JP2000289249A - 露光装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

露光装置及びそれを用いた画像形成装置

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JP2000289249A
JP2000289249A JP10477799A JP10477799A JP2000289249A JP 2000289249 A JP2000289249 A JP 2000289249A JP 10477799 A JP10477799 A JP 10477799A JP 10477799 A JP10477799 A JP 10477799A JP 2000289249 A JP2000289249 A JP 2000289249A
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light
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Seiji Mashita
精二 真下
Akihiro Senoo
章弘 妹尾
Yukio Nagase
幸雄 永瀬
Noboru Yukimura
昇 幸村
Izumi Narita
泉 成田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光部の光量調整以外の手段によっても階調
表現ができるようにし、もって微妙で広範な階調表現が
得られるようにする。 【解決手段】 発光素子アレイを用いた露光装置におい
て、発光素子アレイに同じ1画素を露光可能な複数の発
光部を設け、かつ同じ1画素を露光可能な複数の発光部
のうち少なくとも1つの発光部は他の発光部とは発光波
長を異ならせ、発光波長の違いによる階調表現を可能に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光素子アレイを
用いた露光装置、特に複写機、プリンタなどの電子写真
装置に使用する光プリンタヘッド、並びに、上記露光装
置を用いた電子写真装置などの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電子写真装置において、感
光体上に潜像を書き込むための露光装置としては、レー
ザービーム方式やLEDアレイ方式のものが知られてい
る。
【0003】しかしながら、レーザービーム方式の露光
装置を用いた電子写真装置は、ポリゴンミラーやレンズ
等の光学部品が必要であることから、装置の小型化が難
しく、また超高速化も難しいという問題がある。
【0004】これに対してLEDアレイ方式の露光装置
を用いた電子写真装置は、ポリゴンミラーやレンズなど
の光学部品が不要であることから、装置の小型化が容易
となる利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のLE
Dアレイ方式の露光装置は、1画素を1つの発光部で露
光するものとなっている。この場合、階調表現は発光部
の光量調整によってしか行うことができず、階調表現が
光量変化量とそれに対する感光体の感度によって大きく
制限され、微妙で広範な階調表現が得にくい問題があ
る。
【0006】本発明は、上記従来の問題点にかんがみて
なされたもので、発光部の光量調整以外の手段によって
も階調表現ができるようにし、更に微妙で広範な階調表
現が得られるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、基板上に、少なくとも陽極層及び陰極層
と、これらの間に挟持された1層又は複数層の有機化合
物層より構成される発光素子アレイを用いた露光装置に
おいて、発光素子アレイが同じ1画素を露光可能な複数
の発光部を有し、かつ同じ1画素を露光可能な複数の発
光部のうち少なくとも1つの発光部は他の発光部とは発
光波長が異なることを特徴とする露光装置を提供するも
のである。
【0008】また、本発明は、上記露光装置と、該露光
装置により露光される感光体を有することを特徴とする
画像形成装置を提供するものでもある。
【0009】感光体には分光感度があるため、発光部の
発光波長が異なれば感光体の感度も変化する。従って、
本発明においては、発光波長の異なる発光部をON・O
FFすることで、この発光波長の変化に伴う感光体の感
度変化を利用して、感光体上の露光状態(例えば電位)
を制御することができる。従って、本発明の露光装置及
び画像形成装置においては、1画素を露光可能な複数の
発光部をON・OFFすることで、発光部の光量調節を
行うことなく微妙で広範な階調表現を行うことが可能で
あるが、発光部の光量調節を行いながら複数の発光部の
ON・OFFを行うと、更に微妙で広範な階調表現を行
うことが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて詳細
に説明する。
