JPH11348023A - 型枠用連結具および型枠装置 - Google Patents

型枠用連結具および型枠装置

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JPH11348023A
JPH11348023A JP15878798A JP15878798A JPH11348023A JP H11348023 A JPH11348023 A JP H11348023A JP 15878798 A JP15878798 A JP 15878798A JP 15878798 A JP15878798 A JP 15878798A JP H11348023 A JPH11348023 A JP H11348023A
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JP
Japan
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formwork
attached
mold
fixing
fixing portion
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JP15878798A
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English (en)
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Takeshi Mizuno
毅 水野
Yoshiji Suzuki
能詞 鈴木
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SEFUTEIKKUSU KK
Ishikawa Tekko KK
Somic Ishikawa KK
Original Assignee
SEFUTEIKKUSU KK
Ishikawa Tekko KK
Somic Ishikawa KK
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Publication date
Application filed by SEFUTEIKKUSU KK, Ishikawa Tekko KK, Somic Ishikawa KK filed Critical SEFUTEIKKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取扱が容易で作業性が向上する型枠用連結具
を提供する。 【解決手段】 アンカ2を取り付けたブッシュ体16を支
持具本体15に係合して型枠フォーマ11を構成する。支持
具本体15の通孔状のねじ部21a に略円筒状の連結具25の
一端側で外周面に雄ねじ部26a を有した固定部26を止ま
るまで螺合する。支持具本体15から露出する連結具25の
保持部27を型枠12の取付孔12a に嵌挿し、支持具本体15
の磁石部24にて型枠12に型枠フォーマ11を装着する。型
枠12内に生コンクリートを流入して固化後、コンクリー
ト製品1を引き上げて連結具25の軸方向と交差する方向
に脱型する。連結具25の外周面に周方向に沿った凹溝部
28で固定部26と保持部27とに切断する。固定部26は、凹
溝部28に亘る切込部30によりばらばらに分割する。型枠
フォーマ11に固定部26が残っても治具を用いず容易に除
去でき作業性を向上できる。大型のコンクリート製品1
でも容易に脱型できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生コンクリートが
流入して固化する型枠本体に被取付部材を着脱可能に装
着する型枠用連結具、および、この型枠用連結具により
型枠本体に被取付部材を装着する型枠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート製品を流し込みによ
り成形する各種型枠装置が知られている。この型枠装置
は、コンクリート製品の成形する形状により、所定の形
状の内子に雄ねじ部を突設して内子部材を形成し、この
雄ねじ部を型枠に装着してコンクリート製品を所定の形
状に成形する。そして、型枠装置の内子部材を装着した
型枠内に生コンクリートを流入し、これら生コンクリー
トの固化後に脱型して成形している。
【0003】しかしながら、型枠に装着するための雄ね
じ部を内子に一体的に設けた内子部材では、型枠に内子
部材を取り付ける方向となる雄ねじ部の軸方向、すなわ
ち成形物の表面から型枠を剥がすように離間させて脱型
する必要がある。このため、例えば成形物が大型の場合
には、型枠と成形物との密着面積が大きくなるため、離
型材などを型枠に塗布するなどしても脱型が困難となる
ので、密着面積を小さくして成形物の表面から型枠が離
間しやすくなるように型枠を構成する部材の表面を小さ
くして複数の部材に小分けするなど、型枠構成が複雑で
部品点数が増大する問題がある。
【0004】そこで、例えば内子に連結具を着脱可能に
取り付け、この連結具により内子を型枠に取り付けて、
連結具自体を破壊することにより型枠と内子を離間する
構成が知られている。
【0005】すなわち、大型のコンクリート製品を吊り
下げ支持するためのアンカを、表面から突出しないで金
具が引っ掛け可能に凹部内に頭部が位置するように保持
して型枠に取り付ける内子および連結具が知られてい
