JPH11345376A - 防犯用器具 - Google Patents

防犯用器具

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JPH11345376A
JPH11345376A JP9111099A JP9111099A JPH11345376A JP H11345376 A JPH11345376 A JP H11345376A JP 9111099 A JP9111099 A JP 9111099A JP 9111099 A JP9111099 A JP 9111099A JP H11345376 A JPH11345376 A JP H11345376A
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Japan
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wire
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JP9111099A
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Keiko Takahashi
桂子 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】紐状線が切断又は移動により警報回路を発生さ
せるもので、紐状線の柔軟化と低コスト化。 【構成】物体間を結ぶ電気絶縁性の紐状線31が介設さ
れている電気接触子36,37の非接触により警報回路
42が不導通になっているが、切断により巻き取られる
ために電気接触子36、37が接触して警報回路42が
導通して警報が発せられる。電気回路42、巻取器具、
電気接触子36,37は、ケーシング本体1,2内に装
着されている。ケーシング本体を店内展示品などに固定
し紐状線31の他端は、店内固定物に固着される。無理
に一定距離以上に展示品を持ち運ぶと、紐状線31が断
線する。紐状線31は、正常時には全てが巻き取られな
いようにストッパ21を有している。ストッパ21は、
フックを兼用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、盗難、侵入等を警
報するための防犯用器具に関する。特に、展示品、商品
が盗難されたとき、又は建物等への侵入者による窓等の
移動を検知し、警報するための防犯用器具に関する。
【0002】
【従来の技術】スーパー等の小売店内の展示品、商品の
盗難は、大きな社会問題でありその被害は少なくはな
い。盗難防止のために展示品、商品等を展示台、商品台
に完全に固定してしまうと、善良な客がその品物を手に
とって見ることができない。そこで展示品、商品等を手
にとって動かすことができるように、盗難防止用の紐が
用いられている。展示品の自由な移動を余り妨げないよ
うな細くて柔軟な紐は、カッターで簡単に切断されてし
まう。
【0003】紐が切断された瞬間に警報が発せられる防
犯用器具が、実用新案登録第3021776号等で知ら
れている。この公知の防犯用器具は、紐として3芯線コ
ードを用いている。その3芯線コードが切断されると、
警報発振用電気回路が動作して警報が発されるようにな
っている。3芯線コードは、複数の導体線とこれら導体
線を互いに電気的に絶縁させ被覆層とからなり、重くて
屈曲自在性が悪く、展示品のより自由な移動性を損なっ
ている。
【0004】より軽く屈曲性がよく展示品、商品のより
自由な移動性を確保することができ、普及のためにより
低コストの防犯用器具が求められている。また、建物へ
の不審者の侵入を検知するものとして各種の機器、シス
テムが提案されている。しかしながら、完璧なシステム
は、コスト、設備の点で一般に普及できる状態ではな
い。小規模の機器も提案されているが、何れも取付けに
難点があったり、高価であったりであまり普及している
とはいえない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の技術
的背景に基づいてなされたものであり、次のような目的
を達成する。本発明の目的は、紐が軽く柔軟性にすぐれ
た紐状線を用いた防犯用器具を提供することにある。本
発明の他の目的は、柔軟性にすぐれ目立ちにくい紐状線
