JPH11345388A - 車両通行情報報知システム、車両通行情報報知装置および車両通行情報報知方法 - Google Patents
車両通行情報報知システム、車両通行情報報知装置および車両通行情報報知方法Info
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- JPH11345388A JPH11345388A JP15108698A JP15108698A JPH11345388A JP H11345388 A JPH11345388 A JP H11345388A JP 15108698 A JP15108698 A JP 15108698A JP 15108698 A JP15108698 A JP 15108698A JP H11345388 A JPH11345388 A JP H11345388A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プライバシーの保護を図りながら不特定多数
の車両の通行状態を把握できるようにする。 【解決手段】 光学式車両感知器で受信した車両の車両
ＩＤ情報に基づいて、通行情報を表示する際に、予め登
録されて車番や個人名などの個人情報の公開を許可した
車両については、個人情報を含めた通行情報を表示する
とともに、登録されていない車両については、個人情報
を含まない車種のみの通行情報を表示するようにしてい
る。
の車両の通行状態を把握できるようにする。 【解決手段】 光学式車両感知器で受信した車両の車両
ＩＤ情報に基づいて、通行情報を表示する際に、予め登
録されて車番や個人名などの個人情報の公開を許可した
車両については、個人情報を含めた通行情報を表示する
とともに、登録されていない車両については、個人情報
を含まない車種のみの通行情報を表示するようにしてい
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ある道路
区間に存在する車両やその位置などといった車両の通行
状態を示す通行情報を報知する車両通行情報報知システ
ム、それに用いる車両通行情報報知装置および車両通行
情報報知方法に関する。
区間に存在する車両やその位置などといった車両の通行
状態を示す通行情報を報知する車両通行情報報知システ
ム、それに用いる車両通行情報報知装置および車両通行
情報報知方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、道路上を通行する車両の位置をリ
アルタイムで把握するシステムとして、例えば、タクシ
ー会社や宅配便会社などでは、車両に搭載された車載機
と道路に設置されたビーコンとの間の無線通信を利用し
てタクシーやトラックの位置情報を把握し、あるいは、
一部の大企業などでは、人工衛星を利用して自動車用ナ
ビゲーション装置（カーナビ）を搭載した自社の車両の
位置情報を把握して運行管理を行うようにしたものがあ
る。
アルタイムで把握するシステムとして、例えば、タクシ
ー会社や宅配便会社などでは、車両に搭載された車載機
と道路に設置されたビーコンとの間の無線通信を利用し
てタクシーやトラックの位置情報を把握し、あるいは、
一部の大企業などでは、人工衛星を利用して自動車用ナ
ビゲーション装置（カーナビ）を搭載した自社の車両の
位置情報を把握して運行管理を行うようにしたものがあ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このようなシステムの
適用範囲を拡大して不特定多数の車両の走行状態をリア
ルタイムに把握して道路の需要調査や沿道地域の市場調
査等を効率的に行えるようにすることが考えられるが、
従来のシステムでは、検索対象の車両については、その
走行位置と共に車番などの個人情報も併せて表示される
ので、不特定の第三者に個人情報が知られてプライバシ
ーが損なわれる虞れがあるという難点がある。
適用範囲を拡大して不特定多数の車両の走行状態をリア
ルタイムに把握して道路の需要調査や沿道地域の市場調
査等を効率的に行えるようにすることが考えられるが、
従来のシステムでは、検索対象の車両については、その
走行位置と共に車番などの個人情報も併せて表示される
ので、不特定の第三者に個人情報が知られてプライバシ
ーが損なわれる虞れがあるという難点がある。
【０００４】本発明は、上述の点に鑑みて為されたもの
であって、プライバシーの保護を図れるとともに、不特
定多数の車両の通行状態を把握できるようにすることを
目的とする。
であって、プライバシーの保護を図れるとともに、不特
定多数の車両の通行状態を把握できるようにすることを