る。この連結具は、内周面に六角レンチが係脱可能な略
円筒状に形成され、一端側の外周面に内子に取り付けら
れる雄ねじ部が設けられた固定部を有し、他端側に型枠
に設けられた通孔に取り付けられる保持部を有し、固定
部と保持部との間の外周面に周方向に凹溝状の切断部を
有している。
【0006】そして、このコンクリート製品の製造時に
は、内子にアンカを取り付けるとともに、内子に連結具
の固定部の雄ねじ部を螺合して取り付け、この内子に取
り付けられて突出する連結具の保持部を型枠に取り付け
て装着する。この後、内子を装着した型枠内に生コンク
リートを流入させて固化した後、内子を装着していない
部分の型枠の一部を脱型して、アンカを用いて持ち上げ
るようにして成型品を型枠から脱型、すなわち型枠の表
面を成型品が滑動するように脱型する。この際、連結具
は、切断部から折れるように破壊され、型枠側に取り付
けられた連結具の保持部側が残り、連結具の固定部側が
取り付けられたままの内子が成型品に残る状態となる。
そして、内子に残った固定部を六角レンチにて取り除
き、成型品から内子部材を取り外す。
【0007】しかしながら、上記連結具自体の破壊によ
り脱型する構成の場合、内子を再利用するために、固定
部を六角レンチにて取り除いた後に成型品からウィング
レンチなどにて内子を取り外さなければならず、また連
結具の固定部が螺合する内子の雌ねじ部にコンクリート
屑などが侵入し、固定部の螺合ができなくなるため、雌
ねじ部に侵入したコンクリートなどの異物を除去する必
要があり、作業が煩雑で、コンクリート製品の製造効率
の向上が望めない。さらに、連結具は円筒状であるた
め、転がりやすく保守管理や内子部材への取り付けが煩
雑となる問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、内子
部材に雄ねじ部を一体に突設したものでは、脱型に制約
が生じて脱型が困難となったり、型枠構成が複雑で部品
点数が増大し、製造性の向上が得られない。また、破壊
する連結具を用いるものでは、内子に残った固定部を六
角レンチにて取り除かないと成型品から内子を取り外す
ことができないとともに、破壊後の内子に残った固定部
を取り除く作業が煩雑となる問題がある。
【0009】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、取扱が容易で作業性が向上する型枠用連結具およ
びこの型枠用連結具を用いた型枠装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の型枠用連
結具は、被取付部材を取り付ける固定部と、生コンクリ
ートが流入して固化する型枠本体に取り付けられ前記被
取付部材を前記型枠本体に保持する保持部と、前記固定
部および前記保持部間に設けられ前記固定部および前記
保持部を分離可能に形成された切断部と、前記固定部に
前記保持部と反対側の縁から前記切断部に亘って複数切
欠形成された切込部とを具備したものである。
【0011】そして、被取付部材に着脱可能に固定部を
取り付けるとともに、型枠本体に保持部を着脱可能に取
り付けて被取付部材を型枠本体に取り付ける。また、被
取付部材を型枠本体から取り外す際には、外力を加えて
固定部および保持部間に設けた切断部で固定部および保
持部を折るように破壊して切断分離し固定部の保持部と
反対側の縁から切断部に亘って複数切欠形成した切込部
により固定部が分割することにより、被取付部材への取
り付けを解除するので、例えば治具などを用いて被取付
部材に残る固定部を取り除かなくても外力を加えるのみ
で固定部の被取付部材との取付状態が解除する状態に分
割されて容易に取り除かれる。また、例えば切込部の縁
を最外位置に位置させて互いの間に突出するものがない
形状にすることにより、切込部の縁にて平坦面が構成さ
れるので、円筒状に形成したものでも転がりにくくなる
とともに、切込部の縁に工具などを引っ掛けることが可
能となって被取付部材への取付が容易となり、取扱が容
易で被取付部材と型枠本体との取り付けおよび取り外し
作業性が向上する。
【0012】請求項2記載の型枠用連結具は、請求項1
記載の型枠用連結具において、切断部は、固定部および
保持部間に位置して無端状に形成された凹溝部を有した
ものである。
【0013】そして、切断部として固定部および保持部
間に位置して無端状に形成された凹溝部を設けたため、
切断されて保持部から分離され切込部により分割される
固定部が簡単な構造で形成できる。
【0014】請求項3記載の型枠用連結具は、請求項1
または2記載の型枠用連結具において、固定部は、略筒
状に形成されたものである。
【0015】そして、固定部を略筒状に形成したため、
外部からの応力により固定部が容易にばらばらに分割す
るとともに、重量が軽減し、材料やコストも低減する。
【0016】請求項4記載の型枠用連結具は、請求項1
ないし3いずれか一記載の型枠用連結具において、互い
の間に突出するものがない対をなす縁が設けられたもの
である。
【0017】そして、互いの間に突出するものがない対
をなす縁を設けたため、最外位置に平坦面が構成され
て、例えば円筒状に形成したものでも安定して載置され
る状態となり転がりにくくなるとともに、縁に工具など
を引っ掛けることが容易となり被取付部材への固定部の
取付が容易となり、取扱が容易で、被取付部材と型枠本
体との取り付けおよび取り外し作業性が向上する。
【0018】請求項5記載の型枠用連結具は、請求項1