を用いた防犯用器具を提供することにある。本発明の更
に他の目的は、低コストで柔軟性にすぐれた紐状線を用
いた防犯用器具を提供することにある。本発明の更に他
の目的は、電気回路を器具本体内のみで構成し電線コー
ドを用いない防犯用器具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による防犯用器具
は、本体と、その本体に回転自在に支持され一方方向に
回転力が付勢されている回転体と、その回転体に一端が
固着されてその回転体に巻き取られ電気絶縁性である紐
状線と、その紐状線を介して電気的不導通状態に維持さ
れ接触方向に常時付勢されている電気接触子と、その電
気接触子を含む電気回路とからなり、その紐状線は、こ
れの他端部に形成され本体の中で電気接触子よりも巻き
取り方向には本体の内側に進行することができない進行
阻止部を備えている。
【0007】紐状線が切断されると、進行阻止部が電気
接触子を完全に通過して、その紐状線により接触してい
なかった電気接触子が接触してその電気回路が導通す
る。この電気回路は、例えば、警報音を発振する発振回
路、店内警報器を動作させる信号発信器等である。
【0008】本体は紐状線を通すが進行阻止部を通さな
い開口を有するように形成することにより、本発明品を
低コストで提供できる。その進行阻止部は、他の物体に
取りつけられるフックとして兼用することが好ましい。
このフックは、展示品にも店内固定物にも係合すること
ができることが好ましいが、店内固定物にのみ係合する
ように形成することがもきる。
【0009】本体は、展示品と店内固定物の両方に係合
又は固着するための係合部又は固着部を備えている。こ
の係合・固着部は、展示品にも店内固定物にも係合する
ことができることが好ましいが、店内固定物又は展示品
にのみ係合するように形成することがもきる。係合・固
着部は、ボルトで相手側物品に係合・固着することがで
きる。係合・固着部の固着力は、紐状線の張力限界より
も大きければ充分である。
【0010】紐状線として樹脂製のものフィラメントを
用いることが特に好ましい。短繊維をよりあわせた糸と
異なり、モノフィラメントは、細いが強く、電気接触子
との摩擦による磨耗が少ない。モノフィラメントとして
は、魚釣りに用いられる釣糸が好ましく、フロロカーボ
ン(商品名:クレハエース)製が好ましい。これは絶縁
性にもすぐれている。極めて細いものでも引っ張り強度
が高く、熱変形後にも同じ物性を維持する。
【0011】又は紐状線は、少なくとも一部に前記電気
接触子が接すると導電する導電部を備えたものであって
も良い。ただし導電部は、絶縁被覆された通常の電線を
剥いだものか、導電線である裸線の一部絶縁したもので
あっても良い。紐状線の他端部と本体はそれぞれに異な
る2物体に固着される。その異なる2物体は、ある時
は、店内展示品と店内固定物であり、他の時は、自転車
と柱であり、更に他の時は、自転車本体と車輪であり、
更に他の特は、1対2体の展示品、商品等例えばパソコ
ンとプリンタである。
【0012】更には、建物の窓、ドア等の建物のある部
分が移動することを検知するための防犯用であっても良
い。即ち、建物等の不審者の侵入を間接的に検知するこ
ともできる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による防犯用器具
の実施の形態1を示している。ケーシングは、本体ケー
シング1と従属ケーシング2と蓋ケーシング3とから形
成されている。固着用板4が、従属ケーシング2に固定
されている。固着用板4は、他の物体即ち本発明に係る
防犯用器具から独立した展示品、店内固定物等に本体ケ
ーシング1、従属ケーシング2等から構成される本発明
に係る防犯用器具を固着したり係合するための固着部又
は係合部を形成している。
【0014】本体ケーシング1と従属ケーシング2は、
互いに接合する接合面を有している。本体ケーシング1
と蓋ケーシング3は、接合面積が広い本体側接合部分5
と従属側接合部分6をそれぞれに有している。本体側接
合部分5と従属側接合部分6は、ねじ7により固着され
ている。蓋ケーシング3と固着用板4は、長いボルト8
aにより固着されている。
【0015】固着用板4は、従属ケーシング2に強力な
接着剤により接合されている。本体ケーシング1と従属