【0011】図1は本発明の露光装置に用いる発光素子
アレイの一例(有機LFDアレイ)を示す斜視図、図2
は図1に示される発光素子アレイの平面図、図3は図2
におけるA−A’断面図、図4は図2におけるB−B’
断面図である。
【0012】図において、1は基板、2は陽極層、3は
陰極層、4は正孔輸送層、5は電子輸送層、6a,6b
は発光源となる発光層で、正孔輸送層4、電子輸送層5
及び発光層6a,6bはそれぞれ有機材料で構成された
有機化合物層である。
【0013】基板1上には陽極層2、正孔輸送層4、2
種類の発光層6a,6b、電子輸送層5及び陰極層3が
順次積層されている。陰極層3は陽極層2と直交し、各
発光層6a,6bと重なるように2本設けられている。
【0014】発光部は陽極層2と陰極層3が交差して重
なっている部分で、陽極層2と陰極層3の間に電圧を印
加することにより、この発光部から光が放出される。発
光部は、陽極層2又は陰極層3の電極幅を変更すること
で、任意の大きさとすることが可能である。
【0015】本例の発光素子アレイにおいては、主走査
方向(X方向)に多数の発光部が配置され、副走査方向
(Y方向)に2つの発光部が配置されている。この副走
査方向に配置された2つの発光部は、それぞれ同じ1画
素を露光可能なものである。また、本例の発光素子アレ
イにおいては、発光源となる発光層6aと発光層6bが
異なる有機材料で構成されもしくは異なる有機材料を含
有しており、これによって、副走査方向に配置された2
つの発光部の発光波長が異なるものとなっている。
【0016】本発明において、基板1としては、発光素
子を表面に構成できるものであればよく、例えばソーダ
ライムガラスなどのガラス、合成樹脂などの透明な絶縁
性材料の板、シートもしくはフィルム状物が好ましい。
【0017】本発明において、陽極層2の材料としては
仕事関数が大きなものが望ましく、例えばITO、酸化
錫、金、白金、パラジウム、セレン、イリジウム、ヨウ
化銅などを用いることができる。一方、陰極層3の材料
としては仕事関数が小さなものが望ましく、例えばMg
/Ag、Mg、Al、Inあるいはこれらの合金などを
用いることができる。
【0018】本発明において、有機化合物層は、一層構
成であっても良いし、複数層構成であっても良い。例え
ば図1に示すように、陽極層2から正孔が注入される正
孔輸送層4と、陰極層3から電子が注入される電子輸送
層5と、正孔輸送層4と電子輸送層5の間に挟まれた発
光源である発光層6a又は6bとからなるものとするこ
とができる。また、図1〜図4の発光素子アレイの有機
化合物層の構成とは相違するが、有機化合物層を正孔輸
送層4と電子輸送層5の2層とし、正孔輸送層4と電子
輸送層5のいずれかを発光源として機能させることもで
きるし、混合一層構成で正孔輸送層4、電子輸送層5及
び発光源を兼ねた構成も可能である。
【0019】例えば図1〜図4の発光素子アレイのよう
に、発光層6a,6bを有する有機化合物層構造の発光
素子アレイにおいて、副走査方向に配置された2つの発
光部の発光波長を相互に相違したものとするには、発光
源である両発光層6a,6bを異なる有機材料で構成す
ることや、両発光層6a,6bを異なる有機材料(例え
ば蛍光体)を含有するものとすることで行うことができ
る。また、図1〜図4の発光素子アレイとは相違して、
発光層6a,6bを有さない他の有機化合物層構造の発
光素子アレイにおいては、副走査方向に配置された2つ
の発光部の有機化合物層、特に発光原として機能する有
機化合物層を相互に異なる有機材料で構成したり、異な
る有機材料を含有するものとすることで行うことができ
る。更には、副走査方向に配置された2つの発光部にお
いて発光源となる層を異なる有機化合物層に設定するこ
とによって行うこともできる。例えば1つの発光部にお
ける発光源を正孔輸送層4に設定し、他の発光部におけ
る発光源を電子輸送層5に設定することで、副走査方向
に配置された2つの発光部の発光波長を相互に相違した
ものとすることができる。
【0020】発光層6a,6bとしては、例えば後述す
る電子輸送層5と同様の有機化合物層に蛍光体をドーピ
ングしたものを用いることができる。
【0021】正孔輸送層4としては、例えば、N,N’
−ビス(3−メチルフェニル)−N,N’−ジフェニル
−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミン(以
下TPD)を用いることができ、その他にも下記の有機
化合物を用いることができる。
【0022】
【化1】
【0023】
【化2】
【0024】
【化3】
【0025】
【化4】
【0026】
【化5】
【0027】また、有機材料だけでなく、無機材料を用
いてもよい。用いられる無機材料としては、例えばa−
Si、a−SiCなどが挙げられる。
【0028】電子輸送層5としては、例えば、トリス
(8−キノリノール)アルミニウム(以下Alq3 )を
用いることができ、その他にも下記の材料を用いること
ができる。
【0029】
【化6】
【0030】
