JPH11353884A - 不揮発性半導体メモリセルにおけるデータ書き換え方法並びにデータ書き換え及び読み出し方法 - Google Patents

不揮発性半導体メモリセルにおけるデータ書き換え方法並びにデータ書き換え及び読み出し方法

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JPH11353884A
JPH11353884A JP15960998A JP15960998A JPH11353884A JP H11353884 A JPH11353884 A JP H11353884A JP 15960998 A JP15960998 A JP 15960998A JP 15960998 A JP15960998 A JP 15960998A JP H11353884 A JPH11353884 A JP H11353884A
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threshold voltage
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memory
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JP15960998A
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Takeshi Ogishi
毅 大岸
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1つのブロック内におけるメモリ素子の閾値電
圧間にばらつきが生じ難い、不揮発性半導体メモリセル
におけるデータ書き換え方法を提供する。 【解決手段】電気的書き換えが可能な複数のメモリ素子
から構成されたブロックを複数有する不揮発性半導体メ
モリセルにおける各ブロック毎のデータ書き換え方法に
おいては、(イ)ブロック内のメモリ素子の全てに対し
て、データ追加書き込みを行い、(ロ)次いで、ブロッ
ク内のメモリ素子の全てに対して、データ消去を行い、
(ハ)その後、ブロック内の各メモリ素子に対して、デ
ータ書き込みを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体メ
モリセルにおけるデータ書き換え方法、並びに不揮発性
半導体メモリセルにおけるデータ書き換え及び読み出し
方法に関し、より詳しくは、3値以上の多値データを記
憶し得る不揮発性半導体メモリセルにおけるデータ書き
換え方法並びにデータ書き換え及び読み出し方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、浮遊ゲート電極及び制御ゲート電
極を有し、電気的書き換えが可能なメモリセル(以下、
単にメモリセルと略称する)の開発が鋭意、進められて
いる。このメモリセルは、形式によって、1つのメモリ
素子から構成され、あるいは、複数のメモリ素子から構
成されている。そして、メモリセルにおいて、大容量、
低コストを実現するための技術として、1つのメモリ素
子に2ビットあるいはそれ以上の、即ち、3値以上の多
値データを記憶する多値化の技術が着目されている。メ
モリ素子に適用される多値化の具体的な方法は、NOR
型不揮発性半導体メモリセル(以下、NOR型メモリセ
ルと呼ぶ)、NAND型不揮発性半導体メモリセル(以
下、NAND型メモリセルと呼ぶ)等の方式の違いによ
り、データ書き換え方法及びデータ読み出し方法等にお
いても各種の方法が提案されている。通常、メモリセル
は複数のブロックから構成され、各ブロックは複数のメ
モリ素子から構成されており、データの書き込み、読み
出しはブロック単位で行われる。
【0003】メモリ素子への多値データの記憶において
は、メモリ素子の閾値電圧を多値データに応じて変化さ
せる。4値をメモリ素子に記憶させたときのメモリ素子
の閾値電圧Vthの分布の一例を、図8に模式的に示す。
この例においては、データ(0,0)を記憶したメモリ
素子の閾値電圧Vthは2.8〜3.4ボルトに分布し、
データ(0,1)を記憶したメモリ素子の閾値電圧Vth
は1.6〜2.0ボルトに分布し、データ(1,0)を
記憶したメモリ素子の閾値電圧Vthは0.4〜0.8ボ
ルトに分布し、データ(1,1)を記憶したメモリ素子
の閾値電圧Vthは−2.0ボルト以下に分布している。
尚、データ(0,0)を記憶したメモリ素子の閾値電圧
thの下限値をR00ボルト、平均値をVth-00ボルト、
データ(0,1)を記憶したメモリ素子の閾値電圧Vth
の下限値をR01ボルト、平均値をVth-01ボルト、デー
タ(1,0)を記憶したメモリ素子の閾値電圧Vthの下
限値をR10ボルト、平均値をVth-10ボルト、データ
(1,1)を記憶したメモリ素子の閾値電圧Vthの上限
値をR11ボルトとする。
【0004】メモリ素子に書き込まれたデータを読み出
す場合、閾値電圧Vthのばらつきによる誤データ読み出
しを防ぐために、読み出し時のメモリ素子の閾値電圧V
th判定レベルは、書き込み時の閾値判定レベルに閾値電
圧のばらつきに対するマージンを加えたレベルとしてい
る。例えば、図8に示した例において、データ(1,
0)をメモリ素子に書き込む場合には、ワード線電位を
10ボルトに設定することによって書き込みベリファイ
動作を実行する。一方、データ(1,0)をメモリ素子
から読み出す場合には、ワード線電位を(R10−0.
