JPH04309732A - 空気調和装置の加湿制御装置 - Google Patents

空気調和装置の加湿制御装置

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JPH04309732A
JPH04309732A JP3073096A JP7309691A JPH04309732A JP H04309732 A JPH04309732 A JP H04309732A JP 3073096 A JP3073096 A JP 3073096A JP 7309691 A JP7309691 A JP 7309691A JP H04309732 A JPH04309732 A JP H04309732A
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water supply
humidifier
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closing
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Tsunetoshi Masui
増井 凡敏
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加湿器を備えた空気調
和装置に係り、とくに加湿器への給水異常や加湿不足な
どの加湿運転対策に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に空気調和装置には加湿器を設けて
吹出空気を加湿し、快適性の向上を図るようにしている
ものがある。この加湿器を備えた空気調和装置は、例え
ば、実開平1−148539号公報に開示されているよ
うに、加湿エレメントに給水容器を介して水が供給され
、水は毛細管現象により加湿エレメントに吸い上げられ
て自然蒸発し、蒸発しきれなかった水は加湿エレメント
からドレンパンに流下するようになっている。加湿器の
給水容器には給水電磁弁により水が供給され、給水電磁
弁は給水容器内のフロートスイッチにより給水量を制御
している。
【0003】ところで、加湿器を備えた空気調和装置に
は、特開昭62−171741号公報に開示されている
ように、暖房運転において、空気調和装置の吸込空気温
度が設定値以上になると圧縮機を停止させると共に、こ
の圧縮機の停止に連動して加湿器を停止させ、空気調和
装置の吹出口から水が飛び出すのを防止して快適性の向
上を図っているものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記空気調和装置では
、一つの給水電磁弁のみで制御しているので、この給水
電磁弁がゴミカミなどにより閉まらなくなると、ドレン
パンから水があふれ、装置内を濡らして電気部品の故障
の原因になるという問題がある。供給された水のほとん
どが無駄に排水されることになる。
【0005】一方、上記加湿器の制御では、吸込空気温
度が設定値以上になったときでも、室内空気の湿度が設
定値に達しているとは限らない。したがって、上記空気
調和装置のように圧縮機に連動して加湿器を発停させる
と、室内空気の湿度がかなり低いときでも十分な加湿が
できず、加湿不足になるという問題がある。他方、圧縮
機を停止中にも加湿器を作動させた場合には、加湿し過
ぎて結露を起こし、凝縮した水滴がダクトや装置外にで
て水洩れ等を引き起こすおそれがある。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
、給水電磁弁の異常による水洩れを防止すると共に、室
内空気の湿度に対応した加湿を行いうるようにすること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、請求項1に係る発明が講じた解決手段は、常時使用す
る主バルブ手段のほかに、主バルブ手段の閉止異常が発
生した場合に備えて補助バルブ手段を設けたものである
