JP2004286447A - 道路情報表示システムおよびその方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】事象データを収集し、この事象データに対して、信頼性の評価を行い、信頼度に応じた地図上の対応する位置への表示により、事象データの表示画面上へ表示する画像データを提供する交通路情報表示システムを提供する。
【解決手段】本発明の道路情報表示システムは、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示システムであり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の得点に応じた細かさのモザイク状マスクをかけて、表示する画像を送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の道路情報表示システムは、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示システムであり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の得点に応じた細かさのモザイク状マスクをかけて、表示する画像を送信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車などの車両に搭載し、または利用者が携帯して用いる携帯端末との間で事象データの授受を行うナビゲーションシステムであり、道路上での渋滞,事故,工事,祭り,イベント,花の開花等の事象の状態を示す事象データを、車両及び利用者等に知らせるための道路交通情報システム及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車などにおいて、地図表示を行う地図表示装置としてナビゲーションシステムが搭載された携帯端末が広く普及している。
そして、ナビゲーションシステムは、目的地の案内の機能のみではなく、道路交通情報通信システム(VICS)の放送している交通情報を受信し、より快適な走行を行うための幹線道路の交通情報を得られる機能をも有している。
【0003】
特許文献1には、ナビゲーション装置の表示部において渋滞している道路に沿って表示線により示し、この表示線に対して渋滞の程度に応じて決められた色を付与した画像データを表示させる画像データを、ナビゲーション装置に対して配信することで、通知する渋滞の位置と渋滞度(得点)とが容易に利用者に認識させる構成が記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平09−288796号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の道路情報表示システムは、複数の事象データと各事象データの属性としての得点(信頼度,人気度など)を表示する際に、地図上に名称(文字),事象の種類を示すシンボルマーク,事象の種類を示すアイコンなどで表示し、表示画面の地図が表示されている位置と異なる位置に、地図上に表示された事象データを、各々種類別に得点順に整列表示させることで、各事象データの得点を示していた。
【0006】
従来の道路情報表示システムは、位置情報が示された事象データを、信頼性(得点)の高いものから順に並べているため、地図上の位置と事象データとの関係、すなわち、各々の事象データが地図上のいずれの位置に対応したものかの判定が付きづらいという問題がある。
また、従来の道路情報表示システムは、各々の事象データが信頼性順に並べられているため、各々の順位は分かるが、数値で示されているため、走行中に表示画面を見た場合、順位間での信頼性の差が判定し難いという欠点がある。
【0007】
さらに、従来の道路情報表示システムは、携帯端末へ配信する事象データの情報収集の処理において、この事象データの情報源を、都道府県県警や道路管理者などの信頼のおける情報提供者に限定し、センターが加工及び編集して通知する交通情報の信頼性を確保していた。
ところが、都道府県県警や道路管理者などの信頼のおける情報提供者は、センサ及びテレビカメラの設置、得られたデータの解析を行う必要があり、コスト面から通行量の多い幹線道路における情報しか提供していない。
【0008】
そこで、一般の情報提供者からの交通情報を、通知する交通情報として利用することが考えられるが、増大する情報発信に対して、発信された情報の信頼性(有用性)を如何に確認するかが問題となる。
そして、また、交通状況は時々刻々と変化するものであるため、上記発信された情報に対する信頼性の確認、すなわち信頼に足る情報(価値ある情報)の確保に要する時間を如何に短縮させるかが問題である。
【0009】
本願発明は、幹線道路以外の道路を含めて、事象データを収集し、提供者から提供されたこの事象データに対して、信頼性(有用性)の評価を行い、走行中でも信頼度が確認しやすい信頼度の表示画像を含めた、利用者に交通情報やイベント情報などの事象データを提供することが可能な交通路情報表示システムを提供する。
すなわち、本願発明は、事象データを収集し、提供者から提供された事象データの信頼性の評価を行い、信頼性の度合い(信頼度)に応じた表示方法により、事象データの表示画面上へ表示する画像データを提供する交通路情報表示システムを提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の道路情報表示システムは、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示システムであり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の得点に応じた細かさのモザイク状マスクをかけて、表示する画像を送信することを特徴とする。
【0011】
本発明の道路情報表示システムは、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示システムであり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の得点に応じた透明度で表示する画像を送信することを特徴とする。
【0012】
本発明の道路情報表示システムは、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示システムであり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じた大きさで表示する画像を送信することを特徴とする。
【0013】
本発明の道路情報表示システムは、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示システムであり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に対応した表示色で表示する画像を送信することを特徴とする。
【0014】
本発明の道路情報表示システムは、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示システムであり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じた明度で表示する画像を送信することを特徴とする。
【0015】
本発明の道路情報表示システムは、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示システムであり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じた明度で表示する画像を送信することを特徴とする。
【0016】
本発明の道路情報表示システムは、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示システムであり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じた彩度で表示する画像を送信することを特徴とする。
【0017】
本発明の道路情報表示方法は、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示方法であり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の得点に応じた細かさのモザイク状マスクをかけて、表示する画像を送信することを特徴とする。
【0018】
本発明の道路情報表示方法は、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示方法であり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じた透明度で表示する画像を送信することを特徴とする。
【0019】
本発明の道路情報表示方法は、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示方法であり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じた大きさで表示する画像を送信することを特徴とする。
【0020】
本発明の道路情報表示方法は、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示方法であり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に対応した表示色で表示する画像を送信することを特徴とする。
【0021】
本発明の道路情報表示方法は、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示方法であり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じた明度で表示する画像を送信することを特徴とする。
【0022】
本発明の道路情報表示方法は、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示方法であり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じた彩度で表示する画像を送信することを特徴とする。
【0023】
本発明の道路情報表示方法は、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示方法であり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じた文字データで表示する画像を送信することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は本発明の実施形態による道路情報表示システムの構成例を示すブロック図である。
この図において、道路情報表示システム1は、サーバ2,検索部3,登録部4,事象データベース5を有している。
サーバ2は、車両に搭載し、または利用者が携帯して用いる携帯端末(移動体端末,携帯電話,PDA(Personal Digital Assistant)等の通信機能を有する端末)との間で、各地点で起きている事象を示す事象データの授受を行う。
【0025】
事象データベース5には、図2に示すように、事象データの種類別に、これらの事象データが起こっている位置情報(緯度経度またはノード番号及びリンク番号で示される地図上の座標値)が記憶されている。
