JPH11347992A - 配管切断システムおよびこのシステムにおいて使用されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

配管切断システムおよびこのシステムにおいて使用されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JPH11347992A
JPH11347992A JP15296698A JP15296698A JPH11347992A JP H11347992 A JPH11347992 A JP H11347992A JP 15296698 A JP15296698 A JP 15296698A JP 15296698 A JP15296698 A JP 15296698A JP H11347992 A JPH11347992 A JP H11347992A
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pipe
straight pipe
straight
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JP15296698A
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Wataru Komoda
渉 薦田
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KOMODA KOGYO KK
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KOMODA KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油や水等による汚染が心配される状態でのF
Dの使用やコンピュータ操作が不要であり、かつ作業効
率を向上できる配管切断システムおよびこの配管切断シ
ステムにおいて使用される記録媒体を提供する。 【解決手段】 建築物等の設計図面から配管に関する情
報を抽出し、この情報に基づき原材料管を切断して直管
を作成するものであって、設計図面から配管に関する情
報を抽出し、直管情報リストを作成し、直管情報リスト
を構成する直管データを原材料管の作成順序に従い並び
替えて直管作成順序リストを作成し、ICカード4に記
録するコンピュータ2と、ICカード4から直管作成順
序リストを読み取り、直管作成順序リストに従い原材料
管の切断を行う管切断機3とから構成されるものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管が配置された
建築物等の設計図面から配管に関する情報を抽出し、こ
の情報に基づき原材料管を切断して前記配管を構成する
直管を作成する配管切断システムおよびこの配管切断シ
ステムにおいて使用されるコンピュータ読み取り可能な
記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の配管切断システムの一例について
図面を参照しつつ説明する。図2は、従来の配管切断シ
ステムの一例を示すブロック図である。従来の配管切断
システムは、建築物の設計図面を作成する図面作成手段
としてのCAD(computer−aided de
sign)11と、作成した設計図面から配管に関する
情報を抽出する配管抽出手段、抽出した情報に基づき、
この配管を構成する全ての直管の接続順序データ、口径
データおよび長さデータを含む直管データから構成され
る直管情報リストを作成する直管情報リスト作成手段、
およびFD(floppy disc)13に直管情報
リストを記録する記録手段としての第1のコンピュータ
12と、FD13に記録された直管情報リストを構成す
る直管データを作成順序に従って並べ替える手段として
の第2のコンピュータ14と、この第2のコンピュータ
14に接続されており、第2のコンピュータ14との間
で双方向に制御信号を転送することにより原材料管の切
断を行う管切断手段としての管切断機15とから構成さ
れている。
【0003】通常、前記CAD11と第1のコンピュー
タ12とは、油や水等による汚染を原因とする故障を避
けるために管切断機15が置かれた場所とは別の場所に
配置されている。一方、第2のコンピュータ14は、管
切断作業担当者が作業中に使用するため、管切断機15
が置かれた場所に配置されている。
【0004】また、管切断機15は、原材料管保存部1
5aと管切断用部材15bとから構成されている。この
原材料管保存部15aには口径等の異なる複数種の原材
料管が保管されており、保管されている原材料管は、所
定の長さを有するもの(以下、「定長原材料管」とい
う)と、所定の長さよりも短いものとがある。この所定
の長さよりも短い原材料管は以前に直管を作成したとき
