JPH11351436A - パイロット操作切換弁 - Google Patents

パイロット操作切換弁

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JPH11351436A
JPH11351436A JP17399498A JP17399498A JPH11351436A JP H11351436 A JPH11351436 A JP H11351436A JP 17399498 A JP17399498 A JP 17399498A JP 17399498 A JP17399498 A JP 17399498A JP H11351436 A JPH11351436 A JP H11351436A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pilot
spool
pressure receiving
switching valve
piston
Prior art date
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Pending
Application number
JP17399498A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosuke Sato
浩介 佐藤
Fumiaki Kanai
文明 金井
Tomoo Kubota
友夫 窪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧ポンプで駆動されるアクチュエータの応
答波形に生じる歪みを低減させることのできる改良され
たパイロット操作弁を提供する。 【解決手段】 スプール11の両端に小径のパイロット
ピストン18,19を設けてパイロット操作切換弁7に
おける弁ケース8のパイロット室12,13へと嵌挿
し、これらパイロット室12,13とパイロットピスト
ン18,19によってスプール11の切換用パイロット
圧力を受けるパイロット受圧面15,16をスプール1
1の断面よりも小さく構成すると共に、パイロット受圧
面15,16を除くスプール11の両端受圧面22,2
3をリザーバタンク17に対して開放する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、動力源
として電動モータ等を用いた油圧ポンプで駆動される油
圧シリンダ等の直動型アクチュエータにおいて、当該ア
クチュエータの応答波形が問題となるサーボアクチュエ
ータへの使用に適するパイロット操作切換弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、図6に示
すように、動力源1として電動モータ2と当該電動モー
タ2により正逆動作される油圧ポンプ3を用い、この油
圧ポンプ3の両給排口4,5を油圧シリンダ等からなる
直動型アクチュエータ6へと連通して正逆駆動する。
【0003】しかも、上記と併せて、油圧ポンプ3の両
給排口4,5をパイロット操作切換弁7の弁ケース8に
設けたパイロット油路9,10を通してスプール11の
両端パイロット室12,13へと導き、これらパイロッ
ト室12,13を通して油圧ポンプ3の差圧をセンタス
プリング14により中立状態に保ったスプール11の両
端面である受圧面22,23に加え、当該差圧力でスプ
ール11を切換動作しつつアクチュエータ6の戻り側を
リザーバタンク17へと連通して正逆駆動に伴う流量差
を補償するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そうとは言っ
ても、このものでは、油圧ポンプ3の差圧力でパイロッ
ト操作切換弁7のスプール11を切り換えるためには、
当該スプール11の端面受圧面積と切り換わりに必要な
ストローク長さとの積によって与えられる流量が必要と
なる。
【0005】そのために、アクチュエータ6をサーボ制
御用のアクチュエータとして使用しようとすると、パイ
ロット操作切換弁7のスプール11の切り換わりに伴う
流量損失が原因となって、図7に実線で示すアクチュエ
ータ6の実際の応答波形が目標信号である鎖線の正弦波
に対して歪んでしまうことになる。
【0006】したがって、この発明の目的は、油圧ポン
プで駆動されるアクチュエータの応答波形に生じる歪み
を低減させることのできる改良されたこの種のパイロッ
ト操作切換弁を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記したこの発明の目的
は、スプールの両端に小径のパイロットピストンを設け
て弁ケースのパイロット室へと嵌挿し、これらパイロッ
トピストンとパイロット室とでスプール切換用のパイロ
ット圧力を受けるパイロット受圧面をスプール断面より
も小さく構成すると共に、パイロット受圧面を除くスプ
ールの両端受圧面をリザーバタンクへと開放することに
よって達成される。
【0008】すなわち、上記のように構成することによ
り、供給側のパイロット圧力がパイロット室を通してパ
イロットピストンの一方のパイロット受圧面に作用し、
当該パイロットピストンを通してパイロット操作切換弁
のスプールを排出側へと向って自動的に切り換える。
【0009】しかも、このとき、パイロット操作切換弁
のスプールの両端面と対応する油室は、上記パイロット
ピストンのパイロット室に比べて著しく断面積が大きい
ばかりでなく、リザーバタンクにも通じているので無理
なく自由に作動油の給排が行われる。
【0010】これにより、スプールを切り換えるための