事象データの種類としては、交通状態を示す「工事」,「渋滞」,「時刻」,「道路閉鎖」,「降雨(豪雨)」,「路面凍結」などのカテゴリと、イベントを示す「催し物情報」,「開花情報」,「特売情報」などのカテゴリがある。
この位置情報は、例えば、緯度経度の座標値によって表されているが、所定の領域内の座標については同一座標として認識するようし、座標値として、その領域の中心座標値が設定される。
また、事象データベース5には、上記位置情報毎に、各事象データを登録した携帯端末の識別番号が関連づけられて記憶されている。
【0026】
検索部3は、配信要求された事象データを、事象データベース5から検索して、この検索された事象データをサーバ2へ出力する。
そして、サーバ2は、入力される上記事象データに対して、位置情報および信頼度を示す信頼度情報を添付して、要求元の携帯端末へ送信(配信)する。
このとき、サーバ2は、後に述べる携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、事象データの信頼度に応じた細かさの(面積を有する)モザイク状マスクをかけた画像データを、この携帯端末へ送信する。
ここで、サーバ2は、上記モザイク状マスクの面積の大きさを信頼度を示す信頼度情報として、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの画像データや、位置情報とともに、配信要求元の携帯端末に送信する。
【0027】
すなわち、サーバ2は、信頼度が高いものから信頼度の低いものまで、順次、上記文字,シンボルマーク,アイコンを、信頼度に対応させ、表示画面上においてマスクする(隠す)モザイク状マスクの大きさ(面積)を変化させて、画像データとともに送信する。
このモザイク状マスクは、透明度が全くなく、重ねられた裏の画像、すなわち重なっている下部の画像を、完全に隠す遮蔽物であり、形状は矩形状、円状、楕円状などの任意の形状のものを用いる。
【0028】
サーバ2は、信頼度が高い事象データに対してモザイク状マスクの面積を小さくし、文字,シンボルマーク及びアイコンが視認し易い様にし(モザイク状マスクの間の隙間の面積を大きくすることで事象データの表示を明瞭とし)、信頼度の低い事象データに対してモザイク状マスクの面積を大きくし、文字,シンボルマーク及びアイコンが視認し難い様に(モザイク状マスクの間の隙間の面積を小さくすることで事象データの表示を不明瞭とし)、モザイク状マスクの面積を信頼度に対応させて変更し、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンをマスクした画像データを携帯端末へ送信する。
【0029】
ここで、信頼度とは、信頼性(事象データの情報としての確かさを示す)を、各事象データが登録された回数(登録数)で示すものである。すなわち、登録数が多いほど複数の人間が見て通知したということから信頼性が高く、登録数が少ないほど少数の人間しか確認していないということから信頼性が低いとする。
【0030】
このため、検索部3は、登録数によって複数の信頼度の段階への分類を、登録数が多いほど信頼度を高くし、登録数が少ないほど信頼度を低くして行い、例えば、登録数が1〜3の場合に信頼度を低位とし、登録数が4〜7の場合に信頼度を中位とし、登録数が8以上の場合に信頼度を上位として設定される。
このとき、検索部3は、同一地点において、同一の識別番号が複数ある場合、これを一つとして計数し、同一地点における同一識別番号の重複登録を防止する。
また、サーバ2が上記登録数を信頼性を示すデータとして、事象データに添付して、送付するようにしてもよい。
【0031】
登録部3は、携帯端末から送信される事象データを、対応する事象種別毎に、各々地点情報及び識別番号を関連づけて、受信した時刻を示す時刻情報とともに事象データベース5に対して登録し、記憶させる。
サーバ2は、交通状態及びイベントのカテゴリ毎に、各々異なる所定の時間毎(例えば、交通状態のカテゴリは1時間毎、イベントのカテゴリは6時間毎)に、事象データベース5の更新処理、すなわち、変化する事象の状態に対応するため、登録された事象データを、上記時刻情報に基づき、登録後、上記一定時間経過した事象データを削除する更新処理を行う。
【0032】
また、サーバ2は、信頼度の正確の度合いを向上させるため、新たな地点の事象が登録された後、登録後の経過時間によって、この新たに登録された事象の信頼度の段階(評価段階)を判定する登録数の判定範囲を変更するようにしてもよい。
すなわち、サーバ2は、上記経過時間が短いとき、所定の時間(例えば、交通状態のカテゴリは30分、イベントのカテゴリは2時間)のあいだは、各段階の登録数の判定範囲を各々半分にして、信頼度の判定を行うようにしてもよいし、信頼度の表示とともに、判定に足る経過時間が経過していないことを示しても良い。
また、情報通信ネットワークIは、公衆回線,専用回線,WAN(広域エリアネットワーク),インターネット等から構成される通信網である。
【0033】
次に、車両及び利用者に携帯される携帯端末の構成を、図3を用いて説明する。この図3は上記携帯端末の一構成例を示すブロック図である。
携帯端末は、例えば、図1の車両C1及びC2に搭載、または利用者に携行されるものであり、制御部10,記憶部11,位置検出部12,位置指定部13及び送受信部14とから構成されている。
制御部10は記憶部11に記憶されているプログラムに従い、携帯端末における上記各部の制御を行う。
【0034】
位置検出部12は、GPS(Global Positioning System)等を用いて、携帯端末の現在地点を検出し、位置情報として制御部10に出力する。
送受信部13は、無線通信機能を有し、図1における無線基地局B及び情報通信ネットワークIを介して、携帯端末と道路情報表示システムとの間で、事象データ等のデータの送受信を行う。
利用者が事象データの登録を行う場合、入力部14により、表示部15に表示されているカテゴリを選択し、登録処理を行うことにより、制御部10が位置情報と、記憶部11に記憶されている携帯端末の識別情報を添付して、送受信部13を介して、道路情報表示システムに送信する。
【0035】
また、利用者が事象データの配信を要求する場合、入力部14により、表示部15に表示されているカテゴリを選択し、検索要求処理を行うことにより、制御部10が位置情報と、記憶部11に記憶されている携帯端末の識別情報を添付して、送受信部13を介して、道路情報表示システムに送信する。
そして、制御部10は、送受信部13を介して入力される、道路情報表示システムから送信される検索結果の事象データを、添付されている位置情報及び信頼度の情報に対応させて、表示部15に表示されている地図上の位置に、表示(掲示)する。
【0036】
上述したように、第1の実施形態による道路情報表示システムは、携帯端末の表示画面において、信頼度に応じて面積が異ならせたモザイク状ブロックにより、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンを隠して表示させるため、地点毎の事象データ間の信頼度の違いが視覚的に分かるため、従来例のように、事象データを検討するため、地図画面と信頼度が示された画面とを見比べる等して、表示画面を長く見て確認する必要がないため、走行中においても容易に信頼度の比較を行うことが可能である。
【0037】
<第2の実施形態>
第2の実施形態は、第1の実施形態が各地点における事象データの信頼度を、モザイク状ブロックの面積の大きさにより表現していたのと異なり、各地点における事象データの信頼度を、図4に示すように、文字,シンボルマーク及びアイコン等の画像の透明度で表す。
また、第2の実施形態の構成は、交通情報表示システムの構成は、第1の実施形態と同様である。
【0038】
すなわち、検索部3は、配信要求された事象データを、事象データベース5から検索して、位置情報および信頼度を示す以下に示す信頼度情報を添付して、要求元の携帯端末へ送信(配信)する。
このとき、サーバ2は、後に述べる携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、事象データの信頼度に応じた透明度(事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの下部に表示される画像が見える率、すなわち画像の透過率)の画像の画像データを、この携帯端末へ送信する。
【0039】
例えば、サーバ2は、第1の実施形態に示した信頼度の段階の分類を用いると、文字,シンボルマーク及びアイコンの画像を地図上に表示する場合、登録数が1〜3の場合に信頼度を低位とし、上記画像の透明度(透過率)を10%とし、登録数が4〜7の場合に信頼度を中位とし、画像の透明度(透過率)を50%とし、登録数が8以上の場合に信頼度を上位とし、画像の透明度(透過率)を90%として設定される
そして、サーバ2は、上記画像の透明度により、事象データの信頼度を示す信頼度情報として、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの画像データを、位置情報とともに、配信要求元の携帯端末に送信する。
【0040】
すなわち、サーバ2は、信頼度が高いものから信頼度の低いものまで、順次、上記文字,シンボルマーク,アイコンを、信頼度に対応させた透明度(図4)により、表示画面上に表示させる画像データとして送信する。
サーバ2は、信頼度の段階に対応させ、信頼度が高い事象データに対して、透明度を低い値とし、文字,シンボルマーク及びアイコンが明確に視認できる様に、すなわち事象データの表示を明瞭とし、信頼度の低い事象データに対して、透明度を高い値とし、文字,シンボルマーク及びアイコンがはっきりと視認し難い様に、すなわち、画像が透けて見える状態で見難くく、事象データのシンボル等の表示画像を不明瞭とするように、透明度を信頼度に対応させて変更した画像データを、携帯端末へ送信する。
【0041】
上述したように、第2の実施形態による道路情報表示システムは、携帯端末の表示画面において、信頼度に応じて透明度を異ならせて、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの画像を表示させるので、地点毎の事象データ間の信頼度の違いが視覚的に分かるため、従来例のように、事象データを検討するため、地図画面と信頼度が示された画面とを見比べる等して、表示画面を長く見て確認する必要がないため、走行中においても容易に信頼度の比較を行うことが可能である。
【0042】
<第3の実施形態>
第3の実施形態は、第1の実施形態が各地点における事象データの信頼度を、モザイク状ブロックの面積の大きさにより表現していたのと異なり、各地点における事象データの信頼度を、図5に示すように、文字及びシンボルマーク及びアイコンに表示される文字の画像の大きさにより表す。
また、第3の実施形態の構成は、交通情報表示システムの構成は、第1の実施形態と同様である。
【0043】
すなわち、検索部3は、配信要求された事象データを、事象データベース5から検索して、位置情報および信頼度を示す以下に示す信頼度情報を添付して、要求元の携帯端末へ送信(配信)する。
このとき、サーバ2は、後に述べる携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンに表記される文字の少なくとも一つを、事象データの信頼度に応じた大きさ(表示の際の文字サイズを示すポイント)の文字が表示される画像データを、この携帯端末へ送信する。
【0044】
