JPH11347023A - 放射線診断装置 - Google Patents

放射線診断装置

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JPH11347023A
JPH11347023A JP10162203A JP16220398A JPH11347023A JP H11347023 A JPH11347023 A JP H11347023A JP 10162203 A JP10162203 A JP 10162203A JP 16220398 A JP16220398 A JP 16220398A JP H11347023 A JPH11347023 A JP H11347023A
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radiation
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昌夫 神保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広範囲な領域にわたって、歪みが少なく、分
解能の高い3次元画像を短時間で得ることができる放射
線診断装置の提供すること。 【解決手段】 放射線出力手段10は、X線を放出する
X線発生手段10Aと、X線発生手段10Aが放出した
X線を被検体50に対して出力する範囲を限定するX線
出力限定手段14と、を備え、放射線検出手段20は、
X線を可視光に変換するX線/光変換素子21と、X線
/光変換素子21からの光信号を電気信号に変換するア
モルファス・シリコンからなる2次元半導体センサ22
であり、X線/光変換素子21と2次元半導体センサ2
2が接している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線診断装置に
関し、特に患者のような被検体の3次元画像を得ること
ができる放射線診断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放射線診断装置としては、例えば所謂X
線テレビジョン装置やX線CT(Computer T
omography)装置等が知られている。従来のX
線テレビジョン装置は、被検体にX線を照射して得られ
るX線透過像を所謂X線イメージインテンシファイアで
明るい光学的像に変換し、この光学的像をビデオカメラ
で撮像するようになっている。したがって、このX線テ
レビジョン装置では、2次元画像を得ることができる
が、3次元画像(多断層面の像)を得ることができなか
った。また、X線イメージインテンシファイアは、最大
でも14インチ(直径が約35cm)であり、大視野を
得ることができず、例えば胸部全体をカバーすることが
できなかった。また、画像歪みが大きく、振動や地磁気
の影響を受けやすいという問題もあった。
【0003】一方、従来のX線CT装置は、X線管球と
1次元アレイセンサを一体として被検体の周りを周回さ
せ、1次元アレイセンサから得られる複数方向の1次元
の透過像から例えば所謂コンボリューション・バックプ
ロジェクション法(参考文献:L.A.Feldkal
mp,L.C.Davis,and J.W.Kres
s“Practical cone−beam alg
orithm”J.Opt.soc.Am.A/Vo
l.1 No.6612−619/June 198
4)や、高速フーリエ変換(FFT)法により断層面の
像を形成するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のX線CT装置で
は、例えば、1回転する毎に高々2−3枚の断層面の像
しか得ることができず、多断層面の像、例えば1024
断層面の像を得るためには、1断層当たり1秒として、
1024(=1024/60):17分の時間を要して
しまう。したがって、患者を対象とする臨床装置として
は不十分であり、また、X線被曝量が膨大になるという
問題があった。更に、近年になって、X線源と2次元蛍
光板エリアセンサ(蛍光体を用いた面センサ)を一体と
して被検体の周りを周回させ、2次元センサから得られ
る複数方向の2次元の透過像から例えば所謂コンボリュ
ーション・バックプロジェクション法や高速フーリエ変
換(FFT)法により断層面の像を形成するような3次
元CT装置の提案がある。
【0005】また、近年、提案されている3次元X線C
T装置では、2次元蛍光板により得られた、可視光像を
レンズ等を含む光学系で縮小してCCDカメラ撮像する
ため、大きな空間が必要で小型化が図れず、検出感度が
悪い。換言すると、被曝量を考慮すると、実用上、適用
範囲に限界があり、再構成3次元画像を精密な診断に供
することができなかった。以上のように、従来のX線テ
レビジョン装置では、3次元画像を得ることができない
等の問題があり、一方、従来のX線CT装置では、3次
元画像(疑似)を得ることはできるが、体軸方向の分解
能の悪るさは改善できるが真に近い3次元画像を得るた
めには時間がかかり過ぎるし、それに伴いX線被曝量も
大きくなる問題があった。本発明は、このような実情に
鑑みてなされたものであり、広範囲な領域にわたって、
歪みが少なく、分解能の高い3次元画像を短時間で得る
ことができる放射線診断装置の提供を目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、被検体に対して放射線を出力する放射線出力手
段と、放射線出力手段に対して被検体を介して対向する
位置に設けられ、被検体を透過した放射線の強度分布を
検出する放射線検出手段と、放射線出力手段と放射線検
出手段を一体的に被検体の周りに周回させる回転駆動手
段と、放射線検出手段からの複数の方向に関する放射線
の強度分布に基づいて被検体についての3次元画像を形
成する情報処理手段と、を有し、放射線出力手段は、X
線を放出するX線発生手段と、X線発生手段が放出した
X線を被検体に対して出力する範囲を限定するX線出力
限定手段と、を備え、放射線検出手段は、X線を可視光
に変換するX線/光変換素子と、X線/光変換素子から
の光信号を電気信号に変換するアモルファス・シリコン
からなる2次元半導体センサであり、X線/光変換素子
と2次元半導体センサが接していることを特徴とする放
射線診断装置により、達成される。
【0007】本発明では、放射線出力手段は、被検体に
対して最適な形態で放射線を出力する。放射線検出手段
は、放射線出力手段と被検体を介して対向する位置に設
けられ、被検体を透過した放射線の強度分布を検出す
る。回転駆動手段は、放射線出力手段と放射線検出手段
を一体的に被検体の周りに周回させる。情報処理手段
は、放射線検出手段からの複数の方向に関する放射線の
強度分布に基づいて被検体についての3次元画像を形成
