JPH11347436A - 廃棄食品の破砕攪拌・排出装置 - Google Patents

廃棄食品の破砕攪拌・排出装置

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JPH11347436A
JPH11347436A JP10157877A JP15787798A JPH11347436A JP H11347436 A JPH11347436 A JP H11347436A JP 10157877 A JP10157877 A JP 10157877A JP 15787798 A JP15787798 A JP 15787798A JP H11347436 A JPH11347436 A JP H11347436A
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JP
Japan
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waste food
crushing
opening
stirring
rotating shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP10157877A
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English (en)
Inventor
Shiro Morishita
史郎 森下
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MORISHITA KIKAI KK
Original Assignee
MORISHITA KIKAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄食品を破砕すると共に攪拌してpH調整
し、所定量を排出できるようにした廃棄食品の破砕攪拌
・排出装置を提供することにある。 【解決手段】 排出口2を形成した半割りドラム状の底
部12を備えた装置本体3内に、攪拌羽根4を備えた回
転軸5を回転可能に設け、且つ回転軸駆動用の駆動装置
を設けた。底部12の内面には、投入物破砕用の固定刃
部材6を回転軸5に沿って攪拌羽根4の先端と所定間隔
をもって設けた。更に底部12に排出口2を開閉できる
開閉装置7を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は廃棄する食品を破砕
して排出する装置に関し、特に学校給食や社員食堂等の
残飯や廃棄食品、或いはスーパーマーケットやコンビニ
エンス・ストア等で販売されている各種の賞味期限の切
れた廃棄食品を、自動的に破砕して排出できるようにし
た廃棄食品の破砕攪拌・排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にスーパーマーケットやコンビニエ
ンス・ストア、デパート等の食品売場においては、魚類
や肉類、惣菜類等、多種多様な食品を陳列台や冷蔵ケー
スに並べて販売している。これらの食品は必ずしも賞味
期間内に全て売れてしまうわけではなく、多くのスーパ
ーマーケット等では毎日のように賞味期限の切れた多量
の売れ残り品が発生し、その処分に苦慮しているのが現
状である。また、学校給食や社員食堂等の残飯や廃棄食
品の処分についても同様である。
【0003】そこで、これらの廃棄食品を微生物によっ
て好気性分解処理し、CO2 とH2Oに分解処理する処
理方法が注目されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、廃棄さ
れる食品にも酸性のものとアルカリ性のものがあり、こ
れらをそのままの状態で微生物を繁殖させた生ごみ処理
装置内に投入した場合や、酢の物,寿司,みかん等とい
った酸性のものを一度に多量に生ごみ処理装置内に投入
した場合、pHが5.0以下の酸性となることが多々あ
り、微生物を死滅させてしまい、微生物によって廃棄食
品を好気性分解処理することができなかった。
【0005】本発明はこのような点に鑑みて開発された
ものであり、その目的とするところは、廃棄食品を破砕
すると共に攪拌してpH調整し、更に破砕混合した廃棄
食品を所定量づつ排出できるようにした廃棄食品の破砕
攪拌・排出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記のような目
的を有効に達成するために、次のような構成にしてあ
る。すなわち、本発明の自動分離・粉砕装置は、排出口
を形成した半割りドラム状の底部を備えた装置本体内
に、攪拌羽根を備えた回転軸を回転可能に設け、且つ回
転軸駆動用の駆動装置を設け、且つ底部の内面に投入物
破砕用の固定刃部材を回転軸に沿って攪拌羽根の先端と
所定間隔を設け、更に底部に排出口を開閉できる開閉装
置を設けたことを特徴とする構成にしてある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1〜図3は本発明に係る一例の廃
棄食品の破砕攪拌・排出装置に関する図であって、この
破砕攪拌・排出装置1は排出口2を形成した装置本体3
と、攪拌羽根4(4a,4b)を備えた回転軸5と、回
転軸駆動用の駆動装置(図示せず)と、投入物破砕用の
