JPH11353932A - 光源装置 - Google Patents

光源装置

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JPH11353932A
JPH11353932A JP16237398A JP16237398A JPH11353932A JP H11353932 A JPH11353932 A JP H11353932A JP 16237398 A JP16237398 A JP 16237398A JP 16237398 A JP16237398 A JP 16237398A JP H11353932 A JPH11353932 A JP H11353932A
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JP
Japan
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reflecting mirror
lamp
reflector
light source
source device
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Application number
JP16237398A
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English (en)
Inventor
Tatsushi Owada
樹志 大和田
Hitoshi Nakabayashi
均 中林
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Ushio Denki KK
Ushio Inc
Original Assignee
Ushio Denki KK
Ushio Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却風によってランプの発光管が過冷却され
ることがなく、発光管の温度を規定温度範囲に制御でき
るとともに、ランプの封止部も規定温度以下に制御でき
る光源装置を提供することにある。 【解決手段】 前方に開口した反射鏡2と底部に設けら
れた孔21を貫通して配置されたランプ1と、ランプ1
と反射鏡2を冷却するための冷却手段Fと、反射鏡2の
開口縁に沿って設けられた仕切部材2とを備えた光源装
置であって、前記仕切部材3によって、光源装置内部
を、反射鏡開口側室R1と反射鏡背面側室R2に区画
し、冷却手段Fで発生した冷却風によって、反射鏡開口
R1側室の内圧が反射鏡背面側室R2の内圧より高圧と
なり、冷却風が、反射鏡2の底部の孔21とランプ1と
の隙間を通って、反射鏡開口側室R1から反射鏡背面側
室R2へと流れることを特徴とする光源装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、液晶投影型表示装
置やデジタル・マイクロミラー・デバイスを用いた投影
装置に利用される光源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶投影型表示装置やデジタル・マイク
ロミラー・デバイスを用いた投影装置に利用される光源
は、高輝度、高発光効率、長寿命が要求されており、反
射鏡との組み合せによって平行光や集光光を得るために
点光源に近いショートアークキセノンランプが用いられ
ている。
【0003】次に、従来の光源装置を図5を用いて説明
する。光源装置は、長方形の筐体K内にランプ1や反射
鏡2等が配置されたものであり、筐体Kの前方の一部は
開口しており、この開口には光を透過するガラス製の窓
部材Mが嵌め込まれている。
【0004】ランプ1はショートアークキセノンランプ
であり、発光管10の両端には封止部11,12が形成
され、一方の封止部11は反射鏡2の底部に設けられた
孔21を貫通して反射鏡2の背面側に突出し、他方の封
止部12は反射鏡2の開口前方に延在し、ランプ1のア
ークスポットが反射鏡2の焦点に位置するように配置さ
れている。そして、反射鏡2で反射された光で、液晶や
マイクロミラーを照明するものである。なお、ランプ1
の封止部11,12には、金属製の口金1a,1bが設
けられており、この口金1a,1bを介してランプ1内
に電流を流すものである。
【0005】筐体K内には、反射鏡2の開口縁に沿って
仕切部材3が配置されており、この仕切部材3と反射鏡
2によって光源装置内を反射鏡開口側室R1と反射鏡背
面側室R2に区画されている。このように光源装置内を
区画することにより、後述する冷却風の流れを制御して
ランプ1および反射鏡2を冷却するものである。
