JPH11349499A - 不飽和炭化水素の分離精製装置および分離精製方法 - Google Patents
不飽和炭化水素の分離精製装置および分離精製方法Info
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- JPH11349499A JPH11349499A JP10243562A JP24356298A JPH11349499A JP H11349499 A JPH11349499 A JP H11349499A JP 10243562 A JP10243562 A JP 10243562A JP 24356298 A JP24356298 A JP 24356298A JP H11349499 A JPH11349499 A JP H11349499A
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Abstract
和炭化水素を所定濃度で安定して取り出すことができ
る。 【解決手段】 たとえばブタジエン含有原料と溶剤とを
供給し蒸留してブタジエンを分離精製する抽出蒸留塔4
と、4の所定位置でのブタジエン以外の特定不純物濃度
センサ32,34と、4におけるブタジエンの濃度セン
サと、4の塔頂と塔底との差圧センサ30と、4の塔底
から取り出したブタジエンを含む流体の一部を4へ戻す
戻り流量制御弁48と、4へ供給される溶剤量制御弁2
3と、4の塔頂から取り出した原料の残存成分の一部を
4へ環流させる環流流量制御弁28と、4の塔底温度制
御ヒータ36と、これらセンサに基づき所定時間後の特
定不純物の濃度、塔頂におけるブタジエン濃度、塔頂と
塔底との差圧の予測値を算出し、それに基づき制御する
予測制御手段60とを有する。
Description
分離精製装置および方法に係り、さらに詳しくは、原料
成分のばらつきによらず目的とする不飽和炭化水素を所
定濃度で安定して取り出すことができる不飽和炭化水素
の分離精製装置および方法に関する。
エンやイソプレンのような共役ジエン類は、一般にナフ
サをクラッキングし、エチレン、プロピレンなどのC
2 およびC3 炭化水素を分離して得られるC4 留
分やC5 留分から抽出溶剤を用いて抽出蒸留により、
分離精製されている(特公昭45−17405号公報、
特公昭45−17411号公報、特公昭47−4132
3号公報、特開昭56−83421号公報など)。
なる装置を用いて行われる。C4留分またはC5 留分
中の溶剤に比較的容易に溶解する共役ジエン類は、抽出
蒸留塔の塔底から溶剤との混合物として取り出され、放
散塔に送られて、共役ジエン類と溶剤とに分離され、溶
剤は抽出蒸留塔に返送される。
分離精製方法では、安定した品質の共役ジエン類を分離
精製するために、抽出蒸留塔への溶剤の供給量制御、抽
出蒸留塔の塔頂から取り出した原料の残存成分(原料か
ら共役ジエン類を抽出した残り)の一部を流量制御して
前記抽出蒸留塔へ還流させる還流量制御、抽出蒸留塔の
塔底温度制御などを行うことが一般的であった。
うな従来の共役ジエン類の分離精製装置および分離精製
方法では、抽出蒸留塔へ供給される原料の組成がばらつ
いた場合などには、塔から取り出すべき目的とする共役
ジエン類の濃度がばらつき、安定した品質の共役ジエン
類を取り出すことが困難であった。
度の共役ジエン類の抽出液を取り出すために、抽出蒸留
塔の塔底から取り出した抽出物を抽出蒸留塔へ戻し、そ
の戻り量をも制御することが好ましい。しかし、抽出蒸
留塔への戻り量は、溶剤量、塔底温度、塔底圧力、原料
供給量、原料中の共役ジエン類の濃度などに応じて変動
させないと、抽出蒸留塔では、目的とするブタジエンや
イソプレンなどの共役ジエン類の濃度と、それ以外の特
定不純物の濃度とを一定に保つことができない。しか
も、このような制御をオペレータの手操作では対応する
ことは不可能に近い。そこで、現状では、抽出蒸留塔か
ら取り出す共役ジエン類の濃度を多少変動させても運転
のし易さを優先させ、戻り量を制御することなく、次工
程へ送る流量を制御し、余剰量を戻り量としている。そ
のため、抽出蒸留塔から取り出した共役ジエン類の濃度
変動が大きかった。特に、共役ジエン類の分離精製装置
に用いる最初の抽出蒸留塔において、取り出した共役ジ
エン類の濃度変動が大きいと、その後のプロセスで共役
ジエン類の純度を高めることが困難になり、安定して高
純度の共役ジエン類を得ることが困難になる。
れ、原料成分のばらつきや原料供給量の変動によらず目
的とする共役ジエン類などの不飽和炭化水素を所定濃度
で安定して取り出すことができる不飽和炭化水素の分離
精製装置および方法を提供することを目的とする。
に、本発明に係る不飽和炭化水素の分離精製装置は、不
飽和炭化水素を含有する原料と溶剤とが供給され、当該
原料を蒸留して目的とする不飽和炭化水素を分離精製す
