JPH11346379A - パケット転送方法及びパケット転送方式 - Google Patents

パケット転送方法及びパケット転送方式

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JPH11346379A
JPH11346379A JP15150698A JP15150698A JPH11346379A JP H11346379 A JPH11346379 A JP H11346379A JP 15150698 A JP15150698 A JP 15150698A JP 15150698 A JP15150698 A JP 15150698A JP H11346379 A JPH11346379 A JP H11346379A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回線における再送処理能力を低下させること
なく、かつ、ハード物理を増大させることなく、効率良
くパケットデータを転送する。 【解決手段】 端末10a〜10cから転送されるデー
タあるいは端末10a〜10cに対して転送されるデー
タが所定値以上である場合、共用チャネルのうち1つの
チャネルを該端末専用に割り当て、該端末からあるいは
該端末に対して転送されるデータを該チャネルのみを用
いて転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パケットデータを
転送するパケット転送方法及びパケット転送方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】データを一定の長さに区切り、それぞれ
に送信先を付与して有線区間の通信網内でデータを転送
するパケット転送方法においては、パケット発呼時に回
線を確立せず、複数のユーザが共通に使用できる共用チ
ャネルを用いてパケットデータを転送するコネクション
レス方式と、パケット呼生起時にユーザ毎に専用チャネ
ルを割り当ててその専用チャネルを用いてパケットデー
タを転送するコネクションオリエンテッド方式とがあ
る。
【0003】図7は、コネクションレス方式によるパケ
ット転送方法を説明するための図である。
【0004】本従来例が適用される通信システムは図7
に示すように、複数の端末110a〜110cと、端末
110a〜110cと無線回線を介して接続された無線
基地局120と、無線基地局120と有線パケット回線
により接続されたパケット交換局130とから構成され
ており、パケット交換局130は、公衆網であるパケッ
ト網や回線交換網であるPSTNからなるネットワーク
140に接続されている。また、パケット交換局130
内には、Layer2プロトコルの終端機能を受け持つ
パケット終端装置135が設けられており、他方のLa
yer2プロトコルの終端機能は端末110a〜110
cが受け持っている。
【0005】上記のように構成された通信システムにお
けるコネクションレス方式によるパケット転送方法にお
いては、無線基地局120とパケット交換局130との
間における全ての回線が、複数の端末110a〜110
cが共通に使用できる共用チャネルとされており、1つ
のチャネル内において、端末110a〜110cによる
パケットデータの転送が行われる場合がある。
【0006】また、図8は、コネクションオリエンテッ
ド方式によるパケット転送方法を説明するための図であ
る。
【0007】本従来例が適用される通信システムは図8
に示すように、図7に示したものと同様である。
【0008】図8に示した通信システムにおけるコネク
ションオリエンテッド方式によるパケット転送方法にお
いては、パケット発呼時に、無線基地局120とパケッ
ト交換局130との間における複数のチャネルがそれぞ
れ、端末110a〜110cのうち1つの端末のみが使
用できる専用チャネルとされ、それぞれの端末110a
〜110cに割り当てられた専用チャネルを用いて端末
110a〜110cによるパケットデータの転送が行わ
れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のパケット転送方法においては、以下に記
載するような問題点がある。
【0010】(1)コネクションレス方式によるパケッ
ト転送方法においては、1つのチャネルが複数ユーザに
よって共通で使用されるため、1チャネル当たりの使用
効率は向上するが、そのチャネルにおける複数ユーザの
パケットデータを保証するための再送処理能力が低下し
てしまう。
【0011】(2)コネクションオリエンテッド方式に
よるパケット転送方法においては、1つのチャネルが1
ユーザに割り当てられるため、そのチャネルにおける再
送処理能力は向上するが、パケットが発呼されてから解
放されるまで、1ユーザにより専用チャネルが独占され
るため、ハード物量が多くなってしまう。
【0012】また、パケットデータが間欠的に転送され
る場合には、転送されるパケットデータが無いにも関わ
らず専用チャネルが確立されているため、無効保留ハー
ドリソースが多くなってしまう。ここで、パケット通信
においては、回線交換と同様の課金方式である時間課金
(回線使用時間による課金)ではなく、従量課金(転送
情報量による課金)が適用されているため、上述したよ
うな場合、無駄なコストがかかってしまう。
【0013】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、回線におけ
る再送処理能力を低下させることなく、かつ、ハード物
理を増大させることなく、効率良くパケットデータを転
送することができるパケット転送方法及びパケット転送
方式を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数の端末と、該複数の端末と無線回線を
