JPH11354021A - ディスプレイ及びその製造方法 - Google Patents

ディスプレイ及びその製造方法

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JPH11354021A
JPH11354021A JP10159731A JP15973198A JPH11354021A JP H11354021 A JPH11354021 A JP H11354021A JP 10159731 A JP10159731 A JP 10159731A JP 15973198 A JP15973198 A JP 15973198A JP H11354021 A JPH11354021 A JP H11354021A
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glass material
manufacturing
housing member
cavity
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JP10159731A
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English (en)
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Tokuichi Niimi
徳一 新見
Michio Asai
道生 浅井
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NGK Insulators Ltd
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    • C03B23/20Uniting glass pieces by fusing without substantial reshaping
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    • HELECTRICITY
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    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子管の集積化と小型化を同時に実現させると
共に、情報伝達のための表示を高輝度で行わせることが
できるディスプレイを提供する。 【解決手段】ガラス材で構成された矩形状の上側ハウジ
ング部材12と矩形状の下側ハウジング部材14の各一
主面を接触させて所定の雰囲気中でプレス熱圧着するこ
とによって形成されたハウジング16と、該ハウジング
16内に画素に対応した数だけ形成され、かつ、内部に
気体や発光物質の少なくとも一方が封入されたキャビテ
ィ18と、各画素毎に端部がそれぞれキャビティ18を
間に挟んで互いに対向する電極線20及び22(陽極及
び陰極)と、水平方向に配線され、かつ、各陽極を構成
する電極線20と接続される垂直選択線24と、垂直方
向に配線され、かつ、各陰極を構成する電極線22と接
続される信号線26とを設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばガラス材で
構成された成形体内に封入された気体又は発光物質の少
なくとも一方の放電発光を利用した電子管の原理に基づ
くディスプレイ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガラス製の管内に封入された気
体や発光物質の少なくとも一方の放電発光を利用した光
源として、水銀灯、蛍光管、ナトリウム灯、炭素アーク
灯、ジルコニウム放電灯、ネオン管、閃光放電灯などの
電子管がある。
【0003】これらの電子管は、例えば円筒状のガラス
管の一端部に陽極棒を融着し、その後、ガラス管の他端
部に陰極棒を所定のガス雰囲気(封入すべきガスを含む
雰囲気)中で融着して、ガラス管内に所定のガスを封入
することにより作製される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらの電
子管を利用して画像や文字等を屋外で表示させることが
考えられている。
【0005】この場合、多数の電子管を配列し選択的に
電子管を発光させることが考えられているが、各電子管
は、それぞれ単体で存在するため、多数の電子管を配列
した場合、どうしても規模が大きくなり、設置空間の拡
大化、配線作業の繁雑化を招き、製造コストが高くなる
という問題がある。
【0006】そこで、電子管自体を小型化することが考
えられるが、電子管の小型化に伴って陽極と陰極との距
離が小さくなり、発光時にガラス管内がより高い圧力と
なるため、ガラス管の強度を高める必要がある。
【0007】本発明はこのような課題を考慮してなされ
たものであり、電子管の集積化と小型化を同時に実現さ
せると共に、情報伝達のための表示を高輝度で行わせる
ことができるディスプレイを提供することを目的とす
る。
【0008】また、本発明の他の目的は、電子管の集積
化と小型化を同時に実現させることができ、情報伝達の
ための表示を高輝度で行わせると共に、ディスプレイを
簡単に作製することができるディスプレイの製造方法を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスプレ
イは、所定の雰囲気中で少なくとも2つのガラス材を対
向させて熱圧着することにより形成されたハウジング
と、前記ハウジング内に形成され、内部に気体や発光物
質の少なくとも一方が封入された少なくとも1つのキャ
ビティと、前記キャビティを間に挟んで互いに対向する
電極とを有し、少なくとも1つの前記ハウジングによっ
て少なくとも2つ以上の前記キャビティが配列され、入
力される信号に応じた出力を前記キャビティでの選択的
な発光によって表示させるように構成する(請求項1記
載の発明)。
【0010】ガラス材を熱圧着することによって作製さ
れたハウジング内には、気体や発光物質の少なくとも一
方が封入されたキャビティが形成される。そして、この
キャビティを間に挟んで対向する電極に通電することに
よって、キャビティ内の気体や発光物質の少なくとも一
方が放電発光することになる。即ち、1つのキャビティ
が1つの電子管として機能することになる。
【0011】この発明では、少なくとも1つのハウジン
グによって少なくとも2つ以上のキャビティを配列させ
るようにしているため、キャビティを表示すべき画素数
に合わせて配列させるようにすれば、これらキャビティ
を間に挟んで対向する多数の電極に対して、入力される
画像信号に応じて選択的に通電することによって、画素
数分のキャビティ内の気体や発光物質の少なくとも一方
が選択的に放電発光し、ハウジングの表示面からは前記
画像信号に応じた映像が表示されることになる。
【0012】この場合、ガラス材の熱圧着によってキャ
ビティを形成するようにしているため、多数のキャビテ
ィを高い集積率で集積させることが可能となり、それに
伴い、ディスプレイの小型化も容易に実現させることが
できる。
【0013】このように、本発明に係るディスプレイに
よれば、電子管の集積化と小型化を同時に実現させると
共に、情報伝達のための表示を高輝度で行わせることが
できる。
【0014】そして、前記構成において、前記ハウジン
グを構成するガラス材のうち、少なくとも表示側のガラ
ス材を透光性としてもよい(請求項2記載の発明)。こ
れにより、ハウジングの表示面が透光性を有することに
なるため、入力信号に応じた出力を高輝度に表示させる
