JPH11346756A - 微小検体分離用セルプレート - Google Patents

微小検体分離用セルプレート

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JPH11346756A
JPH11346756A JP16010398A JP16010398A JPH11346756A JP H11346756 A JPH11346756 A JP H11346756A JP 16010398 A JP16010398 A JP 16010398A JP 16010398 A JP16010398 A JP 16010398A JP H11346756 A JPH11346756 A JP H11346756A
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carrier liquid
microspecimen
flow path
cell
cell plate
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JP16010398A
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Yuko Morito
戸 祐 幸 森
Shuji Kano
野 修 司 鹿
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Moritex Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M47/00Means for after-treatment of the produced biomass or of the fermentation or metabolic products, e.g. storage of biomass
    • C12M47/02Separating microorganisms from the culture medium; Concentration of biomass
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M23/00Constructional details, e.g. recesses, hinges
    • C12M23/02Form or structure of the vessel
    • C12M23/16Microfluidic devices; Capillary tubes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M33/00Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus
    • C12M33/12Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus by pressure

Abstract

(57)【要約】 【課題】 微小検体群から一の微小検体を分離した後、
これを搬送するキャリア液を滴下させて微小検体を培養
させる場合に、微小検体の含まれていない液滴を培養す
る無駄を減少させる。 【解決手段】 合流点(P) で微小検体摘出流路(4B)に合
流される一対のキャリア液供給流路(4R, 4L)の間に、混
合液セル(5) 内で捕捉した一の微小検体を前記合流点
(P) まで導出する誘導路(6) を形成した。微小検体が合
流点(P) まで移送されると、左右から合流するキャリア
液に案内されて、その流れの中央に導かれる。この中央
の流れは平均流速の約2倍であり、合流点(P) から微小
検体摘出流路(4B)を通りキャリア液を外部へ滴下させる
チューブの先端まで、例えば3.8 滴分の体積の滅菌水が
ある場合、微小検体を合流点(P) で放した時点から数え
てその半分の2滴目に滴下される液滴中に、かなり高い
確率で一の微小検体が存在することが実験的にも確認さ
れた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顕微鏡の視野下で
