JPH11349917A - 緩み止め用のエアゾル型スプレー接着剤組成物 - Google Patents

緩み止め用のエアゾル型スプレー接着剤組成物

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JPH11349917A
JPH11349917A JP15787998A JP15787998A JPH11349917A JP H11349917 A JPH11349917 A JP H11349917A JP 15787998 A JP15787998 A JP 15787998A JP 15787998 A JP15787998 A JP 15787998A JP H11349917 A JPH11349917 A JP H11349917A
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adhesive
resin
average particle
aerosol
organic solvent
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JP15787998A
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Yoshikazu Takashima
芳計 高島
Masahiro Kaneko
正宏 兼子
Yoshiyuki Mimura
義行 三村
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NISSEI TECHNICA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネジ等の緩み止め用のプレコート接着液とし
て、効率よく塗布できるマイクロカプセル入りエアゾル
型スプレー用接着剤組成物を新規物品として提供する。 【解決手段】 樹脂系接着剤を封入してあり且つ圧縮力
で破裂できるマイクロカプセルおよび微粒子状の無機質
充填剤を、揮発性有機溶剤に前記の接着剤用の硬化剤お
よび(または)硬化触媒と樹脂系結合剤とを溶解して作
られた溶液内に懸濁させてなり且つ適当な粘度をもつ懸
濁液、及び該有機溶剤に一部溶解できる噴射剤を含有す
る接着剤組成物、あるいは樹脂系接着剤用の硬化剤およ
び(または)硬化触媒を封入してあり且つ圧縮力で破裂
できるマイクロカプセルおよび微粒子状無機質充填剤
を、揮発性有機溶剤に樹脂系接着剤と樹脂系結合剤とを
溶解して作られた溶液内に懸濁させてなり且つ適当な粘
度をもつ懸濁液、及び該有機溶剤に一部溶解できる噴射
剤を含有する接着剤組成物であって、しかも霧化された
エアゾルスプレー状態で塗着されることを特徴とする、
ネジ式締め固定具の緩み止め用にプレコートされるエア
ゾル型スプレー用接着剤組成物が得られた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネジ、ナット、ボ
ルトのようなネジ式締め固定具を固定すべき個所に設置
して後に締め固定した固定具が回転により緩るむのを防
止する目的で該固定具のネジ山部及び(又は)谷部に予
じめ塗着されるプレコート用の接着剤として用いること
ができ、しかも霧化されたエアゾルスプレー状態で塗着
されるエアゾル型スプレー用接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ネジ、ナットようなネジ式締め固定具を
取付けた後の緩み止め防止の目的で、これら固定具のネ
ジ部に予じめ塗布および乾燥してプレコートされる、い
わゆるプレコート用接着剤は、広く機械、自動車、電
気、電子製品の組立て時に用いられている。
【0003】プレコート用接着剤は、その成分の一つの
接着剤樹脂成分、あるいは硬化剤成分がマイクロカプセ
ル化されている。例えば、接着剤を封入したマイクロカ
プセルを溶剤及びその他の添加剤よりなる混合物の中に
分散させてある金属ネジ、ボルト用ゆるみ止め防止液が
知られており(米国特許第 3,642,937号、参照)、例え
ばその市販品として3M社製の「スコッチグリップ」S
G2353の商品名で販売される製品が広く利用されてい
る。このような金属ネジ、ボルト用ゆるみ止め防止液は
金属材の間を接合する接着剤組成物の一種である。この
ゆるみ止め防止液は、ネジ又はボルトのネジ溝内に予じ
め塗布され、ネジとボルトを締め合う時にマイクロカプ
セルが金属部材の間に生ずる高い応力集中を受けて破壊
されるので、内部の接着剤を放出して接着反応を進行さ
せ、接着力を発揮する働きで作用する。