【化7】
【0031】
【化8】
【0032】
【化9】
【0033】また、以下に示されているようなドーパン
ド色素を電子輸送層5や正孔輸送層4にドーピングする
ことで、副走査方向に配置された2つの発光部の発光波
長を相互に相違したものとすることもできる。
【0034】
【化10】
【0035】上述のような発光素子アレイを用いた露光
装置とすると、副走査方向に設けられた2つの発光部に
よって同じ1つの画素を露光することができ、かつこの
2つの発光部の発光波長が異なることから、両者を発光
させて露光した場合と、いずれか一方のみを発光させて
露光した場合とで感光体の露光状態(例えば電位)を変
化させることができる。
【0036】なお、上記の例においては、副走査方向に
2つの発光部を配置したものとなっているが、副走査方
向に3つ以上の発光部を配置したものでもよく、この3
つ以上の発光部を配置した場合、副走査方向の発光部総
てが相互に発光波長が異なるものとなっていることが好
ましいが、副走査方向の発光部の中で、少なくとも1つ
が他の発光部と発光波長が異なっていれば同じ発光波長
の発光部が存在していてもよい。
【0037】次に、図5に基づいて、本発明の画像形成
装置の一例である電子写真装置を説明する。
【0038】7は像担持体としての回転ドラム型の電子
写真感光体、8は帯電装置、9は現像装置、10は転写
装置、11は定着装置、12はクリーニング装置であ
る。
【0039】図1〜図4で説明した発光素子アレイ(不
図示)は、主走査方向を電子写真感光体7の中心軸方向
に向け(副走査方向が電子写真感光体7の回転方向)、
駆動用ドライバが接続され、露光用光Lの光源として用
いられる。陽極層をプラス、陰極層をマイナスにして直
流電圧を印加すると、発光部から露光用光Lが放出さ
れ、電子写真感光体7上に潜像を書き込むことができ
る。
【0040】電子写真感光体7上を帯電装置8により一
様に帯電させる。この電子写真感光体7の帯電面に対し
て、目的の画像情報の時系列電気デジタル単位信号に対
応して発光素子アレイからの露光用光Lによる露光を行
うと、電子写真感光体7の周面に目的の画像情報に対応
した静電潜像が形成される。その静電潜像は絶縁トナー
を用いた現像装置9によりトナー像として現像される。
一方、給紙部(不図示)から記録材としての転写紙Pが
供給されて、電子写真感光体7と、これに所定の押圧力
で当接された転写装置10との圧接ニップ部(転写部)
Tに所定のタイミングにて導入され、所定の転写バイア
ス電圧が印加されて転写が行われる。
【0041】トナー画像の転写をうけた転写紙Pは、電
子写真感光体7の面から分離され、熱定着方式等の定着
装置11へ導入されてトナー画像の定着をうけ、画像形
成物(プリント)として装置外へ排出される。また、転
写紙Pに対するトナー画像転写後の電子写真感光体7表
面は、クリーニング装置12により残留トナー等の付着
汚染物の除去をうけて清掃され、繰り返して作像に供さ
れる。
【0042】本例の画像形成装置においては、前述した
ように、副走査方向に設けられた2つの発光部によって
同じ1つの画素を露光することができ、かつこの2つの
発光部の発光波長が異なることから、両者を発光させて
露光した場合と、いずれか一方のみを発光させて露光し
た場合とで、電子写真感光体7の露光状態を変化させる
ことができるものである。
【0043】本発明の画像形成装置の他の例として、多
色電子写真装置の概略構成を図6に示す。
【0044】C1〜C4は帯電装置、D1〜D4は現像
装置、E1〜E4は本発明の露光装置、S1〜S4は現
像スリーブ、T1〜T4は転写ブレード、TR1及びT
R2はローラ、TF1は転写ベルト、Pは転写紙、F1
は定着装置、7a〜7dは回転ドラム形電子写真感光体
である。露光装置E1〜E4のうち少なくとも1つは
(好ましくは総ての露光装置E1〜E4は)、図1〜図
4で説明した発光素子アレイを用いたものである。
【0045】転写紙Pは矢印方向に搬送され、ローラT
R1,TR2に懸架された転写ベルトTF1上に導か
れ、転写ベルトTF1により、電子写真感光体7aと転
写ブレードT1に挟持されるように設定されたブラック
転写位置へと移動される。この時、電子写真感光体7a
は、ドラム状の電子写真感光体7aの周囲に配置され
た、帯電装置C1、露光装置E1、現像装置D1の現像
スリーブS1による電子写真プロセスにより、所望のブ
ラックトナー画像を有していて、転写紙Pにこのブラッ
クトナー画像の転写が行われる。
【0046】転写紙Pは、転写ベルトTF1により、電
子写真感光体7bと転写ブレードT2に挟持されるよう
に設定されたシアン転写位置、電子写真感光体7cと転
写ブレードT3に挟持されるように設定されたマゼンタ
転写位置、電子写真感光体7dと転写ブレードT4に挟
持されるように設定されたイエロー転写位置へと移動さ
れ、それぞれの転写位置で、ブラック転写位置と同様の
手段により、シアントナー画像、マゼンタトナー画像、
イエロートナー画像の転写が行われ、多色の転写画像が