ないし4いずれか一記載の型枠用連結具において、固定
部は、被取付部材に螺合する雄ねじ部を備えたものであ
る。
【0019】そして、固定部に被取付部材に螺合する雄
ねじ部を設けたため、雄ねじ部を螺合させるのみで被取
付部材へ固定部が確実に取り付けられ、取付が容易で、
被取付部材と型枠本体との取り付けおよび取り外し作業
性が向上する。
【0020】請求項6記載の型枠装置は、請求項1ない
し5いずれか一記載の型枠用連結具と、この型枠用連結
具の保持部が取り付けられ生コンクリートが流入して固
化する型枠本体と、前記型枠用連結具の固定部が取り付
けられて前記型枠本体に装着される被取付部材とを具備
したものである。
【0021】そして、被取付部材に固定部が取り付けら
れた請求項1ないし5いずれか一記載の型枠用連結具の
保持部を、生コンクリートを流入して固化する型枠本体
に取り付けるため、型枠本体から生コンクリートが固化
した製品を取り出す際に、外力を加えて固定部および接
続部間で折るように破壊して固定部を切込部により分割
し、被取付部材に残る分割した固定部を取り除くことに
より、製品が重量物であっても脱型方向に制約を生じず
に脱型作業が容易で、被取付部材から治具などを用いず
に固定部を容易に取り除きできる。また、例えば切込部
の縁を最外位置に位置させて互いの間に突出するものが
ない形状にすることにより、切込部の縁にて平坦面が構
成されるので、円筒状に形成したものでも転がりにくく
なるとともに、切込部の縁に工具などを引っ掛けること
が可能となって被取付部材への取付が容易となり、取扱
が容易で被取付部材と型枠本体との取り付けおよび取り
外し作業性が向上する。
【0022】請求項7記載の型枠装置は、請求項5記載
の型枠用連結具と、この型枠用連結具の保持部が取り付
けられ生コンクリートが流入して固化する型枠本体と、
前記型枠用連結具の固定部が螺合する雌ねじ部が内周面
に設けられた通孔状の取付部を有し前記型枠用連結具が
取り付けられて前記型枠本体に装着される被取付部材と
を具備したものである。
【0023】そして、請求項5記載の型枠用連結具の固
定部の雄ねじ部が螺合する雌ねじ部を内周面に設けた通
孔状の取付部を、型枠本体に取り付けられる被取付部材
に設けるため、切断部から切断して切込部により分割し
た固定部が取付部内に残存しても、残存する分割した固
定部を雌ねじ部の反対側から押し出して取り除くことが
可能で、例えば治具などを用いて被取付部材に残る固定
部を取り除かなくても簡単な構成で容易に固定部が除去
される。
【0024】請求項8記載の型枠装置は、請求項6また
は7記載の型枠装置において、被取付部材は、型枠用連
結具の固定部が着脱可能に取り付けられる支持具本体
と、この支持具本体に着脱可能に取り付けられ型枠本体
に流入されて固化される生コンクリート内に埋設される
アンカを着脱可能に取り付けるブッシュ体とを具備した
ものである。
【0025】そして、型枠本体に取り付ける被取付部材
を、型枠用連結具の固定部が着脱可能に取り付けられる
支持具本体と、この支持具本体に着脱可能に取り付けら
れ型枠本体に流入されて固化される生コンクリート内に
埋設されるアンカを着脱可能に取り付けるブッシュ体と
にて構成することにより、例えば吊り上げるための金具
が引っ掛けられるアンカの頭部を生コンクリートが固化
して形成された製品の表面から突出せずに凹部内に位置
するように容易に形成でき、製造性が向上する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の型枠装置の一実施
の形態を図面を参照して説明する。
【0027】図1において、11は被取付部材である型枠
用アンカ支持具としての型枠フォーマで、この型枠フォ
ーマ11は、コンクリート製品1の製造時に、取付部材で
ある型枠本体としての型枠12内の所定位置にアンカ2を
支持するとともに、この型枠12内で形成されるコンクリ
ート製品1に凹部1bを形成するようになっている。な
お、本実施の形態により支持されるアンカ2およびコン
クリート製品1は従来と同様のもので、土木、建設など
において、コンクリート製品1にアンカ2を埋め込み、
このアンカ2の頭部2aに図示しない金具を引っ掛けて、
コンクリート製品1を吊り上げるもので、このアンカ2
がコンクリート製品1の表面1aから突出しないように、
コンクリート製品1の表面1aには半球状の凹部1bが形成
され、この凹部1bの内側にアンカ2の頭部2aが位置し、
アンカ2の一端に頭部2aを設けた胴体部2bおよび胴体部
2bの他端に設けた鍔部2cを埋設するようになっている。
【0028】すなわち、型枠フォーマ11は、フォーマあ
るいはマスキングなどとも呼ばれるもので、型枠12に着
脱可能に取り付けられる支持具本体15と、アンカ2に着
脱可能に取り付けられかつ支持具本体15に着脱可能に取
り付けられるブッシュ体16とを備えている。
【0029】また、支持具本体15は、固着具部21、芯体
部22、樹脂部23および磁石部24を備えている。
【0030】そして、固着具部21は、例えば金属などに
て形成されたナットであり、固着受部としての雌ねじを
内周面に形成した通孔状の取付部としてのねじ部21a
と、このねじ部21a の先端部に位置しこのねじ部21a よ
り径寸法の小さいストッパ部21b とを備え、いわゆる雌
ねじフォーマを構成している。
【0031】また、芯体部22は、金属板などにて形成さ