4)ボルトに設定する。これによって、メモリ素子の閾
値電圧Vthに最大0.4ボルトのばらつきが生じた場合
であっても誤データ読み出しの発生を防止することがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の多値データの書
き込み及び読み出し方法は、メモリ素子の閾値電圧のば
らつきを考慮して、実質的に、或るデータに対応したメ
モリ素子の平均閾値電圧と、データ読み出し時のワード
線電位との間の電位差を大きく設定する必要があり、メ
モリ素子の閾値電圧Vthを多値データに対応する閾値電
圧とする多値記憶動作において、メモリ素子に書き込め
るデータ(ビット)が制限される原因となっている。
【0006】また、メモリ素子の閾値電圧Vthは、メモ
リ素子のデータ書き換え回数と相関があることが、例え
ば、文献 "THE EFFECTS OF WRITE/ERASE CYCLE ON DATA
LOSS IN EEPROMs", D.A. Baglee & M.C. Smayling, IE
DM 85, pp624-626 に開示されている。この文献の Fig.
5 によれば、メモリ素子のデータ書き換え回数が1万
回の場合のメモリ素子の閾値電圧VT(t)は、初期の閾値
電圧VT(0)の約90%に低下する。
【0007】このようなメモリ素子のデータ書き換え回
数に起因したメモリ素子の閾値電圧の変動に対処するた
めの方法として、読み出し時のワード線電位をメモリ素
子のデータ書き換え回数に応じて変化させ、閾値電圧の
変動を実質的にキャンセルする方法が考えられる。しか
しながら、一般に、各ブロックの書き換え回数は等しく
なく、極端な例では、或るブロックは1回しか書き換え
られていないにも拘わらず、別のブロックは106回も
書き換えられるといった場合もあり得る。従って、読み
出し時のワード線電位をメモリ素子のデータ書き換え回
数に応じて変化させるためには、各ブロック毎に書き換
え回数に応じて読み出し時のワード線電位を変化させる
必要があり、現実的ではない。
【0008】また、各ブロック内においてもメモリ素子
の書き換え回数に相違が生じる結果、即ち、メモリ素子
毎に注入/放出される電子の総量にばらつきが生じる結
果、1つのブロック内におけるメモリ素子の閾値電圧間
にもばらつきが生じ得る。
【0009】従って、本発明の第1の目的は、1つのブ
ロック内におけるメモリ素子の閾値電圧間にばらつきが
生じ難い、不揮発性半導体メモリセルにおけるデータ書
き換え方法を提供することにある。更に、本発明の第2
の目的は、1つのブロック内におけるメモリ素子の閾値
電圧間に変動が生じ難く、しかも、各ブロックにおける
メモリ素子の閾値電圧にばらつきが生じ難い、不揮発性
半導体メモリセルにおけるデータ書き換え及び読み出し
方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的は、電
気的書き換えが可能な複数のメモリ素子から構成された
ブロックを複数有する不揮発性半導体メモリセルにおけ
る各ブロック毎のデータ書き換え方法であって、(イ)
ブロック内のメモリ素子の全てに対して、データ追加書
き込みを行い、(ロ)次いで、ブロック内のメモリ素子
の全てに対して、データ消去を行い、(ハ)その後、ブ
ロック内の各メモリ素子に対して、データ書き込みを行
うことを特徴とする本発明の不揮発性半導体メモリセル
におけるデータ書き換え方法によって達成することがで
きる。
【0011】本発明の不揮発性半導体メモリセルにおけ
るデータ書き換え方法においては、各メモリ素子は3値
以上の多値データを記憶し、工程(イ)におけるデータ
追加書き込みにおいては、各メモリ素子の閾値電圧を、
消去レベルの閾値電圧から最も離れた閾値電圧とし、工
程(ロ)におけるデータ消去においては、各メモリ素子
の閾値電圧を消去レベルの閾値電圧とし、工程(ハ)に
おける各メモリ素子に対するデータ書き込みにおいて
は、各メモリ素子の閾値電圧を、記憶すべきデータに対
応した閾値電圧とすることが好ましい。
【0012】上記の第2の目的は、電気的書き換えが可
能な複数のメモリ素子から構成されたブロックを複数有
する不揮発性半導体メモリセルにおけるデータ書き換え
及び読み出し方法であって、各ブロック毎に参照メモリ
素子が備えられ、データ書き換えにおいては、(イ)ブ
ロック内のメモリ素子の全て及び参照メモリ素子に対し
て、データ追加書き込みを行い、(ロ)次いで、ブロッ
ク内のメモリ素子の全て及び参照メモリ素子に対して、
データ消去を行い、(ハ)その後、ブロック内の各メモ
リ素子に対して、データ書き込みを行い、併せて、該ブ
ロックにおける参照メモリ素子に対して、参照データ書
き込みを行い、データ読み出しにおいては、ブロック毎
に、参照メモリ素子に書き込まれた参照データの読み出
しに必要なワード線参照読み出し電位を求め、該ワード
線参照読み出し電位に基づき、該ブロック内の各メモリ