媒質液に分散浮遊している生物粒子(微生物),非生物
粒子(DNAを付着させた非生物粒子を含む)などの微
小検体群から、任意の一の微小検体を選択的に捕捉し
て、これを他の微小検体群から分離する微小検体分離用
セルプレートに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、微小検体となる大腸菌は遺伝子
操作を行うために頻繁に使用されるが、この場合に、所
定の媒質液中に分散させて遺伝子操作を行った後、媒質
液中に分散する大腸菌をマイクロピペット等で吸入し、
これを培養槽に移植して培養し、大量のDNAを複製さ
せるようにしている。しかし、大腸菌をマイクロピペッ
トで吸入するときには同時に複数の大腸菌を吸入してし
まうことが多く、その吸入した大腸菌の全てが遺伝子操
作されているわけではなく、固体差により、遺伝子操作
されたものとそうでないものが含まれている。したがっ
て、培養された大腸菌は遺伝子操作されたものとされな
いものが混合した状態になり、遺伝子操作されたものの
収率が低い。このとき、1個の大腸菌から培養すること
ができればこれを純粋培養することができるので、その
大腸菌が遺伝子操作されていれば、遺伝子操作された大
腸菌だけを収率100%で得ることが可能になる。
【0003】 しかしながら、微生物や微粒子などの微
小検体を光学顕微鏡の視野下で一つだけ取り出す場合
に、その大きさがある程度大きければ問題ないが、大腸
菌のようにあまりにも小さい場合は、レンズの光学的性
質より視野が制限され、他の微小検体の混入がないこと
を顕微鏡で確認しながら取出すことは極めて困難であっ
た。例えば、100μmの長さの微小検体を取り出す場
合、分解能10μm,焦点深度300μm,NA= 0.0
34, 視野径10mmのレンズを用いれば、直径200μ
mのマイクロピペットを使用することにより、他の微小
検体の混入がないことを顕微鏡で確認しながら取り出す
ことができるが、大腸菌のように1μm程度の長さしか
ない微小検体は、光学レンズの限界である分解能0.26μ
m,NA=1.3 (100倍の油浸対物レンズ) のレンズを用
いたとしても、その焦点深度は0.2 μm,視野は200
μmしかないので、マイクロピペット内に1mm3 の媒
質液を吸い込むときに、他の微小検体が混入していない
ことを顕微鏡で確認しながら吸い込むことはできない。
【0004】 また、微小検体が顕微鏡で確認できる程
度の大きさだとしても、マイクロピペットに吸い込む1
mm3 の媒質液に多数の微小検体が存在する場合は、多
数の微小検体を同時に吸い込んでしまったり、多数の微
小検体がマイクロピペットの先端外側に付着して媒質液
を滴下する際に混入する可能性がある。したがって、媒
質液を大量に吸い込んで複数の微小検体を同時に取り出
すことはできても、微小検体を1個だけ取り出すことは
困難であり、このために、希釈作業を繰り返し行わなけ
ればならないという面倒があった。さらに、希釈作業を
した結果、媒質液中の微小検体の存在密度が少なかった
としても、大腸菌等のように動きが比較的速い(数μm
〜数十μm/s)ものについてはその動きに追従してマ
イクロピペットを操作すると、マイクロピペットで媒質
液をかき回してしまい、微小検体自身が流動する媒質液
により押し流されるので、捕捉することが困難になると
いう問題を生ずる。
【0005】 このため、本出願人は媒質液内にレーザ
ー光を集光させることにより一の大腸菌を捕捉し、これ
を他の大腸菌群から容易に分離することのできる微小検
体分離用セルプレートを提案した(特願平9−2233
93号)。このセルプレート51は、図7に示すよう
に、両端にキャリア液流入口52in及びキャリア液流出
口52out が形成されたキャリア液流路52と、微小検
体が混合された媒質液を注入した状態でその上面開口部
をバルブ57により開閉可能な混合液セル53と、当該
混合液セル53内でレーザー光を集光することにより捕
捉した一の大腸菌を前記キャリア液流路52まで導出す
る誘導路54が形成されている。
【0006】 そして、一の大腸菌を分離する場合、キ
