JP5149451B1 - Ncデータ編集システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本願発明の課題は従来技術が抱える問題を解消することであり、すなわちCAD/CAMソフトに戻ることなくNCデータに基づいて修正できる技術であって、NCデータに含まれる図形データを目視しながら編集できるとともに、部品単位として編集できる技術を提供することであり、具体的には、これらを実現するNCデータ編集システムを提供することが本願発明の課題である。
【解決手段】本願発明のNCデータ編集システムは、NCデータに含まれる図形データに基づいて部品データを描画してこれを編集できるもので、少なくとも、NCデータ読み出し手段、部品データ抽出手段、部品データ描画手段、部品データ編集手段、及びNCデータ記憶手段を備えたものである。このうち部品データ抽出手段は、NCデータに含まれる図形データに基づいて部品データを抽出するもので、部品データ編集手段は、部品データの表示を確認しながら編集できるものである。
【選択図】図1

Description

本願発明は、NC(Numerical Control machining)データの編集技術に関するものであり、より具体的には、部品形状を視覚的に把握しながらNCデータを編集し得るNCデータ編集システムに関するものである。
鋼材を主とする鋼橋は工場で製作されるのが一般的で、材料の切断加工や曲げ加工、組立溶接、仮組立、そして塗装までが工場で行われる。このうち材料の切断加工は、特に重要な工程の一つであり、後続の工程を考えれば当然に正確な切断が要求され、しかも一つの母材から効率よく材料を切り出す(板取り)必要がある。そのため多くの場合、切断加工はNC工作機械を利用して行われている。
昨今のNC工作機はプログラムによって制御されるのが主流で、適切なプログラムを作成すれば、正確かつ効率的に材料を切り出すことができる。なお、以前はコンピュータ化されたNC工作機のことを、特別にCNC(Computerized Numerical Control machining)と呼んでいたが、昨今ではむしろコンピュータ化された方が普通となっているので、NCはCNCを含む概念となっている。
他方、製図の分野でもコンピュータ化は進み、現在ではドラフターによる製図よりも、CAD(computer aided design)による製図が主流となっている。CADに用いるソフトウェア(以下、「CADソフト」という。)は様々なものが提供されているが、いずれもディスプレイに図形等を表示しながら編集操作を行うものであり、視覚的に優れたものである。したがって様々な分野でCADは応用され、前出の鋼橋の材料もCAD/CAMで計画・設計されている。
加工図を作成するCADソフトも、NC工作機を制御するプログラムも、同様にコンピュータを使用して実行するものであることから、CADソフトとNC工作機のプログラムを連携する技術が開発されてきた。現在では、CADソフトによって作成した加工図データから、自動的にNC工作機の制御プログラム(以下、これを「NCデータ」という。)を作成するソフトウェアが多用されており、このソフトウェアは「CAM(Computer Aided Manufacturing)ソフト」と呼ばれている。つまりCAMソフトによれば、CADソフトを用いて作成した加工図をもとに、NC工作機による切断加工まで実施できるので極めて好適である。このようにCADソフトとCAMソフトは一連で用いられるものであり、製品によっては両ソフトを一体化して提供されており、CADソフトとCAMソフトは総称して「CAD/CAMソフト」と呼ばれている。
ところが、切断加工現場では必ずしも加工図どおりに加工されないこともある。例えば、図8(a)に示すように、加工図では一つの母材に種々の材料が適切に配置されているものの、様々な要因で一部の材料が切り出しに失敗することがある。この場合、再度切断加工を行うことになり、切断加工現場にて、図8(b)に示すように適切な母材を選択し、失敗した材料のみを選んでこの母材に配置しなければならない。あるいは、図9(a)に示すような加工図の材料配置よりも、図9(b)に示すような材料配置の方が、効率的に切断できると切断加工現場で判断することもある。図9(b)の配置にすれば、同じ母材から部品A、部品B、部品Cに加え、2個の部品Dを切り出すことができる。この場合も、切断加工現場で材料の再配置を行わなければならない。
切断加工現場で、母材の再選択や材料の再配置を行うことは、次の理由から困難となることが多い。切断加工現場では、設置環境やオペレーターの問題からCAD/CAMソフトや専用のコンピュータを備えることが少ない。そのため、NCデータを直接編集することになるが、NCデータはアドレスやキャラクタからなる数字や英字の羅列であって、専門的な知識がなければ編集することはできない。NCデータを操作する機会は少ないので、通常、切断加工現場にNCデータの専門技術者が配置されることはない。このような理由から、切断加工現場で母材の再選択や材料の再配置を行うことは現実的とは言い難い。その結果、しかたなく効率の悪い切断加工を行うか、CAD/CAMソフトのある設計室まで出向いて材料の再配置等を行うことになる。加工現場の装置は夜間も稼働させる場合が多いが、一方の設計室のCAD/CAMオペレーターは夜間常駐することは少なく、この結果、適時にNCデータの再配置ができず、ひいては作業遅延を招くこともある。
このような状況から、切断加工現場で容易に母材の再選択や材料の再配置を行うことができる技術が切望されており、これまでも特許文献1や特許文献2のような技術が提案されている。
特開平5−318278号公報 特開2010−176447号公報
特許文献1は、NC加工現場でセットされたワークをモニタに表示し、そのワーク姿勢を目視確認しながら、X−Yテーブルを適宜調整する技術である。また、特許文献2は、CAD/CAMデータに戻ることなく、NCデータから直接ワーク形状の曲面を復元する技術である。このように特許文献1、特許文献2ともに、NCデータをもとに加工現場で対処しようとするものであるが、母材を再選択したり、材料を再配置したり、複雑な対応をするには十分な技術とはいえない。さらに、再選択により適切な母材を選択できたか、再配置により適切な材料配置となっているか、といった確認は視覚によって行うのが最適であるが、特許文献1や特許文献2をはじめ、従来ではこのような技術が提案されることがなかった。