介して接続された基地局と、該基地局と1つ以上の有線
回線により接続された交換局とからなり、前記有線回線
が、前記複数の端末がチャネルを共通に使用することが
できる共用チャネルである通信システムにて、前記複数
の端末から転送されるデータを一定の長さに区切って転
送するパケット転送方法において、前記端末から転送さ
れるデータの量が所定値以上である場合、前記共用チャ
ネルのうち1つのチャネルを該端末専用に割り当て、該
端末から転送されるデータを該チャネルのみを用いて転
送することを特徴とする。
【0015】また、前記基地局にて、前記端末から転送
されるデータの量が所定値以上であるかどうかを判断
し、前記端末から転送されるデータの量が所定値以上で
ある場合、前記共用チャネルのうち1つのチャネルを該
端末専用に割り当てることを前記交換局に要求し、前記
交換局にて、前記基地局から、前記共用チャネルのうち
1つのチャネルを該端末専用に割り当てることを要求さ
れた場合、前記共用チャネルのうち1つのチャネルを該
端末専用に割り当てることが可能かどうかを判断し、前
記共用チャネルのうち1つのチャネルを該端末専用に割
り当てることが可能かどうかの判断結果を前記基地局に
通知し、前記基地局にて、前記交換局から、前記共用チ
ャネルのうち1つのチャネルを該端末専用に割り当てる
ことが可能である旨が通知された場合、前記共用チャネ
ルのうち1つのチャネルを該端末専用に割り当てること
を特徴とする。
【0016】また、前記端末にて、該端末から転送され
るデータの量が所定値以上であるかどうかを判断し、該
端末から転送されるデータの量が所定値以上である場
合、その旨の情報を前記データに付加して前記基地局に
通知し、前記基地局にて、前記端末から、該端末から転
送されるデータの量が所定値以上である旨の情報が通知
された場合、前記共用チャネルのうち1つのチャネルを
該端末専用に割り当てることを前記交換局に要求し、前
記交換局にて、前記基地局から、前記共用チャネルのう
ち1つのチャネルを該端末専用に割り当てることを要求
された場合、前記共用チャネルのうち1つのチャネルを
該端末専用に割り当てることが可能かどうかを判断し、
前記共用チャネルのうち1つのチャネルを該端末専用に
割り当てることが可能、かどうかの判断結果を前記基地
局に通知し、前記基地局にて、前記交換局から、前記共
用チャネルのうち1つのチャネルを該端末専用に割り当
てることが可能である旨が通知された場合、前記共用チ
ャネルのうち1つのチャネルを該端末専用に割り当てる
ことを特徴とする。
【0017】また、前記基地局から前記交換局への要求
は、端末専用に割り当てるチャネルとは異なるチャネル
を用いて行うことを特徴とする。
【0018】また、複数の端末と、該複数の端末と無線
回線を介して接続された基地局と、該基地局と1つ以上
の有線回線により接続された交換局とからなり、前記有
線回線が、前記複数の端末がチャネルを共通に使用する
ことができる共用チャネルである通信システムにて、前
記複数の端末に対して転送されるデータを一定の長さに
区切って転送するパケット転送方法において、前記端末
に対して転送されるデータの量が所定値以上である場
合、前記共用チャネルのうち1つのチャネルを該端末専
用に割り当て、該端末に対して転送されるデータを該チ
ャネルのみを用いて転送することを特徴とする。
【0019】また、前記交換局にて、前記端末に対して
転送されるデータの量が所定値以上であるかどうかを判
断し、前記端末に対して転送されるデータの量が所定値
以上である場合、前記共用チャネルのうち1つのチャネ
ルを該端末専用に割り当てることを前記基地局に要求
し、前記基地局にて、前記交換局から、前記共用チャネ
ルのうち1つのチャネルを該端末専用に割り当てること
を要求された場合、前記共用チャネルのうち1つのチャ
ネルを該端末専用に割り当てることが可能かどうかを判
断し、前記共用チャネルのうち1つのチャネルを該端末
専用に割り当てることが可能である場合に、その旨を前
記交換局に通知し、前記交換局にて、前記基地局から、
前記共用チャネルのうち1つのチャネルを該端末専用に
割り当てることが可能である旨が通知された場合、前記
共用チャネルのうち1つのチャネルを該端末専用に割り
当てることを特徴とする。
【0020】また、前記交換局から前記基地局への要求
は、端末専用に割り当てるチャネルとは異なるチャネル
を用いて行うことを特徴とする。
【0021】また、前記共用チャネルのうち1つのチャ
ネルが専用に割り当てられた端末におけるデータの転送
が完了した場合、端末専用に割り当てられていない共用
チャネルの数を検出し、該検出結果に基づいて、端末専
用に割り当てられたチャネルを複数の端末が共通に使用
することができる共用チャネルに設定することを特徴と
する。
【0022】また、複数の端末と、該複数の端末と無線
回線を介して接続された基地局と、該基地局と複数の有
線回線により接続された交換局とから構成され、前記有
線回線が、前記複数の端末がチャネルを共通に使用する
ことができる共用チャネルと1つの端末のみが使用する
ことができる専用チャネルとからなる通信システムに
て、前記複数の端末から転送されるデータを一定の長さ
に区切って転送するパケット転送方法において、前記端
末から転送されるデータの量が所定値以上である場合の
み、該端末に前記専用チャネルを割り当て、該端末から
転送されるデータを該専用チャネルを用いて転送するこ
とを特徴とする。
【0023】また、前記基地局にて、前記端末から転送
されるデータの量が所定値以上であるかどうかを判断
し、前記端末から転送されるデータの量が所定値以上で
ある場合のみ、該端末に前記専用チャネルを割り当てる
ことを前記交換局に要求し、前記交換局にて、前記基地