【0006】例えばデジタル・マイクロミラー・デバイ
スを用いた投影装置の場合、数十万枚のミラーを数mm
角のワンチップ上に配設し、このチップに設計通りの角
度で反射鏡から反射した光が入射するように、反射鏡背
面側室R2内には、ランプ1を光学的設計中心に配置さ
せるための位置調整機構4が設けられている。この位置
調節機構4は、ランプ1を光軸を中心にして、X、Y、
Z方向すなわち3次元方向に位置調節するためのもので
ある。
【0007】そして、この反射鏡背面側室R2には、冷
却風を発生させるための送風機Fが配置されている。こ
の送風機Fは、光源装置外部の空気を光源装置内に吹き
込む送風型であり、吸引型に比べ冷却効果が上がるもの
である。
【0008】送風機Fで発生した冷却風は、先ず、直接
位置調節機構4に当たって最も温度制御条件が厳しいこ
の位置調節機構4を冷却し、続いて、ランプ1の一方の
口金1aを冷却し、そして、冷却風は、反射鏡2を背面
側から冷却するとともに、反射鏡2の底部に設けられた
孔21を通り、ランプ1の発光管10を冷却し、他方の
口金1bを冷却し、筐体Kの排気口K1から外部に排気
されるものである。このようにそれぞれの部材を効率良
く冷却し、冷却風の流れを制御するために光源装置内に
は仕切部材3が配置されている。
【0009】なお、口金1a,1bを冷却する理由は、
ランプによって異なるが、封止部11,12に電流を流
すための金属箔が埋設されているランプでは、金属箔の
酸化を防止するために封止部11,12を冷却しなけれ
ばならず、具体的には口金の温度により封止部の温度を
規定するものである。また、封止部11,12に金属箔
を用いずに電流を流すための内部リード棒が直接封着さ
れているランプでは、内部リード棒の膨張を抑制するた
めに封止部11,12を冷却しなければならず、このラ
ンプの場合も具体的には口金の温度により封止部の温度
を規定するものである。
【0010】次に、冷却条件について具体的に説明する
と、図5に示すランプ1はショートアークキセノンラン
プで75A、1.6KWであり、口金1aは冷却風によ
って132℃になるように冷却されている。そして、発
光管10は、内部に封入されたキセノンガスが所定の圧
力になり所定の光量を得るための規定温度範囲になるよ
うにしなければならず、この例においては550℃から
800℃の範囲になるように冷却されている。なお、発
光管の温度は、ランプ光量と相関関係があり、規定温度
範囲内で温度が高い方が光量が多くなるものである。ま
た、一方の口金1bは、冷却風によって153℃になる
ように冷却されている。口金1bが口金1aより高温に
なるのは、口金1a、反射鏡2、発光管10を冷却した
後の温度が上昇した冷却風により口金1bを冷却するた
めに、若干冷却効果が劣るからである。
【0011】なお、口金1a,1bは、200℃を超え
ると封止部に埋設された金属箔が酸化したり、封止部に
封着された内部リード棒が大きく膨張する恐れがあるの
で、規定温度である200℃以下に冷却しなければなら
ない。
【0012】反射鏡2は、その反射面にアルミニウムや
チタン或いはジルコンなどを蒸着しており、蒸着膜の耐
熱性の観点から規定温度を350℃に設定し、この温度
以下に冷却しなければならず、この例においては、15
0℃に冷却されている。
【0013】位置調節機構4は、ランプ1の光軸を微妙
に調節するために歯車等が使用されており、これらの部
材の膨張を厳密に抑制するために、規定温度である80
℃以下に冷却しなければならない。この例おいては55
℃に冷却されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、反射鏡
背面側室R2からこの隙間を通して反射鏡開口側室R1
に冷却風が流れる場合、この隙間から出てくる冷却風
は、広い空間である反射鏡背面側室R2から狭いところ
である隙間を通るときに絞られ流速を増して反射鏡開口
側室R1に吹き出し、この吹き出した冷却風は、その冷
却風の進行方向前方に位置する図2中Aで示す発光管1
0と封止部11との境界部分に流速を増した状態で勢い
よく当たり、よって、境界部分Aが過冷却されて境界部
分Aの温度が規定温度範囲の下限値である550℃以下
になる場合があった。この結果、発光管10に封入され
たキセノンガスの圧力が下がり、所定の光量を得られな
いという問題があった。
【0015】一方、境界部分Aの温度低下を防止するた
めに送風機Fで発生する冷却風の風量を少なくして、境
界部分Aに当たる冷却風の流速を落とすと、境界部分A
の過冷却が起こらず、発光管10の温度は規定温度範囲
である550℃から800℃の範囲に入るが、反射鏡開
口側室R1に位置する口金1bの冷却が悪くなり、口金