ここで、サーバ2は、地図上に表示する文字サイズを、事象データの信頼度を示す信頼度情報として、事象データを示す文字,及びシンボルマーク及びアイコンの画像データを、位置情報とともに、配信要求元の携帯端末に送信する。
例えば、サーバ2は、第1の実施形態に示した信頼度の段階の分類を用いると、登録数が1〜3の場合に信頼度を低位とし、文字の大きさを5ポイントと設定し、登録数が4〜7の場合に信頼度を中位とし、文字の大きさを10ポイントとして、低位より大きく視認できる文字サイズと設定し、登録数が8以上の場合に信頼度を上位とし、文字の大きさを15ポイントとして、中位より大きく視認できる文字サイズに設定する。
【0045】
すなわち、サーバ2は、信頼度が高いものから信頼度の低いものまで、順次、上記文字,及びシンボルマーク,アイコンに表示される文字を、信頼度に対応させた大きさ(図5)により、表示画面上に表示させる画像データとして送信する。
サーバ2は、信頼度の段階に対応させて、信頼度が高い事象データに対して文字サイズを大きい値とし、文字が明確に視認できる様、すなわち事象データの表示を明瞭とし、信頼度の低い事象データに対して文字サイズを小さい値とし、文字がはっきりと視認し難い様、すなわち事象データの表示を不明瞭とするように、文字サイズを信頼度に対応させて変更し、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの画像データとして、携帯端末へ送信する。
【0046】
上述したように、第3の実施形態による道路情報表示システムは、携帯端末の表示画面において、信頼度に応じて文字サイズを異ならせて、事象データを示す文字,及びシンボルマーク及びアイコンに表記される文字の文字サイズ画像を表示させるので、地点毎の事象データ間の信頼度の違いが視覚的に分かるため、従来例のように、事象データを検討するため、地図画面と信頼度が示された画面とを見比べる等して、表示画面を長く見て確認する必要がないため、走行中においても容易に信頼度の比較を行うことが可能である。
【0047】
<第4の実施形態>
第4の実施形態は、第1の実施形態が各地点における事象データの信頼度を、モザイク状ブロックの面積の大きさにより表現していたのと異なり、各地点における事象データの信頼度を、文字,シンボルマーク及びアイコン等の画像の表示する表示色を異ならせて表す。
また、第4の実施形態の構成は、交通情報表示システムの構成は、第1の実施形態と同様である。
【0048】
すなわち、検索部3は、配信要求された事象データを、事象データベース5から検索して、位置情報および信頼度を示す以下に示す信頼度情報を添付して、要求元の携帯端末へ送信(配信)する。
このとき、サーバ2は、後に述べる携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、事象データの信頼度に応じた表示色の画像の画像データとして、この携帯端末へ送信する。
【0049】
ここで、サーバ2は、上記画像を地図上に表示する表示色を、事象データの信頼度を示す信頼度情報として、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの画像データを、位置情報とともに、配信要求元の携帯端末に送信する。
例えば、サーバ2は、第1の実施形態に示した信頼度の段階の分類を用いると、登録数が1〜3の場合に信頼度を低位とし、表示色を赤とし、登録数が4〜7の場合に信頼度を中位とし、表示色を黄色とし、登録数が8以上の場合に信頼度を上位とし、表示色を青色として設定される。
【0050】
すなわち、サーバ2は、信頼度が高いものから信頼度の低いものまで、順次、上記文字,シンボルマーク,アイコンを、信頼度に対応させた表示色により、表示画面上に表示させる画像データとして送信する。
サーバ2は、信頼度が高い事象データに対して表示色を、安心して信用できるレベルであることを示すため青色とし、文字,シンボルマーク及びアイコンが明確に安全レベルを示していると視認できる様にし、信頼度の低い事象データに対して表示色を、安全して信用できるレベルにないことを示すため赤色とし、文字,シンボルマーク及びアイコンが明確に安全レベルでないことを示していると視認できる様にし、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの画像データとして携帯端末へ送信する。
【0051】
上述したように、第4の実施形態による道路情報表示システムは、携帯端末の表示画面において、信頼度に応じて表示色を異ならせて、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの画像を表示させるので、地点毎の事象データ間の信頼度の違いが視覚的に分かるため、従来例のように、事象データを検討するため、地図画面と信頼度が示された画面とを見比べる等して、表示画面を長く見て確認する必要がないため、走行中においても容易に信頼度の比較を行うことが可能である。
【0052】
<第5の実施形態>
第5の実施形態は、第1の実施形態が各地点における事象データの信頼度を、モザイク状ブロックの面積の大きさにより表現していたのと異なり、各地点における事象データの信頼度を、文字,シンボルマーク及びアイコン等の画像を表示する明度で表す。
また、第5の実施形態の構成は、交通情報表示システムの構成は、第1の実施形態と同様である。
【0053】
すなわち、検索部3は、配信要求された事象データを、事象データベース5から検索して、位置情報および信頼度を示す以下に示す信頼度情報を添付して、要求元の携帯端末へ送信(配信)する。
このとき、サーバ2は、後に述べる携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、事象データの信頼度に応じた明度の画像の画像データを、この携帯端末へ送信する。
【0054】
例えば、第1の実施形態に示した信頼度の段階の分類を用いると、サーバ2は、所定の色及びこの色の表示する明度の範囲を設定し、登録数が1〜3の場合に信頼度を低位とし、明度を上記範囲において最も低い値とし、登録数が4〜7の場合に信頼度を中位とし、明度を中間値とし、登録数が8以上の場合に信頼度を上位とし、明度を最も高い数値に設定する。
そして、サーバ2は、上記画像を地図上に表示する明度を、事象データの信頼度を示す信頼度情報として、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの画像データを、位置情報とともに、配信要求元の携帯端末に送信する。
【0055】
すなわち、サーバ2は、信頼度が高いものから信頼度の低いものまで、順次、上記文字,シンボルマーク,アイコンを、信頼度に対応させた明度により、表示画面上に表示させる画像データとして送信する。
サーバ2は、信頼度の段階に対応させ、信頼度が高い事象データに対して、明度を高い値(階調度が高く白っぽい色)とし、文字,シンボルマーク及びアイコンが明確に視認できる様に、すなわち事象データの表示を明瞭とし、信頼度の低い事象データに対して、明度を低い値(階調度が低く黒っぽい色)とし、文字,シンボルマーク及びアイコンがはっきりと視認し難い様に、すなわち、事象データのシンボル等の表示画像を見難く不明瞭とするように、明度を信頼度に対応させて変更した画像データを、携帯端末へ送信する。
【0056】
上述したように、第5の実施形態による道路情報表示システムは、携帯端末の表示画面において、信頼度に応じて明度を異ならせて、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの画像を表示させるので、地点毎の事象データ間の信頼度の違いが視覚的に分かるため、従来例のように、事象データを検討するため、地図画面と信頼度が示された画面とを見比べる等して、表示画面を長く見て確認する必要がないため、走行中においても容易に信頼度の比較を行うことが可能である。
【0057】
<第6の実施形態>
第6の実施形態は、第1の実施形態が各地点における事象データの信頼度を、モザイク状ブロックの面積の大きさにより表現していたのと異なり、各地点における事象データの信頼度を、文字,シンボルマーク及びアイコン等の画像を表示する彩度で表す。
また、第6の実施形態の構成は、交通情報表示システムの構成は、第1の実施形態と同様である。
【0058】
すなわち、検索部3は、配信要求された事象データを、事象データベース5から検索して、位置情報および信頼度を示す以下に示す信頼度情報を添付して、要求元の携帯端末へ送信(配信)する。
このとき、サーバ2は、後に述べる携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、事象データの信頼度に応じた彩度の画像の画像データを、この携帯端末へ送信する。
【0059】
例えば、第1の実施形態に示した信頼度の段階の分類を用いると、サーバ2は、所定の色及びこの色の表示する彩度の範囲を設定し、登録数が1〜3の場合に信頼度を低位とし、彩度を上記範囲において最も低い値とし、登録数が4〜7の場合に信頼度を中位とし、彩度を中間値とし、登録数が8以上の場合に信頼度を上位とし、彩度を最も高い数値に設定する。
そして、サーバ2は、上記画像を地図上に表示する彩度を、事象データの信頼度を示す信頼度情報として、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの画像データを、位置情報とともに、配信要求元の携帯端末に送信する。
【0060】
すなわち、サーバ2は、信頼度が高いものから信頼度の低いものまで、順次、上記文字,シンボルマーク,アイコンを、信頼度に対応させた彩度により、表示画面上に表示させる画像データとして送信する。
サーバ2は、信頼度の段階に対応させ、信頼度が高い事象データに対して、彩度を高い値(鮮やかな色)とし、文字,シンボルマーク及びアイコンが明確に視認できる様に、すなわち事象データの表示を明瞭とし、信頼度の低い事象データに対して、彩度を低い値(くすんだ色)とし、文字,シンボルマーク及びアイコンがはっきりと視認し難い様に、すなわち、事象データのシンボル等の表示画像を見難く不明瞭とするように、彩度を信頼度に対応させて変更した画像データを、携帯端末へ送信する。
【0061】
上述したように、第6の実施形態による道路情報表示システムは、携帯端末の表示画面において、信頼度に応じて彩度を異ならせて、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの画像を表示させるので、地点毎の事象データ間の信頼度の違いが視覚的に分かるため、従来例のように、事象データを検討するため、地図画面と信頼度が示された画面とを見比べる等して、表示画面を長く見て確認する必要がないため、走行中においても容易に信頼度の比較を行うことが可能である。
【0062】
<第7の実施形態>
第7の実施形態は、第1の実施形態が各地点における事象データの信頼度を、モザイク状ブロックの面積の大きさにより表現していたのと異なり、各地点における事象データの信頼度を、文字,シンボルマーク及びアイコンに表記される文字の書体により表す。
また、第2の実施形態の構成は、交通情報表示システムの構成は、第1の実施形態と同様である。
【0063】
すなわち、検索部3は、配信要求された事象データを、事象データベース5から検索して、位置情報および信頼度を示す信頼度情報を添付して、要求元の携帯端末へ送信(配信)する。
このとき、サーバ2は、後に述べる携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,及びシンボルマーク及びアイコンに表記される文字の少なくとも一つを、事象データの信頼度に応じた書体(明朝体,ゴシック,イタリック,クーリエ,コンデンス,エリート,プロポーショナルなどの文字フォント)とし、または文字に対してアンダーラインを引いた画像の画像データを、この携帯端末へ送信する。