する。放射線出力手段のX線発生手段は、X線を放出
し、X線出力限定手段は、X線発生手段が放出したX線
が被検体に対して出力する範囲を限定する。
【0008】放射線検出手段のX線/光変換素子は、X
線を可視光に変換し、2次元半導体センサはX線/光変
換素子からの光信号を電気信号に変換する。X線/光変
換素子と2次元半導体センサとは接している。X線/光
変換素子と2次元半導体センサが接していることから、
従来のようなレンズ等を含む光学系が不要であり、広範
囲な領域に亘って歪みが少なく分解能の高い3次元画像
を得ることができる。しかもX線出力限定手段により、
X線発生手段が放出したX線を被検体に対して出力する
範囲を限定できるので、被検体の必要な箇所に限定的に
X線を照射して、被検体への無用な被曝をさけることが
できる。
【0009】本発明において、好ましくは2次元半導体
センサは平板状、あるいは湾曲している。本発明におい
て、好ましくはX線/光変換素子は、希土類元素を含む
蛍光体からなる。本発明において、好ましくはX線/光
変換素子は、柱状Csl蛍光体からなる。本発明におい
て、好ましくは放射線検出手段の情報読み出し用のゲー
トラインが、被検体の周りを周回させる回転軸に直交す
る。
【0010】本発明において、好ましくは情報処理手段
では、X線出力限定手段によるX線を被検体に対して照
射する範囲を限定する操作と、放射線検出手段からの情
報信号の選択と、の少なくとも一方により、情報読み出
し用の作動するゲートラインの本数を限定する。このよ
うにすることで、被検体の検査に必要な領域のみの情報
信号のみを用いることができるので、情報処理手段にお
ける情報処理をより早く行うことができる。本発明にお
いて、好ましくはX線出力限定手段は、X線の出力範囲
を限定するX線照射範囲を調節可能な調節手段を有す
る。このようにすれば、患者の検査に必要な領域を自由
に設定することができる。
【0011】本発明において、好ましくは放射線検出手
段からの情報信号により、調節手段は被検体である患者
の体軸方向に対して放射線照射範囲を調整する。本発明
において、好ましくは情報処理手段は、n個(nは整
数)のパラレル・プロセッサを有し、コンボリューショ
ン・バックプロジェクション法により、3次元画像を形
成する。本発明において、好ましくは情報処理手段は、
n個(nは整数)のパラレル・プロセッサを有し、高速
フーリエ変換法により、3次元画像を形成する。
【0012】本発明において、好ましくは情報処理手段
は、被検体である患者の頭と足を結ぶ体軸方向又は体軸
方向に直交する方向に関する2次元画像を形成する。本
発明において、好ましくは情報処理手段は、n個(nは
整数)のパラレル・プロセッサを有し、各パラレル・プ
ロセッサは、放射線検出手段からの情報信号を順次分散
して処理する。これにより、情報処理手段における情報
信号の処理時間を短縮することができる。本発明では、
好ましくは情報処理手段では、X線出力限定手段による
X線が被検体に対して出力する範囲を限定する操作と、
放射線検出手段からの情報信号の選択と、の少くとも一
方により、n個置きの放射線検出手段のゲートラインに
対応するパラレル・プロセッサに情報処理させる。これ
により短時間で情報を並列処理できる。本発明では、好
ましくは情報処理手段では、3次元画像の再構成領域を
体軸方向と平行にn個に分割して、それぞれの領域を1
個のプロセッサが再構成する。これにより、各パラレル
・プロセッサを均等に使用して短時間で情報を処理でき
る。
【0013】上記目的は、本発明にあっては、被検体に
対して放射線を出力する放射線出力手段と、放射線出力
手段に対して被検体を介して対向する位置に設けられ、
被検体を透過した放射線の強度分布を検出する放射線検
出手段と、放射線出力手段と放射線検出手段を一体的に
被検体の周りに周回させる回転駆動手段と、放射線検出
手段からの複数の方向に関する放射線の強度分布に基づ
いて被検体についての3次元画像を形成する情報処理手
段と、を有し、放射線出力手段は、X線を放出するX線
発生手段と、X線発生手段が放出したX線を被検体に対
して出力する範囲を限定するX線出力限定手段と、を備
え、放射線検出手段が、アモルファス・セレンと薄膜ト
ランジスタ(TFT)とからなる2次元半導体センサで
あることを特徴とする放射線診断装置により、達成され
る。
【0014】本発明では、放射線出力手段は、被検体に
対して放射線を出力する。放射線検出手段は、放射線出
力手段と被検体を介して対向する位置に設けられ、被検
体を透過した放射線の強度分布を検出する。回転駆動手
段は、放射線出力手段と放射線検出手段を一体的に被検
体の周りに周回させる。情報処理手段は、放射線検出手
段からの複数の方向に関する放射線の強度分布に基づい
て被検体についての3次元画像を形成する。放射線出力
手段のX線発生手段は、X線を放出し、X線出力限定手
段は、X線発生手段が放出したX線が被検体に対して出
力する範囲を限定する。放射線検出手段のアモルファス
・セレンがX線を受けて直接電気信号に変換し、アモル
ファス・シリコンで読み出しを行う。
【0015】これにより、従来のようなレンズ等を含む
光学系が不要であり、広範囲な領域に亘って歪みが少な
く分解能の高い3次元画像を得ることができる。しかも
X線出力限定手段により、X線発生手段が放出したX線
を被検体に対して出力する範囲を限定できるので、被検
体の必要な箇所に限定的にX線を照射して、この結果短
時間で必要な領域の分解能の高い3次元画像を得ること
ができる。本発明において、好ましくは2次元半導体セ
ンサは平板状、あるいは湾曲している。本発明において
は、好ましくは薄膜トランジスタ(Thin Film
Transistor)が、アモルファス・シリコン
またはポリ・シリコンあるいはCdSeである。本発明
において、好ましくは放射線検出手段の情報読み出し用
のゲートラインが、被検体の周りを周回させる回転軸に
直交する。
【0016】本発明において、好ましくは情報処理手段
では、X線出力限定手段によるX線が被検体に対して出
力する範囲を限定操作と、放射線検出手段からの情報信
号の選択と、の少なくとも一方により、情報読み出し用
の作動するゲートラインの本数を限定する。このように
することで、被検体の検査に必要な領域のみの情報信号
のみを用いることができるので、情報処理手段における
情報処理をより早く行うことができる。本発明におい
て、好ましくはX線出力限定手段は、X線の出力範囲を
限定するX線照射範囲を調節可能な調節手段を有する。
このようにすれば、患者の検査に必要な領域を自由に設
定することができる。
【0017】本発明において、好ましくは放射線検出手
段からの情報信号により、調節手段は被検体である患者
の体軸方向に対して放射線照射範囲を調整する。本発明
において、好ましくは情報処理手段は、n個(nは整