素子に記憶されたデータの読み出しを行うことを特徴と
する本発明の不揮発性半導体メモリセルにおけるデータ
書き換え及び読み出し方法によって達成することができ
る。
【0013】本発明の不揮発性半導体メモリセルにおけ
るデータ書き換え及び読み出し方法においては、各メモ
リ素子は3値以上の多値データを記憶し、多値データの
レベル数の整数倍の数の参照メモリ素子が各ブロック毎
に備えられ、工程(イ)におけるデータ追加書き込みに
おいては、各メモリ素子及び参照メモリ素子の閾値電圧
を、消去レベルの閾値電圧から最も離れた閾値電圧と
し、工程(ロ)におけるデータ消去においては、各メモ
リ素子及び参照メモリ素子の閾値電圧を消去レベルの閾
値電圧とし、工程(ハ)における各メモリ素子に対する
データ書き込みにおいては、各メモリ素子の閾値電圧
を、記憶すべきデータに対応した閾値電圧とし、併せ
て、参照メモリ素子のそれぞれの閾値電圧を、多値デー
タに対応した閾値電圧とすることが好ましい。
【0014】本発明の不揮発性半導体メモリセルにおけ
るデータ書き換え方法あるいはデータ書き換え及び読み
出し方法においては、不揮発性半導体メモリセルをNA
ND型とすることができ、この場合、上記工程(イ)に
おけるデータ追加書き込みにおいて、各メモリ素子毎に
ベリファイ動作を行うことが好ましい。
【0015】本発明の不揮発性半導体メモリセルにおけ
るデータ書き換え方法においては、上記の工程(イ)、
工程(ロ)及び工程(ハ)を経るので、1つのブロック
内の全てのメモリ素子は、同じ書き換え履歴を有するこ
とになり、1つのブロック内におけるメモリ素子の閾値
電圧間にばらつきが生じることを抑制し得る。また、本
発明の不揮発性半導体メモリセルにおけるデータ書き換
え及び読み出し方法においては、データ書き換えにおい
て、上記の工程(イ)、工程(ロ)及び工程(ハ)を経
るので、1つのブロック内の全てのメモリ素子は、同じ
書き換え履歴を有することになり、1つのブロック内に
おけるメモリ素子の閾値電圧間にばらつきが生じること
を抑制し得る。しかも、書き換え回数に応じたメモリ素
子の閾値電圧の変動を参照メモリ素子によって評価する
ことができるので、ブロック内の各メモリ素子に記憶さ
れたデータの読み出しを行うときのワード線電位を容易
に且つ確実に設定することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、発明の実
施の形態(以下、実施の形態と略称する)に基づき本発
明を説明する。
【0017】(実施の形態1)実施の形態1は、本発明
の不揮発性半導体メモリセルにおけるデータ書き換え方
法に関する。実施の形態1においては、不揮発性半導体
メモリセルをNAND型メモリセルとする。NAND型
メモリセルは複数(K個)のブロックを有し、各ブロッ
クは複数の電気的書き換えが可能な複数のメモリ素子か
ら構成されている。また、各メモリ素子は4値以上の多
値データを記憶するものとする。
【0018】セル・アレイ構造を図2に示し、模式的な
一部断面図を図3に示すように、従来のNANDストリ
ングは複数のメモリ素子M0〜M7から構成され、NAN
Dストリングを構成する各メモリ素子M0〜M7は、p型
半導体基板10に形成されたp型ウエル11内に形成さ
れており、ソース/ドレイン領域13、チャネル形成領
域14、浮遊ゲート電極(フローティングゲート電極と
も呼ばれる)15及び制御ゲート電極(コントロールゲ
ート電極とも呼ばれる)17を有する。浮遊ゲート電極
15の下にはトンネル絶縁膜12が形成されている。ま
た、浮遊ゲート電極15と制御ゲート電極17の間には
層間絶縁膜16が形成されている。更には、制御ゲート
電極17の上方には、層間絶縁層18を介してビット線
19が形成されている。そして、NANDストリングに
おいては、メモリ素子の一方のソース/ドレイン領域
を、隣接するメモリ素子の他方のソース/ドレイン領域
と共有化させることによって、複数のメモリ素子が直列
接続されている。NANDストリングの一端に位置する
メモリ素子は、第1の選択トランジスタDSGを介して
ビット線19に接続されており、NANDストリングの
他端に位置するメモリ素子は、第2の選択トランジスタ
SSGを介して共通ソース線20に接続されている。
尚、複数のNANDストリングが列方向に配設され、制
御ゲート電極は、行方向に配設されたワード線に接続さ
れている。
【0019】NAND型メモリセルにおけるメモリ素子
への従来のデータ書き込みの概要を、以下、説明する。
【0020】NANDストリングにおいて、データは、
ビット線19から最も離れた位置に位置するメモリ素子
7から順に書き込まれる。プログラム・サイクルにお
いては、データを書き込むべきメモリ素子(以下、便宜
上、選択メモリ素子と呼ぶ)の制御ゲート電極17に高
電位(例えば約20ボルト)を印加する。かかるメモリ