【0008】具体的には、図1に示すように、吸込口(
4)と吹出口(5)とが開設されたケーシング(3)内
の空気通路(6)に熱交換器(9)および送風機(8)
が設けられ、室内空気を吸込口(4)よりケーシング(
3)内に吸い込み、熱交換器(9)で熱交換して吹出口
(5)より室内に吹き出すようにした空気調和装置を前
提とする。
【0009】そして、空気通路(6)に加湿器(10)
が設けられている。該加湿器(10)には、水を供給す
る給水管(24)を備えた給水手段(M)が設けられて
いる。さらに、給水管(24)に直列に設けられ、該給
水管(24)を開閉する主バルブ手段(SV2) およ
び補助バルブ手段(SV1) が設けられている。また
さらに、上記給水手段(M)から加湿器(10)への給
水異常を検出する給水異常検出手段(13)が設けられ
ている。その上、上記補助バルブ手段(SV1) に常
開信号を出力すると共に、主バルブ手段(SV2) に
開動信号および閉動信号を出力して加湿器(10)への
給水を制御する開閉指令手段(B)が設けられている。 またその上、該開閉指令手段(B)が主バルブ手段(S
V2) の閉動信号を出力している状態において上記給
水異常検出手段(13)が加湿器(10)への給水異常
を検出すると、補助バルブ手段(SV1) が閉動する
ように上記開閉指令手段(B)に補助バルブ手段(SV
1) の閉動指令信号を出力する異常制御手段(I)が
設けられている。
【0010】請求項2に係る発明が講じた解決手段は、
加湿器作動前にあらかじめ2個のバルブ手段の閉止異常
を検知するため、2個のバルブ手段を交互に開閉し、閉
止異常の判定を行うものである。
【0011】具体的には、図1に示すように、請求項1
に係る発明における加湿器(10)、給水手段(M)お
よび給水異常検出手段(13)に加えて、該給水管(2
4)を開閉する第1バルブ手段(SV1) および第2
バルブ手段(SV2) が上記給水管(24)に直列に
配設されている。さらに、上記2個のバルブ手段(SV
1) ,(SV2) が交互に開閉するように異常検出
用の開閉信号を出力する異常検出用開閉指令手段(C)
が設けられている。またさらに、該異常検出用開閉指令
手段(C)の開閉信号出力時に上記給水異常検出手段(
13)が加湿器(10)への給水異常を検出すると、異
常検出用開閉指令手段(C)が開閉信号を出力している
バルブ手段(SV1) ,(SV2) の異常を検出す
る閉止異常検出手段(S)が設けられている。
【0012】請求項3に係る発明が講じた解決手段は、
図1に示すように、請求項2に係る発明に加えて、2個
のバルブ手段のコイルの断線異常を検知するものであり
、具体的には異常検出用開閉指令手段(C)の開閉信号
に基づく各バルブ手段(SV1),(SV2) への通
電を検出して該バルブ手段(SV1) ,(SV2) 
の断線を検出する断線異常検出手段(D)が設けられて
いる。
【0013】請求項4に係る発明が講じた解決手段は、
図1に示すように、請求項1,2または3に係る発明に
おいて、加湿量制御装置には、加湿器(10)が加湿能
力可変に構成される一方、吸込口(4)からの吸込空気
湿度を検出する湿度検出手段(Hu )が設けられてい
る。さらに、湿度検出手段(Hu )からの湿度信号を
受け、検出相対湿度と加湿可能相対湿度とを比較して必
要加湿量を算出し、該必要加湿量に応じた加湿能力にな
るように加湿器(10)を作動制御する加湿量制御手段
(H)が設けられている。
【0014】
【作用】上記の構成により、請求項1ないし3に係る発
明によれば、送風機(8)を駆動すると、室内空気は吸
込口(4)より空気通路(6)に吸い込まれ、熱交換器
(9)で熱交換されると共に、加湿器(10)により加
湿された後、室内に吹出口(5)より吹き出される。
【0015】そして、請求項1に係る発明では、常時使
用している主バルブ手段(SV2) のほかに、補助バ
ルブ手段(SV1) を給水管(24)に設けている。 一方、給水異常検出手段(13)が、加湿器(10)へ
の給水異常を検出している。開閉指令手段(B)が、主