数)のパラレル・プロセッサを有し、コンボリューショ
ン・バックプロジェクション法により、3次元画像を形
成する。本発明において、好ましくは情報処理手段は、
n個(nは整数)のパラレル・プロセッサを有し、高速
フーリエ変換法により、3次元画像を形成する。
【0018】本発明において、好ましくは情報処理手段
は、被検体である患者の頭と足を結ぶ体軸方向又は体軸
方向に直交する方向に関する2次元画像を形成する。本
発明において、好ましくは情報処理手段は、n個(nは
整数)のパラレル・プロセッサを有し、各パラレル・プ
ロセッサは、放射線検出手段からの情報信号を順次分散
して処理する。これにより、情報処理手段における情報
信号の処理時間を短縮することができる。本発明では、
好ましくは情報処理手段では、X線出力限定手段による
X線が被検体に対して出力する範囲を限定する操作と、
放射線検出手段からの情報信号の選択と、の少くとも一
方により、n個置きの放射線検出手段のゲートラインに
対応するパラレル・プロセッサに情報処理させる。これ
により短時間で情報を並列処理できる。本発明では、好
ましくは情報処理手段では、3次元画像の再構成領域を
体軸方向と平行にn個に分割して、それぞれの領域を1
個のプロセッサが再構成する。これにより、各パラレル
・プロセッサを均等に使用して短時間で情報を処理でき
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0020】図1は、本発明の放射線診断装置の好まし
い実施の形態を示している。この放射線診断装置100
は、概略的には、放射線出力手段10、放射線検出手段
20、回転駆動手段10B、情報処理手段40等を有し
ている。放射線出力手段10は、放射線源としてのX線
源10AとX線出力限定手段14を有している。放射線
検出手段20は、放射線/光変換素子としての放射線/
光変換素子21と2次元半導体センサ22を有してい
る。放射線出力手段10のX線源10Aは、X線管球1
3、高電圧発生器12及び制御装置11を有している。
X線管球13は少なくとも2つのいわゆる焦点サイズを
有し、少なくとも2つの焦点サイズの1つを選択できる
ようになっている。高電圧発生器12は、制御装置11
の制御の基に高電圧を発生して、X線管球13はこの高
電圧により放射線、例えばX線を出力するX線管球13
に供給する。
【0021】X線出力限定手段14は、X線管球13と
放射線検出手段20の間に配置されており、X線管球1
3が発生するコーン状(円錐状)の放射線13Aの被検
体50に対する出力範囲を限定する放射線照射範囲を調
整できるようになっている。このX線出力限定手段14
は、図2に示すように例えば放射線を遮断できる調整手
段14Fを有する。この調整手段14Fは、第1部材1
4Aと第2部材14Bを有し、それぞれモータ14cに
よりX方向に沿ってお互いに近づけたりあるいは遠ざけ
たりすることができる。これにより、X線出力限定手段
14は放射線13Aを被検体50に通す領域を所定の大
きさに限定することができる。このX線出力限定手段1
4により限定できる放射線照射範囲は、少なくとも被検
体(例えば患者)50の頭部と足を結ぶ体軸方向50A
方向だけは限定できるようになっている。体軸方向50
Aの方向とX方向は平行である。
【0022】図1と図2のように、被検体50は、寝台
35の上に載置することができ、この寝台35は、X線
管球13と放射線検出手段20の間に位置されており、
しかもX線出力限定手段14と放射線検出手段20の間
に位置されている。X線出力限定手段14のモータ14
cは、照射野制御装置15によりその動作を制御でき
る。放射線検出手段20は、上述したようにX線/光変
換素子21と2次元半導体センサ22を有している。X
線/光変換素子21と2次元半導体センサ22は接して
おり、レンズ等を有する光学系はなく好ましくは密着し
ている。X線/光変換素子21は、2次元半導体センサ
22に比べてX線管球13側に位置しており、X線管球
13とX線出力限定手段14と放射線検出手段20は、
図1と図3の回転駆動手段31により、一体的に被検体
50と寝台35の周りを周回させることができる。
【0023】図2と図3に示すように、回転駆動手段3
1は、X線管球13とX線出力限定手段14と放射線検
出手段20を支持しながら、矢印R方向に所定角度毎回
転したりあるいは連続回転することも可能である。X線
管球13と放射線検出手段20は、被検体50をほぼ中
心として対向する位置に配置されている。図1のX線管
球13が放出した放射線13Aは、必要によりX線出力
限定手段14を通ることでその照射範囲が限定された後
に、被検体50を透過して放射線検出手段20のX線/
光変換素子21に入射する。X線/光変換素子21は、
このように受けたX線を可視光に変換する。そしてX線
/光変換素子21からの可視光は、2次元半導体センサ
22において電気信号に変換される。2次元半導体セン
サ22からの情報信号ISは、データ読み出し制御部2
3からの制御信号CSに基づいて、情報処理手段のA/
D変換部(アナログ/デジタル変換部)41に供給でき
る。
【0024】X線/光変換素子21は、例えば希土類元
素を含む蛍光体あるいは柱状Csl蛍光体から構成され
たもので、ピクセルがマトリックス状に配置されてい
る。2次元半導体センサ22は、好ましくはアモルファ
スセレンとアモルファスシリコンから構成されたもの
で、ピクセルがマトリックス状に配置され、X線/光変
換素子21のピクセルに対応している。図1の例では、
2次元半導体センサ22とX線/光変換素子21は、平
板状であり互いに密着している。従って、X線/光変換
素子21からの可視光は、2次元半導体センサ22に対
して直接入力して電気信号に変換される。従って従来の
ようなレンズ等を含む光学系によりX線/光変換素子2
1と2次元半導体センサ22の間が大きく開いているよ
うなことがない。図4は、このような平板状の積層型の
放射線検出手段20の例を示している。
【0025】図1の駆動装置30は、上述した回転駆動
手段31とコントローラ37、焦点サイズ切換器34、
管球駆動装置33、寝台駆動部36等を有している。コ
ントローラ37は、回転駆動手段31、寝台駆動部3
6、焦点サイズ切換器34、管球駆動装置33の動作を
制御する。回転駆動手段31が、X線管球13と放射線
検出手段20を一体的に図3のようにR方向に回転した
場合には、回転角度検出器32がその回転角度を検出で
きるようになっており、回転角度検出器32はその検出
信号をCPU(中央処理装置)43に供給する。管球駆
動装置33は、X線管球13と放射線検出手段20の距
離を変えることができる。すなわちX線管球13をY方
向(X方向と直交する垂直方向)に移動して位置決めす
ることができる。焦点サイズ切換器34は、X線管球1