得られる。
【0047】以上のプロセスにより、多色の転写画像が
施された転写紙Pは定着装置F1に供給され、転写され
た多色画像が転写紙Pに定着されて所望の多色画像が得
られる。
【0048】本例の多色電子写真装置の場合において
も、図1〜図4で説明した発光素子アレイを用いた露光
装置E1〜E4は、副走査方向に設けられた2つの発光
部によって同じ1つの画素を露光することができ、かつ
この2つの発光部の発光波長が異なることから、両者を
発光させて露光した場合と、いずれか一方のみを発光さ
せて露光した場合とで、電子写真感光体7a〜7dの露
光状態を変化させることができるものである。
【0049】
【実施例】(実施例1)図1〜図4に示す有機LEDア
レイを作成した。
【0050】有機LEDの作成方法について説明する。
【0051】まず、ガラスの基板1上に透明な陽極層2
としてITOを形成する。ライン幅50μm、ピッチ8
0μmの金属マスクを基板1に被せて、ITOをスパッ
タ法により厚さ100nmに形成する。
【0052】次に、正孔輸送層4としてTPDを真空蒸
着法により厚さ50nmに蒸着する。
【0053】発光層6aとしては、Alq3 にクマリン
6を3wt%ドーピングしたものをITOと直交するよ
うに、真空蒸着法によりライン幅300μmで厚さ10
nmに蒸着する。次に、発光層6bとして、Alq3
Nile Redを5wt%ドーピングしたものを、先
ほどの発光層6aのラインと重ならないように100μ
mの間隔をあけ、ITOのラインと直交するように、真
空蒸着法によりライン幅300μmで厚さ10nmに蒸
着する。
【0054】次に、電子輸送層5として、Alq3 を真
空蒸着法により厚さ50nmに蒸着する。
【0055】なお、蒸着時の真空度は2〜3×10-6
orrであり、成膜速度は0.2〜0.3nm/sとし
た。
【0056】最後に、ライン幅40μmの金属マスクを
それぞれの発光層6a,6bに重ねるように被せ、陰極
層3としてMgとAgを10:1の蒸着速度比で共蒸着
し、Mg/Agが10/1の合金を厚さ200nmに形
成する。この時、成膜速度は1nm/sとした。
【0057】このようにして得られた有機LEDアレイ
に駆動用ドライバを接続して、電子写真用の露光装置と
した。
【0058】図7に本実施例で使用した電子写真感光体
の分光感度と、上記有機LEDアレイの発光波長の関係
を示す。本実施例の有機LEDアレイは、副走査方向に
2つの発光波長の異なる発光部を持っているため、1画
素に対してこの2つの発光部をそれぞれON・OFFで
きると同時に電子写真感光体の感度が波長により異なる
ため、4階調の表現が可能である。
【0059】(実施例2)図8に示されるように、副走
査方向に設けられた2つの発光部のうち、1つの発光部
における発光源は発光層6bとし、もう1つの発光部に
おける発光源を電子輸送層5とした有機LEDアレイを
作成した。
【0060】ガラスの基板1上には陽極層2、正孔輸送
層4、1つの発光層6b、電子輸送層5及び陰極層3が
積層されている。陰極層3は陽極層2と直交し、上記発
光層6bと重なるものが1本、重ならないものが1本設
けられている。
【0061】有機LEDの作成方法について説明する。
【0062】まず、ガラスの基板1上に透明な陽極層2
としてITOを形成する。ライン幅50μm、ピッチ8
0μmの金属マスクを基板1に被せて、ITOをスパッ
タ法により厚さ100nmに形成する。
【0063】次に、正孔輸送層4としてTPDを真空蒸
着法により厚さ50nmに蒸着する。
【0064】発光層6bとしては、Alq3 にNile
Redを5wt%ドーピングしたものを、ITOのラ
インと直交するように、真空蒸着法によりライン幅30
0μmで厚さ10nmに蒸着する。
【0065】次に、電子輸送層5として、Alq3 を真
空蒸着法により厚さ50nmに蒸着する。
【0066】なお、蒸着時の真空度は2〜3×10-6
orrであり、成膜速度は0.2〜0.3nm/sとし
た。
【0067】最後に、発光層6bがある部分とない部分
とにそれぞれ蒸着できるように、ライン幅40μmの金
属マスクを被せ、陰極層3としてMgとAgを10:1
の蒸着速度比で共蒸着し、Mg/Agが10/1の合金
を厚さ200nmに形成する。この時、成膜速度は1n
m/sとした。
【0068】このようにして得られた有機LEDアレイ
に、実施例1と同様に駆動用ドライバを接続し、電子写
真用の露光装置として用いたところ、1画素に対して2
つの発光部をそれぞれON・OFFすることによって4
階調の表現が可能であった。特に、本実施例のように、
副走査方向に2ライン並ぶ発光部のうち、1ラインを電
子輸送層5が発光源として機能するようにしておくと、
実施例1における発光層6aを設ける手間を省くことが
でき、有機LEDアレイの作成が容易となる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1画素を露光可能な複数の発光部をON・OFFするこ
