JPH11351649A - 加湿ユニット及び加湿機能を備えた換気装置 - Google Patents

加湿ユニット及び加湿機能を備えた換気装置

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JPH11351649A
JPH11351649A JP10181448A JP18144898A JPH11351649A JP H11351649 A JPH11351649 A JP H11351649A JP 10181448 A JP10181448 A JP 10181448A JP 18144898 A JP18144898 A JP 18144898A JP H11351649 A JPH11351649 A JP H11351649A
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water supply
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置場所の自由度を拡大すると共に、排水を
スムーズに行い水漏れを防止することができる加湿ユニ
ット及び加湿機能を備えた換気装置を提供する。 【解決手段】 給水タンク10内のオーバーフロー水
は、オーバーフロー水貯水部10cに一時的に蓄えた
後、オーバーフロー配管21を通してドレンパン15よ
りも高い位置に配置された排出口22から排水させる。
一方、ドレンパン15のドレン水は、ドレンポンプ18
によって汲み上げて配管23を通して上方からオーバー
フロー水貯水部10cに供給してから、オーバーフロー
水と同様にオーバーフロー配管21を通して排出口22
から排水させる。また、上記の加湿ユニットを使用し
て、加湿機能を備えた換気装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、室内の調湿をし
ながら換気を行う調湿換気装置に好適に使用される加湿
ユニット及び加湿機能を備えた換気装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図6は、典型的な従来例である調湿換気
装置が据え付けられた家屋40を示す断面模式図であ
る。この調湿換気装置のケーシング41内は、給気ファ
ン(図示せず)が設けられた給気路47と、排気ファン
(図示せず)が設けられた排気路48とに、仕切板45
によって区画されている。そして上記給気ファンが作動
することによって、室外空気OAが給気SAとして室外
51から上記給気路47中に吸入され、この給気SAが
給気路47中を流通して室内46に供給される。また上
記排気ファンが作動することによって、室内空気RAが
排気EAとして室内46から上記排気路48中に吸入さ
れ、この排気EAが排気路48中を流通して室外51へ
排出される。
【0003】また上記ケーシング41内には、顕熱交換
器44が設けられている。この顕熱交換器44は、上記
給気SAと排気EAとの間で顕熱の熱交換を行うもので
ある。すなわち、この顕熱交換器44では給気SAと排
気EAとの間で熱の授受だけが行われ、湿気や臭気の授
受は行われないということである。そしてこの顕熱交換
器44よりも下流側の上記給気路47に、加湿ユニット
43が設けられ、また上記顕熱交換器44よりも上流側
の上記給気路47に、冷媒熱交換器42が設けられてい
る。この冷媒熱交換器42は、連絡配管49によって室
外機50と接続され、冷媒回路の蒸発器として機能する
ものである。
【0004】上記のような調湿換気装置は、次のような
作用を有している。まず高温多湿の夏季等においては、
給気ファンの作動によって室外51から吸入された給気
SAが、蒸発器として機能する冷媒熱交換器42によっ
て冷却され除湿される。そして除湿された給気SAは、
上記顕熱交換器44において、室内46から排出される
排気EAとの間で熱交換を行う。そして給気SAは、こ
の熱交換によって室内温度と略等しい温度となった後、
室内46に供給される。このようにして上記調湿換気装
置では、夏季等において除湿空気を室内に供給しながら
換気を行うことができるようになっている。
