JPH09319977A - 盗難防止装置 - Google Patents

盗難防止装置

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JPH09319977A
JPH09319977A JP13798196A JP13798196A JPH09319977A JP H09319977 A JPH09319977 A JP H09319977A JP 13798196 A JP13798196 A JP 13798196A JP 13798196 A JP13798196 A JP 13798196A JP H09319977 A JPH09319977 A JP H09319977A
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JP
Japan
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alarm
detection unit
switch
wire
unit
Prior art date
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JP13798196A
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English (en)
Inventor
Toshio Inoue
俊男 井上
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S F KK
Original Assignee
S F KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品陳列ケースの扉の開閉を検知して警報を
発しまたその警報を解除するものであって、取付けが容
易であり、自由に移設が可能で、かつ盗難防止に当って
正確な機能を有する盗難防止装置を提供する。 【解決手段】 接続ポート11a,b,…に検出ユニッ
ト1が接続されたか否かを検出する接続ポート検出部1
3と、検出ユニット1のワイヤ4が切断されたか否かを
検出するワイヤ切断検出部14と、検出ユニット1のス
イッチ部のON・OFF状態を検知するスイッチ検出部
15とを備え、接続ポート11a,b,…に検出ユニッ
ト1が接続され、かつ検出ユニット1のスイッチ部がO
N状態になると警戒状態に入り、接続ポート11a,
b,…から検出ユニット1が抜かれるか、検出ユニット
1のワイヤ4が切断されるか、又は検出ユニット1のス
イッチ部がOFF状態になると、警報発信手段20から
警報を発するとともに、警報解除器30により発信され
る警報解除信号により警報を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、商品の盗難を防
止するための盗難防止装置に係り、例えば商品陳列ケー
スの扉の開閉を検知して警報を発し、更にその警報を解
除するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ショップにおける商品陳列ケース
(ショーケース)、ストックケース等の中に保管された
商品、又は店頭に陳列してある商品の盗難を防止するた
めに、ビデオカメラ、ケース破壊検知センサ、侵入検知
センサ、又はそれらを組み合せた盗難警報システムが種
々考案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
盗難の手口は巧妙であり、少々の盗難防止装置では容易
く商品を盗まれてしまう問題があった。また、本格的な
防犯設備を導入するにはコスト面から美観上の問題を含
め、採用に踏み切れず店員等による監視の強化に頼って
いるのが現状である。
【0004】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、取付け取り扱いが容易であ
り、自由に移設が可能な構造を有し、かつ盗難防止に当
って正確な機能を持つ盗難防止装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、商品
陳列ケース等の扉に設置される開閉スイッチ部、又は商
品に取付けられるとONとなる検出スイッチ部を有し、
更にこのスイッチ部に接続されるワイヤを備えた検出ユ
ニット1,50,60,70と、これらの検出ユニット
が接続される複数の接続ポート11a,b,…と、これ