バルブ手段(SV2) の閉動信号を出力しているとき
に、上記給水異常検出手段(13)の検出信号を受け、
給水をしているときには主バルブ手段(SV2) が正
常に作動していないので、異常制御手段(I)が開閉指
令手段(B)に補助バルブ手段(SV1) の閉動信号
を出力し、補助バルブ手段(SV1) を閉止すること
になる。これにより、主バルブ手段(SV2) に閉止
異常が発生したときに給水管(24)を閉じることにな
る。
【0016】請求項2に係る発明によれば、閉止異常検
出手段(S)が、異常検出用開閉指令手段(C)の開閉
信号出力時に上記給水異常検出手段(13)が加湿器(
10)への給水異常を検出すると、異常検出用開閉指令
手段(C)が開閉信号を出力しているバルブ手段(SV
1) ,(SV2) の異常を検出している。また、請
求項3に係る発明によれば、断線異常検出手段(D)が
、異常検出用開閉指令手段(C)の開閉信号に基づく各
バルブ手段(SV1) ,(SV2) への通電を検出
し、該バルブ手段(SV1) ,(SV2) の断線を
検出している。これにより、加湿器の通常運転前に2個
のバルブ手段(SV1) ,(SV2) の作動不良を
あらかじめ検知することになる。
【0017】請求項4に係る発明によれば、請求項1〜
3に係る発明に加えて、湿度検出手段(Hu )が、吸
込口(4)からの吸込空気湿度を検出している。この湿
度検出手段(Hu )からの湿度信号を加湿量制御手段
(H)が受け、検出相対湿度と加湿可能相対湿度とを比
較して加湿可能量を算出し、該加湿可能量になるように
加湿器(10)を作動制御している。これにより、圧縮
機の停止中においても加湿が行われることになる。
【0018】
【発明の効果】以上のごとく、請求項1に係る発明によ
れば、空気を加熱する熱源として熱交換器のほかに補助
ヒーターを備えた空気調和装置において、常時使用して
いる主バルブ手段(SV2) のほかに、補助バルブ手
段(SV1) を給水管(24)に設けたので、主バル
ブ手段(SV2) に閉止異常が発生したとき給水管(
24)を閉じることができ、給水を確実に停止すること
ができる。この結果、ドレンパン(11)からの水洩れ
や無駄な給水を防止することができる。しかも、補助バ
ルブ手段(SV1) の開閉制御手段を別途設け、主バ
ルブ手段(SV2) を交換等するまでの間、補助バル
ブ手段(SV1) により給水管(24)の開閉を行う
ようにすると、加湿運転を継続して行うことができる。
【0019】また、加湿器(10)を作動する前にあら
かじめ2個のバルブ手段(SV1) ,(SV2) に
ついて、請求項2に係る発明では閉止異常を、請求項3
に係る発明ではコイルの断線異常を検知するようにして
いることから、その異常を出力表示して水洩れを未然に
防止することができるので、加湿運転の信頼性を高める
ことができる。また、修理や交換を正確に知ることがで
き、サービス性を高めることができる。
【0020】しかも、閉止異常を検知する際のバルブ手
段(SV1) ,(SV2) の開閉動作を利用ことに
より、コイルの断線異常を検知することができる。
【0021】さらに、請求項4の発明によれば、請求項
1〜3に係る発明に加えて、吸込空気の温度と湿度とに
より加湿量制御をしているので、圧縮機の発停に影響さ
れることなく加湿器(10)を作動して加湿不足をなく
す一方、加湿し過ぎによる空気調和装置からの水飛びを
防止することができ、室内の空気を最適の湿度にするこ
とができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0023】図1〜図3に本発明を適用した空気調和装
置の具体例を示す。空気調和装置(1)は、天井埋込み
型の室内機である。
【0024】該空気調和装置(1)のケ―シング(3)
は、前後方向にやや長い矩形体に形成されており、該ケ
―シング(3)の前後両側面には吸込口となる吸込筒(
4)と吹出口となる吹出筒(5)とが連結されている。 吸込筒(4)からケ―シング(3)内を経て吹出筒(5
)にわたり空気通路(6)が形成されている。