【0005】一方、室内46が乾燥しがちな冬季等にお
いては、給気ファンの作動によって室外51から吸入さ
れた給気SAは、上記顕熱交換器44において、暖房さ
れた室内46から排出される排気EAとの間で熱交換を
行う。そして給気SAは、この熱交換によって室内温度
と略等しい温度まで温度上昇した後、加湿ユニット43
を通過する。そして給気SAはこの加湿ユニット43で
湿分を付与された後、室内46に供給される。このよう
にして上記調湿換気装置では、冬季等において室内に加
湿空気を供給しながら換気を行うことができるようにな
っている。
【0006】図7は、上記加湿ユニット43の水配管系
統図である。水道管からの水は、給水配管52を通って
給水タンク53に供給される。給水タンク53は、仕切
板54によって加湿水貯水部55と排水部56とに区分
されており、供給された水は加湿水貯水部55に蓄えら
れる。蓄えられた水は、エレメント用配管ゴムホース5
7を通って、透湿膜式加湿器58に加湿水として供給さ
れる。
【0007】加湿器58は4つのエレメント58a〜5
8dを備え、エレメント58a〜58dの順番でゴムホ
ース59a、59b、59cによって連結されている。
加湿水は、エレメント58a〜58dに順番に供給さ
れ、加湿が行われる。各エレメント58a〜58dは、
それぞれ複数本の透湿膜パイプ60・・60を互いに平
行になるように縦横に並べて構成され、透湿膜パイプ6
0の周囲に加湿水を配し透湿膜パイプ60内を通過する
給気SAに対して湿分を付与するように成されたもので
ある。加湿器58内の余分な水は、エレメント58dか
ら排水電磁弁61が介設されたゴムホース62を通って
ドレンパン63に排出される。
【0008】ドレンパン63は加湿ユニット43の底部
のほぼ全面にわたって配置されており、オーバーフロー
管64を通って排出される給水タンク53の排水部56
からの水を受けると共に、加湿ユニット43の構成部品
に付着して落下する水滴も受けるようになっている。ド
レンパン63に溜まった水は、ドレン排出口65からド
レン配管(図示せず)を通って屋外などに排出される。
【0009】また給水タンク53には、給水レベル調節
用のフロートスイッチ66が底部に取り付けられてい
る。このフロートスイッチ66は、いわゆる2接点式で
あり、水面に浮かべられたフロート67の上下方向の移
動によって、高さの異なる2つの水位68H、68Lを
検知する。フロートスイッチ66によって下方側の水位
68Lであることが検知されると、給水配管52に介設
された給水電磁弁69を開いて水道水を給水タンク53
に供給する。そして、フロートスイッチ66によって上
方側の水位68Hに達したことが検知されると、給水電
磁弁69を閉じて水道水の供給を遮断する。尚、このと
き、フロートスイッチ66あるいは給水電磁弁69の故
障などが原因で必要以上に水道水が供給された場合であ
っても、水位が仕切板54を越えるとオーバーフロー水
は排水部56に流れ込んで、ドレンパン63に排出され
る。
【0010】
【発明が解決しようする課題】上記加湿ユニット43で
は、ドレンパン63からの排水はポンプなどの動力を使
用せずにドレン配管の勾配を利用して行っているため、
スムーズな排水を実現するためには所定の勾配をとるよ
うにドレン配管を敷設する必要がある。このとき、ドレ
ン配管の横引き経路(水平方向の長さ)が長いと勾配が
小さくなるため、加湿ユニット43をより高い位置に設
置する必要があるが、ドレン排出口65は加湿ユニット
43の底部に設けられており、また一般に加湿ユニット
43は天井裏や屋根裏のように高さに制限のある場所に
設置するため、ドレン配管の充分な勾配をとることがで
きる高さに設置できない場合がある。そのため、ドレン
配管の横引き経路が短くなるような場所や、高さに余裕
のある場所にしか設置できず、設置場所が制限されると
いう問題がある。
【0011】そこで、ドレン排出口65を加湿ユニット
43の上部側に設け、ドレンポンプを使用してドレンパ
ン63の水をドレン排出口65から排水させるように構
成することが考えられる。この構成では、ドレン排出口
65が上部に設けられているため、ドレン配管の充分な