【0004】他方、エアゾル型スプレー接着剤として
は、例えば、特開昭59−172569号公報、特開昭61−2413
75号公報、特開平7−179841号公報及び特開平10−1020
22号公報に記載されるような種々な組成物の形の接着剤
が知られている。しかし、従来既知のエアゾル型スプレ
ー接着剤の何れも、その接着剤組成物の一成分をマイク
ロカプセルに封入して含有した例がない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の種類のマイクロ
カプセルを含有するプレコート用接着剤は、工場規模で
専門業者が大量のネジ、ナット等に塗布加工してからユ
ーザに供給しているのが現状である。この際のプレコー
ト用接着剤の塗布方法は、接着剤液にネジ等を浸漬する
デイピング法、接着剤液をカーテン状に流して、ネジ等
にかけるフローコート法、塗布ロールを用いてコートす
るロールコーター法等であるのが実情である。これら方
法は、接着剤を低コストで多量に塗布加工するには実用
上最適な方法であるからである。
【0006】しかしながら、場合によっては、ごく少量
のロット数のネジ等の塗布加工しか必要でないこともあ
る。このような際は、上記の大規模な工場的方法では、
装置の準備にコストがかかり、接着剤液のムダが多くな
り、全く実用的ではない。
【0007】また、被加工物がナットである場合、それ
の内側のネジ谷部、あるいは特殊ネジの特殊な形状の部
位へのプレコート用接着剤の塗布が要望される場合も多
々ある。この場合、上記の大規模な工場的方法では、コ
ストも高くなり、かつ接着剤を所定部位に所定厚に塗布
できず十分満足すべき接着剤塗膜を得られない欠点もあ
った。
【0008】
【課題を解決するための手段】従来知られた、マイクロ
カプセルを含有しており、ネジ等の緩み止め目的に用い
るプレコート用接着剤は、常に一つの液体の形におい
て、用いられるのが通常であり、塗布加工されるべき固
定具のネジ山部、谷部に液体として塗着されていたの
で、前記のようなデイピング法、フローコート法、ロー
ルコーター法による塗着方法を利用して塗着せざるを得
なかったのである。
【0009】本発明者は種々研究の結果、マイクロカプ
セルを含有するプレコート用接着剤をエアゾル型スプレ
ーとして塗着できるように改良してエアゾル容器に充填
して使用できるならば、小さいロット数の被加工品に対
しても経済性よくプレコート用接着剤の塗布加工を効率
よく行うことが可能であろうと着想した。
【0010】この着想に基づいて研究を続けて種々の試
験を試みたが、前記の米国特許第 3,642,937号明細書に
記載されるマイクロカプセル入り接着剤組成物を単に噴
射剤と共に市販される普通の構造のエアゾル容器に充填
した場合には、その充填の直後に、エアゾル容器からス
プレーする限りでは、充填されたマイクロカプセル入り
接着剤組成物がエアゾル容器からエアゾルの型で霧化し
て被加工品表面に一応は満足に塗着することが数回でき
ることが見出された。
【0011】しかしながら、充填から長時間、例えば1
日の経過後には、スプレー操作をエアゾル容器に加えて
も、エアゾル容器に充填された接着剤組成物は、容器の
噴射ノズルから満足な状態で霧化することが困難であり
且つスプレーしても満足な塗着液膜を作ることが困難で
あることが見出された。その原因を調べたところ、エア
ゾル容器に充填された接着剤液が粘稠すぎて霧化し難い
こと、接着剤液内で液の一部固化、また充填剤粒子の沈
析、ケーキ化、等が起ること、また噴射ノズル孔の目詰
りが起きること、等に由ることが認められた。
【0012】そこで、マイクロカプセルの粒径、充填剤
の粒径、接着剤液の粘度、及びその他について適当な数
値範囲を調整、検討し且つ用いる揮発性有機溶剤と噴射
剤の種類を検討した結果、下記の第1の本発明に示した
ように接着剤組成物の構成を工夫するならば、長時間保
存後も、エアゾル容器に充填された接着剤液を安定な懸
濁状態を保つことができ且つ霧化してエアゾル型スプレ
ーとしてエアゾル容器から噴霧できる性質を有する接着
剤組成物が得られることが知見された。
【0013】従って、第1の本発明によると、樹脂系接
着剤を封入してあり且つ圧縮力を受けると破裂できる平
均粒径が 0.1〜 100μ、好ましくは1〜70μのマイクロ
カプセルおよび平均粒径が1〜 100μ、好ましくは1〜
70μの微粒子状の無機質充填剤を、揮発性有機溶剤に前
記の接着剤用の硬化剤および(または)硬化触媒と樹脂
系結合剤とを溶解して作られた溶液内に懸濁させてなり
且つ80〜200cpsの粘度をもつ懸濁液、及び該有機溶剤に