る抽出蒸留塔と、前記抽出蒸留塔または抽出蒸留塔に接
続されるその他の塔(以下、「抽出蒸留塔等」とも言
う)での目的とする不飽和炭化水素以外の特定不純物の
濃度を検出する不純物濃度検出手段と、前記抽出蒸留塔
等における目的とする不飽和炭化水素の濃度を検出する
目的物濃度検出手段と、前記抽出蒸留塔の塔底から取り
出した目的とする不飽和炭化水素を含む流体の一部を流
量制御して前記抽出蒸留塔へ戻す戻り量制御手段と、前
記抽出蒸留塔へ供給される溶剤の量を制御する溶剤量制
御手段と、前記抽出蒸留塔の塔頂から取り出した原料の
残存成分(原料から不飽和炭化水素を抽出した残存成分
を意味するが、多少不飽和炭化水素も含まれる;以下同
じ)の一部を流量制御して前記抽出蒸留塔へ還流させる
還流量制御手段と、前記抽出蒸留塔の塔底の温度を制御
する塔底温度制御手段と、前記不純物濃度検出手段およ
び目的物濃度検出手段により検出した検出値に基づき、
所定時間後の特定不純物の濃度、目的とする不飽和炭化
水素の濃度の予測値を算出し、当該予測値に基づき、前
記戻り量制御手段、溶剤量制御手段、還流量制御手段お
よび塔底温度制御手段を制御する予測制御手段とを有す
る。
精製方法は、不飽和炭化水素を含有する原料と溶剤とを
抽出蒸留塔に供給する工程と、前記抽出蒸留塔等におけ
る目的とする不飽和炭化水素以外の特定不純物の濃度を
検出する工程と、前記抽出蒸留塔等における目的とする
不飽和炭化水素の濃度を検出する工程と、 前記抽出蒸
留塔の塔頂と塔底との差圧を検出する工程と、前記抽出
蒸留塔の塔底から取り出した目的とする不飽和炭化水素
を含む流体の一部を流量制御して前記抽出蒸留塔へ戻す
工程と、前記抽出蒸留塔へ供給される溶剤の量を制御す
る溶剤量の制御工程と、前記抽出蒸留塔の塔頂から取り
出した原料の残存成分の一部を流量制御して前記抽出蒸
留塔へ還流させる還流量の制御工程と、前記抽出蒸留塔
の塔底の温度を制御する塔底温度の制御工程と、前記不
純物濃度検出工程および目的物濃度検出工程により検出
した検出値に基づき、所定時間後の特定不純物の濃度、
目的とする不飽和炭化水素の濃度の予測値を算出し、当
該予測値に基づき、前記戻り量、溶剤量、還流量および
塔底温度を制御する予測制御工程とを有する。
ルホルムアミド、ジエチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミドなどのN−アルキル置換低級脂肪酸アミド、フ
ルフラール、N−メチルピロリドン、ホルミルモルホリ
ン、β−メトキシプロピオニトリルなどの、炭化水素留
分からジオレフィン抽出蒸留用溶剤として用いられてい
るものが例示される。これらの溶剤は単独で使用できる
のみならず、2種以上を混合して使用してもよいし、ま
た沸点を調整するため、水、メタノールなどを適当量混
合してもよい。さらには、ジオレフィン類、アセチレン
類の重合を防止する重合防止剤、酸化防止剤、消泡剤な
どを併用することもできる。
炭化水素を含有する石油留分を供給する段(石油留分供
給段)よりも、通常、上段の位置に設けられた抽出溶媒
供給段から抽出蒸留塔に供給されることが好ましい。
も上段の位置から連続供給しても良い。抽出溶媒供給段
よりも上段の位置としては、たとえば、抽出溶媒フィー
ド段よりも上段の抽出蒸留塔の側部、抽出蒸留塔頂部の
凝縮器の入口あるいは出口が挙げられる。これらのう
ち、塔頂部凝縮器の入口に設けるのが、凝縮器内での重
合体の生成を抑えることができるとともに、セパレータ
ー後の次工程においても重合体の生成を抑えることがで
きるので好ましい。この重合禁止剤が連鎖移動反応によ
り重合禁止または抑制するものであることが好ましい。
重合禁止剤がジ低級アルキルヒドロキシルアミンである
ことが好ましい。
飽和炭化水素を含有するものである。石油留分は、通
常、ナフサをクラッキングして分離したものである。石
油留分としては、炭素2個の炭化水素を主として含有す
るC2 留分、炭素3個の炭化水素を主として含有する
C3 留分、炭素4個の炭化水素を主として含有するC
4 留分、炭素5個の炭化水素を主として含有するC
5 留分などがある。これらの中でも、抽出蒸留などに
より不飽和炭化水素の濃度を高めたものが好ましく、不
飽和炭化水素として共役ジエン類を多く含有するものが
好ましく、特に、ブタジエンを多く含有するC4 留分
かイソプレンを多く含有するC5 留分が好ましい。
不飽和炭化水素の濃度が、通常、90%以上、好ましく
は95%以上のもの(具体的には石油留分を抽出蒸留し
て不飽和炭化水素の濃度を高めたもの)を得ようとする
場合に適用することが効果的である。
形態に基づき説明する。図1は共役ジエン類の分離精製
装置の全体構成を示す概略図、図2は図1に示す第1抽
出蒸留塔の制御方法を示す概略図、図3は図2に示す予
測制御手段の制御方法を示すフローチャート図、図4は