の残り(以下、「残原材料管」という)である。ただ
し、前回までの切断作業で残原材料管を使い切ることが
できた場合はこの残原材料管はない。
【0005】次に、従来の配管切断システムを用いた配
管切断手順について説明する。まず、管切断機15が置
かれた場所とは別の場所で、CAD11によって建築物
の設計図面を作成し、第1のコンピュータ12におい
て、設計図面から配管に関する情報を抽出する。続い
て、第1のコンピュータ12において、配管を構成する
全ての直管の直管データから構成された直管情報リスト
を作成する。このときの直管データは、配管の一端部か
ら順に直管で構成されている部分を抽出して作成するの
で、例えば組み立て時の接続順序に従って並べられてい
る。作成された直管情報リストは第1のコンピュータ1
2においてFD13に記録される。
【0006】続いて、管切断機15が置かれた場所にF
D13を持って行き、この場所に設置されている第2の
コンピュータ14によって、FD13に記録された直管
情報リストを読み出し、直管情報リストを構成する直管
データを作成順序に並べ替える。この並べ替えを行うに
は、まず、直管情報リストを構成する直管データを口径
によって分ける。そして、1つの口径について、原材料
管保存部15aに保管されている原材料管のうち残原材
料管を切断して得られる直管の直管データを取り出して
並べ、次いで残りの直管データを定長原材料管を切断し
て作成する直管の直管データとして、例えば直管情報リ
ストでの並び順のままで取り出して並べる。同様にして
残りの口径の直管データについても並べ替えを行う。
【0007】続いて、並べ変えが行われた直管情報リス
トに基づき、第2のコンピュータ14から管切断機15
に制御信号を転送する。管切断機15は第2のコンピュ
ータ14からて転送された制御信号に従って、原材料管
保存部15aから所定の口径の残原材料管または定長原
材料管を取り出し、管切断用部材15bで所定の長さに
切断し直管を作成すると共に、切断作業の進行状態等を
示す制御信号を第2のコンピュータ14に転送する。第
2のコンピュータ14は、この管切断機15から転送さ
れた制御信号に従って、次の直管を作成するための制御
信号を管切断機15に転送する。全ての直管の作成が完
了するまで、第2のコンピュータ14と管切断機15と
の間で双方向に制御信号を転送しながら、切断作業が繰
り返し行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の
配管切断システムによれば、油や水等による汚染が心配
される場所で、第2のコンピュータ14にFD13を挿
入したり、第2のコンピュータ14からFD13を取り
出したりする必要が有るため、油や水等がFD13に付
着し、記録されているデータが壊れたり、データを読み
出すことができなくなったりするといった問題がある。
また、第2のコンピュータ14自体も、汚れたFD13
が挿入されることによって故障したり、キーボードや演
算処理装置に油や水等が付着して故障したりするといっ
た問題がある。また、FD13は耐衝撃性が低く、例え
ば第1のコンピュータ12から第2のコンピュータ14
へ運ばれる途中での落下等、強い衝撃を受けた場合にも
記録されているデータが壊れたり、データを読み出すこ
とができなくなったりするといった問題がある。
【0009】また、第2のコンピュータ14と管切断機
15との間で双方向に制御信号を転送しながら直管を作
成するので、転送途中で発生したノイズにより管切断機
15が誤動作する場合があるといった問題がある。
【0010】本発明は、以上のような問題を解決するた
めになされたものであり、油や水等による汚染または衝
撃等が心配される状態でのFDの使用、並びにコンピュ
ータ操作が不要であり、かつ作業効率を向上できる配管
切断システムおよびこの配管切断システムにおいて使用
される記録媒体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の配管切断システ
ムは、配管が配置された設計図面から配管に関する情報
を抽出し、この情報に基づき原材料管を切断して前記配
管を構成する直管を作成する配管切断システムであっ
て、設計図面から配管に関する情報を抽出する配管抽出
手段と、この抽出した情報に基づき、この配管を構成す
る全ての直管の接続順序データ、口径データおよび長さ
データを含む直管データから構成される直管情報リスト
を作成する直管情報リスト作成手段と、この作成した直
管情報リストに基づき、直管データを直管の口径ごとに
分け、口径別に管割処理を行って原材料管の作成順序を
決定して直管データを並べ替え、直管作成順序リストを
作成する直管作成順序リスト作成手段と、この直管作成
順序リストを構成するデータをコンピュータ読み取り可
能な記録媒体に書き込むデータ書き込み手段と、前記記