勾配をとることができ、スムーズな排水を実現できる。
しかし、ドレンパン63には給水タンク53からのオー
バーフロー水も排水されるので、例えば給水電磁弁69
が故障して水道水が供給され続けて大量のオーバーフロ
ー水が排水された際に水漏れが発生しないようにするた
めには、比較的排水能力の高い大型のドレンポンプを使
用する必要があり、加湿ユニット43の大型化、製品コ
ストの増大、消費電力の増加などの問題が生じる。
【0012】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、設置場所の自由
度を拡大すると共に、排水をスムーズに行い水漏れを防
止することができる加湿ユニット及び加湿機能を備えた
換気装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の加湿ユニット
は、加湿器7と、給水配管11からの給水を貯水すると
共に加湿水として上記加湿器7に供給する給水タンク1
0と、ユニットの最下部に配置されたドレンパン15と
を備え、上記給水タンク10には、水位が予め定める高
さを越えたときにオーバーフロー水を上記ドレンパン1
5よりも高い位置に設けた排出口22から外部に排水す
る排水機構10c、21が備えられており、上記ドレン
パン15のドレン水をドレンポンプ18を使用して上記
排水機構10c、21に上方から供給して外部に排水す
ることを特徴としている。
【0014】上記請求項1の加湿ユニットでは、調湿ユ
ニット1内の水を外部に排出する排出口22はドレンパ
ン15よりも高い位置に配置されているため、調湿ユニ
ット1自体を高い位置に設置しなくても、排出口22か
ら家屋に予め設けられた排水口までの間の排水配管に充
分な勾配を確保することができ、スムーズに排水するこ
とができる。従って、設置場所の自由度が拡大される。
また、誤って水道水が給水され続けるような事態が起こ
った場合でも、給水タンク10のオーバーフロー水は排
水機構10c、21から自然に排水されるため、加湿ユ
ニット1からの水漏れを防止することができる。
【0015】さらに、給水タンク10のオーバーフロー
水をドレンポンプ18を用いずに自然排水できるように
構成しているため、比較的排水能力の低いドレンポンプ
18を使用することができ、加湿ユニット1の重量の増
加及び構成の大型化を招くことなく、安価に製造するこ
とができる。尚、ドレンパン15のドレン水は排水機構
10c、21に上方から供給されるため、オーバーフロ
ー水がドレンポンプ18に逆流することはなく、スムー
ズな排水を実現することができる。
【0016】また請求項2の加湿ユニットは、上記排水
機構は、オーバーフロー水が流入するオーバーフロー水
流入部10cと、このオーバーフロー水流入部10cの
底部に接続されたオーバーフロー配管21とを備え、上
記ドレン水は上記オーバーフロー水流入部10cの上部
開口から投入されることを特徴としている。
【0017】上記請求項2の加湿ユニットでは、ドレン
パン15のドレン水はオーバーフロー水流入部10cに
上方から投入されるようにドレンポンプ18からの配管
23を接続しているので、ドレンポンプ18へのオーバ
ーフロー水の逆流を確実に防止できる。つまり、オーバ
ーフロー配管21に配管23を上方から接続したような
場合は、オーバーフロー配管21を多量の水が流れたと
きに水圧が高くなり、ドレンポンプ18へ逆流するおそ
れが生じるのを防止できるからである。
【0018】さらに請求項3の加湿ユニットは、上記給
水配管11に給水電磁弁16を介設すると共に、上記給
水タンク10の上部には当該給水タンク10内の水位が
予め定める高さPまで低下したことを検知する水位セン
サSW1を取り付け、さらに上記水位センサSW1の検
知信号に応答して上記給水電磁弁16を所定の時間だけ
開いて上記給水タンク10に給水する給水制御手段を備
えたことを特徴としている。
【0019】上記請求項3の加湿ユニットでは、予め定
める1つの水位を検知する1接点式の水位センサSW1
を使用しているので、予め定める2つの水位を検知する
2接点式の水位センサと比較して部品コストを大幅に低
減することができる。また、水位が低下したことだけを