ところで、NCデータがアドレスやキャラクタからなる数字や英字の羅列であることは既に述べたとおりであり、線分など図形の形状や配置、あるいは切断順序などの情報は有するものの、各々の線分に属性情報を持たせることはできない。例えば、NCデータは図9(a)に示すような図形を再現することはできるが、その線分がどの部品を構成しているのかは特定できない。したがって、NCデータから図形を再現できたとしても、再切断すべき部品を指定するには、その部品を構成する全ての線分を人によって指定しなければならない。これでは、手間もかかるし、人による抽出漏れや過剰選択などの不具合が生じるおそれもある。
このように、切断加工現場に持ち込まれるNCデータには「部品」という概念が欠落しており、言い換えれば、「部品」という概念を具備するデータが切断加工現場で扱われることはこれまでなかった。切断加工現場では部品単位で操作する必要があり、したがってここで扱うデータは属性のない図形ではなく部品単位のデータとすることが望ましい。そのためには、NCデータに含まれる線分等の図形の中から自動的に、部品ごとの図形集合を統合し、これにより部品単位で再配置できる技術が必要となる。
図形データから自動的に部品データを抽出する場合、いくつかの問題が挙げられる。図10(a)に示すように、複数の線分によって一つの領域が閉合されている場合は、これら複数の線分を一つの部品データとして抽出するのは容易である。しかしながら、図10(b)や図10(c)に示すように、部品がブリッジやジョイント(部品を完全に切り離さないための非切断部)で繋がれる場合は、図10(a)のように簡単に部品データを抽出することはできない。あるいは、図10(d)に示すように、中抜きの部品(ドーナツ状の部品)や、さらに中抜き部品の中抜き部から別の部品を板取りする場合も、簡単に部品データを抽出することはできない。
本願発明の課題は上記問題を解消することであり、すなわちCAD/CAMソフトに戻ることなくNCデータに基づいて修正できる技術であって、NCデータに含まれる図形データを目視しながら編集できるとともに、部品単位として編集できる技術を提供することであり、具体的には、これらを実現するNCデータ編集システムを提供することが本願発明の課題である。
本願発明は、NCデータから図形データを描画して編集するという点に着目するとともに、NCデータの図形データから部品単位のデータを抽出するという点に着目して開発されたものであり、従来にはない発想に基づいて行われたものである。
本願発明のNCデータ編集システムは、NCデータに含まれる図形データに基づいて、部品単位で部品データを抽出して描画してこれを編集できるもので、少なくとも、NCデータ読み出し手段、部品データ抽出手段、部品データ描画手段、部品データ編集手段、及びNCデータ記憶手段を備えたものである。このうちNCデータ読み出し手段は、NCデータを読み出すもので、また部品データ抽出手段は、NCデータに含まれる図形データに基づいて部品単位で部品データを自動的に形成して抽出するものである。部品データ描画手段は、所定の母材形状を表示手段に表示するとともに母材形状の中に部品データを配置して描画するもので、部品データ編集手段は、部品データの表示を確認しながら編集できるものであり、NCデータ記憶手段は、編集された部品データを編集後のNCデータとして記憶するものである。なお、部品データ抽出手段は、図形データから連続線(1又は連続する2以上の線分で構成される線)を抽出し、該連続線に対して連結又は閉合するか否かを判断して、連結する又は閉合する連続線に基づいて部品データを抽出する。また、部品データ編集手段は、母材形状内で部品データを相対的に移動させる移動機能や、部品データを回転させる回転機能、部品データを削除する削除機能などの機能を有している。
本願発明のNCデータ編集システムは、部品データ抽出手段が種別判定機能と境界判定機能を具備するもの、とすることもできる。種別判定機能は、連続線の種別を判定するものである。大きくは、両端が連結する連続線を「閉合線」、両端が連結しない連続線を「開放線」として判定する。また、開放線は次ように細分化される。つまり、開放線のうち両端の間隔が閉合閾値以内のものを「準閉合線」、準閉合線を除く開放線を「独立線」として判定する。さらに、独立線は次ように細分化される。すなわち、独立線の両端がそれぞれ他の独立線の端点から接近閾値以内にあるものを「結合独立線」として判定する。また、境界判定機能は、閉合線及び準閉合線を部品境界線として判定するとともに、2以上の結合独立線の組み合わせであって、これら結合独立線によって所定領域を閉合する組み合わせを部品境界線として判定するものである。
本願発明のNCデータ編集システムは、境界判定機能が次のように部品データを自動的に形成して抽出するもの、とすることもできる。この場合の境界判定機能は、NCデータが具備する図形データの切断加工順序に基づいて、2以上の結合独立線の組み合わせを部品境界線として判定するものである。すなわち、切断加工する順序が連続する結合独立線のうち一方の結合独立線の加工終点と他方の結合独立線の加工起点との間隔が、接近閾値以内の場合はこれら結合独立線の組み合わせを部品境界線候補として抽出するとともに、この部品境界線候補の両端と閉合閾値を比較する。部品境界線候補の両端が閉合閾値以内でなければ、さらに次に切断加工する結合独立線の加工起点と、この部品境界線候補の加工終点との間隔を、接近閾値に照らし合わせて接近閾値以内であれば、この部品境界線候補にさらにこの結合独立線を付け加えて新たな部品境界線候補として抽出するとともに、部品境界線候補の両端と閉合閾値を比較する。部品境界線候補の両端が閉合閾値以内であれば、この部品境界線候補は閉合することから、最終的に部品境界線として抽出する。
本願発明のNCデータ編集システムは、部品データ抽出手段が次のように部品データを自動的に形成して抽出するもの、とすることもできる。部品境界線の中の閉合領域内に他の部品境界線がなく、しかも外側に部品境界線を包含する他の部品境界線がない場合は、部品境界線を「単独境界線」として、単独境界線及びその中の閉合領域を部品データとする。部品境界線の中の閉合領域内に他の部品境界線が包含される場合は、内側の部品境界線を「内側境界線」、外側の部品境界線を「外側境界線」として、内側境界線、外側境界線、及び内側境界線と外側境界線によって閉合された領域を部品データとする。
本願発明のNCデータ編集システムは、部品データ抽出手段が次のように部品データを自動的に形成して抽出するもの、とすることもできる。部品境界線の外側に、この部品境界線を多重に包含する他の部品境界線があり、しかも外側の他の部品境界線の数が奇数の場合は、この部品境界線を内側境界線とする。部品境界線の外側に、この部品境界線を多重に包含する他の部品境界線があり、しかも外側の他の部品境界線の数が偶数であって、さらに部品境界線の中の閉合領域内に他の部品境界線を包含する場合は、この部品境界線を「外側境界線」とする。部品境界線の外側に、この部品境界線を多重に包含する他の部品境界線があり、しかも外側の他の部品境界線の数が偶数であって、さらに部品境界線の中の閉合領域内に他の部品境界線がない場合は、この部品境界線を単独境界線とする。