3の焦点サイズをたとえば2段階に切り換えて選択する
ことができる。
【0026】寝台駆動装置36は、寝台35を、体軸方
向50A方向に沿って移動して位置決めすることができ
る。この放射線診断装置では、X線管球13からのX線
を被検体50に照射して得られるX線透過像をX線/光
変換素子21で可視光の像(光学的像)に変換し、この
光学的像を2次元半導体センサ22と、データ読み出し
制御部23とで効率良く電気信号に変換すると共に、以
上の動作を、回転駆動装置31によりX線管球13と2
次元センサ20を一体として被検体50を周回させる間
に、所定の回転角度毎、すなわち所定の周期で繰り返
し、得られる複数方向の2次元画像に基づいて、3次元
画像を形成するようになっている。
【0027】具体的には、制御装置11は、所定の管電
圧及び管電流を短い時間であって所定の周期(以下パル
ス的という)でX線管球13に印加するように高電圧発
生器12を制御する。例えば、制御装置11は、被検体
50である患者の頭と足を結ぶ体軸方向50Aに直交す
る面においてX線管球13と2次元センサ20が図3の
R方向に沿って一体となって(180+α)度回転(α
は所謂ファン(fan)角度であり、以下単にX線管球
13が半回転という)する間に、X線照射回数が120
回以上となるように高電圧発生器12を制御する。そし
て、X線管球13からのX線は寝台35に載置された被
検体50を透過し、この結果、X線/光変換素子21に
は、被検体50内部のX線吸収係数μの差異による強度
分布を有するX線が入射される。なお、X線管球13の
回転角度は、例えば1回転(360+α度)としてもよ
い。更には、制御装置11は、所定の管電圧及び管電流
を所定の長い時間に亘って(以下連続的という)X線管
球13に印加するように高電圧発生器12を制御し、所
定のタイミングでデータを収集してもよい。連続的にX
線を照射した方がスキャンの高速化には適している。
【0028】以降は、パルス的にX線を照射した場合を
例にして説明する。図1のX線/光変換素子21は、X
線阻止能力に優れた希土類元素を含む蛍光体、例えばG
d202S:Tb、Gd202S:Eu、柱状Csl等
からなると共に、その形状が例えば胸部全体をカバーで
きる平面状のものであり、X線を可視光に変換する。X
線/光変換素子21からの可視光は、2次元半導体セン
サ22と、データ読み出し制御部23とで効率良く電気
信号に変換され、該電気信号は、情報処理手段40に供
給される。
【0029】情報処理手段(装置)40は、例えば上述
の図1に示すように、A/D変換器41と、外部記憶装
置42と、中央演算装置(以下CPUという)43と、
画像再構成ユニット44と、画像処理装置45と、ディ
スプレイモニタ46とから構成される。A/D変換器4
1は、上記半導体センサ22からの電気信号をディジタ
ル信号に変換する。外部記憶装置42は、A/D変換器
41からのディジタル電気信号を記憶する。CPU43
は、回転角度検出器32からの回転角度情報に基づい
て、A/D変換器41からのディジタル信号の取り込み
等を制御する。画像再構成ユニット44は、上記外部記
憶装置42から読み出されたディジタル信号に前処理を
施すと共に、前処理されたディジタル信号、すなわち複
数方向の2次元画像に基づいて3次元画像を形成する。
画像処理装置45は、画像再構成ユニット44からの3
次元画像に必要に応じて輪郭抽出等の画像処理を施す。
ディスプレイモニタ46は、画像処理装置45からの3
次元画像データに基づいた画像を表示すると共に、画面
上の位置等が指定可能である。
【0030】A/D変換器41は、上記半導体センサ2
2からの電気信号をディジタル信号に変換し、得られる
ディジタル信号はCPU43の制御のもとに外部記憶装
置42に記憶される。具体的には、回転角度検出器32
は、X線管球13と2次元センサ20が一体となってR
方向に沿って被検体50を周回するときの回転角度を検
出し、CPU43は、この回転角度情報に基づき、上述
したX線管球13のパルス的な照射に同期してディジタ
ル信号を収集し、収集したディジタル信号を外部記憶装
置42に記憶するように制御を行う。すなわち、被検体
50に照射するX線をパルス的にすることにより、連続
的に照射する場合と比較して、被検体50の無駄な被曝
を防ぐことができると共に、例えば、照射時間が短いの
で、X線の照射強度を高めることができ、所謂S/N
(Signal to Noiseratio)を改善
することができる。なお、ディジタル信号を外部記憶装
置42に記憶する代わりに、たとえば情報処理手段40
の画像再構成ユニット44の内部メモリに記憶するよう
にしてもよい。
【0031】このようにして、外部記憶装置42に記憶
された複数方向(例えば120以上の方向)のディジタ
ル信号は、再びCPU43の制御のもとに読み出され
て、画像再構成ユニット44に供給される。画像再構成
ユニット44は、読み出されたディジタル信号に幾何的
な歪みを補正する幾何歪補正、感度補正、ディジタル信
号をX線吸収データに変換する等の前処理を施し、得ら
れる複数方向のX線吸収データを用いて、例えば所謂コ
ンボリューション・バックプロジェクション法や高速フ
ーリエ変換(FFT)法により、複数の断層面の像(3
次元画像データ)を形成し、この3次元画像データを画
像処理装置45に供給する。
【0032】具体的には、例えば図8は画像再構成ユニ
ット44の具体的な動作をフローチャートとして示して
いる。図8のステップST1において、画像再構成ユニ
ット44は、操作者が3次元画像データを投影した領域
の全領域にわたって画像形成するように操作を行ったか
を判断し、これに該当するときはステップST3に進
み、該当しないときはステップST2に進む。ステップ
ST2において、図1の画像再構成ユニット44は、ス
テップST1において指定された領域における図1の被
検体50の断層面が被検体50の体軸方向50Aの断層
面か、体軸方向50Aに直交する方向50Bの断層面か
を判断し、体軸方向50Aの断層面のときはステップS
T5に進み、体軸に直交する方向50Bのときはステッ
プST4に進む。
【0033】図8のステップST3において、画像再構
成ユニット44は、3次元画像データを形成する領域を
全領域(体軸方向50Aと直交する方向50Bの両方の
断層面)としてステップST11に進む。ステップST
4において、画像再構成ユニット44は、3次元画像デ
ータを形成する領域を指定領域(直交する方向50Bの
断層面)としてステップST11に進む。また、ステッ
プST5において、画像再構成ユニット44は、3次元
画像データを形成する領域を指定領域(体軸方向50A
の断層面)としてステップST21に進む。ステップS
T11において、画像再構成ユニット44は、内蔵する
