JPH11352148A - プローブ及びプローブ組立体 - Google Patents

プローブ及びプローブ組立体

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JPH11352148A
JPH11352148A JP16516098A JP16516098A JPH11352148A JP H11352148 A JPH11352148 A JP H11352148A JP 16516098 A JP16516098 A JP 16516098A JP 16516098 A JP16516098 A JP 16516098A JP H11352148 A JPH11352148 A JP H11352148A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣り合うプローブ間における電気信号の漏洩
を可能な限り小さくすることにある。 【解決手段】 プローブは、帯状の中央領域と、該中央
領域の一端に続く第1の針先領域と、前記中央領域の他
端に続く第2の針先領域と、前記中央領域に形成されて
前記中央領域をその長手方向へ伸びる1以上の切欠部で
あって前記幅方向における少なくとも一方又は他方に開
放する切欠部とを備える。プローブ組立体は、そのよう
な複数のプローブを、隣り合うプローブの前記切欠部が
対向しないように、ブロックに配置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示パネル、
集積回路等の平板状被検査体の検査に用いるプローブ及
びプローブ組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のプローブ組立体として、金属細
線からなるプローブを用いたニードルタイプのもの、帯
状のプローブを用いたブレードタイプのもの、スプリン
グピンをプローブとして用いたスプリングピンタイプの
もの等が提案され、販売されている。これらのうち、ブ
レードタイプのプローブを用いた組立体は、プローブ自
体の製作及びプローブ組立体への組み立てが容易で廉価
になる等、多くの利点を有する。
【0003】しかし、従来のプローブ組立体、特にプレ
ードタイプのプローブを用いたものは、隣り合うプロー
ブの対向面積が大きいから、隣り合うプローブ間におけ
る電気信号の漏洩の影響を大きく受け、従って試験用信
号として高周波信号を用いるいわゆる高周波試験に適さ
ない。
【0004】
【解決しようとする課題】それゆえに、隣り合うプロー
ブ間における電気信号の漏洩を可能な限り小さくするこ
とは、特に高周波試験において重要である。
【0005】
【解決手段、作用、効果】本発明のプローブは、帯状の
中央領域と、該中央領域の一端に続く第1の針先領域
と、前記中央領域の他端に続く第2の針先領域と、前記
中央領域に形成されて前記中央領域をその長手方向へ伸
びる1以上の切欠部であって前記幅方向における少なく
とも一方又は他方に開放する切欠部とを備える。
【0006】各プローブは、第1及び第2の針先領域の
端部を針先として用いられる。少なくとも、幅方向の一
方に開放する切欠部を有する複数のプローブと、幅方向
の他方に開放する切欠部を有する複数のプローブとがプ
ローブ組立体に用いられる。プローブは、隣り合うプロ
ーブの切欠部が中央領域の幅方向に互いにずれるよう
に、ブロックに配置することができる。
【0007】このため、本発明のプローブによれば、ブ
レードタイプのプローブであるにもかかわらず、隣り合
うプローブの長穴又は切欠部を対向させた場合に比べ、
隣り合うプローブの対向する部分の面積が両プローブの
長穴及び切欠部の面積の和に対応するだけ小さくなり、
その結果隣り合うプローブ間における電気信号の漏洩が
小さくなる。
【0008】プローブは、さらに、前記中央領域の幅方
向における前記切欠部の隣を前記中央領域の長手方向へ
伸びる1以上の長穴を備えることができる。このように
すれば、隣り合うプローブの切欠部及び長穴の両者が中
央領域の幅方向に互いにずれるように、複数のプローブ
をブロックに配置することができる。これにより、隣り
合うプローブの対向する部分の面積が両プローブの長穴
の面積に対応するだけさらに小さくなるから、隣り合う
プローブ間における電気信号の漏洩がさらに小さくな
る。
【0009】プローブは2つの前記切欠部を備え、一方
の切欠部を前記幅方向における一方に開放させ、他方の
切欠部を前記幅方向における他方に開放させることがで
