JPH11347862A - 直動ユニット - Google Patents

直動ユニット

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JPH11347862A
JPH11347862A JP16045698A JP16045698A JPH11347862A JP H11347862 A JPH11347862 A JP H11347862A JP 16045698 A JP16045698 A JP 16045698A JP 16045698 A JP16045698 A JP 16045698A JP H11347862 A JPH11347862 A JP H11347862A
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JP
Japan
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linear
linear guide
fixed
horizontal
bearing
Prior art date
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Application number
JP16045698A
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English (en)
Inventor
Kazuo Tsuru
和夫 鶴
Koichi Okuda
康一 奥田
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より簡単な構成で直動軸受を確実に防水でき
るようにした直動ユニットを提供する。 【解決手段】 この直動ユニットは、テーブル21自体
が直動軸受27,28とリニアガイド15との嵌合部分
を側方からカバーする垂下部33を備え、垂下部33
は、テーブル21と一体にリニアガイド15に沿って直
進しながら、常に直動軸受27,28とリニアガイド1
5との嵌合部分を側方からカバーし、防水カバーとして
の役割を果たす。したがって、従来のように、リニアガ
イドの全長に亘って側方を覆うカバーが無くても上記嵌
合部分を側方からカバーすることができ、より簡単な構
成で直動軸受27,28を確実に防水できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、ロボ
ットアクチュエータ等に用いられる直動ユニットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の直動ユニットとしては、
図5に示すものがある。この直動ユニットは、水平パネ
ル101に軸支され、サーボモータ102に連結された
駆動プーリ103を含む複数のプーリに掛け渡された駆
動ベルト105を備える。この駆動ベルト105は、紙
面に垂直な方向に延びる直動部分を有し、この直動部分
にテーブル106が固定されている。このテーブル10
6下面には直動軸受107が固定されている。一方、上
記水平パネル101には、リニアガイド108が固定さ
れている。このリニアガイド108は、紙面に垂直な方
向に、上記駆動ベルト105の直動部分に平行に延在し
ている。このリニアガイド108には、上記直動軸受1
07が上から嵌合していて、リニアガイド108に沿っ
て紙面に垂直な方向に一直線上にスライドできるように
なっている。したがって、この直動ユニットによれば、
上記サーボモータ102を駆動して、駆動プーリ103
を回転させることで、リニアガイド108に沿ってテー
ブル106を紙面に垂直に一直線にスライドさせること
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
直動ユニットでは、リニアガイド108と直動軸受10
7との嵌合部分を、紙面に垂直な方向へのスライド代の
分だけ、上記リニアガイド108の全長に亘って側方か
らカバーするサイドカバー110を水平パネル101に