録媒体から直管作成順序リストを示すデータを読み取
り、このデータに従い原材料管の切断を行う管切断手段
とから構成されるものである。
【0012】本発明のコンピュータ読み取り可能な記録
媒体は、配管が配置された設計図面から配管に関する情
報を抽出し、この情報に基づき原材料管を切断して前記
配管を構成する直管を作成する配管切断システムにおい
て使用されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
って、設計図面から抽出した配管に関する情報に基づき
作成した直管情報リストを記録しており、この直管情報
リストが、配管を構成する全ての直管の接続順序デー
タ、口径データおよび長さデータを含む直管データから
構成されており、この直管データが、直管の口径ごとに
分けられ、かつ、口径ごとに原材料管の作成順序に従っ
て並べられているものである。
【0013】また、前記記録媒体がICカードである。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の配管切断システ
ムおよびこの配管切断システムにおいて使用される記録
媒体の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
【0015】図1は、本発明の配管切断システムの一実
施の形態を示すブロック図である。本発明の配管切断シ
ステムは、CAD1と、コンピュータ2と、管切断機3
とから構成されている。前記CAD1は、建築物等の設
計図面を作成する図面作成手段として用いられている。
また、コンピュータ2は、作成した設計図面から配管に
関する情報を抽出する配管抽出手段、抽出した情報に基
づき作成した直管データから構成される直管情報リスト
を作成する直管情報リスト作成手段、および作成した直
管情報リストに基づき、直管データを直管の口径ごとに
分け、口径別に管割処理を行って原材料管の作成順序を
決定して直管データを並べ替え、直管作成順序リストを
作成する直管作成順序リスト作成手段、およびコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体であるIC(Integr
ated Circuit)カード4に直管作成順序リ
ストを書き込むリスト書き込み手段として用いられてい
る。また、管切断機3は、ICカード4から直管作成順
序リストを読み取る直管作成順序リスト読取手段、およ
び直管作成順序リストに従い原材料管の切断を行う管切
断手段として用いられている。
【0016】前記CAD1とコンピュータ2とは、油や
水等による汚染を原因とする故障を避けるために管切断
機3が置かれた場所とは別の場所に配置されている。
【0017】また、管切断機3は、ICカード4から直
管作成順序リストを読み取り、このリストに従って管切
断処理を制御する切断処理制御部3aと、管切断用部材
3bとから構成される。この管切断用部材3bは、例え
ば、切断作業中に原材料管を載せておく支持台(図示せ
ず)と、この支持台上を横方向に移動可能に固定されて
おり原材料管の供給位置を決めるための位置決め用部材
(図示せず)と、支持台に上下方向に移動可能に固定さ
れている回転刃(図示せず)とを有する。
【0018】原材料管は原材料管保存部5に保管されて
おり、原材料管保存部5は管切断機3内に設けられてい
てもよく、管切断機3の周辺に配置されていてもよい。
また、原材料管保存部5には口径等の異なる複数種の原
材料管が保管されており、保管されている原材料管とし
ては、所定の長さを有する定長原材料管と、以前に直管
を作成したときの残りの残原材料管とがある。ただし、
前回までの切断作業で残原材料管を全て使い切ることが
できた場合は残原材料管は保管されていない。
【0019】次に、本発明の配管切断システムを用いた
配管切断手順について説明する。まず、管切断機3が置
かれた場所とは別の場所で、CAD1によって建築物等
の設計図面を作成し、コンピュータ2によって設計図面
から配管に関する情報を抽出し、続いて、この情報に基
づき配管を構成する全ての直管に関する直管データから
構成された直管情報リストを作成する。直管データの一
例としては、接続順序データ、口径データおよび長さデ
ータ等がある。直管情報リストを構成する直管データ
は、配管の一端部から直管で構成されている部分を順次
抽出して作成するので、例えば組み立て時の接続順序に
従って並べられている。作成された直管情報リストはコ
ンピュータ2中のメモリに記録され、必要に応じてコン
ピュータ2に接続されたプリンタ6によって出力され
る。
【0020】この直管情報リストの一例を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】表1に示すように、直管情報リストには1