素子以外のメモリ素子(以下、便宜上、非選択メモリ素
子と呼ぶ)の制御ゲート電極には中間電位(例えば約1
0ボルト)を印加する。一方、ビット線19に、例えば
0ボルトを印加する。そして、第1の選択トランジスタ
DSGを導通させ、第2の選択トランジスタSSGを非
導通状態とすると、ビット線19の電位はメモリ素子の
ソース/ドレイン領域13へと転送される。そして、選
択メモリ素子においては、制御ゲート電極17とチャネ
ル形成領域14との間の電位差に基づき、ファウラー・
ノルドハイム(Fowler-Nordheim)・トンネル現象によ
り、チャネル形成領域14から浮遊ゲート電極17への
電子の注入が生じる。その結果、選択メモリ素子の閾値
電圧が当初の負から正方向にシフトし、データが選択メ
モリ素子に書き込まれる。一方、非選択メモリ素子にお
いては、制御ゲート電極17とチャネル形成領域14と
の間には大きな電位差が生ぜず、チャネル形成領域14
から浮遊ゲート電極17への電子の注入は生じない。そ
の結果、非選択メモリ素子の閾値電圧は当初の値から変
化せず、当初のデータが非選択メモリ素子に保持され
る。多値データをメモリ素子に記憶させる場合には、ビ
ット線19に電圧(例えば0ボルト)をパルス状に印加
することで、メモリ素子の閾値電圧Vthを所望の値まで
上昇させればよい。各メモリ素子の閾値電圧Vthの分布
の一例は、図8に示したとおりである。
【0021】ベリファイ・サイクルにおいては、データ
読み出しと同様に、メモリ素子M0〜M7の閾値電圧Vth
が所望の値となっているか否かを評価する。具体的に
は、ビット線19の電位VBLを所定の電位とし、ワード
線(更には制御ゲート電極17)に電位を印加する。例
えば、データ(1,0)を記憶すべきメモリ素子におい
てR10ボルトの電位をワード線に印加したとき、かかる
メモリ素子がオフ状態になった場合には、書き込みを完
了する。一方、オン状態のままの場合には、再びプログ
ラム・サイクルを実行する。また、データ(0,1)を
記憶すべきメモリ素子においてR01ボルトの電位をワー
ド線に印加したとき、かかるメモリ素子がオフ状態にな
った場合には、書き込みを完了する。一方、オン状態の
ままの場合には、再びプログラム・サイクルを実行す
る。更には、データ(0,0)を記憶すべきメモリ素子
においてR00ボルトの電位をワード線に印加したとき、
かかるメモリ素子がオフ状態になった場合には、書き込
みを完了する。一方、オン状態のままの場合には、再び
プログラム・サイクルを実行する。このように、プログ
ラム・サイクル及びベリファイ・サイクルを繰り返し行
うことによって、メモリ素子の閾値電圧Vthの値はビッ
ト線19に印加される電圧パルスの回数が増加するに従
い、上昇し、最終的に所望の値となる。
【0022】実施の形態1のNAND型メモリセルにお
けるデータ書き換え方法を、以下、図1のフローチャー
トを参照して説明するが、データ書き換えを行うべきメ
モリ素子は第N番目のブロック(但し、Nは1〜Kのい
ずれか)に属しているものとする。
【0023】[工程−100]先ず、第N番目のブロッ
ク内のメモリ素子の全てに対して、データ追加書き込み
を行う。具体的には、各メモリ素子の閾値電圧Vthを、
消去レベルの閾値電圧Vth-11から最も離れた閾値電圧
th-00とする。この場合、各メモリ素子毎にプラグラ
ム・サイクル及びベリファイ動作(ベリファイ・サイク
ル)を実行する。即ち、先ず、プログラム・サイクルに
おいて、例えば、或るメモリ素子にデータ(1,1),
(1,0)若しくは(0,1)が記憶されている場合、
かかる或るメモリ素子を選択メモリ素子として、この或
るメモリ素子の制御ゲート電極17に高電位(例えば約
20ボルト)を印加し、ビット線19に0ボルトを印加
する。これによって、或るメモリ素子においては、制御
ゲート電極17とチャネル形成領域14との間の電位差
に基づき、ファウラー・ノルドハイム・トンネル現象に
より、チャネル形成領域14から浮遊ゲート電極17へ
の電子の注入が生じる。その結果、選択メモリ素子の閾
値電圧が正方向にシフトし、データが選択メモリ素子に
書き込まれる。
【0024】次いで、ベリファイ・サイクルを実行す
る。即ち、データ読み出しと同様に、この或るメモリ素
子の閾値電圧Vthが所望の値Vth-00となっているか否
かを評価する。具体的には、ビット線19の電位VBL
所定の電位とし、次いで、ワード線(更には、制御ゲー
ト電極17)の電位をR00ボルトにする。そして、この
或るメモリ素子がオフ状態になった場合には、書き込み
を完了する。一方、オン状態のままの場合には、再びプ
ログラム・サイクルを実行する。このように、プログラ
ム・サイクル及びベリファイ・サイクルを繰り返し行う
ことによって、メモリ素子の閾値電圧Vthの値はビット
線19に印加される電圧パルスの回数が増加するに従
い、上昇し、如何なるデータが記憶されていたとして
も、最終的にVth -00となる。