目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
を達成するために、次のように構成している。
【０００６】すなわち、請求項１の本発明の車両通行情
報報知システムは、道路を通行する車両の車両情報を受
け付けて通行情報を報知するシステムであって、受け付
けた車両情報が予め登録されている車両の車両情報であ
るか否かを判別して、登録されている車両と登録されて
ない車両とを区別して通行情報を提供する車両通行情報
提供装置と、提供される通行情報に基づいて、登録され
ている車両と登録されていない車両とを区別して通行情
報を報知する車両通行情報報知装置とを備えている。
報報知システムは、道路を通行する車両の車両情報を受
け付けて通行情報を報知するシステムであって、受け付
けた車両情報が予め登録されている車両の車両情報であ
るか否かを判別して、登録されている車両と登録されて
ない車両とを区別して通行情報を提供する車両通行情報
提供装置と、提供される通行情報に基づいて、登録され
ている車両と登録されていない車両とを区別して通行情
報を報知する車両通行情報報知装置とを備えている。
【０００７】請求項２の本発明の車両通行情報報知装置
は、登録されている車両と登録されていない車両とで区
別して与えられる通行情報に基づいて、登録されている
車両と登録されていない車両とを区別して通行情報を報
知するものである。
は、登録されている車両と登録されていない車両とで区
別して与えられる通行情報に基づいて、登録されている
車両と登録されていない車両とを区別して通行情報を報
知するものである。
【０００８】請求項３の本発明の車両通行情報報知方法
は、道路を通行する車両の車両情報を受け付けてその受
け付けた車両情報が登録されている車両の車両情報であ
るか否かを判別し、登録されている車両と登録されてい
ない車両とを区別して車両の通行情報を報知するもので
ある。
は、道路を通行する車両の車両情報を受け付けてその受
け付けた車両情報が登録されている車両の車両情報であ
るか否かを判別し、登録されている車両と登録されてい
ない車両とを区別して車両の通行情報を報知するもので
ある。
【０００９】請求項４の本発明の車両通行情報報知シス
テムは、請求項１の構成において、予め登録されている
車両については、その登録内容に応じた通行情報が報知
されるものである。
テムは、請求項１の構成において、予め登録されている
車両については、その登録内容に応じた通行情報が報知
されるものである。
【００１０】請求項５の本発明の車両通行情報報知シス
テムは、請求項１または４の構成において、所望の車両
の位置を、該車両の車両情報に基づいて特定して報知す
るものである。
テムは、請求項１または４の構成において、所望の車両
の位置を、該車両の車両情報に基づいて特定して報知す
るものである。
【００１１】〔作用〕請求項１ないし３の本発明によれ
ば、登録されている車両と登録されていない車両とで報
知する通行情報を異ならせることができ、例えば、車両
の所有者などに関する個人情報を含まない通行情報を報
知したり、あるいは、個人情報を含む通行情報を報知す
るといったことができる。
ば、登録されている車両と登録されていない車両とで報
知する通行情報を異ならせることができ、例えば、車両
の所有者などに関する個人情報を含まない通行情報を報
知したり、あるいは、個人情報を含む通行情報を報知す
るといったことができる。
【００１２】請求項４の本発明によれば、予め登録され
ている車両については、その登録内容に応じた通行情報
が報知されるので、例えば、車両の所有者などに関する
個人情報を含む通行情報を報知してもよいか否かを予め
登録しておくことにより、ユーザの希望に応じた通行情
報を報知できる。
ている車両については、その登録内容に応じた通行情報
が報知されるので、例えば、車両の所有者などに関する
個人情報を含む通行情報を報知してもよいか否かを予め
登録しておくことにより、ユーザの希望に応じた通行情
報を報知できる。
【００１３】請求項５の本発明によれば、所望の車両の
位置を、該車両の車両情報に基づいて特定して報知する
ので、特定の車両の位置を容易に把握できることにな
る。
位置を、該車両の車両情報に基づいて特定して報知する
ので、特定の車両の位置を容易に把握できることにな
る。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、図面によって、本発明の実
施の形態について、詳細に説明する。
施の形態について、詳細に説明する。
【００１５】図１は、本発明に係る車両通行情報報知シ