測定データと制御操作対象との関係を示すグラフ、図5
はブテン類の分離精製装置の全体構成を示す概略図であ
る。
を含有するC4 留分またはC5 留分からの共役ジエ
ン類の分離精製プロセスについて説明する。
5 留分は、まず、蒸発塔2で気化させて第一抽出蒸留
塔4へと供給される。また、溶剤は第一抽出蒸留塔4の
C4留分またはC5 留分供給部位より上段に供給され
る。第一抽出蒸留塔4の塔底から共役ジエン類を含有す
る溶剤が放散塔8の塔頂より数段下へ供給され、塔内で
共役ジエン類と溶剤が分離される。塔底温度は、通常
0.5〜5気圧である塔内圧力における溶剤の沸点にな
るように操作する。放散塔8の塔頂からは、共役ジエン
類が取り出され、一部は、さらに第二抽出蒸留塔12へ
送られ、精製操作を受け、残りは第一抽出蒸留塔4へと
戻される。放散塔8の塔底からは通常100〜200℃
の溶剤が取り出される。
塔底近くの不純物濃度の変化、第一抽出蒸留塔塔頂より
放出されるガス中の共役ジエン類濃度の変化を検出し、
その変化量に応じて、第一抽出蒸留塔4への溶剤供給量
の制御、放散塔8から第一抽出蒸留塔4への戻り流量の
制御、第一抽出蒸留塔4の塔頂での還流量の制御、およ
び第一抽出蒸留塔4の塔底温度の制御を行うことによ
り、一定の濃度の共役ジエン類が抽出できる。
ンを分離精製するプロセスについて具体的に説明する。
原料(ナフサ中のC4 成分)BBFを蒸発塔2へ供給
し、原料BBFをガス化する。蒸発塔2では、BBFを
ガス化するために、塔内温度が、好ましくは20〜80
℃、さらに好ましくは40〜80℃に保持され、塔内圧
力は、絶対圧力で、好ましくは2〜8気圧、さらに好ま
しくは4〜6気圧に保持される。
は、次に、第1抽出蒸留塔4へ供給される。第1抽出蒸
留塔4には、ガス化された原料BBFと共に抽出溶剤が
供給される。第1抽出蒸留塔4へ供給される溶剤の量
は、後述するように制御されるが、一般的には、原料B
BFが100重量部に対して、好ましくは100〜10
00重量部、さらに好ましくは200〜800重量部と
なるように供給する。溶剤の温度は、低い方が溶解度が
高く好ましいが、第1抽出蒸留塔4の内部温度や還流量
の増減に影響するために、好ましくは10〜100℃、
さらに好ましくは20〜60℃である。
してのブタジエンを溶解抽出することができるものであ
れば、特に限定されないが、具体的には、アセトン、メ
チルエチルケトン、ジオキサン、イソプレンサイクリッ
クサルホン、アセトニトリル、アルコール、グリコー
ル、N−メチルロールダミン、N−エチルコハク酸イミ
ド、N−メチルピロリドン、N−メチル−2−ピロリド
ン、ヒドロキシルエチルピロリドン、N−メチル−5−
メチルピロリドン、フルフラール、2−ヘプテノン、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N,N−
ジメチルアセトン酢酸アミド、 モルホリン、N−ホル
ミルモルホリン、N−メチルモルホリン−3−オン、ス
ルホラン、メチルカルビトール、テトラヒドロフラン、
アニリン、N−メチルオキサゾリドン、N−メチルイミ
ダゾール、N,N’−ジメチルイミダゾリン−2−オ
ン、1−オキソ−1−メチルフォスホリン、メチルシア
ノアセテート、エチルアセトアセテート、エチルアセテ
ート、マロン酸ジメチルエステル、プロピレンカーボネ
ート、メチルカービトール、トリエチルホスフェート、
ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジメチルス
ルホキシド、γ−ブチロラクトンなどが挙げられる。本
実施形態では、抽出溶媒としては、これらのうち、アミ
ド化合物、特にジメチルホルムアミドが好適である。
共役ジエン類を含有する石油留分(原料BBF)を供給
する段(石油留分供給段)よりも上段の位置に設けられ
た抽出溶媒供給段から第1抽出蒸留塔4に供給される。
頂において、揮発度(溶解度)がブタジエン以上のガス
を分離し、原料BBFからブタジエン分を分離した残存
ガスBBRを取り出し、塔底からは高濃度のブタジエン
抽出液を取り出すために、第1抽出蒸留塔4の塔底圧力
は、絶対圧力で、好ましくは、1〜10気圧、さらに好
ましくは5〜7気圧、塔底温度は、好ましくは、100
〜160℃、さらに好ましくは110〜130℃に制御
される。
ら出ていく溶剤に溶け込むC4留分の溶解量は、その塔
底における溶剤量、温度、圧力によって決定される。し
たがって、第1抽出蒸留塔4の塔底から一定濃度のブタ
ジエン抽出液を取り出すためには、第1抽出蒸留塔4の
塔底における溶剤量、塔頂の還流量、塔底温度などを制
御する必要がある。また、第1抽出蒸留塔4の塔底から
取り出すブタジエン抽出液の濃度を高濃度にするために
は、後述するように、第1抽出蒸留塔4の塔底から取り