1bの温度が規定温度である200℃を超えてしまう場
合があった。この結果、封止部11に金属箔が埋設され
たランプの場合は、金属箔が酸化して金属箔の体積膨張
により封止部にクラックが入ったり、封止部11に内部
リード棒が直接封着されたランプの場合は、内部リード
棒の膨張により封止部にクラックが入る、こともあっ
た。
【0016】本発明は、以上のような事情に基づいてな
されたものであって、その目的は、冷却風によってラン
プの発光管が過冷却されることがなく発光管の温度を規
定温度範囲内に制御できるとともに、ランプの封止部も
規定温度以下に制御できる光源装置を提供することにあ
る。
【0017】さらに、反射鏡の開口前方に位置するラン
プの口金を確実にしかも効率良く冷却することができ、
よって、開口前方に位置する方の封止部を確実に規定温
度以下に制御できる光源装置を提供することにある。
【0018】そして、ランプの位置調節機構を備えた光
源装置の場合、その位置調節機構を規定温度以下に制御
することができる光源装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の光源装置は、前方に開口した反射
鏡と、該反射鏡の底部に設けられた孔を貫通して配置さ
れたランプと、当該ランプと前記反射鏡を冷却するため
の冷却手段と、前記反射鏡の開口縁に沿って設けられた
仕切部材とを備えた光源装置であって、前記仕切部材に
よって、前記光源装置内部を、反射鏡開口側室と反射鏡
背面側室に区画し、前記冷却手段で発生した冷却風によ
って、前記反射鏡開口側室の内圧が前記反射鏡背面側室
の内圧より高圧となり、冷却風が、前記反射鏡の底部に
設けられた孔と該孔を貫通するランプとの隙間を通っ
て、前記反射鏡開口側室から前記反射鏡背面側室へと流
れることを特徴とする。
【0020】請求項2に記載の光源装置は、請求項1に
記載の光源装置であって、特に、前記冷却手段は、前記
反射鏡開口側室に設けられた送風機であって、当該送風
機で発生する冷却風が、前記反射鏡開口側室内に位置す
る前記ランプの口金部に向いて流れることを特徴とす
る。
【0021】請求項3に記載の光源装置は、請求項1ま
たは請求項2に記載の光源装置であって、特に、前記光
源装置は、ランプを光学的設計中心に配置させるための
位置調節機構を備え、前記仕切部材に、当該位置調節機
構に冷却風を導く通風口を設けたことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の光源装置の説明
図である。図2は、図1中のA−A線における断面図で
ある。光源装置は、長方形の筐体K内にランプ1や反射
鏡2等が配置されたものであり、筐体Kの前方は一部開
口しており、この開口には光を透過するガラス製の窓部
材Mが嵌め込まれている。なお、筐体Kの大きさは、高
さ250mm、幅250mm、奥行350mmである。
ランプ1は、ショートアークキセノンランプであって、
ランプ入力が65A、1.6KWであり、封止部11の
外径が16mmであり、発光管10内にキセノンガスが
封入されている。
【0023】そして、ランプ1の封止部11,12に
は、銅合金の口金1a,1bが設けられており、この口
金1a,1bを介してランプ1に電流を流すものであ
る。
【0024】反射鏡2は、ホウケイ酸ガラス基材にアル
ミニウムが蒸着されたものであり、開口の大きさ(直
径)は、約170mmであり、反射鏡の底部にはランプ
1の封止部11が貫通する直径60mmの孔21が形成
されている。
【0025】ランプ1の両端に形成された封止部11,
12のうち、一方の封止部11は、反射鏡2の底部に設
けられた孔21を貫通して反射鏡2の背面側に突出して
いる。また、封止部11の外径は16mmであり、孔2
1の直径が60mmであるので、封止部11と孔21と
のクリアランスである隙間Lが孔21の中心に対して半
径方向に22mm空いている。他方の封止部12は、反
射鏡2の開口前方に延在し、ランプ1のアークスポット
が反射鏡2の焦点に位置するように配置されている。
【0026】そして、筐体K内には反射鏡2の開口縁に
沿ってアルミニウム製の仕切部材3が配置されており、
この仕切部材3と反射鏡2によって光源装置内を反射鏡
開口側室R1と反射鏡背面側室R2に区画している。さ
らに、反射鏡開口側室R1と反射鏡背面側室R2は、反
射鏡2の孔21によって連通されている。
【0027】反射鏡開口側室R1には、光源装置外部の
空気を光源装置内に吹き込む送風型の送風機Fが配置さ
れており、冷却風の送風量は、毎秒約20m3に設定し
てある。そして、本実施例のように送風機Fで発生する
冷却風が、ランプ1の口金1bに向いて流れている場