一部溶解できる噴射剤を含有する接着剤組成物、あるい
は樹脂系接着剤用の硬化剤および(または)硬化触媒を
封入してあり且つ圧縮力を受けると破裂できる平均粒径
が 0.1〜 100μ、好ましくは1〜70μのマイクロカプセ
ルおよび平均粒径が 0.1〜 100μ、好ましくは1〜70μ
の微粒子状無機質充填剤を、揮発性有機溶剤に樹脂系接
着剤と樹脂系結合剤とを溶解して作られた溶液内に懸濁
させてなり且つ80〜200cpsの粘度をもつ懸濁液、及び該
有機溶剤に一部溶解できる噴射剤を含有する接着剤組成
物であって、しかも霧化されたエアゾルスプレー状態で
塗着されることを特徴とする、ネジ式締め固定具の緩み
止め用にプレコートされるエアゾル型スプレー用接着剤
組成物が提供される。
【0014】第1の本発明による接着剤組成物に含有さ
れる樹脂質の接着剤としては、架橋結合できるポリウレ
タン、ポリエステル、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、
あるいはエラストマー系接着剤、例えばクロロプレンゴ
ム、ニトリルゴム樹脂、SBR、ポリサルファイド、シ
リコーン、あるいは熱可塑性の接着性樹脂、例えばポリ
酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタ
ール、アクリル樹脂等が選ばれ得る。マイクロカプセル
に封入するのに適する接着剤としては、ビスフェノール
A樹脂、クロロプレンゴム、クロロスルホン化ポリエチ
レン、ポリ酢酸ビニルエマルジョンまたはα−オレフィ
ン重合体等が好適である。
【0015】用いた接着剤の種類に応じて、既知の適当
な硬化剤及び/又は硬化触媒を第1の本発明の接着剤組
成物に配合できる。
【0016】第1の本発明の接着剤組成物に配合できる
微粒子状の無機質充填材は、増量と機械強度の増強の作
用をもち、シリカ、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウ
ム、カオリン、アルミナ、タルク、等が適している。
【0017】第1の本発明の接着剤組成物に配合できる
揮発性有機溶剤は、トルエン、キシレン、アセトン、あ
るいはメチルアルコール、エチルアルコール、ブチルア
ルコール又はイソプロピルアルコール、あるいはこれら
の2種又は3種の混合物であることができる。
【0018】第1の本発明の接着剤組成物に配合できる
樹脂系結合剤は、本組成物がスプレー状で被塗着表面に
吹きつけられた後に該表面上で接着剤液の塗着層を形成
する時に該表面に接着剤液層を粘着させる作用を示すも
のである。この結合剤はポリビニルブチラール、ポリ酢
酸ビニル、ロジン、変性ロジン、あるいはその他の粘着
樹脂であることができ、使用した揮発性有機溶剤に可溶
性である樹脂が選ばれる。
【0019】噴射剤としては、使用した揮発性有機溶剤
に部分的に溶解できて且つ低温では液体であるが室温
(20℃)では気体であって、高圧下では液化する噴射剤
が選ばれる。例えば、ジメチルエーテル(DME)、n
−ブタン、イソブタン、オクタフルオロシクロブタンが
適している。
【0020】例えば、第1の本発明の接着剤組成物にお
いては、エポキシ樹脂系の接着剤を接着剤主剤として封
入したマイクロカプセルを既知のマイクロカプセル化技
術により作製し、そしてそれらのマイクロカプセルを無
機質の充填剤微粒子と共に、エポキシ樹脂用の硬化剤を
揮発性有機溶剤に溶かして作られた溶液中に均一に懸濁
し、こうして得られた懸濁液を適当な噴射剤と共に通常
の構造のエアゾル容器に充填することによって、エアゾ
ル型スプレー用の接着剤組成物を得ることができる。
【0021】あるいは、アクリル樹脂、好ましくはジメ
タクリレート樹脂を接着剤の主剤として用いる場合に
は、アクリル樹脂用の硬化剤を封入したマイクロカプセ
ルを作製し、またアクリル樹脂とこれの硬化触媒を揮発
性有機溶剤に溶かして溶液を調製し、そして後者の溶液
に前者のマイクロカプセルと充填剤微粒子を均一に懸濁
し、こうして得られた懸濁液を適当な噴射剤と共に通常
の構造のエアゾル容器に充填することによって、エアゾ
ル型スプレー用の接着剤組成物を得ることができる。
【0022】なお、上記の第1の本発明による接着剤組
成物においては、揮発性有機溶剤が使用されたけれども
有機溶剤に代えて水を溶剤として使用してエアゾル型ス
プレー用接着剤組成物を調製することも可能である。例
えば、使用される接着剤がジメタアクリレート樹脂であ
る場合、保護コロイド剤の力をかりてジメタアクリレー
ト樹脂を水中に分散して水性エマルジョンを作り、該エ