ステムの概略構成図であり、このシステムは、道路を通
行する車両１からの車両ＩＤ情報を受信する光学式車両
感知器２と、この光学式車両感知器２からの車両ＩＤ情
報が、予め登録されている車両の車両ＩＤ情報であるか
否かを判別して、登録されている車両と登録されていな
い車両とを区別した通行情報を後述のように提供する車
両通行情報提供装置としての交通管制センター３と、こ
の交通管制センター３からの通行情報を公衆回線網４を
介して受信して画面表示あるいは印字出力する車両通行
情報報知装置としてのパソコン５あるいはファクシミリ
６とを備えている。
ステムの概略構成図であり、このシステムは、道路を通
行する車両１からの車両ＩＤ情報を受信する光学式車両
感知器２と、この光学式車両感知器２からの車両ＩＤ情
報が、予め登録されている車両の車両ＩＤ情報であるか
否かを判別して、登録されている車両と登録されていな
い車両とを区別した通行情報を後述のように提供する車
両通行情報提供装置としての交通管制センター３と、こ
の交通管制センター３からの通行情報を公衆回線網４を
介して受信して画面表示あるいは印字出力する車両通行
情報報知装置としてのパソコン５あるいはファクシミリ
６とを備えている。
【００１６】道路を通行する車両１には、ＶＩＣＳ（Ve
hicle Information and Communication System）に対応
するとともに、光学式車両感知器２に対して車両ＩＤ情
報を送信する自動車用ナビゲーション装置（以下、「カー
ナビ」という）が搭載されており、光学式車両感知器２か
ら提供される渋滞情報や規制情報などのＶＩＣＳ情報
が、カーナビの画面に表示されるようになっている。光学
式車両感知器２に送信される車両ＩＤ情報には、当該車
両の車両ＩＤおよび車種の情報とが含まれている。な
お、カーナビは、ＶＩＣＳ対応のものでなくともよく、
また、カーナビでなく、単に光学式車両感知器２に対し
て車両ＩＤ情報を送信できる車載機であればよい。
hicle Information and Communication System）に対応
するとともに、光学式車両感知器２に対して車両ＩＤ情
報を送信する自動車用ナビゲーション装置（以下、「カー
ナビ」という）が搭載されており、光学式車両感知器２か
ら提供される渋滞情報や規制情報などのＶＩＣＳ情報
が、カーナビの画面に表示されるようになっている。光学
式車両感知器２に送信される車両ＩＤ情報には、当該車
両の車両ＩＤおよび車種の情報とが含まれている。な
お、カーナビは、ＶＩＣＳ対応のものでなくともよく、
また、カーナビでなく、単に光学式車両感知器２に対し
て車両ＩＤ情報を送信できる車載機であればよい。
【００１７】交通管制センター３は、光学式車両感知器
２で車両１からの車両ＩＤ情報を受信することによって
その受信した光学式車両感知器２の設置位置から車両の
走行位置（走行経路）を特定するとともに、車両ＩＤ情
報に含まれる車種情報から車種を特定する。この交通管
制センター３には、車両通行情報報知システムのセキュ
リティと個人のプライバシーとを考慮してこのシステム
を利用しようとするユーザが、予め登録手続きを行って
いる。この登録手続きによって、車両ＩＤ、この車両Ｉ
Ｄに対応するユーザＩＤ、および、そのユーザの個人情
報、例えば、車番、個人名、広告などが登録されるとと
もに、個人情報を公開（報知）してもよいか否かの認否
情報も登録されており、かかる登録がなされたユーザに
は、システムにアクセスするための電話番号とパスワー
ドとが発行される。これによって、登録していない第三
者が、システムの個人情報に不当にアクセスできないよ
うに構成されている。
２で車両１からの車両ＩＤ情報を受信することによって
その受信した光学式車両感知器２の設置位置から車両の
走行位置（走行経路）を特定するとともに、車両ＩＤ情
報に含まれる車種情報から車種を特定する。この交通管
制センター３には、車両通行情報報知システムのセキュ
リティと個人のプライバシーとを考慮してこのシステム
を利用しようとするユーザが、予め登録手続きを行って
いる。この登録手続きによって、車両ＩＤ、この車両Ｉ
Ｄに対応するユーザＩＤ、および、そのユーザの個人情
報、例えば、車番、個人名、広告などが登録されるとと
もに、個人情報を公開（報知）してもよいか否かの認否
情報も登録されており、かかる登録がなされたユーザに
は、システムにアクセスするための電話番号とパスワー
ドとが発行される。これによって、登録していない第三
者が、システムの個人情報に不当にアクセスできないよ
うに構成されている。
【００１８】交通管制センター３は、上述のように、光