ことができ、例えば屋外に設置される電光掲示板等とし
て最適となる。
【0015】また、前記構成において、前記ハウジング
を構成するガラス材のうち、表示に寄与しないガラス材
として透光性を有しないものでもよい(請求項3記載の
発明)。この場合、キャビティでの放電発光で出射する
光成分のうち、ハウジングの表示面に向かう光成分は透
光性を有するガラス材を通して外部に出射することにな
るが、ハウジングの表示面以外の面に向かう光成分は透
光性を有しないガラス材で吸収されることになる。
【0016】これにより、キャビティ間での発光のクロ
ストークを効果的に阻止することができ、画像の乱れや
残像現象等の画質の劣化につながる現象を有効に防止す
ることができる。
【0017】また、前記構成において、前記キャビティ
の内壁面のうち、表示側の面を除く面に光反射膜を形成
するようにしてもよい(請求項4記載の発明)。この場
合、キャビティでの放電発光で出射する光成分のうち、
ハウジングの表示面に向かう光成分は透光性を有するガ
ラス材を通して外部に出射することになるが、ハウジン
グの表示面以外の面に向かう光成分は光反射面で反射す
ることになる。その結果、キャビティ内で発生した光成
分はそのほとんどがハウジングの表示面に向かうことに
なり、更なる高輝度を達成させることができる。また、
この場合も、キャビティ間での発光のクロストークを効
果的に阻止することができ、画像の乱れや残像現象等の
画質の劣化につながる現象を有効に防止することができ
る。
【0018】更には、キャビティ間に光遮蔽物を介在さ
せることによっても(請求項5記載の発明)、キャビテ
ィ間での発光のクロストークを効果的に阻止することが
できる。
【0019】そして、前記構成において、前記電極を、
ガラス材の互いに接触する面に固定された導線で構成す
るようにしてもよいし(請求項6記載の発明)、ガラス
材の互いに接触する面に印刷により形成された薄膜で構
成するようにしてもよい(請求項7記載の発明)。特
に、薄膜で電極を構成する場合は、配線の手間が省け、
製造工程の簡略化を図ることができ、しかも、電極をキ
ャビティを間に挟んで対向させるための位置決めも容易
にできる。
【0020】また、前記構成において、前記ガラス材と
して、曲げ強度が1000kgf/cm2 以上のものを
用いるようにしてもよい(請求項8記載の発明)。
【0021】例えばアルゴンや水銀等をキャビティ内に
封入したディスプレイの場合には、曲げ強度として10
00kgf/cm2 程度のガラス材が使用され、高輝度
が得られるキセノン等のガスを封入したディスプレイの
場合には、曲げ強度として3000kgf/cm2 程度
のガラス材が好適に用いられる。
【0022】一般に、表示の解像度を上げるためには、
電子管として機能するキャビティの数を増加させる必要
があるが、この場合、小型化を考慮すると、各キャビテ
ィの縮小化が考えられる。各キャビティを縮小化する
と、それに伴って発光時におけるキャビティ内の圧力が
高くなるが、前記の曲げ強度を満足したガラス材であれ
ば、キャビティ内の圧力に十分耐え得る成形体となり、
発光不良等の不具合を回避することができる。
【0023】また、前記構成において、前記ガラス材と
して、更に、熱膨張率が実質的に0、もしくは前記電極
の熱膨張率に近いものを用いてもよい(請求項9記載の
発明)。この場合、耐熱性に富み、キャビティ内の気体
や発光物質の少なくとも一方の放電発光が繰り返し行わ
れることによるヒートサイクルに対する耐性において有
利となる。
【0024】次に、本発明に係るディスプレイの製造方
法は、ガラス材に気体や発光物質の少なくとも一方が封
入されるキャビティを構成するための凹部をプレス成形
で形成する第1の工程と、ガラス材の接触面に電極を設
ける第2の工程と、少なくとも2つのガラス材の各接触
面を互いに対向させて、所定の雰囲気中で熱圧着して内
部に少なくとも1つのキャビティを有するハウジングを
作製する第3の工程とを有し、少なくとも1つの前記ハ
ウジングによって少なくとも2つ以上のキャビティが配
列され、入力される画像信号に応じた映像を前記キャビ
ティでの選択的な発光によって表示させるディスプレイ
を製造することを特徴とする(請求項10記載の発
明)。
【0025】この本発明に係るディスプレイの製造方法
によれば、電子管の集積化と小型化を同時に実現させる
と共に、情報伝達のための表示を高輝度で行わせること
ができる。
【0026】この場合、前記ハウジングを構成するガラ
ス材のうち、少なくとも表示側のガラス材として透光性
を有するガラス材を使用するようにしてもよい(請求項
11記載の発明)。これにより、ハウジングの表示面が
透光性を有することになるため、入力信号に応じた出力
を高輝度に表示させることができ、例えば屋外に設置さ
れる電光掲示板等として最適となる。
【0027】また、前記製造方法において、前記ハウジ
ングを構成するガラス材のうち、表示に寄与しないガラ
ス材として透光性を有しないガラス材を使用するように
してもよく(請求項12記載の発明)、前記第3の工程
の前に、前記キャビティの内壁面のうち、表示側の面を
除く面に光反射膜を形成するようにしてもよい(請求項
13記載の発明)。この場合、キャビティ間での発光の
クロストークを効果的に阻止することができ、画像の乱
れや残像現象等の画質の劣化につながる現象を有効に防
止することができる。また、キャビティ間に光遮蔽物を
介在させるようにしてもよい(請求項14記載の発
明)。
【0028】前記第2の工程において、前記ガラス材の
接触面に導線を固定して前記電極を設けるようにしても
よく(請求項15記載の発明)、前記ガラス材の接触面
に印刷により薄膜を形成して前記電極を設けるようにし
てもよい(請求項16記載の発明)。
【0029】また、前記ガラス材として、曲げ強度が1
000kgf/cm2 以上のものを用いるようにしても
よいし(請求項17記載の発明)、更に、熱膨張率が実
質的に0、もしくは前記電極の熱膨張率に近いものを用
いるようにしてもよい(請求項18記載の発明)。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るディスプレイ
及びその製造方法の実施の形態例を図1〜図38を参照
しながら説明する。
【0031】まず、第1の実施の形態に係るディスプレ
イ10Aは、図1に示すように、ガラス材で構成された
矩形状の上側ハウジング部材12と矩形状の下側ハウジ
ング部材14の各一主面を接触させて所定の雰囲気中で
プレス熱圧着することによって形成されたハウジング1
6と、該ハウジング16内に画素に対応した数だけ形成
され、かつ、内部に気体や発光物質の少なくとも一方が
封入されたキャビティ18と、各画素毎に端部がそれぞ
れキャビティ18を間に挟んで互いに対向する電極線2
0及び22(陽極及び陰極)とを有して構成されてい
る。
【0032】各陽極を構成する電極線20は水平方向に
配線された垂直選択線24に接続され、各陰極を構成す
る電極線22は垂直方向に配線された信号線26に接続
されている。この第1の実施の形態では、垂直選択線2
4、信号線26並びに電極線20及び22はそれぞれ導
線で構成されている。
【0033】図2に示すように、垂直選択線24と信号
線26の配線の際には、これら垂直選択線24と信号線
26との交差部分にガラス材のペースト28が形成され
て、これら垂直選択線24と信号線26との絶縁が図ら
れるようになっている。
【0034】また、図3に示すように、ディスプレイ1
0Aの駆動装置30は、前記垂直選択線24(各行毎の
キャビティ18に配線される例えば電極線20にシリー