固定している。このサイドカバー110は、リニアガイ
ド108と直動軸受107との嵌合部分を防水するため
の防水カバーである。
【0004】しかし、上記従来の直動ユニットでは、上
記スライド代の分だけサイドカバー110の長さが必要
である上に、サイドカバー110と直動軸受107との
間が上方に開口しているから、上方からの水滴が溜まり
易いという問題がある。
【0005】そこで、この発明の目的は、より簡単な構
成で直動軸受を確実に防水できるようにした直動ユニッ
トを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の直動ユニットは、水平パネルに固
定され、水平方向に一直線に延びるリニアガイドと、上
記水平パネルに軸支された複数のプーリに掛け渡され、
かつ、上記リニアガイドに沿って延びる直動部分を有す
る駆動ベルトと、上記駆動ベルトの直動部分に固定され
たテーブルと、上記テーブルに固定され、上記リニアガ
イドによってガイドされながら上記リニアガイドに沿っ
て一直線状に移動自在な直動軸受とを備える直動ユニッ
トであって、上記テーブルは、上記直動軸受に固定され
る水平部と、この水平部から下方に延在して上記直動軸
受と上記リニアガイドとの嵌合部分を側方からカバーす
る垂下部を備えていることを特徴としている。
【0007】この請求項1の発明では、上記テーブル自
体が直動軸受とリニアガイドとの嵌合部分を側方からカ
バーする垂下部を備えている。したがって、この垂下部
は、テーブルと一体にリニアガイドに沿って直進しなが
ら、常に、直動軸受とリニアガイドとの嵌合部分を側方
からカバーし、防水カバーとしての役割を果たす。
【0008】したがって、従来のように、リニアガイド
の全長に亘って側方を覆うカバーが無くても上記嵌合部
分を側方からカバーすることができ、より簡単な構成で
直動軸受を防水できる。しかも、この垂下部は上記水平
部から垂下していて、直動軸受と垂下部との間の空間を
下方に開口させているが上方で塞いでいるので、上方か
らの水滴が上記空間に侵入して溜まることも防げ、防水
性を向上できる。
【0009】また、請求項2の発明は、水平パネルに固
定され、水平方向に一直線に延びる第1リニアガイド
と、上記水平パネルに軸支された複数のプーリに掛け渡
され、かつ、上記第1リニアガイドに沿って延びる直動
部分を有する第1ベルトと、上記第1ベルトの直動部分
に固定された第1テーブルと、上記第1テーブルに固定
され、上記第1リニアガイドによってガイドされながら
上記第1リニアガイドに沿って一直線上に移動自在な第
1直動軸受とを備え、上記第1テーブルは、上記第1直
動軸受と第1リニアガイドとの嵌合部分を上方からカバ
ーする水平部と、上記水平部から下方に延在して上記嵌
合部分を側方からカバーする垂下部とを有し、また、上
記第1テーブルの垂下部に固定され、上記垂下部から上
方に延びていて、かつ、上記第1リニアガイドに略平行
に延在している垂直部と、この垂直部から略水平に延び
ていて、かつ、上記第1リニアガイドに略平行に延在し
ている水平部とを含むサイドパネルと、上記サイドパネ
ルの水平部の下面に固定され、上記水平部にカバーされ
た状態で上記第1リニアガイドに略平行に一直線に延び
る第2リニアガイドと、上記第2リニアガイドによって
ガイドされながら上記第2リニアガイドに沿って一直線
上に移動自在な第2直動軸受と、上記第2直動軸受に固
定された固定部を有する第2テーブルと、上記サイドパ
ネルの両端に軸支されたプーリに掛け渡され、上記第2
テーブルの固定部に固定された第2ベルトと、上記水平
パネルに一端が固定され、上記サイドパネルの下方を横
切って上記第2ベルトに達し、この第2ベルトに他端が
固定されている連結板とを備えたことを特徴としてい
る。
【0010】この請求項2の発明では、水平パネルに軸
支されたプーリを駆動すると、第1ベルトが駆動され、
第1ベルトの直動部分に固定された第1テーブルが、第
1直動軸受に嵌合した第1リニアガイドに沿って直進す
る。同時に、上記第1テーブルに固定されたサイドパネ
ルが第1テーブルと一体に直進する。これにより、上記