らの接続ポートに上記検出ユニットが接続されたか否か
を検出する接続ポート検出部13と、上記検出ユニット
のワイヤが切断されたか否かを検出するワイヤ切断検出
部14と、上記検出ユニットのスイッチ部のON・OF
F状態を検知するスイッチ検出部15とを備え、上記接
続ポートに上記検出ユニットが接続され、かつ上記検出
ユニットのスイッチ部がON状態になると警戒状態に入
り、上記接続ポートから上記検出ユニットが抜かれる
か、上記検出ユニットのワイヤが切断されるか、又は上
記検出ユニットのスイッチ部がOFF状態になると、警
報発信手段20から警報を発する警報装置本体10と、
警報発信手段20の警報を解除するための信号を発信す
る警報解除器30とを備えたことを特徴とする盗難防止
装置である。
【0006】請求項2の発明は、接続ポート11a,
b,…に検出ユニット1,50,60,70が接続さ
れ、かつこの検出ユニットのスイッチ部がON状態にな
ってから所定時間経過後に、警戒状態に入るものであ
る。
【0007】請求項3の発明は、複数の検出ユニット5
0,60,70が接続される接続ポート101a〜n
と、この接続ポートに上記検出ユニットが接続されたか
否かを検出する接続ポート検出部120と、上記検出ユ
ニットのワイヤが切断されたか否かを検出するワイヤ切
断検出部130と、上記検出ユニットのスイッチ部のO
N・OFF状態を検知するスイッチ検出部140を備
え、上記各検出部からの信号を警報装置本体10にワイ
ヤ150を介して送信する接続アダプタ100を備えた
ものである。
【0008】請求項4の発明は、検出ユニット1,5
0,60,70のワイヤ、又は接続アダプタ100のワ
イヤの短絡を検出して警報発信手段20から警報を発す
るものである。
【0009】請求項5の発明は、警報を発する警報装置
本体10と、その警報を解除する解除信号を発信する警
報解除器30を備え、警報解除器30から警報装置本体
10に警報解除器30側で設定したIDコードを発信
し、このIDコードが警報装置本体10側で設定したI
Dコードと一致した場合、警報装置本体10は警報解除
器30に向けて応答コードを発信し、警報解除器30は
上記応答コードが正しければ警報装置本体10に警報停
止信号を発信するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る盗
難防止装置の全体構成を示すブロック図であり、図2は
この盗難防止装置の全体斜視図を示すものである。
【0011】(実施の形態1の構成)本実施の形態1に
係る盗難防止装置は、例えば商品陳列用ガラスケースの
扉部分に設置されその開閉を検知する開閉スイッチを備
えた検出ユニット1と、この開閉スイッチが設置された
扉の開放を検知する信号に応答して警報を発する警報装
置本体10と、警報装置本体10の警報を解除する警報
解除器30とから構成されている。
【0012】検出ユニット1として、本実施の形態1で
は、例えば磁気的リードスイッチを備えた開閉スイッチ
を使用する。リードスイッチ2は公知のように磁性材料
をプレス加工した2枚のリード片を適当なオーバーラッ
プとギャップをもたせ不活性ガスと共にガラスチューブ
等の中に封入した磁気駆動形スイッチである。このリー
ドスイッチ2に近接して配置されるのがN極,S極を有
するマグネットスイッチ3(棒磁石)である。そして、
マグネチックスイッチ3のN極からS極へ向かう磁力線
の中にリードスイッチ2を近づけると、軟質強磁性材料
のリード片はその磁界の方向に向かって磁化され、それ
ぞれのリード片がN極、S極を持つようになり、接点部
はお互い引き合うように異極が誘起される。この磁気的
な吸引力がプレス加工部の機械的弾性力を上回った場合
に、リードスイッチ2の接点が閉じることになる。
【0013】上記リードスイッチ2に接続された2本の
接続線は、ワイヤ4を介して接続プラグ5に連結されて
おり、この接続プラグ5は警報装置本体10の接続ポー
ト11a,11b,…に接続されるようになっている。
【0014】警報装置本体10には、接続プラグ5が接
続される複数個の接続ポート11a,b,…が設けられ
ており、それぞれの接続ポート11a,b,…に接続プ
ラグ5が接続されると、本体10内の制御手段12に接
続検知信号が送信される。
【0015】警報装置本体10内の制御手段12は、例
えばCPU,RAM,ROM等から構成されるマイクロ
コンピュータシステムであり、接続ポート検出部13、