作動油の必要流量が少なって余った分の作動油がアクチ
ュエータの供給側へと回り、当該アクチュエータを動作
させるための損失流量を減少させることで、油圧ポンプ
によって駆動されるアクチュエータの応答波形に生じる
歪みを低減させることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明するが、当該説明に際しては、先
に示した図6の従来例との対比において説明していくの
がこの発明を理解する上で最も好適と考えられるので、
以下には、同等の油圧装置に対してこの発明を適用した
場合を例にとり説明していくことにする。
【0012】図1において、動力源1に電動モータ2と
当該電動モータ2によって正逆動作される油圧ポンプ3
とを用い、この油圧ポンプ3の両給排口4,5を油圧シ
リンダ等からなる直動型アクチュエータ6へと連通し、
当該油圧ポンプ3を正逆回転することでアクチュエータ
6を往復駆動し得るようにしてある。
【0013】一方、パイロット操作切換弁7は、スプー
ル11の両端面から軸方向へと向って小径のパイロット
ピストン18,19を突出させ、これらパイロットピス
トン18,19を弁ケース8に設けた左右のパイロット
油路9,10に嵌挿してパイロット室12,13を区画
することにより、スプール11の切換用パイロット圧力
を受ける受圧面15,16を当該スプール11の断面よ
りも小さく構成している。
【0014】また、パイロットピストン18,19を除
くスプール11の両端面は、弁ケース8側に設けた油室
20,21に向い露呈させて両端受圧面22,23とす
ると共に、これら油室20,21を連絡油路24,25
でリザーバタンク17にそれぞれ連通している。
【0015】このようにして、油圧ポンプ3の差圧をセ
ンタスプリング14によりスプール11を通して中立状
態に保ったパイロットピストン18,19の両端面であ
る受圧面15,16に加え、当該差圧力によりパイロッ
トピストン18,19を介してスプール11を切換動作
しつつ、アクチュエータ6の戻り側をリザーバタンク1
7へと連通して正逆駆動に伴う流量差を補償するように
したのである。
【0016】このように構成することで、油圧ポンプ3
からアクチュエータ6へと送られる供給側の油圧力がパ
イロット圧力として、パイロット油路9,10からパイ
ロット室12,13を通してパイロットピストン18,
19の一方のパイロット受圧面15または16に作用す
る。
【0017】そして、この一方のパイロット受圧面15
または16に作用するパイロット圧力によってパイロッ
ト操作切換弁7のスプール11が、パイロットピストン
18または19を通してセンタスプリング14に抗し排
出側へと向い自動的に切り換えられる。
【0018】しかも、この場合において、パイロット操
作切換弁7のスプール11の両端面と対応する油室2
0,21は、上記パイロットピストン18,19のパイ
ロット室12,13に比べて著しく断面積が大きいだけ
でなく、リザーバタンク17にも通じていることから無
理なく自由に作動油の給排が行われる。
【0019】これにより、スプール11を切換動作する
ための作動油の必要流量が少なって余った分の作動油が
アクチュエータ6の供給側へと回り、当該アクチュエー
タ6を動作させる損失流量を減少させることで図2に鎖
線と実線で示すように、アクチュエータ6の目標信号で
ある鎖線の正弦波に対して油圧ポンプ3により駆動され
るアクチュエータ6の応答波形に歪みが生じるのを低減
させることになる。
【0020】なお、以上述べてきた図1の実施の形態に
あっては、スプール11の両端から一体にしてパイロッ
トピストン18,19を突出させたが、図3の実施の形
態のように、スプール11を軸方向に貫通して両端から
一体的にパイロットピストン18,19を突出させるよ
うにしてもよく、このように構成することで、スプール
11とパイロットピストン18,19を別々にして加工
することができることから、パイロット操作切換弁7を
容易に構成することが可能になる。
【0021】また、上記した図1および図3の実施の形
態にあっては、何れもスプール11とパイロットピスト
ン18,19一体にして構成したが、図4に示す実施の
形態のように、スプール11とパイロットピストン1
8,19をそれぞれ切り離して別体に構成し、これらパ
イロットピストン18,19をパイロット圧力でスプー
ル11に押し付けるようにしてもよい。
【0022】このように構成することで、スプール11
とパイロットピストン18,19の間に芯ずれが生じた
としてもスプール11の切換動作に悪影響を与えること
がなく、したがって、或る程度の芯ずれを許容し得るこ
とからパイロット操作切換弁7の加工が容易となる。
【0023】さらに、上記した図5の実施の形態に対し
て図6に示す実施の形態ように、弁ケース8とスプール
11の端面とに亙って押圧板26,27を設け、これら
押圧板26,27を通してスプール11の両端面にセン
タスプリング14を介装してやる。
【0024】これにより、左右のセンタスプリング14
のスプリング力に差があったとしてもスプール11の中
立位置が機械的に補償されることから、これらセンタス
プリング14のスプリング特性に頼らずにスプール11
の中立位置が安定して確保されることになる。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、パイロット操作切換弁のスプールの両端に小径の
パイロットピストンを設けて弁ケースのパイロット室へ
と嵌挿し、これらパイロットピストンとパイロット室と
でスプール切換用のパイロット圧力を受けるパイロット
受圧面をスプール断面よりも小さく構成すると共に、パ