出した抽出液、または必要に応じて放散塔8を介して溶
媒を除去した一部を第1抽出蒸留塔4へ戻す必要があ
る。本実施形態では、後述するように、第1抽出蒸留塔
4の塔底から取り出した抽出液を第1抽出蒸留塔4への
戻り量の制御をも行っている。
残存ガスBBRは、図示省略してある残存成分タンクへ
送り、残存ガスBBRの一部は、図示省略してある凝縮
器にて凝縮して第1抽出蒸留塔4の塔頂に戻して還流さ
せる。この残存ガスBBRの還流量も、後述するように
制御される。
底では、目的とするブタジエンを高濃度に含む抽出液が
取り出され、放散塔8へ送られる。放散塔8では、塔底
圧力が絶対圧力で1〜3気圧に保持され、塔底温度が1
50〜200℃に保持され、抽出液から溶剤を分離し、
塔底から排出する。放散塔8の塔頂では、溶剤が分離さ
れたブタジエンを多く含む放散ガスが発生し、その放散
ガスの一部を凝縮器にて凝縮する場合は、凝縮分は、放
散塔8の塔頂に戻して還流される。未凝縮分はコンプレ
ッサ10を介して、一部は第1抽出蒸留塔4へと戻さ
れ、残りは第2抽出蒸留塔12へと送られる。放散ガス
を凝縮器にて全凝縮する場合は、凝縮液の一部は放散塔
8の塔頂に戻して還流され、残りはコンプレッサ10を
介して、一部は第1抽出蒸留塔4へと戻され、さらにそ
の残りが第2抽出蒸留塔12へと送られる。第1抽出蒸
留塔4へ戻されるのは、このように気体として戻される
場合と液体として戻される場合があるが、いずれの場合
もその戻り量は、後述のように制御される。
解度)がブタジエン以下の不純物を塔底から分離し、塔
頂では、高濃度のブタジエンを含むガスを取り出すため
に、塔底圧力が絶対圧力で3〜6気圧に保持され、塔底
温度が100〜150℃に保持される。この第2抽出蒸
留塔12の塔底から分離された不純物を多く含む抽出液
は、第1放散塔13へ導かれる。第1放散塔13では、
塔底圧力が絶対圧力で1〜3気圧に保持され、塔底温度
が120〜180℃に保持され、抽出液からブタジエン
を分離し、ブタジエンを含む放散ガス2を放散塔8の凝
縮器入り口へと戻す。第1抽出蒸留塔4の塔底液は、第
二放散塔14へと送られる。第二放散塔14では、塔底
圧力が絶対圧力で1〜3気圧、塔底温度が150〜20
0℃に保持され、抽出液から溶剤を分離し、塔底から排
出され再使用される。放散ガスは塔頂から排出される。
ブタジエンを多く含む蒸留ガスは、低沸点物除去塔16
および高沸点除去塔18へと順次送られる。低沸点物除
去塔16では、塔底圧力を3〜7気圧、塔底温度を30
〜60℃にすることで、ブタジエンよりも低沸点の不純
物であるメチルアセチレンを除去する。また、高沸点物
除去塔18では、塔底圧力で3〜7気圧、塔底温度を4
0〜70℃にすることで、ブタジエンよりも高沸点の不
純物、例えば、シス−2−ブテン、1,2−ブタジエ
ン、エチルアセチレンなどを除去する。本実施形態で
は、最終的に得られる抽出液中のブタジエンの濃度は9
9%以上となる。
形態に係る第1抽出蒸留塔4の制御装置および制御方法
について説明する。
段には、ブタジエンを含む原料(石油留分)BBFが供
給される原料供給ライン20が接続してある。原料供給
ライン20には、原料流量計21が装着してあり、第1
抽出蒸留塔4へ供給する原料の流量を計測するようにな
っている。原料流量計21で計測した原料流量データ
は、予測制御手段60へ入力するようになっている。予
測制御手段60は、メモリ回路を持つ特定の電気回路、
汎用パソコン、汎用コンピュータ、大型コンピュータな
どで構成してあり、後述する制御を行うためのプログラ
ムが記憶してある。なお、後述する制御を行うためのプ
ログラムの代わりに、そのような動作を行う論理回路で
あっても良い。
ン20の上段側には、溶剤供給ライン22が接続してあ
り、ブタジエンの抽出溶剤を第1抽出蒸留塔4内に供給
するようになっている。溶剤供給ライン22には、溶剤
流量制御弁23が装着してあり、予測制御手段60から
の出力信号に基づき、第1抽出蒸留塔4内に供給する流
量を制御するようになっている。制御方法については後
述する。
出ライン24が接続してあり、第1抽出蒸留塔4内で原
料からブタジエンを抽出した残りの残存ガス(ただし、
多少のブタジエンは含まれる)の一部を図示省略してあ
る残存成分タンクへと排出するようになっている。排出
ライン24には、還流ライン26も接続してあり、排出
ライン24で取り出した残存ガスの一部を、第1抽出蒸
留塔4内の塔頂部へ還流するようになっている。
24には、塔頂におけるブタジエン濃度を検出するため
の目的物濃度センサ25(目的物濃度検出手段)と、塔
頂での内部圧力を計測するための塔頂圧力センサ27が
装着してある。目的物濃度センサ25としては、たとえ
ばガスクロマトグラフィを用いることができる。圧力セ
ンサ27としては、汎用の圧力センサを用いることがで