サイドパネルに軸支されたプーリが上記水平パネルに対
して直進移動する。このとき、サイドパネルのプーリに
掛け渡された第2ベルトは上記連結板で水平パネルに連
結されているから、サイドパネルの直進移動分だけプー
リに沿って回転する。したがって、この第2ベルトに固
定された第2テーブルは、第1テーブルの直進移動分に
加えて、第1テーブルの直進移動によって第2ベルトが
回転させられた分だけ直進移動する。このように、平行
な第1,第2の2段のテーブルを備え、第1テーブルの
直進分だけ、この第1テーブルに対して第2テーブルを
直進させるようになっているから、短い全長で直進移動
距離を稼いで、コンパクト化を図れる。
【0011】この請求項2の発明では、第1テーブル自
体が第1直動軸受と第1リニアガイドとの嵌合部分を側
方からカバーする垂下部を備えている。したがって、こ
の垂下部は、第1テーブルと一体に第1リニアガイドに
沿って直進しながら、常に、第1直動軸受と第1リニア
ガイドとの嵌合部分を側方からカバーし、防水カバーと
しての役割を果たす。しかも、この垂下部は上記水平部
から垂下していて、第1直動軸受と垂下部との間の空間
を上方で塞いでいるので、上方からの水滴が上記空間に
溜まることも防ぐことができ、防水性を向上できる。
【0012】また、この請求項2の発明では、サイドパ
ネルの垂直部が第1テーブルの垂下部から上方に延びて
いて、第1リニアガイドに平行に延在しているから、こ
のサイドパネルの垂直部は、第1直動軸受と第1リニア
ガイドとの嵌合部分だけでなく、第1リニアガイドの略
全長に亘って側方からカバーでき、防水性をより向上で
きる。
【0013】このように、この請求項2の発明では、第
1テーブルと第2テーブルを連結する役割をするサイド
パネルが、第1,第2直動軸受を側方,上方から防水する
防水壁を兼ねているので、簡単な構成で防水性を高める
ことができる。
【0014】また、この請求項2の発明では、上記サイ
ドパネルの水平部の下面に第2リニアガイドが固定され
ているから、サイドパネルの水平部で第2リニアガイド
と第2直動軸受との嵌合部の上方をカバーでき、上方か
ら嵌合部への水滴の侵入を防いで、防水性を向上でき
る。
【0015】また、請求項3の発明は、請求項2に記載
の直動ユニットにおいて、上記サイドパネルの水平部に
固定され、上記第2リニアガイドと第2直動軸受との嵌
合部を上方と側方からカバーするサイドカバーを備えた
ことを特徴としている。
【0016】この請求項3の発明では、上記サイドカバ
ーが第2リニアガイドと第2直動軸受との嵌合部を上方
と側方からカバーして、上方と側方から嵌合部への水滴
の侵入を防いで、防水することができ、防水性を向上で
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。
【0018】〔第1の実施の形態〕図1に、この発明の
直動ユニットの第1実施形態を示す。この第1実施形態
は、水平パネル1の略中央で軸支されている駆動プーリ
2と、水平パネル1の略両端で軸支されている従動プー
リ3,5と、上記駆動プーリ2の両脇で軸支されている
アイドラ10,11を備える。上記駆動プーリ2はサー
ボモータ6で駆動されるようになっている。上記従動プ
ーリ3と5の間には駆動ベルト7が掛け渡されており、
この駆動ベルト7は、駆動プーリ2の両脇のアイドラ1
0と11を下方に巻き回されて駆動プーリ2の下側に噛
合している。したがって、この駆動ベルト7は、外周面
7Aが駆動プーリ2に噛合しており、内周面7Bがアイ
ドラ10,11および従動プーリ3,5に摩擦接触して
いる。
【0019】一方、図1において、上記駆動ベルト7の
直線部13の下方で、この直線部13に沿って一直線状
のリニアガイド15が水平パネル1にボルト17で固定
されている。このリニアガイド15は、水平パネル1の
両端に亘って延在している。
【0020】そして、上記駆動ベルト7の直線部13を
当て板18,20で挟んで、テーブル21をボルト2
3,25でボルト止めしている。このテーブル21の水