イロット受圧面を除くスプールの両端受圧面をリザーバ
タンクへと開放したことにより、スプールを切り換える
ための作動油の必要流量が少なってその余った分の作動
油がアクチュエータの供給側へと回り、当該余剰油の分
だけアクチュエータを動作させるための損失流量が減少
することになるので、油圧ポンプによって駆動されるア
クチュエータの応答波形に生じる歪みを低減させること
が可能になる。
【0026】それに対して、請求項2の発明によれば、
上記した効果に加え、スプールを軸方向に貫通して両端
から一体的にパイロットピストンを突出させるように構
成したことにより、スプールとパイロットピストンとの
加工がそれぞれ独立して別々にできることから、パイロ
ット操作切換弁を製作が容易にできるという効果を有す
る。
【0027】また、請求項3の発明によれば、スプール
とパイロットピストンをそれぞれ切り離して別体に構成
し、これらパイロットピストンをパイロット圧力でスプ
ールに押し付けるようにしことにより、上記したこれら
の効果に加えて、スプールとパイロットピストンの間に
芯ずれが生じたとしても、スプールの切換動作に何等の
悪影響をも与えることなく或る程度の芯ずれを許容し得
ることから、パイロット操作切換弁の加工がさらに容易
になるという効果をもつ。
【0028】さらに、請求項4の発明によれば、弁ケー
スとスプールの端面とに亙って押圧板を設け、これら押
圧板を通してスプールの両端面にセンタスプリングを介
装したことにより、これまで述べてきた各効果に加え
て、左右のセンタスプリングのスプリング力に差があっ
たとしてもスプールの中立位置を押圧板で機械的に補償
し、センタスプリングのスプリング特性に頼らずにスプ
ールの中立位置を安定して確保することができるという
効果をも付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるパイロット操作切換弁の使用の
状態を示す直動型アクチュエータの油圧駆動回路図であ
る。
【図2】同上のパイロット操作切換弁による直動型アク
チュエータへの目標波形と実際の応答波形との差を示す
グラフである。
【図3】この発明の他の実施の形態であるパイロット操
作切換弁の使用の状態を示す直動型アクチュエータの油
圧駆動回路図である。
【図4】同じく、この発明のもう一つの実施の形態であ
るパイロット操作切換弁の使用の状態を示す直動型アク
チュエータの油圧駆動回路図である。
【図5】さらに、この発明の異なる他の実施の形態のパ
イロット操作切換弁の使用の状態を示す直動型アクチュ
エータの油圧駆動回路図である。
【図6】従来から一般に使用されているパイロット操作
切換弁を用いた直動型アクチュエータの油圧駆動回路図
である。
【図7】同上の従来のパイロット操作切換弁による直動
型アクチュエータへの目標波形と実際の応答波形との差
を示すグラフである。
【符号の説明】
1 動力源 2 電動モータ 3 油圧ポンプ 6 アクチュエータ 7 パイロット操作切換弁 8 弁ケース 9,10 パイロット油路 11 スプール 12,13 パイロット室 14 センタスプリング 15,16 パイロット受圧面 17 リザーバタンク 18,19 パイロットピストン 22,23 スプールの両端受圧面 24,25 連絡油路 26,27 押圧板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプールの両端に小径のパイロットピス
    トンを設けて弁ケースのパイロット室へと嵌挿し、これ
    らパイロットピストンとパイロット室とでスプール切換
    用のパイロット圧力を受けるパイロット受圧面をスプー
    ル断面よりも小さく構成すると共に、パイロット受圧面
    を除くスプールの両端受圧面をリザーバタンクへと開放
    したことを特徴とするパイロット操作切換弁。
  2. 【請求項2】 パイロットピストンを一本の棒状体で構
    成してスプールへと軸方向に向け貫通して固着し、か
    つ、当該パイロットピストンの両端突出部分を弁ケース
    側のパイロット室へと嵌挿してパイロット受圧面とスプ
    ールの両端受圧面を形成した請求項1のパイロット操作
    切換弁。
  3. 【請求項3】 パイロットピストンを二本に分けて各パ
    イロット室へと嵌挿し、これら二本のパイロットピスト
    ンでスプールの両端面を挟持しつつパイロット受圧面と
    併せてスプールの両端受圧面を形成した請求項1のパイ
    ロット操作切換弁。
  4. 【請求項4】 パイロットピストンを取り巻いてスプー
    ルと弁ケースとの間に、通常状態において当該スプール
    をニュートラルに保つ押圧板を挟んでセンタスプリング
    を介装した請求項3のパイロット操作切換弁。
JP17399498A 1998-06-05 1998-06-05 パイロット操作切換弁 Pending JPH11351436A (ja)

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JP (1) JPH11351436A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019019855A (ja) * 2017-07-13 2019-02-07 ジヤトコ株式会社 レンジ切替装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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