メモリの3次元画像データを記憶するための再構成領域
を初期化、例えば値を0とし、ステップST12に進
む。
【0034】ステップST12において、X線の強度は
被検体50の中心部が強く、周辺部が弱くなることか
ら、画像再構成ユニット44は、予め測定したX線強度
分布に基づいて、位置によるバラツキを補正する。すな
わち、例えば、予め測定した最大強度分布、最小強度分
布をそれぞれM(x,y)、B(x,y)とし、収集さ
れた回転角度dにおけるディジタル信号をid(x,
y)とすると、画像再構成ユニット44は、下記式
(1)により補正後のディジタル信号Id(x,y)を
求め、ステップST13に進む。 Id(x,y)=(id(x,y)−B(x,y))/(M(x,y)−B(x ,y)) ・・・式(1)
【0035】ステップST13において、X線は吸収体
内を通過すると指数関数で強度が低下することから、画
像再構成ユニット44は、補正後のディジタル信号Id
(x,y)から吸収係数(X線吸収データ)Pd(x,
y)を例えば下記式(2)により求め、ステップST1
4に進む。なお、Hは任意の係数であり、その値は例え
ば1000である。 Pd(x,y)=H−(H/LogH)×Log(H×Id(x,y)) ・・・式(2) ステップST14において、画像再構成ユニット44
は、X線吸収データPd(x,y)と補正関数(例えば
SheppとLoganの補正関数)のコンボリューシ
ョン(重畳積分)を行い、投影データを生成した後、ス
テップST15に進む。
【0036】ステップST15において、画像再構成ユ
ニット44は、ステップST11において初期化した再
構成領域に投影データを累積的に記憶し、ステップST
16に進む。ステップST16において、画像再構成ユ
ニット44は、全方向の投影データを累積的に記憶した
かを判断し、該当するときはステップST17に進み、
該当しないときはステップST12に戻る。
【0037】すなわち、ステップST12〜ステップS
T16のループにおいて、例えば3次元構成となってい
る再構成領域の各画素位置に、各方向からの投影データ
を逆投影(バックプロジェクション)して順次累積す
る。この結果、再構成領域には3次元の吸収係数画像が
形成される。ところで、画像再構成ユニット44は、ス
テップST3を介してこのループを実行したときは、全
領域にわたって吸収係数画像を形成するが、ステップS
T4を介してこのループを実行すると、指定された領
域、例えば体軸方向50Aに直交する方向50Bの1枚
あるいは複数枚の断層面の吸収係数画像を形成する。
【0038】ステップST17において、画像再構成ユ
ニット44は、再構成領域に形成ささた吸収係数画像の
各画素の値を、予め測定されている空気及び水の吸収係
数値で校正して、所謂CT(Computer Tom
ography)ナンバ値に変換する。これにより、画
像再構成ユニット44は、CTナンバ値からなる3次元
画像データ(複数の断層面の像)を形成する。ところ
で、バックプロジェクション法により3次元画像データ
を形成するには、多くの演算が必要であり(時間がかか
り)、この放射線診断装置では、バックプロジェクショ
ン法により、全領域における3次元画像データを形成す
る前に、上述したように所望の領域を指定し、この領域
における1枚あるいは複数枚の断層面の像であって、C
Tナンバからなる2次元画像データ(体軸に直交する断
層面の像)を形成し、後述するようにこの2次元画像デ
ータに基づいた画像をディスプレイモニタ46に表示す
ることができ、操作者は表示された画像を観察して、収
集した画像データの良否、例えばノイズ等の影響の有無
を短時間で確認することができる。換言すると、例えば
雑音が多く、再度ディジタル信号の収集が必要か否か
を、患者を待たせることなく判断することができる。
【0039】一方、図8のステップST21において、
画像再構成ユニット44は、再構成領域を初期化して、
ステップST22に進む。ステップST22において、
画像再構成ユニット44は、上記式(1)により補正後
のディジタル信号Id(x,y)を求め、ステップST
23に進む。ステップST23において、画像再構成ユ
ニット44は、補正後のディジタル信号Id(x,y)
からX線吸収データPd(x,y)を上記式(2)によ
り求め、ステップST24に進む。ステップST24に
おいて、画像再構成ユニット44は、X線吸収データP
d(x,y)と補正関数のコンボリューションを行い、
投影データを生成した後、ステップST25に進む。
【0040】ステップST25において、画像再構成ユ
ニット44は、全周にわたって投影データを生成したか
を判断し、該当するときはステップST26に進み、該
当しないときはステップST22に戻る。ステップST
26において、画像再構成ユニット44は、再構成領域
におけるステップST5で指定した指定領域の各画素位
置に、各方向からの投影データをバックプロジェクショ
ンして順次累積し、ステップST27に進む。この結
果、再構成領域には、体軸方向における1枚あるいは複
数枚の2次元の吸収係数画像が形成される。すなわち、
全領域に対してはバックプロジェクションを行っていな
いので、短時間に2次元の吸収係数画像を得ることがで
きる。
【0041】ステップST27において、画像再構成ユ
ニット44は、再構成領域に形成された吸収係数画像の
各画素の値を、CTナンバ値に変換する。かくして、画
像再構成ユニット44は、CTナンバ値からなる1枚あ
るいは複数枚の2次元画像データ(体軸方向における断
層面の像)を形成する。そして、この2次元画像データ
はディスプレイモニタ46に表示され、操作者は表示さ
れた画像を観察して、収集した画像データの良否を判断
する。すなわち、上述した体軸に直交する方向50Bに
ついての断層面の像を得る場合と同様に、体軸方向50
Aに関する断層像の画像データの良否判断を、バックプ
ロジェクションを全領域において実行することなく、短
時間で行うことができる。なお、例えば、画像再構成ユ
ニット44を用いる代わりに、CPU43で上述の処理
を行うようにしてもよい。
【0042】図1の画像処理装置45は、3次元画像デ
ータに必要に応じて輪郭抽出等の画像処理を施して、デ
ィスプレイモニタ46に供給する。ディスプレイモニタ
46は、3次元画像データあるいは輪郭抽出等の画像処
理が施された3次元画像データに基づいた3次元画像を
表示する。また、ディスプレイモニタ46は、必要に応
じて画像処理装置45から供給される体軸方向50Aあ
るいは体軸に直交する方向50Bの2次元画像データに
基づいた2次元画像を表示する。すなわち、従来の装置
が上述したように128枚の断層面の像を得るのに64
0秒を要していたのに、この放射線診断装置では、X線
管球13を半回転あるいは1回転する間に、図1の半導
体センサ22の水平あるいは垂直方向の分解能に対応す
