JPH11354271A - 感光材料書込み装置 - Google Patents

感光材料書込み装置

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JPH11354271A
JPH11354271A JP15700098A JP15700098A JPH11354271A JP H11354271 A JPH11354271 A JP H11354271A JP 15700098 A JP15700098 A JP 15700098A JP 15700098 A JP15700098 A JP 15700098A JP H11354271 A JPH11354271 A JP H11354271A
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light emitting
photosensitive material
microlens
layer
light
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JP15700098A
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Seiji Mashita
精二 真下
Yukio Nagase
幸雄 永瀬
Noboru Yukimura
昇 幸村
Kazunori Ueno
和則 上野
Akihiro Senoo
章弘 妹尾
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Canon Inc
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/85Arrangements for extracting light from the devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/435Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/447Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using arrays of radiation sources
    • B41J2/45Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using arrays of radiation sources using light-emitting diode [LED] or laser arrays
    • B41J2/451Special optical means therefor, e.g. lenses, mirrors, focusing means
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
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    • H10K59/80Constructional details
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    • H10K59/879Arrangements for extracting light from the devices comprising refractive means, e.g. lenses

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速、小型、低コスト、高精細であると同時
に発光素子の発光した光量を効率よく利用可能な感光材
料書込み装置を提供する。 【解決手段】 基板1上に、陽極層3及び陰極層6と、
これらの間に挟持された有機化合物層8が積層された発
光素子アレイと、発光素子により露光される感光材料を
有する感光材料書込み装置において、発光素子アレイが
基板1にマイクロレンズ2を有する感光材料書込み装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、プリンタ等
の電子写真装置に用いる感光材料書込み装置、特に光プ
リンタヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、感光体上に潜像を書き込むた
めの露光方式としてレーザービーム方式、LEDアレイ
方式などが中心となっている。
【0003】しかしながら、レーザービーム方式の場
合、ポリゴンミラーやレンズ等の光学部品が必要となり
装置の小型化が難しく、また超高速化も難しいという問
題がある。
【0004】また、LEDアレイ方式の場合は、基板が
高価であり、一枚の基板でアレイをつくれないため、切
り出したチップを並べる必要がある。そのときにチップ
間の段差、間隔が問題となる。
【0005】また、感光体上に結像するためにロッドレ