【0025】また、上記ケ―シング(3)内の空気通路
(6)には、送風の上流側よりフィルターユニット(7
)、送風機(8)、熱交換器(9)および加湿器(10
)が順次並設され、該送風機(8)の駆動により室内空
気が吸込筒(4)より空気通路(6)に吸い込まれ、熱
交換器(9)で熱交換されて温風となり、加湿器(10
)で加湿された後、吹出筒(5)より室内に吹き出され
るようになっている。また、ケ―シング(3)の中央部
から加湿器(10)までの広い範囲にわたってドレンパ
ン(11)が配設され、このドレンパン(11)上には
ドレンポンプ(12)が設置されている。
【0026】上記加湿器(10)は、自然蒸発式加湿器
であって、断面台形状の加湿パン(21)と、これに差
し込み装着された一群の加湿エレメント(22)と、加
湿エレメント(22)の傾斜下縁に垂下された鎖(23
)とから構成されている。加湿パン(21)内の水は、
毛細管現象によりの全面にいきわたり、その表面部で自
然蒸発して吹出空気の湿度を高める。加湿パン(21)
の傾斜壁の外面の下方にまで延びており、この部分から
蒸発しきれなかった余剰の水が滴下し、さらに鎖(23
)に沿ってドレンパン(11)に流下するようになって
いる。
【0027】加湿パン(21)には、給水管(24)が
接続され、この給水管(24)には図3に示すように、
給水ポンプまたは給水タンク(図示せず)と、ストレー
ナ(25)と、主バルブ手段(第2バルブ手段)である
主電磁弁(SV2) と、補助バルブ手段(第1バルブ
手段)である補助電磁弁(SV1)とが順次介設されて
いる。そして、給水管(24)、ストレーナ(25)お
よび給水ポンプまたは給水タンクにより、給水手段(M
)が構成されている。
【0028】ドレンポンプ(12)には、給水異常検出
手段としてのフロートスイッチ(13)が付設されてい
る。また、フロートスイッチ(13)はコントローラ(
15)に電気的に接続されており、該コントローラ(1
5)は、給水容器(21)に設けられたフロートスイッ
チ(図示せず)により主電磁弁(SV2)を作動制御し
て加湿器(10)への給水を制御すると共に、各電磁弁
(SV1 ),(SV2 )の異常時に警報ランプなど
の点灯などの警報を発する警報部(A)が接続されてい
る。
【0029】次に、加湿器の通常運転前における両電磁
弁(SV1) ,(SV2) の閉止異常およびコイル
の断線異常の検知を図4にしたがって説明する。
【0030】ステップS1において、フロートスイッチ
(13)によりドレンパン(11)の水位が正常か否か
を判別する。水位が異常に高いときにはステップS2に
移行し、ドレンポンプ(12)を作動してドレンを排水
する。水位が正常なときにはステップS3に移行し、異
常検出用開閉指令手段(C)により、第1の電磁弁であ
る補助電磁弁(SV1) の開動信号を出力する一方、
主電磁弁(SV2) に閉動信号を出力する。
【0031】次に、ステップS4に移行し、開動信号を
受けている補助電磁弁(SV1) についてコイルが断
線しているか否かを判別する。断線していないときには
給水管(24)を閉じているのは主電磁弁(SV2) 
だけとなる。 そして、S5に移行し、ドレンパン(11)の水位が異
常に上昇しているか否かを判別する。水位が異常に上昇
しているときには、閉動信号を受けている主電磁弁(S
V2) に閉止異常が発生したと判断し、ステップS6
に移行して作動不良と判断し、さらにステップS7で主
電磁弁(SV2) の閉止異常信号を出力した後、ステ
ップS13で補助電磁弁(SV1) を閉じ、加湿器(
10)の作動前に水洩れを未然に防止する。
【0032】水位が正常であるときにはステップS8に
移行し、補助電磁弁(SV1) の閉動信号を出力する
一方、主電磁弁(SV2) を開動信号を出力する。そ
して、ステップS9に移行し、開動信号を受けている主
電磁弁(SV2) についてコイルが断線しているか否
かを判別する。断線していないときには補助電磁弁(S
V1) だけが給水管(24)を閉じていることになる