【0064】
例えば、サーバ2は、第1の実施形態に示した信頼度の段階の分類を用いると、登録数が1〜3の場合に信頼度を低位とし、文字を表示する書体をボールド(アンダーラインを持ちいる場合、複数の線幅太さのアンダーラインの中で最も線幅の細いアンダーライン)とし、登録数が4〜7の場合に信頼度を中位とし、文字を表示する書体を明朝体(アンダーラインを持ちいる場合、複数の線幅の太さのアンダーラインの中で中間の線幅の太さのアンダーライン)とし、登録数が8以上の場合に信頼度を上位とし、文字を表示する書体をゴシック(アンダーラインを持ちいる場合、複数の線幅の太さのアンダーラインの中で最大の線幅の太さのアンダーライン)として設定する。
【0065】
このとき、信頼度が上位のとき、地図上において地名などの表示に使用されている文字の書体と大きく異なる書体(線幅の太いアンダーライン)を用い、また、信頼度が低位のとき、地図上において用いられている文字の書体と同一の書体(線幅の細いアンダーライン)を用い、信頼度が中位のとき、地図上で地名などの表示に用いる書体に対して違いが中程度の書体を用いることとする。
そして、サーバ2は、上記文字を表示する書体(または文字データの下部に引くアンダーラインの線幅)を信頼度により変えて、事象データの信頼度を示す信頼度情報として、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの画像データを、位置情報とともに、配信要求元の携帯端末に送信する。
【0066】
すなわち、サーバ2は、信頼度が高いものから信頼度の低いものまで、順次、上記文字,シンボルマーク,アイコンを、信頼度に対応させた、文字を表示させる書体(図5)により、表示画面上に表示させる画像データとして送信する。
サーバ2は、信頼度の段階に対応させ、信頼度が高い事象データに対して、地図上で地名の表示に用いている書体と大きく異なる書体を用い、文字,及びシンボルマーク及びアイコンに表記する文字が、明確に他の地図上の文字と異なることを視認できる様に、すなわち事象データの表示を明瞭とし、信頼度の低い事象データに対して、地図上の地名の表示に用いている文字の書体に近い書体(または同一)を用い、文字,及びシンボルマーク及びアイコンに表記される文字がはっきりと視認し難い様に、すなわち、事象データのシンボル等の表示画像を不明瞭とするように、文字の書体を信頼度に対応させて変更した画像データを、携帯端末へ送信する。
【0067】
上述したように、第7の実施形態による道路情報表示システムは、携帯端末の表示画面において、信頼度に応じて文字の書体を異ならせて、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンに表記される文字の書体を表示させるので、地点毎の事象データ間の信頼度の違いが視覚的に分かるため、従来例のように、事象データを検討するため、地図画面と信頼度が示された画面とを見比べる等して、表示画面を長く見て確認する必要がないため、走行中においても容易に信頼度の比較を行うことが可能である。
【0068】
上述したように、本発明の交通情報表示システムによれば、携帯端末の表示画面において、信頼度に応じて文字,シンボルマーク及びアイコンの表示状態を変更しているため、地図上での事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの、各地点の事象データ間の信頼度の違いを視覚的に判定することが可能であり、従来例のように、事象データを検討するため、地図画面と信頼度が示された画面とを見比べるのに比べて、表示画面を長く見て確認する必要がないため、走行中においても容易に信頼度の比較を行うことができる。
【0069】
また、第1から第7の実施形態による道路情報表示システムは、固定式センサや撮像装置の設置されていない幹線道路以外の道路を含めて、現在起こっている各種事象を示す事象データを収集し、提供者から提供されたこの事象データに対して、登録者の数により信頼性(有用性)の評価を行い、信頼性の度合いを含めて、利用者に交通情報やイベント情報などの事象データを提供するため、事象データを配信された利用者が、信頼度(登録された数)を知ることにより(登録者が1人でなく複数の場合安心する)、この信頼度により事象データの確からしさを確認することが可能となる。
【0070】
さらに、第1から第7の実施形態による道路情報表示システムは、携帯端末の表示画面の地図上において、各事象の存在する位置に、信頼度を含めた情報内容が視覚的に表示されるため、地図の表示面が小さくとも、事象データの信頼度の確認が行え、事象データ及び信頼度が少ない時間で認識でき、かつ、小さい表示画面でも、従来のように文字データを表示する領域を使用しないで、表示画面全体に地図の表示が行えるため、より地図上における事象データの認識が行いやすくなる。
【0071】
次に、本発明の実施の形態によるコンピュータが実行するためのプログラムについて説明する。
図1における道路情報表示システムにおけるコンピュータシステムのCPUが実行するためのプログラムは、本発明によるプログラムを構成する。
このプログラムを格納するための記録媒体としては、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ、磁気記録媒体等を用いることができ、これらをROM、RAM、CD−ROM、フレキシブルディスク、メモリカード等に構成して用いてよい。
【0072】
また上記記録媒体は、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部のRAM等の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持するものも含まれる。
【0073】
また上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから伝送媒体を介して、あるいは伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されるものであってもよい。上記伝送媒体とは、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体をいうものとする。
【0074】
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0075】
従って、このプログラムを図1のシステム又は装置とは異なるシステム又は装置において用い、そのシステム又は装置のコンピュータがこのプログラムを実行することによっても、上記実施の形態で説明した機能及び効果と同等の機能及び効果を得ることができ、本発明の目的を達成することができる。
【0076】
以上、本発明の一実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
【0077】
【発明の効果】
上述したように、本発明の交通情報表示システムによれば、携帯端末の表示画面において、信頼度に応じて文字,シンボルマーク及びアイコンの表示状態を変更することにより、地図上での事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの、各地点の事象データ間の信頼度の違いを視覚的に判定することが可能であり、従来例のように、事象データを検討するため、地図画面と信頼度が示された画面とを見比べる等して、表示画面を長く見て確認する必要がないため、走行中においても容易に信頼度の比較を行うことができる。
【0078】
また、本発明の交通情報表示システムによれば、携帯端末の表示画面の地図上において、各事象の存在する位置に、信頼度を含めた情報内容が視覚的に表示されるため、地図の表示画面が小さくとも事象データの信頼度の確認が行え、事象データ及び信頼度が少ない時間で認識でき、かつ、小さい表示画面でも、従来のように文字データを表示する領域を使用しないで、表示画面全体に地図の表示が行えるため、より地図上における事象データの認識が行いやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による道路情報表示システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の事象データベース4に記憶されているデータ構成を示す概念図である。
【図3】図1の車両Cに搭載されている、第1の実施形態による携帯端末(第1及び第2の実施形態において利用者が携帯する)の構成例を示すブロック部である。
【図4】第2の実施形態において、地図上に表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの画像の透明度を、信頼度に応じて変更する状態を示す概念図である。
【図5】第3,7の実施形態において、地図上に表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの画像における文字の大きさ、または書体を信頼度に応じて変更する状態を示す概念図である。
【符号の説明】
1 道路情報表示システム
2 サーバ
3 検索部
4 登録部
5 事象データベース
10 制御部
11 記憶部
12 位置検出部
13 送受信部
14 入力部
15 表示部
I 情報通信ネットワーク
C1,C2 車両
B 無線基地局
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車などの車両に搭載し、または利用者が携帯して用いる携帯端末との間で事象データの授受を行うナビゲーションシステムであり、道路上での渋滞,事故,工事,祭り,イベント,花の開花等の事象の状態を示す事象データを、車両及び利用者等に知らせるための道路交通情報システム及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車などにおいて、地図表示を行う地図表示装置としてナビゲーションシステムが搭載された携帯端末が広く普及している。
そして、ナビゲーションシステムは、目的地の案内の機能のみではなく、道路交通情報通信システム(VICS)の放送している交通情報を受信し、より快適な走行を行うための幹線道路の交通情報を得られる機能をも有している。
【0003】
特許文献1には、ナビゲーション装置の表示部において渋滞している道路に沿って表示線により示し、この表示線に対して渋滞の程度に応じて決められた色を付与した画像データを表示させる画像データを、ナビゲーション装置に対して配信することで、通知する渋滞の位置と渋滞度(得点)とが容易に利用者に認識させる構成が記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平09−288796号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の道路情報表示システムは、複数の事象データと各事象データの属性としての得点(信頼度,人気度など)を表示する際に、地図上に名称(文字),事象の種類を示すシンボルマーク,事象の種類を示すアイコンなどで表示し、表示画面の地図が表示されている位置と異なる位置に、地図上に表示された事象データを、各々種類別に得点順に整列表示させることで、各事象データの得点を示していた。
【0006】