きる。この場合、例えば、幅方向における一方に開放す
る切欠部及び幅方向における他方に開放する切欠部を有
するプローブを、切欠部が幅方向における一方に開放す
るプローブと、切欠部が幅方向における他方に開放する
プローブとの間となるように配置することができる。こ
れにより、各プローブの幅寸法を切欠部の部位において
より小さくすることができるから、隣り合うプローブの
対向する部分の面積がより小さくなり、隣り合うプロー
ブ間における電気信号の漏洩がさらに小さくなる。
【0010】前記第1及び第2の針先領域は、前記中央
領域の幅方向外側に及び互いに反対側に突出した針先を
有することができる。プローブは、さらに、前記中央領
域の長手方向に間隔をおいた箇所のそれぞれに形成され
たガイド穴を有することができる。
【0011】本発明のプローブ組立体は、ブロックと、
複数のプローブとを含む。各プローブは、帯状の中央領
域並びに該中央領域の先端及び後端からそれぞれさらに
前方及び後方へ伸びる第1及び第2の針先領域と、前記
中央領域に形成されて前記中央領域をその長手方向へ伸
びる1以上の切欠部であって前記幅方向における少なく
とも一方又は他方に開放する切欠部とを備える。
【0012】これらのプローブは、前記中央領域の幅方
向が上下方向とした状態に前記ブロックの下側に並列的
に配置されており、また、隣り合うプローブの前記切欠
部を前記中央領域の幅方向に変位させている。
【0013】本発明のプローブ組立体によれば、隣り合
うプローブの切欠部が中央領域の幅方向に互いにずれて
いるから、ブレードタイプのプローブを用いているにも
かかわらず、隣り合うプローブの切欠部を対向させた場
合に比べ、隣り合うプローブの対向する部分の面積が両
プローブの切欠部の面積の和に対応するだけ小さくな
り、その結果隣り合うプローブ間における電気信号の漏
洩が小さくなる。
【0014】各プローブにさらに前記中央領域の幅方向
における前記切欠部の隣を前記中央領域の長手方向へ伸
びる1以上の長穴を形成し、隣り合うプローブの前記長
穴を前記中央領域の幅方向に変位させることができる。
これにより、隣り合うプローブの対向する部分の面積が
両プローブの長穴の面積の和に対応する分だけさらに小
さくなるから、隣り合うプローブ間における電気信号の
漏洩がさらに小さくなる。
【0015】前記幅方向の一方に開放する前記切欠部及
び前記幅方向の他方に開放する前記切欠部を有するプロ
ーブを、前記切欠部が前記幅方向の一方に開放するプロ
ーブと、前記切欠部が前記幅方向の他方に開放するプロ
ーブとの間に配置することができる。これにより、各プ
ローブの幅寸法を切欠部の部分においてより小さくする
ことができるから、隣り合うプローブの対向する部分の
面積がより小さくなり、隣り合うプローブ間における電
気信号の漏洩がさらに小さくなる。
【0016】プローブ組立体は、さらに、前記プローブ
の中央領域を貫通して伸びる1以上のガイドバーであっ
て前記ブロックに支持されたガイドバーを含むことがで
きる。これにより、例えば、多数のプローブを液晶表示
パネルのような平板状被検査体の電極の配置パターンに
応じたパターンとなるようにブロックに配置し、ガイド
バーをプローブのガイド穴に通し、その後ガイドバーを
ブロックに支持させることにより、組み立てることがで
きるから、組立が容易になる。
【0017】プローブ組立体は、さらに、前記ブロック
の先端側及び後端側にそれぞれ配置されて前記プローブ
の配列方向へ伸びる第1及び第2のスリットバーであっ
て前記プローブの先端側及び後端側の部位をそれぞれ受
け入れるべく長手方向に間隔をおいた複数のスリットを
それぞれ有する第1及び第2のスリットバーを含むこと
ができる。これにより、プローブがスリットバーにより
ガイドバーの長手方向(すなわち、プローブの入れる方
向)における所定の位置に維持されるから、組立作業が
より容易になり、より廉価になる。また、組立後におい
ても、ガイドバーの長手方向へのプローブの変位がプロ
ーブの両端部においてスリットバーにより阻止されるか
ら、ガイドバーの長手方向における両針先領域の位置が
安定し、各プローブの針先が所定の電極に確実に接触す
る。
【0018】前記ガイドバーの長手方向の端部を受け入
れる板状の一対のサイドカバーであって前記ブロックの
側部に取り外し可能に組み付けられた一対のサイドカバ
ーを含むことができる。これにより、サイドバーを介し
てガイドバーをブロックに支持させることができる。
【0019】さらに、プローブの中央領域の長手方向に