ンズアレイが必要であるが、拡散光をロッドレンズアレ
イで結像しようとした場合、ロッドレンズアレイの光入
射効率が低く、発光素子の発光した光を効率よく利用す
ることができない。従って、感光体上で必要な光量を得
るためには、発光素子を必要以上に発光させなくてはな
らなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題を解決し、高速、小型、低コスト、高精細であると
同時に発光素子の発光した光量を効率よく利用可能な感
光材料書込み装置、特に光プリンタヘッドを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の感光材料書込み
装置は、基板上に、少なくとも陽極層及び陰極層と、こ
れらの間に挟持された一層または複数層の有機化合物層
により構成される発光素子アレイと、該発光素子アレイ
により露光される感光材料を有する感光材料書込み装置
において、発光素子アレイが基板にマイクロレンズを有
することを特徴とする。
【0008】このような構成をとることにより、高速、
小型、低コスト、高精細であると同時に発光素子アレイ
とレンズ系の位置合わせが不必要な感光材料書込み装
置、具体的には光プリンタヘッド等を提供することが可
能である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて詳細
に説明する。
【0010】図1は本発明の感光材料書込み装置に用い
る発光素子アレイの一例を示す断面図である。
【0011】図1において、1は基板、2はマイクロレ
ンズ、3は陽極層、6は陰極層、7は誘電層、8は正孔
輸送層4及び電子輸送層5より構成される有機化合物層
であり、陽極層3と陰極層6間に電圧を印加することに
より、陽極層3と陰極層6が交差している部分(発光
部)から発光が得られ、陽極層3又は陰極層6の電極幅
を変更することで、任意の大きさの発光部を得ることが
可能である。
【0012】本発明において、基板1はマイクロレンズ
2を有する。図1に示すように、マイクロレンズ2は、
発光部と1対1対応に形成されている。
【0013】この際、発光した光を効率よく利用するた
めには、マイクロレンズ2の開口部面積が発光部の面積
よりも大きい方が好ましい。また、光量を効率的に得る
ためには、マイクロレンズ2の焦点距離が、発光部とそ
の発光部に対応するマイクロレンズ2間の距離よりも短
い方が好ましい。
【0014】マイクロレンズ2は図1に示すものに限定
されるものではなく、発光部からの発光を集光できるも
のであればよい。具体的には、図1においては、マイク
ロレンズ2が、発光部に対して凸レンズ形状を有するマ
イクロレンズであるが、凹レンズ形状を有するマイクロ
レンズとしてもよい。また、図1においては、マイクロ
レンズ2が、基板1の有機化合物層8が形成される側と
同一側の面に形成されているが、マイクロレンズ2を、
基板1の有機化合物層8が形成される側と反対側の面に
形成してもよい。
【0015】本発明において、基板1としては、発光素
子、マイクロレンズを表面に構成できるものであればよ
く、例えばソーダライムガラス等のガラス、樹脂フィル
ム等の透明絶縁性基板を用いるのが好ましい。
【0016】本発明において、陽極層3の材料としては
仕事関数が大きなものが望ましく、例えばITO、酸化
錫、金、白金、パラジウム、セレン、イリジウム、ヨウ
化銅などを用いることができる。一方、陰極層6の材料
としては仕事関数が小さなものが望ましく、例えばMg
/Ag、Mg、Al、Inあるいはこれらの合金等を用
いることができる。
【0017】本発明において、有機化合物層8は、一層
構成であっても良いし、複数層構成であっても良く、例
えば図1に示すように、陽極層3から正孔が注入される
正孔輸送層4、及び陰極層6から電子が注入される電子
輸送層5からなり、正孔輸送層4と電子輸送層5のいず
れかが発光層となる。また、蛍光体を含有する蛍光体層
を正孔輸送層4と電子輸送層5との間に設けても良い。
また、混合一層構成で正孔輸送層4,電子輸送層5,蛍
光層を兼ねた構成も可能である。
【0018】有機発光材料は、使用する感光ドラム等の
感光材料と感度のあったスペクトル発光をするものを選
択することが望ましい。
【0019】正孔輸送層4としては、例えば、N,N’
−ビス(3−メチルフェニル)−N,N’−ジフェニル
−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミン(以
下TPD)を用いることができ、その他にも下記の有機
材料を用いることができる。
【0020】
【化1】
【0021】
【化2】
【0022】
【化3】
【0023】
【化4】
【0024】
【化5】
【0025】電子輸送層5としては、例えば、トリス
(8−キノリノール)アルミニウム(以下Alq3)を
用いることができ、その他にも下記の材料を用いること
ができる。
【0026】
【化6】
【0027】
【化7】
【0028】