5本の直管に関する直管データが示されている。なお、
本実施の形態においては、配管に組み立てる際の接続順
序に従って各直管を第1直管、第2直管、第3直
管、......、第15直管と表現して区別する。各
直管の口径は、第1直管、第2直管、第6直管および第
7直管は25mmであり、第3直管、第4直管第、第1
1直管、第12直管および第13直管は32mmであ
り、第5直管、第8直管、第9直管、第10直管、第1
4直管および第15直管は40mmである。また、各直
管の長さは、第1直管は1000mmであり、第2直管
は550mmであり、第3直管は700mmであり、第
4直管は1000mmであり、第5直管は950mmで
あり、第6直管は780mmであり、第7直管は150
0mmであり、第8直管は700mmであり、第9直管
は1500mmであり、第10直管は800mmであ
り、第11直管は3500mmであり、第12直管は2
000mmであり、第13直管は800mmであり、第
14直管は700mmであり、第15直管は2500m
mである。また、これら直管を用いて配管を組み立てる
際に各直管間の接続部分や各直管の端部に接続されるエ
ルボやチーズ等の継手については、第1直管、第2直
管、第3直管、第4直管、第8直管、第9直管、第11
直管、第12直管および第13直管は90°エルボであ
り、第5直管はチーズであり、第6直管および第14直
管はソケットであり、第7直管および第10直管はフラ
ンジであり、第15直管には継手は接続されない。
【0023】続いて、コンピュータ2によって、直管情
報リストを構成する直管データを直管の口径ごとに分け
る。すなわち、15本の直管を、口径が25mmである
第1直管、第2直管、第6直管および第7直管と、口径
が32mmである第3直管、第4直管第、第11直管、
第12直管および第13直管と、口径が40mmである
第5直管、第8直管、第9直管、第10直管、第14直
管および第15直管とに分ける。
【0024】続いて、コンピュータ2によって、口径別
に管割処理を行って原材料管の作成順序を決定して直管
データを並べ替え、直管作成順序リストを作成する。こ
の直管情報リストはコンピュータ2中のメモリに記録さ
れ、必要に応じてコンピュータ2に接続されたプリンタ
6によって出力することができる。
【0025】この直管作成順序リストの一例を表2に示
す。なお、表2に示す直管作成順序リストには、各直管
を作成する際に使用する原材料管に関するデータも含ま
れている。このデータは原材料管保存部5に保存されて
いる原材料管に予め割り当てられている管番号を示す。
この管番号は、全ての原材料管に割り当ててもよく、ま
た、残原材料管のみに割り当ててもよく、本実施の形態
においては、全ての原材料管に管番号を割り当てた例を
示している。
【0026】
【表2】
【0027】表2に示す状態に直管データを並び替える
際には、例えば、前回の管切断作業が終了した時点で原
材料管保存部5に保管されている原材料管を示す保存管
リストが用いられる。この保存管リストは例えばコンピ
ュータ2中のメモリに記録されており、必要に応じてコ
ンピュータ2に接続されたプリンタ6によって出力する
ことができる。この保存管リストの一例を表3に示す。
【0028】
【表3】
【0029】表3に示すように、原材料管保存部5に
は、5本の残原材料管K1〜K5と、35本の定長原材
料管K6〜K40とが保存されている。この定長原材料
管K6〜K40の長さは例えば4000mmであり、3
5本の定長原材料管K6〜K40のうち、15本の定長
原材料管K6〜K20は口径が25mmであり、10本
の定長原材料管K21〜K30は口径が32mmであ
り、10本の定長原材料管K31〜K40は口径が40
mmである。また、5本の残原材料管K1〜K5のう
ち、残原材料管K1は長さが2500mm、口径が25
mmであり、残原材料管K2は長さが450mm、口径
が25mmであり、残原材料管K3は長さが3000m
m、口径が32mmであり、残原材料管K4は長さが7
00mm、口径が32mmであり、残原材料管K5は長
さが3000mm、口径が40mmである。
【0030】ここで、前記直管作成順序リストの作成手
順の一例についてさらに詳しく述べる。まず、口径が2
5mmの直管について作成順序を決めるために管割処理
を行う。表3を参照すると、口径が25mmの残原材料
管としては長さが2500mmの残原材料管K1と長さ
が450mmの残原材料管K2とがある。今回の切断作
業では、450mm以下の直管を作成しないので、残原
材料管K2は使用せず、残原材料管K1を第1直管およ
び第7直管を作成する際に使用する。また、残りの第2
直管および第6直管は一本の定長原材料管K6を使用し
て作成する。従って、口径が25mmの直管は、第1直
管、第7直管、第2直管、第6直管の順に作成する。
【0031】次いで、口径が32mmの直管について作