ズに接続されている)に選択的に駆動信号を供給して、
例えば1行単位にキャビティ18を順次選択する例えば
シフトレジスタにて構成された垂直走査回路32と、信
号線26にパラレルにデータ信号を出力して、垂直走査
回路32にて選択された行(選択行)の各キャビティ1
8の電極線22にそれぞれデータ信号を供給する例えば
シフトレジスタにて構成された水平走査回路34と、入
力される画像信号Sv及び同期信号Sdに基づいて垂直
走査回路32と水平走査回路34を制御する信号制御回
路36とを有して構成されている。
【0035】そして、この第1の実施の形態に係るディ
スプレイ10Aに対する駆動においては、キャビティ1
8に対して基本的に2つの動作(ON選択及びOFF選
択)を行わせることによって画像表示するようになって
いる。
【0036】具体的には、信号制御回路36への画像信
号Sv及び同期信号Sdの入力に基づいて、垂直走査回
路32による垂直選択線24への電位供給に従って、1
水平走査期間1H毎に、例えば1行目、2行目、・・・
n行目というように1行ずつ画素群(キャビティ群)が
選択されていくが、選択された行のうち、ON選択すべ
きキャビティ18に関する信号線26に対して、水平走
査回路34から所定の選択時点において電位供給が行わ
れる。
【0037】その結果、垂直走査回路32と水平走査回
路34によってON選択されたキャビティ18に関する
電極線20及び22間には、キャビティ18内の気体や
発光物質の少なくとも一方が放電発光を起こすために十
分な所定電圧が印加され、当該キャビティ18から光が
出射される。このときの発光量は電極線20及び22間
に印加される電圧レベルによって変化するため、電圧変
調方式による階調制御が可能となる。
【0038】ここで、ディスプレイ10Aを構成する部
材について図4〜図11を参照しながら説明する。ま
ず、図4及び図5に示すように、上側ハウジング部材1
2は矩形の板状に形成され、下側ハウジング部材14
は、その一主面14aの中央部分に例えば矩形状の凹部
40が形成されている。
【0039】そして、これら上側ハウジング部材12と
下側ハウジング部材14とを互いに一主面12a及び1
4aを対向させて接触させ、所定の雰囲気中でプレス熱
圧着することによって、内部に前記凹部40によるキャ
ビティ18が形成されたハウジング16(成形体)が作
製される。従って、下側ハウジング部材14の一主面1
4aのうち、凹部40以外の面は上側ハウジング部材1
2との接触面14aとして機能する。
【0040】上側ハウジング部材12と下側ハウジング
部材14とを互いに一主面12a及び14aを対向させ
て接触させる前に、例えば下側ハウジング部材14の接
触面14aに多数本の垂直選択線24と信号線26が配
線固定されると共に、陽極を構成する電極線20と陰極
を構成する電極線22が各端部を凹部40側に露出させ
て固定される。これにより、上側ハウジング部材12と
下側ハウジング部材14とを互いにプレス熱圧着したと
きに、各画素において、それぞれ電極線20及び22で
構成された陽極及び陰極がキャビティ18を間に挟んで
互いに対向することになる。この場合、キャビティ18
内での放電発光を確実にするために、電極線の各端部を
キャビティ18内に突出させると一層好ましい。
【0041】下側ハウジング部材14の接触面14aに
垂直選択線24、信号線26並びに電極線20及び22
を配線固定させる方法としては、例えば、図6及び図7
に示すように、接触面14aに塗布されたガラス材のペ
ースト50を介して垂直選択線24、信号線26並びに
電極線20及び22を固定させる方法や、図8及び図9
に示すように、予め垂直選択線24、信号線26並びに
電極線20及び22が配線される部分に導線用の溝52
を形成しておき、この溝52内に垂直選択線24、信号
線26並びに電極線20及び22をそれぞれ配置して固
定する方法、並びに、図10及び図11に示すように、
前記溝52にガラス材のペースト50を塗って垂直選択
線24、信号線26並びに電極線20及び22を溝52
内に固定する方法などがある。前記ガラス材のペースト
28及び50としては、ハウジング16を構成するガラ
ス材と同じ組成を有するペーストであることが熱膨張等
の関係から好ましい。更に好ましくは、作業性を向上さ
せるために、ガラスの融点を若干下げるとよい。また、
ガラス材のペースト50を用いる場合は、上側ハウジン
グ部材12の接触面12aにもガラス材のペースト50
を塗布しておくことが好ましい。
【0042】また、この実施の形態では、上側ハウジン
グ部材12及び下側ハウジング部材14を構成するガラ
ス材として、結晶化ガラスを用いるようにしている。具
体的には、日本碍子株式会社製の商品名「ミラクロン」
(登録商標)を用いるようにしている。ミラクロン(登
録商標)には、グラスセラミックス製品(ミラクロンP
P及びミラクロンPH)と、化学強化ガラス製品(ミラ
クロンPC)とがある。
【0043】グラスセラミックス製品は、特定組成の調
合物を高温で溶融ガラス化し、これを通常のガラス製造
法と同様に成形し、特定の条件で熱処理して多数の均一
な微結晶の集合体に変えたものである。化学強化ガラス
製品は、ガラス表面層をイオン交換したものである。
【0044】ここで、前記ミラクロン(登録商標)で特
定される結晶化ガラスの特性について簡単に説明する。
【0045】まず、ミラクロンPPは、ガラス中に約1
μmのリチウム・ダイシリケート(Li2 O・2SiO
2 )、β−スポジュメン(Li2 O・Al2 3 ・4S
iO 2 )の微結晶を析出させたものであり、外観は白色
不透明で特に曲げ強度は3500kgf/cm2 と非常
に強く、ガラスや磁器の3倍以上であるという特徴があ
る。
【0046】ミラクロンPH−1は、ガラス中に約1μ
mのβ−スポジュメン(Li2 O・Al2 3 ・4Si
2 )の微結晶を析出させたものであり、外観は白色不
透明で熱膨張係数は約11×10-7/℃と小さく、熱衝
撃に強いという特徴がある。
【0047】ミラクロンPH−3は、ガラス中に約0.
1μmのβ−石英型(Li2 O・Al2 3 ・2SiO
2 )の微結晶を析出させたものであり、外観は無色透明
で熱膨張係数は実質的に0であるため、熱衝撃に極めて
強く、800℃に赤熱して0℃の水中に投入しても割れ
ないという特徴を有する。
【0048】ミラクロンPCは、ガラス表面層をLi+
←→Na+ のイオン交換して得られるガラス強化ガラス
であり、特に曲げ強度は5200kgf/cm2 と極め
て強いという特徴がある。
【0049】この第1の実施の形態においては、上側ハ
ウジング部材12として透光性のあるガラス部材、例え
ばミラクロンPH−1を用い、下側ハウジング部材14
として透光性を有しないガラス部材、例えばミラクロン
PH−3を用いるようにしている。
【0050】このように、第1の実施の形態に係るディ
スプレイ10Aにおいては、ガラス材で構成された上側
ハウジング部材12と下側ハウジング部材14をプレス
熱圧着することによって作製されたハウジング16内
に、気体や発光物質の少なくとも一方が封入されたキャ
ビティ18が形成される。そして、このキャビティ18
を間に挟んで対向する陽極及び陰極(電極線20及び2
2)に対して通電することによって、キャビティ18内
の気体や発光物質の少なくとも一方が放電発光すること
になる。即ち、1つのキャビティ18が1つの電子管と
して機能することになる。
【0051】特に、この第1の実施の形態では、1つの
ハウジング16内に画素数に合わせて多数のキャビティ
18を配列形成するようにしているため、これらキャビ
ティ18を間に挟んで対向する多数の電極線20及び2