ケーシング2には、中央部位で互いに両側から内側にそ
れぞれに窪む本体側括れ部分8、従属側括れ部分9が形
成されている。本体側括れ部分8と従属側括れ部分9の
凹面は、単一柱面11を形成している。この単一柱面1
1に沿って、後述するように、ボルト、ドライバーが通
される。
【0016】図2は、蓋ケーシング3が取り外された状
態を示している。本体ケーシング1は、電池ボックス1
2と警報器ボックス10を形成している。電池ボックス
12は、2個の電池14を直列に接続して電源を形成す
る接続回路(図示せず)を有している。警報器ボックス
10には、警報器16が設けられている。
【0017】巻取器具13は、図3に示されるように、
従属ケーシング2の中に装置されている。巻取器具13
は、渦巻きバネ、対数螺旋バネ、ぜんまいバネ等と称さ
れ、回転体の非電気的回転駆動源として慣用される巻取
駆動部15と、この巻取駆動部15に同軸連結された紐
巻取用回転体32とから形成されている。巻取器具13
は、単体で市販されている慣用手段であるので、これ以
上の詳しい説明は省略する。
【0018】図4に示されているように、従属側接合部
分6には断面が半円柱状の溝である紐通し用半穴17が
形成されている。本体側接合部分5には、図1に示され
るように、半円柱状の溝である紐通し用半穴18が形成
されている。紐通し用半穴17と紐通し用半穴18は、
図1に示す組立状態で1つの円柱穴である紐通し用穴1
9を形成している。
【0019】紐通し用穴19は、図3に示されるよう
に、開口21を有している。紐通し用穴19は、これの
中で紐状線31が抵抗なく高速で通るように、紐状線3
1の直径よりも十分に大きい内径を有している。図3に
示されるように、紐状線31の一端部は、紐巻取用回転
体32に固着され、その他端部は進行阻止部を形成する
ストッパ33に固着されている。紐状線31を案内する
案内20が、図4に示されるように、従属側接合部分6
の内面に形成されている。
【0020】紐状線31の好ましい材料は、半透明の樹
脂製の極細のモノフィラメントである。半透明にするこ
とによりその表面での乱反射が少なく目立ちにくい。こ
のような材料は、釣糸として慣用されている。
【0021】ストッパ33は、柔らかく弾性に富んだ材
料例えば各種のエラストマー例えばナイロンエラストマ
よる形成することができる。図示するストッパ33は、
円錐面を形成する後方小径部分35aと円筒面を形成す
る前方大径部分35bとで形成されるバネである。後方
小径部分35aの円錐面上の最大直径部は、紐通し用穴
19の直径よりも大きい。フック34が、ストッパ33
に強固に固着されている。フック34は、店内固定物の
部分で人には見えない物体の後側部の相手側係合具に係
合されれる。フック34は、鍵つきで開閉自在なリング
を持ったものにすることができる。
【0022】図5は、電気回路に含まれる1対の電気接
触子の配置構造を示している。曲面電気接触子36と平
面電気接触子37が、ともに、従属ケーシング2の底壁
に固定されている。曲面電気接触子36と平面電気接触
子37の自由端部は、共に弾性的に可動である。紐状線
31を挟む曲面電気接触子36と平面電気接触子37
は、接触していない。正常時は、紐状線31は平面電気
接触子37と曲面電気接触子36の間に介設されてい
る。
【0023】図6は、防犯用器具の電気回路を示してい
る。電池14は、その正極が配電盤41の入力端子に接
続され、その負極は接地端子に接続されている。発振回
路42の入力端子40には、ある電圧が配電盤41から
供給されている。発振回路42は、高音発生用振動子4
3と複数の電磁コイル44とトランジスタ45とから構
成されている。トランジスタ45のゲート電極には、電
圧降下用抵抗46を介して配電盤41から電圧が供給さ
れている。電圧降下用抵抗46とトランジスタ45の間
に、平面電気接触子37と曲面電気接触子36とから形
成される電気接続部47が介設されている。
【0024】図2,4に示されるように、単一柱面11
に囲まれる固着用板4の両側部分51にボルト通し穴5
2が開けられている。ボルト通し穴52にボルトを通し
て単一柱面11に沿ってドライバーを通して固着用板4
を他の物品例えば店内固定物の所定のねじ穴にそのボル
トをねじ込む。このようにボルトで固着用板4を店内固
定物に固定することにより、本発明品である防犯用器具