る多断層面の像を得ることができる。換言すると、この
放射線診断装置では、分解能が高い3次元画像を短時間
に得ることができる。したがって、この放射線診断装置
は、患者を対象とする臨床装置として実用に適し、ま
た、X線被曝量を従来の装置に比して大幅に削減するこ
とができる。また、2次元センサ20を上述したように
大きな平面状のものとすることにより、広範囲であって
歪みが少ない3次元画像を得ることができる。さらに、
この放射線診断装置では、上述のようにX線イメージイ
ンテンシファイアを用いていないので、振動や地磁気の
影響を受けない。
【0043】図5は、2次元半導体センサ22の構成例
を示しており、2次元半導体センサ22は多数のマトリ
ックス状に配置されたピクセル22Pを有している。こ
れらのピクセル22Pに対応して図5においては複数の
ゲートラインGLと、複数のデータラインDLが、交差
して形成されている。ゲートラインGLは体軸方向50
Aと直交しており(かつ体軸と直交する方向50Bと平
行)、データラインDLは体軸方向50Aと平行であ
る。このようなゲートラインGLの駆動範囲が、図1の
X線管球13から照射される放射線13Aの照射野の大
きさにより調整することにより、その照射野に対応する
ピクセル22Pから情報信号を取り出すことができる。
【0044】図6は、図5の半導体センサ22における
多数のゲートラインGLに対応して複数のパラレル・プ
ロセッサPC(たとえば図示例ではPC1〜PC4)が
接続された例を示している。各プロセッサPCは、図1
のデータ読み出し制御部23を構成しており、複数のプ
ロセッサは、n(n:整数)本おきに各ゲートラインG
Lの処理を行うことができる。例えばゲートラインGL
1は、プロセッサPC1に接続され、次のゲートライン
GL2はプロセッサPC2に接続され、ゲートラインG
L3はさらに次のプロセッサPC3に接続され、ゲート
ラインGL4はプロセッサPC4に接続されている。こ
のようにして順次ゲートラインがプロセッサに接続され
ている。各プロセッサPC1〜PC4は、A/D変換器
41に接続されて、データ読み出し制御部23からの指
令に基づいて、A/D変換器41側に情報信号を送るこ
とができる。図6においては、一例として4つのパラレ
ル・プロセッサPC1〜PC4を用いているが、これに
限らずより多くのプロセッサを用意すればさらにゲート
ラインGLにおける情報信号の処理速度を上げることが
できる。
【0045】図7は、例えば図6に示すプロセッサPC
1〜PC4から得られる情報信号IS1〜IS4等に基
づいて、図1の画像再構成ユニット44が処理する3次
元画像の再構成ボリュームの例を示している。この画像
の再構成範囲は、図1のX線出力限定手段14と、2次
元半導体センサ22から選択された情報信号のいずれか
一方により限定することができる。
【0046】つぎに、上述した図1の駆動装置30の動
作について説明する。図1の放射線診断装置では、半導
体センサ22からの電気信号を直接ディスプレイモニタ
46に供給し、すなわち従来の技術で述べたX線テレビ
ジョン装置と同様な使用状態においてディスプレイモニ
タ46に表示された画像を観察し、関心がある領域又は
病巣が画面の略中央に位置するように被検体50を移動
したり、被検体50の大きさに応じて所謂拡大率を変え
ることができるようになっている。
【0047】具体的には、ディスプレイモニタ46は、
画面上の位置や領域を指定することができる例えば図1
の所謂ポインティングデバイスの一例としてライトペン
46Lを具備したものである。例えば、操作者がライト
ペン46Lを用いてディスプレイモニタ46の画面上で
関心がある箇所を指示(マーク)すると、コントローラ
37は、ディスプレイモニタ46からのマークされた位
置を示す位置情報に基づいて、マークされた位置が画面
の略中央に位置するための移動量を求め、この移動量を
示す制御信号を寝台駆動装置36に供給する。寝台駆動
装置36は、この制御信号に基づいて寝台35を被検体
50の体軸方向50Aに駆動する。その後、上述したよ
うに複数方向の2次元画像に基づいて3次元画像を形成
することにより、ディスプレイモニタ46には、関心が
ある領域又は病巣の3次元画像が画面の略中央に位置す
るように描出できる。なお、画面上の位置等を指示する
ポインティングデバイスとしては、上述のライトペン以
外に、所謂マウス、ジョイスッティック、タブレット等
を採用できる。
【0048】また、例えば、ディスプレイモニタ46に
おける再構成画像の拡大率は、X線管球13と被検体5
0の距離と、X線管球13とX線/光変換素子21の距
離との比に基づくことから、コントローラ37は、ディ
スプレイモニタ46からの画面に表示されている被検体
50の像のプロファイル(輪郭)情報に基づいて、表示
されている被検体50の像が所望の大きさ、例えば画面
の75%以上を占めるX線管球13とX線/光変換素子
21間の距離を求め、この距離を示す制御信号を管球駆
動装置33に供給する。管球駆動装置33は、この制御
信号に基づいてX線管球13を駆動する。このとき、コ
ントローラ37は、X線管球13とX線/光変換素子2
1間の距離に応じて最適な焦点サイズを求め、焦点サイ
ズを選択するための制御信号を焦点サイズ切換器34に
供給する。焦点サイズ切換器34は、この制御信号に基
づいてX線管球13の焦点サイズを切り換える。その
後、上述したように複数方向からの2次元画像に基づい
て3次元画像を形成することにより、ディスプレイモニ
タ46には、被検体50の3次元画像が、所望の大き
さ、例えば画面の75%以上となるように表示される。
換言すると、X線を有効利用できると共に、分解能を高
めることができる。
【0049】以上の説明でも明らかなように、本発明に
係る放射線診断装置では、放射線、例えばX線を被検体
に照射し、被検体を透過したX線の強度分布を検出する
と共に、放射線出力手段と2次元放射線検出手段を一体
として被検体を周回させ、複数方向の放射線の強度分布
に基づいて、3次元画像を形成することにより、分解能
が高い3次元画像を短時間に得ることができる。換言す
ると、この放射線診断装置は、患者を対象とする臨床装
置として実用に適し、また、X線被曝量を従来の装置に
比して大幅に削減することができる。さらに、X線/光
変換素子の形状は大きな平面状のものとすることがで
き、広範囲であって歪みの少ない3次元画像を得ること
ができる。
【0050】X線/光変換素子を希土類元素を含む蛍光
体とか柱状Csl蛍光体にすることにより、この蛍光体
を透過するX線を阻止することができ、半導体センサの
故障を未然に防ぐことができる。放射線出力手段と2次
元放射線検出手段間の距離を変化させ、またこのとき、
放射線出力手段と2次元放射線検出手段間の距離に応じ
て焦点サイズを切り換えることにより、所望の大きさの