合、口金1bを確実にしかも効率良く冷却することがで
きる。本実施例においては、口金1bの温度を規定温度
である200℃以下に保つことができ、具体的には口金
1bの温度は68℃であり、封止部12に金属箔が埋設
されている場合は金属箔の酸化を防止することができ、
封止部12に直接内部リード棒が封着されている場合は
内部リード棒の膨張を抑制することができ、封止部12
にクラックが入ることがない。
【0028】なお、送風機Fで発生する冷却風は、ラン
プ1の口金1bに向かって流れることは必須条件ではな
く、要は、口金1bの温度を規定温度以下にできればよ
く、冷却風の流れる方向はどの方向であっても良い。
【0029】反射鏡開口側室R1は、前述したように反
射鏡背面側室R2と反射鏡2の孔21によって連通し、
この孔21には封止部11が貫通しているので、孔21
と封止部11との隙間Lが狭くなっているので、送風機
Fによって送風された冷却風により反射鏡開口側室R1
の内圧が反射鏡背面側室R2の内圧に比べ、高圧にな
る。
【0030】そして、反射鏡開口側室R1に送風された
冷却風は、内圧の低い反射鏡背面側室R2に向かって孔
21と封止部11との隙間を通って流れる。この隙間か
らでる出てくる冷却風は、従来の光源装置と同様に流速
を増して反射鏡背面側室R2に吹き出すが、発光管10
と封止部11との境界部分Aと反射鏡2との間の空間は
広いので、この空間における冷却風の流速は小さく、よ
って、境界部分Aを過冷却することない。この結果、反
射鏡開口側室R1に送風された冷却風は、反射鏡2を反
射面から冷却するとともに、ランプ1の発光管10に沿
って流れ、発光管10の温度を規定温度範囲内に制御す
ることができる。なお、発光管の温度は585℃であっ
た。
【0031】本実施例においては、発光管10の温度
は、規定温度範囲である550℃から800℃の範囲に
保つことができ、発光管10内に封入されたキセノンガ
スの圧力を所定の圧力にでき、従って、所定の光量を得
ることができる。また、反射鏡2の温度は、規定温度で
ある350℃以下に保つことができ、具体的には、16
5℃であり、反射膜が剥がれや劣化が起こらないもので
ある。
【0032】そして、孔21と封止部11との隙間を通
って流れたきた冷却風は、前述したように流速を増した
状態で、その冷却風の進行方向前方に位置する一方の口
金1aに当たり、口金1aを冷却し、排気口K1から排
気される。 本実施例においては、口金1aの温度を規定
温度である200℃以下に保つことができ、具体的には
口金1aの温度は89℃であり、封止部11に金属箔が
埋設されている場合は金属箔の酸化を防止することがで
き、封止部11に直接内部リード棒が封着されている場
合は内部リード棒の膨張を抑制することができ、封止部
11にクラックが入ることがない。
【0033】以上説明したように、本発明の光源装置
は、光源装置内部を仕切部材3により反射鏡開口側室R
1と反射鏡背面側室R2に区画し、反射鏡開口側室R1
の内圧を反射鏡背面側室R2の内圧より高圧にすること
により、光源装置内の冷却風が反射鏡2の開口21とラ
ンプ1の封止部11との隙間を通して、反射鏡開口側室
R1から反射鏡背面側室R2に流れ、発光管10と封止
部11との境界部分Aと反射鏡2との間の空間は広いの
で、冷却風の流速が小さく、従来から問題となっていた
この境界部分Aの過冷却が防止され、よって発光管10
の温度を規定温度範囲内に制御でき、発光管10に封入
されたキセノンガスを所定の圧力に保つことができ、所
定の光量を得ることができるものである。また、同時に
ランプ1の封止部11を規定温度以下に制御でき、従っ
て、封止部11にクラックが入ることがないものであ
る。
【0034】図3は、ランプ1を光学的設計中心に位置
調節するための位置調整機構4が、反射鏡背面側室R2
に配置された光源装置の説明図であり、図4は、図3中
のB−B線における断面図である。図3、図4に示すよ
うに、仕切部材3には、この位置調整機構4に冷却風を
導く通風口31が形成されている。
【0035】この通風口31の大きさは、位置調整機構
4を冷却することができる風量を確保するとともに、反
射鏡開口側室R1の内圧が反射鏡背面側室R2の内圧に
比べ高圧になるように、適宜決められるものである。本
実施例においては、通風口31の大きさは、縦130m
m、横12mm、面積15.6cm2である。
【0036】このように、仕切部材3に通風口31を形
成することにより、前述した効果に加え、最も温度制御
条件が厳しい位置調節機構4を確実に規定温度以下に制
御することができる。本実施例においては、位置調節機
構4の温度を規定温度である80℃以下にすることがで