平部26の下面26Aには所定間隔を隔てて2つの直動
軸受27,28がボルト30,31でボルト止めされて
いる。この2つの直動軸受27,28は、上記リニアガ
イド15に上から嵌合しており、このリニアガイド15
に沿って滑らかに直進できる。
【0021】図2に、この直動ユニットを、側方から見
た様子を示す。図2に示すように、上記テーブル21
は、その水平部26から水平パネル1の端よりも側方に
突き出してから下方に延在している垂下部33を有して
いる。この垂下部33は、上記直動軸受27,28とリ
ニアガイド15との嵌合部を側方から覆っている。
【0022】また、上記テーブル21は垂下部33の下
端から水平方向に延在している水平部35を有してい
る。この水平部35にはテーブル高さの略2倍以上の高
さまで延びているアーム36が固定されており、このア
ーム36には、テーブル21,駆動ベルト7,プーリ3
の上方を水平方向に延在している水平部材37が取り付
けられている。なお、図には示さないが、上記プーリ
2,3,5およびベルト7,テーブル21全体の上方を
カバーする水受が水平部材37の下に設置されるように
なっている。
【0023】上記構成の直動ユニットによれば、駆動プ
ーリ2をサーボモータ6で駆動することによって、駆動
ベルト7を駆動し、直線部13を直進させることで、テ
ーブル21をリニアガイド15に沿って滑らかに直進さ
せることができる。
【0024】ここで、上記テーブル21の垂下部33
は、直動軸受27,28とリニアガイド15との嵌合部
分を覆っており、テーブル21と一体にリニアガイド1
5に沿って直進しながら、常に、直動軸受27,28と
リニアガイド15との嵌合部分を側方からカバーし、防
水カバーとしての役割を果たす。したがって、リニアガ
イド15の全長に亘って側方を覆うカバーが無くても、
上記嵌合部分を常に側方からカバーすることができ、簡
単な構成で直動軸受27,28を確実に防水できる。し
かも、上記垂下部33は、上記水平部26から垂下して
いて、直動軸受27,28と垂下部33との間の空間3
9を下方に開口させているが、上方で塞いでいるので、
上方からの水滴が上記空間39に侵入して溜まることも
防止でき、防水性を向上できる。
【0025】なお、上記実施形態において、図2に一点
鎖線で示すサイドカバー40を水平パネル1の端41に
固定してもよい。このサイドカバー40は、上記リニア
ガイド15と直動軸受27,28を側方から覆うよう
に、上記空間39内を上方に延在している。また、この
サイドカバー40は、リニアガイド15の全長に亘って
延在している。このサイドカバー40を設けた場合に
は、上記テーブル21の垂下部33と、サイドカバー4
0とで二重防水構造にすることができ、より一層防水性
を向上できる。また、上記サイドカバー40を、パネル
1の端41と垂下部33との間の空間39に配置したの
で、コンパクト性を損なうことなく、防水性を向上でき
る。
【0026】〔第2の実施の形態〕次に、図3,図4
に、この発明の直動ユニットの第2の実施の形態を示
す。図3はこの直動ユニットを上方から見た様子を示す
平面図であり、図4は上記直動ユニットを側方から見た
様子を示す側面図である。
【0027】図3に示すように、この直動ユニットは、
水平パネル51の略中央に軸支された駆動プーリ52
と、水平パネル51の略両端に軸支された従動プーリ5
3,55を備える。駆動プーリ52は、図4に示すサー
ボモータ54で駆動される。上記駆動プーリ52の両脇
にはアイドラ56,57が軸支されている。上記従動プ
ーリ53と55の間に駆動ベルト58が掛け渡されてお
り、この駆動ベルト58はアイドラ56と57の間で下
方に延びて駆動プーリ52の下側に巻き回されている。
上記駆動ベルト58は、アイドラ56,57の向かい側
の直動部分60を有している。この直動部分60の傍ら
に直動部分60に沿って一直線に延びる第1リニアガイ
ド61が水平パネル51に固定されている。この第1リ
ニアガイド61は、水平パネル51の端から端に亘って
いる。
【0028】上記駆動ベルト58の直動部分60をプレ