きる。これらセンサ25および27の出力信号は、予測
制御手段60へ入力される。
ての制御弁28が装着してあり、予測制御手段60から
の出力信号により制御弁28の開度を制御し、還流量を
制御するようになっている。
は、その塔頂内と塔底内との圧力差圧を検出する差圧検
出手段として差圧センサ30が装着してある。この例で
は、差圧センサ30で検出した塔頂−塔底差圧データ
は、予測制御手段60へ入力するようになっている。こ
の圧力差圧の変化による予測制御は、抽出物の組成の安
定性への寄与は小さいが、安全性の面への寄与が大き
く、予測制御を行うことが好ましい。
段目において存在するトランス−2−ブテンおよびシス
−2−ブテンなどの不純物の濃度を計測する第1および
第2不純物濃度センサ(不純物濃度検出手段)32およ
び34が装着してある。第1不純物濃度センサ32が、
シス−2−ブテンの濃度を検出し、第2不純物濃度セン
サ34がトランス−2−ブテンの濃度を計測するように
なっている。これら濃度センサ32および34は、これ
らの濃度を検出することができるものであれば特に制限
はないが、たとえばガスクロマトグラフィなどで構成さ
れる。これら濃度センサ32および34で検出した濃度
データは、予測制御手段60へ入力するようになってい
る。
は第1抽出蒸留塔4の下から7段目に限定されない。例
えば、下から15段目のあたりでも、放散塔8からの放
散ガスライン44上でも、凝縮液ライン51でもよい。
これらの部位では、濃度データは一致しないものの、濃
度変化量は強い相関関係を有し、いづれかの位置での濃
度を連続的に測定していれば、他の部位での濃度も正確
に判断できる。また、予測制御手段においては、濃度デ
ータを濃度変化データに変換して用いているので、これ
らの部位での濃度変化が正確に測定できれば、正確な予
測制御が可能である。
御手段としての塔底ヒータ36が具備してあり、予測制
御手段60からの濃度変化データに応じた出力信号に基
づき、塔底温度を制御するようになっている。塔底温度
は、前述したように、一般的には、100〜160℃に
保持されるが、本実施形態では、この温度範囲内で、予
測制御手段60からの出力信号に基づき、塔底温度を制
御する。リボイラー36の熱源としては、スチームに限
らず、温水、熱媒などを例示することができる。もちろ
ん、このリボイラー36は温度制御が可能である。
イン38が接続してあり、塔底に存在するブタジエンを
高濃度に含む抽出液(溶剤含有)は放散塔8に送られ
る。放散塔8では、前述したように、抽出液から溶剤を
分離し、塔底から排出する。放散塔8の塔頂では、溶剤
が分離されたブタジエンを多く含む放散ガスが発生し、
そのガスは、その塔頂から第3抽出ライン44を通して
コンプレッサ10により第2抽出蒸留塔12へと送られ
る。第3抽出ライン44には、戻りライン46が接続し
てある。戻りライン46は、第1抽出蒸留塔4の塔底近
くの段に接続してあり、第3抽出ライン44を通して運
ばれるブタジエンを多く含む放散ガスまたはその凝縮液
を第1抽出蒸留塔4内に戻すようになっている。
する戻り流量計50、ラインを流れる流体の流量を制御
する戻り流量制御弁48が装着してある。制御弁48
は、予測制御手段60からの出力信号に応じて制御さ
れ、戻りライン46を通して第1抽出蒸留塔4内に戻さ
れる流体の流量を制御する。制御弁48および流量計5
0が戻り量制御手段に相当する。放散ガスの一部を気体
のまま第一抽出蒸留塔4へ戻した場合は、放散ガスの残
りは、圧力センサー52の値を制御弁56で制御しなが
ら、第二抽出蒸留塔12へと送られる。放散ガスの凝縮
液を第一抽出蒸留塔4へ戻した場合は、凝縮液の残り
は、凝縮液受ドラムの液レベルを制御弁56で制御しな
がら第二抽出蒸留塔12へと送られる。
定されないが、一例として、図3および4に基づき、図
2に示す予測制御手段60による制御方法を説明する。
図3に示すステップS1にて制御がスタートすると、ス
テップS2にて、図2に示す予測制御手段60は、デー
タCVi(i=1〜4)を読み込む。CV1は、図2に
示す抽出蒸留塔2の7段目において不純物濃度センサ3
2により検出したシス−2−ブテンの濃度データであ
る。CV2は、図2に示す抽出蒸留塔2の7段目におい
て不純物濃度センサ34により検出したトランス−2−
ブテンの濃度データである。CV3は、図2に示す抽出
蒸留塔2の塔頂に装着してある目的物濃度センサ25に
より検出したブタジエンの濃度データである。CV4
は、図2に示す抽出蒸留塔2の差圧センサ30により検
出した塔頂−塔底差圧データであって、前述のように制
御に必須のデータではないが、これを用いて制御すると
安全性が高まるので、用いることが好ましいものであ
る。
に示す予測制御手段60に記憶してある制御モデルか
ら、前記データCV1〜CV4に基づき、t秒後のデー