検知し、給水量は時間で制御するようにしているため、
1種類の水位センサSW1を他の機種の給水タンクに使
用することができ、この点でもコストの低減を図ること
ができる。さらに、水位センサSW1は給水タンク10
の上部に取り付けられているため、水漏れに対する信頼
性が向上すると共に、Oリングのような防水のための部
品を必要とせず、この点でも部品コストの低減を図るこ
とができる。
【0020】請求項4の加湿機能を備えた換気装置は、
室外28から室内29に供給される給気SAを流通させ
る給気路27と、室内29から室外28に排出される排
気EAを流通させる排気路26と、上記給気路27を流
通する給気SAと上記排気路26を流通する排気EAと
の間で熱交換を行う熱交換器30と、この熱交換器30
よりも下流側の上記給気路27に配置された請求項1〜
請求項3のいずれかの加湿ユニット1とを備えたことを
特徴としている。
【0021】上記請求項4の加湿機能を備えた換気装置
では、上述した加湿ユニットを使用しているので、この
加湿ユニットの持つ効果、すなわち、設置場所の自由度
の拡大、水漏れの防止、スムーズな排水、部品コストの
大幅な低減を実現することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】次にこの発明の加湿ユニット及び
加湿機能を備えた換気装置の具体的な実施の形態につい
て、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施の形態である調湿
ユニット1の要部を示す概略図であり、図2は調湿ユニ
ット1における加湿水の流路を示す回路図であり、図3
は調湿ユニット1の構成を示す概略図である。尚、調湿
ユニットとは、加湿機能と除湿機能とを実行可能なユニ
ットであり、除湿機能にのみ関連する構成を取り除いた
ものが本発明の加湿ユニットに相当するのであるが、本
実施の形態では調湿ユニットとして説明する。
【0024】まず図3を参照しながら、調湿ユニット1
の概略的構成を説明する。調湿ユニット1は、吸込口3
から吸い込んだ空気に対して除湿又は加湿を行い、調湿
後の空気を吹出口4から吹き出すものである。調湿ユニ
ット1のケーシング5の内部には、吸込口3側に除湿の
ための熱交換器6が配置され、吹出口4側に加湿のため
の加湿器7が配置されている。熱交換器6に関して、吸
込口3側には吸込温度サーミスタ8が配置され、吹出口
4側には吹出温度サーミスタ9が配置されている。
【0025】加湿器7は、従来の技術で説明したよう
に、透湿膜式加湿器であり、複数本の透湿膜パイプを互
いに平行になるように縦横に並べて構成され、パイプ周
囲に加湿水を配し、透湿膜パイプ内を通過する空気に対
して湿分を付与するように成されたものである。加湿器
7の上方には給水タンク10が配置されている。給水タ
ンク10は、水道管に接続された給水配管11から供給
される水道水を貯水し、高低差を利用して貯水した水道
水を加湿水として加湿器7に供給する。加湿水は、給水
タンク10から加湿器7へ配管12によって供給されて
いる。また加湿器7には、排水電磁弁14が介設された
排水配管13が接続されており、必要に応じて排水電磁
弁14を開いて加湿水をドレンパン15に排水する。
【0026】尚、給水配管11には給水電磁弁16が介
設されており、給水タンク10内に取り付けられた水位
センサであるフロートスイッチSW1のON/OFFに
応じて開閉を制御し、水道水の給水制御を行う。さら
に、給水電磁弁16の1次側には2次圧一定型の減圧弁
17が接続されている。減圧弁17を配置したのは、も
し仮に調湿ユニット1に高い水圧が加わると悪影響を及
ぼしてしまうからである。また、減圧弁17はストレー
ナ及び逆止弁を内蔵しており、水道水に含まれる不純物
を除去すると共に、給水タンク10からの逆流を防止す
る。
【0027】ドレンパン15は、調湿ユニット1のケー
シング5の最下部に配置されると共に、ケーシング5内
に配置したほぼ全ての部品の直下に位置するように底部
のほぼ全面にわたって配置されている。これによって、
ドレンパン15には、加湿器7から排水される加湿水、