学式車両感知器２で車両ＩＤ情報を受信することによっ
てその光学式車両感知器２の設置位置から車両１の走行
位置を特定するとともに、車両ＩＤ情報に含まれる車種
情報から車種を特定し、さらには、主要路線ごとの車種
別の走行台数、平均走行速度、平均車長などを計測し、
登録したユーザからのアクセスに応じて、例えば、図２
に示されるような通行情報を、公衆回線網４を介してユ
ーザのパソコン５あるいはファクシミリ６に送信するも
のである。
学式車両感知器２で車両ＩＤ情報を受信することによっ
てその光学式車両感知器２の設置位置から車両１の走行
位置を特定するとともに、車両ＩＤ情報に含まれる車種
情報から車種を特定し、さらには、主要路線ごとの車種
別の走行台数、平均走行速度、平均車長などを計測し、
登録したユーザからのアクセスに応じて、例えば、図２
に示されるような通行情報を、公衆回線網４を介してユ
ーザのパソコン５あるいはファクシミリ６に送信するも
のである。
【００１９】この図２の通行情報は、少なくともある道
路区間に存在する車両を示すものであって、ユーザから
要求のあった上下の路線を通行する車種毎の台数、平均
速度、平均車長、渋滞の有無および所要時間についての
通行情報を示しており、かかる通行情報が、ユーザのパ
ソコン５の画面に表示され、あるいは、ファクシミリ６
で印字出力される。このため、交通管制センター３から
は、パソコン５あるいはファクシミリ６に応じた形式で
通行情報のデータが提供されるものであり、例えば、パ
ソコンのＷｅｂブラウザの場合には、デジタル地図をＧ
ＩＦファイル形式にしたものであり、ファクシミリの場
合には、デジタル地図をファクシミリイメージにしたも
のである。
路区間に存在する車両を示すものであって、ユーザから
要求のあった上下の路線を通行する車種毎の台数、平均
速度、平均車長、渋滞の有無および所要時間についての
通行情報を示しており、かかる通行情報が、ユーザのパ
ソコン５の画面に表示され、あるいは、ファクシミリ６
で印字出力される。このため、交通管制センター３から
は、パソコン５あるいはファクシミリ６に応じた形式で
通行情報のデータが提供されるものであり、例えば、パ
ソコンのＷｅｂブラウザの場合には、デジタル地図をＧ
ＩＦファイル形式にしたものであり、ファクシミリの場
合には、デジタル地図をファクシミリイメージにしたも
のである。
【００２０】また、この実施の形態では、個人のプライ
バシーを考慮して、下記の表に示されるように、予め登
録された車両と登録されていない車両とで区別して通行
情報を表示あるいは印字出力できるようにしており、さ
らには、登録された車両でも個人情報の公開を許可した
車両とそうでない車両とによって表示あるいは印字出力
する通行情報の内容を異ならせるとともに、個人情報を
含む通行情報を検索できるユーザの範囲を異ならせてい
る。
バシーを考慮して、下記の表に示されるように、予め登
録された車両と登録されていない車両とで区別して通行
情報を表示あるいは印字出力できるようにしており、さ
らには、登録された車両でも個人情報の公開を許可した
車両とそうでない車両とによって表示あるいは印字出力
する通行情報の内容を異ならせるとともに、個人情報を
含む通行情報を検索できるユーザの範囲を異ならせてい
る。
【００２１】
【表１】
【００２２】すなわち、表に示されるように、予め登録
されて個人情報の公開を許可（ＯＫ）した車両について
は、登録したユーザは誰でもアクセスできて登録されて
いる個人情報のすべてを含む通行情報を表示あるいは印
字出力することができ、予め登録されて個人情報の公開
を許可していない（ＮＧ）車両については、パスワード
で認可された特定の者を除いて車種のみの通行情報が表
示あるいは印字出力され、特定の者に対しては登録され
た個人情報のすべてを含む通行情報が表示あるいは印字
出力できるようになっている。さらに、予め登録されて
いない車両については、個人情報にアクセスすることが
できず、車種のみの通行情報が表示あるい印字出力され
る。
されて個人情報の公開を許可（ＯＫ）した車両について
は、登録したユーザは誰でもアクセスできて登録されて
いる個人情報のすべてを含む通行情報を表示あるいは印
字出力することができ、予め登録されて個人情報の公開
を許可していない（ＮＧ）車両については、パスワード
で認可された特定の者を除いて車種のみの通行情報が表
示あるいは印字出力され、特定の者に対しては登録され
た個人情報のすべてを含む通行情報が表示あるいは印字
出力できるようになっている。さらに、予め登録されて
いない車両については、個人情報にアクセスすることが
できず、車種のみの通行情報が表示あるい印字出力され