局から、該端末に前記専用チャネルを割り当てることを
要求された場合、該端末に前記専用チャネルを割り当て
ることが可能かどうかを判断し、該端末に前記専用チャ
ネルを割り当てることが可能かどうかの判断結果を前記
基地局に通知し、前記基地局にて、前記交換局から、該
端末用に前記専用チャネルを割り当てることが可能であ
る旨が通知された場合、該端末に前記専用チャネルを割
り当てることを特徴とする。
【0024】また、前記端末にて、該端末から転送され
るデータの量が所定値以上であるかどうかを判断し、該
端末から転送されるデータの量が所定値以上である場
合、その旨の情報を前記データに付加して前記基地局に
通知し、前記基地局にて、前記端末から、該端末から転
送されるデータの量が所定値以上である旨の情報が通知
された場合のみ、該端末に前記専用チャネルを割り当て
ることを前記交換局に要求し、前記交換局にて、前記基
地局から、該端末に前記専用チャネルを割り当てること
を要求された場合、該端末に前記専用チャネルを割り当
てることが可能かどうかを判断し、該端末に前記専用チ
ャネルを割り当てることが可能かどうかの判断結果を前
記基地局に通知し、前記基地局にて、前記交換局から、
該端末用に前記専用チャネルを割り当てることが可能で
ある旨が通知された場合、該端末に前記専用チャネルを
割り当てることを特徴とする。
【0025】また、複数の端末と、該複数の端末と無線
回線を介して接続された基地局と、該基地局と複数の有
線回線により接続された交換局とから構成され、前記有
線回線が、前記複数の端末がチャネルを共通に使用する
ことができる共用チャネルと1つの端末のみが使用する
ことができる専用チャネルとからなる通信システムに
て、前記複数の端末に対して転送されるデータを一定の
長さに区切って転送するパケット転送方法において、前
記端末に対して転送されるデータの量が所定値以上であ
る場合のみ、該端末に前記専用チャネルを割り当て、該
端末に対して転送されるデータを該専用チャネルを用い
て転送することを特徴とする。
【0026】また、前記交換局にて、前記端末に対して
転送されるデータの量が所定値以上であるかどうかを判
断し、前記端末に対して転送されるデータの量が所定値
以上である場合のみ、該端末に前記専用チャネルを割り
当てることを前記基地局に要求し、前記基地局にて、前
記交換局から、該端末に前記専用チャネルを割り当てる
ことを要求された場合、該端末に前記専用チャネルを割
り当てることが可能かどうかを判断し、該端末に前記専
用チャネルを割り当てることが可能かどうかの判断結果
を前記交換局に通知し、前記交換局にて、前記基地局か
ら、該端末用に前記専用チャネルを割り当てることが可
能である旨が通知された場合、該端末に前記専用チャネ
ルを割り当てることを特徴とする。
【0027】また、前記所定値は、呼数に応じて変更可
能であることを特徴とする。
【0028】また、複数の端末と、該複数の端末と無線
回線を介して接続された基地局と、該基地局と1つ以上
の有線回線により接続された交換局とからなり、前記有
線回線が、前記複数の端末がチャネルを共通に使用する
ことができる共用チャネルであり、前記複数の端末から
転送されるデータを一定の長さに区切って転送するパケ
ット転送方式において、前記基地局は、前記複数の端末
から転送されたパケットデータを端末毎にカウントする
計測手段と、前記共用チャネル毎に設けられ、該共用チ
ャネルを、前記複数の端末が共通に使用することができ
るモードと、1つの端末が専用して使用することができ
るモードとに切り替えるモード切替手段と、前記計測手
段におけるカウント値と予め決められた所定値とを比較
し、該比較結果に基づいて前記モード切替手段の動作を
制御する制御手段とを有し、該制御手段は、前記計測手
段におけるカウント値が予め決められた所定値以上であ
る場合、前記モード切替手段の動作を、前記共用チャネ
ルを該端末が専用して使用することができるモードに切
り替えるように制御することを特徴とする。
【0029】また、複数の端末と、該複数の端末と無線
回線を介して接続された基地局と、該基地局と複数の有
線回線により接続された交換局とから構成され、前記有
線回線が、前記複数の端末がチャネルを共通に使用する
ことができる共用チャネルと1つの端末のみが使用する
ことができる専用チャネルとからなり、前記複数の端末
から転送されるデータを一定の長さに区切って転送する
パケット転送方式において、前記基地局は、前記複数の
端末から転送されるパケットデータを端末毎にカウント
する計測手段と、該計測手段におけるカウント値と予め
決められた所定値とを比較し、該比較結果に基づいて前
記共用チャネル及び専用チャネルの設定を制御する制御
する制御手段とを有し、該制御手段は、前記計測手段に
おけるカウント値が予め決められた所定値以上である場
合のみ、該端末用に前記専用チャネルを設定することを
特徴とする。
【0030】また、前記所定値は、呼数に応じて変更可
能であることを特徴とする。
【0031】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、端末から転送されるデータあるいは端末に対
して転送されるデータが所定値以上である場合、共用チ
ャネルのうち1つのチャネルが該端末専用に割り当てら
れ、該端末からあるいは該端末に対して転送されるデー
タが該チャネルのみを用いて転送される。
【0032】このように、通常のパケット転送が行われ
ている場合は共用チャネル共用モードで通信が行われ、
特定の呼のトラヒックが増えてきた場合は共用チャネル
内の1つのチャネルが特定の呼のみが専用する専用モー
ドに変えられて、そのチャネルを用いて特定の呼だけが
転送されるので、回線における再送処理能力を低下させ
ることなく、かつ、ハード物理を増大させることなく、