ート62,63で挟んでボルト65,66で第1テーブル
67に固定している。この第1テーブル67の水平部6
8の下面68Aには2個の第1直動軸受70,71がボ
ルト72で固定されている。この直動軸受70,71
は、上記第1リニアガイド61に上から嵌合しており、
第1リニアガイド61に沿って真っ直ぐにスライド自在
になっている。
【0029】図4に示すように、上記第1テーブル67
は、水平部68の端から下方に延在している垂下部73
を有している。この垂下部73は直動軸受70,71と
第1リニアガイド61との嵌合部を側方からカバーして
いる。この垂下部73の端面73Aにはサイドパネル7
5が固定されている。このサイドパネル75は、略垂直
上方に立ち上がっている垂直部76と、この垂直部76
から略水平に延びている水平部77を備えている。図3
に示すように、上記垂直部76および水平部77は、上
記第1リニアガイド61に沿って略平行に水平方向に延
在している。サイドパネル75の水平部77の下面に
は、第1リニアガイド61に略平行に一直線に延びる第
2リニアガイド78が固定されている。この第2リニア
ガイド78には2つの第2直動軸受80,81が下方か
ら嵌合している。この2つの第2直動軸受80,81
は、第2テーブル82の水平な固定部83上に固定され
ている。第2テーブル82は、この固定部83の端から
垂直下方に延在する垂下部85と、この垂下部85の下
端から水平に延在する水平部86を有している。この水
平部86には、垂直上方に延在するアーム87が取り付
けられており、このアーム87の先端には水平方向に延
在する水平部材88が取り付けられている。
【0030】一方、上記水平パネル51の端51Aの下
面には、連結板90が固定されている。この連結板90
は、第1テーブル67の垂下部73よりも下方でサイド
パネル75の水平部77の下まで延在していて、第2ベ
ルト91の下側延在部に固定されている。この第2ベル
ト91は、サイドパネル75の垂直部76の一方の端に
軸支されているプーリ92と他方の端に軸支されている
プーリ(図示せず)の間に掛け渡されている。そして、第
2ベルト91の上側延在部91Aは、上記第2テーブル
82の固定部83の下面に固定されている。なお、上記
プーリ52,53,55およびベルト58,サイドパネ
ル75の全体の上方をカバーする水受98が設置されて
いる。
【0031】上記構成の直動ユニットでは、水平パネル
51に軸支されたプーリ52を駆動すると、駆動ベルト
58が駆動され、駆動ベルト58の直動部分60に固定
された第1テーブル67が、第1直動軸受70,71に
嵌合した第1リニアガイド61に沿って直進する。同時
に、上記第1テーブル67に固定されたサイドパネル7
5が第1テーブル67と一体に直進する。これにより、
上記サイドパネル75に軸支されたプーリ92が上記水
平パネル51に対して直進移動する。このとき、サイド
パネル75のプーリ92に掛け渡された第2ベルト91
は上記連結板90で水平パネル51に連結されているか
ら、サイドパネル75の直進移動分だけプーリ92に沿
って回転する。したがって、このプーリ92に固定され
た第2テーブル82は、第1テーブル67の直進移動分
に加えて、第1テーブル67の直進移動によって第2ベ
ルト91が回転させられた分だけ直進移動する。このよ
うに、平行な第1,第2の2段のテーブル67,82を備
え、第1テーブル67の直進分だけ、この第1テーブル
67に対して第2テーブル82を直進させるようになっ
ているから、短い全長でアーム87の直進移動距離を稼
いで、コンパクト化を図れる。
【0032】そして、この第2の実施の形態では、第1
テーブル67自体が第1直動軸受70,71と第1リニ
アガイド61との嵌合部分を側方からカバーする垂下部
73を備えている。したがって、この垂下部73は、第
1テーブル67と一体に第1リニアガイド61に沿って
直進しながら、常に、第1直動軸受70,71と第1リ
ニアガイド61との嵌合部分を側方からカバーし、防水
カバーとしての役割を果たす。しかも、この垂下部73