2に対して、入力される画像信号に応じて選択的に通電
することによって、画素数分のキャビティ18内の気体
や発光物質の少なくとも一方が選択的に放電発光し、ハ
ウジング16の表示面(この例では、上側ハウジング部
材12の他主面)から前記画像信号に応じた映像が表示
されることになる。
【0052】この場合、ガラス材の熱圧着によってキャ
ビティ18を形成するようにしているため、多数のキャ
ビティ18を高い集積率で集積させることが可能とな
り、それに伴い、ディスプレイ10Aの小型化も容易に
実現させることができる。
【0053】このように、第1の実施の形態に係るディ
スプレイ10Aによれば、電子管の集積化と小型化を同
時に実現させると共に、情報伝達のための表示を高輝度
で行わせることができる。また、カラー表示への応用も
考えられる。
【0054】特に、この実施の形態においては、ハウジ
ング16を構成するハウジング部材12及び14のう
ち、表示側の上側ハウジング部材12を透光性のあるガ
ラス材で構成するようにしたので、ハウジング16の表
示面が透光性を有することになり、これにより、画像信
号Svに応じた映像を高輝度に表示させることができ、
例えば屋外に設置される電光掲示板等として最適とな
る。
【0055】また、この実施の形態では、ハウジング1
6を構成するハウジング部材12及び14のうち、表示
に寄与しない下側ハウジング部材14を透光性を有しな
いガラス材で構成している。この場合、図12に示すよ
うに、キャビティ18での放電発光で出射する光成分の
うち、ハウジング16の表示面に向かう光成分は透光性
を有するガラス材を通して外部に出射することになる
が、ハウジング16の表示面以外の面に向かう光成分は
透光性を有しないガラス材で吸収されることになる。な
お、図12においては、垂直選択線24、信号線26並
びに電極線20及び22の図示を省略してある。
【0056】その結果、キャビティ18間での発光のク
ロストークを効果的に阻止することができ、画像の乱れ
や残像現象等の画質の劣化につながる現象を有効に防止
することができる。
【0057】更に、この第1の実施の形態に係るディス
プレイ10Aにおいては、上側ハウジング部材12と下
側ハウジング部材14を構成するガラス材として曲げ強
度が1000kgf/cm2 以上のものを用いるように
したので、以下に示す効果を得ることができる。
【0058】即ち、表示の解像度を上げるためには、電
子管として機能するキャビティ18の数を増加させる必
要があるが、この場合、小型化を考慮すると、各キャビ
ティ18の縮小化が考えられる。
【0059】各キャビティ18を縮小化すると、それに
伴って発光時におけるキャビティ18内の圧力が高くな
るが、前記の曲げ強度を満足したガラス材であれば、キ
ャビティ18内の圧力に十分耐え得る成形体(ハウジン
グ16)となり、発光不良等の不具合を回避することが
できる。
【0060】なお、例えばアルゴンや水銀等をキャビテ
ィ内に封入したディスプレイの場合には、曲げ強度とし
て1000kgf/cm2 程度のガラス材が使用され、
高輝度が得られるキセノン等のガスを封入したディスプ
レイの場合には、曲げ強度として3000kgf/cm
2 程度のガラス材が好適に用いられる。
【0061】また、この第1の実施の形態に係るディス
プレイ10Aにおいては、前記ガラス材として、熱膨張
率が実質的に0、もしくは電極線等を構成する電極材の
熱膨張率に近いものを用いることができる。この場合、
耐熱性に富み、キャビティ18内の気体や発光物質の少
なくとも一方の放電発光が繰り返し行われることによる
ヒートサイクルに対する耐性において有利となる。
【0062】次に、第1の実施の形態に係る発光素子1
0Aの製造方法について図13のフローチャートを参照
しながら説明する。
【0063】まず、ステップS1において、所望の結晶
化ガラスを得るための各種組成成分の調合を行う。例え
ば、ミラクロンPP−1やPP−4を得る場合は、Si
2を79wt%、Al2 3 を6.0wt%、Li2
Oを12.5wt%、K2 Oを2.5wt%、P2 5
を3.0wt%、As2 3 を0.3wt%に調合す
る。
【0064】ミラクロンPH−1、PH−3及びPH−
4を得る場合は、SiO2 を65.7wt%、Al2
3 を22.7wt%、Li2 Oを4.2wt%、Na2
Oを0.5wt%、K2 Oを0.3wt%、P2 5
1.4wt%、MgOを0.5wt%、TiOを1.7
wt%、As2 3 を0.9wt%、ZrO2 を2.4
wt%、Sb2 3 を0.2wt%に調合する。
【0065】また、ミラクロンPC−4を得る場合は、
SiO2 を62.9wt%、Al23 を17.2wt
%、Li2 Oを3.5wt%、Na2 Oを5.8wt
%、CaF2 を1.9wt%、TiOを1.0wt%、
2 3 を7.7wt%、As 2 3 を0.3wt%に
調合する。
【0066】次に、ステップS2において、前記調合物
を1400〜1500℃の温度に加熱して溶解した後、
ステップS3において、前記溶解された調合物を結晶化
させないで、通常のガラスの製造法と同様に、水や油等
に焼入れして急冷させる。その後、ステップS4におい
て、前記冷却した調合物を板状に加工して上側ハウジン
グ部材12及び下側ハウジング部材14の原板を作製す
る。
【0067】次に、ステップS5において、前記原板を
プレス成形して、板状の上側ハウジング部材12と、一
主面14aの中央部分に凹部40を有する下側ハウジン
グ部材14を作製する。このプレス成形においては、原
板の軟化点Ts以上の温度で行う。ここで、軟化点Ts
とは原板の粘度が4.5×107 ポイズになる温度であ
り、この実施の形態では、例えば図14に示すように、
伸び率が最大となる屈伏温度TD よりも40℃〜50℃
ほど高い温度で行った。なお、図14におけるTG は、
溶けたガラスが固まり始める温度、即ち転移温度を指
す。
【0068】次に、図13のステップS6において、前
記プレス成形にて作製された上側ハウジング部材12と
下側ハウジング部材14を例えば室温まで冷却し、その
後、ステップS7において、例えば下側ハウジング部材
14の接触面14aに垂直選択線24、信号線26並び
に電極線20及び22を配線固定する。これら垂直選択
線24、信号線26並びに電極線20及び22の固定方
法としては、上述したように、下側ハウジング部材14
の接触面14aに塗布されたガラス材のペースト50を
介して垂直選択線24、信号線26並びに電極線20及
び22を固定させる方法(図6及び図7参照)や、予め
下側ハウジング部材14の接触面14aに導線用の溝5
2を形成しておき、この溝52内に垂直選択線24、信
号線26並びに電極線20及び22をそれぞれ配線して
固定する方法(図8及び図9参照)、並びに前記溝52
にガラス材のペースト50を塗って垂直選択線24、信
号線26並びに電極線20及び22を溝52内にそれぞ
れ配線固定する方法(図10及び図11参照)などがあ
る。
【0069】次に、ステップS8において、上側ハウジ
ング部材12と下側ハウジング部材14とを互いに一主
面(接触面)12a及び14aを対向させて接触させ、
所定の雰囲気、例えば高圧(1〜20気圧)のキセノン
雰囲気中でプレス熱圧着することによって、内部に上側
ハウジング部材12の一主面12aと下側ハウジング部
材14の凹部40によるキャビティ18が形成されたハ
ウジング16を作製した。このプレス熱圧着において
も、ステップS5に示すプレス成形と同様に、屈伏温度
D よりも40℃〜50℃ほど高い温度で行った。
【0070】次に、ステップS9において、前記作製さ