従来の道路情報表示システムは、位置情報が示された事象データを、信頼性(得点)の高いものから順に並べているため、地図上の位置と事象データとの関係、すなわち、各々の事象データが地図上のいずれの位置に対応したものかの判定が付きづらいという問題がある。
また、従来の道路情報表示システムは、各々の事象データが信頼性順に並べられているため、各々の順位は分かるが、数値で示されているため、走行中に表示画面を見た場合、順位間での信頼性の差が判定し難いという欠点がある。
【0007】
さらに、従来の道路情報表示システムは、携帯端末へ配信する事象データの情報収集の処理において、この事象データの情報源を、都道府県県警や道路管理者などの信頼のおける情報提供者に限定し、センターが加工及び編集して通知する交通情報の信頼性を確保していた。
ところが、都道府県県警や道路管理者などの信頼のおける情報提供者は、センサ及びテレビカメラの設置、得られたデータの解析を行う必要があり、コスト面から通行量の多い幹線道路における情報しか提供していない。
【0008】
そこで、一般の情報提供者からの交通情報を、通知する交通情報として利用することが考えられるが、増大する情報発信に対して、発信された情報の信頼性(有用性)を如何に確認するかが問題となる。
そして、また、交通状況は時々刻々と変化するものであるため、上記発信された情報に対する信頼性の確認、すなわち信頼に足る情報(価値ある情報)の確保に要する時間を如何に短縮させるかが問題である。
【0009】
本願発明は、幹線道路以外の道路を含めて、事象データを収集し、提供者から提供されたこの事象データに対して、信頼性(有用性)の評価を行い、走行中でも信頼度が確認しやすい信頼度の表示画像を含めた、利用者に交通情報やイベント情報などの事象データを提供することが可能な交通路情報表示システムを提供する。
すなわち、本願発明は、事象データを収集し、提供者から提供された事象データの信頼性の評価を行い、信頼性の度合い(信頼度)に応じた表示方法により、事象データの表示画面上へ表示する画像データを提供する交通路情報表示システムを提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の道路情報表示システムは、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示システムであり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の得点に応じた細かさのモザイク状マスクをかけて、表示する画像を送信することを特徴とする。
【0011】
本発明の道路情報表示システムは、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示システムであり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の得点に応じた透明度で表示する画像を送信することを特徴とする。
【0012】
本発明の道路情報表示システムは、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示システムであり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じた大きさで表示する画像を送信することを特徴とする。
【0013】
本発明の道路情報表示システムは、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示システムであり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に対応した表示色で表示する画像を送信することを特徴とする。
【0014】
本発明の道路情報表示システムは、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示システムであり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じた明度で表示する画像を送信することを特徴とする。
【0015】
本発明の道路情報表示システムは、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示システムであり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じた明度で表示する画像を送信することを特徴とする。
【0016】
本発明の道路情報表示システムは、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示システムであり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じた彩度で表示する画像を送信することを特徴とする。
【0017】
本発明の道路情報表示方法は、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示方法であり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の得点に応じた細かさのモザイク状マスクをかけて、表示する画像を送信することを特徴とする。
【0018】
本発明の道路情報表示方法は、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示方法であり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じた透明度で表示する画像を送信することを特徴とする。
【0019】
本発明の道路情報表示方法は、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示方法であり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じた大きさで表示する画像を送信することを特徴とする。
【0020】
本発明の道路情報表示方法は、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示方法であり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に対応した表示色で表示する画像を送信することを特徴とする。
【0021】
本発明の道路情報表示方法は、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示方法であり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じた明度で表示する画像を送信することを特徴とする。
【0022】
本発明の道路情報表示方法は、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示方法であり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じた彩度で表示する画像を送信することを特徴とする。
【0023】
本発明の道路情報表示方法は、車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示方法であり、前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じた文字データで表示する画像を送信することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は本発明の実施形態による道路情報表示システムの構成例を示すブロック図である。
この図において、道路情報表示システム1は、サーバ2,検索部3,登録部4,事象データベース5を有している。
サーバ2は、車両に搭載し、または利用者が携帯して用いる携帯端末(移動体端末,携帯電話,PDA(Personal Digital Assistant)等の通信機能を有する端末)との間で、各地点で起きている事象を示す事象データの授受を行う。
【0025】
事象データベース5には、図2に示すように、事象データの種類別に、これらの事象データが起こっている位置情報(緯度経度またはノード番号及びリンク番号で示される地図上の座標値)が記憶されている。
事象データの種類としては、交通状態を示す「工事」,「渋滞」,「時刻」,「道路閉鎖」,「降雨(豪雨)」,「路面凍結」などのカテゴリと、イベントを示す「催し物情報」,「開花情報」,「特売情報」などのカテゴリがある。
この位置情報は、例えば、緯度経度の座標値によって表されているが、所定の領域内の座標については同一座標として認識するようし、座標値として、その領域の中心座標値が設定される。
また、事象データベース5には、上記位置情報毎に、各事象データを登録した携帯端末の識別番号が関連づけられて記憶されている。
【0026】
検索部3は、配信要求された事象データを、事象データベース5から検索して、この検索された事象データをサーバ2へ出力する。
そして、サーバ2は、入力される上記事象データに対して、位置情報および信頼度を示す信頼度情報を添付して、要求元の携帯端末へ送信(配信)する。
このとき、サーバ2は、後に述べる携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、事象データの信頼度に応じた細かさの(面積を有する)モザイク状マスクをかけた画像データを、この携帯端末へ送信する。
ここで、サーバ2は、上記モザイク状マスクの面積の大きさを信頼度を示す信頼度情報として、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの画像データや、位置情報とともに、配信要求元の携帯端末に送信する。
【0027】
すなわち、サーバ2は、信頼度が高いものから信頼度の低いものまで、順次、上記文字,シンボルマーク,アイコンを、信頼度に対応させ、表示画面上においてマスクする(隠す)モザイク状マスクの大きさ(面積)を変化させて、画像データとともに送信する。
このモザイク状マスクは、透明度が全くなく、重ねられた裏の画像、すなわち重なっている下部の画像を、完全に隠す遮蔽物であり、形状は矩形状、円状、楕円状などの任意の形状のものを用いる。
【0028】
サーバ2は、信頼度が高い事象データに対してモザイク状マスクの面積を小さくし、文字,シンボルマーク及びアイコンが視認し易い様にし(モザイク状マスクの間の隙間の面積を大きくすることで事象データの表示を明瞭とし)、信頼度の低い事象データに対してモザイク状マスクの面積を大きくし、文字,シンボルマーク及びアイコンが視認し難い様に(モザイク状マスクの間の隙間の面積を小さくすることで事象データの表示を不明瞭とし)、モザイク状マスクの面積を信頼度に対応させて変更し、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンをマスクした画像データを携帯端末へ送信する。
【0029】
ここで、信頼度とは、信頼性(事象データの情報としての確かさを示す)を、各事象データが登録された回数(登録数)で示すものである。すなわち、登録数が多いほど複数の人間が見て通知したということから信頼性が高く、登録数が少ないほど少数の人間しか確認していないということから信頼性が低いとする。
【0030】
このため、検索部3は、登録数によって複数の信頼度の段階への分類を、登録数が多いほど信頼度を高くし、登録数が少ないほど信頼度を低くして行い、例えば、登録数が1〜3の場合に信頼度を低位とし、登録数が4〜7の場合に信頼度を中位とし、登録数が8以上の場合に信頼度を上位として設定される。