間隔をおいた部位、好ましくは先端部及び後端部を貫通
して伸びる一対のガイドバーを設けることができる。こ
れにより、ブロックに対する各プローブの姿勢が安定す
る。
【0020】さらに、ガイドバーの長手方向へ伸びる状
態にブロックの後端に組み付けられた長い板状のガイド
部材であって第2の針先領域の針先が貫通する複数の穴
を有するガイド部材を含むことができる。これにより、
第2の針先領域の針先がガイド部材によりガイドバーの
長手方向における所定の位置に維持されるから、第2の
針先領域の針先の位置がより安定する。
【0021】
【発明の実施の形態】図1〜図6を参照するに、プロー
ブ組立体10は、ブロック12と、ブロック12の下側
に交互に並列的に配置された帯状の複数のプローブ14
a,14bと、プローブ14a,14bを貫通する細長
い一対のガイドバー16と、プローブ14a,14bの
一部を受け入れる一対のスリットバー18と、プローブ
14a,14bの後端側に針先の位置を安定化させる長
尺のガイド部材20と、ガイドバー16をブロック12
に支持させる一対のサイドカバー22とを含む。
【0022】なお、本発明においては、ブロック12の
厚さ方向(図1において上下の方向)を上下方向とい
い、プローブ14a,14bの伸長方向すなわち長手方
向(図1において左下から右上の方向及びその逆の方
向)を前後方向といい、ガイドバー16の長手方向(図
1において左上から右下及びその逆の方向)を左右方向
という。
【0023】ブロック12は、ねじ穴24及び一対のガ
イド穴26を上面の側に有すると共に、一対のガイド穴
28を各側面の側に有する。ブロック12の下面は、図
4に示すように、複数の段部により階段状に形成されて
いる。ブロック12は、電気を通さないいわゆる非導電
性の、金属材料、セラミック又は合成樹脂から製作する
ことができる。
【0024】プローブ14a,14bのそれぞれは、図
4〜図7に示すように、帯状の中央領域30と、該中央
領域の先端(前端)及び後端からそれぞれさらに前方及
び後方へ伸びる一対の針先領域32及び34とを備え
る。
【0025】中央領域30は、ガイドバー16が貫通す
るガイド穴36を各端部に有すると共に、中央領域30
の長手方向に間隔をおいた部位を貫通する複数の長穴3
8をガイド穴36の間の部位に有する。各長穴38は、
中央領域30の長手方向へ伸びていると共に、中央領域
30の長手方向に間隔をおいている。
【0026】図示の例では、各ガイド穴36は、円形で
あるが、ガイドバー16の断面形状に対応した形状とす
ることができる。また、ガイド穴36を、中央領域30
の長手方向に間隔をおいた他の箇所に形成してもよい
し、中央領域30の長手方向へ伸びる長穴としてもよ
く、この場合長穴38に続く長い穴としてもよい。
【0027】図6(A)及び(B)にそれぞれ示すよう
に、プローブ14a及び14bは、さらにそれぞれ、中
央領域30の幅方向における長穴38の隣をその長手方
向へ伸びる細長い切欠部40a及び40bを有する。切
欠部40a及び40bは、それぞれ、中央領域30の幅
方向における一方及び他方に開放していると共に、中央
領域30を厚さ方向へ貫通している。
【0028】針先領域32及び34は、それぞれ、中央
領域30の幅方向における一方の縁部の側及び他方の縁
部の側から前方及び後方へ伸びており、また中央領域3
0の最大幅寸法より小さい最大幅寸法を有する。針先領
域32及び34の針先32a及び34aは、それぞれ、
針先領域32及び34の先端部及び後端部から下方及び
上方へ突出している。プローブ14a,14bをその厚
さ方向から見たとき、針先32aは半円形の形状を有す
るが、針先34aは三角形の形状を有する。
【0029】プローブ14a,14bは、導電性の薄い
金属板にエッチング加工をしてプローブを作成し、次い
でポリイミド材のような電気絶縁性材料によるコーティ
ングをプローブ14a,14bの針先となる部分を除い
て形成することにより、製作することができる。
【0030】プローブ14a,14bは、中央領域30
の幅方向が上下方向となり、プローブ14a及び14b
がそれらの配列方向に交互となる状態に、ブロック12
の下側に並列的に配置されている。このため、隣り合う
プローブ14a,14bの長穴38及び切欠部40a,
40bは中央領域30の幅方向にずれている(図4、図
6(C)及び図7参照)。しかし、隣り合うプローブ1
4a,14bのガイド穴36は、一致している。
【0031】各ガイドバー16は、図示の例では、円形
の断面形状を有しており、また非導電性の金属材料によ