。そして、ステップS10に移行し、ドレンパン(11
)の水位が異常に上昇しているか否かを判別する。水位
が異常に上昇しているときには、閉動信号を受けている
補助電磁弁(SV1) に閉止異常が発生したと判断し
、ステップS11に移行して作動不良と判断し、さらに
ステップS12で補助電磁弁(SV1) の閉止異常信
号を出力した後、ステップS14で主電磁弁(SV2)
 を閉じ、加湿器(10)の作動前に水洩れを未然に防
止する。水位が正常であるときには加湿器の通常運転モ
ードを開始する。
【0033】また、ステップS4において補助電磁弁(
SV1) のコイルに断線異常があるときにはステップ
S11およびS12に移行し、作動不良と判断して閉止
異常信号を出力する。また、ステップS9において主電
磁弁(SV2) のコイルに断線異常があるときにはス
テップS6およびS7に移行し、作動不良と判断して閉
止異常信号を出力する。
【0034】上記電磁弁の異常検知フローにおいて、ス
テップS3およびS8により、2個の電磁弁(SV1)
 ,(SV2) が交互に開閉するように異常検出用の
開閉信号を出力する異常検出用開閉指令手段(C)が構
成されている。
【0035】ステップS5およびS10により、異常検
出用開閉指令手段(C)の開閉信号出力時に上記給水異
常検出手段(13)が加湿器(10)への給水異常を検
出すると、異常検出用開閉指令手段(C)が開閉信号を
出力している電磁弁(SV1) ,(SV2) の異常
を検出する閉止異常検出手段(S)が構成されている。
【0036】ステップS4およびS9により、異常検出
用開閉指令手段(C)の開閉信号に基づく各電磁弁(S
V1) ,(SV2) への通電を検出して該電磁弁(
SV1) ,(SV2) の断線を検出する断線異常検
出手段(D)が構成されている。断線異常検出手段(D
)としては、閉止異常を検知する際行う電磁弁(SV1
) ,(SV2) の開閉動作を利用し、電磁弁の通電
中の電圧印加の有無を検出して異常を検知するようにし
ている。
【0037】次に、暖房運転時における、通常運転時に
おける加湿器(10)への給水制御を図5のフローチャ
ートにしたがって説明する。
【0038】まず、加湿を行うときには、ステップS2
1において補助電磁弁(SV1) を開状態にしておき
、ステップS22に移行し、ドレンパン(11)の水位
や吸込空気湿度などにより加湿パン(21)に給水する
か否か判別する。給水しないときにはステップS21に
戻る。 給水するときには主電磁弁(SV2) を開く。次に、
ステップS24に移行し、給水が完了したか否か判別し
、給水を行うときにはステップS23に戻って給水を続
ける。 給水が完了したときにはステップS25に移行し、主電
磁弁(SV2) を閉じる。次に、ステップS26に移
行して、フロートスイッチ(13)よりドレンパン(1
1)の水位が上昇したか否か判別する。水位が上昇しな
かったときには主電磁弁(SV2) は正常に閉止した
と判断してステップS1に戻る。水位が上昇したときに
は主電磁弁(SV2) に閉止異常が発生したと判断し
てステップS27に移行し、補助電磁弁(SV1 )を
閉じる。さらに、ステップS28に移行し、閉止異常信
号を出力する。
【0039】上記制御フローにおいて、ステップS21
,S23およびS25により、補助電磁弁(SV1) 
に常開信号を出力すると共に、主電磁弁(SV2) に
開動信号および閉動信号を出力して加湿器(10)への
給水を制御する開閉指令手段(B)が構成されている。
【0040】ステップS25〜S27により、開閉指令
手段(B)が主電磁弁(SV2) の閉動信号を出力し
ている状態において上記給水異常検出手段(13)が加
湿器(10)への給水異常を検出すると、補助電磁弁(
SV1) が閉動するように上記開閉指令手段(B)に
補助電磁弁(SV1) の閉動指令信号を出力する異常
制御手段(I)が構成されている。
【0041】上記実施例によれば、常時使用している主
電磁弁(SV2) のほかに、補助電磁弁(SV1) 