マルジョンの液相中に硬化触媒、水溶性結合剤、等を溶
解し、さらに硬化剤を封入したマイクロカプセルおよび
充填剤を懸濁することにより、全体が均質な混合物を調
製することができる。この混合物を噴射剤と共に混合し
て組成物としてエアゾル容器に充填すると、エアゾル型
スプレー用の水系接着剤組成物を提供できる。
【0023】また、接着剤としてエラストマー系樹脂、
例えばクロロプレンゴム、SBR、クロロスルホン化ポ
リエチレン等を用いる場合には、エラストマー系接着剤
を溶解、湿潤できる有機溶剤を封入したマイクロカプセ
ルを先づ作製し、またエラストマー系接着剤を揮発性有
機溶剤に溶した溶液を調製し、後者の溶液中に前記マイ
クロカプセルと充填剤を懸濁して均質な懸濁液を作るこ
とが可能である。この場合、硬化剤、硬化触媒の添加は
不要である。前記の懸濁液を噴射剤と共にエアゾル容器
に充填して、エアゾル型スプレー用接着剤組成物を提供
できる。この組成物を塗布、乾燥した後に、塗布表面上
で溶剤封入のマイクロカプセルを圧縮、破裂させると、
エラストマー系接着剤が活性化できる。
【0024】さらに、第1の本発明による接着剤組成物
において、マイクロカプセルに封入される接着剤がエポ
キシ樹脂系の接着剤であり、好ましくはビスフェノール
A型エポキシ樹脂であり且つ揮発性有機溶剤に溶かされ
た硬化剤がジピペリジン誘導体及び(又は)イミダゾー
ル誘導体であって、しかも揮発性有機溶剤としてトルエ
ン、またはトルエンとメチルアルコール又はエチルアル
コール又はブチルアルコール又はイソプロピルアルコー
ルとの混合物が用いられ且つ噴射剤としてジメチルエー
テルが用いられるのが好ましい。
【0025】またこの場合に、接着剤を封入してあるマ
イクロカプセルが5〜60μの平均粒径をもち、また充填
剤が1〜50μの平均粒径をもつ超微粒子シリカであるの
が更に好ましい。
【0026】なお、本発明組成物が充填されてあるエア
ゾル容器内には、噴射剤から生じた圧縮ガスへの補助の
ための加圧用ガスを追加して充填することもできる。こ
の加圧用ガスは、圧縮状態でエアゾル容器に充填され、
接着剤液とまぜない状態で該容器内の接着剤液上部から
ガス圧力を加えるよう作用させる。具体的には、窒素ガ
ス、二酸化炭素等が加圧用ガスとして適している。エア
ゾル容器内のガス圧は、 3.5〜5kg/cm が適する。
【0027】用いるエアゾル容器のスプレー装置のステ
ム孔の孔径は0.30〜0.60mmのものが適している。
【0028】第1の本発明による接着剤組成物は、家庭
用の市販されるスプレー塗布用水性ペイントの充填に常
用される普通の構造の小型なエアゾル容器に充填されて
用いるのが小規模加工に便利である。しかし、大型のエ
アゾル噴霧装置に充填させて用いる場合には、大量のロ
ット数の被塗布加工品を例えばベルトコンベア上で移動
させながら接着剤を大規模に塗布するのに作業効率良く
利用できる。
【0029】なお、第1の本発明による接着剤組成物に
配合される接着剤封入のマイクロカプセル、あるいは硬
化剤又は硬化触媒封入のマイクロカプセル等のマイクロ
カプセルを構成する壁材としては、ユレア樹脂、メラミ
ン樹脂、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネ
ート、ポリスチレン、ポリアクリル、ポリアミド、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、ケトン樹
脂、の各種の合成樹脂が適している。
【0030】接着剤あるいは硬化剤を封入したマイクロ
カプセルは、前記の壁材を用い、化学的手法の界面重合
性、 in situ重合法、液中硬化被覆法、あるいは物理化
学的手法のコアセルベーション(相分離)法、界面沈殿
法、物理的手法のスプレイ・ドライ法、気中懸濁被覆
法、高速気流中衝撃法、その他により、既知のマイクロ
カプセル化技術に従って、上記の接着剤あるいは硬化剤
をマイクロカプセルに収容封入して作成できる。所要な
薬剤を収容・封入するマイクロカプセルは、適当な平均
粒径を有するように諸要因を調整して作成できる。マイ
クロカプセルの壁材の膜厚は、接着剤の塗着後にネジ等
を締め合わせる時の圧縮による応力集中によってマイク
ロカプセルが破裂、破壊できるように適当な値の膜厚に
される。
【0031】さらに、第1の本発明による接着剤組成物
は、これを小型のエアゾル容器に充填して1〜6ヶ月間
の長期間保存した場合には、容器内部に在る接着剤液が
スラリー状沈澱を生じたり、部分的なゲル化または固化
を起すこともあるので、スプレー操作を加えた時にエア