る。
【００２３】なお、本発明は、この表に示される態様に
限るものではなく、個人情報の種類毎に公開の認否を登
録しておき、それに応じて、個人情報を含む通行情報を
公開するようにしてもよく、あるいは、公開を許可する
個人情報のみを登録するようにしてもよい。
限るものではなく、個人情報の種類毎に公開の認否を登
録しておき、それに応じて、個人情報を含む通行情報を
公開するようにしてもよく、あるいは、公開を許可する
個人情報のみを登録するようにしてもよい。
【００２４】図３は、一部の地域を拡大するとともに、
個人情報を含めた通行情報の表示例である。
個人情報を含めた通行情報の表示例である。
【００２５】すなわち、図３においては、予め登録され
て個人情報の公開を許可した車両については、車種（大
型トレーラ）と共に車番（和泉２２ち６６−７７）が表
示され、あるいは、車種（小型商用車）と共に個人名
（鈴木商店）および電話番号（ＴＥＬ３９４−２３４
５）が表示されている。この図３の通行情報は、少なく
ともある道路区間に存在する車両とその位置とを示すも
のである。
て個人情報の公開を許可した車両については、車種（大
型トレーラ）と共に車番（和泉２２ち６６−７７）が表
示され、あるいは、車種（小型商用車）と共に個人名
（鈴木商店）および電話番号（ＴＥＬ３９４−２３４
５）が表示されている。この図３の通行情報は、少なく
ともある道路区間に存在する車両とその位置とを示すも
のである。
【００２６】図２あるいは図３に示されるような通行情
報を、パソコン５に表示し、あるいは、ファクシミリ６
で印字出力する場合の手順の一例を説明する。
報を、パソコン５に表示し、あるいは、ファクシミリ６
で印字出力する場合の手順の一例を説明する。
【００２７】先ずユーザは、交通管制センター３に電話
をかけ、予め登録したユーザＩＤとパスワード（いずれ
も数字）とをパソコン５あるいはファクシミリ６のプッ
シュボタンによって入力して認証を得る。認証の方式
は、一般のパソコン通信やインターネットプロバイダ
が、そのユーザの認証に使用している方式と基本的に同
様であり、かかる認証を行うことによって、不特定の第
三者がシステムにアクセスするのを防止してセキュリテ
ィを確保する。ユーザは、認証された後に、通行情報を
得たい道路区間や地域あるいは個人情報を併せて表示す
るか否かといった設定入力をパソコン５から行うととも
に、ファクシミリ６に印字出力させたい場合には、その
旨を入力する。これによって、交通管制センター３から
は、通行情報が公衆回線網４を介して提供され、パソコ
ン５あるいはファクシミリ６で通行情報が表示あるいは
印字出力される。
をかけ、予め登録したユーザＩＤとパスワード（いずれ
も数字）とをパソコン５あるいはファクシミリ６のプッ
シュボタンによって入力して認証を得る。認証の方式
は、一般のパソコン通信やインターネットプロバイダ
が、そのユーザの認証に使用している方式と基本的に同
様であり、かかる認証を行うことによって、不特定の第
三者がシステムにアクセスするのを防止してセキュリテ
ィを確保する。ユーザは、認証された後に、通行情報を
得たい道路区間や地域あるいは個人情報を併せて表示す
るか否かといった設定入力をパソコン５から行うととも
に、ファクシミリ６に印字出力させたい場合には、その
旨を入力する。これによって、交通管制センター３から
は、通行情報が公衆回線網４を介して提供され、パソコ
ン５あるいはファクシミリ６で通行情報が表示あるいは
印字出力される。
【００２８】このように予め登録されている車両と登録
されていない車両とで区別し、登録されていない車両に
ついては、車種のみについての通行情報を、また、登録
されている車両については、車種の情報に加えて公開の
認否に応じて個人情報を含む通行情報を表示あるいは印
字出力するので、プライバシーの保護を図ることができ
るとともに、不特定多数の車両についての通行情報を得
ることができる。
されていない車両とで区別し、登録されていない車両に
ついては、車種のみについての通行情報を、また、登録
されている車両については、車種の情報に加えて公開の
認否に応じて個人情報を含む通行情報を表示あるいは印
字出力するので、プライバシーの保護を図ることができ
るとともに、不特定多数の車両についての通行情報を得
ることができる。
【００２９】このような不特定多数の車両の通行情報を
得ることにより、道路の需要調査や沿道地域の市場調査
などを効率的に行うことが可能となる。
得ることにより、道路の需要調査や沿道地域の市場調査
などを効率的に行うことが可能となる。
【００３０】さらに、個人情報の公開を認めたユーザに