このとき、検索部3は、同一地点において、同一の識別番号が複数ある場合、これを一つとして計数し、同一地点における同一識別番号の重複登録を防止する。
また、サーバ2が上記登録数を信頼性を示すデータとして、事象データに添付して、送付するようにしてもよい。
【0031】
登録部3は、携帯端末から送信される事象データを、対応する事象種別毎に、各々地点情報及び識別番号を関連づけて、受信した時刻を示す時刻情報とともに事象データベース5に対して登録し、記憶させる。
サーバ2は、交通状態及びイベントのカテゴリ毎に、各々異なる所定の時間毎(例えば、交通状態のカテゴリは1時間毎、イベントのカテゴリは6時間毎)に、事象データベース5の更新処理、すなわち、変化する事象の状態に対応するため、登録された事象データを、上記時刻情報に基づき、登録後、上記一定時間経過した事象データを削除する更新処理を行う。
【0032】
また、サーバ2は、信頼度の正確の度合いを向上させるため、新たな地点の事象が登録された後、登録後の経過時間によって、この新たに登録された事象の信頼度の段階(評価段階)を判定する登録数の判定範囲を変更するようにしてもよい。
すなわち、サーバ2は、上記経過時間が短いとき、所定の時間(例えば、交通状態のカテゴリは30分、イベントのカテゴリは2時間)のあいだは、各段階の登録数の判定範囲を各々半分にして、信頼度の判定を行うようにしてもよいし、信頼度の表示とともに、判定に足る経過時間が経過していないことを示しても良い。
また、情報通信ネットワークIは、公衆回線,専用回線,WAN(広域エリアネットワーク),インターネット等から構成される通信網である。
【0033】
次に、車両及び利用者に携帯される携帯端末の構成を、図3を用いて説明する。この図3は上記携帯端末の一構成例を示すブロック図である。
携帯端末は、例えば、図1の車両C1及びC2に搭載、または利用者に携行されるものであり、制御部10,記憶部11,位置検出部12,位置指定部13及び送受信部14とから構成されている。
制御部10は記憶部11に記憶されているプログラムに従い、携帯端末における上記各部の制御を行う。
【0034】
位置検出部12は、GPS(Global Positioning System)等を用いて、携帯端末の現在地点を検出し、位置情報として制御部10に出力する。
送受信部13は、無線通信機能を有し、図1における無線基地局B及び情報通信ネットワークIを介して、携帯端末と道路情報表示システムとの間で、事象データ等のデータの送受信を行う。
利用者が事象データの登録を行う場合、入力部14により、表示部15に表示されているカテゴリを選択し、登録処理を行うことにより、制御部10が位置情報と、記憶部11に記憶されている携帯端末の識別情報を添付して、送受信部13を介して、道路情報表示システムに送信する。
【0035】
また、利用者が事象データの配信を要求する場合、入力部14により、表示部15に表示されているカテゴリを選択し、検索要求処理を行うことにより、制御部10が位置情報と、記憶部11に記憶されている携帯端末の識別情報を添付して、送受信部13を介して、道路情報表示システムに送信する。
そして、制御部10は、送受信部13を介して入力される、道路情報表示システムから送信される検索結果の事象データを、添付されている位置情報及び信頼度の情報に対応させて、表示部15に表示されている地図上の位置に、表示(掲示)する。
【0036】
上述したように、第1の実施形態による道路情報表示システムは、携帯端末の表示画面において、信頼度に応じて面積が異ならせたモザイク状ブロックにより、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンを隠して表示させるため、地点毎の事象データ間の信頼度の違いが視覚的に分かるため、従来例のように、事象データを検討するため、地図画面と信頼度が示された画面とを見比べる等して、表示画面を長く見て確認する必要がないため、走行中においても容易に信頼度の比較を行うことが可能である。
【0037】
<第2の実施形態>
第2の実施形態は、第1の実施形態が各地点における事象データの信頼度を、モザイク状ブロックの面積の大きさにより表現していたのと異なり、各地点における事象データの信頼度を、図4に示すように、文字,シンボルマーク及びアイコン等の画像の透明度で表す。
また、第2の実施形態の構成は、交通情報表示システムの構成は、第1の実施形態と同様である。
【0038】
すなわち、検索部3は、配信要求された事象データを、事象データベース5から検索して、位置情報および信頼度を示す以下に示す信頼度情報を添付して、要求元の携帯端末へ送信(配信)する。
このとき、サーバ2は、後に述べる携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、事象データの信頼度に応じた透明度(事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの下部に表示される画像が見える率、すなわち画像の透過率)の画像の画像データを、この携帯端末へ送信する。
【0039】
例えば、サーバ2は、第1の実施形態に示した信頼度の段階の分類を用いると、文字,シンボルマーク及びアイコンの画像を地図上に表示する場合、登録数が1〜3の場合に信頼度を低位とし、上記画像の透明度(透過率)を10%とし、登録数が4〜7の場合に信頼度を中位とし、画像の透明度(透過率)を50%とし、登録数が8以上の場合に信頼度を上位とし、画像の透明度(透過率)を90%として設定される
そして、サーバ2は、上記画像の透明度により、事象データの信頼度を示す信頼度情報として、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの画像データを、位置情報とともに、配信要求元の携帯端末に送信する。
【0040】
すなわち、サーバ2は、信頼度が高いものから信頼度の低いものまで、順次、上記文字,シンボルマーク,アイコンを、信頼度に対応させた透明度(図4)により、表示画面上に表示させる画像データとして送信する。
サーバ2は、信頼度の段階に対応させ、信頼度が高い事象データに対して、透明度を低い値とし、文字,シンボルマーク及びアイコンが明確に視認できる様に、すなわち事象データの表示を明瞭とし、信頼度の低い事象データに対して、透明度を高い値とし、文字,シンボルマーク及びアイコンがはっきりと視認し難い様に、すなわち、画像が透けて見える状態で見難くく、事象データのシンボル等の表示画像を不明瞭とするように、透明度を信頼度に対応させて変更した画像データを、携帯端末へ送信する。
【0041】
上述したように、第2の実施形態による道路情報表示システムは、携帯端末の表示画面において、信頼度に応じて透明度を異ならせて、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの画像を表示させるので、地点毎の事象データ間の信頼度の違いが視覚的に分かるため、従来例のように、事象データを検討するため、地図画面と信頼度が示された画面とを見比べる等して、表示画面を長く見て確認する必要がないため、走行中においても容易に信頼度の比較を行うことが可能である。
【0042】
<第3の実施形態>
第3の実施形態は、第1の実施形態が各地点における事象データの信頼度を、モザイク状ブロックの面積の大きさにより表現していたのと異なり、各地点における事象データの信頼度を、図5に示すように、文字及びシンボルマーク及びアイコンに表示される文字の画像の大きさにより表す。
また、第3の実施形態の構成は、交通情報表示システムの構成は、第1の実施形態と同様である。
【0043】
すなわち、検索部3は、配信要求された事象データを、事象データベース5から検索して、位置情報および信頼度を示す以下に示す信頼度情報を添付して、要求元の携帯端末へ送信(配信)する。
このとき、サーバ2は、後に述べる携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンに表記される文字の少なくとも一つを、事象データの信頼度に応じた大きさ(表示の際の文字サイズを示すポイント)の文字が表示される画像データを、この携帯端末へ送信する。
【0044】
ここで、サーバ2は、地図上に表示する文字サイズを、事象データの信頼度を示す信頼度情報として、事象データを示す文字,及びシンボルマーク及びアイコンの画像データを、位置情報とともに、配信要求元の携帯端末に送信する。
例えば、サーバ2は、第1の実施形態に示した信頼度の段階の分類を用いると、登録数が1〜3の場合に信頼度を低位とし、文字の大きさを5ポイントと設定し、登録数が4〜7の場合に信頼度を中位とし、文字の大きさを10ポイントとして、低位より大きく視認できる文字サイズと設定し、登録数が8以上の場合に信頼度を上位とし、文字の大きさを15ポイントとして、中位より大きく視認できる文字サイズに設定する。
【0045】
すなわち、サーバ2は、信頼度が高いものから信頼度の低いものまで、順次、上記文字,及びシンボルマーク,アイコンに表示される文字を、信頼度に対応させた大きさ(図5)により、表示画面上に表示させる画像データとして送信する。
サーバ2は、信頼度の段階に対応させて、信頼度が高い事象データに対して文字サイズを大きい値とし、文字が明確に視認できる様、すなわち事象データの表示を明瞭とし、信頼度の低い事象データに対して文字サイズを小さい値とし、文字がはっきりと視認し難い様、すなわち事象データの表示を不明瞭とするように、文字サイズを信頼度に対応させて変更し、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの画像データとして、携帯端末へ送信する。
【0046】
上述したように、第3の実施形態による道路情報表示システムは、携帯端末の表示画面において、信頼度に応じて文字サイズを異ならせて、事象データを示す文字,及びシンボルマーク及びアイコンに表記される文字の文字サイズ画像を表示させるので、地点毎の事象データ間の信頼度の違いが視覚的に分かるため、従来例のように、事象データを検討するため、地図画面と信頼度が示された画面とを見比べる等して、表示画面を長く見て確認する必要がないため、走行中においても容易に信頼度の比較を行うことが可能である。
【0047】
<第4の実施形態>
第4の実施形態は、第1の実施形態が各地点における事象データの信頼度を、モザイク状ブロックの面積の大きさにより表現していたのと異なり、各地点における事象データの信頼度を、文字,シンボルマーク及びアイコン等の画像の表示する表示色を異ならせて表す。
また、第4の実施形態の構成は、交通情報表示システムの構成は、第1の実施形態と同様である。
【0048】
すなわち、検索部3は、配信要求された事象データを、事象データベース5から検索して、位置情報および信頼度を示す以下に示す信頼度情報を添付して、要求元の携帯端末へ送信(配信)する。
このとき、サーバ2は、後に述べる携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、事象データの信頼度に応じた表示色の画像の画像データとして、この携帯端末へ送信する。
【0049】
ここで、サーバ2は、上記画像を地図上に表示する表示色を、事象データの信頼度を示す信頼度情報として、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの画像データを、位置情報とともに、配信要求元の携帯端末に送信する。