ャリア液流路52にキャリア液を所定の流量で流しなが
ら、混合液セル53で捕捉した一の大腸菌を誘導路54
に沿ってキャリア液流路52まで移動させれば、そのキ
ャリア液の流れにのって一の大腸菌のみが流出される。
したがって、培地を形成したシャーレなどに、流出口5
2out から流出されるキャリア液を滴下させれば、一の
大腸菌のみを培養することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キャリ
ア液流路52内を流れるキャリア液は、流路中央部の流
速が速く、内壁近傍の流速が遅い流速分布をしており、
また誘導路54はキャリア液流路52に対してT字型に
合流しているため、キャリア液流路52内に導出させた
大腸菌を放す位置によって、キャリア液の流速が異な
り、したがって、流出口52out から流出されるキャリ
ア液を滴下させた場合に、何滴目に大腸菌が含まれてい
るか不明である。
【0008】 したがって、培地を形成した多数のシャ
ーレを用意して、夫々のシャーレに一滴ずつ滴下させて
これら全てを培養することにより、いずれかのシャーレ
に滴下された大腸菌を収穫するようにしている。例え
ば、キャリア液流路52及びその流出口52out に接続
されたチューブ55の断面積が約 0.2mm2 , キャリア
液の一滴の体積が16mm3 とすると、一滴分のキャリ
ア液は、 16/0.2 =80 より、キャリア液流路52及びチューブ55内で80m
mの長さになる。そして、誘導路54とキャリア液流路
52の合流点56からチューブ55の滴下端部55out
までの全長が 300mmとすると、合流点56からチュー
ブ55の滴下端部55out に至るまで、 300/80=3.75 であるから、これを滴下させた場合に4滴目に大腸菌が
存在する筈である。ところが、実際には、2滴目に存在
することもあれば、8滴目に存在することもあるという
ようにばらつきを生じ、どの液滴に含まれているか不明
なため、無駄を承知で、1〜10滴目の夫々の液滴を1
0個のシャーレに順次滴下させなければならない。
【0009】 これは、キャリア液流路52及びチュー
ブ55内にキャリア液の流速分布を生じていることに起
因し、誘導路54とキャリア液流路52がT字型に合流
している合流点56で大腸菌を放すときに、キャリア液
流路52の中央近傍まで大腸菌を運んで放したとして
も、合流点56では流れが乱れており、そのときの流れ
の乱れ具合によって、中央近傍の速い流れに乗ったり、
内壁近傍の遅い流れに乗ったりするからである。
【0010】 そこで本発明は、多数の微小検体が混在
する微小検体群から任意の一の微小検体を分離した後、
これをキャリア液に乗せて流出させて滴下させる場合
に、微小検体の含まれていない液滴をシャーレに滴下し
て培養等する無駄を減少させることを技術的課題として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、両端にキャリア液流入口及びキャリア液
流出口が形成されたキャリア液流路と、微小検体が混合
された媒質液を注入した状態で上面開口部を閉鎖可能な
混合液セルと、当該混合液セル内にレーザー光を集光さ
せることにより捕捉した一の微小検体を前記キャリア液
流路まで導出する誘導路が形成された微小検体分離用セ
ルプレートにおいて、前記キャリア液流路は、略同量の
キャリア液が供給される少なくとも一対のキャリア液供
給流路と、これら各供給流路が合流する合流点から前記
キャリア液流出口に至る微小検体摘出流路が連通して形
成されると共に、前記各キャリア液供給流路は、微小検
体摘出流路に対して略等角的に合流され、前記誘導路
は、各キャリア液供給流路の間を通って前記合流点で微
小検体摘出流路に連通されたことを特徴とする。
【0012】 本発明によれば、まず、キャリア液流入
口及びキャリア液流出口の夫々にキャリア液供給チュー
ブ及びキャリア液流出チューブを接続し、当該キャリア
液供給チューブからキャリア液となる滅菌水を供給し
て、セルプレートのキャリア液流路を滅菌水で満たすと
共に、混合液セルから滅菌水を供給して誘導路を滅菌水
