例を示す製造手順図である。
【図10】本発明の実施の形態3の半導体装置の製造方
法の一例を示す拡大部分断面図である。
【図11】(a),(b) は本発明の実施の形態3の半導
体装置の製造方法の一例を示す拡大部分断面図である。
【図12】本発明の実施の形態3による半導体装置の製
造方法の一例を示す拡大部分断面図である。
【図13】本発明の実施の形態3による半導体装置の製
造方法の一例を示す製造手順図である。
【図14】本発明の他の実施の形態による半導体装置の
構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 半導体チップ 1a パッド(表面電極) 1b 主面 2 接続部 2a チップ側金電極層 2b 基板側金電極層 2c Au−Si接着層 2d チップ側Au−Cu接着層(チップ側合金接着
層) 2e 基板側Au−Cu接着層(基板側合金接着層) 3 チップ支持基板 3a チップ搭載面 4 封止部 5 ピン部材 6 半田ボール 10 PGA(半導体装置) 11 BGA(半導体装置)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フリップチップ接続が行われて製造され
    た半導体装置であって、 半導体チップの表面電極に接続して配置されたチップ側
    金電極層と、 基板電極として基板側金電極層が形成されたチップ支持
    基板と、 前記フリップチップ接続を行う際に、前記半導体チップ
    の前記チップ側金電極層と、前記チップ支持基板の前記
    基板側金電極層との間に配置され、前記チップ側金電極
    層および前記基板側金電極層とAu−Si共晶接合を行
    うAu−Si接着層とを有し、 前記チップ側金電極層と前記基板側金電極層との間に前
    記Au−Si接着層を配置して、低温熱圧着によりフリ
    ップチップ接続し得ることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 フリップチップ接続が行われて製造され
    た半導体装置であって、 半導体チップの表面電極に接続して配置されたチップ側
    金電極層と、 前記チップ側金電極層に接続して配置され、かつ金を含
    むチップ側合金接着層と、 基板電極として基板側金電極層が形成されたチップ支持
    基板と、 前記基板側金電極層に接続して配置され、かつ金を含む
    基板側合金接着層と、 前記フリップチップ接続を行う際に、前記チップ側合金
    接着層と前記基板側合金接着層との間に配置され、前記
    チップ側合金接着層および前記基板側合金接着層とAu
    −Si共晶接合を行うAu−Si接着層とを有し、 前記チップ側合金接着層と前記基板側合金接着層との間
    に前記Au−Si接着層を配置して、低温熱圧着により
    フリップチップ接続し得ることを特徴とする半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 フリップチップ接続が行われて製造され
    た半導体装置であって、 半導体チップの表面電極に接続して配置されたチップ側
    金電極層と、 基板電極として基板側金電極層が凹状に形成されたチッ
    プ支持基板と、 前記フリップチップ接続を行う際に、前記半導体チップ
    の前記チップ側金電極層と、前記チップ支持基板の前記
    基板側金電極層との間に前記チップ側金電極層を囲んで
    凹状に配置され、前記チップ側金電極層および前記基板
    側金電極層とAu−Si共晶接合を行うAu−Si接着
    層とを有し、 前記チップ側金電極層と前記基板側金電極層との間に前
    記チップ側金電極層を囲んで前記Au−Si接着層を配
    置して、低温熱圧着によりフリップチップ接続し得るこ
    とを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 基板電極として基板側金電極層が形成さ
    れたチップ支持基板を準備する工程と、 半導体チップの表面電極にチップ側金電極層を電気的に
    接続させて形成する工程と、 前記半導体チップの前記チップ側金電極層と、前記チッ
    プ支持基板の前記基板側金電極層との間にAu−Si接
    着層を配置して前記半導体チップの主面と前記チップ支
    持基板のチップ搭載面とを対向させて配置する工程と、 低温熱圧着によって、前記チップ側金電極層および前記
    基板側金電極層と前記Au−Si接着層とをAu−Si
    共晶接合させて前記半導体チップを前記チップ支持基板
    にフリップチップ接続する工程とを有することを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 基板電極として基板側金電極層と、これ
    に積層して基板側合金接着層とが形成されたチップ支持
    基板を準備する工程と、 半導体チップの表面電極にチップ側金電極層を電気的に
    接続させて形成し、その後、前記チップ側金電極層に積
    層してチップ側合金接着層を形成する工程と、 前記半導体チップの前記チップ側合金接着層と、前記チ
    ップ支持基板の前記基板側合金接着層との間にAu−S
    i接着層を配置して前記半導体チップの主面と前記チッ
    プ支持基板のチップ搭載面とを対向させて配置する工程
    と、 低温熱圧着によって、前記チップ側合金接着層および前
    記基板側合金接着層と前記Au−Si接着層とをAu−
    Si共晶接合させて前記半導体チップを前記チップ支持
    基板にフリップチップ接続する工程とを有することを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の半導体装置の製
    造方法であって、前記フリップチップ接続を行う際に、
    予め、半導体チップ側に前記Au−Si接着層を形成し
    てフリップチップ接続を行うことを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の半導体装置の製造方法で
    あって、予め半導体チップ側に前記Au−Si接着層を
    形成する際に、蒸着によって形成することを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 基板電極として基板側金電極層が凹状に
    形成されたチップ支持基板を準備する工程と、 前記凹状の基板側金電極層内にAu−Si接着層を形成
    する工程と、 半導体チップの表面電極にチップ側金電極層を電気的に
    接続させて形成する工程と、 前記半導体チップの前記チップ側金電極層を前記チップ
    支持基板の前記基板側金電極層の凹部に配置して、前記
    半導体チップの主面と前記チップ支持基板のチップ搭載
    面とを対向させて配置する工程と、 低温熱圧着により前記チップ側金電極層および前記基板
    側金電極層と前記Au−Si接着層とをAu−Si共晶
    接合させるとともに、前記チップ側金電極層を前記Au
    −Si接着層によって囲んで前記半導体チップを前記チ
    ップ支持基板にフリップチップ接続する工程とを有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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