固定刃部材6と、排出口2を開閉する開閉装置7と、装
置本体3を開閉する蓋8とによって構成されている。
【0008】装置本体3は、全体が直方体形状であって
片側に駆動装置を収納するための収納ボックス部9が設
けられ、且つ投入された廃棄食品を破砕・攪拌・排出及
びpH調整するための処理部10が収納ボックス部9に
隣接して設けられている。
【0009】処理部10は、廃棄食品を投入できるよう
に上部に開口11を設けると共に下部に半割りドラム状
の底部12を設け、且つ内部空間13に攪拌羽根4を備
えた回転軸5を回転可能に設け、更に底部12の内側に
固定刃部材6を設けると共に底部12の外側に開閉装置
7を設けたものである。
【0010】回転軸5は、軸芯が半割りドラム状の底部
12の円形状の軌跡の中心位置(図3参照)に位置する
ようにして内部空間13の長手方向に配され、両端を内
部空間13の外側に設けた軸受14(片側図示せず)に
回動自在に設けられている。
【0011】この回転軸5には、一端側から略中央位置
まで一方の攪拌羽根4aが右巻き螺旋状に設けられ、他
端側から略中央位置までにはもう一方の攪拌羽根4bが
左巻き螺旋状に設けられている。攪拌羽根4aと攪拌羽
根4bとは、回転軸5の略中央付近では分離している。
また、各攪拌羽根4a,4bの先端16と半割りドラム
状の底部12の内面15との間には所定隙間(例えば1
0〜30mm位)を設けてある。尚、攪拌羽根4aが左
巻き螺旋状で、攪拌羽根4bが右巻き螺旋状に設けても
よい。この場合、回転軸5の回転方向は図示の例と逆方
向に回転するようにする。
【0012】更に回転軸5は、収納ボックス部9に設け
た駆動装置(図示せず)に連結されていて、駆動装置の
駆動によって図3に示す矢印方向に回転するようにして
ある。
【0013】半割りドラム状の底部12の内面15に
は、開口11から投入された廃棄食品を破砕するための
固定刃部材6が回転軸5に沿って設けられている。固定
刃部材6は横断面正方形又は長方形であって長手方向の
角縁6aを鋭利に形成してある。この固定刃部材6は回
転する攪拌羽根4(4a,4b)の先端16に対して所
定間隔を以て設けられている。尚、図示の例では固定刃
部材6は1本であるが2本以上設けてもよい。また、固
定刃部材6は半割りドラム状の底部12の円形状の軌跡
の中心位置(図3参照)から下側に設ける。
【0014】排出口2は楕円形状のものであり、半割り
ドラム状の底部12の長手方向の中央で最底部より少し
上の前面側で、且つ前記した両攪拌羽根4a,4bの中
央の分離した付近に横長に形成されている。
【0015】この排出口2を開閉するための開閉装置7
が、底部12の外側に設けられている。すなわち、底部
12の外側には、この横長楕円形状の排出口2の長軸側
の両側にスライド支持部材17(図1参照)が設けられ
ている。この両スライド支持部材17には、排出口2を
封じることができる大きさの開閉板18が摺動可能に係
合されている。開閉板18は一端中央をネジ切りを施し
た軸19の先端に連結されている。軸19は歯車(図示
せず)を介してモータ(図示せず)と連結されていて、
モータ(図示せず)の正・逆回転によって水平方向に往
復動できるようにしてある。この軸19の往復動により
開閉板18は、排出口2を開閉できると共に電気制御装
置(図示せず)によって開度を調整することもできる。
【0016】更に前記した処理部10の上部の開口11
を開閉できるように蓋8が、装置本体3の上部に開閉可
能に設けられている。
【0017】この破砕攪拌・排出装置1は、電気制御装
置(図示せず)によって制御される。尚、排出口2の開
閉を手動でできるように設計変更してもよい。
【0018】上述のような構成からなる本発明に係る廃
棄食品の破砕攪拌・排出装置1を使って廃棄食品を生ご
み処理装置(図示せず)に投入する場合は、先ず開閉板
18で排出口2を閉じた状態にし、駆動装置(図示せ
ず)を駆動せて攪拌羽根4を備えた回転軸5を回転させ
る。攪拌羽根4aは右回転し、攪拌羽根4bは左回転す
る。
【0019】このようにした後に蓋8を開けて開口11
から廃棄食品を処理部10内に投入する。投入された廃
棄食品は攪拌羽根4a,4bによって攪拌混合されると
共に、攪拌羽根4a,4bと固定刃部材6とに挟まれて
粉砕され細かくなる。この粉砕された廃棄食品は、両攪
拌羽根4a,4bの回転方向の違いにより処理部10の
中央に自然に集められる。
【0020】所定時間経過後に開閉装置7を作動させて
開閉板18を移動させ排出口2を開放することにより、
粉砕され攪拌混合された廃棄食品は排出口2から下方に
自然に排出することができる。
【0021】落下した廃棄食品は、この破砕攪拌・排出
装置1の下方に設ける生ごみ処理装置(図示せず)内に
投入され、この装置内で微生物による好気性分解処理に
よってCO2 とH2 Oとに分解処理されることになる。
【0022】尚、通常は酸性食品やアルカリ食品が混ざ
って処理部10内に投入されても、本発明の破砕攪拌・
排出装置1によって破砕され攪拌混合されることによっ
てpHが5.0より大となり、何ら問題なく以後の微生
物による好気性分解処理を行うことができる。
【0023】しかしながら、前記したように投入される
廃棄食品が酢の物や寿司、みかん等のpH5.0以下の
酸性物である場合は、これらの廃棄食品を一度に多量に
生ごみ処理装置(図示せず)に投入すると微生物が死滅