は上記水平部68から垂下していて、第1直動軸受7
0,71と垂下部73との間の空間Sを上方で塞いでい
るので、上方からの水滴が上記空間Sに溜まることも防
ぐことができ、防水性を向上できる。
【0033】また、この第2の実施の形態では、サイド
パネル75の垂直部76が第1テーブル67の垂下部7
3から上方に延びていて、第1リニアガイド61に平行
に延在しているから、このサイドパネル75の垂直部7
6は、第1直動軸受70,71と第1リニアガイド61
との嵌合部分だけでなく、第1リニアガイド61の略全
長に亘って側方からカバーでき、防水性をより向上でき
る。
【0034】このように、この第2の実施の形態では、
第1テーブル67と第2テーブル82を連結する役割を
するサイドパネル75が、第1,第2直動軸受70,7
1,80,81を側方,上方から防水する防水壁を兼ね
ているので、簡単な構成で防水性を高めることができ
る。
【0035】また、この第2実施形態では、上記サイド
パネル75の水平部77の下面に第2リニアガイド78
が固定されているから、サイドパネル75の水平部77
で第2リニアガイド78と第2直動軸受80,81との
嵌合部を上方でカバーして、確実に防水できる。
【0036】尚、上記第2実施形態において、図4に1
点鎖線で示すように、水平パネル51の端51Aに、第
1直動軸受70,71と垂下部73との間の空間S内を
上方に延在するサイドカバー95を固定してもよい。こ
のサイドカバー95は、第1リニアガイド61と直動軸
受70,71を側方から覆うように、空間S内を上方に
延在している。このサイドカバー95は、リニアガイド
61の略全長に亘って延在している。このサイドカバー
95を設けた場合には、第1テーブル67の垂下部73
と、サイドカバー95とで二重防水構造にすることがで
き、より一層防水性を向上できる。また、上記サイドカ
バー95を、パネル51の端51Aと垂下部73との間
の空間Sに配置したので、装置の大型化を伴うことな
く、防水性を向上できる。
【0037】また、上記第2実施形態において、図4に
1点鎖線で示すように、サイドパネル75の水平部77
の上面に固定されたサイドテーブルカバー96を備えて
もよい。このサイドテーブルカバー96は、水平部77
の下方の第2リニアガイド78,第2直動軸受80,81
および第2テーブル82の固定部83を上方と側方から
カバーするものであり、水平板97と垂直板98を有し
ている。このサイドテーブルカバー96によれば、第2
テーブル82をスライドさせるためのリニアガイド78
と第2直動軸受80,81に上方あるいは側方から水が
侵入することを防ぎ、防水性を向上できる。さらに、こ
のサイドテーブルカバー96が、第2リニアガイド7
8,サイドパネル75のスライド方向の両端に回り込ん
でカバーするようにすれば、防水性能を一層向上でき
る。
【0038】また、上記第2実施形態において、図4に
1点鎖線で示すように、連結板90の端部90Aの下に
固定された下側のサイドテーブルカバー99を備えても
よい。このサイドテーブルカバー99は、プーリ92,
第2ベルト91を下方からカバーする水平部97Aと、
この水平部99Aから屈曲して第2テーブル82の内側
空間を上方に延在している屈曲部99Bを有している。
この屈曲部99Bは、プーリ92,第2ベルト91を側
方からカバーする。この下側サイドテーブルカバー99
によれば、第2テーブル82をスライドさせるためのプ
ーリ92,第2ベルト91への水の侵入を防いで、防水
性を向上できる。
【0039】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の直動ユニットは、テーブル自体が直動軸受とリニア
ガイドとの嵌合部分を側方からカバーする垂下部を備え
ている。したがって、この垂下部は、テーブルと一体に
リニアガイドに沿って直進しながら、常に、直動軸受と
リニアガイドとの嵌合部分を側方からカバーし、防水カ
バーとしての役割を果たす。したがって、従来のよう
に、リニアガイドの全長に亘って側方を覆うカバーが無
くても上記嵌合部分を側方からカバーすることができ、