【0025】[工程−110]次いで、第N番目のブロ
ック内のメモリ素子の全てに対して、データ消去を行
う。具体的には、ビット線19をフローティング状態と
し、ワード線に0ボルトを印加し、p型ウエル11に2
0ボルトを印加する。これによって、浮遊ゲート電極1
7からチャネル形成領域14への電子の放出が生じる結
果、全てのメモリ素子の閾値電圧は消去レベルの閾値電
圧Vth-11となる。
【0026】[工程−120]その後、第N番目のブロ
ック内の各メモリ素子に対して、データ書き込みを行
う。具体的には、各メモリ素子の閾値電圧Vthを、記憶
すべきデータに対応した閾値電圧(Vth-10,Vth-01
th-00)とする。即ち、各メモリ素子毎にプラグラム
・サイクル及びベリファイ・サイクルを実行する。具体
的には、先ず、プログラム・サイクルにおいて、或るメ
モリ素子を選択メモリ素子として、この或るメモリ素子
の制御ゲート電極17に高電位(例えば約20ボルト)
を印加し、ビット線19に0ボルトを印加する。これに
よって、或るメモリ素子において、チャネル形成領域1
4から浮遊ゲート電極17への電子の注入が生じる。そ
の結果、選択メモリ素子の閾値電圧が正方向にシフト
し、データが選択メモリ素子に書き込まれる。
【0027】次いで、ベリファイ・サイクルを実行す
る。即ち、データ読み出しと同様に、この或るメモリ素
子の閾値電圧Vthが所望の値となっているか否かを評価
する。例えば、或るメモリ素子にデータ(0,1)を記
憶させたい場合、ビット線19の電位VBLを所定の電位
とし、次いで、ワード線(更には、制御ゲート電極1
7)の電位をR01ボルトにする。そして、この或るメモ
リ素子がオフ状態になった場合には、書き込みを完了す
る。一方、オン状態のままの場合には、再びプログラム
・サイクルを実行する。
【0028】以上の[工程−100]〜[工程−12
0]を必要に応じて他のブロックにおいても実行する。
【0029】(実施の形態2)実施の形態2は、本発明
の不揮発性半導体メモリセルにおけるデータ書き換え及
び読み出し方法に関する。実施の形態2においても、不
揮発性半導体メモリセルをNAND型メモリセルとす
る。NAND型メモリセルは複数(K個)のブロックを
有し、各ブロックは複数の電気的書き換えが可能な複数
のメモリ素子から構成されている。更には、実施の形態
2のNAND型メモリセルには、各ブロック毎に参照メ
モリ素子が備えられている。また、各メモリ素子は4値
以上の多値データを記憶するものとする。
【0030】実施の形態2のセル・アレイ構造を図2及
び図6に示す。尚、図2は、従来と同様のメモリ素子の
領域におけるセル・アレイ構造を示し、図6は、メモリ
素子及び参照メモリ素子の領域におけるセル・アレイ構
造を示す。参照メモリ素子もNANDストリングから構
成されている。参照メモリ素子を構成するNANDスト
リングの数は、多値データのレベル数の整数倍の数(図
6に示した例では4つ)である。参照メモリ素子をNA
NDストリングから構成することによって、参照メモリ
素子の閾値電圧の平均化を図ることができる。メモリ素
子を構成するNANDストリング、及び参照メモリ素子
を構成するNANDストリングの構造は、図3に模式的
な一部断面図を示したと同様である。尚、メモリ素子を
構成する複数のNANDストリング、及び参照メモリ素
子を構成するNANDストリングが列方向に配設されて
おり、制御ゲート電極は、行方向に配設されたワード線
に接続されている。
【0031】実施の形態2の不揮発性半導体メモリセル
の構成概念図を、図7に示す。NAND型メモリセル
は、複数(K個)のブロックから構成され、各メモリ素
子及び参照メモリ素子の制御ゲート電極を接続するn本
のワード線はロウ回路に接続されている。また、各NA
NDストリングに接続されたm本のビット線はカラム回
路に接続されている。ロウ回路及びカラム回路によっ
て、各メモリ素子へのアクセス、各メモリ素子へのデー
タ書き込み、データ読み出し、データ消去が制御され
る。ブロックは、消去ブロック単位に対応している。各
ブロックには、参照メモリ素子を構成する複数(実施の
形態2においては4つ)のNANDストリングが設けら
れ、これらのNANDストリングに接続されたビット線
はリファレンスデータ制御回路に接続されている。ロウ
回路及びリファレンスデータ制御回路によって、各参照
メモリ素子へのアクセス、各参照メモリ素子へのデータ
書き込み、データ読み出し、データ消去が制御される。
更には、リファレンスデータ制御回路においては、参照
メモリ素子の閾値電圧の変動が検出され、かかる検出結
果に基づき、制御回路の働きによって、各メモリ素子に
おけるデータ読み出し時、動的なワード線電位制御が行
われる。ロウ回路、カラム回路及びリファレンスデータ
制御回路の動作は、制御回路によって制御される。
【0032】実施の形態2のNAND型メモリセルにお