り形成されている。各ガイドバー16は、プローブ14
a,14bのガイド穴36に押し込まれ、各端部がサイ
ドカバー22を貫通することにより、両サイドカバー2
2によりブロック12に組み付けられる。
【0032】各スリットバー18には、複数のスリット
42が長手方向に所定のピッチで形成されている。各ス
リット42は、プローブ14a,14bの厚さ寸法とほ
ぼ同じ幅寸法を有しており、またスリットバー18の幅
方向全体にわたって伸びている。スリットバー18はセ
ラミックのような非導電性材料から製作することができ
る。また、各スリット42は、スリットバー18をブロ
ック12に装着する前又は装着した後に、形成すること
ができる。
【0033】一方のスリットバー18は、これがプロー
ブ14a,14bの配列方向へ伸びてスリット42が下
方に向く状態にブロック12の前端下面に接着される。
他方のスリットバー18は、これがプローブ14a,1
4bの配列方向へ伸びてスリット42が下方に向く状態
にブロック12の後端下面に接着される。しかし、各ス
リットバー18をブロック12に1以上のねじ部材によ
り又は嵌合により取り付けてもよい。
【0034】各プローブは、針先32aが一方のスリッ
トバー18から前方及び下方へ突出するように、針先領
域32を一方のスリットバー18のスリット42に受け
入れられており、また針先34aが他方のスリットバー
18から後方及び上方へ突出するように、中央領域30
と針先領域34との境界近傍を他方のスリットバー18
のスリット42に受け入れられている。
【0035】ガイド部材20は、L字型の断面形状を有
しており、またガイド部材20の長手方向に間隔をおい
た複数の貫通穴44(図5参照)をL字の一方の辺部分
に有する。ガイド部材20はポリイミド材のような非導
電性のフィルムから製作することができ、また穴44は
例えばレーザ加工により形成することができる。
【0036】ガイド部材20は、各針先34aが穴44
を貫通するように、L字の他方の辺部分おいてプローブ
14の配列方向へ伸びる状態に複数のねじ部材46によ
りブロック12の後端面下部に取り外し可能に取り付け
られている。しかし、ガイド部材20をブロック12
に、嵌合又は接着により取り付けてもよい。
【0037】各サイドカバー22は、ブロック12の側
面と対応した形状の板部材から形成されており、また一
対のガイドピン48と複数のねじ部材50とによりブロ
ック12の側面に取り外し可能に取り付けられている。
【0038】各ガイドピン48は、ブロック12に形成
されたガイド穴28に脱出不能に嵌合されており、端部
をサイドカバー22に形成されたガイド穴に嵌合され
る。しかし、ガイドピン48をサイドカバー22に固定
してもよい。サイドカバー22は、両ガイドバー16の
端部を受け入れる貫通穴を有する。
【0039】図においては、隣り合うプローブ14a,
14bが大きく間隔をおいているように示しているが、
実際にはプローブ14a,14bの配列ピッチは小さ
い。プローブ14a,14bの厚さ寸法及び配列ピッ
チ、ならびに、スリット42の配置ピッチ及び幅寸法
は、被検査体の種類、特に電極の配置ピッチと幅寸法に
より異なる。
【0040】たとえば、被検査体の電極の配置ピッチ及
び幅寸法がそれぞれ55μm及び40μmである場合、
プローブ14a,14b及びスリット42の配置ピッチ
を55μm、スリット42の幅寸法を35μm、プロー
ブ14用の薄い金属板素材の厚さ寸法を30μmとする
ことができる。
【0041】プローブ組立体10は、先ず、両スリット
バー18とガイド部材20とを上記した状態にブロック
12に取り付けた状態で、プローブ14a,14bの両
端部をスリットバー18のスリット42に挿し込むと共
に針先34aをガイド部材20の穴40に通し、次いで
ガイドバー16をプローブ14a,14bのガイド穴3
6に挿し通し、次いでガイドピン48をサイドカバー2
2とブロック12とに挿し通すと共にガイドバー16の
端部をサイドカバー22に挿し通し、その後サイドカバ
ー22をねじ部材50でブロック12に取り付けること
により、組み立てることができる。
【0042】これにより、プローブ14a,14b及び
ガイドバー16は、サイドカバー22を介してブロック
12に支持されており、また、プローブ14a,14b
は、中央領域30の幅方向が上下方向となり、プローブ
14a及び14がそれらの配列方向に交互となる状態
に、ブロック12の下側に並列的に配置されている。
【0043】プローブ組立体10において、隣り合うプ