より簡単な構成で直動軸受を確実に防水できる。しか
も、この垂下部は上記水平部から垂下していて、直動軸
受と垂下部との間の空間を下方に開口させているが上方
で塞いでいるので、上方からの水滴が上記空間に溜まる
ことも防げ、防水性を向上できる。
【0040】また、請求項2の発明の直動ユニットは、
水平パネルに軸支されたプーリを駆動すると、第1ベル
トが駆動され、第1ベルトの直動部分に固定された第1
テーブルが、第1直動軸受に嵌合した第1リニアガイド
に沿って直進する。同時に、上記第1テーブルに固定さ
れたサイドパネルが第1テーブルと一体に直進する。こ
れにより、サイドパネルに軸支されたプーリが水平パネ
ルに対して直進移動する。このとき、サイドパネルのプ
ーリに掛け渡された第2ベルトは連結板で水平パネルに
連結されているから、サイドパネルの直進移動分だけプ
ーリに沿って回転する。したがって、この第2ベルトに
固定された第2テーブルは、第1テーブルの直進移動分
に加えて、第1テーブルの直進移動によって第2ベルト
が回転させられた分だけ直進移動する。このように、平
行な第1,第2の2段のテーブルを備え、第1テーブル
の直進分だけ、この第1テーブルに対して第2テーブル
を直進させるようになっているから、短い全長で直進移
動距離を稼いで、コンパクト化を図れる。
【0041】また、この請求項2の発明では、第1テー
ブル自体が第1直動軸受と第1リニアガイドとの嵌合部
分を側方からカバーする垂下部を備えている。したがっ
て、この垂下部は、第1テーブルと一体に第1リニアガ
イドに沿って直進しながら、常に、第1直動軸受と第1
リニアガイドとの嵌合部分を側方からカバーし、防水カ
バーとしての役割を果たす。しかも、この垂下部は上記
水平部から垂下していて、第1直動軸受と垂下部との間
の空間を上方で塞いでいるので、上方からの水滴が上記
空間に溜まることも防ぐことができ、防水性を向上でき
る。
【0042】また、この請求項2の発明では、サイドパ
ネルの垂直部が第1テーブルの垂下部から上方に延びて
いて、第1リニアガイドに平行に延在しているから、こ
のサイドパネルの垂直部は、第1直動軸受と第1リニア
ガイドとの嵌合部分だけでなく、第1リニアガイドの全
長に亘って側方からカバーでき、第1リニアガイドに対
する防水性をより向上できる。
【0043】このように、この請求項2の発明では、第
1テーブルと第2テーブルを連結する役割をするサイド
パネルが、第1,第2直動軸受を側方,上方から防水する
防水壁を兼ねているので、簡単な構成で確実に防水でき
る。
【0044】また、この請求項2の発明では、上記サイ
ドパネルの水平部の下面に第2リニアガイドが固定され
ているから、サイドパネルの水平部で第2リニアガイド
と第2直動軸受との嵌合部を確実にカバーでき、防水性
を向上できる。
【0045】また、請求項3の発明は、請求項2に記載
の直動ユニットにおいて、上記サイドパネルの水平部に
固定され、上記第2リニアガイドと第2直動軸受との嵌
合部を上方と側方からカバーするサイドカバーを備え
た。この請求項3の発明では、上記サイドカバーが第2
リニアガイドと第2直動軸受との嵌合部を上方と側方か
らカバーして、防水するから、防水性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の直動ユニットの第1実施形態の平
面図である。
【図2】 上記第1実施形態の側面図である。
【図3】 この発明の直動ユニットの第2実施形態の平
面図である。
【図4】 上記第2実施形態の側面図である。
【図5】 従来の直動ユニットの平面図である。
【符号の説明】
1…水平パネル、2…駆動プーリ、3,5…従動プー
リ、6…サーボモータ、7…駆動ベルト、10,11…
アイドラ、13…直線部、15…リニアガイド、 21
…テーブル、26…水平部、27,28…直動軸受、3
3…垂下部、35…水平部、36…アーム、37…水平
部材、39…空間、40…サイドカバー、51…水平パ
ネル、52…駆動プーリ、53,55…従動プーリ、5
6,57…アイドラ、58…駆動ベルト、60…直動部