で満たす。次いで、微小検体が分散浮遊する媒質液を混
合液セルに充填してその上面開口部を閉じ、このセルプ
レートを倒立顕微鏡にセットした後、滅菌水を同量ずつ
一対のキャリア液供給流路に流すと、これが合流点で合
流され微小検体摘出流路を通ってキャリア液流出口から
流出する。このとき、混合液セルはその上面開口部を閉
鎖しておけば、混合液セル内の媒質液及び微小検体が誘
導路を介してキャリア液供給流路との合流点に流出する
ことはない。
【0013】 そして、倒立顕微鏡で混合液セル内を観
察しながら、その下面から当該セル内にレーザー光を集
光させて任意の一の微小検体に照射してこれを捕捉し、
当該一の微小検体をレーザーマニピュレーションにより
誘導路を通ってキャリア液供給流路の合流点まで移送す
る。
【0014】 この合流点には、誘導路に対してキャリ
ア液供給流路が略等角的に合流しているので、左右両側
から同量の滅菌水が合流した後、微小検体摘出流路を通
って流出口から外部に流出する流れが形成されている。
したがって、合流点まで移送された微小検体に対して、
左右両側から滅菌水が合流するので、微小検体はその流
れの中央に導かれ、最も流速の速い流れに乗って流出さ
れる。
【0015】 この中央の流れは平均流速の約2倍であ
り、したがって、合流点からキャリア液流出チューブの
先端まで、例えば4滴分の体積の滅菌水がある場合に、
微小検体を合流点で放してから2滴目の液滴に微小検体
が含まれることになる。実際に、微小検体として大腸菌
を用いて実験した結果、10回中9回までが、微小検体
を合流点で放してから、2滴目に含まれていた。したが
って、2滴目の液滴をシャーレなどに滴下させれば、そ
の液滴中にはかなり高い確率で一の大腸菌が存在するこ
ととなり、したがって、大腸菌を効率よく分離すること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、微小検体として大腸菌を用
いる場合を例に、本発明の実施の形態を、図面に基づい
て具体的に説明する。図1は本発明に係る微小検体分離
用セルプレートを示す分解組立図、図2はセルプレート
の縦断面図、図3(a)はセルプレートに形成された連
通路を示す説明図、図4(a)〜(d)はセルプレート
の使用状態を示す説明図、図5はそのセルプレートを用
いた微小検体分離装置を示す概略構成図、図6はレーザ
ートラッピングによる微小検体の分離操作を示す説明図
である。
【0017】 図1に示す微小検体分離用セルプレート
1は、例えば、媒質液に分散浮遊している大腸菌(微小
検体)2,2・・群から、任意の一の大腸菌2aを分離
するもので、倒立顕微鏡3のカバーガラス1Aとなる厚
さ約0.17mmの白板ガラス(屈折率n=1.52)を底板と
し、その上面に厚さ約1mmの流路形成用ガラス1Bを
融着し、さらにその上面にバルブ構造体1Cとなる厚さ
約10mm程度のアクリル板を融着した3層構造に形成
されている。なお、セルプレート1の底面側からレーザ
ー光を照射したときに、その光がガラスの表面及び融着
面で屈折しないように、カバーガラス1Aの表裏両面及
びこれに接する流路形成用ガラス1Bの底面は光学研磨
(表面の凹凸がサブミクロンオーダーまで平滑になるよ
うに研磨)されている。
【0018】 そして、当該セルプレート1の流路形成
用ガラス1Bには、その上下を貫通してキャリア液流入
口4in,キャリア液流出口4out ,微小検体が混合され
た媒質液を注入した状態で上面開口部5aを閉鎖可能な
混合液セル5が一直線上に形成されており、その底面側
には前記カバーガラス1Aを融着したときに各連通路L
を形成する溝が刻設されている。この連通路Lは、具体
的には、両端にキャリア液流入口4in及びキャリア液流
出口4out が形成されたキャリア液流路4と、当該混合
液セル5内に前記倒立顕微鏡3を利用してレーザー光を
集光させることにより捕捉した一の微小検体2aを前記
キャリア液流路4まで導出する誘導路6から成る。
【0019】 前記キャリア液流路4は、キャリア液流
入口4inに連通されたキャリア液流入流路4Aと、当該
流入流路4Aから分岐された左右一対のキャリア液供給
流路4R,4Lと、これら各供給流路4R,4Lが合流