効率良くパケットデータが転送される。
【0033】また、端末から転送されるデータあるいは
端末に対して転送されるデータが所定値以上である場
合、該端末に1つの端末のみが使用することができる専
用チャネルが割り当られ、該端末からあるいは該端末に
対して転送されるデータが該専用チャネルのみを用いて
転送される。
【0034】このように、通常のパケット転送が行われ
ている場合は共用チャネルで通信が行われ、特定の呼の
トラヒックが増えてきた場合は特定の呼に専用チャネル
が新たに割り当てられて、その専用チャネルを用いて特
定の呼だけが転送されるので、回線における再送処理能
力を低下させることなく、かつ、ハード物理を増大させ
ることなく、効率良くパケットデータが転送される。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0036】(第1の実施の形態)図1は、本発明のパ
ケット転送方式の第1の実施の形態を示す図である。
【0037】本形態は図1に示すように、複数の端末1
0a〜10cと、端末10a〜10cと無線回線を介し
て接続された無線基地局20と、無線基地局20と有線
パケット回線により接続されたパケット交換局30とか
ら構成されており、パケット交換局30は、公衆網であ
るパケット網や回線交換網であるPSTNからなるネッ
トワーク40に接続されている。また、パケット交換局
30内には、Layer2プロトコルの終端機能を受け
持つパケット終端装置35が設けられており、他方のL
ayer2プロトコルの終端機能は端末10a〜10c
が受け持っている。
【0038】なお、図1には、3つの端末10a〜10
cしか図示されていないが、他に複数の端末が存在する
ものとする。
【0039】ここで、本形態においては、無線基地局2
0とパケット交換局30とが接続される有線回線が、複
数の端末がチャネルを共通に使用することができる共用
チャネル形式となっている。
【0040】なお、共用チャネルにおいては、現在パケ
ット転送を行っているユーザ数と、パケット転送契約し
ているユーザの中で現在パケット転送を行っていないユ
ーザ(パケット非転送ユーザ)の予め決められた割合数
分との合計のチャネルが確立され、いつでもパケット転
送を行うことができる状態になっており、その総数は、
前日の最繁時呼数を参照して予め決められている。
【0041】また、本形態における共用チャネルにおい
ては、複数の端末がチャネルを共通に使用することがで
きる共用モードと1つの端末がそのチャネルを専用して
使用する専用モードとが設定可能となっている。
【0042】図2は、図1に示した無線基地局20の一
構成例を示すブロック図である。
【0043】本形態における無線基地局20は図2に示
すように、端末10a〜10cから転送されたパケット
データを端末10a〜10c毎にカウントする計測手段
であるカウンタ21a〜21cと、共用チャネル毎に設
けられ、共用チャネルのモードを共用モードか専用モー
ドかに切り替えるモード切替部23−1〜23−nと、
カウンタ21a〜21cにおけるカウント値と予め決め
られた所定値とを比較し、該比較結果に基づいてモード
切替部23−1〜23−nの動作を制御する制御部22
とから構成されている。
【0044】以下に、上記のように構成されたパケット
転送方式におけるパケット転送方法について説明する。
【0045】図3は、図1に示したパケット転送方式に
おけるパケット転送方法を説明するための図である。
【0046】端末10a〜10cにおいてパケット転送
が開始されると(ステップS1)、無線基地局20内の
カウンタ21a〜21cにおいて端末10a〜10cか
ら転送されるパケットデータがそれぞれカウントされ
る。
【0047】すると、無線基地局20内の制御部22に
おいて、カウンタ21a〜21cにおけるカウント値が
予め決められた所定値とそれぞれ比較され、端末10a
〜10cから転送されるパケットデータが所定値以上で
あるかどうかが判断される(ステップS2)。なお、端
末から転送される各パケットデータには、それぞれの属
性を示すユーザIDが付加されている。また、判断の基
準となる所定値においては、呼数に応じて変更すること
も可能である。
【0048】ステップS2において端末10a〜10c
から転送される各パケットデータが所定値以上であると
判断された場合は、制御部22からパケット交換局30
に対して、共用チャネルの1つを専用モードに設定して
その端末用に割り当てることが共用チャネルを介して要
求される(ステップS3)。ここで、本形態において
は、端末10cから転送されるパケットデータが所定値
以上であるものとする。すると、無線基地局20内の制
御部22からパケット交換局30に対して、共用チャネ
ルの1つを専用モードに設定して端末10c用として割
り当てることが共用チャネルを介して要求される。な
お、端末10c用に割り当てられることが要求される際
に用いられるチャネルとその要求が無線基地局20内の
制御部22からパケット交換局30に転送される際に用
いられるチャネルとは互いに異なるものである。
【0049】次に、パケット交換局30において、共用
チャネルの1つを専用モードに設定して端末10c用に
割り当てられるかどうかが判断される(ステップS
4)。
【0050】ステップS4において共用チャネルの1つ
を専用モードに設定して端末10c用に割り当てられる
と判断された場合、その旨が無線基地局20内の制御部
22に通知され、制御部22の制御によって、無線基地
局20内のモード切替部23−1〜23−nのうち、専
用モードに設定される共用チャネルに設けられたモード
切替部の動作が制御され、それにより、当該共用チャネ
ルが専用モードに設定され、専用モードに設定された共
用チャネルを用いて端末10cからパケットデータが転