けるデータ書き換え及び読み出し方法を、以下、図4及
び図5のフローチャートを参照して説明するが、データ
書き換え及び読み出しを行うべきメモリ素子は第N番目
のブロック(但し、Nは1〜Kのいずれか)に属してい
るものとする。
【0033】[工程−200]先ず、第N番目のブロッ
ク内のメモリ素子の全てに対して、並びに、参照メモリ
素子の全てに対して、データ追加書き込みを行う。具体
的には、各メモリ素子及び参照メモリ素子の閾値電圧V
thを、消去レベルの閾値電圧Vth-11から最も離れた閾
値電圧Vth-00とする。この場合、各メモリ素子及び参
照メモリ素子毎にプラグラム・サイクル及びベリファイ
動作(ベリファイ・サイクル)を実行する。具体的に
は、実施の形態1の[工程−100]と同様の工程を実
行すればよい。
【0034】[工程−210]次いで、第N番目のブロ
ック内のメモリ素子の全て、並びに参照メモリ素子の全
てに対して、データ消去を行う。具体的には、ビット線
19をフローティング状態とし、ワード線に0ボルトを
印加し、p型ウエル11に20ボルトを印加する。これ
によって、浮遊ゲート電極17からチャネル形成領域1
4への電子の放出が生じる結果、全てのメモリ素子及び
参照メモリ素子の閾値電圧は消去レベルの閾値電圧V
th-11となる。
【0035】[工程−220]その後、第N番目のブロ
ック内の各メモリ素子に対して、データ書き込みを行
う。併せて、第N番目のブロックにおける参照メモリ素
子に対して、参照データ書き込みを行う。各メモリ素子
に対するデータ書き込みは、実施の形態1の[工程−1
20]と同様とすればよい。一方、参照メモリ素子に対
する参照データ書き込みに関しては、参照メモリ素子の
それぞれの閾値電圧を、多値データに対応した閾値電圧
とする。即ち、図6に示したセル・アレイ構造における
参照メモリ素子REF1-0〜REF1-7には参照データ
(0,0)を書き込み、参照メモリ素子REF2-0〜R
EF2-7には参照データ(0,1)を書き込み、参照メ
モリ素子REF3-0〜REF3-7には参照データ(1,
0)を書き込み、参照メモリ素子REF4-0〜REF4-7
には参照データ(1,1)を書き込めばよい。即ち、参
照メモリ素子REF1-0〜REF1-7の閾値電圧をV
th-00とし、参照メモリ素子REF2-0〜REF2-7の閾
値電圧をVth-01とし、参照メモリ素子REF3-0〜RE
3- 7の閾値電圧をVth-10とし、参照メモリ素子REF
4-0〜REF4-7の閾値電圧をVth-11のままとすればよ
い。具体的な参照メモリ素子に対する参照データ書き込
みは、実施の形態1の[工程−120]と同様とすれば
よい。
【0036】以上の[工程−200]〜[工程−22
0]を必要に応じて他のブロックにおいても実行する。
【0037】[工程−230]データ読み出しにおいて
は、第N番目のブロックにおいて、参照メモリ素子に書
き込まれた参照データの読み出しに必要なワード線参照
読み出し電位を求める。例えば、参照メモリ素子REF
3-0〜REF3-7に書き込まれた参照データ(0,1)を
読み出す場合、ワード線電位VWLをR01ボルトよりも十
分に低い値(ワード線参照読み出し電位初期値)から高
い値へと段階的に変化させ、各ワード線電位VWLにおい
て参照メモリ素子のオン・オフ状態を調べる。即ち、参
照メモリ素子に書き込まれたデータと参照メモリ素子か
ら読み出されたデータとが一致するかを調べる。そし
て、参照メモリ素子がオフ状態に保たれるときの最高ワ
ード線電位VWL-01-maxを求める。この最高ワード線電
位VWL-01-maxがワード線参照読み出し電位である。次
いで、こうして求められたワード線参照読み出し電位に
基づき、第N番目のブロック内の各メモリ素子に記憶さ
れたデータ(0,1)の読み出しを行う。データ(1,
0)、データ(0,0)の読み出しも同様の方法にて行
えばよい。
【0038】以上、本発明を、発明の実施の形態に基づ
き説明したが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。発明の実施の形態においては、専らNAND型メモ
リセルに基づき本発明を説明したが、本発明の不揮発性
半導体メモリセルにおけるデータ書き換え方法、並びに
データ書き換え及び読み出し方法はNOR型メモリセル
に対しても適用することができる。各発明の実施の形態
においては、第N番目のブロック内のメモリ素子の全て
(及び、参照メモリ素子の全て)に対してデータ追加書
き込みを行う際、ベリファイ動作を実行したが、メモリ
素子の全て(及び、参照メモリ素子の全て)の閾値電圧
が消去レベルの閾値電圧から最も離れた閾値電圧となる
ように、例えばNAND型メモリセルにおいて、メモリ
素子の全て(及び、参照メモリ素子の全て)に対して一
定量の電子を浮遊ゲート電極に注入してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明の不揮発性半導体