する合流点Pから前記キャリア液流出口4out に至る微
小検体摘出流路4Bが連通して形成されている。そし
て、前記キャリア液流入口4inには、外部から滅菌水
(キャリア液)を供給するキャリア液供給チューブ7が
接続され、前記キャリア液流出口4out には、当該流出
口4out から流出された滅菌水をシャーレ9などに滴下
させるキャリア液流出チューブ8が接続されている。各
チューブ7,8は、例えば内径 0.5mm,長さ30cm
の全く同一条件のものが用いられており、太さや長さの
違いに起因する外乱を抑制するようにしている。
【0020】 また、誘導路6は、前記合流点Pで左右
のキャリア液供給流路4R,4Lに合流形成されてい
る。この誘導路6は、大腸菌2の自由移動を阻止するこ
とができ、また、大腸菌2aをレーザー光で捕捉した状
態で強制移動させることができる程度に狭小に形成さ
れ、長さが約9mm程度、断面が縦横各 0.1mm程度に
選定されている。
【0021】 なお、前記各キャリア液供給流路4R,
4Lは、キャリア液流入流路4Aに対して鈍角且つ等角
的に分岐されており、キャリア液流入流路4A内を流れ
る滅菌水が同量に二分されて流れるように左右対称に形
成されている。また、合流点Pで、誘導路6と微小検体
摘出流路4Bは一直線に連通され、各キャリア液供給流
路4R,4Lは微小検体摘出流路4Bに対して鈍角且つ
等角的に合流されると共に、誘導路6に対して鋭角且つ
等角的に合流されている。
【0022】 さらに、前記各キャリア液供給流路4
R,4Lからは、前記合流点Pの下流側で微小検体摘出
流路4Bに等角的に合流される補助流路10R,10L
と、前記流出口4out に対して等角的に合流される補助
流路11R,11Lが分岐形成され、キャリア液供給流
路4R,4Lを流れる滅菌水を同量ずつ数回に分けて微
小検体摘出流路4Bを流れる滅菌水に左右両側から対称
に合流させるように形成されている。
【0023】 また、バルブ構造体1Cには前記流路形
成用ガラス1Bの上面に融着されたときに、前記キャリ
ア液流入口4in及びキャリア液流出口4out に連通する
チューブコネクタ12in,12out と、混合液セル5の
上面開口部5aを塞ぐバルブ13が形成されると共に、
微小検体を混合した媒質液を流路形成用ガラス1Bの表
面に形成された媒質液貯留凹部14に滴下するための媒
質液供給口15が形成されている。
【0024】 前記バルブ13は、流路形成用ガラス1
Bに形成された混合液セル5の上面開口部5aの表面を
スライドするスライダ16と、当該スライダ16を案内
する案内溝17からなる。そして、スライダ16には、
流路形成用ガラス1Bに形成された混合液セル5の上面
開口部5aとバルブ構造体1Cに形成された大気開放流
路13aを連通させる連通流路16aが貫通形成されて
いる。また、その底面には、流路形成用ガラス1Bの表
面に形成された媒質液貯留凹部14に滴下された媒質液
を前記混合液セル5内に追い込む媒質液供給凹部18が
形成されている。なお、19は混合液セル5の上面開口
部5aを気密に塞ぐため媒質液供給凹部18の周囲に嵌
め込まれたOリング、Fは混合液セル5及び誘導路6内
を照明する照明光を照射するための光ファイバである。
【0025】 そして、混合液セル5内に滅菌水を充填
する場合は、図4(a)に示すように、スライダ16を
位置合わせして、混合液セル5を連通流路16a及び大
気開放流路13aを介して大気に開放した状態で、キャ
リア液流路4に滅菌水を流す。これにより、合流点Pか
ら誘導路6を滅菌水が逆流して混合液セル5内に充填さ
れる。
【0026】 また、混合液セル5に微小検体を含む媒
質液を供給するときは、図4(b)に示すように、スラ
イダ16をずらして、混合液セル5と連通流路16aを
遮断し、媒質液供給口15から媒質液貯留凹部14に滴
下する。その後、図4(c)に示すように、スライダ1
6の媒質液供給凹部18を媒質液貯留凹部14の位置ま
で戻すと、媒質液貯留凹部14の微小検体が媒質液供給
凹部18に入るので、次いで、図4(d)に示すよう
に、スライダ16の媒質液供給凹部18を混合液セル5