れ、一端側に向けて若干拡開する筒状部22a と、この筒
状部22a の他端縁に内側に向けてリング板状に設けら
れ、かしめあるいは溶接などにより固着具部21に固着さ
れた底板部22b と、筒状部22aの他端縁に例えば外側に
フランジ状に折り返えされて形成されたフランジ部22c
とを備え、補強用のインサートプレートを構成してい
る。
【0032】さらに、樹脂部23は、固着具部21と芯体部
22とを組み合わせ補強用および型枠12への取付具となる
インサート部品を金型に入れて軟質樹脂を充填するイン
ジェクション成形にて一体に形成されている。そして、
軟質樹脂は、金属よりも離型性が良く、ゴムに比べて耐
熱性、耐薬品性(耐油性)が良好であるとともに、一定
の弾性を有するもので、例えば、曲げ弾性率がJIS
K7203の試験法で5000×104 N/m2 以上2
0000×104 N/m2 以下のオレフィン系熱可塑性
エラストマが用いられる。
【0033】そして、樹脂部23には、固着具部21のねじ
部21a および芯体部22を覆い先端側に向けて半球状に突
出する膨出部23a が形成されている。また、この膨出部
23aの基端部である外周縁部分の外周部には、弾性変形
可能なリップ部23b が薄肉に形成されている。このリッ
プ部23b は、型枠12への取付時に外周に広がり型枠12に
弾性的に密着してシールする。また、膨出部23a の内側
には、リップ部23b の内側に位置して板状のリブ部23c
が放射状に複数形成されて、これらリブ部23cにて基端
部側に開口する複数の空洞部23d が区画形成され、成形
性および経済性が向上されている。なお、膨出部23a の
強度は、リブ部23c により確保されている。また、膨出
部23a の各リブ部23c の基端側の部分は、円環状の磁石
部が装着されるマグネット取付空間部23e となってい
る。なお、このマグネット取付空間部23e に装着された
磁石部24の磁力により、リップ部23b が外周に弾性的に
広がってシールして膨出部23a を型枠12に取り付ける。
すなわち、磁石部24は、基端側の端面がリップ部23b の
縁より膨出部23a の内側に位置するように形成されてい
る。
【0034】さらに、膨出部23a の中央部には、ブッシ
ュ体16が挿入されるブッシュ収納部23f がリップ部23b
と反対側である先端側に開口した凹状に形成されてい
る。そして、このブッシュ収納部23f は、先端側に向け
て若干拡開状に形成されているとともに、開口縁には内
側に向けて突出する弾性変形可能なブッシュ係合部23g
が形成されている。なお、ブッシュ収納部23f は、内部
よりも入口の径寸法が小さく、ブッシュ係合部23g の内
径は樹脂部23の成形時にも無理なく金型から外すことが
でき、かつ、ブッシュ体16を挿入後抜けにくい寸法に設
定される。
【0035】一方、ブッシュ体16は、ゴムなどにて一体
に形成され、弾性変形可能な略円筒状の嵌着部16a を備
えている。そして、この嵌着部16a は、先端側の外周面
に、ブッシュ係合部23g に弾性的に係合して抜け防止と
なる係合受部16b が周方向に沿った段差凹状に設けられ
ている。また、嵌着部16a の外周面には、基端側は外周
面が基端側に向けて次第に径寸法が小さくなる略円錐台
形状となるように傾斜面16c が形成されているととも
に、この傾斜面16c には周方向に所定間隔で軸方向を長
手方向とする図示しない挿入用の凹部が複数形成されて
いる。また、嵌挿部16a には、係合受部16b に対応した
先端側の内周面にアンカ2の胴体部2bに密着して嵌挿す
る係止部16d が形成されている。さらに、嵌着部16a に
は、係合受部16b と反対側の端面には、アンカ2の頭部
2aの胴体部2b側の端面に当接するテーパ面16e が設けら
れている。そして、嵌着部16a には、軸方向に沿って図
示しない切欠部が形成され、この切欠部に沿って嵌着部
16a を弾性的に開き、アンカ2の嵌挿および嵌着の解除
ができるようになっている。
【0036】また、支持具本体15のねじ部21a には、型
枠12に通孔状に穿設された取付孔12a に一端部が挿入さ
れる連結具25が螺合される。
【0037】この連結具25は、例えばポリアセタールな
どの樹脂にて略円筒状に形成され、図1ないし図5に示
すように、一端側に型枠フォーマ11に取り付けられる固
定部26が設けられ、他端側に型枠12に取り付けられる保
持部27が設けられ、これら固定部26および保持部27間で
ある略中央に外周面に周方向に沿った無端状である断面
略V字凹溝状の切断部としての凹溝部28が設けられてい
る。さらに、連結具25の外周面には、固定部26から保持
部27までの軸方向の全域に亘って一部が切り落とされた
ように径方向に対向する一対の平面部29,29が設けられ
ている。これら平面部29,29は、これら平面部29,29を
構成する連結具25の最外周面に位置する縁29a ,29a が
略平行で互いの間に突出する部分がない形状となるよう
に形成されている。
【0038】また、固定部26の外周面には、雄ねじ部26
a が形成されている。さらに、固定部26には、一端縁か
ら凹溝部28に亘って軸方向に沿ったスリット状の切込部
30が複数、例えば4箇所切欠形成されている。
【0039】一方、保持部27は、固定部26と反対側の他
端側の外周縁に先端に従って径寸法が小さくなるテーパ
状の案内面31を有している。
【0040】なお、連結具25の凹溝部28と固着具部21の