熱交換器6から排水される凝縮水だけでなく、給水タン
ク10や給水配管11、配管12、排水配管13などに
付着した水滴も流れ込むことになる。ドレンパン15内
にはフロートスイッチSW2が配置されており、このフ
ロートスイッチSW2によってドレンパン15の水位が
予め定める高さに達したことが検知されると、ドレンポ
ンプ18を駆動してドレン水を外部に排水する。
【0028】また、調湿ユニット1には、マイクロコン
ピュータ等を用いて構成された制御部(図示せず)が設
けられている。この制御部は調湿ユニット1の運転制御
を行うものであり、これにはサーミスタ8、9、フロー
トスイッチSW1、SW2、電磁弁14、16、ドレン
ポンプ18などが接続されている。
【0029】次に、図1及び図2を参照しながら、調湿
ユニット1の特徴点の1つである給水タンク10の給水
制御について説明する。給水タンク10は、ブロー成形
によって製造されており、仕切り10aによって加湿水
貯水部10bとオーバーフロー水流入部10cとに区分
されている。加湿水貯水部10bの側壁の上方には給水
配管11が接続されており、給水配管11からの水道水
が加湿水として貯水される。また、加湿水貯水部10b
の側壁の底部近傍には配管12が接続されており、配管
12を通って加湿水が加湿器7に供給される。
【0030】また、給水タンク10の上部であって、最
上部より一段低く形成された凹部である取付面10dに
は、フロートスイッチSW1が取り付けられている。フ
ロートスイッチSW1は、加湿水貯水部10bに貯水さ
れている加湿水の水面に浮かべたフロート19が水面の
上下に追従して案内棒20に沿って上下し、予め定める
水位Pまで低下したときにONとなり、検知信号が出力
されるように構成されたいわゆる1接点式のスイッチで
ある。給水タンク10の給水制御は、このフロートスイ
ッチSW1の検知信号に応答して行われる。
【0031】調湿ユニット1で加湿を行うとき、図示し
ない制御部(給水制御手段)は排水電磁弁14を閉じた
状態で給水電磁弁16を開いて水道水を給水タンク10
を介して加湿器7に供給し、加湿水貯水部10bの水位
が基準水位P0に達した時点で給水電磁弁16を閉じ
る。その後、加湿処理が行われると、徐々に加湿水が消
費されて加湿水貯水部10bの水位が低下していくが、
予め定める水位Pまで低下してフロートスイッチSW1
から検知信号が出力されると、制御部は予め定める時間
だけ給水電磁弁16を開いて水道水を給水タンク10に
給水する。この予め定める時間は、水位Pから基準水位
P0までの水量を供給するために要する時間に選ばれて
いる。
【0032】また、一定時間ごとに加湿器7内の加湿水
の入換えを行う必要がある。これは、水道水には不純物
が含まれており、消費された分量の給水を継続すると、
不純物の蓄積量が徐々に増加し、透湿膜に付着するなど
して、加湿処理の性能が低下すると共に、透湿膜を破壊
するおそれもあるからである。そこで、予め定める時刻
になると制御部は、給水電磁弁16を閉じてから排水電
磁弁14を開いて、加湿器7及び加湿水貯水部10b内
の水を全てドレンパン15に排水する。そして、排水電
磁弁14を閉じてから、給水電磁弁16を予め定める時
間だけ開いて加湿器7及び給水タンク10に給水する。
ここでの予め定める時間は、加湿器7及び配管12に注
入される水量と給水タンク10の基準水位P0までの水
量とを供給するために要する時間に選ばれている。この
加湿水の入換えは、24時間に1回程度行えばよい。
【0033】以上のように1接点式のフロートスイッチ
SW1を使用したことによって、2接点式のフロートス
イッチと比較して部品コストを大幅に低減することがで
きる。また、異なる機種の給水タンクに対しても共通し
て使用することができるので、この点でもコストの低減
を図ることができる。これは、2接点式のフロートスイ
ッチの場合は、異なる機種の給水タンクに適用しようと
すると、少なくとも上方側の接点はその給水タンクに応
じた位置に設定しなければ、効率の良い最適な水量の加
湿水の給水が行えないのに対し、1接点式の場合は、適
用する給水タンクによって検知する水位の高さは異なる
けれども、水位が低下したことが検知された後に行う水