ゾル容器の噴射ノズル、あるいはこれに連通する液吸い
上げ管の上部に設けたバルブ、等が閉塞し易いこと及び
接着剤液の良好な霧化ができない場合があることが認め
られた。
【0032】第1の本発明による接着剤組成物が長期間
保存された時、これを収容しているエアゾル容器の底部
にスラリー状沈殿を生じやすい理由は、次の原因にある
と考えられる。
【0033】一つの要因はマイクロカプセル自身が粉体
である点と、充填剤としてシリカ等が微粒子で含まれて
いる点である。これらの粉体が結合剤樹脂と部分的に反
応し、結着してスラリー状沈殿あるいは固りを発生させ
ると考えられる。更にもう一つの原因としては、マイク
ロカプセル内の接着剤成分とマイクロカプセル外の成分
(例えば硬化剤)がマイクロカプセルからの微少な漏れ
のため長期間の間に少しづつ硬化反応し、固形硬化物を
発生させスラリー状沈殿を生ずる原因となることであ
る。
【0034】第1の本発明による接着剤組成物をエアゾ
ル容器に充填した後に多少とも長い期間保存しなければ
ならない事情がある時には、接着剤組成物の充填と共に
エアゾル容器内に複数個のガラス球、金属球又は硬質プ
ラスチック球を入れて置けば、長期間保存により生じた
スラリー状沈澱をそれらの球を振動させて攪拌すること
により微細な粒子に再分散できること及びエアゾル容器
から霧化して噴射できることを本発明者は見出した。ま
た、これらの球はテフロン被膜で被覆して置くと、球へ
のスラリー状沈澱の粘着と球同志の接合も防止できるこ
とが認められた。
【0035】従って、第2の本発明によると、樹脂系接
着剤を封入してあり且つ圧縮力を受けると破裂できる平
均粒径が 0.1〜 100μ、好ましくは1〜70μのマイクロ
カプセルおよび平均粒径が1〜 100μ、好ましくは1〜
70μの微粒子状の無機質充填剤を、揮発性有機溶剤に前
記の接着剤用の硬化剤および(または)硬化触媒と樹脂
系結合剤とを溶解して作られた溶液内に懸濁させてなり
且つ80〜200cpsの粘度をもつ懸濁液、及び該有機溶剤に
一部溶解できる噴射剤を含有する接着剤組成物、あるい
は樹脂系接着剤用の硬化剤および(または)硬化触媒を
封入してあり且つ圧縮力を受けると破裂できる平均粒径
が 0.1〜 100μ、好ましくは1〜70μのマイクロカプセ
ルおよび平均粒径が 0.1〜 100μ、好ましくは1〜70μ
の微粒子状無機質充填剤を、揮発性有機溶剤に樹脂系接
着剤と樹脂系結合剤とを溶解して作られた溶液内に懸濁
させてなり且つ80〜200cpsの粘度をもつ懸濁液、及び該
有機溶剤に一部溶解できる噴射剤を含有する接着剤組成
物であって、しかも該接着剤組成物が噴射ノズル及び該
ノズルに連通する液吸上げ管を具えたエアゾル容器内に
噴射剤の圧縮ガスおよび複数個のガラス球、金属球また
は硬質プラスチック球と共に、充填されてあり、また霧
化されたエアゾルスプレー状態で塗着されることを特徴
とする、ネジ式締め固定具の緩み止め用にプレコートさ
れるエアゾル型スプレー用接着剤組成物が提供される。
【0036】第2の本発明においては、噴射剤の補助ガ
スとして圧縮炭酸ガス及び(又は)圧縮窒素ガスも追加
してエアゾル容器に充填されてあるのが好ましい。ま
た、エアゾル容器内には、2個又はそれ以上のガラス
球、金属球又は硬質プラスチックは金属球が該容器内に
充填された液体の攪拌用に入れてあり、それらガラス
球、金属球又は硬質プラスチック球は、フッ素樹脂例え
ばテフロン樹脂又はケイ素樹脂の被膜で球の表面を被覆
されてあるのが好ましい。
【0037】第2の本発明による接着剤組成物に配合さ
れる接着剤、硬化剤、硬化触媒、揮発性有機溶剤、充填
剤および結合剤樹脂の諸成分、また噴射剤は第1の本発
明で用いたものと全く同じ種類のものである。
【0038】さらに、本発明によるエアゾル型スプレー
用接着剤組成物を充填、収容するのに適する缶形のエア
ゾル容器の頂部に設けた噴射ノズルを具えたスプレー装
置と、エアゾル容器の上半部分の垂直断面の概要の図解
図を、添付図面の図1に示す。この図1に示されたスプ
レー装置は、市販されている通常の構造を有するスプレ
ー装置である。
【0039】図1に容器の上半部分を図示された缶形の
エアゾル容器は、側壁1に対して気密的に接合されたマ
ウンテン・カップ2を有し、マウンテン・カップ2の中
央に穿孔された孔に貫設されたスプレー装置3を有す
る。スプレー装置3は、その上部に押しボタン部3′
と、ボタン部3′に連結された噴射ノズル4と、ボタン
部3′内に穿孔されて且つ噴射ノズル4に連通する噴出
孔5と、該噴出孔5に連通する孔10をもち且つボタン部
3′に連結された中空円筒状ステム部6(バルブ本体)