れたハウジング16に結晶核を生成させ、結晶化させる
ための熱処理を行って第1の実施の形態に係るディスプ
レイ10Aが作製される。
【0071】この熱処理の一例を説明すると、図15に
示すように、室温から50℃〜200℃/時間の昇温速
度で一次結晶化温度t1まで昇温した後、一定時間T1
ほど保持する。これによってハウジング16内に結晶核
が生成される。その後、更に50℃〜200℃/時間の
昇温速度で二次結晶化温度t2まで昇温した後、一定時
間T2ほど保持する。これによってハウジング16内に
おいて結晶が成長する。その後、例えば50℃〜200
℃/時間の降温速度で室温まで降温する。
【0072】このような結晶化のための熱処理を施すこ
とによって、ハウジング16が多数の均一な微結晶の集
合体となり、その結果、ガラスの3倍以上の高い曲げ強
度を得ることができる。
【0073】次に、第1の実施の形態に係るディスプレ
イ10Aのいくつかの変形例を図16〜図20を参照し
ながら説明する。
【0074】まず、第1の変形例に係るディスプレイ1
0Aaは、図16に示すように、上側ハウジング部材1
2にも凹部60が設けられた構成を有し、この場合、上
側ハウジング部材12の凹部60と下側ハウジング部材
14の凹部40とでキャビティ18が形成されることに
なる。
【0075】次に、第2の変形例に係るディスプレイ1
0Abは、図17に示すように、上側ハウジング部材1
2のみに凹部60が設けられた構成を有し、この場合、
該凹部60と下側ハウジング部材14の一主面14aと
でキャビティ18が形成されることになる。
【0076】次に、第3の変形例に係るディスプレイ1
0Acは、図18に示すように、3枚のハウジング部材
が積層されて構成され、上側ハウジング部材12は矩形
の板状に形成され、下側ハウジング部材14は外形が矩
形状とされ、かつ、その一主面14aの中央部分に例え
ば半球状あるいはパラボラ状の凹部40が形成され、中
央のハウジング部材70は外形が矩形状とされ、前記凹
部40の最大径とほぼ同じ径の中空部72を有する。
【0077】この場合、図19に示すように、下側ハウ
ジング部材14の凹部40と、中央のハウジング部材7
0の中空部72と、上側ハウジング部材12の一主面1
2aとでキャビティ18が形成されることになる。
【0078】更に、この第3の変形例においては、下側
ハウジング部材14の凹部40の内壁面に例えばアルミ
ニウム等の光反射膜74が例えばスパッタにより形成さ
れている。
【0079】そのため、この第3の変形例に係るディス
プレイ10Acにおいては、キャビティ18での放電発
光で出射する光成分のうち、ハウジング16の表示面に
向かう光成分は透光性を有するガラス材を通して外部に
出射することになるが、ハウジング16の表示面以外の
面に向かう光成分は光反射膜74で反射することにな
る。その結果、キャビティ18内で発生した光成分はそ
のほとんどがハウジング16の表示面に向かうことにな
り、更なる高輝度を達成させることができる。また、こ
の場合も、キャビティ18間での発光のクロストークを
効果的に阻止することができ、画像の乱れや残像現象等
の画質の劣化につながる現象を有効に防止することがで
きる。
【0080】この第3の変形例に係るディスプレイ10
Acにおいては、上側ハウジング部材12として透光性
のあるガラス材を用い、中央のハウジング部材70とし
て透光性を有しないガラス材を用いることが好ましい。
なお、下側ハウジング部材14については、その凹部4
0に光反射膜74が形成されていることから、ガラス材
の透光性は問わない。
【0081】ここで、第3の変形例に係るディスプレイ
10Acを製造する場合について図20を参照しながら
説明する。
【0082】まず、ステップS101〜ステップS10
3については、上述した第1の実施の形態に係るディス
プレイ10Aの製造方法におけるステップS1〜ステッ
プS3とほぼ同じで、ステップS101において、所望
の結晶化ガラスを得るための各種組成成分の調合を行
い、次のステップS102において、前記調合物を14
00℃〜1500℃の温度に加熱して溶解した後、ステ
ップS103において、前記溶解された調合物を結晶化
させないで、通常のガラスの製造法と同様に、水や油等
に焼入れして急冷させる。
【0083】そして、次のステップS104において、
前記冷却した調合物を板状に加工して、3種類の原板、
即ち、上側ハウジング部材12、中央のハウジング部材
70及び下側ハウジング部材14の原板をそれぞれ作製
する。
【0084】次に、ステップS105において、前記原
板をプレス成形して、板状の上側ハウジング部材12
と、軸方向に中空部72を有する中央のハウジング部材
70と、一主面14aの中央部分に凹部40を有する下
側ハウジング部材14を作製する。
【0085】次に、ステップS106において、前記プ
レス成形にて作製された上側ハウジング部材12と下側
ハウジング部材14を例えば室温まで冷却し、その後、
ステップS107において、下側ハウジング部材14に
おける凹部40の内壁面に光反射膜74を例えばスパッ
タ法にて成膜する。
【0086】次に、ステップS108において、例えば
中央のハウジング部材70における上側ハウジング部材
12との接触面に垂直選択線24、信号線26並びに電
極線20及び22を配線固定する。
【0087】次に、ステップS109において、上側ハ
ウジング部材12と、中央のハウジング部材70と、下
側ハウジング部材14とを順番に積み重ね、所定の雰囲
気、例えば高圧(1〜20気圧)のキセノン雰囲気中で
プレス熱圧着することによって、内部に上側ハウジング
部材12の一主面12a、中央のハウジング部材70の
中空部72及び下側ハウジング部材14の凹部40によ
るキャビティ18が形成されたハウジング16を作製す
る。
【0088】次に、ステップS110において、前記作
製されたハウジング16に結晶核を生成させ、結晶化さ
せるための熱処理を行って、第3の変形例に係るディス
プレイ10Acが作製される。
【0089】次に、第2の実施の形態に係るディスプレ
イ10Bについて図21〜図27を参照しながら説明す
る。なお、図1〜図11と対応するものについては同符
号を付してその重複説明を省略する。
【0090】この第2の実施の形態に係るディスプレイ
10Bは、図21〜図23に示すように、上述した第1
の実施の形態に係るディスプレイ10A(図1参照)と
ほぼ同じ構成を有するが、垂直選択線24、信号線26
並びに電極線20及び22を導線で構成するのではな
く、金属を含む薄膜のパターンで構成した点で異なる。
【0091】特に、この第2の実施の形態においては、
駆動装置30(図3参照)における垂直走査回路32や
水平走査回路34との接続を容易にするために、垂直選
択線24及び信号線26を構成する各薄膜パターンを下
側ハウジング部材14の接触面14aから外周面にかけ
て形成するようにしている。
【0092】また、図24に示すように、薄膜パターン
による電極線20及び22の先端を尖鋭状に形成する
と、放電効率を高める点で好ましい。
【0093】そして、例えば下側ハウジング部材14の
接触面14aに薄膜パターンによる垂直選択線24、信
号線26並びに電極線20及び22を形成する方法とし
ては、例えばガラス粉末と高融点金属(タングステンや
モリブデン等)を用いたペースト状のものを印刷するこ
とによって形成する方法や、フィルム状の例えば樹脂片
に金属箔が形成されたシート材を用いて、該シート材の
金属箔を例えば下側ハウジング部材14の接触面14a
に貼着し、金属箔以外の樹脂片を剥がすことによって形
成する方法などがある。
【0094】また、図22に示すように、垂直選択線2