道水の給水量は時間によって制御するので、必要な水量
を確実に給水できるからである。
【0034】また、給水電磁弁16の1次側には2次圧
一定型の減圧弁17が接続されているため、水道水の水
圧が変化しても給水タンク10に給水配管11から供給
される水道水の水圧は常に一定であり、すなわち常に単
位時間当たりの供給量が一定となる。従って、時間によ
る制御であっても、常に一定の水量を給水することがで
きる。
【0035】さらに、フロートスイッチSW1は給水タ
ンク10の上部に取付けられているため、水漏れに対す
る信頼性が向上すると共に、従来のようにOリングのよ
うな防水のための部品を必要とせず、部品コストの低減
を図ることがきる。また、フロートスイッチSW1の取
付面10dは給水タンク10の最上部よりも一段低い位
置にあるため、取付部が上方に突出することはなく、調
湿ユニット1の高さを低く構成することができる。尚、
給水タンク10はブロー成形によって製造するため、射
出成形の場合に比べて複雑な形状であっても安価に製造
することができ、上記のように給水タンク10の上部に
段差を形成してもコストアップの問題は生じない。
【0036】続いて、調湿ユニット1の最大の特徴点で
ある排水構造について説明する。まず、給水タンク10
内で加湿水貯水部10bの水位が予め定める高さ、すな
わち仕切り10aの高さを越えると、オーバーフロー水
が仕切り10aを越えてオーバーフロー水流入部10c
に流入する。オーバーフロー水流入部10cに流入した
水は、オーバーフロー水流入部10cの側壁の底部近傍
に接続されたオーバーフロー配管21によって直接ユニ
ット外に排出するように構成している。なお上記オーバ
ーフロー水流入部10cとこのオーバーフロー配管21
によって排水機構を構成している。ここで、オーバーフ
ロー配管21の排出口22は、ドレンパン15よりも高
さHだけ高い位置に設定されている。この設定は、給水
タンクが調湿ユニット1内で上方側に配置されているた
め、オーバーフロー配管21をほぼ水平方向に延ばして
設置するだけで、容易に行うことができる。
【0037】一方、ドレンパン15のドレン水は、フロ
ートスイッチSW2によって予め定める水位を超えたこ
とが検知されると、ドレンポンプ18によって汲み上げ
られ、配管23を通ってオーバーフロー水流入部10c
にその上部開口から投入され、オーバーフロー水と同様
にオーバーフロー配管21を通って排出口22からユニ
ット外に排出される。尚、配管23をオーバーフロー配
管21にその上部から接続してドレン水を排出するよう
にしてもよいが、この場合はオーバーフロー配管21に
大量のオーバーフロー水が流れて圧力が高くなると、配
管23を通ってドレンポンプ18に逆流することも起こ
り得るため、上記のようにオーバーフロー水流入部10
cの上部開口に配管23を接続する方が好ましい。
【0038】以上のように調湿ユニット1内の水を外部
に排出する排出口22は、ドレンパン15よりも高さH
だけ高い位置に配置されているため、調湿ユニット1自
体を高い位置に設置しなくても排出口22から家屋に予
め設けられた排水口までの間の排水配管に充分な勾配を
確保することができ、スムーズに排水することができ
る。従って、天井裏のように高さが低い場所であっても
設置することができ、また排水配管の横引き経路が長く
なるような場所であっても設置することができるように
なり、設置場所の自由度が拡大される。
【0039】また、給水電磁弁16が故障して開状態と
なり、水道水が給水され続けるような事態が起こった場
合でも、給水タンク10のオーバーフロー水はオーバー
フロー水流入部10cに一時的に貯留された後にオーバ
ーフロー配管21から自然に排出されるため、調湿ユニ
ット1からの水漏れを防止することができる。
【0040】さらに、給水タンク10のオーバーフロー
水をドレンポンプ18を用いずに自然排水できるように
構成しているため、比較的排出能力の低いドレンポンプ
18を使用することができ、調湿ユニット1の重量の増
加及び構成の大型化を招くことなく、安価に製造するこ
とができる。例えば、水道の給水量は、地域によって差