ストッパ部21b とは、固定部26を型枠フォーマ11のねじ
部21a にストッパ部21b に当たって止まるまで螺合して
取り付け、保持部27を型枠12に嵌挿して磁石部24の磁力
により取り付けた状態で、型枠12および型枠フォーマ11
との境界部分に位置する関係に形成されている。
【0041】そして、型枠12、型枠フォーマ11および連
結具25にて型枠装置35が構成される。
【0042】次に、上記型枠装置35の使用方法を説明す
る。
【0043】まず、アンカ2の頭部2aにブッシュ体16を
嵌着する。そして、支持具本体15のブッシュ収納部23f
にアンカ2を装着したブッシュ体16を圧入し、ブッシュ
係合部23g と係合受部16b とを係合させて装着し、型枠
フォーマ11を構成する。この後、支持具本体15のねじ部
21a に連結具25の固定部26の雄ねじ部26a をストッパ部
21b に当たって止まるまで螺合し、型枠フォーマ11に連
結具25を取り付ける。
【0044】次に、型枠フォーマ11に取り付けた連結具
25の支持具本体15から突出する保持部27を、型枠12の取
付孔12a に内側から嵌挿して位置決めしつつ、支持具本
体15に取り付けた磁石部24の磁力により支持具本体15を
型枠12に取り付ける。この状態では、アンカ2が型枠フ
ォーマ11により型枠12の内側の所定の位置に支持された
状態となる。そして、型枠12の内側に生コンクリートを
流入して充填する。
【0045】そして、生コンクリートが固まった後、型
枠フォーマ11が取り付けられていない部分の型枠12の一
部を取り外し、型枠12と型枠フォーマ11との取付方向で
ある装着方法となる連結具25の軸方向に対して交差する
略直交方向、すなわちコンクリート製品1を持ち上げる
ようにして型枠12から脱型する。この脱型の際、磁石部
24が型枠12の内面を滑動するように型枠フォーマ11およ
びコンクリート製品1が一体的に型枠12と相対的に反対
側に移動する状態となる。このため、連結具25に曲げモ
ーメントが作用し、型枠12および型枠フォーマ11との境
界部分に位置する連結具25の肉薄部分となる凹溝部28に
曲げモーメントの応力が掛かり、凹溝部28の位置で折れ
るように破壊して固定部26と保持部27とが分離する。ま
た、固定部26には、凹溝部28に亘って切込部30が設けら
れていることから、連結具25の折れるような破壊により
固定部26は固着具部21のねじ部21a 内で細かく分断、す
なわちばらばらに分割し、ねじ部21a への取付状態が解
除する。
【0046】この後、脱型されたコンクリート製品1か
ら支持具本体15を取り外す。なお、支持具本体15の取り
外しの際、支持具本体15の膨出部23a のリップ部23b 側
には移動を規制する型枠12が位置しないため、ブッシュ
係合部23g と係合受部16b との弾性的な係合が外れ、ブ
ッシュ体16はアンカ2に嵌着したままコンクリート製品
1側に残る。さらに、残ったブッシュ体16を図示しない
切欠部で開いて取り外し、表面1aに凹部1bが形成される
とともに、この凹部1b内に頭部2aが露出した状態でアン
カ2が埋設されたコンクリート製品1が形成される。
【0047】上記実施の形態によれば、型枠フォーマ11
を型枠12に位置決め保持する連結具25に略中間部に設け
た凹溝部28に亘って型枠フォーマ11に取り付けられる固
定部26に切込部30を設け、型枠フォーマ11の装着方向と
交差する方向に脱型して凹溝部28にて連結具25を折るよ
うに破壊させるため、型枠フォーマ11に取り付けられた
固定部26は細かく分断、すなわちバラバラに分割され
て、支持具本体15のねじ部21a への取付状態が解除す
る。このため、例えば型枠フォーマ11を引っ繰り返して
固着具部21のねじ部21a から落下させたり、型枠フォー
マ11の通孔状のねじ部21a に所定のウィングレンチなど
をねじ込んでコンクリート製品1から型枠フォーマ11を
浮き上がらせて取り外す、すなわち、分割した固定部26
が型枠フォーマ11のねじ部21a に残っても、コンクリー
ト製品1から型枠フォーマ11を取り外す作業の際は押し
出して取り出したり、ねじ部21a に新たな連結具25を装
着することにより通孔状のねじ部21a の反対側から押し
出すように取り出すなど、従来のように脱型後の型枠フ
ォーマ11から残留する固定部26を六角レンチなどの工具
を用いて取り外す必要がなく、容易に固定具26を除去で
き、再び型枠フォーマ11を用いてコンクリート製品1を
形成する作業が容易となる。
【0048】また、連結具25に平面部29を設けたため、
略円筒状に形成した簡単な構造の連結具25でも、平面部
29により安定して載置される状態となって転がることを
防止でき、例えば型枠フォーマ11への取り付けの際に転
がらないように保持しておく必要がなく、また、手で保
持したり工具を用いるなどして固定部26の雄ねじ部26a
を螺合する際に、滑らないで容易に螺合でき、取扱性が
向上して作業性を向上できるとともに、紛失を防止でき
る。
【0049】さらに、連結具25を略円筒状に形成して略
円筒状の固定部26を設けたため、例えば内部が詰まった
円柱状に形成した場合に比して、固定部26が切込部30に
て分割する際に互いに干渉することを防止して容易にバ
ラバラに分割できるとともに、重量を軽減でき、材料や
コストも低減できる。
【0050】そして、型枠フォーマ11に取り付ける固定
部26に、型枠フォーマ11の固着具部21のねじ部21a に螺