ワイヤ切断検出部14、開閉スイッチ検出部15、警戒
状態設定部16、電源電圧判定部17、警報解除判定部
18の各機能部を備えている。
【0016】接続ポート検出部13は、接続ポート11
a,b,…に接続プラグ5が接続されたことを受けて送
信される接続検知信号により開閉スイッチ1が接続ポー
ト11a,b,…に接続されたか否かを判定する。ワイ
ヤ切断検出部14は、検出ユニット1のワイヤ4が切断
されたか否かを検出する。開閉スイッチ検出部15は、
検出ユニット1のリードスイッチ2の接点が開放された
か否か、すなわち商品陳列ケースの扉等が開閉されたか
否かを検出する。警戒状態設定部16は、接続ポートに
接続プラグが接続され、開閉スイッチがセットされ、か
つ所定時間経過したことを条件として、警戒状態(警報
発信手段20から警報を発することができる状態)に入
る役割を果す。電源電圧判定部17は、本体10内の電
源(電池等)25の電圧を調べ、一定電圧以下となれ
ば、LED等の電源電圧表示部22を点灯させて電源電
圧値が残り少ないことを外部に知らせる役割を果す。警
報解除判定部18は、警報解除器30から発せられる解
除信号を受信して警報発信手段20による警報の発信を
解除する。
【0017】準備状態表示部21は例えばLED等で構
成され、上記所定時間の経過中点灯して外部に知らせる
ものである。また、受信部23及び送信部24はそれぞ
れ解除器30より解除信号を受信し又は送信する部位で
あり、電源スイッチ26は本体10の裏側等に設置され
電源25(乾電池等)をONさせるものである。
【0018】警報解除器30は、マイクロコンピュータ
構成の制御部31、送信部32、受信部33、送信スイ
ッチ34等から構成され、警報装置本体10に向けて警
報解除信号を送信する。
【0019】(実施の形態1の動作)まず、検出ユニッ
ト1、警報装置本体10の取付け及び設定について説明
する。最初に、検出ユニット1のリードスイッチ2及び
マグネットスイッチ3の両面テープを剥がして商品陳列
ケースの扉及び固定位置に貼り付ける。そして、下記に
詳述するように、警報装置本体10及び警報解除器30
のID設定スイッチのIDコードを合わせて設定する。
その後、警報装置本体10の裏面に設けられた電源スイ
ッチ26をONにした後、本体10の底面部の両面テー
プを剥がして警報装置本体10を検出ユニット1のワイ
ヤ4が届く範囲に固定する。
【0020】次に、図3のフローチャートにより警報装
置本体10の警戒動作及び警報動作について説明する。
【0021】警報装置本体10の制御手段12は、S2
00にて、検出ユニット1の接続プラグ5が、接続ポー
ト11a,…に接続されているか否かを接続ポート検出
部13により検出する。接続プラグ5が接続されている
か否かの判断は、各検出ポート11a,b…について独
立して行われる。従って、接続プラグ5が接続されてい
ない接続ポートは以後の警戒状態には関係しなく、当該
接続ポートに短絡のための接続プラグを挿入する必要は
ない。
【0022】S200において、接続プラグ5が接続ポ
ート11aに接続されているとすると、S201にて開
閉スイッチ検出部15により接続ポート11aに接続さ
れた検出ユニット1の開閉スイッチがONか否かを判定
する。ここで開閉スイッチがONとは商品陳列ケース等
の扉が閉められた状態をいう。
【0023】S200にて、接続プラグ5が接続ポート
11aに接続され、かつS201で開閉スイッチ1がO
Nの場合、制御手段12の警戒状態設定部16は、S2
02にて所定時間(数秒間)をカウントする。そして、
所定時間が経過するとはじめてS203にて警報発信手
段20からいつでも警報が発せられる警戒状態に入る。
このように、所定時間カウントするのは、警戒状態に入
る前に商品陳列ケースの扉等を開け閉めしたり、接続プ
ラグ5を抜き指しするための準備時間を持たせるためで
ある。また、上記所定時間カウント中は準備状態表示部
21により外部表示され、上記準備をしている店員等に
知らせる。
【0024】上記S200〜S201の接続プラグO
N、開閉スイッチONの判定は、実際には、図1の回路
に示すように、検出ユニット1の接続プラグ5を警報装
置本体10の接続ポート11aに接続し、かつ検出ユニ
ット1のリードスイッチ2を閉成すると、この接続ポー
ト11aの外部側の一対の端子間はワイヤ4を介して導
通し、これらの端子間が短絡する。制御部12はこの接
続ポート11aの各端子間の短絡を検出し、この短絡を