成順序を決めるために管割処理を行う。口径が32mm
の残原材料管としては長さが3000mmの残原材料管
K3と長さが700mmの残原材料管K4とがある。今
回の切断作業では、残原材料管K4を第3直管を作成す
る際に使用し、残原材料管K3を第4直管および第12
直管を作成する際に使用する。また、残りの第11直管
は1本の定長原材料管K21を使用して作成し、第13
直管は1本の定長原材料管K22を使用して作成する。
従って、口径が32mmの直管は、第3直管、第4直
管、第12直管、第11直管、第13直管の順に作成す
る。
【0032】次いで、口径が40mmの直管について作
成順序を決めるために管割処理を行う。口径が40mm
の残原材料管は長さが3000mmの残原材料管K5が
ある。今回の切断作業では、残原材料管K5を第8直
管、第9直管および第10直管を作成する際に使用す
る。また、残りの第5直管および第15直管は1本の定
長原材料管K31を使用して作成し、第14直管は1本
の定長原材料管K32を使用して作成する。従って、口
径が40mmの直管は、第8直管、第9直管、第10直
管、第5直管、第15直管、第14直管の順に作成す
る。
【0033】これで全ての直管の作成順序が決まったの
で、この作成順序に従い直管データの並べ替えを行って
直管作成順序リストを作成し、コンピュータ2内のメモ
リに記録する。
【0034】続いて、作成した直管作成順序リストをI
Cカード書込み装置(図示せず)を用いてICカード4
に書き込む。なお、このICカード書込み装置はコンピ
ュータ2に内蔵されたものでもよく、コンピュータ2に
単に接続されたものでもよい。
【0035】続いて、ICカード4を管切断機3の切断
処理制御部3aに設けられたカード差込み口に挿入する
と、切断処理制御部3aで直管作成順序リストを構成す
る直管データが順次読み取られ、管切断用部材3bによ
る切断作業を制御するための制御信号が切断処理制御部
3aから出力される。この制御信号に従い切断作業が実
施されることにより、全ての直管の作成が完了する。
【0036】例えば、切断作業を全自動で行う場合は、
切断処理制御部3aから出力された制御信号に従って管
切断用部材3bが動作する。すなわち、管切断用部材3
bの位置決め用部材が作成する直管の長さに従って所定
の位置に移動し、所定の原材料管が原材料管保存部5か
ら取り出され、前記位置決め用部材に押し当てた状態で
支持台上に供給されると、回転刃が下方向に移動し、原
材料管が所定の長さに切断されて直管が作成される。
【0037】また、例えば、原材料管を原材料管保存部
5から取り出し管切断用部材3bに供給する作業を作業
担当者が行うような場合、すなわち切断作業を半自動で
行う場合は、切断処理制御部3aから出力された制御信
号に従って、管番号を示す表示または音声等によって必
要な原材料管が作業担当者に示されると共に、管切断用
部材3bの位置決め用部材が所定の位置に移動する。作
業担当者が原材料管の一端部をこの位置決め用部材に押
し当てた状態で原材料管を支持台上に供給すると、管切
断用部材3bの回転刃によって原材料管が所定の長さに
切断されて直管が作成される。
【0038】また、例えば、全ての切断作業を作業担当
者が行うような場合、すなわち切断作業を手動で行う場
合は、使用する原材料管の管番号や、作成する直管の長
さを示す数値の表示または音声等に従って、作業担当者
が位置決め用部材の移動や原材料管の供給を行い、回転
刃を用いて原材料管の切断を行い直管を作成する。
【0039】さらに、必要な直管の数分だけ前述の切断
作業を繰り返す、すなわち本実施の形態においては、直
管を15本作成するために15回切断作業を繰り返すこ
とにより、全ての直管を作成することができる。なお、
1本の原材料管から複数の直管を作成する場合は、原材
料管を毎回供給し直す必要はなく、位置決め用部材の移
動と原材料管の切断とが続けて複数回行われる。
【0040】本実施の形態においては、直管情報リスト
を構成するデータの一例として接続順序データ、口径デ
ータおよび長さデータをあげているが、これに限定され
ない。例えば、直管の両端部の口径が互いに異なる場合
は、各端部の口径を示すデータを追加してもよく、ま
た、配管の構造が複雑である場合は1つの配管を複数個
に区切りそれぞれ系統名を設定し、系統名を示すデータ
を追加すると共に、系統ごとに接続順序を定めてもよ
く、また、原材料管を切断して直管を作成した後に取り
付けられる接続部品等が有る場合は、この接続部品を示
すデータを追加してもよく、また、原材料管を切断して
直管を作成した後にさらにねじきりや接続部品との溶接
などの加工作業を行う場合は、例えばねじきり箇所の有
無や種類や箇所を示すデータおよび溶接する部品の有無
や種類や接続箇所を示すデータを追加してもよい。この