合する雄ねじ部26a を設けたため、螺合するのみで容易
に固定部26を確実に取り付けでき、作業性を向上でき
る。
【0051】また、支持具本体15に磁石部24を設けて連
結具25の保持部27を単に型枠12の取付孔12a に嵌挿して
位置決めする単純な形状に形成したため、連結具25を容
易に形成できる。
【0052】一方、型枠フォーマ11の支持具本体15を、
表面を軟質樹脂で一体に覆い、型枠12に密着する弾性変
形可能なリップ部23b も一体に形成した、いわば軟質樹
脂製一体式型枠フォーマとしたため、金属製のフォーマ
に比べて、コンクリートの離型性が良く、仕上がりを良
好にでき、脱型後のフォーマ周辺の補修も不要にして、
省力化を可能にし、作業性を向上できる。また、金属製
のフォーマに比べて、軽量化を図ることができる。
【0053】また、軟質樹脂を用いたため、樹脂部23に
リップ部23b を一体に形成でき、別体の耐久性の低いO
リングなどを用いる必要がなく、また、生コンクリート
が入りやすい部分もないため、保守管理を容易にでき
る。
【0054】さらに、軟質樹脂では、ゴムおよび硬質樹
脂に比べて離型性および耐熱性、耐油性の良好な材料を
容易に選択でき、このような材料を用いることにより、
耐久性を向上できる。
【0055】また、軟質樹脂製の樹脂部23には、固着具
部21と芯体部22とを一体的にインサートしたため、強度
を確保できるとともに、型枠12への取付具を一体的に構
成できる。また、芯体部22を樹脂部23の膨出部23a で一
体的に覆うため、例えば、成形後のゴムの割れ口からプ
レート付きボルトを組み込んで用いる構成に比べて、割
れ口から生コンクリートが流れ込むことなどがなく、寿
命を延長できる。
【0056】さらに、樹脂部23の膨出部23a に複数の空
洞部23d ,23d を設けたため、樹脂部23を容易に成形で
きるとともに、樹脂材料を節約し、製造コストおよび重
量を低減できる。また、空洞部23d 同士の間にリブ部23
c を設けたため、樹脂部23の強度を確保できる。さら
に、これら空洞部23d およびリブ部23c は、リップ部23
d により囲んでシールできる。
【0057】また、ブッシュ体16の係合受部16b を係合
保持するブッシュ係合部23g は、軟質樹脂製の樹脂部23
に弾性変形可能一体に形成したため、ブッシュ体16は支
持具本体15に圧入により容易に取り付けできるととも
に、所定の強度で支持することができる。
【0058】さらに、ブッシュ体16は、1か所に切欠部
を備えたため、アンカ2への脱着を容易にできる。ま
た、ブッシュ体16の外周部に傾斜面16c を形成し、さら
に傾斜面16c に逃がしとなる複数の凹部を形成したた
め、ブッシュ体16をブッシュ収納部23f に挿入する際
に、摺動抵抗を低減でき、また、ブッシュ体16の変形を
容易にでき、組み付けのかたい硬質樹脂製フォーマ用ブ
ッシュのように圧入道具を要することもなく、組み込み
作業を容易にできるとともに、金属製フォーマ用ブッシ
ュのように、全体を傾斜の大きいテーパ面とする構成に
比べて、セット後に抜けにくくできる。
【0059】さらに、支持具本体15に磁石部24を設けた
ため、連結具25の保持部27を単に型枠12の取付孔12a に
嵌挿して位置決めする単純な形状に形成できる。
【0060】なお、上記実施の形態において、型枠12に
アンカ2を保持する型枠フォーマ11を取り付ける構成に
ついて説明したが、例えば図6に示すような連結具25の
固定部が螺合するねじ部21a を有した被取付部材として
の内子部材40を取り付ける構成でもできる。
【0061】また、固定部26に雄ねじ部26a を設けて型
枠フォーマ11に取り付けて説明したが、アンカ2とブッ
シュ体16との係合やブッシュ体16と支持具本体15との係
合などのように、支持具本体15の固着具部21に係合し、
かつ、ばらばらに分割後は容易に取り出せるいずれの構
成でもできる。
【0062】さらに、凹溝部28を外周面に周方向に沿っ
て設けたが、例えば内周面に周方向に沿って設けたり、
ミシン目状に設けるなど、外部からの応力により固定部
26と保持部27とが分離するいずれの構成でもよい。な
お、外周面に周方向に沿って略無端状に設けることによ
り、容易に固定部26と保持部27とが分離する薄肉状の部
分を形成するための凹溝部28を簡単に形成できる。ま
た、凹溝部28の形状としては、例えば図7に示す断面台
形状、図8に示す二等辺三角形状、図9に示す等脚台形
状、図10に示す円弧状、図11に示す楕円状、あるい
は図12および図13に示すコ字状に形成してもよい。
【0063】また、切込部30を4箇所設けたが、例えば
図14に示すように2箇所設けたり、図15に示すよう
に3箇所、あるいはそれ以上設けてもよい。
【0064】そして、連結具25に転がり防止として平面
部29を設けたが、例えば凹面状に形成し、この凹面状を
構成する縁29a にて平坦面を構成して転がり防止した
り、連結具25の外周面に軸方向に沿って壁状に突出した
一対のリブを設け、これらリブの先端縁にて平坦面を構
成して転がり防止するなど、互いの間に突出する部分が
なく最外周位置に平坦面を構成する一対の縁29a ,29a
を設ければ、これら縁29a ,29a を構成する構造はいず
れの形状でもよい。
【0065】さらに、平面部29を2面設けて説明した
が、例えば図16に示すように1面のみ設けたり、図1
7に示すように3面設けるなど、平面部29の数は2面に