検出してはじめて、S203の所定時間のカウントへと
移行するものである。
【0025】次に、警報装置本体10の制御手段12が
警戒状態に入った後、開閉スイッチがOFFした場合
(S204)すなわち無断で商品陳列ケースの扉等が開
かれた場合、開閉スイッチ検出部15は直ちにOFF状
態を検知し、警報発信手段20から警報が発せられる
(S207)。また、接続プラグ5が接続ポート11か
ら抜かれた場合も接続ポート検出部13が検知し(S2
05)、警報発信手段20から警報が発せられる(S2
07)。更には、検出ユニット1のワイヤ4が切断され
た場合もワイヤ切断検出部14が検知し(S206)、
警報発信手段20から警報が発せられる(S207)。
【0026】なお、図1の実際の回路では、上記S20
4〜S206における、開閉スイッチ1のOFF状態、
接続プラグ5のOFF状態、及びワイヤ4の切断の検出
は、それぞれ接続ポート11に接続された端子間の回路
が開いてしまうことを制御手段12が検出することによ
り行うものである。
【0027】次に、図4において、警報解除器30によ
る警報発信の解除について説明する。
【0028】まず事前に、本体10及び解除器30のI
D設定スイッチによりIDコードを設定する。すなわ
ち、警報装置本体10の裏面側、及び警報解除器30の
電池蓋を開けた箇所には、それぞれID設定スイッチS
W01,SW02が配設されており、本体10の底面を
固定側に取り付ける前に、ID設定スイッチSW01,
SW02のIDコードを合わせる。図4の場合、ID設
定スイッチは各々4個のスライド式ON/OFFスイッ
チから構成されているので、16通りのIDコードの設
定が可能である。
【0029】次に、警報装置本体10の警報発信手段2
0により警報が発せられている場合、警報解除器30を
本体10に向けた状態で送信スイッチ34を入れると、
制御部31は送信部32より、解除器側スイッチSW0
2で設定したIDコード(リセット信号)を本体側の受
信部23に送信する。本体の警報解除判定部18は、上
記IDコード(リセット信号)を受け取り、このIDコ
ードが本体側のスイッチSW01で設定したIDコード
と一致するかを確認し、一致したならば応答コードを送
信部24より解除器30に向けて送信する。解除器30
の受信部33が上記応答コードを受信し、制御部31が
受信した応答コードが正しいと判断すれば警報停止信号
を送信部32を介して本体側の受信部23に送信する。
【0030】そして、本体10側では上記警報停止信号
を受信部23を介して受け取ると、警報解除判定部18
は警報発信手段20から発せられている警報を停止す
る。
【0031】上記解除動作において、解除信号の受信中
にエラーを生じたり、IDコードの不一致、応答コード
の不一致を検出した場合は、警報解除器30により警報
の解除は行われず、警報発信手段20からの警報は継続
する。
【0032】なお、上記応答コードは工場内で事前に設
定するか又はオペレータが自由に設定する。
【0033】実施の形態2.図5は実施の形態2に係る
盗難防止装置の全体構成を示す斜視図であり、図6はこ
の盗難防止装置の接続アダプタ部分を示すブロック図で
ある。
【0034】(実施の形態2の構成)この盗難防止装置
は、上記実施の形態1で説明した検出ユニット1及び警
報装置本体10を備え、さらに、警報装置本体10にワ
イヤ150により接続される接続アダプタ100と、複
数の検出ユニット50,60,70を備えたものであ
る。
【0035】接続アダプタ100には、検出ユニット5
0,60,70が接続される複数のピンジャックが配設
されており、これらのピンジャック毎に接続ポート10
1a〜nが設けられている。各接続ポート101a〜n
はマイクロコンピュータシステムで構成された制御部1
10に接続されており、この制御部110は、接続ポー
ト検出部120、ワイヤ切断検出部130、スイッチ検
出部140の各機能部を備えている。
【0036】上記検出ユニット50は、1本のワイヤを
2つ折りにしたもので、2箇所を止め具52によって束
ねられ、このワイヤに接続プラグ51が接続されてい
る。この検出ユニット50は輪の部分50aを有してお
り、この輪の部分50aを利用して商品に取付ける。例
えば、検出ユニット50を携帯型パソコンの取っ手に通
し、その接続プラグ51を輪の部分50aを通してから
接続アダプタ100のピンジャックに差し込めば、この
検出ユニット50は商品に取付けられる。