様に加工作業を示すデータを追加した場合は、管切断機
3にねじきりや溶接等を行うための機構を追加し、切断
作業に続いて必要な加工作業を行ってもよい。また、管
切断機3にねじきりや溶接等を行うための機構を追加せ
ずに、ねじきりや溶接等を行う加工装置にICカード読
み込み装置を設け、直管作成順序リストが記録されてい
るICカード4を併用してもよい。
【0041】また、管切断機3の機構は本実施の形態に
記載されたものに限定されるものではなく、切断後の直
管に、例えば接続順序を示す数値等、配管を組み立てる
際に各直管を識別できるように文字や数値を印刷する機
構を追加してもよい。
【0042】また、本発明の配管切断システムでは、口
径ごとに原材料管の作成順序に直管データを並べて直管
情報リストを作成しICカードに記録しているので、切
断作業現場で直管データの並べ替え等を行う必要がな
い。そのため、作業担当者がキーボード等を用いて複雑
なデータ処理を行う必要がないので、タッチパネル等を
使用して機械の操作を行うことができる。このタッチパ
ネルを使用することにより、例えば、原材料管を支持台
上に供給したのち、タッチパネルの「切断」という文字
が表示されている箇所に作業担当者が触れると回転刃が
回転しながら下方向に移動してくる、または、一本の直
管の作成が完了した時点で、例えばタッチパネルの「次
の直管」という文字が表示されている箇所に作業担当者
が触れると、このタッチパネルの直管データ表示部に次
に作成する直管に関する直管データが表示される等、切
断作業の進行に必要な操作を容易に行うことができる。
【0043】また、本発明の配管切断システムおよびこ
のシステムにおいて使用されるコンピュータ読み取り可
能な記録媒体は、配管作成時以外にも利用でき、作業環
境状態が悪い場所で使用される加工システムにおいて用
いられる場合に効果を有するものである。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の配管切断
システムによれば、油や水等による汚染が心配される場
所においても加工作業を行うことができる。また、本発
明の配管切断システムにおいて使用されるコンピュータ
読み取り可能な記録媒体としてはICカード等が使用さ
れており、ICカードはFDと比較して充分に汚れに強
く、汚れが付着した場合でも内部にまで浸透しない。ま
た、表面の凹凸が少ないので汚れをすぐ除去できる。
【0045】また、本発明の配管切断システムによれ
ば、作業担当者がコンピュータ処理を行う必要がなくな
ったので、作業担当者は切断作業に集中でき、作業効率
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配管切断システムの一実施の形態を示
すブロック図である。
【図2】従来の配管切断システムの一例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 CAD 2 コンピュータ 3 管切断機 4 ICカード 5 原材料管保存部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の配管切断システ
ムは、配管が配置された設計図面から配管に関する情報
を抽出し、この情報に基づき原材料管を切断して前記配
管を構成する直管を作成する配管切断システムであっ
て、設計図面から配管に関する情報を抽出する配管抽出
手段と、この抽出した情報に基づき、この配管を構成す
る全ての直管の接続順序データ、口径データおよび長さ
データを含む直管データから構成される直管情報リスト
を作成する直管情報リスト作成手段と、この作成した直
管情報リストに基づき、直管データを直管の口径ごとに
分け、口径別に管割処理を行って原材料管の作成順序を
決定して直管データを並べ替え、直管作成順序リストを
作成する直管作成順序リスト作成手段と、原材料管の切
断を行う場所とは別の場所に配置されており、かつ、
の直管作成順序リストをコンピュータ読み取り可能な記
録媒体に書き込むリスト書き込み手段と、原材料管の切
断を行う場所に配置されている直管作成順序読取手段に
よって前記記録媒体から直管作成順序リストを読み取
り、直管作成順序リストに従い原材料管の切断を行う管
切断手段とから構成されるものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】本発明のコンピュータ読み取り可能な記録
媒体は、配管が配置された設計図面から配管に関する情
報を抽出し、この情報に基づき原材料管を切断して前記
配管を構成する直管を作成する配管切断システムにおい
て使用されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
って、設計図面から抽出した配管に関する情報に基づき
原材料管の切断を行う場所とは別の場所で作成した直管