送される(ステップS5)。
【0051】一方、ステップS2において端末10a〜
10cから転送される各パケットデータが所定値未満で
あると判断された場合や、ステップS4において共用チ
ャネルの1つを専用モードに設定して端末10c用に割
り当てられないと判断された場合は、共用モードである
共用チャネルを用いてパケットデータが転送される(ス
テップS6)。なお、本形態においては、端末10a,
10bから転送されるパケットデータが所定値未満であ
るため、端末10a,10bにおいては、共用モードで
ある共用チャネルを用いてパケットデータが転送され
る。
【0052】また、パケット交換局30から無線基地局
20へのパケットデータの転送においても、上述した動
作と同様である。この時のLayer2プロトコル終端
は、端末10a〜10cとパケット終端装置35とで行
われ、無線区間を含めて再送が必要になった場合の再送
制御はLayer2プロトコル間で行われ、ユーザID
単位とする。このユーザIDは、ハンドオーバ等が発生
した場合においてもIDが変わらないアンカーパケット
交換局において管理されている。
【0053】その後、パケットデータの転送が完了する
と、共用モードに設定されている共用チャネル数が検出
され、検出されたチャネル数に基づいて、専用モードに
設定された共用チャネルが共用モードに戻されたり、解
放されたりする。
【0054】(第2の実施の形態)図4は、本発明のパ
ケット転送方式の第2の実施の形態を示す図であり、図
5は、図4に示した無線基地局50の一構成例を示すブ
ロック図である。
【0055】本形態は図4及び図5に示すように、無線
基地局50以外のものは図1に示したものと同様の構成
を有しているが、本形態においては、無線基地局20と
パケット交換局30とが接続される有線回線が、複数の
端末がチャネルを共通に使用することができる共用チャ
ネルと、1つの端末が専用に使用することができる専用
チャネルとから構成されている。
【0056】また、本形態における無線基地局50は図
5に示すように、端末10a〜10cから転送されたパ
ケットデータを端末10a〜10c毎にカウントする計
測手段であるカウンタ51a〜51cと、カウンタ51
a〜51cにおけるカウント値と予め決められた所定値
とを比較し、該比較結果に基づいて共用チャネル及び専
用チャネルの設定を制御する制御部52とから構成され
ている。
【0057】以下に、本形態におけるパケット転送方法
について説明する。
【0058】図6は、図4に示したパケット転送方式に
おけるパケット転送方法を説明するための図である。
【0059】端末10a〜10cにおいてパケット転送
が開始されると(ステップS11)、無線基地局20内
のカウンタ51a〜51cにおいて端末10a〜10c
から転送されるパケットデータがそれぞれカウントされ
る。
【0060】すると、無線基地局20内の制御部52に
おいて、カウンタ51a〜51cにおけるカウント値が
予め決められた所定値とそれぞれ比較され、端末10a
〜10cから転送される各パケットデータが所定値以上
であるかどうかが判断される(ステップS12)。な
お、端末から転送されるパケットデータには、それぞれ
の属性を示すユーザIDが付加されている。また、判断
の基準となる所定値においては、呼数に応じて変更する
ことも可能である。
【0061】ステップS12において端末10a〜10
cから転送される各パケットデータが所定値以上である
と判断された場合は、制御部22からパケット交換局3
0に対して、その端末用に専用チャネルを割り当てるこ
とが要求される(ステップS13)。ここで、本形態に
おいては、端末10cから転送されるパケットデータが
所定値以上であるものとする。すると、無線基地局50
内の制御部52からパケット交換局30に対して、端末
10c用として専用チャネルを割り当てることが共用チ
ャネルを介して要求される。
【0062】次に、パケット交換局30において、端末
10c用に専用チャネルを割り当てられるかどうかが判
断される(ステップS14)。
【0063】ステップS14において端末10c用に専
用チャネルを割り当てられると判断された場合、その旨
が無線基地局50内の制御部52に通知され、制御部5
2の制御によって、端末10c用に専用チャネルが設定
され、専用チャネルを用いて端末10cからパケットデ
ータが転送される(ステップS15)。ここで、専用チ
ャネルを用いてパケットデータが転送される場合、端末
と専用チャネルとは1対1で対応しているので、パケッ
トデータにユーザIDが付加される必要はない。
【0064】一方、ステップS12において端末10a
〜10cから転送される各パケットデータが所定値未満
であると判断された場合や、ステップS14において端
末10c用に専用チャネルを割り当てられないと判断さ
れた場合は、共用チャネルを用いてパケットデータが転
送される(ステップS16)。なお、本形態において
は、端末10a,10bから転送されるパケットデータ
が所定値未満であるため、端末10a,10bにおいて
は、共用チャネルを用いてパケットデータが転送され
る。
【0065】また、パケット交換局30から無線基地局
20へのパケットデータの転送においても、上述した動
作と同様である。この時のLayer2プロトコル終端
は、端末10a〜10cとパケット終端装置35とで行
われ、無線区間を含めて再送が必要になった場合の再送
制御はLayer2プロトコル間で行われ、ユーザID
単位とする。このユーザIDは、ハンドオーバ等が発生
した場合においてもIDが変わらないアンカーパケット
交換局において管理されている。
【0066】その後、パケットデータの転送が完了する
と、専用チャネルが解放される。
【0067】(第3の実施の形態)上述した第1及び第