タCV1〜CV4を予測し、その値をFCV1〜FCV
4とする。予測制御手段60に記憶してある制御モデル
は、以下の数式に基づき決定される制御モデルであり、
実際の第1抽出蒸留塔4における測定データCV1〜C
V4と制御操作対象(戻り量MV1、溶剤量MV2、還
流量MV3、塔底温度MV4)との関係を数式によりモ
デル化したものである。
1〜4)とMVj(j=1〜4)との伝達関数を示し、
Sは、ラプラス変換計算のパラメータであり、aij、
bi j、cijは、CVi(i=1〜4)とMVj(j
=1〜4)との組合せに対応するプロセス固有の値であ
り、ステップテストの結果により求められる。なお、ス
テップテストとは、MVj(j=1〜4)を任意量ステ
ップ状に変化させて、CVi(i=1〜4)の応答デー
タを求めることである。
モデルを用いて、図3に示すステップS3では、所定時
間(t秒)後のデータCV1〜CV4を予測し、その値
をFCV1〜FCV4とする。なお、t秒後とは、特に
限定されないが、たとえば600〜3600秒後であ
る。
ータCV1〜CV4毎に予め設定された目標値PCVi
と前記の予測値FCViとの差Ai(i=1〜4)を計
算する。次に、ステップS5では、これらの差Aiが−
αi(マイナス許容値)から+αi(プラス許容値)の
所定範囲内にあるか否かを確認する。これらの差Aiが
所定範囲内にあるとは、t秒後のCViの予測値FCV
iが、それぞれ許容範囲内にあることを意味する。な
お、許容値αiは、CVi毎に決定され、特に限定され
ないが、各目標値PCViの1〜10%程度である。
が許容値であれば、t秒後のCViの予測値FCViが
許容範囲であるので、制御操作対象MV1〜MV4を現
在の状態に維持し、ステップS2以降のステップを繰り
返す。ステップS5にて、これらの差Aiのうちの一つ
でも許容値から外れた場合には、該当する予測値FCV
iが許容範囲から外れることを意味するので、ステップ
S6へ行き、許容値から外れた予測値FCViを、許容
値に入る方向に変動させるように、制御操作対象MVi
の現在の設定値を変更する。たとえば許容値から外れた
予測値FCViを下げる方向に制御したい場合には、図
4に示す矢印の方向に、制御操作対象MViの現在の設
定値を変動させる。図4において、上向きの矢印が、制
御操作対象MViの現在の設定値を上げることを意味す
る。
したデータCV1に対応する7段シス−2−ブテンの濃
度予測値FCV1が所定範囲から外れて上昇する場合に
は、この7段シス−2−ブテンの濃度予測値FCV1を
下げるために、以下のように制御操作対象MViの現在
の設定値を変化させる。すなわち、図2に示す予測制御
手段60により制御弁48を操作して、戻りライン46
を通して第1抽出蒸留塔2へ戻る戻り量MV1を増大さ
せる。また、図2に示す予測制御手段60により制御弁
23を制御して、溶剤供給ライン22を通して第1抽出
蒸留塔4へ供給される溶剤量MV2を減少させる。ま
た、図2に示す予測制御手段60により還流ライン26
の制御弁28を制御して、還流量MV3を減少させる。
さらに、図2に示す予測制御手段60によりヒータ36
を制御して、塔底温度MV4を上昇させる。
したデータCV2に対応する7段トランス−2−ブテン
の濃度予測値FCV2が所定範囲から外れて上昇する場
合には、このFCV2を下げるために、図4に示す示す
矢印の方向にしたがって、制御操作対象MViの現在の
設定値を変化させる。同様に、図2に示す濃度センサ2
5で検出したデータCV3に対応する塔頂におけるブタ
ジエン濃度の予測値FCV3が所定範囲から外れて上昇
する場合には、このFCV3を下げるために、図4に示
す示す矢印の方向にしたがって、制御操作対象MViの
現在の設定値を変化させる。図2に示す差圧センサ30
で検出したデータCV4に対応する塔頂−塔底差圧の予
測値FCV4が所定範囲から外れて上昇する場合には、
このFCV4を下げるために、図4に示す示す矢印の方
向にしたがって、制御操作対象MViの現在の設定値を
変化させることが、安全上好ましい。なお、データCV
1〜CV4に対応する予測値FCV1〜FCV4が所定
範囲から外れて低下する場合には、図4に示す矢印と逆
の方向に、予測制御手段60により制御操作対象MVi
を制御する。
塔4の制御方法を実施することで、7段シス−2−ブテ
ンの濃度CV1の変動幅を0.63%(min8.50
−max9.13%)程度に小さくすることができる。
ちなみに従来の制御では、7段シス−2−ブテンの濃度
CV1の変動幅は1.29%(min7.79−max
9.08%)であった。また、本実施形態の方法によれ
ば、7段トランス−2−ブテンの濃度CV2の変動幅を
0.32%(min1.35−max1.67%)程度
に小さくすることができる。ちなみに従来の制御では、
7段トランス−2−ブテンの濃度CV2の変動幅は0.