作成順序リストを記録しており、この直管作成順序リス
トが、設計図面から配管に関する情報を抽出し、この抽
出した情報に基づき、この配管を構成する全ての直管の
接続順序データ、口径データおよび長さデータを含む直
管データから構成される直管情報リストを作成し、この
作成した直管情報リストに基づき、直管データを直管の
口径ごとに分け、口径別に管割処理を行って原材料管の
作成順序を決定して直管データを並べ替えることにより
作成されたものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】また、本発明の配管切断システムでは、口
径ごとに原材料管の作成順序に直管データを並べて直管
作成順序リストを作成しICカードに記録しているの
で、切断作業現場で直管データの並べ替え等を行う必要
がない。そのため、作業担当者がキーボード等を用いて
複雑なデータ処理を行う必要がないので、タッチパネル
等を使用して機械の操作を行うことができる。このタッ
チパネルを使用することにより、例えば、原材料管を支
持台上に供給したのち、タッチパネルの「切断」という
文字が表示されている箇所に作業担当者が触れると回転
刃が回転しながら下方向に移動してくる、または、一本
の直管の作成が完了した時点で、例えばタッチパネルの
「次の直管」という文字が表示されている箇所に作業担
当者が触れると、このタッチパネルの直管データ表示部
に次に作成する直管に関する直管データが表示される
等、切断作業の進行に必要な操作を容易に行うことがで
きる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管が配置された設計図面から配管に関
    する情報を抽出し、この情報に基づき原材料管を切断し
    て前記配管を構成する直管を作成する配管切断システム
    であって、 設計図面から配管に関する情報を抽出する配管抽出手段
    と、 この抽出した情報に基づき、この配管を構成する全ての
    直管の接続順序データ、口径データおよび長さデータを
    含む直管データから構成される直管情報リストを作成す
    る直管情報リスト作成手段と、 この作成した直管情報リストに基づき、直管データを直
    管の口径ごとに分け、口径別に管割処理を行って原材料
    管の作成順序を決定して直管データを並べ替え、直管作
    成順序リストを作成する直管作成順序リスト作成手段
    と、 この直管作成順序リストをコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体に書き込むリスト書き込み手段と、 前記記録媒体から直管作成順序リストを読み取り、直管
    作成順序リストに従い原材料管の切断を行う管切断手段
    とから構成されることを特徴とする配管切断システム。
  2. 【請求項2】 配管が配置された設計図面から配管に関
    する情報を抽出し、この情報に基づき原材料管を切断し
    て前記配管を構成する直管を作成する配管切断システム
    において使用されるコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体であって、 設計図面から抽出した配管に関する情報に基づき作成し
    た直管情報リストを記録しており、 この直管情報リストが、配管を構成する全ての直管の接
    続順序データ、口径データおよび長さデータを含む直管
    データから構成されており、 この直管データが、直管の口径ごとに分けられ、かつ、
    口径ごとに原材料管の作成順序に従って並べられている
    ことを特徴とする記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体がICカードである請求項
    2記載の記録媒体。
JP15296698A 1998-06-02 1998-06-02 配管切断システムおよびこのシステムにおいて使用されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JPH11347992A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7235001B2 (en) 2005-04-01 2007-06-26 Fujikoshi Machinery Corp. Polishing apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7235001B2 (en) 2005-04-01 2007-06-26 Fujikoshi Machinery Corp. Polishing apparatus

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