2の実施の形態においては、端末10a〜10cからそ
れぞれ転送される各パケットデータが所定値以上である
かどうかが無線基地局内で判断されているが、端末10
a〜10cから転送されるパケットデータが所定値以上
の場合に、端末10a〜10cにてその旨の情報がパケ
ットデータに付加され、パケットデータとともに無線基
地局に転送され、無線基地局内の制御部にてその情報を
検出し、該情報に基づいて、共用チャネルのモード切り
替えや、専用チャネルの設定を行ってもよい。
【0068】その場合、図2及び図5に示したカウンタ
21a〜21c,51a〜51cは不要となり、端末1
0a〜10cから転送されるパケットデータが所定値以
上であるかどうかの情報が端末10a〜10cから制御
部22,52に直接通知され、該通知に基づいて制御部
22,52が動作する。
【0069】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0070】(1)端末から転送されるデータあるいは
端末に対して転送されるデータが所定値以上である場
合、共用チャネルのうち1つのチャネルが該端末専用に
割り当てられ、該端末からあるいは該端末に対して転送
されるデータが該チャネルのみを用いて転送される構成
としたため、回線における再送処理能力を低下させるこ
となく、かつ、ハード物理を増大させることなく、パケ
ットデータを効率良く転送することができる。
【0071】(2)端末から転送されるデータあるいは
端末に対して転送されるデータが所定値以上である場
合、該端末に1つの端末のみが使用することができる専
用チャネルが割り当られ、該端末からあるいは該端末に
対して転送されるデータが該専用チャネルのみを用いて
転送される構成としたため、上記同様の効果を奏する。
【0072】また、パケットデータ内にユーザIDを付
加する必要がないため、有線区間におけるデータ転送の
さらなる効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパケット転送方式の第1の実施の形態
を示す図である。
【図2】図1に示した無線基地局の一構成例を示すブロ
ック図である。
【図3】図1に示したパケット転送方式におけるパケッ
ト転送方法を説明するための図である。
【図4】本発明のパケット転送方式の第2の実施の形態
を示す図である。
【図5】図4に示した無線基地局の一構成例を示すブロ
ック図である。
【図6】図4に示したパケット転送方式におけるパケッ
ト転送方法を説明するための図である。
【図7】コネクションレス方式によるパケット転送方法
を説明するための図である。
【図8】コネクションオリエンテッド方式によるパケッ
ト転送方法を説明するための図である。
【符号の説明】
10a〜10c 端末 20,50 無線基地局 21a〜21c,51a〜51c カウンタ 22,52 制御部 23−1〜23−n モード切替部 30 パケット交換局 35 パケット終端装置 40 ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 12/56

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末と、該複数の端末と無線回線
    を介して接続された基地局と、該基地局と1つ以上の有
    線回線により接続された交換局とからなり、前記有線回
    線が、前記複数の端末がチャネルを共通に使用すること
    ができる共用チャネルである通信システムにて、前記複
    数の端末から転送されるデータを一定の長さに区切って
    転送するパケット転送方法において、 前記端末から転送されるデータの量が所定値以上である
    場合、前記共用チャネルのうち1つのチャネルを該端末
    専用に割り当て、該端末から転送されるデータを該チャ
    ネルのみを用いて転送することを特徴とするパケット転
    送方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパケット転送方法にお
    いて、 前記基地局にて、 前記端末から転送されるデータの量が所定値以上である
    かどうかを判断し、 前記端末から転送されるデータの量が所定値以上である
    場合、前記共用チャネルのうち1つのチャネルを該端末
    専用に割り当てることを前記交換局に要求し、 前記交換局にて、 前記基地局から、前記共用チャネルのうち1つのチャネ
    ルを該端末専用に割り当てることを要求された場合、前
    記共用チャネルのうち1つのチャネルを該端末専用に割
    り当てることが可能かどうかを判断し、 前記共用チャネルのうち1つのチャネルを該端末専用に
    割り当てることが可能かどうかの判断結果を前記基地局
    に通知し、 前記基地局にて、 前記交換局から、前記共用チャネルのうち1つのチャネ
    ルを該端末専用に割り当てることが可能である旨が通知
    された場合、前記共用チャネルのうち1つのチャネルを
    該端末専用に割り当てることを特徴とするパケット転送
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のパケット転送方法にお
    いて、 前記端末にて、 該端末から転送されるデータの量が所定値以上であるか
    どうかを判断し、 該端末から転送されるデータの量が所定値以上である場
    合、その旨の情報を前記データに付加して前記基地局に
    通知し、 前記基地局にて、 前記端末から、該端末から転送されるデータの量が所定
    値以上である旨の情報が通知された場合、前記共用チャ
    ネルのうち1つのチャネルを該端末専用に割り当てるこ
    とを前記交換局に要求し、 前記交換局にて、 前記基地局から、前記共用チャネルのうち1つのチャネ