本願発明のNCデータ編集システムは、さらに母材形状データ記憶手段と母材形状データ読み出し手段を備えたものとすることもできる。母材形状データ記憶手段は、複数の母材形状データを記憶することのできるものであり、母材形状データ読み出し手段は、母材形状データの中から所望の母材データを選択して読み出すことのできるものである。この場合、部品データ描画手段は、所定の母材形状に代えて読み出された母材形状データの母材形状を描画する。
本願発明のNCデータ編集システムは、さらに、加工順序表示手段と加工順序変更手段を備えたものとすることもできる。加工順序表示手段は、部品データごとの加工順序を表示手段に表示することのできるものであり、加工順序変更手段は、表示手段に表示された加工順序と部品データの双方を確認しながら、加工順序を変更することのできるものである。
本願発明のNCデータ編集システムは、さらに、再配置異常検出手段を備えたものとすることもできる。再配置異常検出手段は、編集された部品データが母材形状内に収まっていない場合、あるいは編集された2以上の部品データが重なっている場合、これらを異常として検出することのできるものである。
本願発明のNCデータ編集システムには、次のような効果がある。
(1)CAD/CAMソフトに戻ることなく、NCデータをもとに描画した図形を確認しながら編集できるので、極めて容易に編集でき、その結果、切断加工現場でもNCデータの編集が可能となり、切断加工の効率化、及び加工工程の短縮化を図ることができる。
(2)切断加工現場において、適切な母材の再選択や、適切な材料の再配置が可能となるので、より効率的な切断加工が実現できる結果、母材が有効に活用され、ひいては材料費低減の効果が期待できる。
(3)線分(図形)単体ではなく、部品としてまとめて指定できるので、所望の部品に対して容易に編集できる。例えば、部品単位で移動し、追加し、あるいは削除することができる。
(4)ブリッジや中抜き部材など、複雑なケースでも部品として把握することができるので、正確にかつ効率的に編集することができる。
(5)加工順序変更手段を備えることで、切断加工現場で適切な加工順序に変更することができるので、さらに効率的に切断加工を行うことができる。
(6)再配置異常検出手段を備えることで、切断加工を行う前にあらかじめ誤った編集を把握することができるので、手戻りがなく、且つより正確な切断加工を行うことができる。
本願発明のNCデータ編集システムの構成を示すブロック図。 部品境界線を抽出する一連の処理を示すフロー図。 (a)は8個の線分が連続することで連続線が構成される場合のモデル図、(b)は1個の線分が連続線となる場合のモデル図。 (a)は連続線の両端が結合された閉合線を示すモデル図、(b)は連続線の両端が結合されない開放線を示すモデル図。 開放線によって部品が構成される場合を示すモデル図。 部品データを抽出する一連の処理を示すフロー図。 ひとつの母材から複数の部品を切り出すときの部品配置を示すモデル図。 (a)は加工図では一つの母材に複数の材料が適切に配置されているが、一部の材料が切り出しに失敗した状況を示す説明図、(b)は適切な母材を選択して失敗した材料を再配置した状況を示す説明図。 (a)は効率的でない材料配置を行った加工図、(b)は切断加工現場で判断した効率的な材料配置を示す配置図。 (a)は複数の線分によって一つの領域が閉合されている場合を示す材料配置図、(b)は部品が2箇所のブリッジ(ジョイント)で繋がれる場合を示す材料配置図、(c)は部品が4箇所のブリッジ(ジョイント)で繋がれる場合を示す材料配置図、(d)は中抜きの部品やさらに中抜き部品の中抜き部から他の部品を板取りする場合を示す材料配置図。
本願発明のNCデータ編集システムの実施形態の一例を図に基づいて説明する。
1.全体概要
本願発明は、NCデータに含まれる図形データをもとに部品データを抽出し、描画された部品データを視認しながら編集できるシステムである。なお、ここで図形データとは線分など部品の一部を構成するもので、配置位置や寸法などの情報は備えているが、どの部品を構成するものであるかという部品に関する属性情報は備えていない。一方の部品データは、通常は複数の図形データを組み合わせて構成されるもので、部品データをもとに切断加工されたものはそのまま部品として利用することができる。本願発明によれば、図形データに基づく部品データを編集するため、部品単位で追加・削除等の操作をすることが可能で、視認性に優れた操作性を実現することができる。
図1は、本願発明のNCデータ編集システム100の構成を示すブロック図である。この図に示すようにNCデータ編集システム100は、NCデータ読み出し手段101、部品データ抽出手段102、部品データ描画手段103、部品データ編集手段104、及びNCデータ記憶手段105を備えている。そのほか、母材形状データ記憶手段106や、母材形状読み出し手段107、加工順序表示手段108、加工順序変更手段109、再配置異常検出手段110を備えることもできるし、NCデータ記憶手段101aや表示手段111を備えることもできる。
NCデータ編集システム100は、専用のものとして製造することもできるが、汎用的なコンピュータ装置を用いることもできる。このコンピュータ装置は、パーソナルコンピュータ(PC)や、iPad(登録商標)といったタブレットPC、あるいはPDA(Personal
Data Assistance)などによって構成することができる。コンピュータ装置は、CPU等のプロセッサ、ROMやRAMといったメモリを具備しており、さらにマウスやキーボード等の入力手段やディスプレイ(表示手段111)を含むものもある。なお、一般的なPCであればマウスやキーボード等のデバイスから入力するが、タブレットPCではタッチパネルを用いた操作(タップ、ピンチイン/アウト、スライド等)で入力することが多い。
また、NCデータ編集システム100は、一つの装置(例えばコンピュータ装置)として形成することもできるが、構成する手段ごとに分けて形成することもできる。例えば、NCデータ記憶手段105とその他の手段を分けた構成とし、NCデータ記憶手段105をデータベースサーバに、他の手段をタブレットPCに格納することもできる。この場合、それぞれの装置(ウェブサーバとタブレットPC)間には、送受信手段を含めた通信手段が必要となる。さらに、NC編集システム100は、NC工作機に組み込んで一体化して構成することもできる。