まで移動させれば、微小検体が混合液セル5内へ供給さ
れる。その後、スライダ16を移動させずに混合液セル
5を閉じたままにしておけば、図4(d)に示すよう
に、大気に開放されている場合に生ずる混合液の蒸発な
どに起因する余計な流れが形成されることもない。
【0027】 図5は、前記セルプレート1を用いて一
の微小検体を分離するための微小検体分離装置20を示
し、前記微小検体分離用セルプレート1の混合液セル5
に貯留された媒質液中に分散浮遊する大腸菌2,2・・
群から選んだ一の大腸菌2aをレーザー光で捕捉した状
態で、当該大腸菌2aを前記合流点Pまで誘導するレー
ザートラッピング装置21が、前記倒立顕微鏡3に一体
に組み込まれて形成されている。倒立顕微鏡3は、X−
Y方向に移動可能に配設されたステージ22の下方に駆
動装置23aにより上下動可能な対物レンズ23が配設
され、その光軸上にセルプレート1の混合液セル5及び
誘導路6内を撮影するCCDカメラ24がセットされ、
当該CCDカメラ24で撮影された像がディスプレイ装
置25に表示される。
【0028】 そして、前記レーザートラッピング装置
21は、倒立顕微鏡3の対物レンズ23を透過するレー
ザー光により混合液セル5内の大腸菌2を捕捉するよう
になされている。具体的には、レーザー光源26から出
力されるレーザー光の光路中に、レーザー光の照射位置
をX方向及びY方向に移動させるスキャニングミラー2
7x,27yを有するスキャニング装置28と、ダイク
ロイックミラー29が介装され、当該ダイクロイックミ
ラー29で反射されたレーザ光が前記対物レンズ23を
透過し、混合液セル5内に集光して大腸菌2aを捕捉
し、スキャニング装置28により、または、ステージ2
2を移動させることにより、捕捉した大腸菌2aを誘導
路6に沿って移動できるように成されている。なお、3
0は、微小検体分離装置20をコントロールする制御装
置であって、その入力側には、CCDカメラ24,キー
ボード31,マウス32が接続され、その出力側には、
対物レンズ23の駆動装置23a,ディスプレイ装置2
5,レーザー光源26の駆動装置33,スキャニング装
置28のドライバ34,ステージ移動装置35が接続さ
れている。
【0029】 また、レーザー光源26は、微小検体と
して大腸菌2などのように色素を持たない生物粒子を光
学トラップする場合、レーザー光の波長は、可視光領域
に含まれ、且つ、600nm以上に選定されており、本
例では波長690nmの半導体レーザーを使用している
が、その波長は微小検体の種類に応じて任意に選択する
ことができる。また、対物レンズ23としては例えば倍
率 100倍,NA=1.30の液浸対物レンズが使用されてい
る。
【0030】 以上が本発明に係る微小検体分離装置及
びそれに用いるセルプレートの一構成例であって、次に
その作用について説明する。まず、セルプレート1のキ
ャリア液流路4及びこれに連通されている誘導路6内に
滅菌水を充填する。この場合、滅菌したセルプレート1
を倒立顕微鏡3のステージ22にセットし、キャリア液
供給チューブ7をポンプ(図示せず)などに接続する
と、滅菌水は所定の流量でキャリア液流入口4inから流
出口4out に向かってキャリア液流路4内を流れ、キャ
リア液流出チューブ8から外部に排出される。このと
き、滅菌水は、まずキャリア液流入流路4Aを通り、左
右のキャリア液供給流路4R,4Lに同量ずつ分岐され
て、その一部が合流点Pに合流して、微小検体摘出流路
4Bを通り、また、残部が前記左右のキャリア液供給流
路4R,4Lから補助流路10R,10L,11R,1
1Lに分岐されて微小検体摘出流路4B及びキャリア液
流出口4out で数回に分けて合流される。
【0031】 ここで、バルブ13の連通流路16aを
混合液セル5に連通させると、混合液セル5は大気に開
放されるので、キャリア液流路4を流れる滅菌水が合流
点Pから誘導路6を逆流し、混合液セル5及び誘導路6
が滅菌水で充填され、この状態でスライダ16を操作し
て混合液セル5を閉じておく。
【0032】 次いで、混合液セル5内に大腸菌2,2
…を混合した媒質液を供給する。ここではまず、混合液