を給水管(24)に設けたので、主電磁弁(SV2) 
に閉止異常が発生したとき給水をを確実に停止すること
ができ、ドレンパン(11)からの水洩れを防止するこ
とができる。また、補助電磁弁(SV1) の開閉制御
手段を別途設け、主電磁弁(SV2) を交換等するま
での間、補助電磁弁(SV1) により給水管(24)
の開閉を行うようにすると、加湿運転を継続して行うこ
とができる。
【0042】また、加湿器(10)を作動する前にあら
かじめ2個の電磁弁(SV1) ,(SV2)の閉止異
常とコイルの断線異常を検知してその異常を出力表示し
ているので、水洩れを未然に防止して加湿運転の信頼性
を高めることができる。また、修理や交換を正確に知る
ことができ、サービス性を高めることにもなる。
【0043】さらに、電磁弁の通電中の電圧印加の有無
を検出して異常を検知するようにしているので、閉止異
常を検知する際行う電磁弁(SV1) ,(SV2) 
の開閉動作を利用することにより、コイルの断線異常を
検知することができる。
【0044】次に、上記実施例の変形例を図6および図
7に示す。この変形例は、自然蒸発式の加湿器に代え、
超音波加湿器を用いたものである。
【0045】超音波加湿器(10a)は,ケーシング(
3)の中央付近のドレンパン(11)上に配置されてい
る。この超音波加湿器(10a)は、給水槽を構成する
加湿容器(32)と、加湿能力可変に構成された作動制
御部(33)とを備えている。加湿容器(32)には、
底部に発振器(34a)と超音波発振子(34b)とか
らなる超音波発振ユニット(34)が配置され、上部の
開口を吹出口(35)としている。作動制御部(33)
内には、電源トランス(36)、継電装置(37)など
の超音波発生部と電磁弁(38)、水位調節器(39)
、低水位検出器(40)等からなる給水部が収容されて
いる。電磁弁(38)には外部の給水手段(M)に接続
されている。給水手段(M)は上記実施例と同様の構成
であり、給水管(24)に給水ポンプ(図示せず)と、
主バルブ手段(第二電磁弁)である主電磁弁(SV2)
 と、補助バルブ手段(第一電磁弁)である補助電磁弁
(SV1) とが順次介設されている。そして、電磁弁
(38)から導水管(図示せず)を介して加湿容器(3
2)に水が供給され、超音波発振ユニット(34)の発
する超音波振動によって加湿容器(32)内の水面付近
の水が微粒化され、霧状となった水が吹出口(35)よ
り吐出するようになっている。また、加湿容器(32)
内の余剰の水は側壁(32a)に形成された排水口(4
1)より排出され、ドレンパン(11)に流下するよう
になっている。
【0046】そして、超音波加湿器(10a)の作動前
には、上記実施例と同様の手順により、上記両電磁弁(
SV1) ,(SV2) の異常検知が行われ、加湿を
開始した後、給水中の主電磁弁(SV2) に閉止異常
が生じたときには補助電磁弁(SV1) が作動する。
【0047】また、吸込口(4)の外には、吸込空気湿
度を検出する湿度検出手段(Hu )設けられ、該湿度
検出手段(Hu )はコントローラ(15)に接続され
ている。一方、コントローラ(15)には、上記湿度検
出手段(Hu )からの湿度信号を受け、検出相対湿度
と加湿可能相対湿度とを比較して必要加湿量を算出し、
該必要加湿量に応じた加湿能力になるように加湿器(1
0a)を作動制御する加湿量制御手段(H)が内蔵され
ており、室内の空気湿度を常に最適の状態に保つように
している。加湿可能相対湿度は、図8に示すように、飽
和曲線よりやや低い相対湿度(曲線M上の値)とされて
おり、その値は空気調和装置の形態および超音波加湿器
(10a)の設置状況によって異なる。
【0048】加湿量を制御するには、加湿能力可変に構
成された超音波加湿器(10a)を用い、加湿量制御手
段(H)としてサイリスタなどを用いて加湿能力を可変
に制御する。この場合、検出相対湿度とあらかじめ設定
された加湿後の相対湿度の目標値である加湿可能相対湿
度との相対湿度差の大小に対応して、加湿能力を増加減
少させることにより、結露を起こさず効率のよい加湿を