NCデータ編集システム100で実行する一連の処理について説明する。なお、NCデータ編集システム100はNCデータを編集するものであるが、必ずしもNCデータそのものを作成する手段を備える必要はなく、NCデータは従来から用いられる方法で作成することができる。通常、NCデータがあれば切断加工は実施できるので、NCデータ編集システム100は、切断加工される部品を再配置する場合、あるいは板取りする母材を再選択する場合等に、好適に利用される。例えば、NCデータをもとに切断加工を行い、その部品の検査を行った結果、一部の部品について再切断しなければならない場合、NCデータ編集システム100を利用して適切な母材を選択し、問題のある部品のみを再配置して編集することができる。
図1に示すように、NCデータはNCデータ読み出し手段101によって読み出され、部品データ抽出手段102によって部品単位の「部品データ」に分割されたNCデータとされる。このNCデータは、部品データ描画手段103によって描画用データに変換され、表示手段111に描画される。このとき表示手段111には、既定(デフォルト)の母材形状が表示され、当初(元のNCデータ作成時)計画されたとおりに部品データが配置される。
表示手段111に描画された部品データと母材形状を確認しながら、部品データ編集手段104によって部品データを移動したり、回転したり、削除するといった編集処理を行う。なお、部品データ描画手段103による描画処理と部品データ編集手段104による編集処理は、汎用的なCADソフトや描画ツールなどを利用することがきる。
既定(デフォルト)により配置された母材をより適切な母材に変更したい場合もあり、この操作は母材形状データ記憶手段106及び母材形状読み出し手段107を利用して行うことができる。また場合によっては、切断加工順序を変更することもあり、この操作は加工順序表示手段108及び加工順序変更手段109によって行うことができる。
なお、部品データ編集手段104によって部品データを再配置した結果、部品データどうしが一部重なりあったり、選択した母材から部品データがはみ出したりする場合も考えられる。このような場合、再配置異常検出手段110によって異常を検出させることができる。再配置異常検出手段110で異常が検出された場合、部品データ編集手段104によって再度、部品データの編集が行われる。
編集された部品データや選択された母材形状データは、再びNCデータに変換され、NCデータ記憶手段105に記憶される。そして、正常に記憶されたNCデータに基づいて、改めて切断加工が行われる。
以下、本願発明の「NCデータ編集システム」を、構成する要素ごとに詳述する。
2.NCデータ読み出し手段
既述のとおり、NCデータ読み出し手段101はNCデータを読み出すものである。図1に示すように、外部メモリ(リムーバブルディスクやコンパクトディスク等)に記憶されたNCデータを、読み出し手段101が直接読み出すこともできるが、NCデータを取り込む手段を備え、取り込んだNCデータを一時的に(あるいは永続的に)記憶したうえで、NCデータ読み出し手段101がNCデータを読み出すこともできる。また、読み出されたNCデータ(あるいは取り込まれたNCデータ)は、NCデータ記憶手段101aに記憶させておくこともできる。
3.部品データ抽出手段
既述のとおり、部品データ抽出手段102は、NCデータに含まれる図形データから部品単位の「部品データ」を形成するものである。部品データは、「部品境界線Lp」とこの部品境界線Lp内に囲まれる閉合領域によって構築される。図2は、部品境界線Lpを抽出する一連の処理を示すフロー図である。この図に示すように、部品境界線Lpは、種別判定機能と境界判定機能によって抽出される。
(種別判定機能)
図2に示すように、まずは連続線Lが抽出される(S11)。連続線Lとは、NCデータに含まれる図形データのうち線分によって構成されるものである。図3は、線分Sと連続線Lの関係を示すモデル図である。この図に示すように連続線Lは、連続する複数の線分Sによって構成されるか、あるいは単一の線分Sによって構成される。図3(a)では、8個の線分Sが連続することによって連続線Lが構成され、図3(b)では1個の線分Sがそのまま連続線Lとして構成されている。なお、ここでいう連続とは、線分Sと他の線分Sとの接続状態を示すものであり、線分Sの端点と他の線分Sの端点が一致する場合に限らず、両端点の距離が所定の閾値内にある場合も含まれる。また、通常、線分とは有限長の直線を意味するが、ここでは図3(b)のように一連の曲線も線分として含めており、つまり2点とその間を結ぶ線を線分と称している。
線分Sから構成された連続線Lは一つひとつ抽出され、結合判断される(S12)。図4(a)は連続線Lの両端が結合された閉合線Lcを示すモデル図であり、図4(b)は連続線Lの両端が結合されない開放線Loを示すモデル図である。連続線Lの両端が結合される場合は、その連続線Lから直接的に部品を認識することができるので、まずこのステップで抽出する。なおここでいう結合とは、連続線Lの両端点(起終点)が連結されるか否かで判断されるもので、この連結する状態とは、両端が一致する状態、あるいは両端の距離が所定閾値内にある状態のことを指す。このステップ(S12)において、結合する(Yes)と判断された連続線Lは「閉合線Lc」として判定され、結合しない(No)と判断された連続線Lは「開放線Lo」として判定される。
開放線Loと判定されたものは、さらに次のステップに進み、閉合判断される(S13)。一部が開放されている(両端が結合しない)開放線Loであっても、それ単独で、あるいは他との組み合わせで部品を構成する場合もある。図5は、開放線Loによって部品が構成される場合を示すモデル図である。例えば開放線Lo1は、部品を母材から完全に切り離さないブリッジ(ジョイント)を設けた結果両端が離れているが、この場合は開放線Lo1で囲まれる領域を部品として認識しなければならない。一方、開放線Lo2と開放線Lo3は2箇所にブリッジがある部品のケースで、この場合も開放線Lo2と開放線Lo3によって囲まれる領域を部品として認識する必要がある。4箇所にブリッジが設けられる部品を構成する開放線Lo4〜開放線Lo7も、同様に一つの部品として認識しなければならない。
開放線Loから部品を認識するのと同時に、異なる部品は適切に分離しなければならない。図5の場合であれば、開放線Lo2と開放線Lo3によってひとつの部品を認識するが、開放線Lo1で構成される部品とは分離して認識する必要がある。これを実現するのが、閉合判断(S13)と接近判断(S14)である。閉合判断(S13)では、一つの開放線Loで部品を構成するものを「準閉合線Lc’」として抽出し、接近判断(S14)では、他の開放線Loとの共同で部品を構成するものを「結合独立線Lb」として抽出する。