制限されるものではない。
【0066】また、保持部27を単に型枠12の取付孔12a
に嵌挿して位置決め可能な形状に形成したが、例えば保
持部27の端部に蝶ねじなどの取手を設け、型枠フォーマ
11を型枠12の内側に位置決め保持し、型枠12の外側から
取付孔12a に固定部26側から嵌挿して型枠フォーマ11の
固着具部21に螺合させて型枠12に取付固定したり、保持
部27の外周面にもナットなどが螺合可能に雄ねじを設
け、型枠12に嵌挿して外側に突出する部分にナットなど
を螺合して取付固定するなど、型枠12に取付固定するい
ずれの構成でもよい。
【0067】なお、上記実施の形態において、例えば金
属や軟質の樹脂などにより連結具25を形成した場合、凹
溝部28により切断されずに保持部27に折れた状態でつな
がる場合もあるが、保持部27につながっていても折れ曲
がった固定部では型枠フォーマ11への取付固定性はな
く、容易に型枠フォーマ11から取り除ける。そして、凹
溝部28により、この折り曲げも容易となる。
【0068】
【発明の効果】請求項1記載の型枠用連結具によれば、
被取付部材に取り付けられる固定部と型枠本体に取り付
けられる保持部との間に、外部からの応力により固定部
および保持部を折るように破壊して分離する切断部を設
けるとともに、固定部に保持部と反対側の縁から切断部
に亘って切込部を複数切欠形成したため、外力を加える
のみで固定部を被取付部材との取付状態が解除する分割
した状態にでき、別途治具を用いなくても容易に固定部
を被取付部材から取り除きでき、また、例えば切込部の
縁を最外位置に位置させ、切欠部の対向する対をなす縁
間に突出するものがないように設けることにより、切込
部の縁にて平坦面が構成されるので、円筒状に形成した
ものでも転がりにくくなり、取扱が容易で被取付部材と
型本体との取り付けおよび取り外し作業性を向上でき
る。
【0069】請求項2記載の型枠用連結具によれば、請
求項1記載の型枠用連結具の効果に加え、切断部として
固定部および保持部間に位置して無端状に形成した凹溝
部を設けたため、簡単な構造で保持部と切断されて分割
される固定部を容易に分離でき、型枠本体および被取付
部材の取付および取り外し作業を向上できる。
【0070】請求項3記載の型枠用連結具によれば、請
求項1または2記載の型枠用連結具の効果に加え、固定
部を略筒状に形成したため、外部からの応力により固定
部を容易に分割して被取付部材への取付状態を解除でき
るとともに、重量を軽減でき、材料やコストも低減でき
る。
【0071】請求項4記載の型枠用連結具によれば、請
求項1ないし3いずれか一記載の型枠用連結具の効果に
加え、互いの間に突出するものがない対をなす縁を設け
たため、最外位置に平坦面が構成されるので、例えば円
筒状に形成したものでも転がりにくくなるとともに、縁
に工具などを引っ掛けることが容易となって被取付部材
への固定部の取付が容易となり、取扱が容易で、被取付
部材と型枠本体との取り付けおよび取り外し作業性を向
上できる。
【0072】請求項5記載の型枠用連結具によれば、請
求項1ないし4いずれか一記載の型枠用連結具の効果に
加え、固定部に被取付部材に螺合する雄ねじ部を設けた
ため、雄ねじ部を螺合させるのみで被取付部材へ固定部
を確実に取り付けでき、取付が容易で、被取付部材と型
枠本体との取り付けおよび取り外し作業性を向上でき
る。
【0073】請求項6記載の型枠装置によれば、被取付
部材に固定部が取り付けられた請求項1ないし5いずれ
か一記載の型枠用連結具の保持部を、生コンクリートを
流入して固化する型枠本体に取り付けるため、型枠本体
から生コンクリートの固化した製品を取り出す際に、外
力を加えて固定部および接続部間で折るように破壊して
固定部を切込部により分割し、被取付部材に残る分割し
た固定部を取り除くことにより、製品が重量物であって
も容易に脱型でき、被取付部材から治具などを用いずに
分割された固定部を容易に取り除きでき、また、例えば
切込部の縁を最外位置に位置させて互いの間に突出する
ものがない形状にすることにより、切込部の縁にて平坦
面が構成されるので、型枠用連結具を円筒状に形成した
ものでも転がりにくくなるとともに、切込部の縁に工具
などを引っ掛けることが可能となって被取付部材への取
付が容易となり、取扱が容易で被取付部材と型枠本体と
の取り付けおよび取り外し作業性を向上できる。
【0074】請求項7記載の型枠装置によれば、請求項
5記載の型枠用連結具の固定部の雄ねじ部が螺合する雌
ねじ部を内周面に設けた通孔状の取付部を被取付部材に
設けるため、切断部から切断して切込部により分割した
固定部が取付部内に残存しても、残存する分割した固定
部を反対側から押し出して取り除きでき、例えば治具な
どを用いて被取付部材に残る固定部を取り除かなくても
簡単な構成で容易に固定部を除去できる。
【0075】請求項8記載の型枠装置によれば、請求項
6または7記載の型枠装置の効果に加え、型枠本体に取
り付ける被取付部材を、型枠用連結具の固定部が着脱可
能に取り付けられる支持具本体と、この支持具本体に着
脱可能に取り付けられ型枠本体に流入されて固化される
生コンクリート内に埋設されるアンカを着脱可能に取り
付けるブッシュ体とにて構成したため、例えば吊り上げ
るための金具が引っ掛けられるアンカの頭部を生コンク
リートが固化して形成された製品の表面から突出せずに
凹部内に位置するように容易に形成でき、製造性を向上