4と信号線26の配線の際には、これら垂直選択線24
と信号線26との交差部分にガラス材のペースト28が
形成されて、これら垂直選択線24と信号線26との絶
縁が図られるようになっている。
【0095】この第2の実施の形態に係るディスプレイ
10Bにおいても、第1の実施の形態に係るディスプレ
イ10Aと同様に、電子管の集積化と小型化を同時に実
現させると共に、情報伝達のための表示を高輝度で行わ
せることができる。
【0096】特に、この第2の実施の形態に係るディス
プレイ10Bでは、垂直選択線24、信号線26並びに
電極線20及び22を薄膜パターンで構成するようにし
たので、導線で構成する場合に比して、配線の手間が省
け、製造工程の簡略化を図ることができる。しかも、電
極線20及び22をキャビティ18を間に挟んで対向さ
せるための位置決めも容易にできる。
【0097】次に、第2の実施の形態に係るディスプレ
イ10Bの製造方法について説明する。この製造方法
は、図13に示す第1の実施の形態に係るディスプレイ
10Aの製造方法とほぼ同じ工程を踏むが、ステップS
7の電極形成において、導線の配線ではなく、上述した
印刷による方法やシート材を用いた方法等によって薄膜
パターンによる垂直選択線24、信号線26並びに電極
線20及び22が形成される点で異なる。
【0098】この場合、図25に示すように、例えば下
側ハウジング部材14の接触面14aに塗布されたガラ
ス材のペースト50を介して薄膜による垂直選択線2
4、信号線26並びに電極線20及び22を印刷等によ
って形成する方法や、図26に示すように、例えば予め
下側ハウジング部材14の接触面14aに薄膜パターン
用の溝52を形成しておき、この溝52内に薄膜パター
ンによる垂直選択線24、信号線26並びに電極線20
及び22を形成する方法、並びに、図27に示すよう
に、前記溝52にガラス材のペースト50を塗った後に
薄膜パターンによる垂直選択線24、信号線26並びに
電極線20及び22を形成する方法などがある。
【0099】次に、第2の実施の形態に係るディスプレ
イ10Bのいくつかの変形例を図28〜図31を参照し
ながら説明する。
【0100】まず、第1の変形例に係るディスプレイ1
0Baは、図28に示すように、上側ハウジング部材1
2にも凹部60が設けられた構成を有し、この場合、上
側ハウジング部材12の凹部60と下側ハウジング部材
14の凹部40とでキャビティ18が形成されることに
なる。
【0101】次に、第2の変形例に係るディスプレイ1
0Bbは、図29に示すように、上側ハウジング部材1
2のみに凹部60が設けられた構成を有し、この場合、
該凹部60と下側ハウジング部材14の一主面14aと
でキャビティ18が形成されることになる。
【0102】次に、第3の変形例に係るディスプレイ1
0Bcは、図30に示すように、第1の変形例に係るデ
ィスプレイ10Baにおいて、上側ハウジング部材12
及び下側ハウジング部材14のうち、薄膜パターンによ
る垂直選択線24、信号線26並びに電極線20及び2
2が形成されないハウジング部材(図示の例では下側ハ
ウジング部材14を示す)の凹部40の周縁をテーパ面
40aとした点で異なる。
【0103】この場合、放電発光時に下側ハウジング部
材14のガラス成分が薄膜パターンで構成された電極線
20及び22の先端を被覆してしまうという不都合を回
避することができ、放電発光の確実性を図ることができ
る。
【0104】次に、第4の変形例に係るディスプレイ1
0Bdは、図31に示すように、3枚のハウジング部材
が積層されて構成され、上側ハウジング部材12は矩形
の板状に形成され、下側ハウジング部材14は外形が矩
形状とされ、かつ、その一主面14aの中央部分に例え
ば半球状あるいはパラボラ状の凹部40が形成され、中
央のハウジング部材70は外形が矩形状とされ、前記凹
部40の最大径とほぼ同じ径の中空部72を有する。
【0105】この場合、下側ハウジング部材14の凹部
40と、中央のハウジング部材70の中空部72と、上
側ハウジング部材12の一主面12aとでキャビティ1
8が形成されることになる。
【0106】更に、この第4の変形例においては、下側
ハウジング部材14の凹部40の内壁面に例えばアルミ
ニウム等の光反射膜74が例えばスパッタにより形成さ
れている。
【0107】この第4の変形例に係るディスプレイ10
Bdにおいては、キャビティ18内で発生した光成分は
そのほとんどがハウジング16の表示面に向かうことに
なり、更なる高輝度を達成させることができる。また、
キャビティ18間での発光のクロストークを効果的に阻
止することができ、画像の乱れや残像現象等の画質の劣
化につながる現象を有効に防止することができる。
【0108】この場合も、上側ハウジング部材12とし
て透光性のあるガラス材を用い、中央のハウジング部材
70として透光性を有しないガラス材を用いることが好
ましい。
【0109】第4の変形例に係るディスプレイ10Bd
を製造する場合は、図20に示す第1の実施の形態に係
るディスプレイ10Aの第3の変形例の製造方法とほぼ
同じ工程を踏むが、ステップS108の電極形成におい
て、導線の配線ではなく、上述した印刷による方法やシ
ート材を用いた方法等によって薄膜パターンによる垂直
選択線24、信号線26並びに電極線20及び22が形
成される点で異なる。この点については、第2の実施の
形態に係るディスプレイ10Bの製造方法の説明におい
て詳述したので、ここでは、その説明を省略する。
【0110】前記第1及び第2の実施の形態に係るディ
スプレイ10A、10Bにおいては、ハウジング16を
構成するハウジング部材12及び14のうち、表示に寄
与しない下側ハウジング部材14を透光性を有しないガ
ラス材で構成することにより、キャビティ18間での発
光のクロストークを効果的に阻止し、第1の実施の形態
に係るディスプレイ10Aの第3の変形例(ディスプレ
イ10Ac)や第2の実施の形態に係るディスプレイ1
0Bの第4の変形例(ディスプレイ10Bd)において
は、下側ハウジング部材14の凹部40の内壁面に光反
射膜74を形成することによって、キャビティ18間で
の発光のクロストークを効果的に阻止するようにした
が、その他、図32〜図34に示す構成でも達成させる
ことができる。
【0111】即ち、図32に示す第3の実施の形態に係
るディスプレイ10Cは、下側ハウジング部材14にお
けるキャビティ18間に、該下側ハウジング部材14の
下面から例えばV字状の溝100を例えばプレス成形に
よって形成し、該溝100内に光遮蔽物102を充填さ
せて構成したものである。
【0112】図33に示す第4の実施の形態に係るディ
スプレイ10Dは、図32に示す構成に加えて、上側ハ
ウジング部材12におけるキャビティ18間に対応する
箇所にも、該上側ハウジング部材12の上面から例えば
V字状の溝104を例えばプレス成形によって形成し、
該溝104内に光遮蔽物106を充填させて構成したも
のである。
【0113】図34に示す第5の実施の形態に係るディ
スプレイ10Eは、上側ハウジング部材12と下側ハウ
ジング部材14の各対向する面のうち、それぞれキャビ
ティ18間の位置に例えば矩形状の溝110及び112
を例えばプレス成形にて形成しておき、その後の上側ハ
ウジング部材12と下側ハウジング部材14との熱圧着
の際に、前記溝110及び112によって形成される中
空部内に光遮蔽物114を充填させて構成したものであ
る。
【0114】これら図32〜図34に示す構成において
も、キャビティ18間での発光のクロストークを効果的
に阻止することができ、画像の乱れや残像現象等の画質