ついては、個人情報が表示されるので、広告的効果を得
ることもできる。
ついては、個人情報が表示されるので、広告的効果を得
ることもできる。
【００３１】また、この実施の形態では、予め登録され
ている特定の車両の走行位置を把握したいような場合に
は、ユーザは、パスワードを入力するとともに、その検
索対象車両の車両ＩＤを入力する。交通管制センター３
では、入力された車両ＩＤの車両を検索して検索対象車
両が通過した一連の光学式車両感知器２の位置を特定
し、これによって、検索対象車両の通過経路および走行
位置を特定して、デジタル地図上に表現してユーザのパ
ソコン５あるいはファクシミリ６に送信して表示あるい
は印字出力させる。
ている特定の車両の走行位置を把握したいような場合に
は、ユーザは、パスワードを入力するとともに、その検
索対象車両の車両ＩＤを入力する。交通管制センター３
では、入力された車両ＩＤの車両を検索して検索対象車
両が通過した一連の光学式車両感知器２の位置を特定
し、これによって、検索対象車両の通過経路および走行
位置を特定して、デジタル地図上に表現してユーザのパ
ソコン５あるいはファクシミリ６に送信して表示あるい
は印字出力させる。
【００３２】このような車両位置の検索の手順をさらに
詳しく説明すると、ユーザは、交通管制センター３に電
話をかけ、予め登録したユーザＩＤとパスワードを、パ
ソコン５あるいはファクシミリ６によって入力して認証
を得る。ユーザは、認証された後、自分がその走行位置
（走行経路）を検索したい車両の車両ＩＤを入力する。
Ｗｅｂブラウザを使用する場合はパソコン５から、ま
た、ファクシミリ６を使用する場合は、ファクシミリの
プッシュボタンから入力する。交通管制センター３は、
入力された車両ＩＤが、予め登録された検索可能な車両
ＩＤかどうかをチェックする。これは、第三者の車両が
不当に検索されるのを防止してプライバシーを保護する
ためである。入力された車両ＩＤが、予め登録されたも
のでない場合には、接続を強制的に切断する。
詳しく説明すると、ユーザは、交通管制センター３に電
話をかけ、予め登録したユーザＩＤとパスワードを、パ
ソコン５あるいはファクシミリ６によって入力して認証
を得る。ユーザは、認証された後、自分がその走行位置
（走行経路）を検索したい車両の車両ＩＤを入力する。
Ｗｅｂブラウザを使用する場合はパソコン５から、ま
た、ファクシミリ６を使用する場合は、ファクシミリの
プッシュボタンから入力する。交通管制センター３は、
入力された車両ＩＤが、予め登録された検索可能な車両
ＩＤかどうかをチェックする。これは、第三者の車両が
不当に検索されるのを防止してプライバシーを保護する
ためである。入力された車両ＩＤが、予め登録されたも
のでない場合には、接続を強制的に切断する。
【００３３】交通管制センター３では、入力された車両
ＩＤの車両を検索して検索対象車両が通過した一連の光
学式車両感知器２の位置を特定し、これによって、検索
対象車両の通過経路および走行位置を特定して、デジタ
ル地図上に表現してユーザに送信し、車両ＩＤを入力し
たユーザのパソコン５に表示あるいはファクシミリ６で
印字出力される。
ＩＤの車両を検索して検索対象車両が通過した一連の光
学式車両感知器２の位置を特定し、これによって、検索
対象車両の通過経路および走行位置を特定して、デジタ
ル地図上に表現してユーザに送信し、車両ＩＤを入力し
たユーザのパソコン５に表示あるいはファクシミリ６で
印字出力される。
【００３４】なお、本発明の他の実施の形態として、車
両の位置などの通行情報を音声で報知するように構成し
てもよい。
両の位置などの通行情報を音声で報知するように構成し
てもよい。
【００３５】また、通行情報の表示や印字出力は、交通
管制センター３などでも行えるようにしてもよい。
管制センター３などでも行えるようにしてもよい。
【００３６】上述の実施の形態では、予め登録している
車両については、個人情報の公開を許可しているか否か
に応じて対応する通行情報を報知するように構成したけ
れども、本発明の他の実施の形態として、予め登録され
ている車両については、登録されている個人情報を一律
に報知するようにしてもよい。
車両については、個人情報の公開を許可しているか否か
に応じて対応する通行情報を報知するように構成したけ
れども、本発明の他の実施の形態として、予め登録され
ている車両については、登録されている個人情報を一律
に報知するようにしてもよい。
【００３７】上述の実施の形態では、光学式車両感知器
を利用して通行情報を提供するようにしたけれでも、本
発明の他の実施の形態として、衛星などを併用して通行
情報を提供するようにしてもよい。