【0037】同様に、他の検出ユニット60,70も、
1本のワイヤを2つ折りにしたものである。
【0038】検出ユニット60は、小筐体63を有し、
この小筐体63の内部でリミットスイッチ64がワイヤ
に接続されている。このリミットスイッチは常開スイッ
チであり、このスイッチ64のプランジャ64aが小筐
体63の底面から突出している。この小筐体63の底面
には両面粘着テープ65が貼着されており、この小筐体
63を商品に押し付けて、この両面粘着テープ65を商
品に貼り付ける。これにより、小筐体63が商品に固定
されると共に、リミットスイッチ64のプランジャ64
aが押されて小筐体63の内側の引っ込む。その結果、
リミットスイッチ54が閉成して検出ユニット60のワ
イヤが導通する。こうして検出ユニット60を商品に連
結してから、接続プラグ61を接続アダプタ100のピ
ンジャッックに差し込む。
【0039】検出ユニット70は、クリップ72と、こ
のクリップ72に付設された小筐体73を有し、この小
筐体73の内部で、常開スイッチのリミットスイッチ7
4がワイヤの途中に接続されている。クリップ72は、
図7(a)に示すようにくの字型の2枚の小片72a,
72bのほぼ中央を相互に枢支し、これらの小片72
a,72bの一端が閉じるように、バネ(図示せず)に
よって弾性付勢したものである。このクリップの小片7
2aに小筐体73が固定され、リミットスイッチ74の
プランジャ74aが小筐体73の底と小片72aを貫
き、小片72bの孔72cから突出している。このクリ
ップ72を図7(b)に示すように開いてから、商品の
縁を両小片72a,72bで挟み込めば、この検出ユニ
ット70が商品に連結される。このとき、リミットスイ
ッチのプランジャ74aが商品に突き当って引っ込むの
で、リミットスイッチ74は閉成し、検出ユニット70
のワイヤが導通する。この後、検出ユニット70の接続
プラグ71を接続アダプタ100のピンジャックに差し
込む。
【0040】(実施の形態2の動作)次に、実施の形態
2の動作について説明する。
【0041】例えば、検出ユニット50の接続プラグ5
1を接続アダプタ100の接続ポート101aに接続す
ると、接続ポート101aから制御部110に検出出力
が送信され、制御部110の接続ポート検出部120に
よって、接続ポート101aに検出ユニット50が接続
されたことが判断される。これらは、検出ユニット6
0、70の接続プラグ61、71が、それぞれ接続ポー
ト101b,101cに接続された場合でも同様であ
る。
【0042】次に、スイッチ検出部140は、検出ユニ
ット50のスイッチが閉成されたか否かを判定し、検出
ユニット50は常に閉成されているのでスイッチONと
判定する。検出ユニット60、70の場合は、それぞれ
商品等に固定されてリミットスイッチ64,74が閉成
された場合スイッチONと判定される。
【0043】以上の判断は、実際には、例えば検出ユニ
ット50の接続プラグ51を接続アダプタ100の接続
ポート101aのピンジャックに接続すると、このピン
ジャックの一対の端子間が検出ユニット50のワイヤを
介して導通し、これらの端子間が短絡することにより行
われる。すなわち、制御部110が、このピンジャック
の各端子間の短絡を検出することにより行う。
【0044】次に、接続ポート検出部120により接続
ポートに検出ユニットが接続されたと判断され、かつス
イッチ検出部140が検出ユニットのスイッチが閉成さ
れたと判定すると、制御部110は、その旨の検出信号
をワイヤ150を介して警報装置本体10に送信する。
この検出信号を受信した本体10内の制御手段12は、
図3のS202で示した所定時間をカウントし、所定時
間を経過したことを条件として警戒状態に入る。
【0045】警戒状態に移行すると、接続アダプタ10
0の制御部110は、接続ポート検出部120により検
出ユニットの接続プラグが接続されているか、ワイヤ切
断検出部130により検出ユニットのワイヤが切断され
ていないか、スイッチ検出部140により検出ユニット
のスイッチがON状態か、をそれぞれ監視する。そし
て、スイッチがOFFした場合、接続プラグが接続ポー
トから抜かれた場合、検出ユニットのワイヤが切断され
た場合、のいずれかの場合を検出すると、制御部110
は、その旨の検出信号をワイヤ150を介して警報装置
本体10に送信する。そして、この検出信号を受け取っ
た本体1内の制御手段12は、警報発信手段20により