3次元画像を得ることができる。換言すると、X線を有
効利用できると共に、分解能を高めることができる。
【0051】被検体である患者を載置する寝台と、寝台
を患者の体軸方向に移動する寝台駆動手段と、放射線出
力手段からの放射線の強度分布に基づいた画像を表示す
る表示手段と、寝台駆動手段を制御する制御手段とを備
え、表示手段に表示される被検体の像のプロファイルに
基づいて、制御手段によって関心領域が表示手段の画面
の略中央に位置するように寝台駆動手段を制御すること
により、関心領域又は病巣の3次元画像を画面の略中央
に位置するように表示することができる。被検体である
患者の体軸方向又は体軸方向に直交する方向の2次元画
像を、コンボリューション・バックプロジェクション法
によって3次元画像を形成する前に形成することによ
り、2次元放射線検出手段で検出した複数方向の放射線
の強度分布が有効か否かを予め判断することができる。
【0052】本発明では、好ましくは情報処理手段で
は、放射線出力限定手段による放射線線が被検体に対し
て出力する範囲を限定する操作と、放射線検出手段から
の情報信号の選択と、の少くとも一方により、n個置き
の放射線検出手段のゲートラインに対応するパラレル・
プロセッサに情報処理させることができる。これにより
短時間で情報を並列処理できる。本発明では、好ましく
は情報処理手段では、3次元画像の再構成領域を体軸方
向と平行にn個に分割して、それぞれの領域を1個のプ
ロセッサが再構成することができる。これにより、各パ
ラレル・プロセッサを均等に使用して短時間で情報を処
理できる。
【0053】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではない。図1の実施の形態では、放射線検出
手段20は、平板状に構成されているが、これに限らず
図9に示すように放射線検出手段20のX線/光変換素
子21と半導体センサ22は湾曲して形成することもで
きる。この湾曲方向は体軸方向50Aに対して直交する
方向50Bに関して湾曲させることができる。このよう
にすれば、より精度の高い放射線診断を行うことができ
る。
【0054】また、図1に示す放射線検出手段20は、
X線/光変換手段21と2次元半導体センサ22を有し
ているが、これに限らない。放射線検出手段20として
は、X線/光変換手段21は用いずに、たとえば図10
に示すようにアモルファス・セレンと薄膜トランジスタ
(TFT:Thin Film Transisto
r)からなる2次元半導体センサを用いることもでき
る。これにより、放射線検出手段20のアモルファス・
セレンがX線を受けて直接電気信号に変換し、薄膜トラ
ンジスタで読み出しを行う。すなわち図11に示すよう
にアモルファス・セレンがX線の強度に応じた電荷量に
変換し、薄膜トランジスタがその電荷量に応じて情報信
号ISとする。薄膜トランジスタとしては、アモルファ
ス・シリコンまたはポリ・シリコンあるいはCdSeを
採用できる。
【0055】したがって従来のようなレンズ等を含む光
学系が不要であり、広範囲な領域に亘って歪みが少なく
分解能の高い3次元画像を得ることができる。しかもX
線出力限定手段により、X線発生手段が放出したX線を
被検体の少くとも体軸方向に対して出力する範囲を限定
できるので、被検体の必要な箇所に限定的にX線を照射
して、この結果短時間で必要な領域の分解能の高い3次
元画像を得ることができる。図10の2次元半導体セン
サ122は平面状であっても湾曲していてもよい。図1
0の放射線診断装置100のその他の要素は図1のもの
と同様であり、その説明を援用する。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
広範囲な領域にわたって、歪みが少なく、分解能の高い
3次元画像を短時間で得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放射線診断装置の好ましい実施の形態
を示すシステム構成図。
【図2】図1の放射線診断装置におけるX線管球、放射
線出力限定手段、寝台及び放射線検出手段を示す斜視
図。
【図3】X線管球と放射線検出手段及びその回転駆動手
段の一例を示す図。
【図4】放射線検出手段の一例を示す斜視図。
【図5】放射線検出手段の2次元半導体センサの動作範
囲の最適化を示す図。
【図6】重畳積分範囲の最適化を示す図。
【図7】逆投影範囲の最適化を示す図。
【図8】本発明の放射線診断装置の画像再構成ユニット
の具体的な動作を説明するフローチャート。
【図9】放射線検出手段の別の実施の形態を示す図。
【図10】本発明の放射線診断装置の他の例を示す図。
【図11】図14における2次元半導体センサの働きを
示す図。
【符号の説明】
10・・・放射線出力手段、10A・・・X線源(X線
発生手段)、13・・・X線管球、14・・・放射線出
力限定手段、20・・・放射線検出手段、21・・・X
線/光変換素子、22・・・2次元半導体センサ、30
・・・駆動装置、31・・・回転駆動手段、40・・・
情報処理手段、50・・・被検体、50A・・・体軸方
向、100・・・放射線診断装置

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に対して放射線を出力する放射線
    出力手段と、 放射線出力手段に対して被検体を介して対向する位置に
    設けられ、被検体を透過した放射線の強度分布を検出す
    る放射線検出手段と、 放射線出力手段と放射線検出手段を一体的に被検体の周
    りに周回させる回転駆動手段と、 放射線検出手段からの複数の方向に関する放射線の強度
    分布に基づいて被検体についての3次元画像を形成する
    情報処理手段と、を有し、 放射線出力手段は、X線を放出するX線発生手段と、X
    線発生手段が放出したX線を被検体に対して出力する範
    囲を限定するX線出力限定手段と、を備え、 放射線検出手段は、X線を可視光に変換するX線/光変
    換素子と、X線/光変換素子からの光信号を電気信号に
    変換するアモルファス・シリコンからなる2次元半導体
    センサであり、 X線/光変換素子と2次元半導体センサが接しているこ
    とを特徴とする放射線診断装置。
  2. 【請求項2】 2次元半導体センサは平板状である請求
    項1に記載の放射線診断装置。
  3. 【請求項3】 2次元半導体センサは湾曲している請求
    項1に記載の放射線診断装置。
  4. 【請求項4】 X線/光変換素子は、希土類元素を含む
    蛍光体からなる請求項1に記載の放射線診断装置。
  5. 【請求項5】 X線/光変換素子は、柱状Csl蛍光体
    からなる請求項1に記載の放射線診断装置。
  6. 【請求項6】 2次元放射線検出手段の情報読み出し用