具体的には、閉合判断(S13)では一つの開放線Loの両端の距離と閾値とを比較して判定する。図5に示す開放線Lo1で説明すると、開放線Lo1の起点Sp1と終点Ep1との距離を求め、その距離が閾値以内であれば「準閉合線Lc’」として抽出される。なお、ここで用いられる閾値は、他の閾値と区別するため、「閉合閾値」と呼ぶ。準閉合線Lc’として抽出されなかった開放線Loは、それ単体では部品を構成することのないものであり「独立線Li」として抽出され、次のステップである接近判断(S14)に進む。
接近判断(S14)では、一つの独立線Liの両端が、それぞれ他の独立線Liの端点と接近しているものを「結合独立線Lb」として抽出する。図5に示す開放線Lo2と開放線Lo3は、ともに両端の距離(Sp2−Ep2、Sp3−Ep3)が、閉合閾値を超えるのでそれぞれ独立線Liである。ところが、開放線Lo2の起点Sp2と開放線Lo3の終点Ep3は接近しており、開放線Lo2の終点Ep2と開放線Lo3の起点Sp3は接近しているので、開放線Lo2と開放線Lo3はそれぞれ結合独立線Lbとして抽出される。なお接近の判断は、端点間の距離が閾値以内か否かで行われ、例えば起点Sp2と終点Ep3との距離が閾値以内であれば接近していると判断される。ここで用いられる閾値は、他の閾値と区別するため、「接近閾値」と呼ぶ。この接近閾値は、前出の閉合閾値と同じ値とすることもできるし、異なる値を選択することもできる。
2つの独立線Liの両端どうしがそれぞれ接近している場合に限らず、図5に示す開放線Lo4〜開放線Lo7のケースも、やはり「結合独立線Lb」として抽出する。例えば開放線Lo4に着目すると、その起点Sp4は開放線Lo7の終点Ep7と接近しており、その終点Ep4は開放線Lo5の起点Spと接近していることから、開放線Lo4は結合独立線Lbとして抽出される。接近判断(S14)において結合独立線Lbとして判定されなかったものは「その他の独立線Le」とされる。例えば図5に示す開放線Lo8は、その起点Sp8が開放線Lo9の終点Ep9と接近しているものの、その終点Epはどの開放線Loの端点とも接近していない。したがって、開放線Lo8や開放線Lo9はその他の独立線Leとなる。なお、その他の独立線Leが抽出されるのは、設計上の誤りと考えられるので、これをエラーとして認識し警告表示することもできる。
(境界判定機能)
境界判定機能は、種別判定機能で選別された連続線Lに基づいて部品境界線Lpを抽出する。この部品境界線Lpは、これに従って切断加工すれば所望の部品が得られるというものである。まず、閉合線Lcと準閉合線Lc’は、それ単体で部品を構成できるのでこれらを部品境界線Lpとして判定し抽出する。次に、一つの部品を構成する結合独立線Lbの組み合わせを抽出する(S15)。結合独立線Lbの両端には必ず接近する結合独立線Lbがあるので、これらを繋いでいけば一つの部品を構成することになる。したがって、所定の領域を取り囲んで閉合するような結合独立線Lbの組み合わせを、部品境界線Lpとして抽出する。なおこの場合、結合独立線Lbの端点に隣接する結合独立線Lbは、一つとする必要があるが、結合独立線Lbの端点に複数の結合独立線Lbが隣接することもある。このケースでは、最も接近している(端点間距離が短い)結合独立線Lbを選択するか、あるいはエラーとして警告表示することができる。
境界判定機能では、加工切断順序を考慮して部品境界線Lpを抽出することもできる。通常、NCデータは線分ごとに切断加工順序の情報を備えているので、この情報を加えることによってより高度かつ現実的な部品境界線Lpの抽出が可能となる。例えば、図5に示す開放線Lo2の終点Ep2と、開放線Lo4の起点Sp4との距離が、接近閾値以内であるとする。この場合、実際には開放線Lo2と開放線Lo4はそれぞれ異なる部品を構成するにもかかわらず、接近閾値の大きさによっては開放線Lo2と開放線Lo4が一つの部品を構成する部品境界線Lpとして判定されるケースもあり、これに基づいて切断加工が行われると、意図する部品が得られない結果となる。
このような不具合を回避するため、切断加工順序の情報を加えて部品境界線Lpを抽出する。具体的には、切断加工順序が連続する2つの結合独立線Lbを抽出し、一方の結合独立線Lbの終点Ep(加工終点)と、他方の結合独立線Lbの起点Sp(加工起点)とを比較して、これら2点間の距離が接近閾値以内であれば「部品境界線候補」が形成され、この部品境界線候補の両端が閉合していれば、同一の部品を構成する部品境界線Lpとして抽出される。以下、図5に基づいて2つの例を挙げて具体的に説明する。なお、境界判定機能が加工切断順序を考慮して部品境界線Lpを抽出する場合は、種別判定機能によって選別された結合独立線Lbに対して判定し、部品境界線Lpを抽出することもできるし、種別判定機能によって選別される前の開放線Loに対して判定し、部品境界線Lpを抽出することもできる。
第1の例は、開放線Lo1で一つの部品、開放線Lo2と開放線Lo3で一つの部品、さらに開放線Lo4〜開放線Lo7で一つの部品をそれぞれ構成する場合であって、開放線Lo1の起点Sp1から切断加工が開始され、以下、開放線Lo2、開放線Lo3、開放線Lo4、開放線Lo5、開放線Lo6、開放線Lo7の順序で切断加工される例である。開放線Lo2の終点Ep2と、開放線Lo3の起点Sp3との距離は、接近閾値以内にあるので、開放線Lo2及び開放線Lo3は同一の部品を構成する候補として判定され、開放線Lo2と開放線Lo3からなる「部品境界線候補」が形成される。そして、この部品境界線候補の起点であるSp2と、終点であるEp3との距離が閉合閾値以内にあるので、部品境界線候補が閉合することとなって、最終的に開放線Lo2及び開放線Lo3で構成される部品境界線Lpが抽出される。このとき、開放線Lo2の終点Ep2と開放線Lo4の起点Sp4との距離が接近閾値以内であっても、開放線Lo2と開放線Lo4は切断加工順序が連続しないので、これらが同一の部品を構成する部品境界線候補として選択されることはない。また、開放線Lo1の起点Sp1と、開放線Lo2の起点Sp2との距離が接近閾値以内であっても、起点と終点の距離ではない(起点と起点の距離である)ことから、やはり開放線Lo1と開放線Lo2が同一の部品を構成する部品境界線候補として選択されることはない。なお、開放線Lo1、開放線Lo2、及び開放線Lo3で一つの部品を構成する場合は、開放線Lo1、開放線Lo3、開放線Lo2の順番で切断加工することとし、図5に示すEp3とSp3、及びSp2とEp2をそれぞれ逆転させ、Ep1とSp3が接近閾値以内となるように配置するとともに、Ep2とSp1が閉合閾値以内となるように配置すればよい。