行うことができる。相対湿度差から加湿可能量を求め、
加湿可能量を入力として用いて加湿可能量を求めるには
、次のようにする。上記超音波加湿器(10a)で加湿
された湿り空気は、図8に示すように、等エンタルピー
線F上を変化するので、加湿前の空気温度と湿度を検出
することにより、検出相対湿度と加湿可能相対湿度との
間で絶対湿度差△x(水蒸気kg/ 乾き空気kg)を
算出できることになる。
【0049】さらに、次式を用いることにより絶対湿度
差△xから加湿可能量W(m 3 /hr)を求めるこ
とができる。
【0050】 W=Q×60×1.2 ×△x  ……(1)ただし、
Q:空気調和装置の風量(m 3 /min)1.2 
:吸込空気の乾き空気に対する比重次に、加湿量制御の
動作を説明すると、湿度センサ(Hu )が相対湿度を
検出し、この検出相対湿度に基づいて相対湿度差、ある
いは図8および(1)式にしたがってを加湿可能量を算
出し、この相対湿度差あるいは加湿可能量にしたがって
、超音波加湿器(10a)を作動制御することになる。
【0051】したがって、圧縮機の発停に影響されるこ
となく超音波加湿器(10a)を作動して加湿不足をな
くす一方、加湿し過ぎによる空気調和装置からの水飛び
を防止することができ、室内の空気を最適の湿度にする
ことができる。
【0052】なお、給水異常検出手段(13)としては
、フロートスイッチに限られるものではなく、水位セン
サを使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気調和装置のブロック図である。
【図2】請求項1ないし3に係る発明の実施例を示し、
空気調和装置の全体配置図である。
【図3】給水手段を示す説明図である。
【図4】電磁弁の異常検知を示すフローチャート図であ
る。
【図5】給水制御を示すフローチャート図である。
【図6】請求項4に係る発明の実施例を示し、空気調和
装置の全体配置図である。
【図7】超音波加湿器の構造を示す一部破断斜視図であ
る。
【図8】空気線図である。
【符号の説明】
1    空気調和装置 4    吸込筒 5    吹出筒 6    空気通路 8    送風機 9    熱交換器 10  加湿器 13  給水異常検出手段 24  給水管 M    給水手段 SV2   主電磁弁(主バルブ手段)SV1   補
助電磁弁(補助バルブ手段)B    開閉指令手段 C    異常検出用開閉指令手段 I    異常制御手段 S    閉止異常検出手段 D    断線異常検出手段 Hu   湿度検出手段 H    加湿量制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  吸込口(4)と吹出口(5)とが開設
    されたケーシング(3)内の空気通路(6)に熱交換器
    (9)および送風機(8)が設けられ、室内空気を吸込
    口(4)よりケーシング(3)内に吸い込み、熱交換器
    (9)で熱交換して吹出口(5)より室内に吹き出すよ
    うにした空気調和装置において、上記空気通路(6)に
    設けられた加湿器(10)と、該加湿器(10)に水を
    供給する給水管(24)を備えた給水手段(M)と、上
    記給水管(24)に直列に設けられ、該給水管(24)
    を開閉する主バルブ手段(SV2) よび補助バルブ手
    段(SV1) と、上記給水手段(M)から加湿器(1
    0)への給水異常を検出する給水異常検出手段(13)
    と、上記補助バルブ手段(SV1) に常開信号を出力
    すると共に、主バルブ手段(SV2)に開動信号および
    閉動信号を出力して加湿器(10)への給水を制御する
    開閉指令手段(B)と、該開閉指令手段(B)が主バル
    ブ手段(SV2) の閉動信号を出力している状態にお
    いて上記給水異常検出手段(13)が加湿器(10)へ
    の給水異常を検出すると、補助バルブ手段(SV1) 
    が閉動するように上記開閉指令手段(B)に補助バルブ