メモリセルにおけるデータ書き換え方法においては、ブ
ロック内の各メモリ素子の書き換え回数、より具体的に
は、トンネル絶縁膜12に対して生じる総通過電荷量等
のストレスをほぼ均一にすることができる。その結果、
ストレスに起因したトンネル絶縁膜での電荷捕獲、リー
ク電流の増加等のメモリ素子の閾値電圧ばらつき原因の
発生量を均一化することができ、ブロック内のメモリ素
子の閾値電圧のばらつきを少なくすることができる。そ
れ故、メモリ素子に書き込まれたデータを読み出す場
合、閾値電圧Vthのばらつきによる誤データ読み出しを
防ぐために、読み出し時のメモリ素子の閾値電圧Vth
定レベルは、書き込み時の閾値判定レベルに閾値電圧の
ばらつきに対するマージンを加えたレベルとしている
が、かかるマージンを小さくすることができる結果、メ
モリ素子に書き込めるデータ(ビット)が制限されると
いった問題を解消することができる。
【0040】また、本発明の不揮発性半導体メモリセル
におけるデータ書き換え及び読み出し方法においては、
ブロック内の各メモリ素子及び参照メモリ素子の書き換
え回数、より具体的には、トンネル絶縁膜12に対して
生じる総通過電荷量等のストレスをほぼ均一にすること
ができる。その結果、ストレスに起因したトンネル絶縁
膜での電荷捕獲、リーク電流の増加等のメモリ素子及び
参照メモリ素子の閾値電圧ばらつき原因の発生量を均一
化することができ、ブロック内のメモリ素子及び参照メ
モリ素子の閾値電圧のばらつきを少なくすることができ
る。
【0041】しかも、参照メモリ素子におけるデータ読
み出し時のワード線電位(ワード線参照読み出し電位)
を求め、かかるワード線参照読み出し電位に基づきメモ
リ素子の読み出しを行うので、メモリ素子のデータ書き
換え回数に起因したメモリ素子の閾値電圧の変動を実質
的にキャンセルすることができる。加えて、各ブロック
毎に参照メモリ素子におけるデータ読み出し時のワード
線電位(ワード線参照読み出し電位)を求めるので、各
ブロックの書き換え回数が等しくなくとも、各ブロック
毎に書き換え回数に応じて読み出し時のワード線電位を
動的に確実に変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1の不揮発性半導体メモリセ
ルにおけるデータ書き換え方法のフローチャートであ
る。
【図2】NAND型メモリセルのセル・アレイ構造を示
す図である。
【図3】NAND型メモリセルを構成するメモリ素子の
模式的な一部断面図である。
【図4】発明の実施の形態2の不揮発性半導体メモリセ
ルにおけるデータ書き換え及び読み出し方法のフローチ
ャートである。
【図5】発明の実施の形態2の不揮発性半導体メモリセ
ルにおけるデータ書き換え及び読み出し方法のフローチ
ャートである。
【図6】参照メモリ素子から構成されたNANDストリ
ングを含むNAND型メモリセルのセル・アレイ構造を
示す図である。
【図7】発明の実施の形態2の不揮発性半導体メモリセ
ルの構成概念図である。
【図8】4値をメモリ素子に記憶させたときのメモリ素
子の閾値電圧Vthの分布の一例を示す図である。
【符号の説明】
0〜M7・・・メモリ素子、DSG・・・第1の選択ト
ランジスタ、SSG・・・第2の選択トランジスタ、1
0・・・p型半導体基板、11・・・p型ウエル、12
・・・トンネル絶縁膜、13・・・ソース/ドレイン領
域、14・・・チャネル形成領域、15・・・浮遊ゲー
ト電極、16・・・層間絶縁膜、17・・・制御ゲート
電極、18・・・層間絶縁層、19・・・ビット線、2
0・・・共通ソース線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気的書き換えが可能な複数のメモリ素子
    から構成されたブロックを複数有する不揮発性半導体メ
    モリセルにおける各ブロック毎のデータ書き換え方法で
    あって、 (イ)ブロック内のメモリ素子の全てに対して、データ
    追加書き込みを行い、 (ロ)次いで、ブロック内のメモリ素子の全てに対し
    て、データ消去を行い、 (ハ)その後、ブロック内の各メモリ素子に対して、デ
    ータ書き込みを行うことを特徴とする不揮発性半導体メ
    モリセルにおけるデータ書き換え方法。
  2. 【請求項2】各メモリ素子は3値以上の多値データを記
    憶し、 工程(イ)におけるデータ追加書き込みにおいては、各
    メモリ素子の閾値電圧を、消去レベルの閾値電圧から最
    も離れた閾値電圧とし、 工程(ロ)におけるデータ消去においては、各メモリ素
    子の閾値電圧を消去レベルの閾値電圧とし、 工程(ハ)における各メモリ素子に対するデータ書き込
    みにおいては、各メモリ素子の閾値電圧を、記憶すべき
    データに対応した閾値電圧とすることを特徴とする請求
    項1に記載の不揮発性半導体メモリセルにおけるデータ