例えば、サーバ2は、第1の実施形態に示した信頼度の段階の分類を用いると、登録数が1〜3の場合に信頼度を低位とし、表示色を赤とし、登録数が4〜7の場合に信頼度を中位とし、表示色を黄色とし、登録数が8以上の場合に信頼度を上位とし、表示色を青色として設定される。
【0050】
すなわち、サーバ2は、信頼度が高いものから信頼度の低いものまで、順次、上記文字,シンボルマーク,アイコンを、信頼度に対応させた表示色により、表示画面上に表示させる画像データとして送信する。
サーバ2は、信頼度が高い事象データに対して表示色を、安心して信用できるレベルであることを示すため青色とし、文字,シンボルマーク及びアイコンが明確に安全レベルを示していると視認できる様にし、信頼度の低い事象データに対して表示色を、安全して信用できるレベルにないことを示すため赤色とし、文字,シンボルマーク及びアイコンが明確に安全レベルでないことを示していると視認できる様にし、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの画像データとして携帯端末へ送信する。
【0051】
上述したように、第4の実施形態による道路情報表示システムは、携帯端末の表示画面において、信頼度に応じて表示色を異ならせて、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの画像を表示させるので、地点毎の事象データ間の信頼度の違いが視覚的に分かるため、従来例のように、事象データを検討するため、地図画面と信頼度が示された画面とを見比べる等して、表示画面を長く見て確認する必要がないため、走行中においても容易に信頼度の比較を行うことが可能である。
【0052】
<第5の実施形態>
第5の実施形態は、第1の実施形態が各地点における事象データの信頼度を、モザイク状ブロックの面積の大きさにより表現していたのと異なり、各地点における事象データの信頼度を、文字,シンボルマーク及びアイコン等の画像を表示する明度で表す。
また、第5の実施形態の構成は、交通情報表示システムの構成は、第1の実施形態と同様である。
【0053】
すなわち、検索部3は、配信要求された事象データを、事象データベース5から検索して、位置情報および信頼度を示す以下に示す信頼度情報を添付して、要求元の携帯端末へ送信(配信)する。
このとき、サーバ2は、後に述べる携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、事象データの信頼度に応じた明度の画像の画像データを、この携帯端末へ送信する。
【0054】
例えば、第1の実施形態に示した信頼度の段階の分類を用いると、サーバ2は、所定の色及びこの色の表示する明度の範囲を設定し、登録数が1〜3の場合に信頼度を低位とし、明度を上記範囲において最も低い値とし、登録数が4〜7の場合に信頼度を中位とし、明度を中間値とし、登録数が8以上の場合に信頼度を上位とし、明度を最も高い数値に設定する。
そして、サーバ2は、上記画像を地図上に表示する明度を、事象データの信頼度を示す信頼度情報として、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの画像データを、位置情報とともに、配信要求元の携帯端末に送信する。
【0055】
すなわち、サーバ2は、信頼度が高いものから信頼度の低いものまで、順次、上記文字,シンボルマーク,アイコンを、信頼度に対応させた明度により、表示画面上に表示させる画像データとして送信する。
サーバ2は、信頼度の段階に対応させ、信頼度が高い事象データに対して、明度を高い値(階調度が高く白っぽい色)とし、文字,シンボルマーク及びアイコンが明確に視認できる様に、すなわち事象データの表示を明瞭とし、信頼度の低い事象データに対して、明度を低い値(階調度が低く黒っぽい色)とし、文字,シンボルマーク及びアイコンがはっきりと視認し難い様に、すなわち、事象データのシンボル等の表示画像を見難く不明瞭とするように、明度を信頼度に対応させて変更した画像データを、携帯端末へ送信する。
【0056】
上述したように、第5の実施形態による道路情報表示システムは、携帯端末の表示画面において、信頼度に応じて明度を異ならせて、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの画像を表示させるので、地点毎の事象データ間の信頼度の違いが視覚的に分かるため、従来例のように、事象データを検討するため、地図画面と信頼度が示された画面とを見比べる等して、表示画面を長く見て確認する必要がないため、走行中においても容易に信頼度の比較を行うことが可能である。
【0057】
<第6の実施形態>
第6の実施形態は、第1の実施形態が各地点における事象データの信頼度を、モザイク状ブロックの面積の大きさにより表現していたのと異なり、各地点における事象データの信頼度を、文字,シンボルマーク及びアイコン等の画像を表示する彩度で表す。
また、第6の実施形態の構成は、交通情報表示システムの構成は、第1の実施形態と同様である。
【0058】
すなわち、検索部3は、配信要求された事象データを、事象データベース5から検索して、位置情報および信頼度を示す以下に示す信頼度情報を添付して、要求元の携帯端末へ送信(配信)する。
このとき、サーバ2は、後に述べる携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、事象データの信頼度に応じた彩度の画像の画像データを、この携帯端末へ送信する。
【0059】
例えば、第1の実施形態に示した信頼度の段階の分類を用いると、サーバ2は、所定の色及びこの色の表示する彩度の範囲を設定し、登録数が1〜3の場合に信頼度を低位とし、彩度を上記範囲において最も低い値とし、登録数が4〜7の場合に信頼度を中位とし、彩度を中間値とし、登録数が8以上の場合に信頼度を上位とし、彩度を最も高い数値に設定する。
そして、サーバ2は、上記画像を地図上に表示する彩度を、事象データの信頼度を示す信頼度情報として、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの画像データを、位置情報とともに、配信要求元の携帯端末に送信する。
【0060】
すなわち、サーバ2は、信頼度が高いものから信頼度の低いものまで、順次、上記文字,シンボルマーク,アイコンを、信頼度に対応させた彩度により、表示画面上に表示させる画像データとして送信する。
サーバ2は、信頼度の段階に対応させ、信頼度が高い事象データに対して、彩度を高い値(鮮やかな色)とし、文字,シンボルマーク及びアイコンが明確に視認できる様に、すなわち事象データの表示を明瞭とし、信頼度の低い事象データに対して、彩度を低い値(くすんだ色)とし、文字,シンボルマーク及びアイコンがはっきりと視認し難い様に、すなわち、事象データのシンボル等の表示画像を見難く不明瞭とするように、彩度を信頼度に対応させて変更した画像データを、携帯端末へ送信する。
【0061】
上述したように、第6の実施形態による道路情報表示システムは、携帯端末の表示画面において、信頼度に応じて彩度を異ならせて、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの画像を表示させるので、地点毎の事象データ間の信頼度の違いが視覚的に分かるため、従来例のように、事象データを検討するため、地図画面と信頼度が示された画面とを見比べる等して、表示画面を長く見て確認する必要がないため、走行中においても容易に信頼度の比較を行うことが可能である。
【0062】
<第7の実施形態>
第7の実施形態は、第1の実施形態が各地点における事象データの信頼度を、モザイク状ブロックの面積の大きさにより表現していたのと異なり、各地点における事象データの信頼度を、文字,シンボルマーク及びアイコンに表記される文字の書体により表す。
また、第2の実施形態の構成は、交通情報表示システムの構成は、第1の実施形態と同様である。
【0063】
すなわち、検索部3は、配信要求された事象データを、事象データベース5から検索して、位置情報および信頼度を示す信頼度情報を添付して、要求元の携帯端末へ送信(配信)する。
このとき、サーバ2は、後に述べる携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,及びシンボルマーク及びアイコンに表記される文字の少なくとも一つを、事象データの信頼度に応じた書体(明朝体,ゴシック,イタリック,クーリエ,コンデンス,エリート,プロポーショナルなどの文字フォント)とし、または文字に対してアンダーラインを引いた画像の画像データを、この携帯端末へ送信する。
【0064】
例えば、サーバ2は、第1の実施形態に示した信頼度の段階の分類を用いると、登録数が1〜3の場合に信頼度を低位とし、文字を表示する書体をボールド(アンダーラインを持ちいる場合、複数の線幅太さのアンダーラインの中で最も線幅の細いアンダーライン)とし、登録数が4〜7の場合に信頼度を中位とし、文字を表示する書体を明朝体(アンダーラインを持ちいる場合、複数の線幅の太さのアンダーラインの中で中間の線幅の太さのアンダーライン)とし、登録数が8以上の場合に信頼度を上位とし、文字を表示する書体をゴシック(アンダーラインを持ちいる場合、複数の線幅の太さのアンダーラインの中で最大の線幅の太さのアンダーライン)として設定する。
【0065】
このとき、信頼度が上位のとき、地図上において地名などの表示に使用されている文字の書体と大きく異なる書体(線幅の太いアンダーライン)を用い、また、信頼度が低位のとき、地図上において用いられている文字の書体と同一の書体(線幅の細いアンダーライン)を用い、信頼度が中位のとき、地図上で地名などの表示に用いる書体に対して違いが中程度の書体を用いることとする。
そして、サーバ2は、上記文字を表示する書体(または文字データの下部に引くアンダーラインの線幅)を信頼度により変えて、事象データの信頼度を示す信頼度情報として、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの画像データを、位置情報とともに、配信要求元の携帯端末に送信する。
【0066】
すなわち、サーバ2は、信頼度が高いものから信頼度の低いものまで、順次、上記文字,シンボルマーク,アイコンを、信頼度に対応させた、文字を表示させる書体(図5)により、表示画面上に表示させる画像データとして送信する。
サーバ2は、信頼度の段階に対応させ、信頼度が高い事象データに対して、地図上で地名の表示に用いている書体と大きく異なる書体を用い、文字,及びシンボルマーク及びアイコンに表記する文字が、明確に他の地図上の文字と異なることを視認できる様に、すなわち事象データの表示を明瞭とし、信頼度の低い事象データに対して、地図上の地名の表示に用いている文字の書体に近い書体(または同一)を用い、文字,及びシンボルマーク及びアイコンに表記される文字がはっきりと視認し難い様に、すなわち、事象データのシンボル等の表示画像を不明瞭とするように、文字の書体を信頼度に対応させて変更した画像データを、携帯端末へ送信する。
【0067】
上述したように、第7の実施形態による道路情報表示システムは、携帯端末の表示画面において、信頼度に応じて文字の書体を異ならせて、事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンに表記される文字の書体を表示させるので、地点毎の事象データ間の信頼度の違いが視覚的に分かるため、従来例のように、事象データを検討するため、地図画面と信頼度が示された画面とを見比べる等して、表示画面を長く見て確認する必要がないため、走行中においても容易に信頼度の比較を行うことが可能である。
【0068】