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すコンクリート製品
の製造状況の断面図である。
【図2】同上連結具を示す斜視図である。
【図3】同上端面図である。
【図4】同上側面図である。
【図5】同上図3におけるA−A断面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態のコンクリート製品の
製造状況の断面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施の形態の連結具を示す
一部を切り欠いた断面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施の形態の連結具を示す
一部を切り欠いた断面図である。
【図9】本発明のさらに他の実施の形態の連結具を示す
一部を切り欠いた断面図である。
【図10】本発明のさらに他の実施の形態の連結具を示
す一部を切り欠いた断面図である。
【図11】本発明のさらに他の実施の形態の連結具を示
す一部を切り欠いた断面図である。
【図12】本発明のさらに他の実施の形態の連結具を示
す一部を切り欠いた断面図である。
【図13】本発明のさらに他の実施の形態の連結具を示
す一部を切り欠いた断面図である。
【図14】本発明のさらに他の実施の形態の連結具を示
す端面図である。
【図15】本発明のさらに他の実施の形態の連結具を示
す端面図である。
【図16】本発明のさらに他の実施の形態の連結具を示
す端面図である。
【図17】本発明のさらに他の実施の形態の連結具を示
す端面図である。
【符号の説明】
2 アンカ 11 被取付部材である型枠フォーマ 12 型枠本体としての型枠 15 支持具本体 16 ブッシュ体 21a 取付部としてのねじ部 25 連結具 26 固定部 26a 雄ねじ部 27 保持部 28 切断部としての凹溝部 29a 縁 30 切込部 35 型枠装置 40 被取付部材としての内子部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被取付部材を取り付ける固定部と、 生コンクリートが流入して固化する型枠本体に取り付け
    られ前記被取付部材を前記型枠本体に保持する保持部
    と、 前記固定部および前記保持部間に設けられ前記固定部お
    よび前記保持部を分離可能に形成された切断部と、 前記固定部に前記保持部と反対側の縁から前記切断部に
    亘って複数切欠形成された切込部とを具備したことを特
    徴とする型枠用連結具。
  2. 【請求項2】 切断部は、固定部および保持部間に位置
    して無端状に形成された凹溝部を有したことを特徴とす
    る請求項1記載の型枠用連結具。
  3. 【請求項3】 固定部は、略筒状に形成されたことを特
    徴とする請求項1または2記載の型枠用連結具。
  4. 【請求項4】 互いの間に突出するものがない対をなす
    縁が設けられたことを特徴とする請求項1ないし3いず
    れか一記載の型枠用連結具。
  5. 【請求項5】 固定部は、被取付部材に螺合する雄ねじ
    部を備えたことを特徴とする請求項1ないし4いずれか
    一記載の型枠用連結具。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5いずれか一記載の型枠
    用連結具と、 この型枠用連結具の保持部が取り付けられ生コンクリー
    トが流入して固化する型枠本体と、 前記型枠用連結具の固定部が取り付けられて前記型枠本
    体に装着される被取付部材とを具備したことを特徴とす
    る型枠装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の型枠用連結具と、 この型枠用連結具の保持部が取り付けられ生コンクリー
    トが流入して固化する型枠本体と、 前記型枠用連結具の固定部が螺合する雌ねじ部が内周面
    に設けられた通孔状の取付部を有し前記型枠用連結具が
    取り付けられて前記型枠本体に装着される被取付部材と
    を具備したことを特徴とする型枠装置。
  8. 【請求項8】 被取付部材は、型枠用連結具の固定部が
    着脱可能に取り付けられる支持具本体と、 この支持具本体に着脱可能に取り付けられ型枠本体に流
    入されて固化される生コンクリート内に埋設されるアン
    カを着脱可能に取り付けるブッシュ体とを具備したこと
    を特徴とする請求項6または7記載の型枠装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001269916A (ja) * 2000-03-23 2001-10-02 Flex Syst:Kk コンクリート埋込アンカーおよびそれを用いたコンクリート成形品の製造方法
JP2001347515A (ja) * 1999-12-28 2001-12-18 Flex Syst:Kk コンクリート埋込アンカー,アンカー用取付具およびそれを用いたコンクリート成形品の製造方法
JP2005297316A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Ishikawajima Constr Materials Co Ltd インサートホルダー

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