を店内固定物、例えばカメラCに連結する。この連結は
図7に示すように、ストッパ33をつまんで紐状線31
を引き出してフック34(図7に表れず)を店内展示品
に係合する。
【0025】この状態では、紐状線31は平面電気接触
子37と曲面電気接触子36の間に介設されており、平
面電気接触子37と曲面電気接触子36は接触していな
い。図6に示す回路で、電気接続部47は開いていて導
通していない。このため、トランジスタ45は動作せ
ず、発振回路42も動作しないから、高音発生用振動子
43は無音である。店内展示物を手にとって動かしても
ストッパ33と紐巻取用回転体32の間の紐状線31の
長さが変わるだけで、電気接続部47の不導通状態は維
持されている。
【0026】店内展示物を一定領域外に持ち出そうとし
その持ち出し力が紐状線31の張力の限界を越えるか、
ストッパ33と紐巻取用回転体32の間の紐状線31を
カッター等で切断すると、ストッパ33から自由になっ
た紐状線31の他端部である自由端は、紐通し用穴19
を通り抜ける。巻取駆動部15に同軸連結された紐巻取
用回転体32の回転力により、切断されると瞬時に紐状
線31が巻き取られ、一瞬のうちに紐状線31の切断箇
所が平面電気接触子37と曲面電気接触子36の間を素
通りする。平面電気接触子37と曲面電気接触子36が
接触して、図4の電気接続部47が導通してトランジス
タ45が動作し、高音発生用振動子43が高音の警報を
発する。
【0027】高音発生用振動子43に代えて店内警報器
を動作させる無線信号を発する発振器を用いることも好
ましい。フック34を店内展示物に係合し固着用板4を
店内固定物に係合することもできる。フック34も固着
用板4も共に店内展示物に固定することもできる。フッ
ク34と固着用板4を自転車の車体とその車輪に固着す
ることもできる。
【0028】[実施の形態2]図8、9は、本発明の実
施の形態2を示す。図8は防犯用器具の外観であり、図
9(a)は、蓋ケーシング67が取り外された状態を示
している。図9(b)は、図9(a)のb−b線で切断
した断面図である。防犯用器具のケーシングは、各種部
品を実装するための本体ケーシング64と、これをカバ
ーするための蓋ケーシング67とから形成されている。
【0029】固着用板54は、本体ケーシング64と一
体に形成されている。本体ケーシング64の底板である
固着用板54は、展示ケース等に接着又はネジ固定され
部分である。固着用板54をネジ固定するときは、ネジ
孔53にネジを挿入して固定する。本体ケーシング64
と蓋ケーシング67とは、ねじ57により着脱自在に固
定されている。
【0030】蓋ケーシング67は、中央部位で互いに両
側から内側にそれぞれに細くなる部分である括れ部分5
8が形成されている。本体ケーシング64の一方側に
は、電池ボックス61とブザー外ケース60が配置され
ている。電池ボックス61の内部には、ボタン形電池6
2が配置されている。ボタン形電池62を交換可能にす
るために、本体ケーシング64には電池蓋55によりカ
バーされている。電池蓋55は、本体ケーシング64の
裏面からのみ着脱自在である。
【0031】本体ケーシング64は、展示ケース等に固
着されているのでボタン形電池62を取り出して防犯用
器具が動作しないようにすることは簡単にはできない。
電池ボックス61の上部にはブザー外ケース60が配置
され、この内部にブザー66が収納されている。ブザー
外ケース60は、ブサー内ケース65により蓋がされ、
これによりブザー66を内部に固定している。ブサー内
ケース65の上部は貫通した孔である開口59が形成さ
れており、これはブザー66の発生音をケースの外に出
すためのものである。
【0032】本体ケーシング64のほぼ中間位置には防
犯用器具の電子回路を搭載したプリント基板56が配置
されている。プリント基板56は、本体ケーシング64
に形成された挿入溝63に挿入されて固定されている。
本体ケーシング64の前方位置には、絶縁のための合成
樹脂で被覆された被覆ステンレス線71を巻き取るため
のボビン72が配置されている。
【0033】ボビン72は、被覆ステンレス線71を引
っ張ると前述した巻取器具13と同様に渦巻きバネ等か
らなるコイル73によるバネ力により巻き戻される巻取
りドラムである。従って、被覆ステンレス線71は常時
張力がかけられた状態である。被覆ステンレス線71