警報を発する。
【0046】なお、実施の形態2の検出ユニット50,
60,70は、そのまま実施の形態1の警報装置本体1
0の接続ポート11a,b…に接続できることは、図1
及び図6を見れば明らかである。
【0047】実施の形態3.実施の形態1及び実施の形
態2において、開閉スイッチ1のワイヤ4、検出ユニッ
ト50,60,70のワイヤ、及び接続アダプタ100
のワイヤ150を、2本の接続線で構成している場合、
第3者がこれらのワイヤを切断すると同時に2本の接続
線を瞬間的に短絡させると、警報装置本体10の制御手
段12又は接続アダプタ100の制御部110はワイヤ
の切断を検知することができない。
【0048】そこで、本実施の形態3では、ワイヤの短
絡をも検出し、警報を発するようにした。図8におい
て、91は検出ユニット1,50,60,70又は接続
アダプタ100のワイヤを示し、例えば2本の接続線
A,Cと1本の短絡検出線Bとにより構成している。そ
して、接続線A及びBは、警報装置本体10の制御手段
12又は接続アダプタ100の制御部110内のショー
ト検出部90に接続されている。
【0049】本実施の形態3では、検出ユニットの開閉
スイッチ又は検出スイッチ(A−C間)がクローズの場
合、実施の形態1で述べたように、図3のS203にお
いて警戒状態に入ると、それ以降ワイヤ91を故意的に
短絡しようとすると、接続線Bが短絡し、ショート検出
部90がその短絡を検出する。そして、警報発信手段2
0により警報を発する。
【0050】また、開閉スイッチ又は検出スイッチ(A
−C間)がオープンの場合は、非警戒状態ではあるが、
その場合も、ワイヤ91を故意的に短絡しようとする
と、接続線B,Cが短絡して、ショート検出部90が短
絡を検出し、警報発信手段20により警報を発するよう
にしても良い。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、接続ポート毎
に検出ユニットが接続されたか否かを検出し、接続され
た検出ユニットのスイッチ部がON状態になると警戒状
態に入るように構成されている。すなわち、検出ユニッ
トが接続ポートに接続されなければ、この接続ポートに
ついては、ワイヤの切断等の検出を行わない。このた
め、必要な検出ユニットを接続ポートに接続して、残り
の余った接続ポートをそのまま空けていれば良く、この
接続ポートに短絡ピンを接続する必要はない。
【0052】また、警戒状態に入った後、接続ポートか
ら検出ユニットが抜かれるか、検出ユニットのワイヤが
切断されるか、又は検出ユニットのスイッチ部がOFF
状態になると同時に、警報発信手段から警報を発するよ
うにしたので、商品陳列ケースを無断で開けたり、商品
から検出ユニットを引き剥がそうとしたり、接続プラグ
を引抜いたり、検出ユニットのワイヤを切断する等全て
の盗難行為に対処できる。
【0053】請求項2の発明によれば、接続ポートに検
出ユニットが接続され、かつこの検出ユニットのスイッ
チ部がON状態になってから直ちに警戒状態に入ること
なく、所定時間経過後に警戒状態に入るので、その時間
内で陳列ケースの扉の開閉、商品の取り外し、接続ポー
トの抜き差しが可能となり、警戒状態に入る前の準備時
間がとれる。
【0054】請求項3の発明によれば、複数の検出ユニ
ットが接続される接続ポートを備えた接続アダプタを警
報装置本体に取付け可能とすることにより、多様性を増
す効果を有する。
【0055】請求項4の発明によれば、検出ユニットの
ワイヤ、又は接続アダプタのワイヤの短絡を検出して警
報発信手段から警報を発するので、第三者によるワイヤ
の切断及び短絡による盗難を防止できる。
【0056】請求項5の発明によれば、警報を発する警
報装置本体と、その警報を解除する解除信号を発信する
警報解除器との間で、相互のIDコードを確認し、更
に、このIDコードが一致した場合、応答コードの確認
を行うので、警報解除信号の解読が非常に困難となり、
第三者による警報の解除が行われない効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る盗難防止装置の全体構成
を示す図である。
【図2】 実施の形態1の盗難防止装置の全体斜視図を
示す図である。
【図3】 実施の形態1の動作を示すフローチャート図
である。
【図4】 実施の形態1の警報解除器の詳細を示すブロ
ック図である。
【図5】 実施の形態2の盗難防止装置の全体斜視図を
示す図である。