54%(min1.28−max1.82%)であっ
た。また、本実施形態の方法によれば、塔頂ブタジエン
濃度CV3の変動幅を0.21%(min0.19−m
ax0.40%)程度に小さくすることができる。ちな
みに従来の制御では、塔頂ブタジエン濃度CV3の変動
幅は0.29%(min0.13−max0.42%)
であった。
1抽出蒸留塔4の塔底付近において、不純物としてのシ
ス−2−ブテンおよびトランス−2−ブテンの濃度CV
1およびCV2の変動幅を抑制すると共に、塔頂ブタジ
エン濃度の変動幅を抑制することで、塔底から取り出す
抽出液に含まれるブタジエンの濃度を安定化させること
ができる。その結果、その後のプロセスで共役ジエン類
の純度を高めることが容易になり、安定して高純度の共
役ジエン類を得ることができる。
分離精製プロセスについて説明する。本実施形態では、
図1に示す前記第1実施形態のC4 留分またはC5
留分からの共役ジエン類の分離精製プロセスで副次的に
発生した残存ガスBBR(原料BBFからブタジエン分
を分離した残存ガス)を原料として、ブテン類を分離精
製する。
80%含まれており、その他がブタン類となる。図5に
示すように、残存ガスBBRは、蒸発塔101へ供給さ
れ、そこで気化させて抽出蒸留塔102へと供給され
る。
BR供給部位より上段に供給される。抽出蒸留塔102
の塔底からブテン類を含有する溶剤が取り出される。B
BRに含まれているブタン類のほとんどは、塔頂から排
出される。抽出蒸留塔102の塔底から取り出されたブ
テン類を含有する溶剤は、放散塔103の塔頂より数段
下へ供給され、放散塔塔内でブテン類と溶剤が分離され
る。
5〜5気圧である塔内圧力における溶剤の沸点になるよ
うに操作する。放散塔103の塔頂からは、ブテン類が
取り出され、一部は、さらに溶剤回収塔105へ送ら
れ、残りは抽出蒸留塔102へと戻される。放散塔10
3の塔底からは通常100〜200℃の溶剤が取り出さ
れる。溶剤回収塔105では塔頂よりブデン類が回収さ
れ、塔底からは溶剤とブデン類の混合液が抽出蒸留塔1
02の塔底へ戻される。塔105から回収されたブテン
類は、n−ブテン、イソブテン、1−ブテン、2−ブテ
ンの混合物となっているのが一般的である。これらの分
離精製が必要な場合は、分離精製を困難にするブタン類
がほとんど除去されているので、通常の蒸留操作により
容易に分離精製することができる。
の塔底近くの不純物濃度の変化、抽出蒸留塔塔頂102
より放出されるブタン類ガス中のブテン類濃度の変化を
検出し、その変化量に応じて、抽出蒸留塔102への溶
剤供給量の制御、放散塔103から溶剤回収塔105を
経て抽出蒸留塔102へ戻る戻り流量の制御、抽出蒸留
塔102の塔頂での還流量の制御、および抽出蒸留塔1
02の塔底温度の制御を行うことにより、一定の濃度の
ブテン類が抽出できる。本実施形態では、最終的に得ら
れる抽出液中のブテン類の濃度は99%以上となる。
装置および制御方法は、図2に示す第1抽出蒸留塔4の
場合に比較し、供給される原料がBBFからBBRに代
わり、塔頂から排出されるガスがBBRからブタン類を
含むガスに代わり、CV1およびCV2として検出され
る不純物が、シス−2−ブテンおよびトランス−2−ブ
テンから、n−ブタンなどのブタン類に代わり、抽出蒸
留塔102の底部から抽出される抽出液が共役ジエン類
からブテン類に代わる以外は、同様なので、その説明は
省略する。
出蒸留塔102の塔底付近において、不純物としてのブ
タン類の濃度CV1およびCV2の変動幅を抑制すると
共に、塔頂におけるブテン類の濃度の変動幅を抑制する
ことで、塔底から取り出す抽出液に含まれるブテン類の
濃度を安定化させることができる。その結果、その後の
プロセスでブテン類の純度を高めることが容易になり、
さらに塔頂でのブテン類の損失を抑制でき安定して高純
度のブテン類を得ることができる。
はなく、本発明の範囲内で種々に改変することができ
る。