セル5と連通流路16aを遮断した状態で、バルブ構造
体1Cに形成された媒質液供給口15から媒質液貯留凹
部14に媒質液を滴下する。そして、スライダ16の媒
質液供給凹部18を媒質液貯留凹部14と混合液セル5
との間で往復させると、媒質液貯留凹部14の微小検体
が媒質液供給凹部18に入って混合液セル5に運ばれ、
混合液セル5を閉じたままの状態で微小検体を供給する
ことができる。このように混合液セル5を閉じたままの
状態で微小検体を供給することができるので、大気に開
放されている場合に生ずる混合液の蒸発などに起因する
余計な流れを起こすことがない。
【0033】 次に、混合液セル5内の大腸菌2,2…
群から任意の一の大腸菌2aを分離する操作を行う。こ
の場合、キャリア液流路4に滅菌水を流したまま、倒立
顕微鏡3で混合液セル5内を観察しながら、レーザート
ラッピング装置21により任意の一の大腸菌2aにレー
ザー光を照射して、これを捕捉する。この状態で、スキ
ャニング装置28により、又は、倒立顕微鏡3のステー
ジ22を移動させ、微小検体2aをレーザー光で捕捉し
たまま誘導路6を通って合流点Pまで移動させる(図6
参照)。なお、混合液セル5の上面開口部5aはバルブ
13により気密に塞がれているので、キャリア液流路4
に水流を形成することにより混合液セル5内の媒質液が
誘導路6を介してキャリア液流路4に流れ出すことはな
い。また、誘導路6は大腸菌2の自由移動を阻止し得る
程度に狭小に形成されているので、多数の大腸菌2が誘
導路6を通ってキャリア液流路4に勝手に泳ぎ出すこと
もほとんどない。
【0034】 この合流点Pには、誘導路6に対してキ
ャリア液供給流路4R,4Lが左右から鋭角且つ等角的
に合流しているので、左右両側から同量の滅菌水が合流
して、微小検体摘出流路4Bを通りキャリア液流出チュ
ーブ8へ流出する流れが形成されている。したがって、
合流点Pまで移送された大腸菌2aに対して、左右両側
から滅菌水が合流するので、大腸菌2aはその流れの中
央に導かれ、最も流速の速い流れに乗って流出される。
【0035】 この中央の流れは平均流速の約2倍であ
り、したがって、合流点Pからキャリア液流出チューブ
8の先端8out まで、例えば3.75滴分の体積の滅菌水が
ある場合に、大腸菌2aを合流点Pで放した時点から数
えて、チューブ8の先端8out で2滴目に滴下される液
滴に微小検体が含まれることになり、実際に、大腸菌を
用いて実験した結果、10回中9回まで、2滴目に大腸
菌2aが含まれていた。したがって、培地を形成したシ
ャーレ9に2滴目の液滴のみを滴下させれば、その液滴
中にはかなり高い確率で一の大腸菌が存在することとな
り、したがって、大腸菌を効率よく分離することがで
き、これを培養することにより、例えば遺伝子操作され
た大腸菌を100%の収率で得ることができる。
【0036】 なお、上述の説明では、微小検体として
大腸菌を用いた場合について説明したが、本発明は、そ
れ以外の微生物はもちろん、非生物粒子群から一の粒子
を分離したり、DNAを付着させた非生物粒子群から一
のDNAを非生物粒子ごと分離する際にも適用し得る。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、多
数の微小検体が混在する微小検体群から任意の一の微小
検体を分離してキャリア液の流れに乗せ、そのキャリア
液を滴下させて一の微小検体を摘出する場合に、微小検
体をキャリア液の流れに乗せた後に順次滴下される液滴
のうち、微小検体が含まれている確率の極めて高い液滴
を特定することができるので、微小検体の存在しない液
滴を培養等する無駄を減少させ、効率よく微小検体を分
離することができるという大変優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る微小検体分離用セルプレートを
示す分解組立図。
【図2】 セルプレートの縦断面図。
【図3】 セルプレートに形成された連通路を示す説明
図。
【図4】(a)〜(d)はセルプレートの使用状態を示
す説明図。
【図5】 そのセルプレートを用いた微小検体分離装置
を示す概略構成図。