を利用して通行情報を提供するようにしたけれでも、本
発明の他の実施の形態として、衛星などを併用して通行
情報を提供するようにしてもよい。
【００３８】上述の実施の形態では、登録したユーザに
対してのみ通行情報を報知するように構成したけれど
も、本発明の他の実施の形態として、個人情報を含まな
い通行情報については、未登録のユーザにも報知できる
ようにしてもよい。
対してのみ通行情報を報知するように構成したけれど
も、本発明の他の実施の形態として、個人情報を含まな
い通行情報については、未登録のユーザにも報知できる
ようにしてもよい。
【００３９】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、登録され
ている車両と登録されていない車両とで報知する通行情
報を異ならせることができ、例えば、車両の所有者に関
する個人情報を含まない通行情報を報知したり、あるい
は、個人情報を含む通行情報を報知するといったことが
でき、これによって、プライバシーの保護を図りながら
不特定多数の車両の走行位置を把握できることになり、
道路の需要調査や沿道地域の市場調査等を効率的に行う
ことが可能となる。
ている車両と登録されていない車両とで報知する通行情
報を異ならせることができ、例えば、車両の所有者に関
する個人情報を含まない通行情報を報知したり、あるい
は、個人情報を含む通行情報を報知するといったことが
でき、これによって、プライバシーの保護を図りながら
不特定多数の車両の走行位置を把握できることになり、
道路の需要調査や沿道地域の市場調査等を効率的に行う
ことが可能となる。
【００４０】また、予め登録されている車両について
は、その登録内容に応じた通行情報が報知されるので、
例えば、車両に関する個人情報を含む通行情報を報知し
てもよいか否かを予め登録しておくことにより、広告的
効果を得ようとするユーザは個人情報を報知して広告的
効果を得ることができる一方、個人情報の報知を望まな
いユーザは、個人情報を報知しないことによってプライ
バシーを保護できることになり、ユーザの希望に応じた
通行情報を報知できることになる。
は、その登録内容に応じた通行情報が報知されるので、
例えば、車両に関する個人情報を含む通行情報を報知し
てもよいか否かを予め登録しておくことにより、広告的
効果を得ようとするユーザは個人情報を報知して広告的
効果を得ることができる一方、個人情報の報知を望まな
いユーザは、個人情報を報知しないことによってプライ
バシーを保護できることになり、ユーザの希望に応じた
通行情報を報知できることになる。
【００４１】さらに、所望の車両の位置を、該車両の車
両情報に基づいて特定して報知するので、特定の車両の
位置を容易に把握できることになる。
両情報に基づいて特定して報知するので、特定の車両の
位置を容易に把握できることになる。
【図１】本発明に係る車両通行情報報知システムの概略
構成を示す図である。
構成を示す図である。
【図２】報知される通行情報の一例を示す図である。
【図３】報知される通行情報の他の例を示す図である。
１ 車両 ２ 光学式車両感知器 ３ 交通管制センター ５ パソコン ６ ファクシミリ
Claims (5)
- 【請求項１】 道路を通行する車両の車両情報を受け付
けて通行情報を報知するシステムであって、 受け付けた車両情報が予め登録されている車両の車両情
報であるか否かを判別して、登録されている車両と登録
されてない車両とを区別して通行情報を提供する車両通
行情報提供装置と、 提供される通行情報に基づいて、登録されている車両と
登録されていない車両とを区別して通行情報を報知する
車両通行情報報知装置と、 を備えることを特徴とする車両通行情報報知システム。 - 【請求項２】 登録されている車両と登録されていない
車両とで区別して与えられる通行情報に基づいて、登録
されている車両と登録されていない車両とを区別して通
行情報を報知することを特徴とする車両通行情報報知装
置。 - 【請求項３】 道路を通行する車両の車両情報を受け付
けてその受け付けた車両情報が登録されている車両の車
両情報であるか否かを判別し、登録されている車両と登
録されていない車両とを区別して車両の通行情報を報知
することを特徴とする車両通行情報報知方法。 - 【請求項４】 予め登録されている車両については、そ
の登録内容に応じた通行情報が報知される請求項１記載
の車両通行情報報知システム。 - 【請求項５】 所望の車両の位置を、該車両の車両情報
に基づいて特定して報知する請求項１または４記載の車