き、具体的には61℃に冷却されている。従って、位置
調整機構4を構成する部品の熱膨張を厳密に抑制するこ
とができ、ランプ1を確実に光学的中心位置に位置決め
することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光源装置
は、光源装置内部を仕切部材により反射鏡開口側室と反
射鏡背面側室に区画し、冷却手段によって発生した冷却
風により反射鏡開口側室の内圧を反射鏡背面側室の内圧
より高圧にすることにより、光源装置内の冷却風が反射
鏡の開口とランプの封止部との隙間を通して、反射鏡開
口側室から反射鏡背面側室に流れるので、隙間から反射
鏡背面室側に流れ込む冷却風の流速が大きくても、発光
管と封止部との境界部分と反射鏡との間の空間は広いの
で、冷却風の速度が小さく、従来から問題となっていた
この境界部分の過冷却が防止され、よって発光管の温度
を規定温度範囲内に制御でき、発光管に封入された封入
ガスを所定の圧力に保つことができ、所定の光量を得る
ことができるものである。また、同時にランプの封止部
を規定温度以下に制御でき、従って、封止部にクラック
が入ることがないものである。
【0038】また、冷却手段が、反射鏡開口側室に設け
られた送風機であって、この送風機で発生する冷却風
が、反射鏡開口側室内に位置するランプの口金に向いて
流れているので、反射鏡で反射される光の一部によって
加熱される口金を確実にしかも効率良く冷却することが
でき、よって、その口金が取り付けられている方の封止
部を確実に規定温度以下に制御できる。
【0039】さらに、光源装置内にランプを光学的設計
中心に配置させるための位置調節機構を備えた場合は、
仕切部材にこの位置調節機構に冷却風を導く通風口を設
けることにより、確実に位置調節機構を規定温度以下に
制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光源装置の説明図である。
【図2】図1中のA−A線における断面図である。
【図3】ランプを光学的設計中心に位置調節するための
位置調整機構が、反射鏡背面側室に配置された本発明の
光源装置の説明図である。
【図4】図3中のB−B線における断面図である。
【図5】従来の光源装置の説明図である。
【符号の説明】
1 ランプ 11 封止部 12 封止部 1a 口金 1b 口金 2 反射鏡 3 仕切部材 31 通風口 4 位置調節機構 F 送風機 K 筐体 K1 排気口 M 窓部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方に開口した反射鏡と、該反射鏡の底
    部に設けられた孔を貫通して配置されたランプと、当該
    ランプと前記反射鏡を冷却するための冷却手段と、前記
    反射鏡の開口縁に沿って設けられた仕切部材とを備えた
    光源装置であって、 前記仕切部材によって、前記光源装置内部を、反射鏡開
    口側室と反射鏡背面側室に区画し、 前記冷却手段で発生した冷却風によって、前記反射鏡開
    口側室の内圧が前記反射鏡背面側室の内圧より高圧とな
    り、 冷却風が、前記反射鏡の底部に設けられた孔と該孔を貫
    通するランプとの隙間を通って、前記反射鏡開口側室か
    ら前記反射鏡背面側室へと流れることを特徴とする光源
    装置。
  2. 【請求項2】前記冷却手段は、前記反射鏡開口側室に設
    けられた送風機であって、当該送風機で発生する冷却風
    が、前記反射鏡開口側室内に位置する前記ランプの口金
    部に向いて流れることを特徴とする請求項1に記載の光
    源装置。
  3. 【請求項3】前記光源装置は、ランプを光学的設計中心
    に配置させるための位置調節機構を備え、 前記仕切部材に、当該位置調節機構に冷却風を導く通風
    口を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の光源装置。
JP16237398A 1998-06-10 1998-06-10 光源装置 Pending JPH11353932A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001266637A (ja) * 2000-03-22 2001-09-28 Nikon Corp 光源装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001266637A (ja) * 2000-03-22 2001-09-28 Nikon Corp 光源装置

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