    ルを該端末専用に割り当てることを要求された場合、前
    記共用チャネルのうち1つのチャネルを該端末専用に割
    り当てることが可能かどうかを判断し、 前記共用チャネルのうち1つのチャネルを該端末専用に
    割り当てることが可能かどうかの判断結果を前記基地局
    に通知し、 前記基地局にて、 前記交換局から、前記共用チャネルのうち1つのチャネ
    ルを該端末専用に割り当てることが可能である旨が通知
    された場合、前記共用チャネルのうち1つのチャネルを
    該端末専用に割り当てることを特徴とするパケット転送
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載のパケッ
    ト転送方法において、 前記基地局から前記交換局への要求は、端末専用に割り
    当てるチャネルとは異なるチャネルを用いて行うことを
    特徴とするパケット転送方法。
  5. 【請求項5】 複数の端末と、該複数の端末と無線回線
    を介して接続された基地局と、該基地局と1つ以上の有
    線回線により接続された交換局とからなり、前記有線回
    線が、前記複数の端末がチャネルを共通に使用すること
    ができる共用チャネルである通信システムにて、前記複
    数の端末に対して転送されるデータを一定の長さに区切
    って転送するパケット転送方法において、 前記端末に対して転送されるデータの量が所定値以上で
    ある場合、前記共用チャネルのうち1つのチャネルを該
    端末専用に割り当て、該端末に対して転送されるデータ
    を該チャネルのみを用いて転送することを特徴とするパ
    ケット転送方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のパケット転送方法にお
    いて、 前記交換局にて、 前記端末に対して転送されるデータの量が所定値以上で
    あるかどうかを判断し、 前記端末に対して転送されるデータの量が所定値以上で
    ある場合、前記共用チャネルのうち1つのチャネルを該
    端末専用に割り当てることを前記基地局に要求し、 前記基地局にて、 前記交換局から、前記共用チャネルのうち1つのチャネ
    ルを該端末専用に割り当てることを要求された場合、前
    記共用チャネルのうち1つのチャネルを該端末専用に割
    り当てることが可能かどうかを判断し、 前記共用チャネルのうち1つのチャネルを該端末専用に
    割り当てることが可能である場合に、その旨を前記交換
    局に通知し、 前記交換局にて、 前記基地局から、前記共用チャネルのうち1つのチャネ
    ルを該端末専用に割り当てることが可能である旨が通知
    された場合、前記共用チャネルのうち1つのチャネルを
    該端末専用に割り当てることを特徴とするパケット転送
    方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のパケット転送方法にお
    いて、 前記交換局から前記基地局への要求は、端末専用に割り
    当てるチャネルとは異なるチャネルを用いて行うことを
    特徴とするパケット転送方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の
    パケット転送方法において、 前記共用チャネルのうち1つのチャネルが専用に割り当
    てられた端末におけるデータの転送が完了した場合、端
    末専用に割り当てられていない共用チャネルの数を検出
    し、該検出結果に基づいて、端末専用に割り当てられた
    チャネルを複数の端末が共通に使用することができる共
    用チャネルに設定することを特徴とするパケット転送方
    法。
  9. 【請求項9】 複数の端末と、該複数の端末と無線回線
    を介して接続された基地局と、該基地局と複数の有線回
    線により接続された交換局とから構成され、前記有線回
    線が、前記複数の端末がチャネルを共通に使用すること
    ができる共用チャネルと1つの端末のみが使用すること
    ができる専用チャネルとからなる通信システムにて、前
    記複数の端末から転送されるデータを一定の長さに区切
    って転送するパケット転送方法において、 前記端末から転送されるデータの量が所定値以上である
    場合のみ、該端末に前記専用チャネルを割り当て、該端
    末から転送されるデータを該専用チャネルを用いて転送
    することを特徴とするパケット転送方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のパケット転送方法に
    おいて、 前記基地局にて、 前記端末から転送されるデータの量が所定値以上である
    かどうかを判断し、 前記端末から転送されるデータの量が所定値以上である
    場合のみ、該端末に前記専用チャネルを割り当てること
    を前記交換局に要求し、 前記交換局にて、 前記基地局から、該端末に前記専用チャネルを割り当て
    ることを要求された場合、該端末に前記専用チャネルを
    割り当てることが可能かどうかを判断し、 該端末に前記専用チャネルを割り当てることが可能かど
    うかの判断結果を前記基地局に通知し、 前記基地局にて、 前記交換局から、該端末用に前記専用チャネルを割り当
    てることが可能である旨が通知された場合、該端末に前
    記専用チャネルを割り当てることを特徴とするパケット
    転送方法。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載のパケット転送方法に