【図6】 微小検体の分離操作を示す説明図。
【図7】 従来装置を示す説明図。
【符号の説明】
1・・・・微小検体分離用セルプレート 2,2a・・・大腸菌(微小検体) 4・・・・キャリア液流路 4in・・・キャリア液流入口 4A・・・キャリア液流入流路 4R,4L・・キャリア液供給流路 4B・・・微小検体摘出流路 4out ・・キャリア液流出口 5・・・・混合液セル 5a・・・上面開口部 6・・・・誘導路 P・・・・合流点 10R,10L,11R,11L・・・補助流路 13・・・・バルブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端にキャリア液流入口(4in) 及びキャ
    リア液流出口(4out)が形成されたキャリア液流路(4)
    と、微小検体(2) が混合された媒質液を注入した状態で
    上面開口部(5a)を閉鎖可能な混合液セル(5) と、当該混
    合液セル(5) 内にレーザー光を集光させることにより捕
    捉した一の微小検体(2a)を前記キャリア液流路(4) まで
    導出する誘導路(6) が形成された微小検体分離用セルプ
    レートにおいて、 前記キャリア液流路(4) は、略同量のキャリア液が供給
    される少なくとも一対のキャリア液供給流路(4R, 4L)
    と、これら各供給流路(4R, 4L)が合流する合流点(P) か
    ら前記キャリア液流出口(4out)に至る微小検体摘出流路
    (4B)が連通して形成されると共に、前記各キャリア液供
    給流路(4R, 4L)は、微小検体摘出流路(4B)に対して略等
    角的に合流され、 前記誘導路(6) は、各キャリア液供給流路(4R, 4L)の間
    を通って前記合流点(P) で微小検体摘出流路(4B)に連通
    されたことを特徴とする微小検体分離用セルプレート。
  2. 【請求項2】 前記誘導路(6) と前記微小検体摘出流路
    (4B)は、前記合流点(P) で直線的に連通されて成る請求
    項1記載の微小検体分離用セルプレート。
  3. 【請求項3】 前記キャリア液流入口(4in) ,キャリア
    液流出口(4out),混合液セル(5) が同一直線上に形成さ
    れると共に、前記キャリア液供給流路(4R, 4L)は、キャ
    リア液流入口(4in) に連通されたキャリア液流入流路(4
    A)から鈍角に且つ略等角的に分岐して形成され、誘導路
    (6) に対し鋭角に且つ等角的に合流して形成されてなる
    請求項1又は2記載の微小検体分離用セルプレート。
  4. 【請求項4】 前記各キャリア液供給流路(4R, 4L)から
    分岐し、前記微小検体摘出流路(4B)に対して左右から同
    じ位置に鋭角に且つ等角的に合流する補助流路(10R,10
    L,11R,11L) が形成されてなる請求項1乃至3記載の微
    小検体分離用セルプレート。
  5. 【請求項5】 前記混合液セル(5) の上面開口部(5a)に
    摺接されて、スライドさせることにより当該開口部(5a)
    を開閉するバルブ(13)が形成されてなる請求項1乃至4
    記載の微小検体分離用セルプレート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005161480A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Canon Inc 物体処理装置、物体の移動方法及びその移動方法を用いて処理された物体
US7824854B2 (en) 2002-05-07 2010-11-02 Japan Science And Technology Agency Method or apparatus for recovering micromaterial
CN106399047A (zh) * 2016-09-14 2017-02-15 成都测迪森生物科技有限公司 一种血样分离盒

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