また、開放線Lo4の終点Ep4と開放線Lo5の起点Sp5との距離は接近閾値以内にあるので、開放線Lo4及び開放線Lo5は同一の部品を構成する候補として判定され、開放線Lo4と開放線Lo5からなる部品境界線候補が形成される。そして、この状態の部品境界線候補の起点であるSp4と、終点であるEp5との距離は閉合閾値以内にないので、開放線Lo5の次に切断加工される開放線Lo6の起点Sp6との距離が判定される。すなわち、終点Ep5と起点Sp6との距離は接近閾値以内にあるので、開放線Lo4と開放線Lo5からなる部品境界線候補に開放線Lo6が付け加えられて、新たな部品境界線候補(開放線Lo4〜開放線Lo6)を得る。同様にして、開放線Lo7を付け加えた部品境界線候補を得る。最終的には、部品境界線候補(開放線Lo4〜開放線Lo7)の起終点(Sp4とEp7)の距離を求め、これが閉合閾値以内であるから部品境界線候補が閉合することとなって、開放線Lo4〜開放線Lo7で構成される部品境界線Lpが抽出される。
第2の例は、開放線Lo1で一つの部品を構成し、開放線Lo2、開放線Lo4〜開放線Lo7、及び開放線Lo3で一つの部品を構成する場合であって、開放線Lo1の起点Sp1から切断加工が開始され、以下、開放線Lo2、開放線Lo4、開放線Lo5、開放線Lo6、開放線Lo7、最後に開放線Lo3の順序で切断加工される例である。このケースでは開放線Lo2と開放線Lo4の切断加工順序が連続するので、開放線Lo2の終点Ep2と開放線Lo4の起点Sp4との距離が接近閾値以内であれば、開放線Lo2及び開放線Lo4は同一の部品を構成する候補として判定され、まずは開放線Lo2と開放線Lo4からなる部品境界線候補が形成される。そして、この状態の部品境界線候補の起点であるSp2と、終点であるEp4との距離は閉合閾値以内にないので、開放線Lo4の次に切断加工される開放線Lo5の起点Sp5との距離が判定される。すなわち、終点Ep4と起点Sp5との距離は接近閾値以内にあるので、開放線Lo2と開放線Lo4からなる部品境界線候補に開放線Lo5が付け加えられて、新たな部品境界線候補(開放線Lo2、開放線Lo4、及び開放線Lo5)を得る。同様にして、開放線Lo6を付け加えた部品境界線候補を得て、さらに開放線Lo7を付け加えた部品境界線候補を得る。最終的には、開放線Lo3を付け加えた部品境界線候補(開放線Lo2、開放線Lo4〜開放線Lo7、及び開放線Lo3)の起終点(Sp2とEp3)の距離を求め、これが閉合閾値以内であるから部品境界線候補が閉合することとなって、開放線Lo2、開放線Lo4〜開放線Lo7、及び開放線Lo3で構成される部品境界線Lpが抽出される。
(部品データの抽出)
図6は、部品データを抽出する一連の処理を示すフロー図である。この図に示すように部品データの抽出は、部品境界線Lpを「外側境界線Gp」、「内側境界線Np」、「単独境界線Tp」に分けたうえで行われる。このように分けるのは、中抜きの部品(ドーナツ状の部品)や、さらに中抜き部から他の部品を板取りする場合であっても、適切に部品データを抽出するためである。
図7は、ひとつの母材から複数の部品を切り出すときの部品配置を示すモデル図である。この図では、一つの母材に7個の部品(部品P1〜部品P7)が配置されている。部品P1は、部品境界線Lp11と部品境界線Lp12に沿って切断されて得られるものであり、中抜きの部材である。部品境界線Lp20に沿って切り出される部品P2と、部品境界線Lp30に沿って切り出される部品P3は、部品1の外側に配置されている。一方、部品境界線Lp40に沿って切り出される部品P4、部品境界線Lp50に沿って切り出される部品P5、部品境界線Lp61と部品境界線Lp62に沿って切り出される部品P6、部品境界線Lp71と部品境界線Lp72に沿って切り出される部品P7は、それぞれ部品P1の内側に配置されている。つまり部品P1を切り出した後に残る中抜き部分を利用して、部品P4〜部品P7が配置されているわけである。このような複雑な配置でも、適切に部品単位で認識する必要があり、これは図6に示す一連の処理によって実現される。
部品境界線Lpは一つひとつ抽出され(S21)、まず、外周に他の部品境界線Lpがあるか否かが判断される(S22)。ここでの判断は、抽出された部品境界線Lpを取り囲む部品境界線Lpの存在を検出するもので、単に外側に存在する部品境界線Lpは「外周にある」ことにはならない。図7で説明すれば、例えば、部品境界線Lp12の外周には部品境界線Lp11があり、部品境界線Lp40の外周には部品境界線Lp11と部品境界線Lp12の2つの部品境界線Lpがある。一方、部品境界線Lp20の外側には、部品境界線Lp11や部品境界線Lp30などがあるが、これらはいずれも部品境界線Lp20を取り囲んでいないので「外周」には部品境界線Lpが存在しないことになる。このステップ(S22)により、外周に部品境界線Lpが存在する(Yes)と判断された場合は次のステップに進み、外周には部品境界線Lpが存在しない(No)と判断された場合は閉合領域内判定(S25)に進む。図7のケースでは、部品境界線Lp12と、部品境界線Lp40〜部品境界線Lp72が次のステップ(S23)に進む。
外周に部品境界線Lpが存在する場合、外周の部品境界線Lpの数をカウントする(S23)。言い換えれば、抽出された部品境界線Lpの周囲を、他の部品境界線Lpが何重に囲っているかを数えるわけである。例えば、部品境界線Lp12の場合その数は「1」であり、部品境界線Lp40、部品境界線Lp50、部品境界線Lp61、及び部品境界線Lp71の場合は「2」、部品境界線Lp62と部品境界線Lp72の場合は「3」となる。
ここでカウントされた外周の部品境界線Lpの数は、それが奇数であるか偶数であるか判定される(S24)。図7からも分かるように、外周に偶数の部品境界線Lpがあれば(部品境界線Lp40や部品境界線Lp61)、その部品境界線Lpは部品(部品P4や部品P6)の外形を構成するものであり、外周に奇数の部品境界線Lpがあれば(部品境界線Lp62や部品境界線Lp72)、その部品境界線Lpは部品(部品P6や部品P7)の中抜きや切抜き、あるいは孔を構成するものである。したがって、外周の部品境界線Lpの数が偶数と判断された部品境界線Lpは「外側境界線Gp」と判定され、外周の部品境界線Lpの数が奇数と判断された部品境界線Lpは「内側境界線Np」と判定される。また、S22において、外周には部品境界線Lpが存在しないと判断された部品境界線Lpも「外側境界線Gp」と判定される。