【化8】
【0029】
【化9】
【0030】また、以下に示されているようなドーパン
ド色素を電子輸送層5、あるいは正孔輸送層4にドーピ
ングすることもできる。
【0031】
【化10】
【0032】また、本発明においては、図1に示すよう
に、陽極層3と基板1との間にSiO2,SiO等の誘
電層7を設けてもよい。光量を効率的に得るために、誘
電層7の厚さはマイクロレンズ2の焦点距離よりも厚く
するのが好ましい。
【0033】以下、本発明の発光素子アレイの作製工程
の一例を図2に沿って説明する。
【0034】a)マイクロレンズ2の作製(図2
(a)) マイクロレンズ2は、発光部に対応する部分の基板1を
イオン交換することにより形成することができる。
【0035】まず、基板1の両面を十分に洗浄する。次
に、基板1全体をTiなどのイオン非透過性の膜によっ
てマスクする。イオン拡散面のTiにフォトリソエッチ
ング法により所望の直径、中心間隔で開口部列を形成す
る。この基板をイオン交換処理を行うため、例えばTl
NO3とKNO3の混合溶融塩、Ag+、Tl+などの硝酸
塩、硫酸塩などの溶融塩に浸し、半球状のマイクロレン
ズ2を形成する。
【0036】この際、マイクロレンズ2の屈折率分布を
何段階かに分けて形成しても良い。
【0037】また、マイクロレンズ2の形成方法は特に
限定されず、後述する実施例に示すように、フォトレジ
ストを用いる方法、レプリカ法等により形成してもよ
い。
【0038】b)図2(b)に示すように、マイクロレ
ンズ2の形成された面上にスパッタ法により、誘電層7
を形成する。次に、マイクロレンズ2に対応する部分に
陽極層3がのるように、ライン幅、ピッチを調整して金
属マスクを被せて、スパッタ法により所定の厚さに陽極
層3を形成する。
【0039】c)図2(c)に示すように、正孔輸送層
4、電子輸送層5を順次真空蒸着法により蒸着する。
【0040】d)図2(d)に示すように、所望のライ
ン幅の金属マスクをマイクロレンズ2の列に重なるよう
にして被せ、陰極層6を形成する。
【0041】本発明の感光材料書込み装置の一例とし
て、電子写真方式を用いた画像形成装置の概略構成図を
図3に示す。
【0042】11は像担持体としての回転ドラム型の電
子写真感光体、12は帯電装置、13は現像装置、14
は転写装置、15は定着装置、16はクリーニング装置
である。
【0043】発光素子アレイ(不図示)には、駆動用ド
ライバが接続され、光源Lとして用いられる。陽極層を
プラス、陰極層をマイナスにして直流電圧を印加する
と、発光部から緑色の発光が得られ、マイクロレンズを
通して感光体11上に結像させることができ、良好な画
像を得ることができる。
【0044】感光体11上を帯電装置12により一様に
帯電する。この感光体11の帯電面に対して出力される
目的の画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応し
て発光素子アレイによる露光Lがなされ、感光体11の
周面に対して目的の画像情報に対応した静電潜像が形成
される。その静電潜像は絶縁トナーを用いた現像装置1
3によりトナー像として現像される。一方、給紙部(不
図示)から記録材としての転写材pが供給されて、感光
体11と、これに所定の押圧力で当接させた接触転写手
段との圧接ニップ部(転写部)Tに所定のタイミングに
て導入され、所定の転写バイアス電圧を印加して転写を
行う。
【0045】トナー画像の転写をうけた転写材Pは感光
体11の面から分離されて熱定着方式等の定着装置15
へ導入されてトナー画像の定着をうけ、画像形成物(プ
リント)として装置外へ排出される。また転写材Pに対
するトナー画像転写後の感光体面はクリーニング装置1
6により残留トナー等の付着汚染物の除去をうけて清掃
され繰り返して作像に供される。
【0046】
【実施例】(実施例1)図2に示す手順で図1に示す有
機LEDアレイを作製した。
【0047】透明絶縁性の基板1は各発光部に対応した
部分にイオン交換法によりマイクロレンズ2が形成され
ており、その上には誘電層7、陽極層3、正孔輸送層
4、発光層を兼ねた電子輸送層5、そして陰極層6が積
層されている。
【0048】まず、基板1のマイクロレンズ2の作成方
法について説明する。
【0049】本実施例では、透明絶縁性の基板1として
ソーダライムガラス基板を用いた。このガラス基板の両
面を十分に洗浄する。
【0050】次に、ガラス基板全体をTi膜によってマ
スクする。イオン拡散面のTiにフォトリソエッチング
法により直径30μmで中心間隔が80μmの開口部列
を形成する。
【0051】この基板をイオン交換を行うためTlNO
3とKNO3の混合溶融塩に浸し、直径がほぼ70μmの
半球状の屈折率領域(マイクロレンズ)2を形成する。
【0052】次に、有機LEDの作成方法について説明
する。
【0053】マイクロレンズ2の形成された面上にスパ
ッタ法により、誘電層7としてSiO2層を形成する。
誘電層7の厚さはマイクロレンズ2の焦点距離よりも厚