はあるものの一般的には1リットル/分以上である。も
し、従来のようにオーバーフロー水をドレンパン15に
排水し、ドレンポンプ18で汲み上げて排水口22から
外部に排水しようとすると、ドレンポンプ18は水道の
給水量以上の排水能力が必要になるが、本実施の形態で
はドレンパン15には主として加湿器7及び熱交換器6
からの排水が流れ込むだけであるため、水道の給水量以
下の排水能力、例えば0.2リットル/分程度の排水能
力であればスムーズに排水させることができる。
【0041】図4は、本発明の他の実施形態である調湿
機能を備えた換気装置2の据付け状態を示す斜視図であ
り、図5は換気装置2が据え付けられた家屋25を示す
断面模式図である。換気装置2は、熱交換換気ユニット
24と調湿ユニット1を組み合わせて構成されている。
【0042】この熱交換換気ユニット24内は、排気フ
ァンの設けられた排気路26と、給気ファンの設けられ
た給気路27とに区画されている。そして上記給気ファ
ンが作動することによって、上記給気路27には室外2
8から室外空気OAが吸入され、これが室内29に供給
される給気SAとなって流通する(図5参照)。また上
記排気ファンが作動することによって、上記排気路26
には室内29から室内空気RAが吸入され、これが室外
28へ排出される排気EAとなって流通する。さらに上
記熱交換換気ユニット24内には、顕熱交換器30が設
けられている。この顕熱交換機30は、上記給気SAと
排気EAとの間で顕熱の熱交換を行うものである。すな
わち、この顕熱交換器30では給気SAと排気EAとの
間で熱の授受だけが行われ、湿気や臭気の授受は行われ
ないということである。
【0043】また上記顕熱交換器30よりも下流側の給
気路27には、調湿ユニット1が設けられている。そし
て、調湿ユニット1内の熱交換器6は、図5に示すよう
に連絡配管31によって室外機32に接続され、冷媒回
路の蒸発器及び凝縮器として機能するものである。また
上記室外機32には圧縮機(図示せず)が備えられてい
るが、この圧縮機はインバータ等を用いて圧縮能力可変
に成されたものである。そして上記熱交換器6よりもさ
らに下流側にあたる上記給気路7の出口側には、加湿器
7が設けられている。
【0044】さらに上記換気装置2には、マイクロコン
ピュータ等を用いて構成された制御部(制御手段)(図
示せず)が設けられている。この制御部は上記換気装置
2(調湿ユニット1を含む。)の運転制御を行うもので
あり、これには室内29に設けられた室内湿度センサと
室内温度センサとが接続され、また室外湿度センサと室
外温度センサ(ともに図示せず)とが接続されている。
【0045】この換気装置2は、上記給気路27の流出
端(図5における右端)が第1給気ダクト33によって
室内29と連通され、上記排気路36の流入端(同図に
おける右端)が第1排気ダクト34によって室内29と
連通されている。また上記給気路27の流入端(同図に
おける左端)が第2給気ダクト35によって室外28と
連通され、上記排気路26の流出端(同図における左
端)が第2排気ダクト36によって室外28と連通され
ている。
【0046】このように換気装置2では、加湿ユニット
1を使用したことによって、加湿ユニット1が持つ効果
として、部品コストの大幅な低減、精度の高い良好な給
水制御、構成の小型化及び軽量化、設置場所の自由度の
拡大、水漏れの防止を実現することができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように請求項1の加湿ユニットに
よれば、設置場所の自由度を拡大すると共に、水漏れを
防止してスムーズな排水を実現し、さらには、重量の増
加及び構成の大型化を招くことなく、安価に製造するこ
とができる。
【0048】また請求項2の加湿ユニットによれば、給
水タンクのオーバーフロー水のドレンポンプへの逆流を
確実に防止してスムーズな排水を実現することができ
る。
【0049】さらに請求項3の加湿ユニットによれば、
予め定める1つの水位だけを検知する水位センサを給水
タンクの上部に取り付けるようにしたので、水漏れに対
する信頼性が向上すると共に、水位センサ及びその取付