と、ステム部6を収容するバルブ・ハウジング7とを有
する。
【0040】ステム部6は、マウンテン・カップ2の中
央孔に対して固定、密封されたバルブ・ハウジング7に
摺動可能に嵌合する。しかもステム部6の下端と、バル
ブ・ハウジング7の内部の貫通孔11の肩部11′との間に
挿設されたコイル・スプリング9により、常にステム部
6は上向き応力を受けるようにしてある。バルブ・ハウ
ジング7の頂部には、環形のステム・ラバー8が設けら
れる。ボタン部3′を下向きに押さない時は、ステム部
6の内孔10に連通し且つエアゾル容器の内部に連通する
ような位置でステム部6のステム側壁に設けられた水平
なステム孔12は、ステム・ラバー8の端面により密閉さ
れている。
【0041】バルブ・ハウジング7内では、内部の貫通
孔11は、その肩部11′より上方の部分で直径方向に広が
り、ステム部6の下部の周りに空室13を形成するように
なっている。バルブ・ハウジング7の下方の管状部分に
は、液吸上げ管14がはめ込まれ、この管14の下端は、エ
アゾル容器缶に充填された接着剤組成物液の液面下に沈
設される。また、容器側壁1と、マウンテン・カップ2
との接合部は、ガス洩れ防止用の環状のガスケットラバ
ー15で密封されている。
【0042】スプレー操作を行うため、ボタン3′を下
に押すと、ステムラバー8が変形される。この変形によ
り、接触端面で隙間が生じて、ステム孔12は、その隙間
を介して空室13に連通するようになる。この時に、接着
剤液は、液面上のガス圧を受けて、噴射剤ガスと共に、
吸上げ管14の孔11を昇り、空室13に入り、ステム孔12を
通ってステム部6の孔10に入る。さらに上昇して噴出孔
5を通り、噴出ノズル4を通過して、霧状に噴射され
る。このようにして、エアゾル容器内に充填された接着
剤組成物液は、図示のスプレー装置によって霧化されな
がら、エアゾル容器からエアゾル型のスプレーとして被
塗着加工品の塗着されるべき表面に吹き付けることがで
きる。
【0043】
【発明の実施の形態】次に、本発明を、本発明の接着剤
組成物の調製例を示す下記の実施例1〜2について具体
的に説明する。
【0044】実施例1 尿素、メラミンおよぼホルムアルデヒドの反応により作
られた尿素−メラミン樹脂のプレポリマー(平均分子
量、約5000)の20%水溶液の 100重量部中に、酸性触媒
としてクエン酸とビスフェノールA型エポキシ樹脂(芯
物質としての接着剤)のn−ブチルグリシジルエーテル
溶液の20重量部を滴下し、さらに加温することによっ
て、 in situ法により尿素−メラミン樹脂よりなるマイ
クロカプセル壁材をもち且つエポキシ樹脂を封入した平
均粒径40μのマイクロカプセルを作製した。
【0045】さらに、4,4′−トリメチレンジピペリ
ジン(硬化剤)の9重量部、ポリビニルブチラール(結
合剤)の5重量部およびピグメントブルー(着色顔料)
の1重量部をトルエン(溶剤)の49重量部に溶解した溶
液の64重量部を得た。この溶液の64重量部中に前記のマ
イクロカプセルの26重量部および平均粒径10μの超微粒
子状シリカ(充填剤)の10重量部を懸濁し、よく混合し
て均質な懸濁液の 100重量部を調製した。この懸濁液に
トルエンを加えて希釈することにより、粘度が180cpsの
接着剤原液を得た。
【0046】この接着剤原液の50容量部を、加圧下にジ
メチルエーテルの50容量部および直径10mmのガラス球2
個と共にエアゾル容器内に充填して、良く振とうした。
このエアゾル容器は図1に示されたスプレー装置を有す
る市販の缶形のエアゾル容器である。充填後のエアゾル
容器は、5 kg/cm2 の内部ガス圧を示した。エアゾル容
器のスプレー装置のステム孔12の直径は0.45mmであっ
た。
【0047】上記のように調製された接着剤組成物が充
填されたエアゾル容器から、その充填後3時間後に、ス
プレー装置の作動により接着剤液を噴射して霧化させ、
エアゾル型スプレー流として寸法M4.0 ×9mmの普通の
形状のネジに吹き付けた。ネジ溝には、接着剤液の塗着
層が塗布され、塗布されたネジを乾燥させた。このよう
に接着剤をプレコートされたネジに対して、M4.0 のナ
ットを 10.0kgf・cmの力で締めつけた。その3日後に、
ナットのゆるめ戻しに必要な戻しトルクを測定したとこ
ろ、 13.0kgf・cmであった。このことから、ネジにプレ
コートされた上記の接着剤は非常にすぐれた緩め止め効
果を示すことが認められた。
【0048】上記のように接着剤組成物を充填されたエ
アゾル容器缶を、50℃で3ヶ月保存した後に、再度M4.