両通行情報報知システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15108698A JPH11345388A (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | 車両通行情報報知システム、車両通行情報報知装置および車両通行情報報知方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15108698A JPH11345388A (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | 車両通行情報報知システム、車両通行情報報知装置および車両通行情報報知方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11345388A true JPH11345388A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=15511027
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15108698A Pending JPH11345388A (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | 車両通行情報報知システム、車両通行情報報知装置および車両通行情報報知方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11345388A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7155322B2 (en) | 2002-09-25 | 2006-12-26 | Hitachi, Ltd. | Vehicle information collection system and method thereof |
| US8023882B2 (en) | 2004-01-14 | 2011-09-20 | The Nielsen Company (Us), Llc. | Portable audience measurement architectures and methods for portable audience measurement |
| JP2012159997A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | 移動物に関連するトレース・データの開示を制御する方法、並びにそのコンピュータ及びコンピュータ・プログラム |
| US9055336B2 (en) | 2006-03-31 | 2015-06-09 | The Nielsen Company (Us), Llc | Methods, systems and apparatus for multi-purpose metering |
| CN105702050A (zh) * | 2016-04-22 | 2016-06-22 | 安徽皖通科技股份有限公司 | 一种高速公路超限超载管理控制方法 |
-
1998
- 1998-06-01 JP JP15108698A patent/JPH11345388A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US9185457B2 (en) | 2006-03-31 | 2015-11-10 | The Nielsen Company (Us), Llc | Methods, systems and apparatus for multi-purpose metering |
| JP2012159997A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | 移動物に関連するトレース・データの開示を制御する方法、並びにそのコンピュータ及びコンピュータ・プログラム |
| US8935268B2 (en) | 2011-01-31 | 2015-01-13 | International Business Machines Corporation | Controlling disclosure of trace data related to moving object |
| CN105702050A (zh) * | 2016-04-22 | 2016-06-22 | 安徽皖通科技股份有限公司 | 一种高速公路超限超载管理控制方法 |
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