上述したように、本発明の交通情報表示システムによれば、携帯端末の表示画面において、信頼度に応じて文字,シンボルマーク及びアイコンの表示状態を変更しているため、地図上での事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの、各地点の事象データ間の信頼度の違いを視覚的に判定することが可能であり、従来例のように、事象データを検討するため、地図画面と信頼度が示された画面とを見比べるのに比べて、表示画面を長く見て確認する必要がないため、走行中においても容易に信頼度の比較を行うことができる。
【0069】
また、第1から第7の実施形態による道路情報表示システムは、固定式センサや撮像装置の設置されていない幹線道路以外の道路を含めて、現在起こっている各種事象を示す事象データを収集し、提供者から提供されたこの事象データに対して、登録者の数により信頼性(有用性)の評価を行い、信頼性の度合いを含めて、利用者に交通情報やイベント情報などの事象データを提供するため、事象データを配信された利用者が、信頼度(登録された数)を知ることにより(登録者が1人でなく複数の場合安心する)、この信頼度により事象データの確からしさを確認することが可能となる。
【0070】
さらに、第1から第7の実施形態による道路情報表示システムは、携帯端末の表示画面の地図上において、各事象の存在する位置に、信頼度を含めた情報内容が視覚的に表示されるため、地図の表示面が小さくとも、事象データの信頼度の確認が行え、事象データ及び信頼度が少ない時間で認識でき、かつ、小さい表示画面でも、従来のように文字データを表示する領域を使用しないで、表示画面全体に地図の表示が行えるため、より地図上における事象データの認識が行いやすくなる。
【0071】
次に、本発明の実施の形態によるコンピュータが実行するためのプログラムについて説明する。
図1における道路情報表示システムにおけるコンピュータシステムのCPUが実行するためのプログラムは、本発明によるプログラムを構成する。
このプログラムを格納するための記録媒体としては、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ、磁気記録媒体等を用いることができ、これらをROM、RAM、CD−ROM、フレキシブルディスク、メモリカード等に構成して用いてよい。
【0072】
また上記記録媒体は、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部のRAM等の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持するものも含まれる。
【0073】
また上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから伝送媒体を介して、あるいは伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されるものであってもよい。上記伝送媒体とは、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体をいうものとする。
【0074】
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0075】
従って、このプログラムを図1のシステム又は装置とは異なるシステム又は装置において用い、そのシステム又は装置のコンピュータがこのプログラムを実行することによっても、上記実施の形態で説明した機能及び効果と同等の機能及び効果を得ることができ、本発明の目的を達成することができる。
【0076】
以上、本発明の一実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
【0077】
【発明の効果】
上述したように、本発明の交通情報表示システムによれば、携帯端末の表示画面において、信頼度に応じて文字,シンボルマーク及びアイコンの表示状態を変更することにより、地図上での事象データを示す文字,シンボルマーク及びアイコンの、各地点の事象データ間の信頼度の違いを視覚的に判定することが可能であり、従来例のように、事象データを検討するため、地図画面と信頼度が示された画面とを見比べる等して、表示画面を長く見て確認する必要がないため、走行中においても容易に信頼度の比較を行うことができる。
【0078】
また、本発明の交通情報表示システムによれば、携帯端末の表示画面の地図上において、各事象の存在する位置に、信頼度を含めた情報内容が視覚的に表示されるため、地図の表示画面が小さくとも事象データの信頼度の確認が行え、事象データ及び信頼度が少ない時間で認識でき、かつ、小さい表示画面でも、従来のように文字データを表示する領域を使用しないで、表示画面全体に地図の表示が行えるため、より地図上における事象データの認識が行いやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による道路情報表示システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の事象データベース4に記憶されているデータ構成を示す概念図である。
【図3】図1の車両Cに搭載されている、第1の実施形態による携帯端末(第1及び第2の実施形態において利用者が携帯する)の構成例を示すブロック部である。
【図4】第2の実施形態において、地図上に表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの画像の透明度を、信頼度に応じて変更する状態を示す概念図である。
【図5】第3,7の実施形態において、地図上に表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの画像における文字の大きさ、または書体を信頼度に応じて変更する状態を示す概念図である。
【符号の説明】
1 道路情報表示システム
2 サーバ
3 検索部
4 登録部
5 事象データベース
10 制御部
11 記憶部
12 位置検出部
13 送受信部
14 入力部
15 表示部
I 情報通信ネットワーク
C1,C2 車両
B 無線基地局
Claims (14)
- 車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示システムであり、
前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の得点に応じた細かさのモザイク状マスクをかけて、表示する画像を送信することを特徴とした道路情報表示システム。 - 車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示システムであり、
前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の得点に応じた透明度で表示する画像を送信することを特徴とした道路情報表示システム。 - 車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示システムであり、
前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じた大きさで表示する画像を送信することを特徴とした道路情報表示システム。 - 車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示システムであり、
前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に対応した表示色で表示する画像を送信することを特徴とした道路情報表示システム。 - 車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示システムであり、
前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じた明度で表示する画像を送信することを特徴とした道路情報表示システム。 - 車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示システムであり、
前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じた彩度で表示する画像を送信することを特徴とした道路情報表示システム。 - 車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示システムであり、
前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じたスタイルの文字データで表示する画像を送信することを特徴とした道路情報表示システム。 - 車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示方法であり、
前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の得点に応じた細かさのモザイク状マスクをかけて、表示する画像を送信することを特徴とした道路情報表示方法。 - 車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示方法であり、
前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の得点に応じた透明度で表示する画像を送信することを特徴とした道路情報表示方法。 - 車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示方法であり、
前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じた大きさで表示する画像を送信することを特徴とした道路情報表示方法。 - 車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示方法であり、
前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に対応した表示色で表示する画像を送信することを特徴とした道路情報表示方法。 - 車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示方法であり、
前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じた明度で表示する画像を送信することを特徴とした道路情報表示方法。 - 車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示方法であり、
前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じた彩度で表示する画像を送信することを特徴とした道路情報表示方法。 - 車両に搭載、または歩行者に携行される携帯端末から事象データが登録され、また、前記事象データが配信要求されると、配信要求元の携帯端末へ、位置情報が添付された事象データを配信する位置情報表示方法であり、
前記携帯端末の画面に表示された地図上において、対応する各位置に対して事象データを表示させる場合、表示する文字,シンボルマーク及びアイコンの少なくとも一つを、情報の登録数に応じたスタイルの文字データで表示する画像を送信することを特徴とした道路情報表示方法。
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