0 ネジに噴霧しトルク評価したところ、充填直後と同等
の戻しトルク特性が得られた。長期の保存性も問題ない
ことが確認できた。なお、3ヶ月保存後の前記の噴霧に
先立ち、エアゾル容器缶を良く振って、ガラス球で内部
の液を十分に攪拌した。
【0049】実施例2 尿素、メラミンおよびホルムアルデヒドの反応により作
られた尿素−メラミン樹脂のプレポリマー(平均分子
量、約5000)の15%水溶液の 100重量部中に、酸性触媒
として塩酸とビスフェノールA型エポキシ樹脂(芯物質
としての接着剤)の15重量部を滴下し、さらに加温する
ことによって、 in situ法により尿素−メラミン樹脂よ
りなるマイクロカプセル壁材をもち且つエポキシ樹脂を
封入した平均粒径60μのマイクロカプセルを作製した。
【0050】さらに、4,4′−トリメチレンジピペリ
ジンと2−エチル−4−メチルイミダゾルとの1:1混
合物(硬化剤)の12重量部、ポリ酢酸ビニル(結合剤)
の5重量部およびピグメントブルー(着色顔料)の1重
量部をトルエンとメチルアルコールとの1:1混合物
(溶剤)の44重量部に溶解した溶液の62重量部を得た。
この溶液の62重量部中に前記のマイクロカプセルの28重
量部および平均粒径5μの超微粒子状シリカ(充填剤)
の10重量部を懸濁し、よく混合して均質な懸濁液の 100
重量部を調製した。この懸濁液にトルエンを加えて希釈
することにより、粘度が175cpsの接着剤原液を得た。
【0051】この接着剤原液の55容量部を、加圧下にジ
メチルエーテルの45容量部および直径12mmのガラス球
(表面はテフロン被覆した)の2個と共にエアゾル容器
内に充填して、良く振とうした。このエアゾル容器は図
1に示されたスプレー装置を有する市販の缶形のエアゾ
ル容器である。充填後のエアゾル容器は、4.5kg/cm2
内部ガス圧を示した。エアゾル容器のスプレー装置のス
テム孔12の直径は0.60mmであった。
【0052】上記のように調製された接着剤組成物が充
填されたエアゾル容器から、その充填後3時間後に、ス
プレー装置の作動により接着剤液を噴射して霧化させ、
エアゾル型スプレー流として寸法M5.0 ×1.0mm の普通
の形状のネジに吹き付けた。ネジ溝には、接着剤液の塗
着層が塗布され、塗布されたネジを乾燥させた。このよ
うに接着剤をプレコートされたネジに対して、M5.0 の
ナットを 20kgf・cmの力で締めつけた。その3日後に、
ナットのゆるめ戻しに必要な戻しトルクを測定したとこ
ろ、 28.0kgf・cmであった。このことから、ネジにプレ
コートされた上記の接着剤は非常にすぐれた緩め止め効
果を示すことが認められた。
【0053】上記のように接着剤組成物を充填されたエ
アゾル容器缶を、50℃で3ヶ月保存した後に、再度M5.