くした。これは、光量を効率的に得るためである。
【0054】次に陽極層3としてITOを形成する。マ
イクロレンズ2に対応する部分にITOがのるように、
ライン幅50μm、ピッチ80μmの金属マスクを被せ
てITOをスパッタ法により100nm形成する。
【0055】次に、正孔輸送層4としてTPDを、電子
輸送層5としてAlq3を順次真空蒸着法により50n
mずつ蒸着する。なお、蒸着時の真空度は2〜3×10
-6Torrであり、成膜速度は0.2〜0.3nm/s
とした。
【0056】最後に、ライン幅40μmの金属マスクを
マイクロレンズ2の列に重なるようにして被せ、陰極層
6としてMgとAgと10:1の蒸着速度比で共蒸着
し、Mg/Agが10/1の合金を200nm形成す
る。このとき、成膜速度は1nm/sとした。
【0057】マイクロレンズ2の開口面積は発光部の面
積よりも大きくし、発光した光を効率よく得るようにし
ている。
【0058】このようにして得られた有機LEDアレイ
に駆動用ドライバを接続することで、電子写真用の光源
として用いることができる。陽極層であるITO電極を
プラス、陰極層であるMg/Ag電極をマイナスにして
直流電圧を印加すると、ITO電極とMg/Ag電極が
交差している部分から緑色の発光が得られ、マイクロレ
ンズ2を通して感光ドラム面上に結像させることがで
き、実際に画像を出力したところ良好な画像を得ること
ができた。
【0059】本実施例においては、300dpiの有機
LEDアレイを作成したが、電極幅を変更することで、
任意の大きさの発光点を得ることが可能である。
【0060】(実施例2)図4は本実施例の有機LED
アレイの断面図である。
【0061】透明絶縁性の基板1としてのガラス基板に
は各発光部に対応した部分に凸レンズ形状を有するマイ
クロレンズ24が形成されており、その上には陽極層
3、正孔輸送層4、発光層を兼ねた電子輸送層5、そし
て陰極層6が積層されている。
【0062】まず、ガラス基板上のマイクロレンズ24
の作成方法について説明する。
【0063】レンズを形成するための材料としては、通
常の紫外、遠紫外用フォトレジストがあり、特にポリメ
チルメタクリレート系、PMIPK系、ポリグリシルメ
チルアクリレート系、フェノールボラック系等のポジ型
遠紫外用フォトレジストが、比較的低温で軟化して、集
光レンズ形状を形成し易いので望ましい。
【0064】ガラス基板上に上記したようなフォトレジ
ストを塗布等の方法により積層し、フォトリソ法により
直径70μmで中心間隔が80μmになるように、フォ
トレジスト層をリフトオフ法やドライエッチング法等の
パターン形成法を用いてパターニングする。このパター
ニングされたフォトレジストをアニーリングによって、
軟化、流動化させ、円弧状のマイクロレンズ24を形成
する。
【0065】このマイクロレンズ24に対応するよう
に、ライン幅50μm、ピッチ80μmの金属マスクを
被せて陽極層3としてITOをスパッタ法により100
nm形成する。
【0066】次に、実施例1と同様に正孔輸送層4とし
てTPDを、電子輸送層5としてAlq3を順次真空蒸
着法により50nmずつ蒸着する。なお、蒸着時の真空
度は2〜3×10-6であり、成膜速度は0.2〜0.3
nm/sとした。
【0067】最後に、ライン幅40μmの金属マスクを
マイクロレンズ24の列に重なるようにして被せ、陰極
層6としてMgとAgを10:1の蒸着速度比で共蒸着
し、Mg/Agが10/1の合金を200nm形成す
る。このとき、成膜速度は1nm/sとした。
【0068】このようにして得られた有機LEDアレイ
に駆動用ドライバを接続し、電子写真用の光源として用
いた。実施例1と同様にITO電極とMg/Ag電極を
交差している部分から緑色の発光が得られ、マイクロレ
ンズ24を通して感光ドラム面上に結像させることがで
き、良好な画像を得ることができた。
【0069】(実施例3)図6に示す手順で図5に示す
有機LEDアレイを作製した。
【0070】基板1としてのガラス基板上には各発光部
に対応した部分に凸レンズ形状を有するマイクロレンズ
25が形成されており、基板1に対しマイクロレンズ2
5と反対側の面に陽極層3、正孔輸送層4、発光層を兼
ねた電子輸送層5、そして陰極層6が積層されている。
【0071】まず、ガラス基板上のマイクロレンズ25
の作成方法について説明する。図6(a)に示すよう
に、マイクロレンズ25はレプリカ法により開口部の直
径が75μm、中心間隔が80μmのアレイを形成す
る。
【0072】図6(b)に示す様に、マイクロレンズ2
5を形成した面と反対側の面に、マイクロレンズ25に
対応するように、ライン幅50μm、ピッチ80μmの
金属マスクを被せて陽極層3としてITOをスパッタ法
により100nm形成する。
【0073】次に、図6(c)に示すように、実施例1
と同様に正孔輸送層4としてTPDを、電子輸送層5と
してAlq3を順次真空蒸着法により50nmずつ蒸着
する。