とで、発光部の光量調節を行うことなく微妙で広範な階
調表現を行うことが可能であり、加えて発光部の光量調
節を行いながら複数の発光部のON・OFFを行うと、
更に微妙で広範な階調表現を行うことが可能となるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の露光装置に用いられる発光素子アレイ
の一例を示す斜視図である。
【図2】図1に示される発光素子アレイの平面図であ
る。
【図3】図2におけるA−A’断面図である。
【図4】図2におけるB−B’断面図である。
【図5】本発明の画像形成装置の一例である電子写真装
置の概略構成図である。
【図6】本発明の画像形成装置の他の例である多色電子
写真装置の概略構成図である。
【図7】実施例1における電子写真感光体の分光感度と
有機LEDアレイの発光波長の関係を示すグラフであ
る。
【図8】実施例2で作成した有機LEDアレイの断面図
である。
【符号の説明】
1 基板 2 陽極層 3 陰極層 4 正孔輸送層 5 電子輸送層 6a 発光層 6b 発光層 7 電子写真感光体 7a〜7d 電子写真感光体 8 帯電装置 9 現像装置 10 転写装置 11 定着装置 12 クリーニング装置 C1〜C4 帯電装置 D1〜D4 現像装置 E1〜E4 露光装置 F1 定着装置 P 転写紙 S1〜S4 現像スリーブ T1〜T4 転写ブレード TR1,TR2 ローラ TF1 転写ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G09F 9/30 365 H05B 33/14 (72)発明者 永瀬 幸雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 幸村 昇 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 成田 泉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C162 AE13 AE28 FA17 FA23 FA33 2H076 AB47 AB51 AB53 DA13 DA39 3K007 AB17 BA01 CA01 CA05 CA06 EB00 5C094 AA01 BA23

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、少なくとも陽極層及び陰極層
    と、これらの間に挟持された1層又は複数層の有機化合
    物層より構成される発光素子アレイを用いた露光装置に
    おいて、発光素子アレイが同じ1画素を露光可能な複数
    の発光部を有し、かつ同じ1画素を露光可能な複数の発
    光部のうち少なくとも1つの発光部は他の発光部とは発
    光波長が異なることを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つの発光部における有機化
    合物層が、他の発光部における有機化合物層とは異なる
    有機材料を有することで発光波長が異なるものとなって
    いることを特徴とする請求項1の露光装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つの発光部において発光源
    として機能する有機化合物層が、他の発光部において発
    光源として機能する有機化合物層とは異なる層に設定さ
    れていることで発光波長が異なるものとなっていること
    を特徴とする請求項1の露光装置。
  4. 【請求項4】 発光部から得られる光を基板を通して露
    光することを特徴とする請求項1の露光装置。
  5. 【請求項5】 同じ1画素を露光可能な複数の発光部が
    同一基板上にあることを特徴とする請求項1の露光装
    置。
  6. 【請求項6】 同じ1画素を露光可能な複数の発光部の
    陽極層あるいは陰極層のうちどちらかが共通であること
    を特徴とする請求項1の露光装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の露光装
    置と、該露光装置により露光される感光体を有すること
    を特徴とする画像形成装置
JP10477799A 1999-04-13 1999-04-13 露光装置及びそれを用いた画像形成装置 Withdrawn JP2000289249A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007099778A1 (ja) * 2006-02-24 2007-09-07 Sumitomo Chemical Company, Limited 発光装置
JP2007258688A (ja) * 2006-02-24 2007-10-04 Sumitomo Chemical Co Ltd 発光装置

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