は、ガイド70を通した後、本体ケーシング64に形成
された開口75を通ってストッパーボタン76に止めら
れている。即ち、被覆ステンレス線71の先端は、鉛で
作られた係止部77が固定され、係止部77はストッパ
ーボタン76の中心に開けられた貫通孔78の先端に係
止されている。
【0034】被覆ステンレス線71の中間部には、一方
から板状の第1電極板79が接触して配置されている。
第1電極板79は、被覆ステンレス線71を第1電極板
79のバネ圧で押圧するように、本体ケーシング64に
ビス80により固定されている。第1電極板79と対向
する形で第2電極板81が配置され、本体ケーシング6
4にビス82により固定されている。第2電極板81
は、通常は第1電極板79にも被覆ステンレス線71に
も接触していない。
【0035】しかしながら、被覆ステンレス線71が万
引き等で断線されると、第1電極板79がその弾性力に
より第2電極板81に接触し、第1電極板79と第2電
極板81が短絡して導通し、ブザー66が鳴る。この電
子回路は、前述した実施の形態1と実質的に同一であ
り、その説明は省略する。
【0036】[実施の形態3]前述した実施の形態1及
び2は、紐状線31又は被覆ステンレス線71が切断し
たときに警報音が発せられるものであった。しかしなが
ら、前述した防犯用器具はこの機能に限定されるもので
はない。前述した防犯用器具の基本構造、電気回路を変
えることなく、紐状線31又は被覆ステンレス線71に
相当する電線90が移動したことを検知して警報音を発
するものであっても良い。
【0037】図10は、実施の形態3の接点部分を示す
図である。ストッパーボタン76が窓枠97に連結さ
れ、この窓が移動されたときに警報音を発するものであ
る。本体ケーシング64は建物の壁などの固定部分に固
定されている。ストッパーボタン76は、係止具98に
挿入されて係止されている。係止具98は、移動部材で
ある窓枠97に接着又は他の手段で固定されている。
【0038】ストッパーボタン76には、電線90の先
端が係止されている。ただし電線90の先端部分は、被
覆された被覆部91を備えている。被覆部91に連続し
て所定長さの裸電線部92が形成されている。裸電線部
92は、被覆電線の所定長さ部分だけ剥いだ部分であ
る。ただし、裸電線部92は、全体が裸電線でなく一部
の長さだけ電気が導通しないように絶縁被覆したもので
あっても良い。被覆部91は、一方から板状の第1電極
板94が接触して配置されている。
【0039】第1電極板94は、被覆部91を第1電極
板94のバネ圧で押圧している。第1電極板94と対向
する形で第2電極板95が配置され、第2電極板95も
被覆部91を第2電極板95のバネ圧で押圧している。
従って、窓枠97が開けられ移動されると、係止具98
が窓枠97に固定されているので、これに係止されてい
るストッパーボタン76が移動し裸電線部92が引っ張
られる。
【0040】このために、第1電極板94、裸電線部9
2及び第2電極板95が互いに接触し、導通することに
なるので、このために警報音が発せられる。この点につ
いては、前述した実施の形態1及び2と実質的に同一で
ある。なお、このタイプの防犯防止用器具の警報音は、
一旦発せられたらリセットしなければ止まらない回路で
あっても良い。以上詳記したように、実施の形態3の防
犯用器具は、物の移動そのものを検知できるので、建物
の窓枠、ドア等に設置して外部からの侵入を検知でき
る。
【0041】また、仮に電線90が切断されても第1電
極板94、及び第2電極板95が互いに接触し、導通す
ることになるので、このために警報音が発せられる。更
に、警報を解除するときは、ストッパーボタン76を係
止具98から手で外すのみで対応できる利点がある。
【0042】
【発明の効果】本発明による防犯用器具は、紐状線は回
路部分ではなく導線を含まないから軽く柔軟性にすぐれ
ている。また、紐状線が電気を導通させる電線の場合
は、物体の移動そのものを検知できるので、建物等の侵
入用にも使用でき、しかも取付け及び操作も簡単であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による防犯用器具の斜軸投影図
である。
【図2】図2は、蓋を取ったその防犯用器具の斜軸投影
図である。