    おいて、 前記端末にて、 該端末から転送されるデータの量が所定値以上であるか
    どうかを判断し、 該端末から転送されるデータの量が所定値以上である場
    合、その旨の情報を前記データに付加して前記基地局に
    通知し、 前記基地局にて、前記端末から、該端末から転送される
    データの量が所定値以上である旨の情報が通知された場
    合のみ、該端末に前記専用チャネルを割り当てることを
    前記交換局に要求し、 前記交換局にて、 前記基地局から、該端末に前記専用チャネルを割り当て
    ることを要求された場合、該端末に前記専用チャネルを
    割り当てることが可能かどうかを判断し、 該端末に前記専用チャネルを割り当てることが可能かど
    うかの判断結果を前記基地局に通知し、 前記基地局にて、 前記交換局から、該端末用に前記専用チャネルを割り当
    てることが可能である旨が通知された場合、該端末に前
    記専用チャネルを割り当てることを特徴とするパケット
    転送方法。
  12. 【請求項12】 複数の端末と、該複数の端末と無線回
    線を介して接続された基地局と、該基地局と複数の有線
    回線により接続された交換局とから構成され、前記有線
    回線が、前記複数の端末がチャネルを共通に使用するこ
    とができる共用チャネルと1つの端末のみが使用するこ
    とができる専用チャネルとからなる通信システムにて、
    前記複数の端末に対して転送されるデータを一定の長さ
    に区切って転送するパケット転送方法において、 前記端末に対して転送されるデータの量が所定値以上で
    ある場合のみ、該端末に前記専用チャネルを割り当て、
    該端末に対して転送されるデータを該専用チャネルを用
    いて転送することを特徴とするパケット転送方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のパケット転送方法
    において、 前記交換局にて、 前記端末に対して転送されるデータの量が所定値以上で
    あるかどうかを判断し、 前記端末に対して転送されるデータの量が所定値以上で
    ある場合のみ、該端末に前記専用チャネルを割り当てる
    ことを前記基地局に要求し、 前記基地局にて、 前記交換局から、該端末に前記専用チャネルを割り当て
    ることを要求された場合、該端末に前記専用チャネルを
    割り当てることが可能かどうかを判断し、 該端末に前記専用チャネルを割り当てることが可能かど
    うかの判断結果を前記交換局に通知し、 前記交換局にて、 前記基地局から、該端末用に前記専用チャネルを割り当
    てることが可能である旨が通知された場合、該端末に前
    記専用チャネルを割り当てることを特徴とするパケット
    転送方法。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至13のいずれか1項に記
    載のパケット転送方法において、 前記所定値は、呼数に応じて変更可能であることを特徴
    とするパケット転送方法。
  15. 【請求項15】 複数の端末と、該複数の端末と無線回
    線を介して接続された基地局と、該基地局と1つ以上の
    有線回線により接続された交換局とからなり、前記有線
    回線が、前記複数の端末がチャネルを共通に使用するこ
    とができる共用チャネルであり、前記複数の端末から転
    送されるデータを一定の長さに区切って転送するパケッ
    ト転送方式において、 前記基地局は、 前記複数の端末から転送されたパケットデータを端末毎
    にカウントする計測手段と、 前記共用チャネル毎に設けられ、該共用チャネルを、前
    記複数の端末が共通に使用することができるモードと、
    1つの端末が専用して使用することができるモードとに
    切り替えるモード切替手段と、 前記計測手段におけるカウント値と予め決められた所定
    値とを比較し、該比較結果に基づいて前記モード切替手
    段の動作を制御する制御手段とを有し、 該制御手段は、前記計測手段におけるカウント値が予め
    決められた所定値以上である場合、前記モード切替手段
    の動作を、前記共用チャネルを該端末が専用して使用す
    ることができるモードに切り替えるように制御すること
    を特徴とするパケット転送方式。
  16. 【請求項16】 複数の端末と、該複数の端末と無線回
    線を介して接続された基地局と、該基地局と複数の有線
    回線により接続された交換局とから構成され、前記有線
    回線が、前記複数の端末がチャネルを共通に使用するこ
    とができる共用チャネルと1つの端末のみが使用するこ
    とができる専用チャネルとからなり、前記複数の端末か
    ら転送されるデータを一定の長さに区切って転送するパ
    ケット転送方式において、 前記基地局は、 前記複数の端末から転送されるパケットデータを端末毎
    にカウントする計測手段と、 該計測手段におけるカウント値と予め決められた所定値
    とを比較し、該比較結果に基づいて前記共用チャネル及
    び専用チャネルの設定を制御する制御する制御手段とを
    有し、 該制御手段は、前記計測手段におけるカウント値が予め
    決められた所定値以上である場合のみ、該端末用に前記
    専用チャネルを設定することを特徴とするパケット転送
    方式。
  17. 【請求項17】 請求項15または請求項16に記載の
    パケット転送方式において、 前記所定値は、呼数に応じて変更可能であることを特徴
    とするパケット転送方式。
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