    手段(SV1) の閉動指令信号を出力する異常制御手
    段(I)を備えたことを特徴とする空気調和装置の加湿
    制御装置。
  2. 【請求項2】  吸込口(4)と吹出口(5)とが開設
    されたケーシング(3)内の空気通路(6)に熱交換器
    (9)および送風機(8)が設けられ、室内空気を吸込
    口(4)よりケーシング(3)内に吸い込み、熱交換器
    (9)で熱交換して吹出口(5)より室内に吹き出すよ
    うにした空気調和装置において、上記空気通路(6)に
    設けられた加湿器(10)と、該加湿器(10)に水を
    供給する給水管(24)を備えた給水手段(M)と、上
    記給水管(24)に直列に配設され、該給水管(24)
    を開閉する第1バルブ手段(SV1) および第2バル
    ブ手段(SV2) と、上記給水手段(M)から加湿器
    (10)への給水異常を検出する給水異常検出手段(1
    3)と、上記2個のバルブ手段(SV1) ,(SV2
    ) が交互に開閉するように異常検出用の開閉信号を出
    力する異常検出用開閉指令手段(C)と、該異常検出用
    開閉指令手段(C)の開閉信号出力時に上記給水異常検
    出手段(13)が加湿器(10)への給水異常を検出す
    ると、異常検出用開閉指令手段(C)が開閉信号を出力
    しているバルブ手段(SV1) ,(SV2) の異常
    を検出する閉止異常検出手段(S)とを備えたことを特
    徴とする空気調和装置の加湿制御装置。
  3. 【請求項3】  吸込口(4)と吹出口(5)とが開設
    されたケーシング(3)内の空気通路(6)に熱交換器
    (9)および送風機(8)が設けられ、室内空気を吸込
    口(4)よりケーシング(3)内に吸い込み、熱交換器
    (9)で熱交換して吹出口(5)より室内に吹き出すよ
    うにした空気調和装置において、上記空気通路(6)に
    設けられた加湿器(10)と、該加湿器(10)に水を
    供給する給水管(24)を備えた給水手段(M)と、上
    記給水管(24)に直列に配設され、該給水管(24)
    を開閉する第1バルブ手段(SV1) および第2バル
    ブ手段(SV2) と、上記給水手段(M)から加湿器
    (10)への給水異常を検出する給水異常検出手段(1
    3)と、上記2個のバルブ手段(SV1) ,(SV2
    ) が交互に開閉するように異常検出用の開閉信号を出
    力する異常検出用開閉指令手段(C)と、該異常検出用
    開閉指令手段(C)の開閉信号出力時に上記給水異常検
    出手段(13)が加湿器(10)への給水異常を検出す
    ると、異常検出用開閉指令手段(C)が開閉信号を出力
    しているバルブ手段(SV1) ,(SV2) の異常
    を検出する閉止異常検出手段(S)と、上記異常検出用
    開閉指令手段(C)の開閉信号に基づく各バルブ手段(
    SV1) ,(SV2) への通電を検出して該バルブ
    手段(SV1) ,(SV2) の断線を検出する断線
    異常検出手段(D)とを備えたことを特徴とする空気調
    和装置の加湿制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3記載の空気調和装置
    の加湿制御装置において、加湿器(10)が加湿能力可
    変に構成される一方、吸込口(4)からの吸込空気湿度
    を検出する湿度検出手段(Hu )と、該湿度検出手段
    (Hu )からの湿度信号を受け、検出相対湿度と加湿
    可能相対湿度とを比較して必要加湿量を算出し、該必要
    加湿量に応じた加湿能力になるように加湿器(10)を
    作動制御する加湿量制御手段(H)とを備えたことを特
    徴とする空気調和装置の加湿制御装置。
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