【図3】図3は、本発明による防犯用器具の正面図であ
る。
【図4】図4は、蓋を取ったその防犯用器具の平面図で
ある。
【図5】図5は、蓋を取ったその防犯用器具の側面図で
ある。
【図6】図6は、警報回路を示す回路図である。
【図7】図7は、本発明による防犯用器具の使用状態を
示す斜軸投影図である。
【図8】図8は実施の形態2の防犯用器具の外観であ
る。
【図9】図9(a)は、蓋ケーシングが取り外された状
態を示している。図9(b)は、図8のb−b線で切断
した断面図である。
【図10】図10は、実施の形態3の接点部分を示す図
である。
【符号の説明】
1…本体ケーシング 2…従属ケーシング 4…固着用板(固着部・係合部) 14…電池 15…巻取器具 19…紐通し用穴 31…紐状線 32…紐巻取用回転体 33…ストッパ(進行阻止部) 34…フック 36…平面電気接触子 37…曲面電気接触子 64…本体ケーシング 67…蓋ケーシング 79,94…第1電極板 81,95…第2電極板 90…ワイヤー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体と、 前記本体に回転自在に支持され一方方向に回転力が付勢
    されている回転体と、 前記回転体に一端が固着されて前記回転体に巻き取られ
    電気絶縁性を有する紐状線と、 前記紐状線を介して電気的不導通状態に維持され接触方
    向に常時付勢されている電気接触子と、 前記電気接触子を含む信号を発する電気回路とからな
    り、 前記紐状線は、前記紐状線の他端部に形成され前記本体
    の中で前記電気接触子よりも巻き取り方向には本体の内
    側に進行することができない進行阻止部を備えている防
    犯用器具。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記本体に設けられ前記電気接触子が導通状態になった
    時に警報を発する発振器とからなることを特徴とする防
    犯用器具。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記本体は前記紐状線を通すが前記進行阻止部を通さな
    い開口を有していることを特徴とする盗難・侵入防止用
    器具。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記進行阻止部は、他の物体に取りつけられるフックで
    あることを特徴とする防犯用器具。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記本体は、前記本体を展示品に固着するための係合部
    を備えていることを特徴とする防犯用器具。
  6. 【請求項6】請求項1において、 前記紐状線は樹脂製のものフィラメントであることを特
    徴とする防犯用器具。
  7. 【請求項7】請求項1において、 前記紐状線は少なくとも一部に前記電気接触子が接する
    と導電する導電部を備えたものであることを特徴とする
    防犯用器具。
  8. 【請求項8】請求項1において、 前記紐状線の他端部と前記本体はそれぞれに異なる2物
    体に固着されることを特徴とする防犯用器具。
  9. 【請求項9】請求項7において、 前記異なる2物体は店内展示品と店内固定物であること
    を特徴とする防犯用器具。
JP9111099A 1998-04-01 1999-03-31 防犯用器具 Pending JPH11345376A (ja)

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JP9111099A JPH11345376A (ja) 1998-04-01 1999-03-31 防犯用器具

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008255714A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Calsonic Kansei Corp 携帯用送信機
KR100920129B1 (ko) 2008-03-28 2009-10-14 김대웅 방범 장치

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