出蒸留塔4には、不純物濃度検出手段として、二つの不
純物濃度センサ32および34を用いたが、本発明で
は、いずれか一つの不純物濃度センサ32または34と
し、他の一つを省略しても良い。これらの濃度センサ3
2および34により検出されるシス−2−ブテンの濃度
とトランス−2−ブテンの濃度とは、相関関係にあり、
いずれか1の濃度のみを検出して濃度変動を抑制するこ
とで、他の1の濃度変動も抑制することができるからで
ある。ただし、省略するのであれば、シス−2−ブテン
の濃度を検出する不純物濃度センサ32を省略すること
が好ましい。シス−2−ブテンの除去は、第1抽出蒸留
塔4の後プロセスでも除去できるからである。なお、こ
の点は、第2実施形態でも同様である。
するブタジエンの濃度を抽出蒸留塔4の塔頂にて検出し
たが、本発明では、塔頂に限らず、その他の位置であっ
ても良い。ただし、塔頂にて検出することが最も好まし
い。この点も、第2実施形態でも同様である。
装置および方法によれば、原料成分のばらつきによらず
目的とする不飽和炭化水素を所定濃度で安定して取り出
すことができる。
成を示す概略図である。
を示す概略図である。
示すフローチャート図である。
示すグラフである。
示す概略図である。
段) 36… リボイラー(塔底温度制御手段) 46… 戻りライン 48… 制御弁(戻り量制御手段) 50… 流量計(戻り量制御手段) 60… 予測制御手段
Claims (2)
- 【請求項1】 不飽和炭化水素を含有する原料と溶剤と
が供給され、当該原料を蒸留して目的とする不飽和炭化
水素を分離精製する抽出蒸留塔と、 前記抽出蒸留塔または抽出蒸留塔に接続されるその他の
塔での目的とする不飽和炭化水素以外の特定不純物の濃
度を検出する不純物濃度検出手段と、 前記抽出蒸留塔または抽出蒸留塔に接続されるその他の
塔における目的とする不飽和炭化水素の濃度を検出する
目的物濃度検出手段と、 前記抽出蒸留塔の塔底から取り出した目的とする不飽和
炭化水素を含む流体の一部を流量制御して前記抽出蒸留
塔へ戻す戻り量制御手段と、 前記抽出蒸留塔へ供給される溶剤の量を制御する溶剤量
制御手段と、 前記抽出蒸留塔の塔頂から取り出した原料の残存成分の
一部を流量制御して前記抽出蒸留塔へ還流させる還流量
制御手段と、 前記抽出蒸留塔の塔底の温度を制御する塔底温度制御手
段と、 前記不純物濃度検出手段および目的物濃度検出手段によ
り検出した検出値に基づき、所定時間後の特定不純物の
濃度、目的とする不飽和炭化水素の濃度の予測値を算出
し、当該予測値に基づき、前記戻り量制御手段、溶剤量
制御手段、還流量制御手段および塔底温度制御手段を制
御する予測制御手段とを有する不飽和炭化水素の分離精
製装置。 - 【請求項2】 目的とする不飽和炭化水素を含有する原
料と溶剤とを抽出蒸留塔に供給する工程と、 前記抽出蒸留塔または抽出蒸留塔に接続されるその他の
塔での目的とする不飽和炭化水素以外の特定不純物の濃
度を検出する工程と、 前記抽出蒸留塔または抽出蒸留塔に接続されるその他の
塔における目的とする不飽和炭化水素の濃度を検出する
工程と、 前記抽出蒸留塔の塔底から取り出した目的とする不飽和
炭化水素を含む流体の一部を流量制御して前記抽出蒸留
塔へ戻す工程と、 前記抽出蒸留塔へ供給される溶剤の量を制御する溶剤量
の制御工程と、 前記抽出蒸留塔の塔頂から取り出した原料の残存成分の
一部を流量制御して前記抽出蒸留塔へ還流させる還流量
の制御工程と、 前記抽出蒸留塔の塔底の温度を制御する塔底温度の制御
工程と、 前記不純物濃度検出工程および目的物濃度検出工程によ
り検出した検出値に基づき、所定時間後の特定不純物の
濃度、目的とする不飽和炭化水素の濃度の予測値を算出
し、当該予測値に基づき、前記戻り量、溶剤量、還流量
および塔底温度を制御する予測制御工程とを有する不飽
和炭化水素の分離精製方法。
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