ローブ14a,14bの長穴38及び切欠部40a,4
0bは中央領域30の幅方向にずれている。換言すれ
ば、隣り合うプローブ14a,14bの中央領域30の
うち、長穴38及び切欠部40a又は40bが形成され
た部分の残存部分(導電性の残存部分)は対向すること
なく、幅方向へずれている。それゆえに、これらの残存
部分は、隣のプローブの長穴38及び切欠部40a又は
40bと対向する。
【0044】上記のように組み立てた状態において、プ
ローブ14a,14bは液晶表示パネルのような平板状
被検査体70(図4参照)の電極の配置パターンに応じ
たパターンにブロック12の下側に並列的に配置され、
針先32aはスリットバー18から前方及び下方へ突出
し、針先34aはスリットバー18から後方及び上方へ
突出してガイド部材20から上方へ突出しており、針先
領域32のスリット42の底面との間に空間が形成され
ている。
【0045】検査用ヘッド52に組み付けるとき、プロ
ーブ組立体10は、図4及び図5に示すように、針先3
4aがTAB(Tape Automated Bonding)テープ54に設
けられた駆動用集積回路56の電極に接触し、かつ、針
先34aが駆動用集積回路56の電極にわずかに過剰に
押圧された状態に、検査用ヘッド52の取付体58に組
み付けられる。
【0046】これにより、プローブ14a,14bは針
先領域34の幅寸法が中央領域30のそれより小さいか
ら弧状に反り、各針先34aは電極に確実に接触する。
駆動用集積回路56は、可撓性の配線基板60に形成さ
れた配線に接続されている。
【0047】図5に示すように、ガイド部材20の貫通
穴44に対応する微小な複数のガイド穴64を有するガ
イドフィルム62を駆動用集積回路56の電極の下面に
貼着することが好ましい。これにより、針先34aが駆
動用集積回路56の電極に押圧されたときに針先34a
が電極に対して滑ることに起因する針先34aと電極と
の接触位置ずれがガイド穴64により防止される。
【0048】プローブ組立体10を取付体58に組み付
けるとき、プローブ組立体10は、図1に示すガイド穴
26に差し込まれるガイドピンにより取付体58に対す
る位置決めをされ、またねじ穴24に螺合されるねじ部
材により取付体58に取り外し可能に組み付けられる。
【0049】プローブ組立体10を取付体58に組み付
けるとき、上下方向における針先34aの位置に多少の
ずれがあると、そのようなずれは、プローブ14a,1
4bがガイドバー16に対し、針先領域34側のガイド
バー16とガイド穴36との間のわずかな間隙内で変位
することにより吸収される。
【0050】完成した検査用ヘッド52は、針先32a
が被検査体70(図5参照)の電極に対向するように図
示しない試験装置に組み付けられる。
【0051】検査時、プローブ組立体10は、針先32
aを被検査体70の電極にわずかに過剰に押圧される。
このとき、上下方向における針先32a相互間の位置に
多少のずれがあると、そのようなずれは、プローブ14
a,14bがガイドバー16に対し、針先領域32側の
ガイドバー16とガイド穴36との間のわずかな間隙内
で変位することにより吸収される。
【0052】針先32aを被検査体70の電極にわずか
に過剰に押圧されると、針先領域32の上方に空間を有
することとあいまって、針先領域32が図5に示すよう
に弧状に反るから、針先32aが被検査体の電極に対し
てわずかに滑る。そのような擦り作用により、針先32
aは、電極表面の酸化膜を掻き取るか、又は電極内にわ
ずかに食い込む。このため、各プローブと電極とは電気
的に確実に接触する。プローブの反り量及び滑り量を図
5にそれぞれL1 及びL2 で示す。
【0053】針先領域32が図5に示すように弧状に反
ったとき、針先32aが半円形の形状を有すると、被検
査体の電極への針先32a当接部位が変位するから、電
極に対する針先32aの滑り量L2 が小さくなり、電極
の削り屑が少なくなる。しかし、針先32aを、三角
形、平坦面等、他の形状に形成してもよい。
【0054】検査時、プローブ14a,14bは、被検
査体70への通電用として用いられるか、被検査体70
からの電気信号の取出し用として用いられる。いずれの
場合も、隣り合うプローブ14a,14bの長穴38及
び切欠部40a,40bは中央領域30の幅方向にずれ
ているから、隣り合うプローブの長穴及び切欠部を対向
させた場合に比べ、プローブがブレードタイプであるに
もかかわらず、隣り合うプローブ14a,14bの対向