    書き換え方法。
  3. 【請求項3】不揮発性半導体メモリセルはNAND型で
    あることを特徴とする請求項2に記載の不揮発性半導体
    メモリセルにおけるデータ書き換え方法。
  4. 【請求項4】工程(イ)におけるデータ追加書き込みに
    おいて、各メモリ素子毎にベリファイ動作を行うことを
    特徴とする請求項3に記載の不揮発性半導体メモリセル
    におけるデータ書き換え方法。
  5. 【請求項5】電気的書き換えが可能な複数のメモリ素子
    から構成されたブロックを複数有する不揮発性半導体メ
    モリセルにおけるデータ書き換え及び読み出し方法であ
    って、 各ブロック毎に参照メモリ素子が備えられ、 データ書き換えにおいては、 (イ)ブロック内のメモリ素子の全て及び参照メモリ素
    子に対して、データ追加書き込みを行い、 (ロ)次いで、ブロック内のメモリ素子の全て及び参照
    メモリ素子に対して、データ消去を行い、 (ハ)その後、ブロック内の各メモリ素子に対して、デ
    ータ書き込みを行い、併せて、該ブロックにおける参照
    メモリ素子に対して、参照データ書き込みを行い、 データ読み出しにおいては、ブロック毎に、参照メモリ
    素子に書き込まれた参照データの読み出しに必要なワー
    ド線参照読み出し電位を求め、該ワード線参照読み出し
    電位に基づき、該ブロック内の各メモリ素子に記憶され
    たデータの読み出しを行うことを特徴とする不揮発性半
    導体メモリセルにおけるデータ書き換え及び読み出し方
    法。
  6. 【請求項6】各メモリ素子は3値以上の多値データを記
    憶し、 多値データのレベル数の整数倍の数の参照メモリ素子が
    各ブロック毎に備えられ、 工程(イ)におけるデータ追加書き込みにおいては、各
    メモリ素子及び参照メモリ素子の閾値電圧を、消去レベ
    ルの閾値電圧から最も離れた閾値電圧とし、 工程(ロ)におけるデータ消去においては、各メモリ素
    子及び参照メモリ素子の閾値電圧を消去レベルの閾値電
    圧とし、 工程(ハ)における各メモリ素子に対するデータ書き込
    みにおいては、各メモリ素子の閾値電圧を、記憶すべき
    データに対応した閾値電圧とし、併せて、参照メモリ素
    子のそれぞれの閾値電圧を、多値データに対応した閾値
    電圧とすることを特徴とする請求項5に記載の不揮発性
    半導体メモリセルにおけるデータ書き換え及び読み出し
    方法。
  7. 【請求項7】不揮発性半導体メモリセルはNAND型で
    あることを特徴とする請求項6に記載の不揮発性半導体
    メモリセルにおけるデータ書き換え及び読み出し方法。
  8. 【請求項8】工程(イ)におけるデータ追加書き込みに
    おいて、各メモリ素子毎にベリファイ動作を行うことを
    特徴とする請求項7に記載の不揮発性半導体メモリセル
    におけるデータ書き換え及び読み出し方法。
JP15960998A 1998-06-08 1998-06-08 不揮発性半導体メモリセルにおけるデータ書き換え方法並びにデータ書き換え及び読み出し方法 Pending JPH11353884A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7263000B2 (en) 2002-09-30 2007-08-28 Kabushiki Kaisha Toshiba NAND type memory with dummy cells adjacent to select transistors being biased at different voltage during data erase
US7630261B2 (en) 2004-02-17 2009-12-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Nand-structured flash memory
JP2011070768A (ja) * 2011-01-12 2011-04-07 Renesas Electronics Corp 不揮発性半導体記憶装置の書込方法

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US8879326B2 (en) 2002-09-30 2014-11-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory device including plural memory cells and a dummy cell coupled to an end of a memory cell
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