分、61…第1リニアガイド、67…第1テーブル、6
8…水平部、70,71…直動軸受、73…垂下部、7
5…サイドパネル、76…垂直部、77…水平部、78
…第2リニアガイド、80,81…第2直動軸受、82
…第2テーブル、83…固定部、85…垂下部、86…
水平部、87…アーム、88…水平部材、90…連結
板、91…第2ベルト、92…プーリ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平パネルに固定され、水平方向に一直
    線に延びるリニアガイドと、上記水平パネルに軸支され
    た複数のプーリに掛け渡され、かつ、上記リニアガイド
    に沿って延びる直動部分を有する駆動ベルトと、上記駆
    動ベルトの直動部分に固定されたテーブルと、上記テー
    ブルに固定され、上記リニアガイドによってガイドされ
    ながら上記リニアガイドに沿って一直線状に移動自在な
    直動軸受とを備える直動ユニットであって、 上記テーブルは、 上記直動軸受に固定される水平部と、この水平部から下
    方に延在して上記直動軸受と上記リニアガイドとの嵌合
    部分を側方からカバーする垂下部を備えていることを特
    徴とする直動ユニット。
  2. 【請求項2】 水平パネルに固定され、水平方向に一直
    線に延びる第1リニアガイドと、 上記水平パネルに軸支された複数のプーリに掛け渡さ
    れ、かつ、上記第1リニアガイドに沿って延びる直動部
    分を有する第1ベルトと、 上記第1ベルトの直動部分に固定された第1テーブル
    と、 上記第1テーブルに固定され、上記第1リニアガイドに
    よってガイドされながら上記第1リニアガイドに沿って
    一直線上に移動自在な第1直動軸受とを備え、上記第1
    テーブルは、上記第1直動軸受と第1リニアガイドとの
    嵌合部分を上方からカバーする水平部と、上記水平部か
    ら下方に延在して上記嵌合部分を側方からカバーする垂
    下部とを有し、 また、上記第1テーブルの垂下部に固定され、上記垂下
    部から上方に延びていて、かつ、上記第1リニアガイド
    に略平行に延在している垂直部と、この垂直部から略水
    平に延びていて、かつ、上記第1リニアガイドに略平行
    に延在している水平部とを含むサイドパネルと、 上記サイドパネルの水平部の下面に固定され、上記水平
    部にカバーされた状態で上記第1リニアガイドに略平行
    に一直線に延びる第2リニアガイドと、 上記第2リニアガイドによってガイドされながら上記第
    2リニアガイドに沿って一直線上に移動自在な第2直動
    軸受と、 上記第2直動軸受に固定された固定部を有する第2テー
    ブルと、 上記サイドパネルの両端に軸支されたプーリに掛け渡さ
    れ、上記第2テーブルの固定部に固定された第2ベルト
    と、 上記水平パネルに一端が固定され、上記サイドパネルの
    下方を横切って上記第2ベルトに達し、この第2ベルト
    に他端が固定されている連結板とを備えたことを特徴と
    する直動ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の直動ユニットにおい
    て、 上記サイドパネルの水平部に固定され、上記第2リニア
    ガイドと第2直動軸受との嵌合部を上方と側方からカバ
    ーするサイドカバーを備えたことを特徴とする直動ユニ
    ット。
JP16045698A 1998-06-09 1998-06-09 直動ユニット Pending JPH11347862A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114029919A (zh) * 2021-11-15 2022-02-11 北京华能新锐控制技术有限公司 基于双目视觉的吊轨式巡检机器人

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