する部分の面積が両プローブの長穴38及び切欠部40
a又は40bの面積の和に対応するだけ小さくなる。
【0055】上記の結果、プローブ14a及び14b並
びにこれらを用いたプローブ組立体10は、隣り合うプ
ローブの長穴及び切欠部を対向させた場合に比べ、隣り
合うプローブ間の静電容量又は浮遊容量が小さく、隣り
合うプローブ間における電気信号の漏洩が小さい。しか
し、長穴38を各プローブに設けなくてもよい。
【0056】プローブの交換は、プローブ組立体10を
取付体58から外し、サイドカバー22をブロック12
から外し、ガイドバー16を抜き、交換すべきプローブ
を取り去り、その代わりに新たなプローブをブロック1
2に配置し、その後既に述べた手法で、プローブ組立体
10を組み立て、そのプローブ組立体10を取付体58
に取り付ければよい。このため、プローブの交換が容易
になる。
【0057】プローブ組立体10によれば、プローブ組
立体10及びその部品の製作が従来のプローブ組立体に
比べて著しく容易であるから、プローブ組立体10が廉
価になり、また針先32aが被検査体の電極に確実に接
触し、さらにプローブの交換が従来のプローブ組立体に
比べ著しく容易になる。
【0058】プローブ組立体10の組立時、プローブが
スリットバー18によりガイドバー16の長手方向にお
ける所定の位置に維持されるから、組立作業が容易にな
り、廉価になる。また、組立後においても、ガイドバー
16の長手方向へのプローブの変位がプローブの両端部
においてスリットバー18により阻止されるから、ガイ
ドバー16の長手方向における針先領域32,34の位
置が安定し、各プローブの針先32a,34aが所定の
電極に確実に接触する。しかし、スリットバー18を設
けなくてもよい。
【0059】上記実施例のように、プローブの中央領域
30の長手方向に間隔をおいた部位、好ましくは先端部
及び後端部を貫通して伸びる一対のガイドバー16を設
けるならば、ブロック12に対する各プローブ12の姿
勢が安定する。しかし、1つのガイドバー16を用いて
もよい。
【0060】針先領域34の針先が貫通する複数の穴4
4を有するガイド部材20を備えるならば、針先34a
がガイド部材20によりガイドバー16の長手方向にお
ける所定の位置に維持されるから、針先34aの位置が
より安定する。しかし、ガイド部材20を備えなくても
よい。
【0061】図8及び図9を参照するに、プローブ72
aは中央領域30の幅方向の一方に開放する切欠部74
aを有しており、プローブ72bは中央領域30の幅方
向の一方及び他方にそれぞれ開放する2つの切欠部74
b及び74bを有しており、プローブ72cは中央領域
30の幅方向の他方に開放する切欠部74cを有してい
る。
【0062】切欠部74a,74b及び74cは、中央
領域30を厚さ方向へ貫通していると共に、中央領域3
0の長手方向へ連続して伸びている。切欠部74a及び
74cの深さ寸法は、切欠部74bのそれより大きい。
【0063】プローブ72a,72b,72cは、図8
(D)及び図9に示すように、同じプローブがそれらの
配列方向へ連続しないように、例えばプローブ72bが
プローブ72a,72cの間となるように、プローブの
配列方向に交互にかつ並列的にブロックに配置される。
【0064】プローブ72a,72b,72cも、プロ
ーブ組立体に組み立てられた状態において、同じプロー
ブがそれらの配列方向へ連続しないから、隣り合うプロ
ーブ72a,72b,72cの切欠部74a,74b,
74cは中央領域30の幅方向にずれている。換言すれ
ば、隣り合うプローブ72a,72b,72cの中央領
域30のうち、切欠部74a,74b又は74cが形成
された部分の残存部分(導電性の残存部分)は対向する
ことなく、幅方向へずれている。それゆえに、前記残存
部分は、隣のプローブの切欠部74a,74b又は74
cと対向する。
【0065】上記の結果、プローブ72a,72b及び
72c並びにこれらを用いたプローブ組立体は、プロー
ブがブレードタイプであるにもかかわらず、隣り合うプ
ローブの切欠部を対向させた場合に比べ、隣り合うプロ
ーブ間の静電容量又は浮遊容量が小さく、隣り合うプロ
ーブ間における電気信号の漏洩が小さい。
【0066】本発明は、液晶表示パネルの検査に用いる
プローブ及びプローブ組立体のみならず、集積回路のよ
うな他の平板状被検査体の検査に用いるプローブ及びプ
ローブ組立体にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプローブ組立体の一実施例を示す