してしまい、好気性分解処理することができなくなる。
【0024】そこで、生ごみ処理装置(図示せず)に前
記の廃棄食品を投入する前に、本発明の破砕攪拌・排出
装置1で廃棄食品をpH5.0より大にしておく必要が
ある。そのため、pH5.0以下の酸性物を一度に多量
に処理する場合は、粉砕した貝殻(例えば帆立て貝の
殻)を投入者が廃棄食品と一緒に処理部10内に投入す
る。このようにすることによりpH5.0以下の酸性で
ある廃棄食品が、破砕・攪拌混合と相まってpH5.0
より大となり、微生物を死滅させることなく粉砕した廃
棄食品を好気性分解処理することができる。尚、本発明
の破砕攪拌・排出装置1への貝殻の投入量は、酸性物の
廃棄食品の投入量に応じて適宜調整する。pHは投入者
がリトマス紙を粉砕食品に当てて検査する。
【0025】
【発明の効果】このように本発明の廃棄食品の破砕攪拌
・排出装置では、投入される廃棄食品を破砕すると共に
攪拌することにより、通常は好気性分解処理に使用する
微生物を死滅させることのないpHに調整することがで
きる。そのため微生物による生ごみ分解処理をする場合
にも、この装置で処理された廃棄食品を問題なく好気性
分解処理することができる。また、本発明の破砕攪拌・
排出装置で処理した廃棄食品を生ごみ処理装置に投入す
る場合、開閉装置によって破砕混合された廃棄食品の排
出量(投入量)を調整することができるので、一度に多
量の廃棄食品が生ごみ処理装置に投入されるといったこ
ともない。そのため、投入された廃棄食品によって生ご
み処理装置が過負荷になり、好気性処理が阻害されてし
まうといったこともない。したがって、廃棄食品を効果
的に好気性分解処理することができ、且つ排ガス量等も
大幅に軽減することができる。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る廃棄食品の破砕攪拌・排出装置の
簡略正面図である。
【図2】本発明に係る廃棄食品の破砕攪拌・排出装置の
内部を示す簡略平面図である。
【図3】本発明に係る廃棄食品の破砕攪拌・排出装置の
簡略平面図である。
【符号の説明】
1 廃棄食品の破砕攪拌・排出装置 2 排出口 3 装置本体 4 攪拌羽根(4a,4b) 5 回転軸 6 固定刃部材 7 開閉装置 12 底部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排出口を形成した半割りドラム状の底部
    を備えた装置本体内に、攪拌羽根を備えた回転軸を回転
    可能に設け、且つ回転軸駆動用の駆動装置を設け、且つ
    底部の内面に投入物破砕用の固定刃部材を回転軸に沿っ
    て攪拌羽根の先端と所定間隔を設け、更に底部に排出口
    を開閉できる開閉装置を設けたことを特徴とする廃棄食
    品の破砕攪拌・排出装置。
JP10157877A 1998-06-05 1998-06-05 廃棄食品の破砕攪拌・排出装置 Pending JPH11347436A (ja)

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JP10157877A JPH11347436A (ja) 1998-06-05 1998-06-05 廃棄食品の破砕攪拌・排出装置

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JP10157877A JPH11347436A (ja) 1998-06-05 1998-06-05 廃棄食品の破砕攪拌・排出装置

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JPH11347436A true JPH11347436A (ja) 1999-12-21

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ID=15659371

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JP10157877A Pending JPH11347436A (ja) 1998-06-05 1998-06-05 廃棄食品の破砕攪拌・排出装置

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JP (1) JPH11347436A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003089143A1 (en) * 2002-04-16 2003-10-30 Heung Hoe Koo Apparatus for treating solid waste
CN104646391A (zh) * 2014-12-18 2015-05-27 无锡荣博能源环保科技有限公司 一种厨余垃圾能源化处理工艺

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WO2003089143A1 (en) * 2002-04-16 2003-10-30 Heung Hoe Koo Apparatus for treating solid waste
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