けに要するコストを大幅に低減することができる。
【0050】請求項4の加湿機能を備えた換気装置によ
れば、上述した加湿ユニットの持つ効果として、設置場
所の自由度の拡大、水漏れの防止、スムーズな排水、部
品コストの大幅な低減を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である調湿ユニットの要
部を示す概略図である。
【図2】上記調湿ユニットにおける加湿水の流路を示す
回路図である。
【図3】上記調湿ユニットの構造を示す概略図である。
【図4】本発明の他の実施形態である調湿機能を備えた
換気装置の据付け状態を示す斜視図である。
【図5】上記換気装置が据え付けられた家屋を示す断面
模式図である。
【図6】典型的な従来例である調湿換気装置が据え付け
られた家屋を示す断面模式図である。
【図7】従来の加湿ユニットの水配管系統図である。
【符号の説明】
1 調湿ユニット 2 換気装置 7 加湿器 10 給水タンク 10a 仕切り 10b 加湿水貯水部 10c オーバーフロー水流入部 10d 取付面 11 給水配管 12 配管 13 排水配管 14 排水電磁弁 15 ドレンパン 16 給水電磁弁 17 減圧弁 18 ドレンポンプ 21 オーバーフロー配管 22 排出口 23 配管 24 熱交換換気ユニット 25 家屋 26 排気路 27 給気路 28 室外 29 室内 30 顕熱交換器 SW1 フロートスイッチ P 水位 H 高さ SA 給気 EA 排気 OA 室外空気 RA 室内空気

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加湿器(7)と、給水配管(11)から
    の給水を貯水すると共に加湿水として上記加湿器(7)
    に供給する給水タンク(10)と、ユニットの最下部に
    配置されたドレンパン(15)とを備え、上記給水タン
    ク(10)には、水位が予め定める高さを越えたときに
    オーバーフロー水を上記ドレンパン(15)よりも高い
    位置に設けた排出口(22)から外部に排水する排水機
    構(10c)(21)が備えられており、上記ドレンパ
    ン(15)のドレン水をドレンポンプ(18)を使用し
    て上記排水機構(10c)(21)に上方から供給して
    外部に排水することを特徴とする加湿ユニット。
  2. 【請求項2】 上記排水機構は、オーバーフロー水が流
    入するオーバーフロー水流入部(10c)と、このオー
    バーフロー水流入部(10c)の底部に接続されたオー
    バーフロー配管(21)とを備え、上記ドレン水は上記
    オーバーフロー水流入部(10c)の上部開口から投入
    されることを特徴とする請求項1の加湿ユニット。
  3. 【請求項3】 上記給水配管(11)に給水電磁弁(1
    6)を介設すると共に、上記給水タンク(10)の上部
    には当該給水タンク(10)内の水位が予め定める高さ
    (P)まで低下したことを検知する水位センサ(SW
    1)を取り付け、さらに上記水位センサ(SW1)の検
    知信号に応答して上記給水電磁弁(16)を所定の時間
    だけ開いて上記給水タンク(10)に給水する給水制御
    手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2の
    加湿ユニット。
  4. 【請求項4】 室外(28)から室内(29)に供給さ
    れる給気(SA)を流通させる給気路(27)と、室内
    (29)から室外(28)に排出される排気(EA)を
    流通させる排気路(26)と、上記給気路(27)を流
    通する給気(SA)と上記排気路(26)を流通する排
    気(EA)との間で熱交換を行う熱交換器(30)と、
    この熱交換器(30)よりも下流側の上記給気路(2
    7)に配置された請求項1〜請求項3のいずれかの加湿
    ユニット(1)とを備えたことを特徴とする加湿機能を
    備えた換気装置。
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