斜視図である。
【図2】図1に示すプローブ組立体の平面図である。
【図3】図2の左側面図である。
【図4】図1に示すプローブ組立体を検査用ヘッドの取
付体に取り付けた状態の一実施例を示す図である。
【図5】図4におけるプローブの端部近傍を拡大して示
す図である。
【図6】図6は図1に示すプローブ組立体で用いるプロ
ーブの一実施例を示す図であって、(A)及び(B)は
それぞれ第1及び第2のプローブを示す図、(C)はそ
れらのプローブの配置例を示す図である。
【図7】図6における7−7線に沿って得た断面図であ
る。
【図8】プローブの他の実施例を示す図であって、
(A),(B)及び(C)はそれぞれ第1,第2及び第
3のプローブを示す図、(D)はそれらのプローブの配
置例を示す図である。
【図9】図8における9−9線に沿って得た断面図であ
る。
【符号の説明】
10 プローブ組立体 12 ブロック 14a,14b プローブ 16 ガイドバー 18 スリットバー 20 ガイド部材 22 サイドカバー 28 ガイド穴 30 中央領域 32,34 針先領域 36 ガイド穴 38 長穴 40a,40b 切欠部 42 スリット 72a,72b,72c プローブ 74a,74b,74c 切欠部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の中央領域と、該中央領域の一端に
    続く第1の針先領域と、前記中央領域の他端に続く第2
    の針先領域と、前記中央領域に形成されて前記中央領域
    をその長手方向へ伸びる1以上の切欠部であって前記幅
    方向における少なくとも一方又は他方に開放する切欠部
    とを備える、プローブ。
  2. 【請求項2】 さらに、前記中央領域の幅方向における
    前記切欠部の隣を前記中央領域の長手方向へ伸びる1以
    上の長穴を備える、請求項1に記載のプローブ。
  3. 【請求項3】 2つの前記切欠部を備え、一方の切欠部
    は前記幅方向における一方に開放し、他方の切欠部は前
    記幅方向における他方に開放する、請求項1に記載のプ
    ローブ。
  4. 【請求項4】 ブロックと、帯状の中央領域並びに該中
    央領域の先端及び後端からそれぞれさらに前方及び後方
    へ伸びる第1及び第2の針先領域を備える複数のプロー
    ブであって前記中央領域の幅方向が上下方向となる状態
    に前記ブロックの下側に並列的に配置された複数のプロ
    ーブとを含み、各プローブは、さらに、前記中央領域に
    形成されて前記中央領域をその長手方向へ伸びる1以上
    の切欠部であって前記幅方向における少なくとも一方又
    は他方に開放する切欠部を備え、隣り合うプローブの前
    記切欠部は前記中央領域の幅方向に変位している、プロ
    ーブ組立体。
  5. 【請求項5】 各プローブは、さらに、前記中央領域の
    幅方向における前記切欠部の隣を前記中央領域の長手方
    向へ伸びる1以上の長穴を備え、隣り合うプローブの前
    記長穴は前記中央領域の幅方向に変位している、請求項
    4に記載のプローブ組立体。
  6. 【請求項6】 前記幅方向における一方に開放する前記
    切欠部及び前記幅方向における他方に開放する前記切欠
    部を有するプローブが、前記切欠部が前記幅方向におけ
    る一方に開放するプローブと、前記切欠部が前記幅方向
    における他方に開放するプローブとの間に配置されてい
    る、請求項4に記載のプローブ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100599767B1 (ko) 2004-06-07 2006-07-13 (주)유비프리시젼 프로브및 이를 이용한 프로브조립체
KR100602154B1 (ko) 2006-03-09 2006-07-19 (주)엠씨티코리아 평판표시패널 검사용 프로브 장치
KR100697040B1 (ko) 2005-08-03 2007-03-20 주식회사 코디에스 블레이드 타입 프로브 블럭
JP2008175628A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Micronics Japan Co Ltd プローブユニット及び検査装置

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