0 ネジに噴霧しトルク評価したところ、充填直後と同等
の戻しトルク特性が得られた。長期の保存性も問題ない
ことが確認できた。なお、3ヶ月保存後の前記の噴霧に
先立ち、エアゾル容器缶を良く振って、ガラス球で内部
の液を十分に攪拌した。
【0054】
【発明の効果】本発明の接着剤組成物を用いると、被塗
布加工品が少量のロットでも手軽に接着剤をプレコート
することが可能である。また、霧化されたスプレーとし
て塗布できるので、ナットの内側の凹ネジ部、あるいは
ネジの特殊形状部、中央位置部等へのプレコートが可能
となる。従来の緩め止め防止液を用いるディッピング
法、フロー法等では困難な形状の被塗着面を簡便にプレ
コートできる。組立て現場の作業者が必要な時に、必要
に応じてその都度、接着剤をプレコートできる利便性も
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接着剤組成物を充填するに適する缶形
のエアゾル容器の上半部分とその頂部に設けたスプレー
装置の垂直断面の概要の図解図である。
【符号の説明】
1 エアゾル容器側壁 2 マウンテン・カップ 3 スプレー装置 4 噴射ノズル 6 ステム部 7 バルブ・ハウジング 9 コイルスプリング 12 ステム孔 14 液吸上げ管

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂系接着剤を封入してあり且つ圧縮力
    を受けると破裂できる平均粒径が 0.1〜 100μ、好まし
    くは1〜70μのマイクロカプセルおよび平均粒径が1〜
    100μ、好ましくは1〜70μの微粒子状の無機質充填剤
    を、揮発性有機溶剤に前記の接着剤用の硬化剤および
    (または)硬化触媒と樹脂系結合剤とを溶解して作られ
    た溶液内に懸濁させてなり且つ80〜200cpsの粘度をもつ
    懸濁液、及び該有機溶剤に一部溶解できる噴射剤を含有
    する接着剤組成物、あるいは樹脂系接着剤用の硬化剤お
    よび(または)硬化触媒を封入してあり且つ圧縮力を受
    けると破裂できる平均粒径が 0.1〜 100μ、好ましくは
    1〜70μのマイクロカプセルおよび平均粒径が 0.1〜 1
    00μ、好ましくは1〜70μの微粒子状無機質充填剤を、
    揮発性有機溶剤に樹脂系接着剤と樹脂系結合剤とを溶解
    して作られた溶液内に懸濁させてなり且つ80〜200cpsの
    粘度をもつ懸濁液、及び該有機溶剤に一部溶解できる噴
    射剤を含有する接着剤組成物であって、しかも霧化され
    たエアゾルスプレー状態で塗着されることを特徴とす
    る、ネジ式締め固定具の緩み止め用にプレコートされる
    エアゾル型スプレー用接着剤組成物。
  2. 【請求項2】 マイクロカプセルに封入される接着剤が
    エポキシ樹脂系の接着剤、好ましくはビスフェノールA
    型エポキシ樹脂であり且つ硬化剤がジピペリジン誘導体
    及び(又は)イミダゾール誘導体である請求項1に記載
    の組成物。
  3. 【請求項3】 揮発性有機溶剤がトルエン、またはトル
    エンとメチルアルコール、エチルアルコール又はブチル
    アルコール又はイソプロピルアルコールとの混合物であ
    り、噴射剤がジメチルエーテルである請求項1に記載の
    組成物。
  4. 【請求項4】 接着剤を封入してあるマイクロカプセル
    が5〜60μの平均粒径をもち、また充填剤が1〜50μの
    平均粒径をもつ超微粒子シリカである請求項1に記載の
    組成物。
  5. 【請求項5】 樹脂系接着剤を封入してあり且つ圧縮力
    を受けると破裂できる平均粒径が 0.1〜 100μ、好まし
    くは1〜70μのマイクロカプセルおよび平均粒径が1〜
    100μ、好ましくは1〜70μの微粒子状の無機質充填剤
    を、揮発性有機溶剤に前記の接着剤用の硬化剤および
    (または)硬化触媒と樹脂系結合剤とを溶解して作られ
    た溶液内に懸濁させてなり且つ80〜200cpsの粘度をもつ
    懸濁液、及び該有機溶剤に一部溶解できる噴射剤を含有
    する接着剤組成物、あるいは樹脂系接着剤用の硬化剤お
    よび(または)硬化触媒を封入してあり且つ圧縮力を受
    けると破裂できる平均粒径が 0.1〜 100μ、好ましくは
    1〜70μのマイクロカプセルおよび平均粒径が 0.1〜 1
    00μ、好ましくは1〜70μの微粒子状無機質充填剤を、
    揮発性有機溶剤に樹脂系接着剤と樹脂系結合剤とを溶解
    して作られた溶液内に懸濁させてなり且つ80〜200cpsの
    粘度をもつ懸濁液、及び該有機溶剤に一部溶解できる噴
    射剤を含有する接着剤組成物であって、しかも該接着剤
    組成物が噴射ノズル及び該ノズルに連通する液吸上げ管
    を具えたエアゾル容器内に、噴射剤の圧縮ガスおよび複
    数個のガラス球、金属球または硬質プラスチック球と共
    に、充填されてあり、また霧化されたエアゾルスプレー
    状態で塗着されることを特徴とする、ネジ式締め固定具
    の緩み止め用にプレコートされるエアゾル型スプレー用
    接着剤組成物。
  6. 【請求項6】 噴射剤の補助ガスとして圧縮炭酸ガス及
    び(又は)圧縮窒素ガスも追加してエアゾル容器に充填
    されてある請求項5に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 エアゾル容器内には、2個又はそれ以上
    のガラス球、金属球又は硬質プラスチック金属球が該容
    器内に充填された液体の攪拌用に入れてあり、それらガ
    ラス球、金属球又は硬質プラスチック球は、好ましく
    は、フッ素樹脂又はケイ素樹脂の被覆で球の表面を被覆
    されてある請求項5に記載の組成物。
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