【0074】最後に、図6(d)に示すように、ライン
幅40μmの金属マスクをマイクロレンズ25の列に重
なるようにして被せ、陰極層6としてMgとAgを1
0:1の蒸着速度比で共蒸着し、Mg/Agが10/1
の合金を200nm形成する。
【0075】このようにして得られた有機LEDアレイ
に駆動用ドライバを接続し、電子写真用の光源として用
いることで、良好な画像が得ることができた。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高速、小型、低コスト、高精細であると同時に発光素子
の発光した光量を効率よく利用可能な光プリンタヘッド
等の感光材料書込み装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発光素子アレイの一例を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明の発光素子アレイの作製工程の一例を示
す図である。
【図3】本発明の感光材料書込み装置の一例を示す概略
構成図である。
【図4】実施例2における発光素子アレイを示す断面図
である。
【図5】実施例3における発光素子アレイを示す断面図
である。
【図6】実施例3における発光素子アレイの作製工程を
示す図である。
【符号の説明】
1 基板 2、24,25 マイクロレンズ 3 陽極層 4 正孔輸送層 5 電子輸送層 6 陰極層 7 誘電層 8 有機化合物層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 和則 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 妹尾 章弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、少なくとも陽極層及び陰極層
    と、これらの間に挟持された一層または複数層の有機化
    合物層により構成される発光素子アレイと、該発光素子
    アレイにより露光される感光材料を有する感光材料書込
    み装置において、発光素子アレイが基板にマイクロレン
    ズを有することを特徴とする感光材料書込み装置。
  2. 【請求項2】 マイクロレンズが、発光部と1対1対応
    であることを特徴とする請求項1記載の感光材料書込み
    装置。
  3. 【請求項3】 マイクロレンズの開口部面積が、発光部
    の面積より大きいことを特徴とする請求項1〜2記載の
    感光材料書込み装置。
  4. 【請求項4】 マイクロレンズの焦点距離が、発光部と
    その発光部に対応するマイクロレンズ間の距離よりも短
    いことを特徴とする請求項1〜3記載の感光材料書込み
    装置。
  5. 【請求項5】 マイクロレンズが、発光部に対応する部
    分の基板をイオン交換することにより形成されることを
    特徴とする請求項1〜4記載の感光材料書込み装置。
  6. 【請求項6】 マイクロレンズが、発光部に対して凸レ
    ンズ形状を有するマイクロレンズであることを特徴とす
    る請求項1〜5記載の感光材料書込み装置。
  7. 【請求項7】 マイクロレンズが、基板の有機化合物層
    が形成される側と同一側の面に形成されていることを特
    徴とする請求項1〜6記載の感光材料書込み装置。
  8. 【請求項8】 マイクロレンズが、基板の有機化合物層
    が形成される側と反対側の面に形成されていることを特
    徴とする請求項1〜6記載の感光材料書込み装置。
JP15700098A 1998-06-05 1998-06-05 感光材料書込み装置 Pending JPH11354271A (ja)

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JP15700098A JPH11354271A (ja) 1998-06-05 1998-06-05 感光材料書込み装置
US09/321,721 US6583805B2 (en) 1998-06-05 1999-05-28 Exposure unit for image forming apparatus using electrophotographic system, and electrophotographic image forming apparatus

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JP15700098A JPH11354271A (ja) 1998-06-05 1998-06-05 感光材料書込み装置

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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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