外側境界線Gpと判定されたものは、さらに閉合領域内判定(S25)を行って、外側境界線Gpと単独境界線Tpに分けることもできる。ここでは、外側境界線Gpが他の部品境界線Lpの外周にあるか否か、つまり外側境界線Gpが他の部品境界線Lpを取り囲んでいるか否かを判断するもので、内部に他の部品境界線Lpが存在すればそのまま「部品境界線Lp」として判定され、内部に他の部品境界線Lpが存在しなければ新たに「単独境界線Tp」として判定される。
内側境界線Npと判定されたものは、直近の外側境界線Gpと組み合わせられ、この内側境界線Npと外側境界線Gp、及び内側境界線Npと外側境界線Gpで閉合された領域が部品データとして抽出される。例えば、内側境界線Npと判定された部品境界線Lp62は、直近の外側境界線Gpである部品境界線Lp61と組み合わせられ、部品境界線Lp62と部品境界線Lp61、及びこれらで閉合された領域(図7では着色領域)が部品P6の部品データとなる。
一方、外側境界線Gpと判定されたものは、直近の内側境界線Npと組み合わせられ、この外側境界線Gpと内側境界線Np、及び外側境界線Gpと内側境界線Npで閉合された領域が部品データとして抽出される。例えば、外側境界線Gpと判定された部品境界線Lp71は、直近の内側境界線Npである部品境界線Lp72と組み合わせられ、部品境界線Lp71と部品境界線Lp72、及びこれらで閉合された領域(図7では着色領域)が部品P7の部品データとなる。
また、単独境界線Tpと判定されたものは、この単独境界線Tp、及びその閉合領域が部品データとして抽出される。例えば、単独境界線Tpと判定された部品境界線Lp20は、部品境界線Lp20、及び部品境界線Lp20で閉合された領域(図7では着色領域)が部品P2の部品データとなる。
4.部品データ描画手段
部品データ抽出手段102によって部品単位の「部品データ」に分割されたNCデータは、既述のとおり、部品データ描画手段103によって描画用データに変換され、表示手段111等に描画される。このとき表示手段111には、NCデータ内に記憶された母材データからなる母材形状が表示され、当初(元のNCデータ作成時)計画されたとおりに部品データが配置される。あるいは、既定(デフォルト)の母材形状を表示することもできる。
5.部品データ編集手段
部品データ編集手段は、既述のとおり部品データを編集するものである。このとき、表示手段111に描画された部品データと母材形状を確認しながら、しかも描画された部品データを表示手段111で指定して編集することができる。編集機能としては、母材形状内で部品データを相対的に移動させる移動機能や、同じく母材形状内で部品データを回転させる回転機能、母材形状内から部品データを削除する削除機能などを備えることができる。そのほか、一つの図形を複製するコピー機能を設けてもよい。これら移動機能、回転機能、削除機能、又はコピー機能を実行する際は、表示手段111に描画された複数の図形データの中から、所望の部品データを指定する指定機能を設け、指定した部品データに対して移動、回転、削除等を行うようにすると好適である。なお、移動機能、回転機能、削除機能は全て備えることが望ましいものの、これらの中から1又は2の機能を選択して備えることとしてもよい。
また、読み出したNCデータにはない部品データを新たに追加することもできる。この場合は、さらにNCデータ読み出し手段101によって異なるNCデータを読み出し、部品データ抽出手段102によって「部品データ」に分割し、部品データ描画手段103で表示手段111に部品データを描画し、その中から所望の部品データを選択して追加する。あるいは、利用頻度の高い部品を標準部品データとして記憶しておき、この標準部品データから選択して部品データを追加することもできる。
6.母材形状データ記憶手段、母材形状読み出し手段
当初配置された母材を変更したい場合は、あらかじめ母材形状データ記憶手段106に記憶された他の母材形状データの中から、所望のものを母材形状読み出し手段107で読み出し、新たな母材形状を表示手段111に配置する。このとき、当初の母材形状は、非表示としてもよいし選択的に表示させることもできる。
7.加工順序表示手段、加工順序変更手段
既述のとおり、通常、NCデータは切断加工順序に関する情報を備えているので、この情報を表示手段111に表示させることもできる。これを行うのが加工順序表示手段108であり、さらに加工順序変更手段109によってこの切断加工順序を変更することもできる。加工順序表示手段108は、図形データとその切断加工順序を紐づけた状態(例えば、図形との接近表示や、矢印指定など)で表示し、両者を確認しながら操作できるので容易に切断加工順序を変更できる。
8.NCデータ記憶手段
既述のとおり、編集された部品データや選択された母材形状データは、再びNCデータに変換され、NCデータ記憶手段105に記憶される。
9.再配置異常検出手段
再配置異常検出手段110は、部品データ編集手段104による編集の結果、切断加工ができない不具合を検出するものである。部品データ編集手段104によって部品データを再配置した結果、部品データどうしが一部重なりあったり、選択した母材から部品データがはみ出したりする場合もある。このような場合、適切に切断加工できないので、切断加工を行う前に異常を検出できれば手戻りも排除でき、材料の無駄を防ぐこともできる。
部品データどうしの重複や、母材からのはみ出しは、部品境界線Lpどうしが交差する、又は部品境界線Lpと母材の外形線(枠線)が交差するという条件で検出することができる。あるいは、部品データの閉鎖領域の一部が他の部品データの閉鎖領域と重複する、又は部品データの閉鎖領域の一部が母材範囲内にないという条件で検出することもできる。なお、再配置異常検出手段110で行う検出は、NCデータ記憶手段105に記憶されるタイミングや再度NCデータに変換するタイミングで実施するのが望ましい。
再配置異常検出手段110で異常が検出された場合、その情報は表示手段111やプリンタ等に出力することができる。さらに、部品データをハイライトするなど、異常の原因となる部品データを特定することもできる。異常が検出された後は、再び、部品データ編集手段104によって適切な配置となるよう編集が行われる。
本願発明のNCデータ編集システムは、鋼橋を構成する材料のほか、様々な分野で種々の鋼材の切断加工に利用できる。また、切断加工に限らず、切削加工に応用
100 NCデータ編集システム
101 NCデータ読み出し手段
101a NCデータ記憶手段
102 部品データ抽出手段
103 部品データ描画手段
104 部品データ編集手段
105 NCデータ記憶手段
106 母材形状データ記憶手段
107 母材形状読み出し手段
108 加工順序表示手段
109 加工順序変更手段
110 再配置異常検出手段
111 表示手段

Claims (9)

  1. NCデータに含まれる図形データに基づいて、部品単位で部品データを抽出して描画するとともに、描画された該部品データを編集し得るNCデータ編集システムであって、