の劣化につながる現象を有効に防止することができる。
【0115】次に、第1の実施の形態に係るディスプレ
イ10A及び第2の実施の形態に係るディスプレイ10
Bにおいてカラー表示させる場合について説明する。代
表的に第2の実施の形態に係るディスプレイ10Bにカ
ラー表示を適用した例について説明する。
【0116】カラー表示のための第1の例は、図35に
示すように、ハウジング16を構成する上側ハウジング
部材12の他主面(表示面)上のそれぞれキャビティ1
8に対応した位置に3画素単位に例えばR、G、Bの色
フィルタ80R、80G及び80Bを形成する方法であ
る。
【0117】カラー表示のための第2の例は、図36に
示すように、ハウジング16を構成する上側ハウジング
部材12の他主面(表示面)側に光スイッチや光シャッ
タ等の光成分の選別手段82を設ける方法である。
【0118】ハウジング16内の多数のキャビティ18
に封入されるキセノンガスは、赤外域(波長800μm
〜)にはっきりした線スペクトルがあるが、可視光域で
は連続スペクトルを示し、R、G、Bの光成分を有す
る。
【0119】ここで、光成分の選別手段82で発色させ
る周期をTとして、RGBの最大発光時間を3分割する
ことを考えた場合、図37Aに示すように、RGBの発
光時間の比率が1:1:1であれば、白色光となり、図
37Bに示すように、RGBの発光時間の比率が4:
1:5であれば、その比率に応じた中間色になる。従っ
て、発色させる時間の制御は、キャビティ18での発光
時間を発色させる周期Tに同期させて、三原色の発光時
間を制御するようにしてもよいし、三原色の発光時間を
発色させる周期Tに同期させて、キャビティ18での発
光時間を制御することもできる。
【0120】この第2の例によれば、カラー表示方式に
適用させる場合であっても、画素数を白黒画面の場合に
比して増加させる必要がないという利点がある。
【0121】上述の第1及び第2の実施の形態に係るデ
ィスプレイ10A及び10Bにおいては、1つのハウジ
ング16に画素数分のキャビティ18を形成するように
したが、その他、図38に示すように、内部に1つのキ
ャビティ18のみが形成されたハウジング16を作製
し、このハウジング16を画素数分だけ配列して互いに
例えば透光性の接着剤で固着して1つのディスプレイ1
0F(便宜的に第6の実施の形態に係るディスプレイ1
0Fと記す)を構成するようにしてもよい。図38にお
いては、第2の実施の形態に係るディスプレイ10Bと
同様に薄膜パターンで垂直選択線24、信号線26並び
に電極線20及び22を構成した場合を示す。
【0122】そして、この第6の実施の形態に係るディ
スプレイ10Fにおいてカラー表示を適用させる場合
は、上述した第1の例(色フィルタ)や第2の例(光ス
イッチ、光シャッタの利用)を採用するようにしてもよ
い。
【0123】また、上側ハウジング部材12に赤の着色
剤(例えばSe、塩化金ソーダ等)を添加したハウジン
グ16と、上側ハウジング部材12に緑の着色剤(例え
ばCr)を添加したハウジング16と、上側ハウジング
部材12に青の着色剤(例えばCo)を添加したハウジ
ング16とを用意し、これら3種類のハウジング16を
カラー表示に最適となるように配列させるようにしても
よい。即ち、上側ハウジング部材12自体を色フィルタ
にする方法である。
【0124】上述の第1〜第6の実施の形態に係るディ
スプレイ10A〜10F(各種変形例に係るディスプレ
イを含む)においては、板状の上側ハウジング部材12
と下側ハウジング部材14をプレス熱圧着で接合して板
状のハウジング16を作製するようにしたが、その他、
半球状のハウジング部材を接合して球状のハウジングを
作製するようにしてもよく、ハウジング16の形状につ
いては特に問わない。
【0125】また、ハウジング16のキャビティ18内
に封入されるガスとしてキセノンガスを用いたが、その
他、水銀やアルゴン等のガスを用いてもよい。
【0126】なお、この発明に係るディスプレイ及びそ
の製造方法は、上述の実施の形態に限らず、この発明の
要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは
もちろんである。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るディ
スプレイによれば、電子管の集積化と小型化を同時に実
現させると共に、情報伝達のための表示を高輝度で行わ
せることができる。
【0128】また、本発明に係るディスプレイの製造方
法によれば、電子管の集積化と小型化を同時に実現させ
ると共に、情報伝達のための表示を高輝度で行わせるこ
とができるディスプレイを簡単に作製することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るディスプレイの構成を
示す斜視図である。
【図2】第1の実施の形態に係るディスプレイの配線状
態を一部省略して示す斜視図である。
【図3】第1の実施の形態に係るディスプレイに使用さ
れる駆動装置の構成を示すブロック図である。
【図4】第1の実施の形態に係るディスプレイの構成を
一部省略して示す分解断面図である。
【図5】第1の実施の形態に係る発光素子の構成を一部
省略して示す縦断面図である。
【図6】ハウジング部材の接触面に導線を固定する方法
の第1の例を一部省略して示す斜視図である。
【図7】ハウジング部材の接触面に導線を固定する方法
の第1の例を一部省略して示す断面図である。
【図8】ハウジング部材の接触面に導線を固定する方法
の第2の例を一部省略して示す斜視図である。
【図9】ハウジング部材の接触面に導線を固定する方法
の第2の例を一部省略して示す断面図である。
【図10】ハウジング部材の接触面に導線を固定する方
法の第3の例を一部省略して示す斜視図である。
【図11】ハウジング部材の接触面に導線を固定する方
法の第3の例を一部省略して示す断面図である。
【図12】キャビティ間のクロストークを防止する作用
を示す説明図である。
【図13】第1の実施の形態に係るディスプレイの製造
方法を示す工程ブロック図である。
【図14】ガラス材に対する成形温度とガラス材の伸び
率を示す特性図である。
【図15】結晶化のための熱処理のタイムスケジュール
を示すグラフである。
【図16】第1の実施の形態に係るディスプレイの第1
の変形例を一部省略して示す縦断面図である。
【図17】第1の実施の形態に係るディスプレイの第2
の変形例を一部省略して示す縦断面図である。
【図18】第1の実施の形態に係るディスプレイの第3
の変形例を一部省略して示す分解断面図である。
【図19】第1の実施の形態に係るディスプレイの第3
の変形例を一部省略して示す縦断面図である。
【図20】第3の変形例に係るディスプレイの製造方法
を示す工程ブロック図である。
【図21】第2の実施の形態に係るディスプレイの構成
を示す斜視図である。
【図22】第2の実施の形態に係るディスプレイの配線
状態を一部省略して示す斜視図である。
【図23】第2の実施の形態に係るディスプレイを一部
省略して示す縦断面図である。
【図24】図23におけるXXIV−XXIV線上の断
面図である。
【図25】ハウジング部材の接触面に薄膜パターンを形
成する方法の第1の例を一部省略して示す断面図であ
る。
【図26】ハウジング部材の接触面に薄膜パターンを形
成する方法の第2の例を一部省略して示す断面図であ
る。
【図27】ハウジング部材の接触面に薄膜パターンを形
成する方法の第3の例を一部省略して示す断面図であ
る。
【図28】第2の実施の形態に係るディスプレイの第1
の変形例を一部省略して示す縦断面図である。