    のゲートラインが、被検体の周りを周回させる回転軸に
    直交する請求項1に記載の放射線診断装置。
  7. 【請求項7】 情報処理手段では、X線出力限定手段に
    よる放射線が被検体に対して出力する範囲を限定する操
    作と、放射線検出手段からの情報信号の選択と、の少な
    くとも一方により、情報読み出し用の作動するゲートラ
    インの本数を限定する請求項6に記載の放射線診断装
    置。
  8. 【請求項8】 X線出力限定手段は、X線の出力範囲を
    限定するX線照射範囲を調節可能な調節手段を有する請
    求項1に記載の放射線診断装置。
  9. 【請求項9】 放射線検出手段からの情報信号により、
    調節手段は被検体である患者の体軸方向に対してX線照
    射範囲を調整する請求項8に記載の放射線診断装置。
  10. 【請求項10】 情報処理手段は、n個(nは整数)の
    パラレル・プロセッサを有し、コンボリューション・バ
    ックプロジェクション法(逆投影法)により、3次元画
    像を形成する請求項1に記載の放射線診断装置。
  11. 【請求項11】 情報処理手段は、n個(nは整数)の
    パラレル・プロセッサを有し、高速フーリエ変換法によ
    り、3次元画像を形成する請求項1に記載の放射線診断
    装置。
  12. 【請求項12】 情報処理手段は、被検体である患者の
    頭と足を結ぶ体軸方向又は体軸方向に直交する方向に関
    する2次元画像を形成する請求項1に記載の放射線診断
    装置。
  13. 【請求項13】 情報処理手段では、n個(nは整数)
    のパラレル・プロセッサを有し、各パラレル・プロセッ
    サは、放射線検出手段からの情報信号を順次分散して処
    理する請求項10に記載の放射線診断装置。
  14. 【請求項14】 情報処理手段では、放射線出力限定手
    段による放射線が被検体に対して出力する範囲を限定す
    る操作と、放射線検出手段からの情報信号の選択と、の
    少くとも一方により、n個置きの放射線検出手段のゲー
    トラインに対応するパラレル・プロセッサに情報処理さ
    せる請求項13に記載の放射線診断装置。
  15. 【請求項15】 情報処理手段では、3次元画像の再構
    成領域を体軸方向と平行にn個に分割して、それぞれの
    領域を1個のプロセッサが再構成する請求項13に記載
    の放射線診断装置。
  16. 【請求項16】 被検体に対して放射線を出力する放射
    線出力手段と、 放射線出力手段に対して被検体を介して対向する位置に
    設けられ、被検体を透過した放射線の強度分布を検出す
    る放射線検出手段と、 放射線出力手段と放射線検出手段を一体的に被検体の周
    りに周回させる回転駆動手段と、 放射線検出手段からの複数の方向に関する放射線の強度
    分布に基づいて被検体についての3次元画像を形成する
    情報処理手段と、を有し、 放射線出力手段は、X線を放出するX線発生手段と、X
    線発生手段が放出したX線を被検体に対して出力する範
    囲を限定するX線出力限定手段と、を備え、 放射線検出手段が、アモルファス・セレンと薄膜トラン
    ジスタ(TFT)とからなる2次元半導体センサである
    ことを特徴とする放射線診断装置。
  17. 【請求項17】 2次元半導体センサは、平板状である
    請求項16に記載の放射線診断装置。
  18. 【請求項18】 2次元半導体センサは湾曲している請
    求項16に記載の放射線診断装置。
  19. 【請求項19】 薄膜トランジスタ(TFT)がアモル
    ファス・シリコンである請求項16に記載の放射線診断
    装置。
  20. 【請求項20】 薄膜トランジスタ(TFT)がポリ・
    シリコンである請求項16に記載の放射線診断装置。
  21. 【請求項21】 薄膜トランジスタ(TFT)がCdS
    eである請求項16に記載の放射線診断装置。
  22. 【請求項22】 2次元放射線検出手段の情報読み出し
    用のゲートラインが、被検体の周りを周回させる回転軸
    に直交する請求項16に記載の放射線診断装置。
  23. 【請求項23】 情報処理手段では、X線出力限定手段
    による放射線が被検体に対して出力する範囲を限定する
    操作と、放射線検出手段からの情報信号の選択と、の少
    なくとも一方により、情報読み出し用の作動するゲート
    ラインの本数を限定する請求項22に記載の放射線診断
    装置。
  24. 【請求項24】 X線出力限定手段は、X線の出力範囲
    を限定するX線照射範囲を調節可能な調節手段を有する
    請求項16に記載の放射線診断装置。
  25. 【請求項25】 放射線検出手段からの情報信号によ
    り、調節手段は被検体である患者の体軸方向に対してX
    線照射範囲を調整する請求項24に記載の放射線診断装
    置。
  26. 【請求項26】 情報処理手段は、n個(nは整数)の
    パラレル・プロセッサを有し、コンボリューション・バ
    ックプロジェクション法(逆投影法)により、3次元画
    像を形成する請求項16に記載の放射線診断装置。
  27. 【請求項27】 情報処理手段は、n個(nは整数)の
    パラレル・プロセッサを有し、高速フーリエ変換法によ
    り、3次元画像を形成する請求項16に記載の放射線診
    断装置。
  28. 【請求項28】 情報処理手段は、被検体である患者の
    頭と足を結ぶ体軸方向又は体軸方向に直交する方向に関
    する2次元画像を形成する請求項16に記載の放射線診
    断装置。
  29. 【請求項29】 情報処理手段では、n個(nは整数)
    のパラレル・プロセッサを有し、各パラレル・プロセッ
    サは、放射線検出手段からの情報信号を順次分散して処
    理する請求項26に記載の放射線診断装置。
  30. 【請求項30】 情報処理手段では、放射線出力限定手
    段による放射線が被検体に対して出力する範囲を限定す
    る操作と、放射線検出手段からの情報信号の選択と、の
    少くとも一方により、n個置きの放射線検出手段のゲー
    トラインに対応するパラレル・プロセッサに情報処理さ
    せる請求項29に記載の放射線診断装置。
  31. 【請求項31】 情報処理手段では、3次元画像の再構
    成領域を体軸方向と平行にn個に分割して、それぞれの
    領域を1個のプロセッサが再構成する請求項29に記載
    の放射線診断装置。
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