    前記NCデータを読み出すNCデータ読み出し手段と、
    読み出した前記NCデータに含まれる前記図形データに基づいて、部品単位で前記部品データを自動的に形成して抽出する部品データ抽出手段と、
    所定の母材形状を表示手段に表示するとともに、該母材形状の中に前記部品データを配置して描画する部品データ描画手段と、
    前記表示手段上で確認しながら、描画された前記部品データを編集可能な部品データ編集手段と、
    編集された前記部品データを、編集後のNCデータとして記憶するNCデータ記憶手段と、を備え、
    前記部品データ抽出手段は、前記図形データから、1又は連続する2以上の線分で構成される連続線を抽出するとともに、該連続線に対して連結又は閉合するか否かを判断し、連結する1の連続線又は閉合する2以上の連続線の組み合わせに基づいて前記部品データを自動的に形成して抽出し、
    前記部品データ編集手段は、前記母材形状内で前記部品データを相対的に移動させる移動機能、前記部品データを回転させる回転機能、又は前記部品データを削除する削除機能の中から選択される1又は2以上の機能を有することを特徴とするNCデータ編集システム。
  2. 前記部品データ抽出手段は、種別判定機能と、境界判定機能と、を有し、
    前記種別判定機能は、前記連続線の種別を判定するものであって、両端が連結する連続線を閉合線、両端が連結しない連続線を開放線として判定するものであり、
    さらに前記種別判定機能は、前記開放線のうち両端の距離が閉合閾値以内のものを準閉合線、該準閉合線を除く開放線を独立線として判定するとともに、該独立線の両端がそれぞれ他の独立線の端点から接近閾値以内にあるものを結合独立線として判定するものであり、
    前記境界判定機能は、前記閉合線及び前記準閉合線を部品境界線として判定するとともに、2以上の前記結合独立線の組み合わせであって、これら結合独立線によって所定領域を閉合する組み合わせを部品境界線として判定するものであり、
    前記部品データ抽出手段は、前記部品境界線に基づいて前記部品データを自動的に形成して抽出することを特徴とする請求項1記載のNCデータ編集システム。
  3. 前記境界判定機能は、
    前記NCデータが具備する図形データの切断加工順序に基づいて、2以上の前記結合独立線の組み合わせを前記部品境界線として判定するものであり、
    切断加工する順序が連続する前記結合独立線のうち一方の結合独立線の加工終点と、他方の結合独立線の加工起点との間隔が、前記接近閾値以内の場合は、これら結合独立線の組み合わせを部品境界線候補として抽出するとともに、該部品境界線候補の両端と前記閉合閾値を比較し、
    前記部品境界線候補の両端が前記閉合閾値以内でなければ、さらに次に切断加工する結合独立線の加工起点と、当該部品境界線候補の加工終点との間隔を、前記接近閾値に照らし合わせ、該間隔が前記接近閾値以内であれば、当該部品境界線候補にさらに該結合独立線を付け加えて新たな部品境界線候補として抽出するとともに、該部品境界線候補の両端と前記閉合閾値を比較し、
    前記部品境界線候補の両端が前記閉合閾値以内であれば、該部品境界線候補を前記部品境界線として抽出することを特徴とする請求項2記載のNCデータ編集システム。
  4. 前記部品データ抽出手段は、
    前記部品境界線の中の閉合領域内に他の部品境界線がなく、外側に該部品境界線を包含する他の部品境界線がない場合は、該部品境界線を単独境界線として、該単独境界線及びその中の閉合領域を前記部品データとして自動的に形成し
    前記部品境界線の中の閉合領域内に他の部品境界線が包含される場合は、内側の部品境界線を内側境界線、外側の部品境界線を外側境界線として、内側境界線、外側境界線、及び内側境界線と外側境界線によって閉合された領域を前記部品データとして自動的に形成することを特徴とする請求項2又は請求項3記載のNCデータ編集システム。
  5. 前記部品データ抽出手段は、
    前記部品境界線の外側に、該部品境界線を多重に包含する他の部品境界線があり、且つ外側の他の部品境界線の数が奇数の場合は、該部品境界線を前記内側境界線とし、
    前記部品境界線の外側に、該部品境界線を多重に包含する他の部品境界線があり、且つ外側の他の部品境界線の数が偶数であって、該部品境界線の中の閉合領域内に他の部品境界線を包含する場合は、該部品境界線を前記外側境界線とし、
    前記部品境界線の外側に、該部品境界線を多重に包含する他の部品境界線があり、且つ外側の他の部品境界線の数が偶数であって、該部品境界線の中の閉合領域内に他の部品境界線がない場合は、該部品境界線を前記単独境界線とすることを特徴とする請求項4記載のNCデータ編集システム。
  6. 前記NCデータ読み出し手段は、2以上のNCデータを読み出し可能であり、これら2以上のNCデータに含まれる部品データを描画し、編集可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のNCデータ編集システム。
  7. さらに、複数の母材形状データを記憶する母材形状データ記憶手段と、
    前記母材形状データの中から所望の母材データを選択して読み出す母材形状データ読み出し手段と、を備え、
    前記部品データ描画手段は、前記所定の母材形状に代えて、前記母材形状データ読み出し手段によって読み出された母材形状データの母材形状を描画することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のNCデータ編集システム。
  8. さらに、加工順序表示手段と、加工順序変更手段と、を備え
    前記加工順序表示手は、前記部品データごとの加工順序を、前記表示手段に表示し、
    前記加工順序変更手段は、前記表示手段に表示された前記加工順序及び前記部品データを確認しながら、前記加工順序を変更し得ることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のNCデータ編集システム。
  9. さらに、再配置異常検出手段を、備え
    前記再配置異常検出手段は、部品データ編集手段によって編集された前記部品データが前記母材形状内に収まっていない場合、又は部品データ編集手段によって編集された2以上の前記部品データが重なっている場合、異常として検出することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のNCデータ編集システム。
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