【図6】 実施の形態2の接続アダプタの構成を示す図
である。
【図7】 実施の形態2の検出ユニットの詳細を示す図
である。
【図8】 実施の形態3のショート検出機構を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 開閉スイッチ、2 リードスイッチ、3 マグネッ
トスイッチ、4 ワイヤ、5 接続プラグ、10 警報
装置本体、11a〜n 接続ポート、12 制御手段、
20 警報発信手段、30 警報解除器、50,60,
70 検出ユニット、100 接続アダプタ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ON・OFF状態を検知するスイッチ部
    とこのスイッチ部に接続されるワイヤとを備えた検出ユ
    ニットと、 上記検出ユニットが接続される複数の接続ポートと、こ
    の接続ポートに上記検出ユニットが接続されたか否かを
    検出する接続ポート検出部と、上記検出ユニットのワイ
    ヤが切断されたか否かを検出するワイヤ切断検出部と、
    上記検出ユニットのスイッチ部のON・OFF状態を検
    知するスイッチ検出部とを備え、上記接続ポートに上記
    検出ユニットが接続され、かつ上記検出ユニットのスイ
    ッチ部がON状態になると警戒状態に入り、上記接続ポ
    ートから上記検出ユニットが抜かれるか、上記検出ユニ
    ットのワイヤが切断されるか、又は上記検出ユニットの
    スイッチ部がOFF状態になると、警報発信手段から警
    報を発する警報装置本体と、 上記警報発信手段の警報を解除するための信号を発信す
    る警報解除器とを備えたことを特徴とする盗難防止装
    置。
  2. 【請求項2】 上記接続ポートに上記検出ユニットが接
    続され、かつ上記検出ユニットのスイッチ部がON状態
    になってから所定時間経過後に、警戒状態に入ることを
    特徴とする請求項1記載の盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 複数の検出ユニットが接続される接続ポ
    ートと、この接続ポートに上記検出ユニットが接続され
    たか否かを検出する接続ポート検出部と、上記検出ユニ
    ットのワイヤが切断されたか否かを検出するワイヤ切断
    検出部と、上記検出ユニットのスイッチ部のON・OF
    F状態を検知するスイッチ検出部を備え、上記各検出部
    からの信号を上記警報装置本体にワイヤを介して送信す
    る接続アダプタを備えたことを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載の盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 上記検出ユニットのワイヤ、又は上記接
    続アダプタのワイヤの短絡を検出して警報発信手段から
    警報を発することを特徴とする請求項1から請求項3の
    いずれか1項に記載の盗難防止装置。
  5. 【請求項5】 警報を発する警報装置本体と、その警報
    を解除する解除信号を発信する警報解除器を備え、警報
    解除器から警報装置本体に警報解除器側で設定したID
    コードを発信し、このIDコードが警報装置本体側で設
    定したIDコードと一致した場合、警報装置本体は警報
    解除器に向けて応答コードを発信し、警報解除器は上記
    応答コードが正しければ警報装置本体に警報停止信号を
    発信することを特徴とする盗難防止装置。
JP13798196A 1996-05-31 1996-05-31 盗難防止装置 Pending JPH09319977A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110009844A (zh) * 2018-11-27 2019-07-12 杭州朗泽安防技术有限公司 一种用于商品安全的警示系统

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CN110009844A (zh) * 2018-11-27 2019-07-12 杭州朗泽安防技术有限公司 一种用于商品安全的警示系统

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