【図29】第2の実施の形態に係るディスプレイの第2
の変形例を一部省略して示す縦断面図である。
【図30】第2の実施の形態に係るディスプレイの第3
の変形例を一部省略して示す縦断面図である。
【図31】第2の実施の形態に係るディスプレイの第4
の変形例を一部省略して示す縦断面図である。
【図32】第3の実施の形態に係るディスプレイを一部
省略して示す概略構成図である。
【図33】第4の実施の形態に係るディスプレイを一部
省略して示す概略構成図である。
【図34】第5の実施の形態に係るディスプレイを一部
省略して示す概略構成図である。
【図35】カラー表示のための第1の例を示す説明図で
ある。
【図36】カラー表示のための第2の例を示す説明図で
ある。
【図37】図37AはRGBの発光時間の比率を1:
1:1とした場合を示すタイミングチャートであり、図
37BはRGBの発光時間の比率を4:1:5とした場
合を示すタイミングチャートである。
【図38】第6の実施の形態に係るディスプレイの構成
を示す斜視図である。
【符号の説明】
10A、10Aa、10Ab、10Ac、10B、10
Ba、10Bb、10Bc、10Bd、10C、10
D、10E、10F…ディスプレイ 12…上側ハウジング部材 12a…一主
面(接触面) 14…下側ハウジング部材 14a…一主
面(接触面) 16…ハウジング 18…キャビ
ティ 20…電極線(陽極) 22…電極線
(陰極) 24…垂直選択線 26…信号線 30…駆動装置 32…垂直走
査回路 34…水平走査回路 36…信号制
御回路 40…凹部 70…中央の
ハウジング部材 72…中空部 74…光反射
膜 102、106、114…光遮蔽物

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の雰囲気中で少なくとも2つのガラス
    材を対向させて熱圧着することにより形成されたハウジ
    ングと、 前記ハウジング内に形成され、内部に気体や発光物質の
    少なくとも一方が封入された少なくとも1つのキャビテ
    ィと、 前記キャビティを間に挟んで互いに対向する電極とを有
    し、 少なくとも1つの前記ハウジングによって少なくとも2
    つ以上の前記キャビティが配列され、 入力される信号に応じた出力を前記キャビティでの選択
    的な発光によって表示させることを特徴とするディスプ
    レイ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のディスプレイにおいて、 前記ハウジングを構成するガラス材のうち、少なくとも
    表示側のガラス材が透光性であることを特徴とするディ
    スプレイ。
  3. 【請求項3】請求項2記載のディスプレイにおいて、 前記ハウジングを構成するガラス材のうち、表示に寄与
    しないガラス材が透光性でないことを特徴とするディス
    プレイ。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載のディ
    スプレイにおいて、 前記キャビティの内壁面のうち、表示側の面を除く面に
    光反射膜が形成されていることを特徴とするディスプレ
    イ。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載のディ
    スプレイにおいて、 前記キャビティ間に光遮蔽物が介在されていることを特
    徴とするディスプレイ。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項に記載のディ
    スプレイにおいて、 前記電極は、前記ガラス材の互いに接触する面に固定さ
    れた導線で構成されていることを特徴とするディスプレ
    イ。
  7. 【請求項7】請求項1〜5のいずれか1項に記載のディ
    スプレイにおいて、 前記電極は、前記ガラス材の互いに接触する面に印刷に
    より形成された薄膜で構成されていることを特徴とする
    ディスプレイ。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれか1項に記載のディ
    スプレイにおいて、 前記ガラス材は、曲げ強度が1000kgf/cm2
    上であることを特徴とするディスプレイ。
  9. 【請求項9】請求項8記載のディスプレイにおいて、 前記ガラス材は、更に、熱膨張率が実質的に0、もしく
    は前記電極の熱膨張率に近いことを特徴とするディスプ
    レイ。
  10. 【請求項10】ガラス材に気体や発光物質の少なくとも
    一方が封入されるキャビティを構成するための凹部をプ
    レス成形で形成する第1の工程と、 ガラス材の接触面に電極を設ける第2の工程と、 少なくとも2つのガラス材の各接触面を互いに対向させ
    て、所定の雰囲気中で熱圧着して内部に少なくとも1つ
    のキャビティを有するハウジングを作製する第3の工程
    とを有し、 少なくとも1つの前記ハウジングによって少なくとも2
    つ以上のキャビティが配列され、入力される画像信号に
    応じた映像を前記キャビティでの選択的な発光によって
    表示させるディスプレイを製造することを特徴とするデ
    ィスプレイの製造方法。
  11. 【請求項11】請求項10記載のディスプレイの製造方
    法において、 前記ハウジングを構成するガラス材のうち、少なくとも
    表示側のガラス材として透光性のガラス材を使用するこ
    とを特徴とするディスプレイの製造方法。
  12. 【請求項12】請求項10記載のディスプレイの製造方
    法において、 前記ハウジングを構成するガラス材のうち、表示に寄与
    しないガラス材として透光性を有しないガラス材を使用
    することを特徴とするディスプレイの製造方法。
  13. 【請求項13】請求項10〜12のいずれか1項に記載
    のディスプレイの製造方法において、 前記第3の工程の前に、前記キャビティの内壁面のう
    ち、表示側の面を除く面に光反射膜を形成する第4の工
    程を有することを特徴とするディスプレイの製造方法。
  14. 【請求項14】請求項10〜13のいずれか1項に記載
    のディスプレイの製造方法において、 前記キャビティ間に光遮蔽物を介在させる工程を有する
    ことを特徴とするディスプレイの製造方法。
  15. 【請求項15】請求項10〜14のいずれか1項に記載
    のディスプレイの製造方法において、 前記第2の工程は、前記ガラス材の接触面に導線を固定
    して前記電極を設けることを特徴とするディスプレイの
    製造方法。
  16. 【請求項16】請求項10〜14のいずれか1項に記載
    のディスプレイの製造方法において、 前記第2の工程は、前記ガラス材の接触面に印刷により
    薄膜を形成して前記電極を設けることを特徴とするディ
    スプレイの製造方法。
  17. 【請求項17】請求項10〜16のいずれか1項に記載
    のディスプレイの製造方法において、 前記ガラス材として、曲げ強度が1000kgf/cm
    2 以上のものを用いることを特徴とするディスプレイの
    製造方法。
  18. 【請求項18】請求項17記載のディスプレイの製造方
    法において、 前記ガラス材として、更に、熱膨張率が実質的に0、も
    しくは前記電極の熱膨張率に近いものを用いることを特
    徴とするディスプレイの製造方法。
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